WO2007013376A1

WO2007013376A1 - 携帯端末

Info

Publication number: WO2007013376A1
Application number: PCT/JP2006/314511
Authority: WO
Inventors: Koji Hakamata; Tomoki Katsumata; Atuhiko Hasigaya; Shota Teramoto
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-07-27
Filing date: 2006-07-21
Publication date: 2007-02-01
Also published as: CN101233472B; CN101233472A; JPWO2007013376A1; US7933638B2; JP4782128B2; US20100144405A1

Abstract

　携帯端末の使用形態を検出でき、さらに、使用形態を検出するために必要とする部材を減らすことができ、加えて、他の機器へ悪影響を及ぼす漏洩磁力を低減できる携帯端末を提供する。　携帯端末１０は、互いに対向可能な内側面１１ａ，１２ａをそれぞれ有する第１筐体１１および第２筐体１２と、第１筐体１１および第２筐体１２を結合するヒンジ１３とを備え、第１筐体１１に磁性体２１，２２ａ，２２ｂを設けるとともに、第２筐体１２に磁性体２１，２２ａ，２２ｂを検出する磁気センサ２４，２５ａ，２５ｂを設け、磁気センサ２４，２５ａ，２５ｂおよび磁性体２１，２２ａ，２２ｂで、第１筐体１１および第２筐体１２の折畳み状態または屈曲状態を含む使用形態を検出する。

Description

明細書

携帯端末

技術分野

[0001] 本発明は、第 1筐体および第 2筐体をヒンジで連結することで折畳み可能に構成された携帯端末に関する。

背景技術

[0002] 従来、液晶画面を備えた筐体と、キー入力が可能な操作部を備えた筐体とを有する携帯端末として、それぞれの筐体がヒンジによって結合され、折り畳んだ状態で携帯するものが知られている。

この携帯端末は、一方の筐体に磁石、他方の筐体に磁気センサを設け、折り畳んだ状態において磁石と磁気センサとを磁気センサの検出範囲以内に設置し、磁気センサで磁気を検出することで折り畳んだ状態と開放した状態とを検出している。

[0003] また、近年、 2軸に対して回動可能に構成された携帯端末が提案されている。この携帯端末は、液晶画面を備えた筐体と、キー入力が可能な操作部を備えた筐体とを有し、液晶画面と操作部とを向き合わせて折り畳んだとき、液晶画面の保護や、液晶画面の出力を停止させて低消費電力化を図るように構成されて、る。

また、この携帯端末は、開放した状態や、液晶画面と操作部とを反り返すように折り畳んだ状態において、液晶画面による映像等の鑑賞、通話、メールの閲覧、動画の視聴、あるいはカメラ撮影等が可能である。

[0004] これらの携帯端末のなかには、 2つの筐体を回動自在に連結し、それぞれの筐体がなす角度を角度検出手段で検出し、この検出情報に応じて表示部に画像を表示するように構成したものが知られている（例えば、特許文献 1参照)。

[0005] さらに、デジタルカメラやポータブルビデオカメラのなかには、カメラ本体に収納された液晶画面をヒンジ部で開閉自在に支持し、カメラ本体の磁気センサでヒンジ部の磁石の極性を検出することにより、液晶画面とカメラ本体とがなす角度を検出するものが知られている（例えば、特許文献 2参照)。

特許文献 1：特開 2004 - 135118号公報特許文献 2 :特開 2004— 184293号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 特許文献 1に記載された携帯端末では、携帯端末を回転自在に動かしたときの携帯端末の使用形態を検出するための角度検出手段を設けている。この方式によれば携帯端末の表示をムービースタイルのような L字型にした状態でメールなどの場合に縦長表示力横長表示に切り替えることにより、表示画面を見ながらキー操作がしゃすくなるという利点がある。

し力しながら、角度検出手段の方法については、具体的な発明の開示がなかった。また、特許文献 2に記載されたカメラは、折畳み可能な携帯端末の構造と異なるため、特許文献 2の記載における技術を折畳み可能な携帯端末に適用することは困難であった。そこで、検出したい形態を限定することで、従来の磁気センサによる形態検出方式が利用可能になるのである力検出したい形態数が多いほど、磁気センサと磁石の数を多くする必要がある。すなわち、検出したい形態数を Nとした場合、誤検出無く N個の形態を検出するためには、 N—1個ずつの磁気センサと磁石が必要であり、部品点数増大による回路および制御の複雑ィヒゃコスト増大、などの問題があつた o

[0007] 一方、従来から、磁気センサとしてホール素子を利用する技術が知られて、るが、一般的なホール素子は、実装基板に対して垂直方向の磁界を検出する構造である。このため、折畳み状態において、実装基板に対して垂直方向に磁界が印加されるように、磁石の向きを調整する。

この構成では、昨今の携帯端末の薄型化に伴い、端末筐体表面からの漏洩磁力が大きくなり、例えば磁気カードの記録データを狂わせる等、他の機器へ悪影響を及ぼすという問題があった。

[0008] 本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたもので、磁気センサおよび磁石の配置と制御を工夫することで、従来よりも少な!/ヽ個数の磁気センサと磁石で、携帯端末における多くの使用形態を検出可能 (具体的にはそれぞれ 3つの磁気センサと 3つの磁石で 5つの形態を検出可能)でありながら、回路および制御の簡略ィ匕と小型化、コストアップ防止の効果を得る。

課題を解決するための手段

[0009] 本発明の携帯端末は、互いに対向可能な内側面をそれぞれ有する第 1筐体、第 2 筐体と、前記第 1筐体および前記第 2筐体におけるそれぞれの前記内側面に対して略平行な第 1軸と、前記第 1軸に対して直交する第 2軸とを有するとともにし、前記第 1筐体および前記第 2筐体を結合するヒンジとを備え、前記ヒンジは、前記第 1筐体および前記第 2筐体がそれぞれの内側面を相対的に接近させる折畳み状態から、前記第 1筐体および前記第 2筐体がそれぞれの内側面を相対的に離隔させる開放状態まで、前記第 1軸を中心として前記第 1筐体および前記第 2筐体が相対的に回動可能であるとともに、前記第 1筐体および前記第 2筐体がそれぞれの内側面を略平行に配置させた折畳み状態および屈曲状態において、前記第 2軸を中心として前記第 1 筐体および前記第 2筐体が相対的に回動可能とされ、前記第 1筐体および前記第 2 筐体のうちの一方に設けられた磁性体と、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの他方に設けられて前記磁性体を検出する磁気センサとにより、前記第 1筐体および前記第 2筐体の折畳み状態または屈曲状態を含む使用形態を検出することを特徴とする。

[0010] このような本発明においては、第 1筐体および第 2筐体のうち、一方に設けた磁性体を他方に設けた磁気センサにより検出することにより、第 1筐体および第 2筐体の折畳み状態または屈曲状態を含む携帯端末の使用形態を検出する。

これにより、本発明においては、携帯端末の様々な使用形態を検出することができ、さらに、携帯端末の使用形態を検出するために必要な部材のコストが削減できる。

[0011] また、本発明は、前記磁性体および前記磁気センサが前記第 2軸を中心とする同一半径の円周上に設置されていることを特徴とする。

[0012] このような本発明においては、磁性体および磁気センサが第 2軸を中心とする同一半径の円周上に設置されているため、第 2の軸を中心にして第 1筐体および第 2筐体を相対的に回動させた際に、第 1筐体および第 2筐体の相対位置を正確に検出することができる。

[0013] また、本発明は、前記磁性体および前記磁気センサが前記第 1軸を中心とする対称位置に設置されていることを特徴とする。

[0014] このような本発明においては、磁性体および磁気センサが第 1軸を中心とする対称位置に設置されているため、第 2の軸を中心として第 1筐体および第 2筐体を相対的に屈曲した際に、第 1筐体および第 2筐体の屈曲状態を正確に検出することができる

[0015] また、本発明は、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に前記磁気センサが複数設けられ、前記各磁気センサが、前記第 1軸に直交するとともに前記第 2軸の軸線が沿う同一平面上における中心線を中心とする対称位置に設置され、前記各磁気センサのうちのいずれかが前記磁性体を検出することにより前記第 1筐体および前記第 2筐体の相対位置に基づく使用形態を判別することを特徴とする。

[0016] このような本発明においては、第 1筐体および第 2筐体のうちの一方に磁気センサが複数設けられているため、第 2軸を中心として第 1筐体および第 2筐体を相対的に回動させた際に、多数の使用形態を正確に検出することができる。

[0017] また、本発明は、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に前記磁性体が複数設けられ、前記各磁性体が、中心線を中心とする対称位置に設置されていることを特徴とする。

[0018] このような本発明においては、第 1筐体および第 2筐体のうちの一方に複数の磁性体が中心線を中心とする対称位置に設置されているため、第 2の軸を中心として第 1 筐体および第 2筐体を相対的に回動させるときに、 90度の屈曲状態を正確に検出するとともに、多数の使用形態を検出することができる。

[0019] この場合、本発明は、各磁性体を、中心線カゝら離れており、かつ、円周上以外の位置に設置した構成が特に好まし、。

この構成により、第 1の軸を中心とした第 1筐体および第 2筐体の折り畳み状態を正確に検出できるとともに、多数の使用形態を検出することができる。

[0020] また、本発明は、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に画像を表示する表示部と、前記表示部を制御する制御部とを設け、前記制御部は、判別した前記使用形態に対応するように前記表示部における画像の天地方向を変更することを特徴とする。 [0021] このような本発明においては、制御部が磁気センサで検出した使用形態に対応させて、表示部における画像の天地方向を変更するため、使用者が画像を見やすくなる。

[0022] さらに、本発明は、前記磁気センサが、あらかじめ設定された設定値と異なる値を出力した場合、前記制御部は前記設定値に対応する前記各使用形態のうちのいずれカ 1つと同様の制御を行うことを特徴とする。

[0023] また、本発明は、前記磁気センサが、あらかじめ設定された設定値と異なる値を出力した場合、前記制御部は出力値を検出する前の制御のうちの少なくとも一部を継続することを特徴とする。

[0024] これらのような本発明にお!/、ては、あらかじめ設定された設定値と異なる値を磁気センサが出力した場合、制御部は各使用形態のうちのいずれか 1つと同様の制御を行うか、あるいは出力値を検出する前の制御のうちの少なくとも一部を継続することにより、例えば中途半端な折り畳み状態や回動状態、磁性体に異常検出、または磁性体、磁気センサの故障等に対応できる。

[0025] また、本発明は、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に設けられたアンテナを有し、前記制御部は前記使用形態に対応して前記アンテナの受信に関わる特性を変更させることを特徴とする。

[0026] このような本発明においては、制御部が使用形態、換言すればアンテナの向きに対応させて、アンテナの受信に関わる特性を変更させるため、アンテナの受信性能の向上が図れる。

[0027] また、本発明は、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に設けられたテレビ放送の受信を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記使用形態に対応して前記テレビ放送を受信するアプリケーションを起動することを特徴とする。

[0028] このような本発明においては、磁気センサで検出した使用形態に応じて制御部がテレビ放送を受信するアプリケーションを起動するため、使用形態に応じてテレビ放送を受信するアプリケーションを起動することが可能になり、使用者に対する利便性の向上が図れる。

[0029] また、本発明は、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に設けられた映像の再生を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記使用形態に対応させて前記映像を再生するアプリケーションを起動することを特徴とする。

[0030] このような本発明においては、磁気センサにより検出した使用形態に対応させて制御部が映像を再生するアプリケーションを起動するため、使用形態に応じて映像を再生するアプリケーションを起動することが可能になり、使用者に対する利便性の向上が図れる。

[0031] また、本発明は、前記磁性体は、磁石であることを特徴とする。

[0032] このような本発明におヽては、磁性体を磁石で構成することで、携帯端末における低コストィ匕かつ軽量ィ匕を実現することができる。

[0033] また、本発明は、前記磁気センサは、 MRセンサであることを特徴とする。

[0034] このような本発明にお、ては、磁気センサを MRセンサとすることで、携帯端末における低コスト化、軽量化、かつ、他の機器へ悪影響を及ぼす漏洩磁力低減を実現することがでさる。

発明の効果

[0035] 本発明によれば、磁気センサおよび磁性体で携帯端末の様々な使用形態を検出することで、携帯端末の使用形態を検出でき、さらに、使用形態を検出するために必要とする部材を減らすことができ、加えて、他の機器へ悪影響を及ぼす漏洩磁力を低減できると、う効果を有する。

図面の簡単な説明

[0036] [図 1]本発明に係る携帯端末の開放状態を示す正面図である。

[図 2]本発明に係る携帯端末の要部を示す拡大図である。

[図 3]本発明に係る携帯端末の使用形態を説明する図である。

[図 4]磁気センサに印加される磁界強度に対する出力論理特性を説明するグラフである。

[図 5]本発明に係る携帯端末の使用形態 1における磁性体と磁気センサとの位置関係を説明する図である。

[図 6]図 5のヒンジ周辺を拡大した要部拡大図である。

[図 7]本発明に係る携帯端末の使用形態 5における磁性体と磁気センサとの位置関係を示す図である。

[図 8]図 7のヒンジ周辺を拡大した要部拡大図である。

[図 9]本発明に係る携帯端末の使用形態 3における磁性体と磁気センサの位置関係を示す図である。

[図 10]本発明に係る携帯端末の使用形態 4における磁性体と磁気センサの位置関係を示す図である。

符号の説明

[0037] 10 携帯端末

11 第 1筐体

11a 第 1筐体の内側面

12 第 2筐体

12a 第 2筐体の内側面

13 ヒンジ

14 表示部

17 第 1軸

18 第 2軸

19 制御部

20 アンテナ

21 , 22a, 22b 磁性体

24, 25a, 25b 磁気センサ

27 第 2軸を中心とした円周

発明を実施するための最良の形態

[0038] 以下、本発明に係る実施形態の携帯端末につ!、て、図面を参照して説明する。

図 1、図 2に示す第 1実施形態の携帯端末 10は、折畳み状態において互いに対向可能な第 1筐体 11および第 2筐体 12と、第 1筐体 11および第 2筐体 12を連結するヒンジ 13とを有する。

[0039] 第 1筐体 11は、略矩形状に形成され、内側面 11aに表示部 14を備える。表示部 14 は、一例として液晶画面を用いた力液晶画面以外のものを用いてもよい。第 2筐体 12は、略矩形状に形成され、内側面 12aにキー入力やコントローラ操作が可能な操作部 15を備える。

第 1筐体 11の内側面 11aおよび第 2筐体 12の内側面 12aは、第 1筐体 11および第 2筐体 12が折り畳まれた状態にお、て互いに対向する面である。

[0040] ヒンジ 13は、互いに直交する第 1軸 17、第 2軸 18を有し、第 1軸 17、第 2軸 18により第 1筐体 11および第 2筐体 12を回動自在に連結する。

第 1軸 17は、図 2に示す X軸、 Y軸、 Z軸のうち X軸と平行な軸である。第 2軸 18は、図 2に示す X軸、 Y軸、 Z軸のうち Z軸と平行な軸である。

なお、図 2に示す第 1中心線 31および第 2中心線 32は、第 1軸 17に対して直交するとともに、第 2軸 18の軸線が沿う同一平面上に設定されている。

[0041] このヒンジ 13は、内側面 11a, 12aを相対的に接近させる折畳み状態力互いに離隔させる開放状態まで、第 1筐体 11および第 2筐体 12が第 1軸 17を中心にして相対的に回動可能に構成されている。

さらに、ヒンジ 13は、内側面 11a, 12aを平行に配置させた折畳み状態および屈曲状態において、第 1筐体 11および第 2筐体 12が第 2軸 18を中心にして相対的に回動可能に構成されている。

[0042] このヒンジ 13を備えることで、携帯端末 10を、折畳み状態、屈曲状態、および開放状態等の 5通りの使用形態にセットすることが可能である。 5通りの使用形態を図 3 (A )〜(E)に基づいて説明する。

図 3 (A)の使用形態 1は、折畳み状態（閉状態)であり、表示部 14の保護や、表示部 14から出力される表示を停止するときの使用形態である。

[0043] 図 3 (B)の使用形態 2は、開放状態であり、通話やメールの受信を確認するときの使用形態である。

[0044] 図 3 (C)の使用形態 3および図 3 (D)の使用形態 4は、使用形態 2から表示部 14を有する第 1筐体 11を第 2筐体 12に対して第 2軸 17を中心として 90度回動させることにより屈曲させた屈曲状態であり、映像等を視聴するときの使用形態である。

図 3 (C)の使用形態 3は左 90度屈曲状態、図 3 (D)の使用形態 4は右 90度屈曲状態である。 [0045] 図 3 (E)の使用形態 5は、使用形態 2から使用形態 1と反対方向に折り畳んで、換言すれば使用形態 2から第 2軸 17を中心として第 1筐体 11および第 2筐体 12を相対的に 180度回動させることにより、表示部 14を外に向けた画面反転閉状態であり、携帯端末 10をデジタルスチルカメラのように使用するときの使用形態である。

[0046] また、図 1に示すように、携帯端末 10は、携帯端末 10の制御を行う制御部 19、電波を受信するアンテナ 20、アンテナ 20に関わる回路、無線による通話やデータ通信を実現するための部材、および被写体を撮像するための部材等も備える。

[0047] さらに、携帯端末 10は、第 1筐体 11および第 2筐体 12のうち、第 1筐体 11に 3個の磁性体 21 , 22a, 22bを備えるとともに、第 2筐体 12に磁性体 21, 22a, 22bを検出する 3個の磁気センサ 24, 25a, 25bを備える。

磁気センサ 24, 25a, 25bおよび磁性体 21, 22a, 22bは、第 1筐体 11および第 2 筐体 12の折畳み状態や屈曲状態を含むそれぞれの使用形態を検出するものである

[0048] 磁性体 21, 22a, 22bとして、例えば磁石を使用した力磁石以外のものを用いることも可能である。

磁気センサ 24, 25a, 25bとして、例えば IC (Integrated Circuit)で構成され、印加される磁界に応じた電圧を出力する MRセンサを使用したが、 XY平面方向の磁気を検知するセンサであればよ!、。

[0049] 磁性体 21, 22a, 22bは、図 1、図 2に破線で示す矢印方向にそれぞれ磁力を発生する。

磁気センサ 24, 25a, 25bは、図 1、図 2に実線で示す矢印方向にそれぞれの検出磁界方向が向くように構成されて、る。

なお、磁性体 21, 22a, 22bおよび磁気センサ 24, 25a, 25bは、図 2に示す X軸、 Y軸、 Z軸のうち、 XY平面、すなわち第 1筐体 11および第 2筐体 12内の基板（図示せず)と平行面に配設されている。

[0050] 図 2に示すように、磁性体 22aおよび磁気センサ 25aが第 2軸 18を中心とした同一半径の円周 27上に設置され、磁性体 22aおよび磁気センサ 25aが第 1軸 17を中心とする対称位置に設置されている。また、図 1に示す磁性体 21と磁気センサ 24とは、図 3 (A)に示す使用形態 1の場合に Z方向から見て、重なり合うように第 1筐体 11および第 2筐体 12に設置されている。

[0051] 磁性体 21は、第 1の軸 17、第 2の軸 18から離れ、かつ、円周 27上以外の位置である第 1筐体 11の端部側に設置されている。

磁気センサ 24は、第 1の軸 17、第 2の軸 18から離れ、かつ、円周 27上以外の位置である第 2筐体 12の端部側に設置されている。

磁性体 21および磁気センサ 24を設置することで、第 1軸 17を中心として第 1筐体 1 1および第 2筐体 12を折り畳んだ際に、折畳み状態を正確に検出するととともに、多数の使用形態が検出可能になる。

[0052] 磁性体 22aが設置された第 1筐体 11に、もう 1つの磁性体 22bを第 1中心線 31に対して磁性体 22aと対称位置に設置する。

さらに、磁気センサ 25aが設置された第 2筐体 12に、もう 1つの磁気センサ 25bを第 2中心線 32に対して磁気センサ 25aと対称に設置する。

[0053] 第 1中心線 31は第 1筐体 11の中心線であり、第 2中心線 32は第 2筐体 12側の中心線である。第 1中心線 31および第 2中心線 32は、第 1軸 13に直交するとともに同一線上に位置する。

なお、図 2において、第 1中心線 31および第 2中心線は Y軸と平行である。

[0054] ところで、磁性体 22a, 22bおよび磁気センサ 25a, 25bは、図 3に示す使用形態 1 〜5を検出するために以下のように位置決めされて！、る。

すなわち、磁性体 22aおよび磁性体 22bは、第 1軸 17から円周 27に沿って 45度上方の位置にそれぞれ配置されて!、る。

磁性体 22aおよび磁性体 22bは、磁界の向きが XY平面に平行で、かつ、互いに 9 0度ずれた方向になるよう、第 1筐体 11の内部に配設される。

[0055] 磁気センサ 25aおよび磁気センサ 25bは、第 1軸 17から円周 27に沿って 45度下方の位置にそれぞれ配置されて！ヽる。

磁気センサ 25aおよび磁気センサ 25bは、検出磁界方向が XY平面に平行で、かつ、互いに 90度ずれた方向になるよう、第 2筐体 12の内部に配設される。

[0056] 図 4は、磁気センサ 24, 25a, 25bの検出磁束密度 (磁界強度）に対する出力論理特性を示すグラフである。

所定値 brps、 bopsは磁界強度であり、 brpsは bopsよりも小さい関係にある。

[0057] 図 4のグラフおよび図 1〜図 2に基づいて磁気センサ 24, 25a, 25bに印加されるそれぞれの磁界が変化したときの出力論理値について説明する。

磁気センサ 24, 25a, 25bの検出磁界方向は、これらのセンサを実装した基板平面に平行な方向を向いている。また、検出磁界は N極、 S極の極性には依存せず、規定の方向を向いた磁界の磁界強度が所定値 bops以上であることを検出している場合、磁気センサ出力論理値は 0である。

[0058] そして、所定値 bops以上の状態から磁界強度が所定値 brpsを超える状態まで、磁気センサ 10の出力論理値は 0である。さらに、磁気センサ 24, 25a, 25bで、磁界強度が所定値 bops以下であることを検出した場合、出力論理値は 1となる。

[0059] ここで、磁気センサ 24, 25a, 25bに印加される磁界が変化したときの出力論理値について説明する。

磁気センサ 24, 25a, 25bの検出磁界方向は、それを実装した基板平面に平行な方向を向いている。さらに、検出磁界は、 N極、 S極の極性には依存せず、規定の方向を向いた磁界の磁界強度が所定値 bops以上であることを検出した場合、磁気センサ出力論理値は 0である。

[0060] そして、所定値 bops以上の状態から磁界強度が所定値 brpsを超える状態まで、磁気センサ 10の出力論理値は 0である。さらに、磁気センサは、磁界強度が所定値 bo ps以下であることを検出した場合、出力論理値は 1となる。

[0061] 携帯端末 10は 3個の磁気センサ 24, 25a, 25bを備えている。よって、磁気センサ 24, 25a, 25bの出力論理値を信号とし、これらの信号を、磁気センサ 24, 25a, 25 bの順番で並べて、 3ビットのデジタル信号として扱うことができる。

[0062] 例えば、磁気センサ 24, 25a, 25bが磁界を検出しているときは、それぞれの出力論理値が全て 0になるため、信号は、 3ビットで表せば「000」となる。

また、磁気センサ 25aだけが磁界を検出している場合は「101」となる。さらに、全ての磁気センサ 24, 25a, 25bが磁界を検出していない場合は、「111」となる。このように、理論上、磁気センサ 24, 25a, 25bが出力する 3ビット信号から 8つの状態を特定できる。

この方法を利用して、図 3に示す携帯端末 10の 5通りの使用形態を特定する。

[0063] 次に、携帯端末 10の動作について図 5〜図 10に基づいて説明する。

図 5は使用形態 1における磁性体と磁気センサとの位置関係を説明する図であり、図 6は図 5のヒンジ周辺を拡大した要部拡大図である。

図 5、図 6に示すように、使用形態 1では、磁気センサ 24に対し、磁気センサ 24が磁界を検出可能な向き、かつ、検出可能な磁界強度が印加される距離に磁性体 21 が配置される。

[0064] 一方、磁気センサ 25a, 25bには磁気センサ 25a, 25bの検出磁界方向とは 90度ずれた方向に磁性体 22a, 22bが配置される。

これにより、磁気センサ 24, 25a, 25bが出力する 3ビットの出力信号は、「011」となる。

[0065] 図 7は使用形態 5における磁性体と磁気センサとの位置関係を示す図であり、図 8 は図 7のヒンジ周辺を拡大した要部拡大図である。

図 7、図 8に示すように、使用形態 5では、磁気センサ 24に対して、磁性体 21が離れた位置に配置される。この距離では、磁性体 21から磁気センサ 24に印加される磁界は非常に小さいため、磁気センサ 24は磁界を検出できない。

[0066] 一方、磁気センサ 25a, 25bには、磁気センサ 25a, 25bが磁界を検出可能な向き、かつ、検出可能な磁界強度が印加される距離に磁性体 22a, 22bが配置される。これにより、磁気センサ 24, 25a, 25bが出力する 3ビットの出力信号は、「100」となる。

[0067] 図 9は使用形態 3における磁性体と磁気センサの位置関係を示す図であり、ヒンジ周辺を拡大した要部拡大図である。

図 9に示すように、使用形態 3では、磁気センサ 24, 25bに対して、磁性体 21, 22b が離れた位置に配置される。この距離では、磁性体 21, 22bカゝら磁気センサ 24, 25 bにそれぞれ印加される磁界は非常に小さいため、磁気センサ 24, 25bは磁界を検出できない。 [0068] 一方、磁気センサ 25aには、磁気センサ 25aが磁界を検出可能な向き、かつ、検出可能な磁界強度が印加される距離に磁性体 22aが配置される。

これにより、磁気センサ 24, 25a, 25bが出力する 3ビットの出力信号は、「101」となる。

[0069] 図 10は使用形態 4における磁性体と磁気センサの位置関係を示す図であり、ヒンジ周辺を拡大した要部拡大図である。

図 10に示すように、使用形態 4では、磁気センサ 24, 25aに対して、磁性体 21, 22 aが離れた位置に配置される。この距離では、磁性体 21, 22aから磁気センサ 24, 2 5aにそれぞれ印加される磁界は非常に小さいため、磁気センサ 24, 25aは磁界を検出できない。

[0070] 一方、磁気センサ 25bには、磁気センサ 25bが磁界を検出可能な向き、かつ、検出可能な磁界強度が印加される距離に磁性体 22bが配置される。

これにより、磁気センサ 24, 25a, 25bが出力する 3ビットの出力信号は、「110」となる。

[0071] また、図 3 (B)に示す使用形態 2においては、全ての磁気センサ 24, 25a, 25bと、全ての磁性体 21, 22a, 22bは離れた位置に配置される。よって、磁気センサ 24, 2 5a, 25bは、磁性体 21, 22a, 22bの磁界を検出しない。

これにより、磁気センサ 24, 25a, 25bが出力する 3ビットの出力信号は、「111」となる。

[0072] なお、磁気センサ 24, 25a, 25bとして MRセンサを用いた力 MRセンサのなかには、出力論理が前述した例と逆になるものがある。

この場合には、用いる MRセンサの出力論理特性に対応させて使用形態を特定する必要がある。

[0073] ところで、磁気センサ 24, 25a, 25bから出力する出力論理値の出力信号は、図 1 に示す制御部 19に伝えられる。制御部 19は磁気センサ 24, 25a, 25bからの出力信号に基づいて携帯端末 10の使用形態を特定する。

[0074] この制御部 19は、携帯端末 10の使用形態を変更した場合、特定した使用形態に対応して画像の天地方向や大きさを変化させて表示部 14に表示する。具体的には、使用形態 2 (開放状態）において、制御部 19は略長方形の表示部 14 を縦長使ヽとなるように、表示部 14の長辺方向に沿って天地方向となるように画像を表示しているが、制御部 19で検出した使用形態に応じて、表示部 14の短辺方向に沿って天地方向となるように画像を 90度回動させて表示する。

[0075] 例えば、表示部 14に画像を表示中に、携帯端末 10を使用形態 2から使用形態 3に変更すると、制御部 19は、図 3 (B) , (C)に示すように、表示部 14中の画像の天地方向および大きさを、使用形態 2から使用形態 3に応じて変更して、変更した画像を表示部 14に表示する。

また、制御部 19は、図 3 (C)〜(E)に示す使用形態 3〜5のように、表示部 14に電池の残量表示等を表示しないようにして、表示部 14に画像のみを全体表示する等の制御を行うことも可能である。

[0076] ここで、電源起動時、あるいは、使用者が使用形態を変更した時、前記出力論理値が図 1に示した 5つの形態に対応しない値であった場合、携帯端末 20が有する制御部 19はその出力論理値を無視し、図 1に示した 5つの形態のうちいずれかとみなして機器動作を継続する。

例えば、出力論理値が異常であった場合、図 1の 2、開状態であると判定する。この制御により、万一、磁気センサや磁性体等、本検出回路が故障した場合においても、常に端末は開状態であるため、携帯電話としての機能はすべて動作可能であり、本検出回路の故障による使用者への負担を軽減できる。

[0077] また、使用者が使用形態を変更した時、前記出力論理値が図 1に示した 5つの形態に対応しない値であった場合、携帯端末 20が有する制御部 19はその出力論理値を無視し、使用形態変更前の形態として機器動作を少なくとも一部継続してもよい。

[0078] これらにより、特定の検出値とは異なる値で検出した場合でも、閉状態'開状態等特定の状態とみなして表示 ·状態を少なくとも一部継続できるため、例えば中途半端な折り畳み状態や、異常検出、磁気センサの故障等に対応できる。

[0079] また、携帯端末 10は、使用形態を変更した場合、変更した使用形態に応じて最適な受信感度を得ることができるよう、アンテナ 20 (図 1参照)の受信に関わる特性の変更を制御する。例えば、携帯端末 10の使用形態が変更されたとき、図 1に示す制御部 19は、特定した使用形態に対応させてアンテナ 20と受信回路とのインピーダンス特性を決める整合回路のバイアス電圧を変更する等の制御を行う。

あるいは、携帯端末 10がアンテナ 20を複数有している場合には、それぞれの使用形態においる受信感度の高いアンテナ 20に受信を切り替える等の制御を行う。

[0080] さらに、携帯端末 10は、使用形態を変更したとき、制御部 19で特定した使用形態に対応して所定の機能を起動する。

例えば、所定の機能がテレビ放送の受信に関わるものであった場合おいて、制御部 19は、使用形態 2から使用形態 3や使用形態 4への変形を検出したとき、テレビ放送を受信するアプリケーションを起動する。

また、所定の機能が映像の再生に関わるものであった場合においては、制御部 19 は、使用形態 2から使用形態 3や使用形態 4への変形を検出したとき、映像を再生するアプリケーションを起動するようにすることも可能である。

[0081] なお、所定の機能が複数ある場合、制御部 19は、特定した使用形態に対応した機能を複数の機能から 1つ選択するようにしてもよぐ前述した画面に対する表示の制御やアンテナ 20の制御を同時に行うようにしてもょ、。

[0082] 以上説明したように、本発明の実施形態に係る携帯端末 10は、第 1筐体 11に磁性体 21 , 22a, 22bを設け、第 2筐体 12に磁気センサ 24, 25a, 25bを設け、携帯端末

10の使用形態を磁気センサ 24, 25a, 25bにより検出するため、携帯端末 10の使用形態を検出するために必要な部材の部品点数とコストを削減するとともに、携帯端末の様々な使用形態を検出することができるものである。

[0083] また、携帯端末 10が折畳み状態や屈曲状態になるため、操作性が向上するだけでなぐ従来の携帯端末に比べて使用形態の検出機構を簡略ィ匕できることから、携帯端末 10の軽量化や小型化が図れる。

[0084] なお、本発明の実施の形態に係る携帯端末 10では、磁性体 21, 22a, 22bおよび磁気センサ 24, 25a, 25bをそれぞれ 3個づっ配設する例説明したが、磁性体および磁気センサは 3個に限定するものではなぐさらに磁性体および磁気センサは同じ個数でなくてもよい。 [0085] また、磁'性体 21, 22a, 22bおよび磁気センサ 24, 25a, 25biま、図 1、図 2に示すような配置に限るものではなぐ磁気センサが磁性体の磁気を検出して携帯端末 10 の使用形態を特定できる配置であればどのように配置されてもょ、。

[0086] 本出願は、 2005年 7月 27日出願の日本特許出願 (特願 2005-217446)に基づくものであり、それらの内容はここに参照として取り込まれる。

産業上の利用可能性

[0087] 本発明は、第 1筐体および第 2筐体をヒンジで連結することにより折畳み可能に構成された携帯端末への適用に好適である。

Claims

請求の範囲

[1] 互いに対向可能な内側面をそれぞれ有する第 1筐体、第 2筐体と、

前記第 1筐体および前記第 2筐体におけるそれぞれの前記内側面に対して略平行な第 1軸と、前記第 1軸に対して直交する第 2軸とを有するとともに、前記第 1筐体および前記第 2筐体を結合するヒンジとを備え、

前記ヒンジは、前記第 1筐体および前記第 2筐体がそれぞれの内側面を相対的に接近させる折畳み状態から、前記第 1筐体および前記第 2筐体がそれぞれの内側面を相対的に離隔させる開放状態まで、前記第 1軸を中心として前記第 1筐体および前記第 2筐体が相対的に回動可能であるとともに、

前記第 1筐体および前記第 2筐体がそれぞれの内側面を略平行に配置させた折畳み状態および屈曲状態において、前記第 2軸を中心として前記第 1筐体および前記第 2筐体が相対的に回動可能とされ、

前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に設けられた磁性体と、前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの他方に設けられて前記磁性体を検出する磁気センサとにより、前記第 1筐体および前記第 2筐体の折畳み状態または屈曲状態を含む使用形態を検出することを特徴とする携帯端末。

[2] 前記磁性体および前記磁気センサが前記第 2軸を中心とする同一半径の円周上に設置されて!、ることを特徴とする請求項 1に記載の携帯端末。

[3] 前記磁性体および前記磁気センサが前記第 1軸を中心とする対称位置に設置されていることを特徴とする請求項 2に記載の携帯端末。

[4] 前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に前記磁気センサが複数設けられ前記各磁気センサが、前記第 1軸に直交するとともに前記第 2軸の軸線が沿う同一平面上における中心線を中心とする対称位置に設置され、

前記各磁気センサのうちのいずれかが前記磁性体を検出することにより前記第 1筐体および前記第 2筐体の相対位置に基づく使用形態を判別することを特徴とする請求項 3に記載の携帯端末。

[5] 前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に前記磁性体が複数設けられ、前記各磁性体が、前記中心線を中心とする対称位置に設置されていることを特徴とする請求項 4に記載の携帯端末。

[6] 前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に画像を表示する表示部と、前記表示部を制御する制御部とを設け、

前記制御部は、判別した前記使用形態に対応するように前記表示部における画像の天地方向を変更することを特徴とする請求項 4および請求項 5のうちの一方に記載した携帯端末。

[7] 前記磁気センサが、あらかじめ設定された設定値と異なる値を出力した場合、前記制御部は前記設定値に対応する前記各使用形態のうちのいずれか 1つと同様の制御を行うことを特徴とする請求項 5に記載の携帯端末。

[8] 前記磁気センサが、あらかじめ設定された設定値と異なる値を出力した場合、前記制御部は出力値を検出する前の制御のうちの少なくとも一部を継続することを特徴とする請求項 5に記載の携帯端末。

[9] 前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に設けられたアンテナを有し、前記制御部は前記使用形態に対応して前記アンテナの受信に関わる特性を変更させることを特徴とする請求項 5または請求項 6に記載の携帯端末。

[10] 前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に設けられたテレビ放送の受信を制御する制御部を有し、

前記制御部は、前記使用形態に対応して前記テレビ放送を受信するアプリケーシヨンを起動することを特徴とする請求項 5〜請求項 9のいずれか 1項に記載の携帯端末。

[11] 前記第 1筐体および前記第 2筐体のうちの一方に設けられた映像の再生を制御する制御部を有し、

前記制御部は、前記使用形態に対応させて前記映像を再生するアプリケーションを起動することを特徴とする請求項 5〜請求項 7のいずれか 1項に記載の携帯端末。

[12] 前記磁性体は、磁石であることを特徴とする請求項 1〜請求項 11のいずれか 1項に記載の携帯端末。

[13] 前記磁気センサは、 MRセンサであることを特徴とする請求項 1〜請求項 12のいずれか 1項に記載の携帯端末。