WO2007116703A1

WO2007116703A1 - セントラルノード、基地局および移動局並びにデータ伝送方法

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Publication number: WO2007116703A1
Application number: PCT/JP2007/056283
Authority: WO
Inventors: Masayuki Motegi; Yasuhiro Kato; Wuri Andarmawanti Hapsari; Takehiro Nakamura
Original assignee: Ntt Docomo, Inc.
Priority date: 2006-03-28
Filing date: 2007-03-27
Publication date: 2007-10-18
Also published as: EP2001146A4; KR20090003245A; EP2001146A1; US20090059835A1; JPWO2007116703A1; TW200746693A; CN101411094A; JP4938001B2

Abstract

　基地局に、在圏する移動局のうち、マルチキャストグループに参加している移動局のグループ分けを行うグループ分け手段と、各グループに属する移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方と、自基地局の伝送可能な周波数帯域幅および伝送速度のうち少なくとも一方に基づいて、コンテンツに対する無線パラメータを決定し、上位局から伝送されてきたコンテンツを該マルチキャストグループに配信するコンテンツ伝送手段とを備えることにより達成される。

Description

セントラルノード、基地局および移動局並びにデータ伝送方法技術分野

[0001] 本発明は、 MBMS (Multimedia Broadcast/Multicast Service)において、マルチキャストグループを構成する複数の移動局に対してマルチキャストデータを伝送するデータ伝送技術に関し、特に、移動局および基地局で伝送可能な周波数帯域が異なる無線通信システムにおけるセントラルノード、基地局および移動局並びにデータ伝送方法に関する。

背景技術

[0002] MBMSのマルチキャストモードでは、 "Subscription^ "Service Announceme nt、 joining 、 Session Start 、 "MBMS notification、 Data Transfer 、 "Session Stop"、 "Leaving"の複数ステップがある。

[0003] "Service Announcement"は、ある程度長期間にわたり行われ、 Service Ann ouncementが行なわれて、る期間であれば、、つでもマルチキャストグループへの参加が可能である。特に、 "Joining"する場合には、 NAS (Non— Access Stratu m)の〃 MBMS Multicast Service Activation〃プロシージャが実行される。

[0004] "MBMS Multicast Service Activation〃プロシージャの中の〃 ACTIVATE

MBMS CONTEXT REQUEST"が UEから NW(RNCを介して、 SGSN、 GG SNへ）へ伝送される。この情報要素には、〃 Supportable MBMS bearer capab ilities"が含まれており、ダウンリンクの最大ビットレートを定義可能である。

非特許文献 1 : 3GPP TS 23. 246

非特許文献 2 : 3GPP TS 24. 008

非特許文献 3 : 3GPP TS 25. 346

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] し力しながら、上述した背景技術には以下の問題がある。

[0006] IMT— 2000が適用されるシステムでは、システムがサポートする周波数帯域は、 5 MHzに固定的に決められて、る。

[0007] ところで、基地局 (BTS)は、一般的に、最大周波数帯域まで伝送可能な構成とすると考えられる。しかし、周波数帯域は限られた資源であり、必要な周波数を獲得できない可能性がある。このような場合には、基地局が伝送可能な周波数帯域は、獲得した周波数帯域に依存する。例えば、基地局自体は、 20MHz対応だが、獲得した周波数帯域の関係で 5MHzの電波しか送信できない場合、基地局の能力は、 5M Hzに制限される。

[0008] 一方で、将来の移動通信システムでは、システムがサポートする周波数帯域をフレキシブルに対応させることが期待されている。この様なシステムアーキテクチャにおいて MBMSサービスを提供する場合、移動局 (UE)が受信可能な周波数帯域が、 UE 毎に異なる可能性が高い。

[0009] また、将来の移動通信システムでは、周波数帯域に限らず、 MIMO (Multi-Inpu t Multi— Output)のアンテナ、 TTI (Transmission Time Interval)、 OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing) (DGI (Guard Interval)などもフレキシブルに設定することが想定される。 IMT— 2000システムでは、これらの項目は固定的に決められて、る。

[0010] 本発明は、この点を鑑みてなされたものであり、その目的は、マノレチキャストサービスを受信する移動局の移動局能力および該マルチキャストサービスを提供する基地局の基地局能力に応じて、適切にサービスを配信することができるセントラルノード、基地局および移動局並びにデータ伝送方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0011] 上記課題を解決するため、本発明のセントラルノードは、

移動局から通知されたマルチキャストグループへの参加要求に基づ、て、既に前記マルチキャストグループに参カ卩している移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方と、参加要求を行った移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方とを比較し、該比較結果に基づいて、無線パラメータの設定を行、、コンテンツの伝送を行うコンテンツ伝送手段

を備えることを特徴の 1つとする。 [0012] このように構成することにより、既にマルチキャストグループに参カ卩している移動局に加えて、新たに移動局を該マルチキャストグループに参加させることができる。

[0013] 本発明の基地局は、

在圏する移動局のうち、マルチキャストグループに参加している移動局のグループ分けを行うグループ分け手段と、

各グループに属する移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方と、自基地局の伝送可能な周波数帯域幅および伝送速度のうち少なくとも一方に基づいて、コンテンツに対する無線パラメータを決定し、上位局から伝送されてきたコンテンツを該マルチキャストグループに配信するコンテンツ伝送手段と

を備えることを特徴の 1つとする。

[0014] このように構成することにより、移動局の受信可能な周波数帯域、基地局が伝送可能な周波数帯域を把握し、マルチキャストデータを受信する複数の移動局が共通に受信可能な周波数帯域にマルチキャストデータをスケジュールすることができる。

[0015] 本発明の移動局は、

伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方を示す情報を格納したマルチキャストグループへの参カ卩要求を生成する移動局能力通知手段と、前記参加要求を送信する送信手段と

を備えることを特徴の 1つとする。

[0016] このように構成することにより、伝送可能な周波数帯域および該伝送可能な周波数帯域と等価である伝送速度のうち少なくとも一方を示す情報を格納したマルチキャストグループへの参カ卩要求を生成することができる。

[0017] 本発明のデータ伝送方法は、

在圏する移動局のうち、マルチキャストグループに参加している移動局のグループ分けを行うグループ分けステップと、

各グループに属する移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方と、自基地局の伝送可能な周波数帯域に基づいて、コンテンツに対する無線パラメータを決定する伝送能力決定ステップと、

上位局力伝送されてきたコンテンツを該マルチキャストグループに配信するコンテンッ伝送ステップと

を有することを特徴の 1つとする。

[0018] このようにすることにより、移動局の受信可能な周波数帯域、基地局が伝送可能な周波数帯域を把握し、マルチキャストデータを受信する複数の移動局が共通に受信可能な周波数帯域にマルチキャストデータをスケジュールすることができる。

発明の効果

[0019] 本発明の実施例によれば、マルチキャストサービスを受信する移動局の移動局能力および該マルチキャストサービスを提供する基地局の基地局能力に応じて、適切にサービスを配信することができるセントラルノード、基地局および移動局並びにデータ伝送方法を実現できる。

図面の簡単な説明

[0020] [図 1]本発明の-一実施例にかかる無線通信システムを示す説明図である。

[図 2]本発明の-一実施例に：かかる移動局を示すブロック図である。

[図 3]本発明の-一実施例に：かかる基地局を示すブロック図である。

[図 4]本発明の-一実施例に：かかるアクセスゲートウェイを示すブロック図である。

[図 5]本発明の-一実施例に：かかる移動局の動作を示すフロー図である。

[図 6]本発明の-一実施例に：かかる基地局の動作を示すフロー図である。

[図 7]本発明の-一実施例に：カかるアクセスゲートウェイの動作を示すフロー -図である。

[図 8]本発明の-一実施例に：かかる基地局の動作を示すフロー図である。

[図 9]本発明の-一実施例に：カかるアクセスゲートウェイの動作を示すフロー -図である。符号の説明

[0021] 100 無線通信システム

200 コアネットワーク

300 MBMS配信サーバ

400 アクセスゲートウェイ (ACGW)

500、 500、 500 基地局

1 2

600、 600、 600、 600、 600、 600、 600 移動局発明を実施するための最良の形態

[0022] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。

なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。

[0023] 本発明の実施例に力かる無線通信システムについて、図 1を参照して説明する。

[0024] 本実施例に力かる無線通信システム 100は、コアネットワーク 200に接続された MB MS配信サーノ（BM— SC : Broadcast Multicast Service Centre) 300およびセントラルノードとしてのアクセスゲートウェイ（ACGW: Access Gateway) 400 と、アクセスゲートウェイ 400の配下に接続された基地局 500、例えば基地局 A500 および基地局 B500と、移動局 600、例えば移動局 A600、移動局 B600、移動局

2 1 2

C600、移動局 D600、移動局 E600および移動局 F600力構成される。ァクセ

3 4 5 6

スゲートウェイ 400には、例えば MME (Mobility Management Entity) /SAE (System Architecture Evolution)ケートウエイが含まれる。

[0025] アクセスゲートウェイ 400と移動局 600との間では、 NAS (Non— Access Stratu m)プロトコルが規定される。

[0026] また、基地局 500と移動局 600との間では、 AS (Access Stratum)プロトコル、例えば、 RRC (radio resource control)プロトコノレ、 MAC (Media Access Cont rol)プロトコルが規定される。 ASとして、 RRC、 MAC以外に、 RLC (Radio Link Control)、 PDCP (Packet Data Convergence Protocol)力規定される。

[0027] 本実施例においては、基地局 A500および基地局 B500から移動局 A600、移

1 2 1 動局 B600、移動局 C600、移動局 D600、移動局 E600および移動局 F600に

2 3 4 5 6 対して、同一のマルチキャストサービス、例えば MBMSサービスを提供する場合について説明する。

[0028] アクセスゲートウェイ 400は、複数の基地局 500を介して、複数の移動局 600へ共通ユーザデータを伝送する。

[0029] 各基地局 500および各移動局 600の対応可能な周波数帯域を表 1に示す。

[0030] [表 1] 5MHz 10MHz 1 5MHz 20MHz 基地局 A 〇

基地局 B 〇〇〇 O 移動局 A 〇〇〇

移動局 B 〇〇 o

移動局 c 〇 O

移動局 D 〇〇〇〇移動局 E 〇

移動局 F 〇

基地局 A500は 5MHzの周波数帯域の伝送が可能であり、基地局 B500は 20M

1 2

Hzの周波数帯域の伝送が可能である。

[0031] 移動局 A600は 15MHzの周波数帯域の伝送が可能であり、移動局 B600は 15

1 2

MHzの周波数帯域の伝送が可能であり、移動局 C600は 10MHzの周波数帯域の

3

伝送が可能であり、移動局 D600は 20MHzの周波数帯域の伝送が可能であり、移

4

動局 E600は 5MHzの周波数帯域の伝送が可能であり、移動局 F600は 5MHzの

5 6 周波数帯域の伝送が可能である。

[0032] 移動局 600は、基地局 500を介して、自移動局の能力、例えば伝送可能である周波数帯域幅を示す情報を、アクセスゲートウェイ 400に通知する。例えば、移動局は、 "Join"リクエスト (参加要求）に自移動局の伝送可能である周波数帯域幅を示す情報を格納し送信する。また、移動局は、 "Join〃リクエスト（参加要求）に自移動局の伝送可能である周波数帯域幅と等価である伝送速度を示す情報を格納して送信するようにしてもよい。

[0033] 本実施例においては、基地局 A500は、潜在能力的には、 20MHz周波数帯域まで対応可能であるが、周波数の割当ての関係上、伝送可能な周波数帯域が 5MHz に制限されて、る場合にっ、て説明する。

[0034] 基地局 500は、在圏する移動局のうち、マルチキャストグループ（MBMSグループ )に参カ卩してレ、る移動局のグループ分けを行う。 [0035] 例えば、基地局 500は、移動局の能力に因らずグループ分けを行う。例えば、基地局 500は、移動局を示す識別情報に基づいて、移動局のグループ分けを行う。例えば、基地局 500は、移動局を N個のグループ数にグループ分けを行う場合に、移動局 500を示す情報をグループ数 Nで除算した場合の剰余 (移動局を示す情報のモジュロ）を計算することにより、移動局のグループ分けを行う。

[0036] その結果、例えば、基地局 A500配下で、該マルチキャストグループに参カ卩中でマルチキャストデータ（MBMSグループデータ）を受信する移動局は、移動局 A600 、移動局 B600および移動局 C600となる。この場合、移動局 A600、移動局 B60

1 2 3 1

0および移動局 C600の受信可能な周波数帯域は、表 1に示すように、それぞれ 15

2 3

MHz, 15MHz, 10MHzである。したがって、移動局 A600、移動局 B600および

1 2 移動局 C600 1S 共通に受信可能な周波数帯域は 10MHzである。

3

[0037] この場合、基地局 A500は、 10MHz周波数帯域へ MBMSデータをスケジュールすべきである。しかし、基地局 A500は、周波数の割り当ての関係から 5MHz周波数帯域でのみ伝送可能である。したがって、基地局 A500、移動局 A600、移動局 B600および移動局 C600が共通に送受信可能な周波数帯域は 5MHzとなるため

2 3

、 5MHzの周波数帯域で MBMSデータがスケジュールされる。すなわち、自基地局が提供可能な周波数帯域が、グループに属する移動局の伝送可能な周波数帯域未満である場合、基地局が提供可能な周波数帯域で、上位局から伝送されてきたコンテンッを、該マルチキャストグループに配信する。また、自基地局が提供可能な伝送速度が、グループに属する移動局の伝送可能な伝送速度未満である場合、基地局が提供可能な伝送速度で、上位局から伝送されてきたコンテンツを、該マルチキャストグループに配信するようにしてもょ、。

[0038] 一方、例えば、基地局 B500配下で、該マルチキャストグループに参加中で MBM

2

Sデータを受信する移動局は、移動局 D600、移動局 E600および移動局 F600と

4 5 6 なる。移動局 D600、移動局 E600および移動局 F600の受信可能な周波数帯域

4 5 6

は、表 1に示すように、それぞれ 20MHz、 5MHz、 5MHzである。したがって、移動局 D600、移動局 E600および移動局 F600が共通に受信可能な周波数帯域は 5

4 5 6

MHzである。 [0039] この場合、基地局 B500は、 5MHz周波数帯域に MBMSデータをスケジュールす

2

る。基地局 B500は、 20MHzまで対応可能なため、基地局 B500は、 5MHzの周

2 2

波数帯域で MBMSデータをスケジュールすることができる。

[0040] また、例えば、基地局 500は、移動局の能力毎、例えば、移動局の受信可能な周波数帯域幅に基づいて、グループ分けを行うようにしてもよい。また、基地局 500は、移動局の受信可能な周波数帯域幅と等価である伝送速度に基づ、て、グループ分けを行うようにしてもよい。ここでは、移動局の受信可能な周波数帯域幅に基づいて、グループ分けを行う場合について説明する。

[0041] 例えば、基地局 A500配下で、該マルチキャストグループに参加中の移動局は、移動局 A600、移動局 B600および移動局 C600である。移動局 A600、移動局

1 2 3 1

B600および移動局 C600の受信可能な周波数帯域は、表 1に示すように、それぞ

2 3

れ 15MHzゝ 15MHz, 10MHzである。

[0042] 例えば、基地局 A500は、移動局 A600と移動局 B600とから構成されるマルチ

1 1 2

キャストグループ 1と、移動局 C600から構成されるマルチキャストグループ 2の 2つ

3

のマルチキャストグループにグループ分けを行う。

[0043] その結果、マルチキャストグループ 1は 15MHzの周波数帯域まで受信可能であり、マルチキャストグループ 2は 10MHz周波数帯域まで受信可能である。しかし、この場合、基地局 A500力 MHz周波数帯域のみ伝送可能なため、グループに依存せず 5MHz周波数帯域で MBMSデータをスケジュールする。

[0044] ここで、基地局 A500 1S 自基地局 A500の送信可能である周波数範囲と移動局が送信可能である周波数範囲とを比較した結果、基地局 A500が送信可能である周波数範囲が最低の周波数範囲である場合には、複数のマルチキャストグループを構成する必要は無い。すなわち、 1つのグループを構成する。

[0045] 一方、基地局 B500配下で、該マルチキャストグループに参加中で MBMSデータ

2

を受信する移動局は、移動局 D600、移動局 E600および移動局 F600である。移

4 5 6 動局 D600、移動局 E600および移動局 F600の受信可能な周波数帯域は、表 1

4 5 6

に示すように、それぞれ 20MHz、 5MHz、 5MHzである。

[0046] 例えば、基地局 B500は、移動局 D600力構成されるマルチキャストグループ 3 と、移動局 E600と移動局 F600とから構成されるマルチキャストグループ 4の 2つの

5 6

マルチキャストグループにグループ分けする。マルチキャストグループ 3は 20MHzの周波数帯域まで受信可能であり、マルチキャストグループ 4は 5MHz周波数帯域まで受信可能である。

[0047] したがって、基地局 B500は、マルチキャストグループ 3に対して 20MHzの周波数

2

帯域で MBMSデータをスケジューリングし、マルチキャストグループ 4に対して 5MH zの周波数帯域で MBMSデータをスケジューリングする。

[0048] 次に、本実施例に力かる移動局 600について、図 2を参照して説明する。

[0049] 本実施例にカゝかる移動局 600は、制御部 602と、制御部 602と接続された送信手段としての無線伝送部 604、 MBMSコンテンツ受信部 608および移動局能力通知手段としての UE capability通知部 606とを備える。無線伝送部 604は、 UE capa bility通知部 606および MBMSコンテンツ受信部 608とデータの入出力が可能である。

[0050] 制御部 602は、自移動局 600が備える各機能エンティティに対して、適切な制御を行う。例えば、制御部 602は、カロ入処理を行ったコンテンツプロバイダからコンテンツの配信がアナウンスメントされて、る否か判断する

無線伝送部 604は、アクセスゲートウェイ 400との間の無線リンク上で、シグナリングメッセージ、例えば、 NAS (Non— Access Stratum) ZMBMSコンテンツの送受信を行う。

[0051] UE capability通知部 606は、少なくとも当該移動局がサポータブルな周波数バンドを示す情報を、基地局 500を介してアクセスゲートウェイ 400に通知する。例えば、 UE capability通知部 606は、 "Join"リクエストに自移動局の伝送可能である周波数帯域幅を示す情報を格納し送信する。また、 UE capability通知部 606は、少なくとも当該移動局がサポータブルな周波数バンドと等価である最大伝送速度を示す情報を、基地局 500を介してアクセスゲートウェイ 400に通知するようにしてもよい

[0052] ここで、 UE capability通知部 606が通知する情報は、サポータブルなバンド幅に限定される必要はなぐ例えば、サポータブルな MIMOのアンテナ数、 TTI、 OFD Mにおけるガードインターバル（GI)、暗号化アルゴリズム、レイヤ 2のコンフィグレーシヨン、例えば Outer ARQ、 HARQなどの情報を通知するようにしてもよい。

[0053] MBMSコンテンツ受信部 608は、無線伝送部 604を介して、 MBMSコンテンツを受信する。

[0054] 次に、本実施例に力かる基地局 500について、図 3を参照して説明する。

[0055] 本実施例にカゝかる基地局 500は、制御部 502と、制御部 502と接続された有線伝送部 504、グループ分け手段としての移動局能力解析部 508、コンテンツ伝送手段としての MBMSコンテンツ伝送部 510、無線伝送部 506および基地局能力解析部 5 12とを備える。

[0056] 移動局能力解析部 508は、有線伝送部 504および MBMSコンテンツ伝送部 510 とデータの入出力が可能である。また、 MBMSコンテンツ伝送部 510は、無線伝送部 506とデータの入出力が可能である。

[0057] 制御部 502は、自基地局 500が備える各機能エンティティに対して、適切な制御行なう。制御部 502は、アクセスゲートウェイ 400から、自基地局のカバーするエリアに在圏し、マルチキャストグループに含まれる移動局の能力に関する情報、例えば移動局の受信可能な周波数帯域を示す情報が通知されたか否力判断する。

[0058] 無線伝送部 506は、移動局 600との間の無線リンク上で、シグナリングメッセージの送信と、 MBMSコンテンツの受信を行う。

[0059] 移動局能力解析部 508は、自基地局の配下の移動局のうちマルチキャストグループへの参加要求を行った移動局のグループ分けを行い、グループ毎に、該グループに属する移動局の能力、例えば、サポートできる周波数帯域を把握する。例えば、移動局能力解析部 508は、移動局を示す識別情報に基づいて、移動局のグループ分けを行、、各グループに属する移動局がサポートできる周波数帯域を把握する。

[0060] また、移動局能力解析部 508は、有線伝送部 504を介してアクセスゲートウェイ 40 0から通知された各移動局がサポートできる周波数バンドを示す情報に基づいて、移動局をグループ分けするようにしてもょ、。

[0061] また、移動局能力解析部 508は、有線伝送部 504を介してアクセスゲートウェイ 40 0から通知された各移動局がサポートできる周波数バンドと等価である最大伝送速度を示す情報に基づ、て、移動局をグループ分けするようにしてもょ、。

[0062] 移動局能力解析部 508は、該マルチキャストグループに含まれる移動局のサポートできる移動局能力、例えばサポートできる周波数帯域を把握し、例えば最小となる移動局能力、例えば受信可能な周波数帯域の最小値を示す情報を MBMSコンテンツ伝送部 510へ入力する。

[0063] 基地局能力解析部 512は、自基地局 500の運用状況、例えば割当てられている周波数バンドを解析し、例えばサポートできる周波数帯域を示す情報を MBMSコンテンッ伝送部 510に入力する。

[0064] MBMSコンテンツ伝送部 510は、マルチキャストグループ内の移動局の最小能力と、基地局の運用状況とを比較し MBMSコンテンツの伝送能力を決定し、基地局上位力も伝送されてきた MBMSコンテンツを該マルチキャストグループに配信する。例えば、 MBMSコンテンツ伝送部 510は、マルチキャストグループに含まれる移動局の最小移動局能力、例えば受信可能な周波数帯域幅の最小値と、自基地局の伝送可能な周波数帯域幅とを比較し、 MBMSコンテンツの伝送周波数帯域幅を決定する。

[0065] また、 MBMSコンテンツ伝送部 510は、基地局の上位局、例えばアクセスゲートゥエイ 400から伝送されてきた MBMSコンテンツを該マルチキャストグループに属する移動局に配信する。その結果、無線伝送部 506を介して、移動局 600に MBMSコンテンッが送信される。

[0066] 次に、本実施例に力かるアクセスゲートウェイ 400について、図 4を参照して説明する。

[0067] 本実施例に力かるアクセスゲートウェイ 400は、制御部 402と、制御部 402と接続された有線伝送部 404、移動局能力通知部 406、 MBMSコンテンツ伝送部 408およびマルチキャストグループ管理部 410とを備える。

[0068] 移動局能力通知部 406は、有線伝送部 404、マルチキャストグループ管理部 410 およびコンテンツ伝送手段としての MBMSコンテンツ伝送部 408とデータの入出力が可能である。また、 MBMSコンテンツ伝送部 408は、有線伝送部 404とデータの入出力が可能である。 [0069] 制御部 402は、自アクセスゲートウェイ 400が備える各機能エンティティに対して、適切な制御を行なう。例えば、移動局 600から送信されたあるマルチキャストサービスへの" Join"リクエスト（参加要求）に応じて、 "Join"リクエストメッセージに含まれる U E capability、例えば MBMS bearer capabilityを取得し、取得した UE capab ilityをマルチキャストグループ管理部 410に転送する。例えば、制御部 402は、参カロ要求を行った移動局の伝送可能な周波数帯域および該伝送可能な周波数帯域と等価である伝送速度のうち少なくとも一方を示す情報を取得し、マルチキャストグループ管理部 410に転送する。

[0070] 有線伝送部 404は、自アクセスゲートウェイ 400と基地局 500との間で、シグナリングメッセージ受信と、 MBMSコンテンツの送信を行う。

[0071] 移動局能力通知部 406は、マルチキャストグループに含まれる移動局が有する移動局の能力、例えば移動局の受信可能な周波数帯域を示す情報を、基地局 500に対して、例えばシグナリングメッセージを用いて通知する。また、移動局能力通知部 4 06は、移動局の受信可能な周波数帯域と等価である最大伝送速度を示す情報を通知するようにしてちょい。

[0072] マルチキャストグループ管理部 410は、移動局 600が送信する" Join"メッセージにしたがって、移動局 600があるマルチキャストグループに Joinする受付けを行う。また、マルチキャストグループ管理部 410は、該マルチキャストグループに参加する移動局の管理を行う。例えば、マルチキャストグループ管理部 410は、参カ卩要求を行った移動局の伝送可能な周波数帯域および該伝送可能な周波数帯域と等価である伝送速度のうち少なくとも一方を示す情報を格納する。

[0073] MBMSコンテンツ伝送部 408は、マルチキャストグループ管理部 410において管理されているマルチキャストグループに含まれる移動局に対し、該 MBMSコンテンツを伝送する。

[0074] 次に、本実施例に力かる無線通信システムの動作について、図 5〜図 7を参照して説明する。

[0075] ここでは、移動局 600、基地局 500およびアクセスゲートウェイ 400に分けて、その動作について説明する。 [0076] 移動局 600の動作フローについて、図 5を参照して説明する。

[0077] 移動局 600は、事前にコンテンツプロバイダとの間で加入処理を行う。

[0078] 制御部 602は、加入処理を行ったコンテンツプロバイダ力コンテンツの配信がァナウンスメントされてヽる否か判断する（ステップ S502)。

[0079] コンテンツの配信のアナウンスが行われていない場合 (ステップ S502 : NO)、およびコンテンツの配信のアナウンスが行われている場合にユーザがそのコンテンツに興味がある力否かを判断した結果、該コンテンツの配信を要求しな、場合には当該処理を終了する。

[0080] 一方、コンテンツの配信のアナウンスが行われている場合 (ステップ S502 : YES)に、ユーザが興味あるコンテンツの配信を要求した場合、 UE capability通知部 606 は、基地局 500を介してアクセスゲートウェイ 400に対してシグナリングメッセージを用いて UE capability (移動局能力）、例えば、自移動局の伝送可能である周波数帯域幅を示す情報を通知する (ステップ S504)。その結果、自移動局の伝送可能である周波数帯域を示す情報は、基地局 500を介して、アクセスサーバ 400に送信される。

[0081] 次に、基地局 500の動作フローについて、図 6を参照して説明する。

[0082] 制御部 502は、アクセスゲートウェイ 400から、自基地局のカバーするエリアに在圏し、マルチキャストグループに含まれる移動局の能力に関する情報、例えば移動局の受信可能な周波数帯域を示す情報が通知された力否か判断する (ステップ S602)。

[0083] アクセスゲートウェイ 400から、移動局の能力に関する情報が通知されて、な、場合 (ステップ 602 : NO)、当該処理を終了する。

[0084] 一方、アクセスゲートウェイ 400から、移動局の能力に関する情報が通知されて、る場合 (ステップ S602 : YES)、移動局能力解析部 508は、アクセスゲートウェイ 400から通知されたマルチキャストグループに含まれる移動局の能力のうち、最小となる UE capability求め、 MBMSコンテンツ伝送部 510に入力する。また、基地局能力解析部 512は、自基地局 500の運用状況、例えば基地局 500の伝送可能な周波数帯域を示す情報を MBMSコンテンツ伝送部 510に入力する。

[0085] MBMBコンテンツ伝送部 510は、入力された最小となる UE capabilityと、自基地局 500の伝送可能な周波数帯域とを比較する (ステップ S604)。

[0086] 最小 UE capabilityが基地局の伝送可能な周波数帯域以上である場合 (ステップ

S604： YES)、 MBMSコンテンツ伝送部 510は、基地局 500の伝送可能な周波数帯域にあわせて、コンフィグレーションを行う（ステップ S606)。

[0087] 一方、最小 UE capabilityが基地局の伝送可能な周波数帯域以上でない場合（ステップ S604 :NO)、 MBMSコンテンツ伝送部 510は、最小 UE capabilityにあわせて、コンフィグレーションを行う（ステップ S608)。

[0088] 次に、 MBMSコンテンツ伝送部 510は、アクセスゲートウェイ 400から該 MBMSコンテンッのデータトランスファが開始、例えばセッションスタートプロシージャが起動されたか否か判断する (ステップ S610)。

[0089] データトランスファが開始されていない場合 (ステップ S610 :NO)、ステップ S610 に戻る。

[0090] 一方、データトランスファが開始された場合 (ステップ S610 : YES)、 MBMSコンテンッ伝送部 510は、ステップ S606あるいはステップ 608で設定されたコンフィグレーシヨンに応じて、スケジューリングを行い、データの伝送を行う（ステップ S612)。

[0091] アクセスゲートウェイ 400の動作について、図 7を参照して説明する。

[0092] アクセスゲートウェイ 400は、制御部 402において、移動局 600からある MBMSサ一ビスへの" Join"リクエストがあるか否か判断する（ステップ S 702)。

[0093] 移動局 600から" Join"リクエストがないと判断した場合 (ステップ S 702 : NO)、当該処理を終了する。

[0094] 一方、移動局 600からある MBMSサービスへの" Join"リクエストがあると判断された場合 (ステップ S702 : YES)、制御部 402は、該" Join"リクエストメッセージに含まれる UE capability、例えば MBMS bearer capabilityを取得する（ステップ S 7 04)。

[0095] 次に、制御部 402は、ステップ S 704において取得した UE capabilityをマルチキヤストグループ管理部 410に転送する。

[0096] 次に、移動局能力通知部 406は、ステップ S704において取得した UE capabilit yを、有線伝送部 404を介して、基地局 500へ転送する (ステップ S706)。 [0097] 次に、 MBMSコンテンツ伝送部 408は、 MBMS配信サーバ（BM— SC) 300力ら MBMSコンテンツが伝送されてきたか否か判断する（ステップ S708)。

[0098] MBMS配信サーバ 300から MBMSコンテンツが伝送されて!ヽな、場合 (ステップ S708 :NO)、ステップ S708へ戻る。

[0099] 一方、 MBMS配信サーノ 300から MBMSコンテンツが伝送されている場合 (ステップ S708 : YES)、 MBMS伝送部 408は、マルチキャストグループ管理部 410を参照し、 MBMSコンテンツを送信するマルチキャストグループに対して、該 MBMSコンテンッを転送する (ステップ S710)。

[0100] 次に、本発明の他の実施例に力かる無線通信システムについて説明する。

[0101] 本実施例に力かる無線通信システムの構成は、上述した実施例にかかる無線通信システムと同様である力基地局 500、移動局 600のコンフィグレーションが異なる。

[0102] 図 1を参照して説明する。

[0103] 基地局 A500および基地局 B500は、 20MHz周波数帯域まで伝送可能である。

1 2

[0104] 各移動局が受信可能な周波数帯域を、表 2に示す。

[0105] [表 2]

移動局 A600は 20MHzの周波数帯域の伝送が可能であり、移動局 B600は 20

1 2

3

4

動局 E600は 20MHzの周波数帯域の伝送が可能であり、移動局 F600は 5MHz

5 6 の周波数帯域の伝送が可能である。 [0106] 基地局 A500および基地局 B500の配下の移動局 500は、 "Join"リクエストを行う

1 2

。基地局 A500および基地局 B500は、 "Join"リクエストにしたがって、異なる応答

1 2

を行う。

[0107] 基地局 A500の配下の移動局 A600および移動局 B600がセッションを開始（Se

1 1 2 ssion Start)した後に、移動局 C600が該マルチキャストグループに Joinする場合

3

について説明する。この場合、移動局 A600および移動局 B600は、 Join済である

1 2

[0108] サービスアナウンスメントで、契約済みのマルチキャストサービスの伝送を認識した移動局 C600は、アクセスゲートウェイ 400に対して、該マルチキャストグループへの

3

"Join"リクエストを送信する。

[0109] アクセスゲートウェイ 400は、移動局 C600の" Join"リクエストに含まれる UE capa

3

bilityを取得し、該マルチキャストグループへの" Join"を受付ける。

[0110] ここで、アクセスゲートウェイ 400が、基地局 A500に対して、移動局 C600の UE

1 3 capabilityを通知するようにしてもよい。ただし、基地局 A500は、データ伝送開始中には、 "Join"を認めず、データ伝送終了後に、移動局 C600の能力にあわせて、

3

コンフィグレーションの変更を行い、該変更に伴って、 MBMSの無線アクセスベアラ、すなわち無線パラメータを再設定する。基地局 A500は、 MBMSの無線アクセスベアラの再設定後、次回データ伝送力移動局 A600、移動局 B600および移動

1 2

局 C600へ送信する MBMSコンテンツのスケジュールを行う。

3

[0111] 次に、基地局 B500の配下の移動局 D600および移動局 E600がセッションを開

2 4 5

始（Session Start)した後に、移動局 F600が該マルチキャストグループに Joinす

6

る場合について説明する。この場合、移動局 D600および移動局 E600は、 Join済

4 5 である。

[0112] サービスアナウンスメントで、契約済みのマルチキャストサービスの伝送を認識した移動局 F600は、アクセスゲートウェイ 400に対して、該マルチキャストグループへの

6

"Join"リクエストを送信する。

[0113] アクセスゲートウェイ 400は、移動局 F600の" Join"リクエストに対して、拒否（リジェ

6

タト)する応答を行う。ただし、アクセスゲートウェイ 400は、セッション終了後、次回のセッションスタート時である場合には、該 "Join"リクエストに対して受付を行うようにしてもよい。この場合、基地局 B500は、マルチキャストグループを移動局 F600にあ

2 6 わせて構成し、 MBMSの無線アクセスベアラ、すなわち無線パラメータを設定する。

[0114] 本実施例に力かる移動局、基地局およびアクセスゲートウェイの構成は、図 2、図 3 および図 4を参照して説明した移動局、基地局およびアクセスゲートウェイの構成と同様であるため、その説明を省略する。

[0115] 次に、本実施例に力かる無線通信システムの動作について、図 8および図 9を参照して説明する。

[0116] ここでは、基地局 500およびアクセスゲートウェイ 400に分けて、その動作について説明する。移動局 500の動作については、上述した実施例に力かる移動局の動作と同様である。

[0117] 基地局 500の動作フローについて、図 8を参照して説明する。

[0118] 基地局 500の制御部 502は、アクセスゲートウェイ 400から MBMS bearerのコンフィグレーシヨン Zリコンフィグレーションを受信したか否か判断する（ステップ S802)

[0119] アクセスゲートウェイ 400から MBMS bearerのコンフィグレーション Zリコンフィグレーシヨンを受信していない場合 (ステップ S802 : NO)、当該処理を終了する。

[0120] 一方、アクセスゲートウェイ 400から MBMS bearerのコンフィグレーション Zリコンフィグレーシヨンを受信した場合 (ステップ S802 : YES)、 MBMSコンテンツ伝送部 5 10は、指定されたコンフィグレーションに設定し、データトランスファされてきた MBM Sコンテンツを伝送する（ステップ 804)。例えば、 MBMSコンテンツ伝送部 510は、基地局能力解析部 512により入力された最小となる UE capabilityと、自基地局 50 0の伝送可能な周波数帯域とを比較し、比較結果に応じて、コンフィグレーションする

[0121] アクセスゲートウェイ 400の動作について、図 9を参照して説明する。

[0122] アクセスゲートウェイ 400は、制御部 402において移動局 600からマルチキャストグループへの" Join"リクエストがあるか否か判断する（ステップ 902)。

[0123] 移動局 600から該マルチキャストグループへ" Join"リクエストがないと判断された場合 (ステップ S902 :NO)、当該処理を終了する。

[0124] 一方、移動局 600からマルチキャストグループへの" Join"リクエストがあると判断された場合 (ステップ S902 : YES)、制御部 402は、マルチキャストグループ管理部 41

0へ該" Join"リクエストを転送する（ステップ S 904)。

[0125] マルチキャスト管理部 410は、入力された" Join"リクエストに格納された該移動局の

UE capabilityを参照し、 UE capabilityが、マルチキャストグループに含まれるどの移動局の UE capability未満であるか否かを判断する（ステップ S906)。

[0126] UE capabilityが、マルチキャストグループに含まれるどの移動局の UE capabil ity未満でな、と判断された場合 (ステップ S906： NO)、マルチキャスト管理部 410 は、マルチキャストグループへの" Join"を許可する（ステップ S908)。 MBMSコンテンッ伝送部 408は、該 UEに個別に MBMS bearerの設定を行う（ステップ S908)。

[0127] 次に、 MBMSコンテンツ伝送部 408は、 MBMS bearerの設定が完了したか否か判断する (ステップ S910)

MBMS bearerの設定が完了した場合 (ステップ S910 : YES)、 MBMSコンテンッ伝送部 408は、 MBMSコンテンツの伝送を開始する（ステップ S912)。

[0128] 一方、 MBMS bearerの設定が完了していない場合 (ステップ S910 :NO)、ステップ S 910に戻る。

[0129] ステップ S906における判断の結果、該 UEの UE capabilityが、マルチキャストグループに含まれるどの移動局の UE capability未満であると判断された場合 (ステップ S906 ; YES)、制御部 402は、セッション中でデータトランスファを行っているか否か判断する (ステップ S914)。

[0130] セッションスタート後でデータトランスファを行っている場合 (ステップ S914 : YES)、ステップ S914に戻る。

[0131] 一方、セッション中で無い場合 (ステップ S914 :NO)、該 UEがマルチキャストグループに" Join"したことによりコンフィグレーションが変更されるため、 MBMSコンテンッ伝送部 408はマルチキャストグループの MBMS bearerを再設定する（ステップ S 916)。

[0132] 上述した実施例では、 1基地局が 1セルを持つ場合について説明したが、一般的な、無線通信システムでは、 1基地局が複数セルを持つ。その場合には、上記に説明した事柄は、基地局をセルと読み替えることにより、 1基地局が複数のセルを備える場合にも適用できる。

[0133] 本発明の実施例によれば、基地局は、移動局の受信可能な周波数帯域、基地局が伝送可能な周波数帯域を把握し、 MBMSデータを受信する複数の移動局が共通に受信可能な周波数帯域に MBMSデータをスケジュールする。このようにすることにより、周波数帯域がフレキシブルに設定可能なシステムにおいて、 MBMSデータを効率的に伝送できる。

[0134] また、本発明の実施例によれば、 SAEZLTEシステムにおいて、 MBMSデータを受信するグループ内の、能力の異なる移動局に対して、公平に MBMSデータを伝送することができる。

[0135] 本国際出願は、 2006年 3月 28日に出願した日本国特許出願 2006— 089423号に基づく優先権を主張するものであり、 2006— 089423号の全内容を本国際出願に援用する。

産業上の利用可能性

[0136] 本発明に力かるセントラルノード、基地局および移動局並びにデータ伝送方法は、無線通信システムに適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 移動局力通知されたマルチキャストグループへの参加要求に基づいて、既に前記マルチキャストグループに参カ卩している移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方と、参加要求を行った移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方とを比較し、該比較結果に基づいて、無線パラメータの設定を行、、コンテンツの伝送を行うコンテンツ伝送手段；

を備えることを特徴とするセントラルノード。

[2] 請求項 1に記載のセントラルノードにぉ、て：

前記コンテンツ伝送手段は、マルチキャストグループへの参加要求を行った移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方が、既に前記マルチキャストグループに参加している移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方未満である場合、送信しているコンテンツの伝送が終了後、無線ノメータの設定を行うことを特徴とするセントラルノード。

[3] 請求項 1に記載のセントラルノードにぉ、て：

前記コンテンツ伝送手段は、セッション開始後のマルチキャストデータ伝送中に、マルチキャストグループへの参加要求があった場合、データ伝送終了後に、無線パラメ一タを再設定することを特徴とするセントラルノード。

[4] 請求項 1に記載のセントラルノードにぉ、て：

前記コンテンツ伝送手段は、セッション開始後に、マルチキャストグループへの参カロ要求があった場合、該当セッション終了後に無線パラメータを再設定することを特徴とするセントラルノード。

[5] 在圏する移動局のうち、マルチキャストグループに参加している移動局のグループ分けを行うグループ分け手段；

各グループに属する移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方と、自基地局の伝送可能な周波数帯域幅および伝送速度のうち少なくとも一方に基づいて、コンテンツに対する無線パラメータを決定し、上位局から伝送されてきたコンテンツを該マルチキャストグループに配信するコンテンツ伝送手段；

を備えることを特徴とする基地局。

[6] 請求項 5に記載の基地局において：

前記グループ分け手段は、移動局を示す識別情報に基づいて、移動局のグループ分けを行うことを特徴とする基地局。

[7] 請求項 5に記載の基地局において：

前記グループ分け手段は、移動局の伝送可能な周波数帯域幅に基づいて、ダループ分けを行うことを特徴とする基地局。

[8] 請求項 5に記載の基地局において：

コンテンツ伝送手段は、自基地局の伝送可能な周波数帯域が、グループに属する移動局の伝送可能な周波数帯域ある!、は伝送速度未満である場合、基地局が伝送可能な周波数帯域あるいは伝送速度を使用して、上位局から伝送されてきたコンテンッを、該マルチキャストグループに配信することを特徴とする基地局。

[9] 伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方を示す情報を格納したマルチキャストグループへの参カ卩要求を生成する移動局能力通知手段；

前記参加要求を送信する送信手段；

を備えることを特徴とする移動局。

[10] 在圏する移動局のうち、マルチキャストグループに参加している移動局のグループ分けを行うグループ分けステップ；

各グループに属する移動局の伝送可能な周波数帯域および伝送速度のうち少なくとも一方と、自基地局の伝送可能な周波数帯域に基づいて、コンテンツに対する無線パラメータを決定する伝送能力決定ステップ；

上位局力伝送されてきたコンテンツを該マルチキャストグループに配信するコンテンッ伝送ステップ；

を有することを特徴とするデータ伝送方法。