オープンソース / Open Source
Business
選挙の“スマホ投票”ソフトウェア、鍵を握るのは「オープンソース」
ベンチャー・キャピタリストのブラッドリー・タスクは、スマートフォンによるネット投票をテーマにした本を刊行したばかりだ。“スマホ投票”を実現するため独自に開発したオープンソース・ソフトウェアとそれを使った選挙のあり方について、タスクは『WIRED』に語ってくれた。
By Makena Kelly
SZ MEMBERSHIP
ガザやウクライナの“残虐行為”を捜査、世界有数のオープンソース・インテリジェンス集団Bellingcat
エリオット・ヒギンズと、Bellingcatの28,000人に及ぶデジタル・フォレンジック探偵たちは、真実に対する奇跡のような嗅覚を、そしてその限界についての確かな感覚をもち続けている。ガザでもウクライナでも、そして残虐行為がオンラインで隠蔽されているどこででも──
By Samanth Subramanian
Gear
デジタルファイルを適切に保存し、長期にわたって使えるようにする方法
今日作成した「Microsoft Word」の文書は、20年後には劣化して使えなくなっている可能性がある。文書や画像など、デジタルデータ保管時に知っておきたい3つのポイントを紹介しよう。
By Justin Pot
SZ MEMBERSHIP
AIを大手テック企業から“救済”する──ユーザーが所有するオープンソース型人工知能の可能性
現在の生成AI躍進のきっかけとなったモデル「トランスフォーマー」を世に送り出した論文著者のひとり、イリア・ポロスキン。彼はいま大手テック企業が主導する利益偏重のAI開発に懸念を抱き、「ユーザー所有のAI」をつくろうとしている。
By Steven Levy
Business
メタ「Llama 3」登場で本格化、オープン型とクローズド型AIの競争
メタが公開した最新のオープンソースのAIモデル「Llama 3」は、無料で使え、OpenAIの「GPT-4」に近い性能をもつ。オープンソース型AIが、ChatGPTやグーグル「Gemini」などのクローズドソース型を追い抜く日もそう遠くないかもしれない。
By Will Knight
SZ MEMBERSHIP
世界最強のオープンソース型AIモデル誕生の内側
スタートアップのデータブリックスはメタのLlama 2やイーロン・マスクのGrok AIを凌ぎ、OpenAIのGPT-4に肉薄するオープンソース型の大規模言語モデル「DBRX」をリリースした。
By Will Knight
Business
オープンソースAIの“神話”の先にあるもの
AI技術の危険性が叫ばれるなか、メタの「Llama 2」をはじめとするいくつかのAIモデルは、“オープン”であることを謳い文句にしている。しかし研究者たちによると、実態は異なっている場合もある。
By Will Knight
Security
“墜落”したプリゴジンのジェット機、その最後の瞬間に起きていたこと
民間軍事会社「ワグネル・グループ」のエフゲニー・プリゴジンが搭乗したとされるジェット機が墜落し、乗員乗客が死亡したと発表された。ロシアの厳しい情報統制ゆえに“事故”に関する正確な情報を集めることは困難だが、GPSなどの公開情報は「最後の瞬間」に関する手がかりを与えてくれる。
By Matt Burgess
Business
電子廃棄物を減らすために。ミキサーの設計図をオープンソース化して修理を促すスタートアップ
現代では「壊れたら買い替える」が常識になっているが、ベルリンに拠点を置くOpen Funkは、誰にでも修理ができるミキサー「re:Mix Blender」を通して、この習慣を変えようとしている。
By Jack McGovan
Security
謎が謎を呼ぶ「ノルドストリーム」爆破事件の真相に、オープンソース情報を駆使する“デジタル探偵”が迫りゆく
ロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」が人為的に爆破された事件を巡り、さまざまな“新情報”と称する真偽不明のニュースが続いている。その検証に役立っているのが、。一般公開されている情報を分析して独自の情報を読み取るオープンソース・インテリジェンス(OSINT)の手法だ。
By Matt Burgess
Security
投稿された写真や公開データが軍事作戦の手がかりに。オープンソースの情報を用いた諜報活動が加速している
ロシアによる侵攻に対抗するウクライナ側で、オープンソースの情報を用いた諜報活動が加速している。公開されたデータやSNSの投稿などを収集・分析して軍事拠点や軍需工場の位置などを探し当てるこの手法は、情報を組み合わせる精度が向上したことで活用される場面が増えている。
By Matt Burgess
Business
戦争に抗議する「プロテストウェア」が、オープンソースエコシステムの信頼を揺るがしている
ロシアによるウクライナ侵攻に抗議するコードがオープンソースのソフトウェアに組み込まれたことが原因で、複数のトラブルが発生した。コミュニティ内部からの妨害行為の根本的な予防は難しいことから、オープンソースのエコシステム全体への信頼が揺らぎかねない状況になっている。
By Lily Hay Newman
Business
超高精度な文章生成AIをオープンソースで実現:プロジェクト「EleutherAI」が目指していること
高性能な言語生成アルゴリズムとして知られる「GPT-3」の能力を、オープンソースで実現しようと試みるプロジェクト「EleutherAI」が進行している。多くのエンジニアの英知を結集して言語モデルを進化させると同時に、高精度なAIの能力を幅広い用途に“解放”していくことが狙いだ。
By Will Knight
Science
“ハッカー”たちは人工衛星の地上局も自作する:たった「1ドル」のDIYキットの実力
人工衛星の地上局を自分で組み立てられるDIYキットが注目されている。オープンソースに基づく研究者向けのキットは原価が約100ドルだが、なんと販売価格はたったの1ドル。衛星データの受信だけでなく、地上局同士が協調すれば宇宙ごみのような小さな物体も検知できるという。こうした取り組みは、宇宙技術の草の根のエコシステムを拡大する役割を期待されている。
By Lily Hay Newman
Culture
専門知識不要のゲーム制作ツール「Bitsy」は、ゲームづくりの実験場を生んだ
専門知識がなくとも、ほんの数時間で簡単なゲームがつくれるツール「Bitsy」。シンプルなツールながら、作品を集めた展示や、テーマを決めて短時間でゲームを制作するゲームジャムも開かれるほどコアなファンを獲得している。その魅力とは?
By Klint Finley
Business
“完璧”なカラー設定「Solarized」の魅力は、計算し尽くされたものだった
テキストエディターなどに採用され、その配色の美しさが多くの人々を引きつけているカラースキーム「Solarized」。反転させても関係性の変わらない16色が織りなす美しさの秘密をひも解くと、開発者による計算し尽くされた心配りが見えてきた。
By Klint Finley
Business
プログラマーの過酷な労働条件を改善せよ──中国発、オープンソースを用いた「反996」運動が目指すもの
プログラマーの過酷な労働環境の改善を求める「反996」と呼ばれる動きが、中国で広まっている。午前9時から午後9時まで週6日働く「996」の勤務が常態化していることに声を上げたのは、ふたりのソフトウェア開発者だ。オープンソースソフトウェアのライセンスに労働法の順守などを盛り込んだ「反996ライセンス」の取り組みは、果たして成功するのか?
By Klint Finley
Business
IBMはレッドハットの買収で、クラウドへのシフトを加速する
Linuxのディストリビューターとして知られるRed Hat(レッドハット)を、IBMが340億ドル(約3兆8,000億円)で買収すると発表した。クラウドサーヴィスでアマゾンやマイクロソフト、グーグルの後塵を拝する同社にとって、クラウドへのシフトは急務となる。人工知能(AI)「ワトソン」の実力が疑問視されるなど厳しい状況に置かれているIBMにとって、起死回生の一手となるのか。
By Klint Finley
Business
オープンソースのソフトを「使い放題」の有料サーヴィスに──米企業がつくる新しいエコシステム
無料で公開されているオープンソースのプログラムを、Netflixのような有償の使い放題サーヴィスとして提供するスタートアップが登場した。タイドリフト(Tidelift)が無償のソフトを法人向けのサブスクリプション方式で提供するのは、開発者たちに資金を分配すると同時に、コードに集中できる環境をつくるためだ。動き始めた新しいエコシステムは、果たしてうまく機能するのか?
By Klint Finley
Business
マイクロソフトはGitHubの買収で、オープンソースの世界にも「君臨」する
マイクロソフトがソースコードの共有プラットフォームGitHubを買収する。オープンソースの世界で君臨することを目指すマイクロソフトの最新の動きであり、同社のクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」との連携は確実に強まるだろう。しかし、そこには肝心のコミュニティの離反というリスクも潜んでいる。
By Klint Finley