マンション・アパートにおいて、入居者さまの安心・安全を守るインターホンシステムは必要不可欠な設備です。しかし、決して安くはない初期投資やメンテナンス費用など、導入やリニューアルには課題も多いのではないでしょうか。
今回は、多くの賃貸オーナーさまや管理組合さまから注目されている「インターホンリース」について、リース会社の三菱HCキャピタル株式会社さまにお話を伺いました。リースの基本的なことから、インターホンリースならではの特性、そして今後の展望まで、お役立ち情報をお届けします。
2026/03/18お役立ち情報

三菱HCキャピタル株式会社 Nさま
三菱HCキャピタル株式会社
三菱商事株式会社と株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループを主な株主とする総合ファイナンス会社。リースをはじめ、不動産や環境エネルギー分野などの幅広い事業ニーズに対応した金融サービスをグローバルに展開。
Q:リースの基本的なところから教えてください。どのような設備がリースの対象として想定されるのでしょうか?
A:
リースとは、お客さま(賃貸オーナーさまや管理組合さま)が希望される設備をリース会社が購入し、それをお客さまに一定期間定額で貸し出す賃貸借契約です。初期費用を抑えて、設備を月々定額で導入できるのが特徴です。
インターホンはもちろん、宅配ボックスや防犯カメラ等、入居者満足度や物件価値向上に直結するさまざまな住宅設備をリースで導入することが可能です。また、設備ごとに適したリース期間を選べるため、無理のないお支払い計画で導入できるのが特徴です。
住宅設備機器リースをメインに取り扱う当部では、2024年度は1万件以上のご成約をいただきました。アイホン・三菱HCキャピタルの保守付インターホンリース契約「安心パックリース」(詳細は末尾添付のカタログをご参照ください)の契約件数も、増加傾向にあります。
Q:オーナーさまが所有する賃貸マンションと、管理組合さまが運営する分譲マンションでは、インターホンの導入形態も変わってきます。それぞれのインターホンリース契約における特徴やメリット・デメリットを教えていただけますか?
A:
賃貸オーナーさま・管理組合さまに共通するメリットは主に以下3点です。
- 初期費用を抑え最新機器の導入が可能な点
- お客さまの安心をサポートできる点
(アイホンによる保守メンテナンスと、リース契約に付帯の動産総合保険※1でダブルの安心) - お手続きが簡単な点
賃貸オーナーさま特有のメリットとしては、「毎月のリース料を、原則として経費計上できる点」※2が挙げられます。毎月お支払いいただくリース料をそのまま経費として計上できるので、購入して減価償却をするよりも、月々の収支管理(収支と税金の計算含め)がわかりやすくなります。
管理組合さま特有のメリットとしては、「理事長さまの個人保証、保証料が不要」という点が挙げられます。
デメリットとしては、購入と比較して支払総額が高くなることでしょうか。
※1偶発的な損害(火災、落雷、いたずら・破壊行為、台風・暴風雨等による洪水等の水災他)を補償する保険です。「保険対象となるかどうか」や「保険金額」は保険会社により決定されるため、保険対象外となることや、保険金が修理・損害賠償費用に満たない可能性もございますのでご留意ください。
※2連結子会社含む上場会社および会社法上の大会社等、一部のお客さまは経費処理できない場合があります。お客さまの税理士もしくは会計士にご確認ください。
Q:インターホンリースの期間、リース契約終了後の流れについて教えてください。
A:
アイホン・三菱HCキャピタルの保守付インターホンリース契約「安心パックリース」は10年契約となります。保守無しのリース契約に関しては、4年~10年の選択肢がございます。
契約期間満了後は、原則以下のいずれかを選択いただきます。
- 入れ替え(新しいインターホンで新たにリース契約を締結)
- 再リース(インターホンは入れ替えず、そのままの機器で1年更新)
- 機器不要につき契約終了(原則、弊社指定倉庫に返却いただきます)
Q:住宅設備機器のリースについて、昔と今で何か変化はありますか?また、今後リース対象として増えていくと予測される設備などがあれば教えてください。
A:
以前は、「リースは分割払いとして使う手段」という考え方が中心となっておりました。一方、現在は「初期費用を抑えて計画的に設備更新をする手段」「資金を手元に残し、賃貸経営を安定させるための選択肢」など、利用される場面が増えている印象です。マンションやアパートでも、エアコンや給湯器等、身近な住宅設備にリースが使われています。
今後は、多様化する入居者ニーズや社会環境の変化に対応する「スマートロック」「EV充電設備」「エコキュート」等の、物件の付加価値向上や競争力強化につながる設備について、さらなる需要の拡大が想定されます。時代の変化に合わせて、リースも「特別なもの」から「身近な設備投資の方法」へと変わっています。
Q:インターホンリースは、賃貸オーナーさまや管理組合さまのどのような課題を解決できるとお考えですか?改めてそのメリットを教えてください。
A:
インターホンは共用部・専有部全戸一斉更新になるケースが多く、更新時には機器費用と工事費用で大きな初期費用が発生します。そこでリースを活用いただくことで、導入時の一括支出を抑え、月々定額でのお支払いに分散することが可能になります。結果として、資金繰りへの影響を抑えながら計画的な更新ができます。
また、インターホンは壊れるまで使用されることも多く、その結果、突然の故障・部品供給終了による修理不能・入居者トラブルにつながるケースがあります。そのような懸念も、リースであれば、更新時期をあらかじめ決めて「予防保全」として計画的な更新が可能になります。
Q:最後に、インターホンリースの導入を検討しているオーナーさまや管理組合さまへメッセージをお願いします。
A:
計画的な設備導入・更新を通じて、マンション・アパートの価値を持続的に高める仕組みがインターホンリースです。ぜひ、選択肢としてご検討ください。
いかがでしたでしょうか? インターホンリースが短期的なコスト削減だけでなく、長期的な視点でマンション経営・運営を支えるツールになり得ることがお分かりいただけたかと思います。入居者さまの満足度向上、物件の競争力維持、そして安定した収益確保のために、リースという新しい選択肢を検討するきっかけになればと思います。ご不明な点や具体的なご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※当記事に記載されている内容は掲載日時点の情報です。制度改正や状況の変化により、内容が変更される場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください。







