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井上学術賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

井上学術賞(いのうえがくじゅつしょう)とは、文部科学省認可の財団法人井上科学振興財団が贈呈する賞。同財団から授与される賞としては、他に井上研究奨励賞井上リサーチアウォードがある。またかつては久保亮五記念賞を授与していた。

概要

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井上学術振興財団から授与される賞であり、38学会及び財団の元選考委員、井上学術賞既受賞者から推薦を受けて選考を行い授与を行う。他の研究奨励財団との特色を出すために、基礎科学領域での研究者を表彰するために設立された財団から贈呈される。現在は、国際研究集会参加費用などの援助も行っている。

役員及び評議員は自己推薦は出来ないため、過去に受賞した研究者が理事や評議員を勤めることが多い。基礎科学分野における研究者の表彰を行っている数少ない賞の中の一つである。

沿革

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夫婦で実業を行った井上節子の遺贈された浄財を元にして、文部省(現:文部科学省)認可の財団として設立。夫婦には子供が授かれなかったため、基礎研究分野の研究者への助成を行うことを願い、茅誠司に委託された。昭和59年に最初の賞の受賞を初め財団自身と銀行などの支援によって、現在は保有財産24億円(時価)相当の財産を保有する。

これらの基本財産を元にして後述する各賞を設立し、基礎科学分野の研究者への支援及び助成を行っている。

各賞

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  1. 井上学術賞は、おおむね50歳未満の基礎科学領域で顕著な業績を上げた研究者に贈呈される賞。財団設立の昭和59年度より実施している。賞状、金メダル及び賞金200万円。
  2. 井上研究奨励賞は、おおむね35歳未満の基礎科学領域で顕著な業績を上げた研究者に贈呈される賞。財団設立の昭和59年度より実施している。賞状、銅メダル及び賞金50万円。
  3. (廃止)久保亮五記念賞は、おおむね45歳未満の基礎科学領域で顕著な業績を上げた研究者に贈呈される賞。平成9年度より実施。賞状、銀メダル及び賞金100万円。

井上学術賞受賞者

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関連項目

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外部リンク

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