WO2006087787A1 - メールサーバ、メール受信装置、メールサーバプログラム、メール受信プログラム、メール仲介方法、およびメール受信方法 - Google Patents

Abstract

　本発明は、メールサーバに仲介させて携帯装置やＰＣ（パーソナルコンピュータ）どうしの間でメールの送受信を行うメールシステムにおける、メールサーバおよびメール受信装置等に関し、利用者にとってメールアドレスの変更の際の労力が大幅に緩和され、かつネットワークのトラフィックも軽減されるメールシステムを構築する。メールサーバが、利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けて利用者装置のメールアドレスの履歴を管理しておき（ステップ４３１，４３２）、メール送信側装置からの、宛先装置に向けたメールを受信し（ステップ４３３）、受信したメールに、メール送信側装置のメールアドレスの履歴を付加して（ステップ４３５）その履歴が付加されたメールを宛先装置に送信する（ステップ４３６）。                                                                                 

Description

メールサーバ、メール受信装置、メールサーバプログラム、メール受信プ ログラム、メール仲介方法、およびメール受信方法

技術分野

[0001] 本発明は、メールサーバに仲介させて携帯装置や PC (パーソナルコンピュータ）ど うしの間でメールの送受信を行うメーリングシステムにおける、メールサーバ、メール 受信装置、メールサーバプログラム、メール受信プログラム、メール仲介方法、および メール受信方法に関する。

背景技術

[0002] 近年、インターネットや LAN (Local Area Network)等のネットワークを介して電 子メールを送受信するシステムが世界的に広く普及してきている。この電子メールを 送受信する装置としては、例えば PCや携帯電話等が多用されている。このシステム では、通常は電子メールの送信側の装置と受信側の装置との間にメールサーバが介 在し、送信側の装置カゝら送信された電子メールはー且メールサーバに格納されメー ルサーバから受信側の装置に送信される。

[0003] 通常、各装置はその装置に固有のメールアドレスを有し、そのメールアドレスはその 装置が加入して 、るシステムのメールサーバで管理されて 、る。各装置のユーザは、 例えば迷惑メールの受信拒否対策等の観点から自分の装置のメールアドレスを変更 する必要を生じることがあり、このメールシステムは装置のメールアドレスを変更するこ とができるように構成されて！、る。

[0004] ここで、従来は、自分の装置のメールアドレスを変更したユーザは、自分の装置に 向けて電子メールを送信して来る可能性のある、友人やビジネスの相手等の関係者 の装置に向けて、自分の装置のメールアドレスを変更したこと、およびその変更後の 新たなメールアドレスを通知し、その関係者にメールアドレスを変更したことを認識し てもらう必要があり、この作業は、通常は力なりの労力を有する作業である。また、そ の通知を受け取った側でも、様々な相手力 新たなメールアドレスが通知される度に その新たなメールアドレスをアドレス帳にきちんと登録し、ある 、はそのアドレス帳をき ちんと書き替えておく必要があり、このメールアドレスの管理はかなり厄介なものとな つている。

[0005] この厄介さを緩和するために、特許文献 1, 2には、メールアドレスの変更通知を受 信したときに、その受信側装置のアドレス帳を、その変更後の新たなメールアドレスに 自動的に書き替えることが提案されている。また、特許文献 3には、電話帳をデータ ベースで集中的に管理しておき、電話番号が変更されたときにデータベース装置か ら各個人電話機に通知し、各個人電話機においてもその個人電話機に記憶された 電話帳を通知された電話番号に自動的に変更することが提案されている。

特許文献 1：特開平 6— 139164号公報

特許文献 2：特開 2001— 356984号公報

特許文献 3 :特開 2000-196771号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 上記の特許文献 1一 3に開示された技術によれば、受信側の負担はある程度緩和 される。

[0007] し力しながら、上記の特許文献 1一 3に開示された技術は、メールアドレスを変更し た場合に変更した旨を関係者に通知する必要があることから、メールアドレス変更の 通知メールの数が大量となり、ネットワークのトラフィック負荷が増大するおそれがある

[0008] また、通常のメールシステムでは、特許文献 3に開示されたような、アドレス帳を集 中管理しておいてメールアドレスの変更を通知するようなシステムは採用されておら ず、仮にそのようなシステムを採用したとしても、メールアドレスを変更しょうとしている ユーザは、その集中管理されている自分のアドレス帳を精査してそのアドレス帳に新 たなメールアドレスを通知したくな 、相手が含まれて!/ヽな 、かどうか吟味する必要が あり、メールアドレス変更の通知のみが自動的に行なわれたとしても労力は大して軽 減されない。

[0009] 本発明は、上記事情に鑑み、利用者にとってメールアドレスの変更の際の労力が 大幅に緩和され、かつネットワークのトラフィックも軽減されるメールシステムの構築に 好適なメールサーバ、メール受信装置、メールサーバプログラム、メール受信プログ ラム、メール仲介方法、およびメール受信方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0010] 上記目的を達成する本発明のメールサーバは、

利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けるアドレス変更受付部と、 利用者装置のメールアドレスの履歴を管理するアドレス履歴管理部と、 送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受信するメール受信部と、 受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴を付してその履歴が付され たメールを宛先装置に送信するメール送信部とを備えたことを特徴とする。

[0011] 本発明のメールサーバによれば、メールアドレスの履歴が付されたメールが宛先装 置に送信されるため、宛先装置では、送信元装置のメールアドレスが変更されていた ときにその変更後の新たなメールアドレスを知ることができる。また、メールの送信側 では、メールアドレス変更以外の用件を書き込んだメールを送信すればメールァドレ ス変更も同時に通知されるため、メールアドレスを変更したことを通知するという意識 は持たずに済み、メールアドレス変更の労力が大幅に緩和され、さらにネットワークの トラフィックの増大も抑えられる。

[0012] ここで、上記本発明のメールサーバにおいて、上記アドレス履歴管理部は、利用者 装置のメールアドレスの履歴を、その利用者装置の最初のメールアドレス、およびそ の後のすべての変更されたメールアドレスを管理するものであり、上記メール送信部 は、宛先装置に送信するメールに、アドレス履歴管理部により管理されている、そのメ ールの送信元装置のメールアドレスのすべての履歴を付して、その履歴が付されたメ ールを宛先装置に送信するものであることが好ましい。

[0013] この場合、メールアドレスを何回変更しても、久しぶりにメールを送信する相手にも 自分の、その相手が知って 、るかなり古 、メールアドレスと最近のメールアドレスとが 対応づけられて通知される。

[0014] あるいは、上記本発明のメールサーバにおいて、上記アドレス履歴管理部は、利用 者装置のメールアドレスの履歴を、所定の変更回数以上の変更回数まで遡ったメー ルアドレスまで管理するものであり、上記メール送信部は、宛先装置に送信するメー ルに、アドレス履歴管理部に管理されている、そのメールの送信元装置のメールアド レスの履歴のうち、上記所定の変更回数分遡ったメールアドレスの履歴まで付して、 その履歴が付されたメールを宛先装置に送信するものであってもよい。

[0015] ここで、上記の「所定の変更回数以上の変更回数まで遡ったメールアドレスまで管 理する」とは、宛先装置に送信するメールに付されるメールアドレスの履歴が「所定の 変更回数分遡ったメールアドレスの履歴」（例えば過去 2回の変更分まで遡ったメー ルアドレスの履歴、すなわち、現在のメールアドレスと、 1回変更前のメールアドレスと 、さらにもう 1回変更前 (現在力もすると 2回変更前）のメールアドレスとからなるメール アドレスの履歴)である場合に、最低限その所定の変更回数分のメールアドレス (ここ での例では過去 2回の変更分まで遡ったメールアドレス）まで管理してもよぐある!/ヽ はそれ以上の変更回数分 (ここでの例では過去 3回以上）のメールアドレスあるいは 過去全ての変更分のメールアドレスを管理してもよ 、ことを意味して 、る。

[0016] あまりにも古いメールアドレスは相手に通知すること自体が不要であることも多ぐ宛 先装置に送信するメールに付される履歴を所定の変更回数分のメールアドレスに制 限することにより、多少なりとも送信データ量を下げることができる。

[0017] また、上記目的を達成する本発明のメール受信装置は、

少なくとも一部の利用者装置のメールアドレス一覧を管理するアドレス帳管理部と、 送信元装置のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するメール受信部と、 メール受信部で受信されたメールに付された履歴に記録されたメールアドレスと、ァ ドレス帳管理部に管理されているメールアドレスとを照合することにより、そのメールの 送信元装置を認識する送信元認識部と、

送信元認識部が、メール受信部で受信したメールの送信元装置を、その送信元装 置の過去のメールアドレスに基づいて認識した場合に、その旨をユーザに通知する ユーザ通知部とを備えたことを特徴とする。

[0018] ここで、上記ユーザ通知部は文章や図形の表示によりユーザに通知するものであ つてもよく、あるいはメロディ等の音声によってユーザ通知するものであってもよぐこ れら双方の組合せであってもよ 、。

[0019] また、上記の「少なくとも一部の利用者装置のメールアドレス一覧」は、このシステム に加入している装置全てのメールアドレス一覧である必要はなぐその装置が利用す る予定の一部の利用者装置のメールアドレス一覧でょ 、ことを意味して 、る。

[0020] ここでは、メールアドレス変更を意識する必要のないメールアドレス変更通知以外の 用件のメールにメールアドレスの履歴が付されて送信されてくるため、単にそのメー ルを開 、て読むだけではメールアドレスの変更に気づかな 、ことも考えられる。ここで は、上記のユーザ通知部を備えることにより、メールアドレスが変更されていることを そのメール受信装置のユーザに印象づけることができる。

[0021] ここで、上記本発明のメール受信装置にお!/、て、上記送信元認識部は、メール受 信部で受信されたメールに付された履歴に記録されたメールアドレスにつ 、て、現在 のメールアドレス力 過去のメールアドレスに遡る順序で、アドレス帳管理部に管理さ れて 、るメールアドレスと照合するものであることが好まし！/、。

[0022] 受信メールの数全体力 すると送信側のメールアドレスが変更されて 、な 、受信メ ールが圧倒的に多ぐ送信側のメールアドレスが変更されているケースは少なぐメー ルアドレスが複数回変更されているケースはさらに少ない。したがって、現在のメール アドレス力 過去のメールアドレスに遡る順序でメールアドレスを照合することで、そ の照合に要する時間が短縮化される可能性が高まる。

[0023] また、上記本発明のメール受信装置において、送信元認識部により送信元装置が 認識されたことを受けてその送信元装置に応じた受信処理を行なう受信処理部をさ らに備えることが好ましい。

[0024] 通常、メール受信装置として利用可能な携帯電話等では、その受信メールの送信 者 (送信側のメールアドレス）に応じて、その送信者の氏名やニックネームを表示した りその送信者に応じたメロディを流すなど、その送信者に応じた受信処理を設定する ことができるようになって!/ヽる機種が存在する。

[0025] 本発明のメール受信装置では、アドレス帳に更新前のメールアドレスが登録されて Vヽてもそのメールの送信者を特定することができるため、メール送信者に応じた受信 処理を設定する機能を備えると、その機能が従来よりもさらに有効に作用することに なる。

[0026] さらに、上記本発明のメール受信装置において、送信元装置がその送信元装置の 過去のメールアドレスに基づいて認識された場合にアドレス帳管理部により管理され ているその送信元装置の過去のメールアドレスをその送信元装置の現在のメールァ ドレスに自動更新する自動更新モードをユーザによる設定および解除の操作を受け てそれぞれ設定および解除する自動更新モード設定部をさらに備え、

上記アドレス帳管理部は、自動更新モードが設定されている場合に、送信元認識 部がメール受信部で受信したメールの送信元装置をその送信元装置の過去のメー ルアドレスに基づ 、て認識したことを受けて、アドレス帳管理部が管理して 、るその 送信元装置の過去のメールアドレスを、ユーザによる操作を待たずに、その送信元 装置の現在のメールアドレスに更新するものであることが好ましい。

[0027] このような自動更新モードを備えることによりメール受信装置のユーザのアドレス帳 管理の負担が軽減される。

[0028] ただし、この場合に、上記アドレス帳管理部は、自動更新モードにお!、て自動更新 したメールアドレスを、ユーザによるキャンセル操作を受けて、更新前のメールァドレ スに戻すものであることが好ましい。

[0029] このように、 自動更新されたメールアドレスをユーザ操作により更新前のメールアド レスに戻すように構成しておくと、送信元メールアドレス（Fromヘッダ）を詐称した迷 惑メールによって勝手に自動更新されたままとなつてしまう事態を防止することができ る。

[0030] また、上記の自動更新モードを有する受信装置の場合にぉ 、て、上記アドレス帳 管理部は、自動更新モードが未設定であって、送信元認識部がメール受信部で受 信したメールの送信元装置をその送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認 識した場合に、ユーザによる更新操作を受けて、アドレス帳管理部が管理しているそ の送信元装置の過去のメールアドレスをその送信元装置の現在のメールアドレスに 更新するものであることが好まし 、。

[0031] このような自動更新モードを選択すると、アドレス帳がユーザによる確認を経た後に 更新されるため、迷惑メール等によるアドレス帳の改ざんを一層有効に防止すること ができる。

[0032] さらに本発明のメール受信装置において、上記ユーザ通知部は、送信元認識部が メール受信部で受信したメールの送信元装置をその送信元装置の過去のメールアド レスに基づいて認識したことを、そのメールの受信時、ユーザ操作によるそのメール の開封時、および、ユーザ操作による、アドレス帳管理部により管理されているその 送信元装置のメールアドレスの表示時のうちの少なくとも 1つの時点で通知するもの であることが好ましい。

[0033] ユーザはこれらの時点でメールあるいはメールアドレスを意識するため、その意識さ れる時点で通知することによりユーザの注意を喚起することができる。

[0034] また上記目的を達成する本発明のメールサーバプログラムは、

プログラムの実行機能とデータ送受信機能とを有する情報処理装置内で実行され

、その情報処理装置を、

利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けるアドレス変更受付部と、 利用者装置のメールアドレスの履歴を管理するアドレス履歴管理部と、

送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受信するメール受信部と、 受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴を付してその履歴が付され たメールを宛先装置に送信するメール送信部とを備えたメールサーバとして動作させ ることを特徴とする。

[0035] ここで、上記メールサーバプログラムにお 、て、上記アドレス履歴管理部は、利用者 装置のメールアドレスの履歴を、その利用者装置の最初のメールアドレス、およびそ の後のすべての変更されたメールアドレスを管理するものであり、上記メール送信部 は、宛先装置に送信するメールに上記アドレス履歴管理部により管理されている、そ のメールの送信元装置のメールアドレスのすべての履歴を付して、その履歴が付され たメールをその宛先装置に送信するものであることが好ましい。

[0036] あるいは、上記本発明のメールサーバプログラムにおいて、上記アドレス履歴管理 部は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、所定の変更回数以上の変更回数まで 遡ったメールアドレスまで管理するものであり、上記メール送信部は、宛先装置に送 信するメールに、アドレス履歴管理部に管理されている、そのメールの送信元装置の メールアドレスの履歴のうち、上記所定の変更回数分遡ったメールアドレスの履歴ま で付して、その履歴が付されたメールをその宛先装置に送信するものであってもよ ヽ [0037] また、上記目的を達成する本発明のメール受信プログラムは、

プログラムの実行機能とデータ受信機能とを有する情報処理装置内で実行され、そ の情報処理装置を、

少なくとも一部の利用者装置のメールアドレス一覧を管理するアドレス帳管理部と、 送信元装置のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するメール受信部と、 メール受信部で受信されたメールに付された履歴に記録されたメールアドレスと、ァ ドレス帳管理部に管理されているメールアドレスとを照合することにより、そのメールの 送信元装置を認識する送信元認識部と、

送信元認識部が、メール受信部で受信したメールの送信元装置を、その送信元装 置の過去のメールアドレスに基づいて認識した場合に、その旨をユーザに通知する ユーザ通知部とを備えたメール受信装置として動作させることを特徴とする。

[0038] ここで、上記本発明のメール受信プログラムが、上記送信元認識部は、メール受信 部で受信されたメールに付された履歴に記録されたメールアドレスにつ 、て、現在の メールアドレス力 過去のメールアドレスに遡る順序で、アドレス帳管理部に管理され て 、るメールアドレスと照合するものであることが好まし!/、。

[0039] また、上記本発明のメール受信プログラムが、上記情報処理装置を、送信元認識 部により送信元装置が認識されたことを受けてその送信元装置に応じた受信処理を 行なう受信処理部をさらに備えたメール受信装置として動作させるものであることが好 ましい。

[0040] また、上記本発明のメール受信プログラムにお 、て、上記情報処理装置を、送信元 装置がその送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識された場合にァドレ ス帳管理部により管理されているその送信元装置の過去のメールアドレスをその送 信元装置の現在のメールアドレスに自動更新する自動更新モードをユーザによる設 定および解除の操作を受けてそれぞれ設定および解除する自動更新モード設定部 をさらに備え、

上記アドレス帳管理部は、自動更新モードが設定されている場合に、送信元認識 部がメール受信部で受信したメールの送信元装置をその送信元装置の過去のメー ルアドレスに基づ 、て認識したことを受けて、アドレス帳管理部が管理して 、るその 送信元装置の過去のメールアドレスを、ユーザによる操作を待たずに、その送信元 装置の現在のメールアドレスに更新するものであることが好ましぐこの場合に、上記 アドレス帳管理部は、 自動更新モードにおいて自動更新したメールアドレスを、ユー ザによるキャンセル操作を受けて、更新前のメールアドレスに戻すものであることがさ らに好ましい。

[0041] あるいは、上記本発明のメール受信プログラムにおいて、上記アドレス帳管理部は 、 自動更新モードが未設定であって、送信元認識部カ^ール受信部で受信したメー ルの送信元装置をその送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識した場合 に、ユーザによる更新操作を受けて、アドレス帳管理部が管理しているその送信元装 置の過去のメールアドレスをその送信元装置の現在のメールアドレスに更新するもの であることも好ま 、態様である。

[0042] さらに、上記本発明のメール受信プログラムにおいて、上記ユーザ通知部は、送信 元認識部が上記メール受信部で受信したメールの送信元装置をその送信元装置の 過去のメールアドレスに基づいて認識したことを、そのメールの受信時、ユーザ操作 によるそのメールの開封時、および、ユーザ操作による、アドレス帳管理部により管理 されているその送信元装置のメールアドレスの表示時のうちの少なくとも 1つの時点 で通知するものであることが好まし 、。

[0043] また、上記目的を達成する本発明のメール仲介方法は、

利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けて利用者装置のメールアドレスの履 歴を管理するアドレス履歴管理ステップと、

送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受信するメール受信ステップと、 受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴を付してその履歴が付され たメールを宛先装置に送信するメール送信ステップとを有することを特徴とする。

[0044] ここで、上記本発明のメール仲介方法において、上記アドレス履歴管理ステップは 、利用者装置のメールアドレスの履歴を、その利用者装置の最初のメールアドレス、 およびその後のすべての変更されたメールアドレスを管理するステップであり、上記メ ール送信ステップは、宛先装置に送信するメールにアドレス履歴管理ステップにお ヽ て管理されて 、る、そのメールの送信元装置のメールアドレスのすべての履歴を付し て、その履歴が付されたメールをその宛先装置に送信するステップであることが好ま しい。

[0045] あるいは、上記本発明のメール仲介方法にお!、て、上記アドレス履歴管理ステップ は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、所定の変更回数以上の変更回数まで遡 つたメールアドレスまで管理するステップであり、上記メール送信ステップは、宛先装 置に送信するメールに、アドレス履歴管理ステップにおいて管理されているそのメー ルの送信元装置のメールアドレスの履歴のうち、上記所定の変更回数分遡ったメー ルアドレスの履歴まで付して、その履歴が付されたメールをその宛先装置に送信する ステップであってもよ！/、。

[0046] また上記目的を達成する本発明のメール受信方法は、

少なくとも一部の利用者装置のメールアドレス一覧を管理するアドレス帳管理ステツ プと、

送信元装置のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するメール受信ステツ プと、

メール受信ステップで受信されたメールに付された履歴に記録されたメールァドレ スと、アドレス帳管理ステップにお 、て管理されて!、るメールアドレスとを照合すること により、そのメールの送信元装置を認識する送信元認識ステップと、

送信元認識ステップにお 、て、メール受信ステップで受信したメールの送信元装置 力 その送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識された場合に、その旨 をユーザに通知するユーザ通知ステップとを有することを特徴とする。

[0047] ここで、上記本発明のメール受信方法にお!、て、上記送信元認識ステップは、メー ル受信ステップで受信されたメールに付された履歴に記録されたメールアドレスにつ いて、現在のメールアドレス力 過去のメールアドレスに遡る順序で、アドレス帳管理 ステップにお 、て管理されて 、るメールアドレスと照合するステップであることが好ま しい。

[0048] また、上記本発明のメール受信方法は、上記送信元認識ステップにより送信元装 置が認識されたことを受けてその送信元装置に応じた受信処理を行なう受信処理ス テツプをさらに有するものであることが好ましい。

[0049] また、上記本発明のメール受信方法にお!、て、送信元装置がその送信元装置の過 去のメールアドレスに基づ 、て認識された場合にアドレス帳管理ステップにお 、て管 理されているその送信元装置の過去のメールアドレスをその送信元装置の現在のメ ールアドレスに自動更新する自動更新モードをユーザによる設定および解除の操作 を受けてそれぞれ設定および解除する自動更新モード設定ステップをさらに有し、 上記アドレス帳管理ステップは、自動更新モードが設定されている場合に、送信元 認識ステップによりメール受信ステップで受信したメールの送信元装置がその送信元 装置の過去のメールアドレスに基づ 、て認識されたことを受けて、アドレス帳管理ス テツプが管理されて 、るその送信元装置の過去のメールアドレスを、ユーザによる操 作を待たずに、その送信元装置の現在のメールアドレスに更新するステップであるこ とが好ましぐこの場合に、上記アドレス帳管理ステップは、上記自動更新モードにお いて自動更新したメールアドレスを、ユーザによるキャンセル操作を受けて、更新前 のメールアドレスに戻すステップであることがさらに好ましい。

[0050] さらに、上記本発明のメール受信方法において、上記アドレス帳管理ステップは、 自動更新モードが未設定であって、送信元認識ステップにお 、て上記メール受信ス テツプで受信したメールの送信元装置がその送信元装置の過去のメールアドレスに 基づいて認識された場合に、ユーザによる更新操作を受けて、アドレス帳管理ステツ プが管理されているその送信元装置の過去のメールアドレスをその送信元装置の現 在のメールアドレスに更新するステップであることも好ましい態様である。

[0051] さらに、上記本発明のメール受信方法において、上記ユーザ通知ステップは、送信 元認識ステップにおいてメール受信ステップで受信したメールの送信元装置がその 送信元装置の過去のメールアドレスに基づ 、て認識されたことを、そのメールの受信 時、ユーザ操作によるそのメールの開封時、および、ユーザ操作による、アドレス帳 管理ステップにお 、て管理されて 、るその送信元装置のメールアドレスの表示時のう ちの少なくとも 1つの時点で通知するステップであることが好ましい。

発明の効果

[0052] 以上のとおり、本発明によれば、メールアドレスの変更の労力が緩和され、かつネッ トワークトラフィックも軽減される。

図面の簡単な説明

[図 1]本発明の一実施形態が適用されるメールシステムの概要を示す模式図である。

[図 2]図 1に外観を示す携帯電話機の回路ブロック図である。

[図 3]図 1に外観を示した、メールサーバとして動作するコンピュータのハードウェア構 成図である。

[図 4]メールサーバの機能を示した機能ブロック図である。

[図 5]図 1に示す携帯電話機のメール受信装置としての機能を示した機能ブロック図 である。

[図 6]図 1,図 3に示すコンピュータ内で実行されるメールサーバプログラムの概要を 示した図である。

[図 7]図 1,図 2に示す携帯電話機のアプリケーション部で実行され、その携帯電話機 に図 5を参照して説明したメール受信装置としての機能を与えるメール受信プロダラ ムの概要を示す図である。

[図 8]図 1,図 3に示すコンピュータを用いて実施されるメール仲介方法の概要を示す フローチャートである。

[図 9]図 1 ,図 2に示す携帯電話を用 ヽて実施されるメール受信方法の概要を示すフ ローチャートである。

[図 10]メール送信側装置とメールサーバの処理を示す図である。

[図 11]メールサーノから送信されてきたメールを受信したときのメール受信側装置の 処理を示す図である。

[図 12]メッセージ画面を示す図である。

[図 13]メールアドレスを自動で更新するか否かの設定画面を示す図である。

[図 14]自動更新されたメールアドレスの取消時の処理を表わすフローチャートである

[図 15]そのときの表示画面を示す図である。

[図 16]メールアドレスの自動更新モードが設定されて 、な 、とき（自動更新モードが 設定されて 、るとき）のメールアドレスの更新処理および取消処理を示すフローチヤ ートである。

[図 17]図 16に示すフローチャートに対応する、手動更新モードが設定されて ヽるとき の電話帳詳細画面を示す図である。

[図 18]受信メールの一覧画面を示す図である。

[図 19]上記の実施形態における受信メール一覧画面を示す図である。

[図 20]変形例を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

[0054] 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

[0055] 図 1は、本発明の一実施形態が適用されるメールシステムの概要を示す模式図で ある。

[0056] ここには、 2台の携帯電話機 10, 20と、鉄塔 31の上に立てられたアンテナ 30と、メ ールサーノ 0とが示されており、ここでは、メールサーノ 0を介在させて 2台の携帯 電話機 10, 20間でメールの送受信が行なわれる。

[0057] 携帯電話機 10, 20には、パワーキー 11, 21、操作ボタン 12, 22、および LCD表 示画面 13, 23を備えており、電話としての送受話機能や電子メールの送受信機能を 有する。

[0058] ここでは、 2台の携帯電話機 10, 20のうちの一方の携帯電話機 10を、今回のメー ルを送信するメール送信装置、もう一方の携帯電話機 20をメール受信装置として説 明する。

[0059] 尚、このメールシステムを構成して 、る、メールの送受信を行なう装置は多数存在 するが、ここでは代表的に 2台のみ示されている。

[0060] また、メールサーバは、コンピュータ 40で構成されており、 CPU (中央処理装置） , RAM (ランダムアクセスメモリ），ハードディスク，通信用ボード等が内蔵された本体 部 41、本体部 41からの指示により表示画面 42a上に画像を表示する表示装置 42、 コンピュータ 40に利用者の指示を入力するためのキーボード 43、表示画面 42a上の 任意の位置を指定することにより、その指定時にその位置に表示されていたアイコン 等に応じた指示を与えるマウス 44を備えて 、る。

[0061] 本体部 41は、さらに外観上、 CD50や DVD (図示せず）が装填される CDZDVD 装填口 41aを有しており、その内部には、その CDZDVD装填口 41aから装填され

[0062] 図 2は、図 1に外観を示す携帯電話機 10, 20の回路ブロック図である。 2台の携帯 電話機 10, 20はいずれも同一の構成を有する。ここでは代表的にメール受信装置と して説明する携帯電話機 20について説明する。

[0063] 携帯電話機 20は、無線通信を行なう無線部 24と、その無線部 24で受信した信号 をベースバンド信号に変換する処理や後述するアプリケーション部 28との間で信号 の送受信を行なうベースバンド部 25と、図 1にも示す、電源をオン、オフするための パワーキー 21と、電池電圧を昇圧して回路各部に電力を供する電源用 LSI26と、 R TC (リアルタイムクロック） 27とを備えている。また、この携帯電話機 20には、 CPUや 、アプリケーションプログラムが格納されたメモリ等を内蔵しアプリケーションプロダラ ムを実行するアプリケーション部 28と、アプリケーションプログラムの処理結果のデー タ等を記憶する SDRAM29と、さらに図 1にも示す LCD表示画面 23と操作キー 22と を備えている。

[0064] 図 3は、図 1に外観を示した、メールサーバとして動作するコンピュータのハードゥエ ァ構成図である。

[0065] 図 3のハードウェア構成図には、 CPU41b、 RAM41c、ハードディスクコントローラ 41d、 CDZDVDドライブ 41e、マウスコントローラ 41f、キーボードコントローラ 41g、 ディスプレイコントローラ 41h、および通信用ボード 41iが示されており、それらはバス 4 ljで相互に接続されている。

[0066] CDZDVDドライブ 41eは、図 1を参照して説明したように、 CDZDVD装填口 41a 力 装填された CD50や DVD (図示せず）をアクセスするものである。通信用ボード 4 liは、図 1に示す 2台の携帯電話機 10, 20間で送受信された電子メールの仲介のた めのメールの送受信を行なう。

[0067] また、図 3には、ハードディスクコントローラ 41dによりアクセスされるハードディスク 4 5、マウスコントローラ 41fにより制御されるマウス 44、キーボードコントローラ 41gによ り制御されるキーボード 43、およびディスプレイコントローラ 41hにより制御されるも表 示装置 42も示されている。 [0068] 図 4は、メールサーバの機能を示した機能ブロック図である。ここで説明する機能は 、図 1,図 3に示すコンピュータ 40内で後述するメールサーバプログラム 420 (図 6参 照）が実行されることにより実現する機能である。

[0069] この図 4に示すメールサーノ OOには、アドレス変更受付部 411、アドレス履歴管 理部 412、メール受信部 413、およびメール送信部 414が備えられている。

[0070] ここで、アドレス変更受付部 411は、利用者装置（図 1に示す例では 2台の携帯電 話機 10, 20)のメールアドレスの変更を受け付ける機能を有し、アドレス履歴管理部 412は、利用者装置のメールアドレスの履歴を管理する機能を有する。また、メール 受信部 413は、送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受信する機能を有し 、メール送信部 414は、その受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴 を付してその履歴が付されたメールを宛先装置に送信する機能を有する。ここではァ ドレス履歴管理部 412は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、その利用者装置 の最初のメールアドレス、およびその後のすべての変更されたメールアドレスを管理 するものであり、メール送信部 414は、宛先装置に送信するメールにアドレス履歴管 理部 412により管理されている、そのメールの送信元装置のメールアドレスのすべて の履歴を付して、その履歴が付されたメールを宛先装置に送信するものである。

[0071] ただし、アドレス履歴管理部 412は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、所定 の変更回数以上の変更回数まで遡ったメールアドレスまで管理する構成とし、メール 送信部 414を、宛先装置に送信するメールに、アドレス履歴管理部 412に管理され ている、そのメールの送信元装置のメールアドレスの履歴のうち、その所定の変更回 数分遡ったメールアドレスの履歴まで付して、その履歴が付されたメールを宛先装置 に送信する構成を採用してもょ ヽ。

[0072] 尚、このメールサーノ OOの、より具体的な機能例については後述する。

[0073] 図 5は、図 1に示す 2台の携帯電話機それぞれ (ここでは携帯電話機 20とする）のメ ール受信装置としての機能を示した機能ブロック図である。

[0074] ここで説明するメール受信装置 200は、図 1,図 2に示す携帯電話機 20におけるァ プリケーシヨン部 28 (図 2参照）で、後述するメール受信プログラム 220 (図 7参照）が 実行されることにより、その携帯電話機 20内に実現する機能である。 [0075] この図 5に示すメール受信装置 200には、ユーザ操作部 211と、自動更新モード設 定部 212と、アドレス帳管理部 213と、メール受信部 214と、送信元認識部 215と、受 信処理部 216と、ユーザ通知部 217とが備えられている。

[0076] ユーザ操作部 211は、ハードウェアは、図 1,図 2に示す携帯電話機 20の操作キー

22がこれに対応し、ユーザ操作に応じてこのメール受信装置 200に後述する各種の 指示を入力するためのものである。

[0077] 自動更新モード設定部 212については少し後で説明する。

[0078] アドレス帳管理部 213は、このメール受信装置 200のユーザの考えに基づいてそ のメール受信装置 200内に作成されている、利用者装置のメールアドレス一覧を管 理する機能を有する。

[0079] メール受信部 214は、図 4に示すメールサーバ 400のメール送信部 414から送信さ れてきた、送信元装置のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するものであ る。

[0080] メール受信部 214によりメールアドレスの履歴が付されたメールが受信されると、送 信元認識部 215により、メール受信部 214で受信されたメールに付された履歴に記 録されたメールアドレスと、アドレス帳管理部 213に管理されているメールアドレスとが 照合され、そのメールの送信元装置が認識される。ここで、送信元認識部 215では、 その照合にあたり、メール受信部 214で受信されたメールに付された履歴に記録され たメールアドレスにつ!/、て、現在のメールアドレスから過去のメールアドレスに遡る順 序で、アドレス帳管理部 213に管理されているメールアドレスとの照合が行なわれる。 メールアドレスが変更されて ヽな 、ことの方が多く、この方が全体として照合の処理が 短時間で済むからである。

[0081] また、受信処理部 216では、送信元認識部 215により送信元装置が認識されたこと を受けて、その送信元装置に応じた受信処理が行なわれる。この送信元装置に応じ た受信処理とは、例えばアドレス帳にメールアドレスと対応づけてそのメールアドレス の利用者の氏名やニックネームが登録されて 、た場合に受信時にその氏名やニック ネームを表示したり、アドレス帳にメールアドレスに特定の音が対応づけている場合 に、受信時にその音声を出力する処理等をいう。この送信装置に応じた受信処理自 体は既に公知の機能であり、これ以上の詳細説明は省略する。

[0082] また、ユーザ通知部 217は、送信元認識部 215が、メール受信部 214で受信したメ ールの送信元装置を、その送信元装置の過去のメールアドレスに基づ 、て認識した 場合に、過去のメールアドレスに基づいて認識した旨をユーザに通知するものである 。本実施形態では、この通知は、表示画面 23 (図 1,図 2参照）に「アドレス更新情報 あります」のフレーズを表示することにより行なわれる（図 2参照）。このほか、このよう な文字による表示ではなぐ図案によって表示してもよぐ音声で通知してもよい。本 実施形態では、このユーザ通知部 217は、送信元認識部 215がメール受信部 214で 受信したメールの送信元装置をその送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて 認識した場合に、過去のメールアドレスに基づいて認識した旨を、そのメールの受信 時、ユーザ操作によるそのメールの開封時、および、ユーザ操作による、アドレス帳 管理部 213により管理されているその送信元装置のメールアドレスの表示時に通知 する。

[0083] また、自動更新モード設定部 212は、送信元装置がその送信元装置の過去のメー ルアドレスに基づいて認識された場合にアドレス帳管理部により管理されているその 送信元装置の過去のメールアドレスをその送信元装置の現在のメールアドレスに自 動更新する自動更新モードを、ユーザによる、ユーザ操作部 211からの設定および 解除の操作を受けてそれぞれ設定および解除するものである。

[0084] この自動更新モードが設定されている場合、アドレス帳管理部 213は、送信元認識 部 215がメール受信部 214で受信したメールの送信元装置をその送信元装置の過 去のメールアドレスに基づいて認識したことを受けて、そのアドレス帳管理部 213が 管理して!/、るその送信元装置の過去のメールアドレスを、ユーザによる操作を待たず に、その送信元装置の現在のメールアドレスに更新する。

[0085] さらに、このアドレス帳管理部 213は、自動更新モードにおいて自動更新したメー ルアドレスを、ユーザによるユーザ操作部 211からのキャンセル操作を受けて、更新 前のメールアドレスに戻す機能を有する。この機能は、送信元メールアドレスを詐称 した迷惑メールによる不正書替えの防止に役立つ。

[0086] 一方、自動更新モードが未設定であって、送信元認識部 215がメール受信部 214 で受信したメールの送信元装置をその送信元装置の過去のメールアドレスに基づい て認識した場合には、アドレス帳管理部 213は、ユーザ操作部 211における、ユーザ による更新操作を受けて、アドレス帳管理部 213が管理しているその送信元装置の 過去のメールアドレスをその送信元装置の現在のメールアドレスに更新する。

[0087] この図 5に示すメール受信装置 200の具体例につ 、ては後述する。

[0088] 図 6は、図 1,図 3に示すメールサーノ O内で実行されるメールサーバプログラムの 概要を示した図である。

[0089] この図 6に示すメールサーバ 400プログラム 420は、図 1,図 3に示すコンピュータ 4 0を、図 4を参照して説明したメールサーノ 00として動作させるプログラムであって、 アドレス変更受付部 421、アドレス履歴管理部 422、メール受信部 423、およびメー ル送信部 424を有する。これらアドレス変更受付部 421、アドレス履歴管理部 422、メ ール受信部 423、およびメール送信部 424は、図 1,図 3に示すコンピュータ 40に、 図 4に示すメールサーノ 00を構成する、それぞれアドレス変更受付部 411、ァドレ ス履歴管理部 412、メール受信部 413、およびメール送信部 414としての各機能を 与えるプログラム部品であり、これら各プログラム部品が図 1,図 3に示すコンピュータ 40内で実行されたときの作用は、図 4に示すメールサーノ OOとしての各機能ブロッ クの機能と同一であり、ここでは重複説明は省略する。

[0090] 図 7は、図 1,図 2に示す携帯電話機 20のアプリケーション部 28 (図 2参照）で実行 され、その携帯電話機 20に、図 5を参照して説明したメール受信装置 200としての機 能を与えるメール受信プログラムの概要を示す図である。

[0091] この図 7に示すメール受信プログラム 220は、ユーザ操作部 221、自動更新モード 設定部 222、アドレス帳管理部 223、メール受信部 224、送信元認識部 225、受信 処理部 226、およびユーザ通知部 227の各プログラム部品から構成されている。

[0092] これらの各プログラム部品であるユーザ操作部 221、自動更新モード設定部 222、 アドレス帳管理部 223、メール受信部 224、送信元認識部 225、受信処理部 226、 およびユーザ通知部 227は、図 1,図 2に示す携帯電話機 20内で実行されたとき〖こ 、その携帯電話機 20に、図 5を参照して説明した対応する各機能ブロック、すなわち 、ユーザ操作部 211、自動更新モード設定部 212、アドレス帳管理部 213、メール受 信部 214、送信元認識部 215、受信処理部 216、およびユーザ通知部 217の各機 能を与えるプログラム部品である。これら各プログラム部品が図 1,図 2に示す携帯電 話機 20内で実行されたときの作用は、図 5に示すメール受信装置 200の各機能プロ ックの機能と同一であり、ここでは重複説明は省略する。

[0093] 図 8は、図 1,図 2に示すコンピュータを用いて実施されるメール仲介方法の概要を 示すフローチャートである。

[0094] この図 8に示すメール仲介方法は、アドレス履歴管理ステップ a 1、メール受信ステツ プ a2、およびメール送信ステップ a3を有する。

[0095] アドレス履歴管理ステップ a 1は、利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けて 利用者装置のメールアドレスの履歴を管理するステップであり、図 4に示すメールサ ーノ OOのアドレス変更受付部 411とアドレス履歴管理部 412との複合に対応する。

[0096] また、メール受信ステップ a2は、送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受 信するステップであり、図 4に示すメール受信部 413に相当する。また、メール送信ス テツプ a3は、受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴を付して、その 履歴が付されたメールを宛先装置に送信するステップであり、図 4に示すメール送信 部 414に相当する。

[0097] ここで、本実施形態では、アドレス履歴管理ステップ alにお 、ては、利用者装置の メールアドレスの履歴力 その利用者装置の最初のメールアドレス、およびその後の すべての変更されたメールアドレスが管理され、メール送信ステップ a3では、宛先装 置に送信するメールに、アドレス履歴管理ステップ alにおいて管理されている、その メールの送信元装置のメールアドレスのすべての履歴が付されて、その履歴が付さ れたメールがその宛先装置に送信される。

[0098] ただし、アドレス履歴管理ステップ a 1を、利用者装置のメールアドレスの履歴を、所 定の変更回数以上の変更回数まで遡ったメールアドレスまで管理するステップとし、 メール送信ステップ a3を、宛先装置に送信するメールに、アドレス履歴管理ステップ a 1にお 、て管理されて!、る、そのメールの送信元装置のメールアドレスの履歴のうち、 その所定の変更回数分遡ったメールアドレスの履歴まで付して、その履歴が付され たメールを宛先装置に送信するステップとして構成してもよい。 [0099] 本実施形態では、普段はアドレス履歴管理ステップ alによりメールアドレスの変更 受付けやメールアドレスの管理が行なわれており、装置からメールが送信されてくると そのメールを受信し (ステップ a2)、送信元装置のメールアドレスの履歴を付してその 履歴を付したメールを宛先装置に送信する (ステップ a3)。

[0100] 図 9は、図 1,図 2に示す携帯電話機を用いて実施されるメール受信方法の概要を 示すフローチャートである。

[0101] この図 9に示すメール受信方法は、アドレス帳管理ステップ bl、自動更新モード設 定ステップ b2、メール受信ステップ b3、送信元認識ステップ b4、受信処理ステップ b 5、およびユーザ通知ステップ b6を有する。

[0102] アドレス帳管理ステップ blでは、その携帯電話でメールのやりとりをしょうとする利 用者装置のメールアドレス一覧が管理される。

[0103] 自動更新モード設定ステップ b2は、送信元装置がその送信元装置の過去のメール アドレスに基づ 、て認識された場合にアドレス帳管理ステップ blにお 、て管理されて いるその送信元装置の過去のメールアドレスをその送信元装置の現在のメールアド レスに自動更新する自動更新モードをユーザによる設定および解除の操作を受けて それぞれ設定および解除するステップであり、メール受信ステップ b3は、送信元装置 のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するステップである。また、送信元認 識ステップ b4は、メール受信ステップ b3で受信されたメールに付された履歴に記録 されたメールアドレスと、アドレス帳管理ステップ b 1にお!/、て管理されて!、るメールァ ドレスとを照合することにより、そのメールの送信元装置を認識するステップである。こ の送信元認識ステップ b4では、メール受信ステップ b3で受信されたメールに付され た履歴に記録されたメールアドレス力 現在のメールアドレスから過去のメールァドレ スに遡る順序で、アドレス帳管理ステップ blにお 、て管理されて 、るメールアドレスと 照合される。

[0104] また受信処理ステップ b5では、送信元認識ステップ b4により送信元装置が認識さ れたことを受けて、その送信元装置に応じた受信処理が行なわれる。

[0105] さらに、ユーザ通知ステップ b6では、送信元認識ステップ b4にお 、て、メール受信 ステップ b3で受信したメールの送信元装置力 その送信元装置の過去のメールアド レスに基づいて認識された場合に、過去のメールアドレスに基づいて認識された旨を ユーザに通知するユーザ通知ステップである。

[0106] ここで、このユーザ通知ステップ b6では、送信元認識ステップ b4においてメール受 信ステップ b3で受信したメールの送信元装置がその送信元装置の過去のメールアド レスに基づいて認識されたことが、そのメールの受信時、ユーザ操作によるそのメー ルの開封時、および、ユーザ操作による、アドレス帳管理ステップ blにおいて管理さ れているその送信元装置のメールアドレスの表示時に通知される。

[0107] また、アドレス帳管理ステップ blでは、自動更新モードが設定されている場合に、 送信元認識ステップ b4によりメール受信ステップ b3で受信したメールの送信元装置 がその送信元装置の過去のメールアドレスに基づ 、て認識されたことを受けて、その アドレス帳管理ステップ b 1にお 、て管理されて 、る送信元装置の過去のメールアド レスが、ユーザによる操作を待たずに、送信元装置の現在のメールアドレスに更新さ れる。またこのアドレス帳管理ステップ blでは、自動更新モードにおいて自動更新し たメールアドレス力 ユーザによるキャンセル操作を受けて、更新前のメールアドレス に戻される。

[0108] さらに、このアドレス帳管理ステップ blでは、 自動更新モードが未設定であって、送 信元認識ステップ b4においてメール受信部 214で受信したメールの送信元装置が その送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識された場合に、ユーザによ る更新操作を受けて、アドレス帳管理ステップ blにお ヽて管理されて ヽる送信元装 置の過去のメールアドレスがその送信元装置の現在のメールアドレスに更新される。

[0109] 以下では、本発明についての、より具体的な実施形態を説明する。

[0110] 図 10は、メール送信側装置とメールサーバの処理を示す図である。

[0111] ここで、この図 10に示すメール送信側装置は、例えば図 1に示す 2台の携帯電話 機 10, 20のうちの 1台の携帯電話機 10であり、この図 10に示すメールサーバは、図 1に示すコンピュータ 40である。

[0112] メール送信側装置は、そのメール送信側装置に固有の、「装置固有アドレス」を有し 、またそのメール送信側装置は、現在、「ABC@fujiyama. co. jp」というメールアド レスを有している。ここで、メール送信側装置のユーザにより、 2004年 7月 1日に、そ のメールアドレス「ABC@fujiyama. co. jp」を「DEF@fujiyama. com」に変更す るためのメールアドレス変更操作が行なわれたものとする（ステップ 111)。このメール アドレスの変更の情報は、 Webサイド上でメールサーバに伝えられる。メールサーバ 上ではそのメール送信側装置の「装置固有アドレス」に、これまで使われていた最新 のメールアドレス「ABC@fujiyama. co. jp」と、過去（2003年 1月 1日）に 1回変更さ れた、その「ABC@fujiyama. co. jp」よりも 1回前のメールアドレス「XYZ@fujiyam a. co. jp」とが対応づけられて、そのメール送信側装置のメールアドレスの履歴が管 理されており（ステップ 431)、メール送信側装置力もそのメールアドレスを、「ABC@ fujiyama. co. jp」を「DEF@fujiyama. com」への変更する旨の情報を受け取ると 、今度は、それまで管理していた履歴情報に代わり、「装置固有アドレス」に、最新の メールアドレス「DEF@fujiyama. com」と、「履歴 1 (2004年 7月 1日）： ABC@fuji yama. co. jp」と、「履歴 2 (2003年 1月 l S ) :XYZ@fujiyama. co. jp」とが対応づ けられて管理され (ステップ 432)、 Webサイト上で、メール送信側装置に向けて、メ ールアドレスの、 「DEF@ fujiyama. com」への変更が完了した旨を通知し、メール 送信側装置ではそのメールアドレスの変更の完了が確認される (ステップ 112)。これ により、メール送信側装置のメールアドレスは「DEF@ fujiyama. com」となり、これ 以降、メール送信側装置では、そのメール送信側装置のメールアドレスとして「DEF ©fujiyama. com」力 S用 ヽられる。

[0113] その後、そのメール送信側装置でメールが作成されて送信操作が行なわれたもの とする (ステップ 113)。そのメールには、そのメール送信側装置の装置固有アドレス が付されており、さらに Fromヘッダ (メール送信元のメールアドレスが記録されるへッ ダ）に「DEF@ fujiyama. com」が書き込まれてメールサーバに送られる。

[0114] メールサーバでは、その送信メールを受け付けて、そのメールの送信元の装置固 有アドレスを認識し (ステップ 433)、その装置固有アドレスとメールサーバ内の登録 情報との照合により、そのメールサーバ内の登録情報中から、 Fromヘッダ： DEF@f ujiyama. comと同一のメールアドレスを抽出し（ステップ 434)、ステップ 433で受信 したメールにメールアドレスの変更履歴が記録された拡張ヘッダを付加する処理が 行なわれる（ステップ 435)。ここに示す例では、この拡張ヘッダ付加処理では、拡張 ヘッダとして、 1：0111(履歴1)へッダ：八8じ@1\1 &111&. co. jpと From (履歴 2)へッ ダ： XYZ@fujiyama. co. jpが付加される。

[0115] このような拡張ヘッダ付加処理 (ステップ 435)を行なった後、ステップ 433で受け付 けて上記の拡張ヘッダが付加された送信メール力 そのメールの宛先に送信される ( ステップ 436)。この宛先に送信されるメールには Fromヘッダ： DEF@fujiyama. co mと From (履歴 1)ヘッダ： ABC@fujiyama. co. jpと From (履歴 2)ヘッダ： XYZ@ fujiyama. co. jpが付されている。

[0116] 図 11は、メールサーノから送信されてきたメールを受信したときのメール受信側装 置の処理を示す図である。この図 11に示すメール受信側装置は、例えば図 1に示す 2台の携帯電話機 10, 20のうちの 1台の携帯電話機 20である。

[0117] メール受信側装置では、図 8のステップ 436に示す、 Fromヘッダ， From (履歴 1) ヘッダ、および (履歴 2)ヘッダが付されたメールの受信処理が行なわれ、先ずは、 Fr omヘッダと、そのメール受信側装置の電話帳 (相手の電話番号とともにメールァドレ スも一緒に登録されている）との照合処理が行なわれる (ステップ 231)。ここでの照 合処理では、 Fromヘッダ： DEF@ fujiyama. comと同一のメールアドレスがその電 話帳に登録されているか否かが調べられる。電話帳内にそのメールアドレス「DEF@ fujiyama. com」が存在していた時は、 From (履歴 1)ヘッダおよび From (履歴 2) ヘッダについての照合処理は不要であり、直接にステップ 238に移行する。ステップ 238では、ユーザによりあらカゝじめ設定されて ヽるメール受信操作を行なうための処 理が行なわれる。ここでは、そのメールアドレスに対応づけられたメール受信動作、例 えばそのメールアドレスと相手側ユーザの名前とが対応づけられているときにそのュ 一ザの名前を表示したり、特定のメロディが対応づけられているときにそのメロディを 発音する処理等をいう。

[0118] ステップ 232において電話帳に Fromヘッダ： DEF@fujiyama. comと一致するメ ールアドレスが登録されて 、な 、旨判定されると、今度は From (履歴 1)ヘッダ: AB C@ fujiyama. co. jpについて、電話帳に登録されているメールアドレスとの照合処 理が行なわれ、一致したときには (ステップ 234)、上述したステップ 238に進むととも に、さらに後述するステップ 239に進む。 [0119] From (履歴 1)ヘッダ: ABC@fujiyama. co. jpについても電話帳に一致するメー ルアドレスが見つからなかったときは（ステップ 234)、さらに From (履歴 2)ヘッダ: X YZ@fujiyama. co. jpについて同様にして照合処理が行なわれる（ステップ 235)。 一致する (ステップ 236)と上述のステップ 238に進むとともに、さらに、以下に説明す るステップ 239に進み、それでもなお、電話帳に一致したメールアドレスが存在しない ときは (ステップ 236)、電話帳に登録が無いときのメール受信動作処理が行なわれる (ステップ 237)。

[0120] ステップ 239では、ステップ 238におけるメール受信動作処理が終了した後、電話 帳に過去のメールアドレス（ここに示す例では From (履歴 1)ヘッダ： ABC@fujiyam a. co. jpあるいは From (履歴 2)ヘッダ： XYZ@fujiyama. co. jp)と一致したことを 表わしメールアドレスの更新を促すメッセージ画面が表示される。

[0121] 図 12は、そのメッセージ画面を示す図である。

[0122] ここでは図 12 (A)に示すように、受信メールがあることにカ卩ぇ「アドレス更新情報あり ます」のメッセージが表示され、所定時間後に、図 12 (B)に示すように通常の待ち受 け画面に戻る。

[0123] 図 13は、メールアドレスを自動で更新する力否かの設定画面を示す図である。

[0124] 待受画面力 のメニュー操作により「アドレス自動更新機能」を起動すると、この図 1

3に示す画面が開き、メールアドレスの自動更新モードの設定や解除を行なうことが できる。

[0125] 図 11に戻って説明を続ける。

[0126] ステップ 240では、メールアドレスの自動更新モードが設定されてるか否かが判定 され、自動更新モードが設定されてるときは、ユーザ操作を待たずに、電話帳の、そ れまで登録されていたメールアドレス ABC@fujiyama. co. jpから新たなメールアド レス DEF@fujiyama. comへの更新処理が行なわれる（ステップ 241)。

[0127] 自動更新モードが設定されていないときはメールアドレスを手動で更新することが できる。この処理については後述する。

[0128] 図 14は、自動更新されたメールアドレスの取消時の処理を表わすフローチャート、 図 15はそのときの表示画面を示す図である。 [0129] ここでは、待受画面からのメニュー操作、あるいは、図 12 (A)の画面が表示されて いるときの決定ボタンを押すことにより、自動更新モードにおいて自動更新された電 話帳詳細が表示され（図 14ステップ 251、図 15 (A) )、サブメニュー起動操作を受け て図 15 (B)の画面が表示されて更新取消 Z承認のいずれの処理が選択され、取消 処理が選択されたときは（図 14ステップ 252)メールアドレスの更新を取り消して更新 前のメールアドレスに戻される（図 14ステップ 253、図 15 (C) )。

[0130] ここで、図 15 (A)等にある「送信元」「ソゥシンモト」は、今回の送信元として登録さ れている具体的な氏名やニックネーム等である力 ここでは、「送信元」「ソゥシンモト」 t 、う名称で代表させて 、る。以下に説明する各図にっ ヽても同様である。

[0131] このように、ここでは自動更新モードによるメールアドレスの自動更新の後も更新前 のメールアドレスを記憶しておき、更新を取り消すことができるように構成されている。 こうすることにより、自動更新モードにおいてもメールアドレスの更新をユーザがコント ロールすることができ、迷惑メールによるメールアドレスの改ざん等を防ぐことができる

[0132] 図 16は、メールアドレスの自動更新モードが設定されていないとき（手動更新モー ドが設定されているとき）のメールアドレスの更新処理および取消処理を示すフロー チャートである。

[0133] 手動更新モードが設定されている場合は、電話帳に登録されたメールアドレスが古 いメールアドレスであることが分かっても新しいメールアドレスに自動的には更新され ない。そこでここでは、更新に関する電話帳詳細を表示し (ステップ 261)、更新実行 操作が行なわれると (ステップ 262)、メールアドレスの更新処理が実行され (ステップ 263)、一方、一旦更新した後における取消し操作が行なわれると、その一旦更新し たメールアドレスの更新が取り消されて更新前のメールアドレスに戻される（ステップ 2 64)。

[0134] このように、この実施形態では、自動更新モードの場合と同様、メールアドレスが手 動で更新された場合も、更新前のメールアドレスが記憶されており、更新取消操作に 応じて更新が取り消される。こうすることにより、ユーザがうつ力り更新してしまったとき も容易に元に戻すことができる。 [0135] 図 17は、図 16に示すフローチャートに対応する、手動更新モードが設定されてい るときの電話帳詳細画面を示す図である。

[0136] 図 17 (A)の電話帳詳細画面は手動更新モードが設定されているときの待受画面 力ものメニュー操作、あるいは、手動更新モードが設定されていて、メール受信により 図 12 (A)の画面が表示されているときの決定ボタンを押す操作により表示される。こ の図 17 (A)の電話帳詳細では、更新前のメールアドレス ABC@fujiyama. co. jp が表示されている。

[0137] そこでサブメニューを起動し「アドレス情報更新」を選択すると（図 17 (B) )、新たなメ ールアドレス DEF@ fujiyama. comに更新される（図 17 (C) )。

[0138] メールアドレスをー且更新した後に電話帳詳細を表示して、図 15 (B)に示す画面 から「更新の取消し」を選択すると、ー且更新されたメールアドレス (ここに示す例では DEF@fujiyama. com)が更新前のメールアドレス（ここに示す例では ABC @fujiy ama. co. jp;に戾 れる。

[0139] 図 18は、受信メール開封時における受信メールの一覧画面を示す図である。この 図 18も、図 16に示すフローチャートに対応している。

[0140] 図 18 (A)の受信メール一覧画面は、受信メール開封操作により表示され、その中 の 1つ（ここでは DEF@fujiyama. com)を選択してサブメニュー操作を行なうと図 1 8 (B)の画面が表示され、その画面上で「アドレス情報更新」を選択すると、それまで の「DEF@fujiyama. com」という表示が「送信元」（前述したとおり特定の送信元が 分力るような氏名やニックネーム）に変更される。このことは、電話帳において、更新 前は「送信元」という名称と「ABC@fujiyama. co. jp」というメールアドレスとが対応 づけられて登録されていたところ、今回の更新により、「ABC@fujiyama. co. jp」が 「DEF@fujiyama. com」に更新され、その結果「DEF@fujiyama. com」が「送信 元」と対応づけられたことになり、画面上には、その「送信元」が表示されたことを意味 している。

[0141] 次に、上記の実施形態の変形例について説明する。

[0142] 図 19は、上記の実施形態における受信メール一覧画面を示す図、図 20は、その 変形例を示す図である。 [0143] 図 19に示す例では、図 18の説明と同様、電話帳には「送信元」と「ABC@fujiyam a. co. jp」とが対応づけられており、図 19 (A)に示すように今回の受信メールの送信 元アドレスである「DEF@fujiyama. com」は「送信元」とは対応づけられて ヽな 、。 図 19 (A)は今回の受信メールを含め、 3回の受信メールがあったことを表わしており 、今回の受信メールの送信元アドレスは「DEF@fujiyama. com」であって、その前 の 2回の受信メールの送信元アドレスは「ABC@fujiyama. co. jp」であることを表わ している。ここで「ABC@fujiyama. co. jp」は電話帳で「送信元」と対応づけられて いるため、画面上には「ABC@fujiyama. co. jp」に代わり「送信元」が表示されてい る。

[0144] ここでサブメニューを開いて、「アドレス情報更新」を選択すると（図 19 (B) )、今度は 「DEF@fujiyama. com」が「送信元」と対応づけられる結果、「ABC@fujiyama. c o. jp」は「送信元」と対応づけられなくなり、画面上、「DEF@fujiyama. com」に代 わり「送信元」が表示されるとともに、「ABC@fujiyama. co. jp」については「送信元 」との対応づけが解かれたため、今度は「ABC@fujiyama. co. jp」のまま表示され ることになり、ユーザに奇異な印象を与えかねない。

[0145] 図 20は、これを改良したものである。すなわち、図 20 (A) , (B)は図 19 (A) , (D)と 同様であるが、図 20 (C)は、「ABC@fujiyama. co. jp」を「DEF@fujiyama. com 」に更新した結果、更新前のメールアドレス「ABC@fujiyama. co. jp」と「送信元」と の対応づけを解消することなぐ更新後のメールアドレス「DEF@fujiyama. com」も 「送信元」に対応づけられたことを意味している。このように更新前後の双方のメール アドレスを同一の「送信元」に対応づけることにより、図 19を参照して説明した奇異な 印象を与えることを防止することができる。

[0146] 尚、ここでは、メール送信装置、メール受信装置として携帯電話機を例に説明した 力 パーソナルコンピュータ等をメール送信装置、メール受信装置として用いてもよく 、本発明は携帯電話機を用いるものに限られるものではな 、。

Claims

請求の範囲

[1] 利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けるアドレス変更受付部と、

利用者装置のメールアドレスの履歴を管理するアドレス履歴管理部と、

送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受信するメール受信部と、 受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴を付して該履歴が付された メールを宛先装置に送信するメール送信部とを備えたことを特徴とするメールサーバ

[2] 前記アドレス履歴管理部は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、その利用者装 置の最初のメールアドレス、およびその後のすべての変更されたメールアドレスを管 理するものであり、

前記メール送信部は、宛先装置に送信するメールに前記アドレス履歴管理部により 管理されて!、る該メールの送信元装置のメールアドレスのすべての履歴を付して、該 履歴が付されたメールを該宛先装置に送信するものであることを特徴とする請求項 1 記載のメールサーバ。

[3] 前記アドレス履歴管理部は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、所定の変更回 数以上の変更回数まで遡ったメールアドレスまで管理するものであり、

前記メール送信部は、宛先装置に送信するメールに、前記アドレス履歴管理部に 管理されて!、る該メールの送信元装置のメールアドレスの履歴のうち、前記所定の変 更回数分遡ったメールアドレスの履歴まで付して、該履歴が付されたメールを該宛先 装置に送信するものであることを特徴とする請求項 1記載のメールサーバ。

[4] 少なくとも一部の利用者装置のメールアドレス一覧を管理するアドレス帳管理部と、 送信元装置のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するメール受信部と、 前記メール受信部で受信されたメールに付された履歴に記録されたメールアドレス と、前記アドレス帳管理部に管理されているメールアドレスとを照合することにより、該 メールの送信元装置を認識する送信元認識部と、

前記送信元認識部が、前記メール受信部で受信したメールの送信元装置を、該送 信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識した場合に、その旨をユーザに通 知するユーザ通知部とを備えたことを特徴とするメール受信装置。

[5] 前記送信元認識部は、前記メール受信部で受信されたメールに付された履歴に記 録されたメールアドレスについて、現在のメールアドレスから過去のメールアドレスに 遡る順序で、前記アドレス帳管理部に管理されて 、るメールアドレスと照合するもの であることを特徴とする請求項 4記載のメール受信装置。

[6] 前記送信元認識部により前記送信元装置が認識されたことを受けて該送信元装置 に応じた受信処理を行なう受信処理部をさらに備えたことを特徴とする請求項 4記載 のメール受信装置。

[7] 送信元装置が該送信元装置の過去のメールアドレスに基づ ヽて認識された場合に 前記アドレス帳管理部により管理されている該送信元装置の過去のメールアドレスを 該送信元装置の現在のメールアドレスに自動更新する自動更新モードをユーザによ る設定および解除の操作を受けてそれぞれ設定および解除する自動更新モード設 定部をさらに備え、

前記アドレス帳管理部は、前記自動更新モードが設定されている場合に、前記送 信元認識部が前記メール受信部で受信したメールの送信元装置を該送信元装置の 過去のメールアドレスに基づ 、て認識したことを受けて、該アドレス帳管理部が管理 している該送信元装置の過去のメールアドレスを、ユーザによる操作を待たずに、該 送信元装置の現在のメールアドレスに更新するものであることを特徴とする請求項 4 記載のメール受信装置。

[8] 前記アドレス帳管理部は、前記自動更新モードにお!、て自動更新したメールァドレ スを、ユーザによるキャンセル操作を受けて、更新前のメールアドレスに戻すものであ ることを特徴とする請求項 7記載のメール受信装置。

[9] 前記アドレス帳管理部は、前記自動更新モードが未設定であって、前記送信元認 識部が前記メール受信部で受信したメールの送信元装置を該送信元装置の過去の メールアドレスに基づいて認識した場合に、ユーザによる更新操作を受けて、該アド レス帳管理部が管理している該送信元装置の過去のメールアドレスを該送信元装置 の現在のメールアドレスに更新するものであることを特徴とする請求項 7記載のメール 受信装置。

[10] 前記ユーザ通知部は、前記送信元認識部が前記メール受信部で受信したメール の送信元装置を該送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識したことを、 該メールの受信時、ユーザ操作による該メールの開封時、および、ユーザ操作による 、前記アドレス帳管理部により管理されている該送信元装置のメールアドレスの表示 時のうちの少なくとも 1つの時点で通知するものであることを特徴とする請求項 4記載 のメール受信装置。

[11] プログラムの実行機能とデータ送受信機能とを有する情報処理装置内で実行され

、該情報処理装置を、

利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けるアドレス変更受付部と、 利用者装置のメールアドレスの履歴を管理するアドレス履歴管理部と、

送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受信するメール受信部と、 受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴を付して該履歴が付された メールを宛先装置に送信するメール送信部とを備えたメールサーバとして動作させる ことを特徴とするメールサーバプログラム。

[12] 前記アドレス履歴管理部は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、その利用者装 置の最初のメールアドレス、およびその後のすべての変更されたメールアドレスを管 理するものであり、

前記メール送信部は、宛先装置に送信するメールに前記アドレス履歴管理部により 管理されて!、る該メールの送信元装置のメールアドレスのすべての履歴を付して、該 履歴が付されたメールを該宛先装置に送信するものであることを特徴とする請求項 1 1記載のメールサーバプログラム。

[13] 前記アドレス履歴管理部は、利用者装置のメールアドレスの履歴を、所定の変更回 数以上の変更回数まで遡ったメールアドレスまで管理するものであり、

前記メール送信部は、宛先装置に送信するメールに、前記アドレス履歴管理部に 管理されて!、る該メールの送信元装置のメールアドレスの履歴のうち、前記所定の変 更回数分遡ったメールアドレスの履歴まで付して、該履歴が付されたメールを該宛先 装置に送信するものであることを特徴とする請求項 11記載のメールサーバプログラム

[14] プログラムの実行機能とデータ受信機能とを有する情報処理装置内で実行され、 該情報処理装置を、

少なくとも一部の利用者装置のメールアドレス一覧を管理するアドレス帳管理部と、 送信元装置のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するメール受信部と、 前記メール受信部で受信されたメールに付された履歴に記録されたメールアドレス と、前記アドレス帳管理部に管理されているメールアドレスとを照合することにより、該 メールの送信元装置を認識する送信元認識部と、

前記送信元認識部が、前記メール受信部で受信したメールの送信元装置を、該送 信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識した場合に、その旨をユーザに通 知するユーザ通知部とを備えたメール受信装置として動作させることを特徴とするメ ール受信プログラム。

[15] 前記送信元認識部は、前記メール受信部で受信されたメールに付された履歴に記 録されたメールアドレスについて、現在のメールアドレスから過去のメールアドレスに 遡る順序で、前記アドレス帳管理部に管理されて 、るメールアドレスと照合するもの であることを特徴とする請求項 14記載のメール受信プログラム。

[16] 前記情報処理装置を、前記送信元認識部により前記送信元装置が認識されたこと を受けて該送信元装置に応じた受信処理を行なう受信処理部をさらに備えたメール 受信装置として動作させることを特徴とする請求項 14記載のメール受信プログラム。

[17] 前記情報処理装置を、送信元装置が該送信元装置の過去のメールアドレスに基づ いて認識された場合に前記アドレス帳管理部により管理されている該送信元装置の 過去のメールアドレスを該送信元装置の現在のメールアドレスに自動更新する自動 更新モードをユーザによる設定および解除の操作を受けてそれぞれ設定および解 除する自動更新モード設定部をさらに備え、

前記アドレス帳管理部は、前記自動更新モードが設定されている場合に、前記送 信元認識部が前記メール受信部で受信したメールの送信元装置を該送信元装置の 過去のメールアドレスに基づ 、て認識したことを受けて、該アドレス帳管理部が管理 している該送信元装置の過去のメールアドレスを、ユーザによる操作を待たずに、該 送信元装置の現在のメールアドレスに更新するものであることを特徴とする請求項 14 記載のメール受信プログラム。

[18] 前記アドレス帳管理部は、前記自動更新モードにぉ 、て自動更新したメールァドレ スを、ユーザによるキャンセル操作を受けて、更新前のメールアドレスに戻すものであ ることを特徴とする請求項 17記載のメール受信プログラム。

[19] 前記アドレス帳管理部は、前記自動更新モードが未設定であって、前記送信元認 識部が前記メール受信部で受信したメールの送信元装置を該送信元装置の過去の メールアドレスに基づいて認識した場合に、ユーザによる更新操作を受けて、該アド レス帳管理部が管理している該送信元装置の過去のメールアドレスを該送信元装置 の現在のメールアドレスに更新するものであることを特徴とする請求項 17記載のメー ル受信プログラム。

[20] 前記ユーザ通知部は、前記送信元認識部が前記メール受信部で受信したメール の送信元装置を該送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識したことを、 該メールの受信時、ユーザ操作による該メールの開封時、および、ユーザ操作による 、前記アドレス帳管理部により管理されている該送信元装置のメールアドレスの表示 時のうちの少なくとも 1つの時点で通知するものであることを特徴とする請求項 14記 載のメール受信プログラム。

[21] 利用者装置のメールアドレスの変更を受け付けて該利用者装置のメールアドレスの 履歴を管理するアドレス履歴管理ステップと、

送信元装置からの、宛先装置に向けたメールを受信するメール受信ステップと、 受信したメールに、送信元装置のメールアドレスの履歴を付して該履歴が付された メールを宛先装置に送信するメール送信ステップとを備えたことを特徴とするメール 仲介方法。

[22] 前記アドレス履歴管理ステップは、利用者装置のメールアドレスの履歴を、その利 用者装置の最初のメールアドレス、およびその後のすべての変更されたメールァドレ スを管理するステップであり、

前記メール送信ステップは、宛先装置に送信するメールに前記アドレス履歴管理ス テツプにお 、て管理されて 、る該メールの送信元装置のメールアドレスのすべての 履歴を付して、該履歴が付されたメールを該宛先装置に送信するステップであること を特徴とする請求項 21記載のメール仲介方法。

[23] 前記アドレス履歴管理ステップは、利用者装置のメールアドレスの履歴を、所定の 変更回数以上の変更回数まで遡ったメールアドレスまで管理するステップであり、 前記メール送信ステップは、宛先装置に送信するメールに、前記アドレス履歴管理 ステップにお 、て管理されて 、る該メールの送信元装置のメールアドレスの履歴のう ち、前記所定の変更回数分遡ったメールアドレスの履歴まで付して、該履歴が付され たメールを該宛先装置に送信するステップであることを特徴とする請求項 21記載のメ ール仲介方法。

[24] 少なくとも一部の利用者装置のメールアドレス一覧を管理するアドレス帳管理ステツ プと、

送信元装置のメールアドレスの履歴が付されたメールを受信するメール受信ステツ プと、

前記メール受信ステップで受信されたメールに付された履歴に記録されたメールァ ドレスと、前記アドレス帳管理ステップにお 、て管理されて!、るメールアドレスとを照 合することにより、該メールの送信元装置を認識する送信元認識ステップと、 前記送信元認識ステップにお 、て、前記メール受信ステップで受信したメールの送 信元装置が、該送信元装置の過去のメールアドレスに基づ ヽて認識された場合に、 その旨をユーザに通知するユーザ通知ステップとを有することを特徴とするメール受 信方法。

[25] 前記送信元認識ステップは、前記メール受信ステップで受信されたメールに付され た履歴に記録されたメールアドレスにつ 、て、現在のメールアドレスから過去のメー ルアドレスに遡る順序で、前記アドレス帳管理ステップにお 、て管理されて 、るメ一 ルアドレスと照合するものであることを特徴とする請求項 24記載のメール受信方法。

[26] 前記送信元認識ステップにより前記送信元装置が認識されたことを受けて該送信 元装置に応じた受信処理を行なう受信処理ステップをさらに有することを特徴とする 請求項 24記載のメール受信方法。

[27] 送信元装置が該送信元装置の過去のメールアドレスに基づ!/ヽて認識された場合に 前記アドレス帳管理ステップにお!/、て管理されて!ヽる該送信元装置の過去のメール アドレスを該送信元装置の現在のメールアドレスに自動更新する自動更新モードを ユーザによる設定および解除の操作を受けてそれぞれ設定および解除する自動更 新モード設定ステップをさらに有し、

前記アドレス帳管理ステップは、前記自動更新モードが設定されている場合に、前 記送信元認識ステップにより前記メール受信ステップで受信したメールの送信元装 置が該送信元装置の過去のメールアドレスに基づ 、て認識されたことを受けて、該ァ ドレス帳管理ステップが管理されて 、る該送信元装置の過去のメールアドレスを、ュ 一ザによる操作を待たずに、該送信元装置の現在のメールアドレスに更新するもの であることを特徴とする請求項 24記載のメール受信方法。

[28] 前記アドレス帳管理ステップは、前記自動更新モードにお!、て自動更新したメール アドレスを、ユーザによるキャンセル操作を受けて、更新前のメールアドレスに戻すス テツプであることを特徴とする請求項 27記載のメール受信方法。

[29] 前記アドレス帳管理ステップは、前記自動更新モードが未設定であって、前記送信 元認識ステップにおいて前記メール受信ステップで受信したメールの送信元装置が 該送信元装置の過去のメールアドレスに基づいて認識された場合に、ユーザによる 更新操作を受けて、該アドレス帳管理ステップが管理されて!、る該送信元装置の過 去のメールアドレスを該送信元装置の現在のメールアドレスに更新するステップであ ることを特徴とする請求項 27記載のメール受信方法。

[30] 前記ユーザ通知ステップは、前記送信元認識ステップにおいて前記メール受信ス テツプで受信したメールの送信元装置が該送信元装置の過去のメールアドレスに基 づいて認識されたことを、該メールの受信時、ユーザ操作による該メールの開封時、 および、ユーザ操作による、前記アドレス帳管理ステップにおいて管理されている該 送信元装置のメールアドレスの表示時のうちの少なくとも 1つの時点で通知するステ ップであることを特徴とする請求項 24記載のメール受信方法。