WO2013187288A1

WO2013187288A1 - 簡易着脱履物

Info

Publication number: WO2013187288A1
Application number: PCT/JP2013/065510
Authority: WO
Inventors: 義基片上
Original assignee: KATAKAMI Yoshiki
Priority date: 2012-06-15
Filing date: 2013-06-04
Publication date: 2013-12-19

Abstract

　簡易に着脱できる履物を得る。　足で踏むことにより履物に足を挟持させ、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により履物の挟持を外すことにする。

Description

簡易着脱履物

　簡易に着脱できる履物に関するものである。

　簡易に着脱できる履物については、スリッパやサンダル等のように部分的な甲革、甲帯、鼻緒で保持されるものがよく使用されており、前後左右の区別無く履けるもの、粘着させるもの、足指の間に突起を引っ掛けるもの等、多数のものが存在する。

登録実用新案第３０２８０６３号公報米国特許出願公開第２００８／０３０１９７４号

　足指の間に突起を引っ掛けるものは、その使用に熟練を要し、簡単とはいかない。粘着させるものは、装着が簡単である反面、脱ぐときやその扱いに難点がある。スリッパやサンダル等は、歩く動作の流れで足を滑り込ませ、装着が簡単であるが、脱ぐときには、歩く動作の流れのままとはいかず、履物を少し前へ蹴り出すような動作あるいはその場で足踏みするような動作を必要とする。前後左右の区別無く履けるものも同様であり、特に履物中央部のみで保持されるものは、適度な保持力を維持しないと、使用中に履物がずれたり、脱げたりすることになる。

　上記課題を解決するために本発明は、足で踏むことにより履物に足を挟持させ、挟持部を中央に取付けた場合はつま先立ち状態により、また端寄りに取付けた場合に、かかと側挟持用として使用する際はつま先立ち状態により、つま先側挟持用として使用する際はかかと立ち状態により履物の挟持を外すことにした。また、足で踏むことにより履物に足を挟持させ、つま先立ち状態により履物の挟持を外すべく、履物中央もしくは全体に挟持部を備えることにする。

　本発明において、歩く動作の流れで足で踏むことにより履物を装着し、歩く動作の流れのなかで意識的につま先立ち状態をつくることにより履物を脱ぐことができる。挟持部を端寄りに取付け、つま先側挟持用として使用する際は、かかと立ち状態により履物を脱ぐので、歩く動作の流れのままとはいかないが、反対側から履物を装着する際には、かかと側挟持用として使用することもでき、いずれの箇所に挟持部を取付けたとしても、前後左右の区別無く履けるものである。使用中、履物は足を挟持しているので、履物がずれたり脱げたりしにくくなる。あえて、挟持部を端寄りに取付け、足のサイズの大きい人がかかと側挟持用として、足のサイズの小さい人がつま先側挟持用として使用し、サイズの大きな違いに対応させることも考えられる。

簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例１）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例１）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例１）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例２）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例２）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例２）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例３）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例３）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例３）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例４）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例４）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例４）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例５）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例５）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例５）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例６）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例６）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例６）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例６）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例６）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例７）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例７）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例７）簡易着脱履物の実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例７）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例７）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例８）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例８）簡易着脱履物の使用実施例を示す側面図である。（実施例８）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例８）簡易着脱履物の使用実施例を示す中央付近横断面図である。（実施例８）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例８）簡易着脱履物の実施例を示す平面図である。（実施例８）

　本発明を実施するため、履物の底板に挟持部を取付ける。挟持部は足甲の両側を挟み込むように底板から立ち上がり、適度な剛性と弾性を兼ねた部材にておおまかにはU字やW字に近い構造とする。一定以上の外力を加えることにより多少の塑性変形を生じさせ、使用者の足サイズに合わせられるよう、微調整できるものとしても良い。

　挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部から底側に向かって「く」の字形を互いに向かい合わせるように案内板を延ばすと、その上部傾斜は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ一時的にU字の内幅を押し広げ、下部傾斜は使用時の足甲両側を挟み込む役目となる。逆に足を抜き出すときは、下部傾斜が再びU字の内幅を押し広げる役目となる。（実施例１）

　挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部から底側に向かって放物線を互いに落とし込むように案内板を延ばすと、そのU字両上端付近は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ一時的にU字の内幅を押し広げ、そこに狭湾部を作りながらU字両側へ押しやられた全体が使用時の足甲両側を挟み込む役目となる。逆に足を抜き出すときは、作られた狭湾部が再びU字の内幅を押し広げる役目となる。また、柔軟な素材における同一案内板は、U字両上端部から互いにアーチ状に重なる形態でも同様に使用でき、この場合は足を水平方向に出し入れする着脱法と兼用可能で、案内板の重なり位置にゴム磁石や磁性体を埋め込めば、両形態の使い分けが容易となる。（実施例２）

　挟持部をU字両上端部内幅が少し狭まったような構造とし、U字両上端部に円柱形もしくは足甲にフィットするよう樽形の縦回転部材を配置すると、その回転部材は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ回転しながら一時的にU字の内幅を押し広げ、かつ使用時の足甲両側を挟み込む役目となる。逆に足を抜き出すときも、逆回転しながら再びU字の内幅を押し広げる役目となる。（実施例３）

　挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部に三角柱やV字柱に近似した足を受けるような形状の縦回転部材を配置し、上側から底側にかけ約３分の１回転させると、その回転部材は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ回転しながら一時的にU字の内幅を押し広げ、かつ使用時の足甲両側を挟み込む役目となる。逆に足を抜き出すときも、逆回転しながら再びU字の内幅を押し広げる役目となる。（実施例４）

　挟持部をU字両上端部内幅が少し狭まったような構造とし、U字両側内中段にアーチ状を原形とする踏み板をはめ込むと、その踏み板は足の踏み込みにより水平方向に展ばされながら一時的にU字の内幅を押し広げ、その後反転アーチ状態となりU字両上端部との間に足を挟みこむ役目となる。逆に足を抜き出すときも、蓄勢された反発力により再びU字の内幅を押し広げる役目となり、その後原形に戻る。足を水平方向に出し入れする着脱法と兼用可能で、U字両上端部に円柱形もしくは樽形の縦回転部材を配置すると、円滑な足の出し入れに有効である。（実施例５）

　挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両側は各々が単独で縦回転するべくその各中段を底板から支持されたヒンジ部に固定された状態で、W字両下端以内はアーチ状を原形とする踏み板を底板に固定もしくはW字両側下端にヒンジ連結させた状態とすると、その踏み板は足の踏み込みにより水平方向に展ばされながらW字両側下端内幅を押し広げ、同時にW字両側上端内幅を狭めてその間に足を挟みこむ役目となる。逆に足を抜き出すときは、蓄勢された反発力により足を押し上げながら、W字両側と共に原形に戻る。足を水平方向に出し入れする着脱法と兼用可能で、W字両上端部に円柱形もしくは樽形の縦回転部材を配置すると、円滑な足の出し入れに有効である。（実施例６）

　挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両下端以内は直板を原形としアーチ状にたわませた踏み板もしくは直板２枚を山成りに突合せヒンジ連結した踏み板をそれらが反転できる程度の空間を下部に確保した上でその両端部のみ底板にヒンジ固定し、W字両側は踏み板両端部付近に立ち上がるように固定すると、その踏み板は足の踏み込みにより圧縮されながら下方に沈みW字両側内幅を狭めて反転し、踏み板反転後はW字両側がその間に足を挟みこむ役目となる。逆に足を抜き出すときは、W字両側が踏み板を呼び起こし圧縮頂点後は踏み板がW字両側を初期位置に押し広げる。W字両上端部に円柱形もしくは樽形の縦回転部材を配置すると、円滑な足の出し入れに有効である。（実施例７）

　履物の底板は長円状の皿バネ凸部を上に向けその周囲を丸棒等で縁取ったような構造とする。丸棒等で縁取ることにより、挟持部と底板を連動し易くするとともに、脱履時のつま先立ち状態にて履物が大きく足側にたわまないよう底板の剛性を確保する。板状の挟持部は、足甲の両側を挟み込むように底板縁材から立ち上がり、その先端付近を足甲にフィットするよう内側に湾曲させ、底板と挟持部とによりおおまかにはW字に近い断面構造を形成する。挟持部は中央付近に配するか、幾つかに分割した上で各々に隙間を取り全体に配する。履物の底板は、足の踏み込みにより圧縮されながら下方に沈みW字両側内幅を狭めて反転し、底板反転後はW字両側がその間に足を挟みこむ役目となる。逆に足を抜き出すときは、W字両側が底板を呼び起こし圧縮頂点後は底板がW字両側を初期位置に押し広げる役目となる。この間、底板縁材は少し回転しながら、挟持部と底板を連動させる。（実施例８）

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図１、２、３は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に取付けた設定であるが、挟持部を端寄りに取付けかかと側挟持用として使用した場合も細二点鎖線で描画している。また、図４、５、６は挟持部を端寄りに取付けつま先側挟持用として使用した設定で、順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表している。なお、以降の図面および説明は挟持部を履物中央に取付けた設定である。

　図７、８、９、１０は挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字上両端部から底側に向かって「く」の字形を互いに向かい合わせるように案内板を延ばしたものである。底板１は脱履時のつま先立ち状態にて大きく足側にたわまないよう、その剛性を確保するべくフレームが埋め込まれ、これに挟持部２を固定してある。挟持部２は板材で、一枚もので構成されており、「く」の字の両下端をU字両側内へ固定していてもその役目を果たすが、離しておくことにより足甲にフィットし易くなる。図８は装着時および脱履時、図９は使用中の様子を表している。

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図１１、１２、１３は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に取付けた設定であるが、挟持部を端寄りに取付けかかと側挟持用として使用した場合も細二点鎖線で描画している。また、図１４、１５、１６は挟持部を端寄りに取付けつま先側挟持用として使用した設定で、順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表している。なお、以降の図面および説明は挟持部を履物中央に取付けた設定である。

　図１７、１８、１９、２０は挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部から底側に向かって放物線を互いに落とし込むように案内板を延ばしたものである。底板１は脱履時のつま先立ち状態にて大きく足側にたわまないよう、その剛性を確保するべくフレームが埋め込まれ、これに挟持部２を固定してある。挟持部２は板材で、案内板をU字両側内に取付けてあるが、一体成型でも良い。図１８は装着時および脱履時、図１９は使用中の様子を表している。

　図２１、２２、２３、２４、２５、２６は挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部から底側に向かって放物線を互いに落とし込むように案内板を延ばしたものを、案内板がU字両上端部から互いにアーチ状に重なる形態として使用する様子であるが、重なり位置にゴム磁石と磁性体を埋め込んでいる。図２１および図２６のように左右案内板の上下が入れ替わることもある。足を水平方向に滑り込ませて装着した後、つま先立ち状態により脱履した際は図２５のように一時的に案内板は上方に開放される。図２２は装着時および脱履時、図２３は使用中の様子を表している。

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図２７、２８、２９は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に取付けた設定であるが、挟持部を端寄りに取付けかかと側挟持用として使用した場合も細二点鎖線で描画している。また、図３０、３１、３２は挟持部を端寄りに取付けつま先側挟持用として使用した設定で、順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表している。なお、以降の図面および説明は挟持部を履物中央に取付けた設定である。

　図３３、３４、３５、３６は挟持部をU字両上端部内幅が少し狭まったような構造とし、U字両上端部に円柱形もしくは足甲にフィットするよう樽形の縦回転部材を配置したものである。底板１は脱履時のつま先立ち状態にて大きく足側にたわまないよう、その剛性を確保するべくフレームが埋め込まれ、これに挟持部２を固定してある。挟持部２は線材で、U字を並列かつ両上端部のつながった状態にし、そのつながり部を軸として回転部材３を取付けたうえ、U字両上端部内幅を少し狭めたようになっているが、そのおおまかな部分を板材としても良い。図３４は装着時および脱履時、図３５は使用中の様子を表している。

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図３７、３８、３９は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に取付けた設定であるが、挟持部を端寄りに取付けかかと側挟持用として使用した場合も細二点鎖線で描画している。また、図４０、４１、４２は挟持部を端寄りに取付けつま先側挟持用として使用した設定で、順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表している。なお、以降の図面および説明は挟持部を履物中央に取付けた設定である。

　図４３、４４、４５、４６は挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部に三角柱やV字柱に近似した足を受けるような形状の縦回転部材を配置し、上側から底側にかけ約３分の１回転させるものである。底板１は脱履時のつま先立ち状態にて大きく足側にたわまないよう、その剛性を確保するべくフレームが埋め込まれ、これに挟持部２を固定してある。挟持部２は板材で、U字両上端部に回転部材３を取付けてあるが、そのおおまかな部分を線材としても良い。脱履時に回転部材３は上側に開放されるが、U字両上端部を回転止めとして、軸に取付けられたねじりコイルばねにより、装着時の良好な角度を維持できるようになっている。図４４は装着時および脱履時、図４５は使用中の様子を表している。

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図４７、４８、４９は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に取付けた設定であるが、挟持部を端寄りに取付けかかと側挟持用として使用した場合も細二点鎖線で描画している。また、図５０、５１、５２は挟持部を端寄りに取付けつま先側挟持用として使用した設定で、順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表している。なお、以降の図面および説明は挟持部を履物中央に取付けた設定である。

　図５３、５４、５５、５６は挟持部をU字両上端部内幅が少し狭まったような構造とし、U字両側内中段にアーチ状を原形とする踏み板をはめ込んだものである。底板１は脱履時のつま先立ち状態にて大きく足側にたわまないよう、その剛性を確保するべくフレームが埋め込まれ、これに挟持部２を固定してある。挟持部２は板材で、踏み板をヒンジ固定してあるが、一体成型でも良い。踏み板は足を水平方向に出し入れする場合を想定したものである。図５４は装着時および脱履時、図５５は使用中の様子を表している。

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図５７、５８、５９は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に取付けた設定であるが、挟持部を端寄りに取付けかかと側挟持用として使用した場合も細二点鎖線で描画している。また、図６０、６１、６２は挟持部を端寄りに取付けつま先側挟持用として使用した設定で、順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表している。なお、以降の図面および説明は挟持部を履物中央に取付けた設定である。

　図６３、６４、６５、６６は挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両側は各々が単独で縦回転するべくその各中段を底板から支持されたヒンジ部に固定された状態で、W字両下端以内はアーチ状を原形とする踏み板を底板に固定させた状態とするものである。底板１は脱履時のつま先立ち状態にて大きく足側にたわまないよう、その剛性を確保するべくフレームが埋め込まれ、これに挟持部２を固定してある。挟持部２は板材で、W字両側ヒンジ軸は底板１に埋め込まれたフレームに固定されている。踏み板は足を水平方向に出し入れする場合を想定したものである。図６４は装着時および脱履時、図６５は使用中の様子を表している。

　図６７、６８、６９、７０は挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両側は各々が単独で縦回転するべくその各中段を底板１から支持されたヒンジ部に固定された状態で、W字両下端以内はアーチ状を原形とする踏み板をW字両側下端にヒンジ連結させた状態とするものである。挟持部２は板材で、W字両側ヒンジ軸は底板１に埋め込まれたフレームに固定されている。踏み板は使用中、底板１に同化する想定である。図６８は装着時および脱履時、図６９は使用中の様子を表している。

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図７１、７２、７３は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に取付けた設定であるが、挟持部を端寄りに取付けかかと側挟持用として使用した場合も細二点鎖線で描画している。また、図７４、７５、７６は挟持部を端寄りに取付けつま先側挟持用として使用した設定で、順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表している。なお、以降の図面および説明は挟持部を履物中央に取付けた設定である。

　図７７、７８、７９、８０は挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両下端以内は直板を原形としアーチ状にたわませた踏み板をそれが反転できる程度の空間を下部に確保した上でその両端部のみ底板１にヒンジ固定し、W字両側は踏み板両端部付近に立ち上がるように固定するものである。底板１は脱履時のつま先立ち状態にて大きく足側にたわまないよう、その剛性を確保するべくフレームが埋め込まれ、これに挟持部２を固定してある。挟持部２は板材で、踏み板両端ヒンジ軸は底板１に埋め込まれたフレームに固定されている。図７８は装着時および脱履時、図７９は使用中の様子を表している。

　図８１、８２、８３、８４は挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両下端以内は直板２枚を山成りに突合せヒンジ連結した踏み板をそれが反転できる程度の空間を下部に確保した上でその両端部のみ底板１にヒンジ固定し、W字両側は踏み板両端部付近に立ち上がるように固定するものである。挟持部２は板材で、踏み板両端ヒンジ軸は底板１に埋め込まれたフレームに固定されている。踏み板は使用中、底板１に同化する想定である。図８２は装着時および脱履時、図８３は使用中の様子を表している。

　使用実施例について図面を参照して説明すると、図８５、８６、８７は順に履物の装着時、使用中、脱履時の様子を表しており、挟持部を中央に配した設定である。

　図８８、８９、９０、９１において、履物の底板１は長円状の皿バネ凸部を上に向けその周囲を丸棒で縁取ったような構造とし、板状の挟持部２は、足甲の両側を挟み込むように底板縁材から立ち上がり、その先端付近を足甲にフィットするよう内側に湾曲させ、底板１と挟持部２とによりおおまかにはW字に近い断面構造を形成している。底板１および挟持部２は合成樹脂や合成ゴム等による一体成型であるが、内部に金属板を埋め込み蓄勢力を高めてもよい。図８８は装着時および脱履時、図８９は使用中の様子を表している。図９０は挟持部２を中央に配した設定であり、図９１は挟持部２を幾つかに分割した上で各々に隙間を取り全体に配した設定である。

　簡易に着脱できることで、履物の利便性を高めることが期待される。

　１　　底板
　２　　挟持部
　３　　回転部材

Claims

　挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部から底側に向かって「く」の字形を互いに向かい合わせるように案内板を延ばすと、その上部傾斜は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ一時的にU字の内幅を押し広げ、下部傾斜は使用時の足甲両側を挟み込む役目となり、逆に足を抜き出すときは、下部傾斜が再びU字の内幅を押し広げる役目となるが、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。
　挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部から底側に向かって放物線を互いに落とし込むように案内板を延ばすと、そのU字両上端付近は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ一時的にU字の内幅を押し広げ、そこに狭湾部を作りながらU字両側へ押しやられた全体が使用時の足甲両側を挟み込む役目となり、逆に足を抜き出すときは、作られた狭湾部が再びU字の内幅を押し広げる役目となるが、足を水平方向に出し入れする着脱法と兼用すべく案内板をU字両上端部から互いにアーチ状に重なる形態として使用し、案内板の重なり位置にゴム磁石や磁性体を埋め込んでその使い分けを容易にすることもできるが、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。
　挟持部をU字両上端部内幅が少し狭まったような構造とし、U字両上端部に円柱形もしくは足甲にフィットするよう樽形の縦回転部材を配置すると、その回転部材は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ回転しながら一時的にU字の内幅を押し広げ、かつ使用時の足甲両側を挟み込む役目となり、逆に足を抜き出すときも、逆回転しながら再びU字の内幅を押し広げる役目となるが、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。
　挟持部をおおまかにはU字に近い構造とし、U字両上端部に三角柱やV字柱に近似した足を受けるような形状の縦回転部材を配置し、上側から底側にかけ約３分の１回転させると、その回転部材は足の踏み込みにより足サイズの多少の違いに対応しつつ回転しながら一時的にU字の内幅を押し広げ、かつ使用時の足甲両側を挟み込む役目となり、逆に足を抜き出すときも、逆回転しながら再びU字の内幅を押し広げる役目となるが、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。
　挟持部をU字両上端部内幅が少し狭まったような構造とし、U字両側内中段にアーチ状を原形とする踏み板をはめ込むと、その踏み板は足の踏み込みにより水平方向に展ばされながら一時的にU字の内幅を押し広げ、その後反転アーチ状態となりU字両上端部との間に足を挟みこむ役目となって、逆に足を抜き出すときも、蓄勢された反発力により再びU字の内幅を押し広げる役目となり、その後原形に戻るものであって、足を水平方向に出し入れする着脱法と兼用可能で、U字両上端部に円柱形もしくは樽形の縦回転部材を配置すると、円滑な足の出し入れに有効であるが、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。
　挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両側は各々が単独で縦回転するべくその各中段を底板から支持されたヒンジ部に固定された状態で、W字両下端以内はアーチ状を原形とする踏み板を底板に固定もしくはW字両側下端にヒンジ連結させた状態とすると、その踏み板は足の踏み込みにより水平方向に展ばされながらW字両側下端内幅を押し広げ、同時にW字両側上端内幅を狭めてその間に足を挟みこむ役目となり、逆に足を抜き出すときは、蓄勢された反発力により足を押し上げながら、W字両側と共に原形に戻るものであって、足を水平方向に出し入れする着脱法と兼用可能で、W字両上端部に円柱形もしくは樽形の縦回転部材を配置すると、円滑な足の出し入れに有効であるが、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。
　挟持部をおおまかにはW字に近い構造とし、W字両下端以内は直板を原形としアーチ状にたわませた踏み板もしくは直板２枚を山成りに突合せヒンジ連結した踏み板をそれらが反転できる程度の空間を下部に確保した上でその両端部のみ底板にヒンジ固定し、W字両側は踏み板両端部付近に立ち上がるように固定すると、その踏み板は足の踏み込みにより圧縮されながら下方に沈みW字両側内幅を狭めて反転し、踏み板反転後はW字両側がその間に足を挟みこむ役目となり、逆に足を抜き出すときは、W字両側が踏み板を呼び起こし圧縮頂点後は踏み板がW字両側を初期位置に押し広げるものであって、W字両上端部に円柱形もしくは樽形の縦回転部材を配置すると、円滑な足の出し入れに有効であるが、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態もしくはかかと立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。
　履物の底板は長円状の皿バネ凸部を上に向けその周囲を丸棒等で縁取ったような構造とし、板状の挟持部は、足甲の両側を挟み込むように底板縁材から立ち上がり、その先端付近を足甲にフィットするよう内側に湾曲させ、底板と挟持部とによりおおまかにはW字に近い断面構造を形成させると、履物の底板は、足の踏み込みにより圧縮されながら下方に沈みW字両側内幅を狭めて反転し、底板反転後はW字両側がその間に足を挟みこむ役目となり、逆に足を抜き出すときは、W字両側が底板を呼び起こし圧縮頂点後は底板がW字両側を初期位置に押し広げる役目となるが、挟持部は中央付近に配するか、幾つかに分割した上で各々に隙間を取り全体に配するものとし、これらを備えることで、足で踏むことにより装着でき、つま先立ち状態により脱履できることを特徴とする簡易着脱履物。