WO2007020815A1

WO2007020815A1 - 空気調和機

Info

Publication number: WO2007020815A1
Application number: PCT/JP2006/315474
Authority: WO
Inventors: Hidehiko Kataoka
Original assignee: Daikin Industries, Ltd.
Priority date: 2005-08-12
Filing date: 2006-08-04
Publication date: 2007-02-22
Also published as: EP1921393A1; JP2007046870A

Abstract

　室内機２０Ａ,２０Ｂ,２０Ｃと、その室内機２０Ａ,２０Ｂ,２０Ｃに接続された室外機１０と、上記室内機２０Ａ,２０Ｂ,２０Ｃに電流制限指令信号を送信するリモートコントローラ３０とを備える。上記室外機１０は、リモートコントローラ３０からの電流制限指令信号に基づいて、入力電流を所定の電流制限値以下に制限する入力電流制限部１５を有する。また、上記室外機１０は、入力電流制限部１５に対して電流制限を禁止する設定を行うための電流制限禁止設定部１１を有する。

Description

明細書

空気調和機

技術分野

[0001] この発明は、空気調和機に関する。

背景技術

[0002] 従来、空気調和機としては、ワイヤレスリモコンの電流制限指令によって、入力電流を所定の時間だけ設定値以下に制限するものがある (例えば、特開平 3— 207946号公報参照)。

[0003] ところで、上記空気調和機を複数の室内機と室外機とを有するマルチ形空気調和機のシステムに適用した場合、ある部屋のユーザーが電流設定値を低くすると、他の部屋の快適性が損なわれるという問題がある。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] そこで、この発明の目的は、リモートコントローラ力の指令により動作する電流制限機能を有効にするか否かを簡単に設定でき、特に複数の室内機を有するシステムにお、て電流制限操作を無効にして快適性が損なわれな、ようにできる空気調和機を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0005] 上記課題を解決するため、この発明の空気調和機は、

室内機と、

その室内機に接続された室外機と、

上記室内機に電流制限指令信号を送信するリモートコントローラと

を備え、

上記室外機は、上記リモートコントローラ力の上記電流制限指令信号に基づいて、入力電流を所定の電流制限値以下に制限する入力電流制限部を有し、

上記室内機または上記室外機の少なくとも一方は、上記入力電流制限部に対して電流制限を禁止する設定を行うための電流制限禁止設定部を有することを特徴とする。

[0006] 上記構成によれば、上記室内機または室外機の少なくとも一方の電流制限禁止設定部により、上記入力電流制限部に対して電流制限を禁止する設定を行うことによつて、複数の室内機と室外機とを有するマルチ形空気調和機のシステムでも、ある部屋のユーザーがリモートコントローラを操作して電流制限を指令しても、電流制限が禁止されているので、他の部屋の快適性が損なわれることがない。このように、室内機または室外機の少なくとも一方の電流制限禁止設定部を用いて、リモートコントローラ力もの指令により動作する電流制限機能を有効にする力否かを簡単に設定できる。特に、複数の室内機を有するシステムの場合、電流制限操作を無効にして快適性が損なわれないようにできる。

[0007] また、一実施形態の空気調和機は、上記室内機が、上記室外機の上記入力電流制限部が電流制限を行っているときに上記室外機力の電流制限中であることを表す信号に基づいて電流制限中であることを表示する表示部を有する。

[0008] 上記実施形態によれば、上記室外機の入力電流制限部が電流制限を行っているとき、室内機の表示部によって、室外機力もの電流制限中であることを表す信号に基づいて電流制限中であることを表示するので、ユーザーは電流制限中であることを確認することができる。特に、複数の室内機を有するシステムの場合、電流制限を指令した部屋と異なる部屋のユーザーも電流制限中であることを知ることができる。

[0009] また、一実施形態の空気調和機は、

上記室内機が複数であって、

上記複数の室内機または上記室外機のいずれか一方は、上記複数の室内機の優先順位を設定する優先順位設定部を有し、

上記室外機は、上記優先順位設定部により設定された優先順位に基づいて、上記複数の室内機のうちの最も優先順位の高い室内機力の上記電流制限指令信号のみを有効な指令信号と判別する指令判別部を有する。

[0010] 上記実施形態によれば、上記複数の室内機の各優先順位設定部により設定された優先順位に基づいて、室外機の指令判別部は、複数の室内機のうちの最も優先順位の高い室内機力もの電流制限指令信号のみを有効な指令信号と判別して、優先順位の低い他の室内機側のユーザーがリモートコントローラを操作して電流制限指令信号を送信しても、指令判別部は、有効な指令信号と判別しない。したがって、複数の部屋でリモートコントローラを操作して電流制限を指令したり解除したりする操作が無秩序に行われるような事態を防ぐことができる。なお、複数の室内機のうちの最も優先順位の高い室内機が停止中のときは、指令判別部は、その次に優先順位の高い室内機からの電流制限指令信号を有効な指令信号と判別するのが好ましい。

[0011] また、一実施形態の空気調和機は、

上記室内機が複数であって、

上記室外機は、上記複数の室内機のうちの運転中の室内機の数または上記運転中の室内機の能力の合計に基づいて、上記電流制限値を設定する電流制限値設定部を有する。

[0012] 上記実施形態によれば、上記複数の室内機のうちの運転中の室内機の数または運転中の室内機の能力の合計に基づいて、室外機の電流制限値設定部によって電流制限値を設定することによって、運転部屋の増減による能力の過不足をなくすことが可能となる。例えば、運転中の室内機の数が多いほど、電流制限値を高めに設定する一方、運転中の室内機の数が少ないほど、電流制限値を低めに設定する。

[0013] また、一実施形態の空気調和機は、上記電流制限値設定部が、上記運転中の室内機の全てに対して夫々の定格能力を所定の割合で下げるように上記電流制限値を設定する。

[0014] 上記実施形態によれば、上記電流制限値設定部によって、運転中の室内機の全てに対して夫々の定格能力を所定の割合で下げるように上記電流制限値を設定するので、システム全体の入力電流を制限するのに最適な電流制限値を得ることができる。

[0015] また、一実施形態の空気調和機は、上記入力電流制限部が、上記所定の電流制限値を複数用いて、上記入力電流を段階的に制限する。

[0016] 上記実施形態によれば、複数の電流制限値を予め用意して、入力電流を段階的に制限するので、入力電流を制限する制御を簡略ィ匕できる。

発明の効果 [0017] 以上より明らかなように、この発明の空気調和機によれば、リモートコントローラからの指令により動作する電流制限機能を有効にするか否かを簡単に設定でき、特に複数の室内機を有するシステムにおいて電流制限操作を無効にして快適性が損なわれな、ようにできる空気調和機を実現することができる。

[0018] また、一実施形態の空気調和機によれば、上記室外機の入力電流制限部が電流制限を行っているとき、室内機の表示部によって、室外機からの電流制限中であることを表す信号に基づいて電流制限中であることを表示することによって、ユーザーは電流制限中であることを確認することができ、特に、複数の室内機を有するシステムの場合、電流制限を指令した部屋と異なる部屋のユーザーも電流制限中であることを知ることができる。

[0019] また、一実施形態の空気調和機によれば、上記複数の室内機の各優先順位設定部により設定された優先順位に基づいて、室外機の指令判別部は、複数の室内機のうちの最も優先順位の高い室内機力の電流制限指令信号のみを有効な指令信号と判別することによって、複数の部屋でリモートコントローラを操作して電流制限を指令したり解除したりする操作が無秩序に行われるような事態を防ぐことができる。

[0020] また、一実施形態の空気調和機によれば、上記複数の室内機のうちの運転中の室内機の数または運転中の室内機の能力の合計に基づいて、室外機の電流制限値設定部によって電流制限値を設定することによって、運転部屋の増減による能力の過不足をなくすことができる。

[0021] また、一実施形態の空気調和機によれば、運転中の室内機の全てに対して夫々の定格能力を所定の割合で下げるように、電流制限値設定部により電流制限値を設定することによって、システム全体の入力電流を制限するのに最適な電流制限値を得ることができる。

[0022] また、一実施形態の空気調和機によれば、複数の電流制限値を予め用意して、入力電流を段階的に制限することによって、入力電流を制限する制御を簡略化でき、コストを低減できる。

図面の簡単な説明

[0023] [図 1]図 1はこの発明の実施の一形態の空気調和機の構成を示すブロック図である。 [図 2]図 2は上記空気調和機の室内機の優先順位に基づく室外機の動作を説明するフローチャートである。

[図 3]図 3は図 2に示す電流制限処理を説明するフローチャートである。

発明を実施するための最良の形態

[0024] 以下、この発明の空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。

[0025] 図 1はこの発明の実施の一形態の空気調和機の構成を示すブロック図であり、この空気調和機は、図 1に示すように、室外機 10と、複数の室内機 20A,20B,20Cと、上記室内機 20A,20B,20Cを夫々制御する複数のリモートコントローラ 30とを備えてヽる。上記室外機 10と複数の室内機 20A,20B,20Cとを連絡配線 (通信線を含む)を介して夫々接続している。

[0026] 上記室外機 10は、電流制限禁止設定部の一例としてのジャンパー 11と、上記ジャンパー 11の設定に基づ、て電流制限を許可する電流制限許可部 12と、上記電流制限許可部 12からの許可信号に基づ、て、電流制限値を設定する電流制限値設定部 13と、入力電流を検出する入力電流検出部 14と、上記入力電流検出部 14により検出された入力電流および上記電流制限値設定部 13により設定された電流制限値に基づいて、入力電流が電流制限値以下に制限されるように制御信号を出力する入力電流制限部 15と、上記入力電流制限部 15からの制御信号に基づいて、圧縮機 (図示せず)の回転数を制御する圧縮機回転数制御部 16と、上記各室内機 20A,2 0B,20Cからの電流制限指令信号を判別する指令判別部 17とを有している。上記指令判別部 17は、室内機 20A,20B,20Cのいずれかからの電流制限指令信号が有効な指令信号である判別すると、電流制限値設定部 13に電流制限指令信号を出力する。ここで、入力電流とは、圧縮機を駆動するインバータ回路等に電源から供給される入力電流のことである。

[0027] また、上記室内機 20A,20B,20Cは、優先順位設定部の機能を含む室内制御部 2 1と、リモートコントローラ 30の発光部 (図示せず)力も出射された制御信号を受光して、受光した制御信号を電気信号に変換して室内制御部 21に出力する受光部 22と、上記室内制御部 21からの表示信号に基づいて表示を行う表示部 23とを有している。上記室内機 20A,20B,20Cは、リモートコントローラ 30からの制御信号に基づいて、優先順位が設定される。

[0028] 図 2は上記室内機 20A, 20B, 20Cからの電流制限指令に基づく室外機 10の動作を説明するフローチャートである。なお、図 2の説明では、室内機 20A,20B,20Cを夫々「A」，「B」，「C」としている。

[0029] まず、処理がスタートして図 2に示すステップ S1において、指令判別部 17により A が運転中であると判別したときはステップ S4に進む一方、 Aが運転中でなヽと判別したときはステップ S2に進む。

[0030] そして、ステップ S4で指令判別部 17により A力もの電流制限指令があると判別すると、ステップ S 2に進む。

[0031] また、ステップ S2では、指令判別部 17により Bが運転中であると判別したときはステップ S 5に進む一方、 Bが運転中でなヽと判別したときはステップ S 3に進む。

[0032] そして、ステップ S5で指令判別部 17により Bからの電流制限指令があると判別すると、ステップ S 7に進む。

[0033] また、ステップ S3では、指令判別部 17により Cが運転中であると判別したときはステップ S 6に進む一方、 Bが運転中でなヽと判別したときはステップ S 7に進む。

[0034] そして、ステップ S6で指令判別部 17により Cからの電流制限指令があると判別すると、ステップ S7に進んで、電流制限値設定部 13と入力電流制限部 15により電流制限処理を行って、この処理を終了する。

[0035] 図 3は図 2に示す電流制限処理を説明するフローチャートである。

[0036] まず、電流制限処理がスタートすると、図 3に示すステップ S11において、各室内機に対して優先順位が設定されていると判別したときは、ステップ S 16に進む一方、ステツプ SI 1で優先順位が設定されて、な、と判別したときは、ステップ S12に進む。

[0037] そして、ステップ S16で最優先の室内機力も電流制限指令があつたと判別すると、ステップ S13に進む一方、最優先の室内機から電流制限指令がないと判別すると、この電流制限処理を終了する。

[0038] また、ステップ S12で室内機 20A,20B,20Cのいずれ力から電流制限指令があつたと判別すると、ステップ S13に進む一方、電流制限指令がないと判別すると、この電流制限処理を終了する。 [0039] そして、ステップ SI 3では、電流制限値設定部 13により運転部屋の能力合計を算出する。なお、この運転部屋の能力合計は、予め作成された各部屋の室内機の能力をまとめたテーブルを用いて算出する。

[0040] 次に、ステップ S14に進み、ステップ S 13で求めた運転部屋の能力合計に基づいて、電流制限値設定部 13により電流制限値を算出する。

[0041] 次に、ステップ S15に進み、入力電流制限部 15により入力電流を電流制限値以下に制限して、この電流制限処理を終了する。

[0042] 上記空気調和機では、室内機 20A,20B,20Cの優先順位に基づいて、各室内機 2 0A,20B,20Cからの電流制限指令が有効である力否かを判断するだけでなぐ優先順位に基づいて、各室内機 20A,20B,20C力の運転モード等の指令が有効であるか否カゝも判断する。この場合、例えば、電流制限中に、最も優先順位の高い室内機 2 OAにお、て、電流制限の必要のな!、運転モード (最大能力で運転する運転モード）が設定されると、電流制限の設定を解除し、設定された運転モードを実行する。

[0043] 上記構成の空気調和機では、室外機 10の電流制限禁止設定部としてのジヤンパ一 11により、入力電流制限部 15対して電流制限を禁止する設定を行うことによって、複数の室内機 20A,20B,20Cと室外機 10とを有するマルチ形空気調和機のシステムでも、ある部屋のユーザーがリモートコントローラ 30を操作して電流制限を指令しても、電流制限が禁止されているので、他の部屋の快適性が損なわれることがない。このように、室外機 10のジャンパー 11を用いて、リモートコントローラ 30からの指令により動作する電流制限機能を有効にする力否かを簡単に設定することができる。

[0044] また、上記室外機 10の入力電流制限部 15が電流制限を行っているとき、室内機 2 0A,20B,20Cの表示部 23は、室外機 10からの電流制限中であることを表す信号に基づいて電流制限中であることを表示するので、ユーザーは電流制限中であることを確認することができる。また、電流制限を指令した部屋と異なる部屋のユーザーも電流制限中であることを知ることができる。

[0045] また、上記室内機 20A,20B,20Cの各室内制御部 21により設定された優先順位に基づいて、室外機 10の指令判別部 17は、室内機 20A,20B,20Cのうちの最も優先順位の高い室内機からの電流制限指令信号を有効な指令信号と判別して、優先順位の低い他の室内機側のユーザーがリモートコントローラ 30を操作して電流制限指令信号を送信しても、指令判別部 17は、有効な指令信号と判別しない。したがって、複数の部屋でリモートコントローラ 30を操作して電流制限を指令したり解除したりする操作が無秩序に行われるような事態を防ぐことができる。なお、この実施の形態では、室内機 20A,20B,20Cのうちの最も優先順位の高い室内機が停止中のときは、指令判別部 17は、その次に優先順位の高い室内機からの電流制限指令信号を有効な指令信号と判別するようにしている。

[0046] また、上記室内機 20A,20B,20Cのうちの運転中の室内機の能力の合計に基づいて、室外機 10の電流制限値設定部 13により電流制限値を設定することによって、運転部屋の増減による能力の過不足をなくすことができる。

[0047] なお、室内機 20A,20B,20Cのうちの運転中の室内機の数に基づいて、室外機 10 の電流制限値設定部 13により電流制限値を設定してもよい。例えば、運転中の室内機の数が多いほど、電流制限値を高めに設定する一方、運転中の室内機の数が少ないほど、電流制限値を低めに設定する。この場合、運転中の室内機の数に基づいて電流制限値を設定することによって、より最適な電流制限値が得られる。

[0048] また、上記電流制限値設定部 13によって、運転中の室内機の全てに対して夫々の定格能力を所定の割合で下げるように電流制限値を設定するので、システム全体の入力電流を制限するのに最適な電流制限値を得ることができる。

[0049] 上記実施の形態では、電流制限禁止設定部の一例としてのジャンパー 11を室外機 10に設けた空気調和機について説明したが、電流制限禁止設定部の一例としてのジャンパー 11を用いた力電流制限禁止設定部はこれに限らず、スィッチゃリモートコントローラ等の設定手段を用いたものであればよい。また、電流制限禁止設定部を室内機側に設けてもよいし、リモートコントローラの操作により室内機で設定してちょい。

[0050] また、上記実施の形態では、優先順位設定部の機能を室内機 20A,20B,20Cの室内制御部 21に兼ね備えたが、優先順位設定部はこれに限らず、室外機側に設けてちょい。

[0051] また、上記実施の形態では、室内機 20A,20B,20Cのうちの運転中の室内機の能力の合計に基づいて、室外機の電流制限値設定部 13によって電流制限値を設定したが、入力電流制限部が、予め用意した複数の電流制限値を用いて、入力電流を段階的に制限してもよい。この場合、入力電流を制限する制御を簡略ィ匕することができ、コストを低減することができる。

さらに、上記実施の形態では、 3台の室内機 20A,20B,20Cと、その室内機 20A,2 0B,20Cに接続された室外機 10とを備えた空気調和機について説明した力 1台の室内機と、その室内機に接続された 1台の室外機を備えた空気調和機についてこの発明を適用してもよい。この場合、室内機の優先順位を設定する機能は必要なくなる力室内機または室外機の少なくとも一方の電流制限禁止設定部に設けることによつて、リモートコントローラ力もの指令により動作する電流制限機能を有効にする力否かを簡単に設定することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 室内機 (20A,20B,20C)と、

その室内機 (20A,20B,20C)に接続された室外機 (10)と、

上記室内機 (20A,20B,20C)に電流制限指令信号を送信するリモートコントローラ（ 30)と

を備え、

上記室外機 (10)は、上記リモートコントローラ (30)からの上記電流制限指令信号に基づいて、入力電流を所定の電流制限値以下に制限する入力電流制限部 (15)を有し、

上記室内機 (20A,20B,20C)または上記室外機 (10)の少なくとも一方は、上記入力電流制限部 (15)に対して電流制限を禁止する設定を行うための電流制限禁止設定部 (11)を有することを特徴とする空気調和機。

[2] 請求項 1に記載の空気調和機において、

上記室内機 (20A,20B,20C)は、上記室外機 (10)の上記入力電流制限部 (15)が電流制限を行っているときに上記室外機 (10)力もの電流制限中であることを表す信号に基づいて電流制限中であることを表示する表示部 (23)を有することを特徴とする空気調和機。

[3] 請求項 1に記載の空気調和機において、

上記室内機 (20A,20B,20C)が複数であって、

上記複数の室内機 (20A,20B,20C)または上記室外機 (10)の、ずれか一方は、上記複数の室内機 (20A,20B,20C)の優先順位を設定する優先順位設定部 (21)を有し、

上記室外機 (10)は、上記優先順位設定部 (21)により設定された優先順位に基づ、て、上記複数の室内機 (20A,20B,20C)のうちの最も優先順位の高い室内機からの上記電流制限指令信号のみを有効な指令信号と判別する指令判別部 (17)を有することを特徴とする空気調和機。

[4] 請求項 1に記載の空気調和機において、

上記室内機 (20A,20B,20C)が複数であって、上記室外機 (10)は、上記複数の室内機 (20A,20B,20C)のうちの運転中の室内機 (20A,20B,20C)の数または上記運転中の室内機 (20A,20B,20C)の能力の合計に基づいて、上記電流制限値を設定する電流制限値設定部 (13)を有することを特徴とする空気調和機。

[5] 請求項 4に記載の空気調和機において、

上記電流制限値設定部 (13)は、上記運転中の室内機 (20A, 20B, 20C)の全てに対して夫々の定格能力を所定の割合で下げるように上記電流制限値を設定することを特徴とする空気調和機。

[6] 請求項 1に記載の空気調和機において、

上記入力電流制限部 (15)は、上記所定の電流制限値を複数用いて、上記入力電流を段階的に制限することを特徴とする空気調和機。