WO2005086165A1

WO2005086165A1 - 記録装置と再生装置と記録方法と再生方法と記録媒体

Info

Publication number: WO2005086165A1
Application number: PCT/JP2004/010826
Authority: WO
Inventors: Yousuke Yamada
Original assignee: Ricoh Company, Ltd.
Priority date: 2004-03-05
Filing date: 2004-07-29
Publication date: 2005-09-15
Also published as: US20070183272A1; EP1722369A4; EP1722369A1; JP2005285301A

Abstract

　パーソナルコンピュータ３のＣＰＵ３８の制御により、データを入力し、そのデータを圧縮処理し、そのデータの圧縮処理の際に得られるデータ種情報に基づいて上記データからインデックスデータを取り出して、ＤＶＤドライブ２に対して、上記圧縮処理したデータと共に上記インデックスデータと上記圧縮処理の際に得られる時間情報とを光ディスク１に記録させることにより、インデックスデータを作成するための煩雑な操作を軽減する。

Description

明細書

記録装置と再生装置と記録方法と再生方法と記録媒体

技術分野

[0001] この発明は、動画像データ，静止画データ，まとまった量のテキストデータ（ログ）などの時系列のコンテンツデータ等のデータを CD— ROMディスク， CD— Rディスク， C D—RWディスク， DVD—ROMディスク， DVD—Rディスク， DVD—RWディスク， DV D—RAMディスク， DVD + RWディスク， DVD + Rディスク等の光ディスク、 M〇ディスク， MD等の光磁気ディスク、ハードディスク（HD)，フレキシブルディスク（FD)等の磁気ディスク、不揮発ラム（不揮発性 RAM) ,フラッシュロム（Flash ROM)等のメモリカード等の記録媒体に対して記録を行う光ディスク記録装置等の記録装置と、その記録装置によって上記のような記録媒体に記録されたデータを再生する光ディスク再生装置等の再生装置と、上記記録装置による記録媒体に対するデータの記録方法と、上記再生装置による記録媒体からのデータの再生方法と、コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体とに関する。

背景技術

[0002] 図 4はリニアなアドレッシングを行う記録媒体におけるデータのレイアウト例を示す図である。

[0003] 例えば、 CD—ROMディスク， CD—Rディスク， CD—RWディスク， DVD—ROMディスク， DVD—Rディスク， DVD—RWディスク， DVD—RAMディスク， DVD + RWディスク， DVD + Rディスク等の記録媒体（光ディスク）は一定の大きさの記録再生領域セクタによって分けられている力この図 4ではそれよりも大きくアプリケーションレべルでの領域を示している。

[0004] 図 4の（a)に示すように、記録媒体上の記録領域 50の先頭はリードイン (Lead— In) 領域 51と呼ばれ、記録媒体そのものに関する情報や、その後のいくつかある記録単位のレイアウト情報などの記録媒体全般に対する情報が記録される領域であり、記録再生装置にマウントされると、まずここからデータの読み出しが始まる。

[0005] その後から実際にユーザであるホストコンピュータが記録可能なユーザ記録可能領域 52であって、ユーザが任意のデータが記録できるのはこの領域だけである。

[0006] ユーザ記録可能領域 52の先頭セクタ力ゼロ番地となっていて、 LBA: 0と表される。

[0007] ユーザ記録可能領域 52の特定の番地は、アンカーポイントと言うオペレーティングシステム（OS)などのファイルシステム毎に固定的に決まっている場所である。ユーザデータはまずここから読み出すという印となるセクタである。アンカーポイントは複数箇所ある場合もある。

[0008] ユーザ記録可能領域 52内のファイルシステム領域 53は、個々のファイルやディレクトリの記録されてレ、る場所や大きさ ·時間 ·属性などを定義してレ、る領域である。

[0009] その後にやっと主なアプリケーションデータ等のコンテンツデータの入るコンテンツ領域 54がある。その後、コンテンツデータ以外のデータを収めるその他データ領域 5 5が存在しても良レ、。このその他データ領域 55は任意で無くても良い。

[0010] 最後に、リードアウト（Lead— Out)領域 56と呼ばれる記録済み領域があって、これが記録媒体の終了限界近くまで続く。ここで、記録再生装置の記録媒体に光を照射して記録媒体上に対してデータの読み書きを行う光ピックアップが飛び越してしまうのを防ぐようにしている。

[0011] なお、図 4の（a)に示すレイアウトは、実際の記録量比率を反映していない。実際には記録領域には圧倒的にコンテンツデータで占められていることが多レ、。このように各機能を持った領域は連続していることが前提とされていて、図 4の（b)に示すように、ユーザ記録可能領域 52に未記録領域 57があると、再生専用装置での再生ができずに互換性が低下する。このような制限の基に、同一記録媒体上に、異なったデータ（Data)を記録してレ、く動きが出てきている。

[0012] 図 5は、同一記録媒体上に異なるデータを記録するときのレイアウトの例を示す図である。

[0013] これは記録媒体上の記録領域 50のユーザ記録可能領域 52を幾つかの領域に分割して使おうとするものであり、同一データにおいては記録領域の容量が少なくなることになる。具体的には、図 5に示すように、ユーザ記録可能領域 52を、ファイルシステム領域 53とコンテンツ領域 54からなるデータ種類 Aの領域と、ファイルシステム領域 53' とコンテンツ領域 54' 力なるデータ種類 Bの領域とに分割した場合、リードアウト領域 56の部分が同一データ内でなくなってしまう為、データ種類 Aの領域とデータ種類 Bの領域の間に一時的なリードアウト領域としてテンポラリ 'リードアウト (Te mporary Lead— Out)領域 58を書き込んでいる。これに拠って同一記録媒体上に異なったデータ種の記録が可能になっている。

[0014] し力、しながら、インデックスデータだけではデータファイルの先頭までは簡単に捜し出すことができるが、データファイル中の所定の部分に達するためには、一旦映像等のデータを記録した後に、ある特定場所から再生しょうとするには、早送り等で目的の場所近くまで進み、そこからは通常の再生速度で特定場所に行き着かねばならなレ、。これは実際に再生動作をしながら飛び飛びにデータを見てゆくために、行過ぎて戻す等行ったり来たりしながら見つけなければならず非常に面倒である。

[0015] 従来、このような事を避ける為に、記録された記録媒体を初めから再生しながら、何箇所かでデータに目印を付けて置き、後からその目印のところまで一気に進めて所定の場所に行き着くようにしている（例えば、特開 2003— 018527号公報、特開 200 3-111004号公報、特開 2003-134415号公報、特開平 9—305365号公報）。発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0016] し力、しながら、従来の記録再生装置では、記録媒体に対するデータの記録を一旦完了した後に、そのデータを再生しなおして目印を付けねばならず、複数回の再生' 記録動作が必要になり、使用者に煩雑な操作を強いてしまうという問題があった。

[0017] この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、映像等のデータを記録する際にそのデータの一部を含むインデックス用のデータを自動的に作成して、上記データと共に記録媒体に記録できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0018] この発明は上記の目的を達成するため、次の（1)一 (6)の記録装置と再生装置を提供する。

(1)データを入力し、そのデータを圧縮処理し、そのデータの圧縮処理の際に得られるデータ種情報に基づいて上記データからインデックスとして使用する部分データを取り出し、上記圧縮処理したデータと共に上記部分データと上記圧縮処理の際に得られる時間情報とを記録媒体に記録する記録制御手段を備えた記録装置。

(2)上記（1)の記録装置において、上記圧縮処理したデータと上記部分データ及び上記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ上記記録媒体上の異なる領域に記録する手段を設けた記録装置。

(3)上記（1)又は（2)の記録装置にぉレ、て、上記部分データを上記圧縮処理の進行に合わせて上記記録媒体に記録されている部分データに追記する手段を設けた記録装置。

(4)上記（1)乃至（3)のレ、ずれかの記録装置にぉレ、て、上記部分データを上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けた記録装置。

(5)上記 (4)の記録装置において、上記部分データを上記圧縮処理したデータの記録の合間に上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けた記録装置。

(6)上記（1)乃至（3)のレ、ずれかの記録装置によって記録媒体に記録された部分データを再生し、その再生した部分データに基づいて上記データの早送り再生，逆送り再生，早戻し再生を行う手段を設けた再生装置。

また、次の（7)—（12)の記録方法と再生方法も提供する。

(7)データを入力し、そのデータを圧縮処理し、そのデータの圧縮処理の際に得られるデータ種情報に基づいて上記データからインデックスとして使用する部分データを取り出し、上記圧縮処理したデータと共に上記部分データと上記圧縮処理の際に得られる時間情報とを記録媒体に記録する記録方法。

(8)上記（7)の記録方法にぉレ、て、上記圧縮処理したデータと上記部分データ及び上記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ上記記録媒体上の異なる領域に記録する記録方法。

(9)上記（7)又は（8)の記録方法にぉレ、て、上記部分データを上記圧縮処理の進行に合わせて上記記録媒体に記録されている部分データに追記する記録方法。

(10)上記（7)乃至（9)のレ、ずれかの記録方法にぉレ、て、上記部分データを上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する記録方法。

(11)上記（10)の記録方法において、上記部分データを上記圧縮処理したデータの記録の合間に上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する記録方法。

(12)上記（7)乃至（11)のレ、ずれかの記録方法によって記録媒体に記録された部分データを再生し、その再生した部分データに基づいて上記データの早送り再生，逆送り再生，早戻し再生を行う再生方法。

さらに、次の（13)—（18)の各記録媒体も提供する。

(13)コンピュータに、データを入力し、そのデータを圧縮処理し、そのデータの圧縮処理の際に得られるデータ種情報に基づいて上記データからインデックスとして使用する部分データを取り出し、上記圧縮処理したデータと共に上記部分データと上記圧縮処理の際に得られる時間情報とを記録媒体に記録する手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(14)上記（13)のプログラムにおいて、コンピュータに、上記圧縮処理したデータと上記部分データ及び上記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ上記記録媒体上の異なる領域に記録する手順を実行させるためのプログラムを記録したコンビユータ読み取り可能な記録媒体。

(15)上記（13)又は（14)のプログラムにおいて、コンピュータに、上記部分データを上記圧縮処理の進行に合わせて上記記録媒体に記録されている部分データに追記する手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(16)上記（13)乃至（15)のプログラムにおいて、コンピュータに、上記部分データを上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(17)上記（16)のプログラムにおいて、コンピュータに、上記部分データを上記圧縮処理したデータの記録の合間に上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(18)上記（13)乃至（17)のいずれかのプログラムにおいて、コンピュータに、上記記録媒体に記録された部分データを再生し、その再生した部分データに基づいて上記データの早送り再生，逆送り再生，早戻し再生を行う手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。また、次の（19)一（28)の各記録装置も提供する。

(19)記録媒体にデータを間欠的に記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段による記録動作と平行して、上記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、上記データから上記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成するインデックス情報'部分データ生成手段と、上記データ記録手段によるデータの記録の合間に、上記インデックス情報 ·部分データ生成手段によって生成されたインデッタス情報及び部分データを上記記録媒体に記録するインデックス情報 ·部分データ記録手段を備えた記録装置。

(20)上記（19)の記録装置において、上記データ記録手段は、上記記録媒体に記録するデータをー且バッファに格納し、そのバッファから読み出したデータを上記記録媒体に間欠的に記録する手段である記録装置。

(21)上記（19)又は（20)の記録装置において、上記インデックス情報'部分データ生成手段は、上記データ記録手段による記録動作と平行して、上記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、上記データから上記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成し、その生成されたインデックス情報及び部分データをバッファに格納する手段であり、上記インデックス情報'部分データ記録手段は、上記データ記録手段によるデータの記録の合間に、上記インデックス情報'部分データ生成手段によって生成されてバッファに格納されたインデックス情報及び部分データを読み出して上記記録媒体に記録する手段である記録装置。

(22)上記（19)一（21)のレ、ずれかの記録装置にぉレ、て、上記インデックス情報は時間情報を含む記録装置。

(23)上記（19)一 (22)のレ、ずれかの記録装置にぉレ、て、上記インデックス情報はフレーム情報を含む記録装置。

(24)上記（19)一 (23)のレ、ずれかの記録装置にぉレ、て、上記インデックス情報'部分データ生成手段による生成動作を、上記データの圧縮処理と同時に行う記録装置

(25)上記（24)の記録装置において、上記圧縮処理したデータと上記部分データ及び上記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ上記記録媒体上の異なる領域に記録する手段を設けた記録装置。

(26)上記（24)又は（25)の記録装置にぉレ、て、上記部分データを上記圧縮処理の進行に合わせて上記記録媒体に記録されている部分データに追記する手段を設けた記録装置。

(27)上記（24)— (26)のレ、ずれかの記録装置にぉレ、て、上記部分データを上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けた記録装置。

(28)上記（27)の記録装置において、上記部分データを上記圧縮処理したデータの記録の合間に上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けた記録装置さらに、次の（29)— (38)の各記録方法も提供する。

(29)記録媒体にデータを間欠的に記録するデータ記録ステップと、そのデータ記録ステップによる記録動作と平行して、上記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、上記データから上記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成するインデックス情報'部分データ生成ステップと、上記データ記録ステップによるデータの記録の合間に、上記インデックス情報'部分データ生成ステップによつて生成されたインデックス情報及び部分データを上記記録媒体に記録するインデッタス情報 ·部分データ記録ステップとからなる記録方法。

(30)上記（29)の記録方法において、上記データ記録ステップは、上記記録媒体に記録するデータをー且バッファに格納し、そのバッファから読み出したデータを上記記録媒体に間欠的に記録する記録方法。

(31)上記（29)又は（30)の記録方法にぉレ、て、上記インデックス情報'部分データ生成ステップは、上記データ記録ステップによる記録動作と平行して、上記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、上記データから上記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成し、その生成されたインデックス情報及び部分データをバッファに格納し、上記インデックス情報'部分データ記録ステップは、上記データ記録ステップによるデータの記録の合間に、上記インデックス情報'部分データ生成ステップによって生成されてバッファに格納されたインデックス情報及び部分データを読み出して上記記録媒体に記録する記録方法。 (32)上記（29)—（31)のいずれかの記録方法において、上記インデックス情報は時間情報を含む記録方法。

(33)上記（29)— (32)のレ、ずれかの記録方法にぉレ、て、上記インデックス情報はフレーム情報を含む記録方法。

(34)上記（29)—（33)のいずれかの記録方法において、上記インデックス情報'部分データ生成ステップによる生成動作を、上記データの圧縮処理と同時に行う記録方法。

(35)上記（34)の記録方法において、上記圧縮処理したデータと上記部分データ及び上記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ上記記録媒体上の異なる領域に記録する記録方法。

(36)上記（34)又は（35)の記録方法にぉレ、て、上記部分データを上記圧縮処理の進行に合わせて上記記録媒体に記録されている部分データに追記する記録方法。

(37)上記（34)— (36)のレ、ずれかの記録方法にぉレ、て、上記部分データを上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する記録方法。

(38)上記（37)の記録方法において、上記部分データを上記圧縮処理したデータの記録の合間に上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する記録方法。

さらにまた、次の（39)— (48)の各記録媒体も提供する。

(39)コンピュータに、記録媒体にデータを間欠的に記録するデータ記録手順と、そのデータ記録手順による記録動作と平行して、上記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、上記データから上記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成するインデックス情報'部分データ生成手順と、上記データ記録手順によるデータの記録の合間に、上記インデックス情報 ·部分データ生成手順によって生成されたインデックス情報及び部分データを上記記録媒体に記録するインデックス情報'部分データ記録手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(40)上記（39)のプログラムにおいて、上記データ記録ステップは、上記記録媒体に記録するデータをー且バッファに格納し、そのバッファから読み出したデータを上記記録媒体に間欠的に記録するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(41)上記（39)又は (40)のプログラムにおレ、て、上記インデックス情報'部分データ生成手順は、上記データ記録手順による記録動作と平行して、上記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、上記データから上記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成し、その生成されたインデックス情報及び部分データをバッファに格納し、上記インデックス情報'部分データ記録手順は、上記データ記録手順によるデータの記録の合間に、上記インデックス情報'部分データ生成手順によつて生成されてバッファに格納されたインデックス情報及び部分データを読み出して上記記録媒体に記録するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(42)上記（39)— (41)のレ、ずれかのプログラムにおレ、て、上記インデックス情報は時間情報を含むプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(43)上記（39)—（42)のレ、ずれかのプログラムにおレ、て、上記インデックス情報はフレーム情報を含むプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(44)上記（39)— (43)のいずれかのプログラムにおいて、上記インデックス情報'部分データ生成手順による生成動作を、上記データの圧縮処理と同時に行うプロダラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(45)上記 (44)のプログラムにおいて、上記圧縮処理したデータと上記部分データ及び上記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ前記記録媒体上の異なる領域に記録するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(46)上記 (44)又は (45)のプログラムにおレ、て、上記部分データを上記圧縮処理の進行に合わせて上記記録媒体に記録されている部分データに追記するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(47)上記（44)一 (46)のレ、ずれかのプログラムにおレ、て、上記部分データを上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

(48)上記 (47)のプログラムにおいて、上記部分データを上記圧縮処理したデータの記録の合間に上記記録媒体とは異なる記録媒体に記録するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

発明の効果

[0024] この発明による記録装置と記録方法は、映像等のデータを記録する際にそのデータの一部を含むインデックス用のデータを自動的に作成して、上記データと共に記録媒体に記録することにより、インデックスデータを生成するための煩雑な操作を軽減すること力 Sできる。また、この発明による再生装置と再生方法は、上記記録装置と記録方法によって記録媒体に記録されたインデックスデータを再生して利用することができる。さらに、この発明の記録媒体に記録されたプログラムによれば、コンピュータに、映像等のデータを記録する際にそのデータの一部を含むインデックス用のデータを自動的に生成して、上記データと共に記録媒体に記録させるための機能を容易に実現させること力 Sできる。

図面の簡単な説明

[0025] [図 1]図 2に示す DVDドライブとパーソナルコンピュータの内部構成を示すブロック図である。

[図 2]この発明の一実施形態である光ディスク記録再生装置を備えたシステムの構成を示すブロック図である。

[図 3]図 1に示す DVDドライブとパーソナルコンピュータにおけるデータ記録時の処理を示す説明図である。

[図 4]リニアなアドレッシングを行う記録媒体におけるデータのレイアウト例を示す図である。

[図 5]同一記録媒体上に異なるデータを記録するときのレイアウトの例を示す図である。

[図 6]MPEGのフォーマットを示す図である。

符号の説明

[0026] 1 :光ディスク 2, 10 : DVDドライブ 3：パーソナルコンピュータ 4， 8 :表示装置 5， 9 :入力装置 6 : DVDレコーダ 7 :チューナ 11 :編集記録装置 20 ：スピンドルモータ 21 :光ピックアップ 22 :粗動モータ 23 :回転制御系部 24 :粗動モータ制御系部 25 :光ピックアップ制御系部 26 :信号処理系部 2 7:不揮発性メモリ 28:バッファメモリ 28a:キャッシュメモリ 29:コントローラ

30:A/D変換部 31:D/A変換部 32： ΑΤΑ/ΑΤΑΡΙ'1/F 33:デコーダ 34:エンコーダ 35:インデックス制御部 36: ROM 37: RAM 37a: 第 1バッファ 37b:第 2バッファ 37c:第 3バッファ 38:CPU 39:RTC'タイマ 40:外部インタフェース 41:メモリカードスロット 42:メモリカード 43:メモリカードコントローラ 50:記録領域 51:リードイン領域 52:ユーザ記録可能領域 53， 53' ：ファイルシステム領域 54, 5 ：コンテンツ領域 55:その他データ領域 56:リードアウト領域 57:未記録領域

発明を実施するための最良の形態

[0027] 以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する

[0028] 図 2は、この発明の一実施例である光ディスク記録再生装置を備えたシステムの構成を示すブロック図である。

[0029] このシステムは、 DVDドライブ 10とチューナ 7を内蔵した DVDレコーダ 6を有する。

この DVDレコーダ 6は、図示を省略したホストコンピュータをバックエンドとして接続することが多レ、。この DVDレコーダ 6は、図示を省略したホストコンピュータと共に、この発明に係る記録装置と再生装置の機能を果たす光ディスク記録再生装置に相当する。

[0030] この DVDレコーダ 6は、ユーザピリティが良く簡単に利用できることが重視され、リモコン等の入力装置 9があり、チューナ 7やネットワークインタフェースによりアンテナ， C ATV,インターネット等の他のメディアからの映像データ，静止画データ，音声データ，文字データ等のデータを受信して記録媒体の光ディスク 1に記録することができる。また、必須ではないが CRT, LCD等の表示装置 8があると入力にも便利である。

[0031] さらに、 DVDドライブ 2を内蔵したパーソナルコンピュータ（PC) 3も有する。

[0032] この DVDドライブ 2を内蔵したパーソナルコンピュータ（PC) 3は、この発明に係る記録装置と再生装置の機能を果たす光ディスク記録再生装置に相当する。その PC 3には、キーボードやマウス等の入力装置 5で指示入力ができる。また、 CRT, LCD 等の表示装置 4もある。こちらでは、より詳細な編集'検索操作が想定される。リモコンやキーボードマウスといったものは、インデックスデータの入力手段，選択手段にもなる。そして、 PC3は、チューナやネットワークインタフェースによりアンテナ， CATV, インターネット等の他のメディアからの映像や音声のデータを受信して光ディスク 1に記録できるし、それらの映像や音声のデータを編集して光ディスク 1に記録できる。

[0033] さらにまた、図中の中段の編集記録装置 11は、スタジオなどで用レ、られる専用装置などである。細かなォーサリングなどが行え、専門家が使うように設計されているものが多い。この実施形態の光ディスク記録再生装置によれば、これらの様々な場所や用途に応じた記録装置を提供できる。

[0034] 次に、この発明の記録装置と再生装置の機能を果たす光ディスク記録再生装置について説明する。この実施例では、図 2に示した DVDドライブ 2を内蔵したパーソナルコンピュータ 3について詳しく説明する力図 2に示した DVDドライブ 10とチューナ 7を内蔵した DVDレコーダ 6と図示を省略したホストコンピュータでも同じように実施すること力 Sできる。

[0035] 図 1は、図 2に示す DVDドライブ 2とパーソナルコンピュータ 3の内部構成を示すブロック図である。

[0036] この DVDドライブ 2は、 CD— ROMディスク， CD— Rディスク， CD— RWディスク， D VD— ROMディスク， DVD—Rディスク， DVD—RWディスク， DVD—RAMディスク， DVD + RWディスク， DVD + Rディスク等のデータ記録及び再生が可能な光デイスク (記録媒体） 1にデータを記録する CDドライブ， DVDドライブ等の光ディスク記録再生装置であり、この発明に係る記録装置と再生装置の機能を有し、光ディスク 1を回転させるスピンドルモータ 20と、そのスピンドルモータ 20の回転を制御する回転制御系部 23と、光ディスク 1にデータ記録及び再生のためのレーザ光 Lを照射する光ピックアップ 21を備えている。

[0037] また、 DVDドライブ 2は、その光ピックアップ 21によるレーザ光 Lの発光駆動等の制御を行う光ピックアップ制御系部 25と、光ピックアップ 21を光ディスク 1の半径方向に移動させる粗動モータ 22と、その粗動モータ 22の回転駆動制御を行う粗動モータ制御系部 24と、光ピックアップ 21からの再生信号と光ピックアップ 21への記録信号の入出力を制御する信号処理系部 26と、 CPU,レジスタ， RAM等のマイクロコンピュータによって実現され、 ROM等の不揮発性メモリ 27に各種のプログラムを記憶し (各種の設定も記憶し）、 CPUがそのプログラムの手順を実行することによって装置全体の制御を司るコントローラ 29とを備えてレ、る。

[0038] さらに、 DVDドライブ 2は、光ディスク 1に記録するデータ及び光ディスク 1から再生したデータ等のデータを一時的に格納すると共に、コントローラ 29が各種の処理を実行する際にデータを一時的に記憶する領域として利用するバッファメモリ 28と、パーソナルコンピュータ 3とデータのやり取りをするための外部インタフェース 40も備えている。

[0039] さらにまた、 DVDドライブ 2は、バッファメモリ 28内にはキャッシュメモリ 28aを備えている。

[0040] 一方、パーソナルコンピュータ 3は、アナログデジタル (AZD)変換部 30による外部力、らの映像信号の AD変換（アンテナ， CATV,インターネット，ネットワークからの入力に相当）、エンコーダ（Encoder) 34,デコーダ（Decoder) 33による圧縮 ·展開（C PUが高速な代替え可能）、デジタルアナログ (D/A)変換部 31における PAL/NT SCビデオエンコーダによる DA変換 (表示装置への出力に相当）などを行っている。

[0041] また、パーソナルコンピュータ 3に RTC (リアルタイムクロック） 'タイマ（Timer) 39を付け、データの記録時間を計測したり、実時刻を明らかにすることで、インデックスとして使用する部分データの取り出しのトリガーやインデックスの中身とすることができる。さらに、パーソナルコンピュータ 3は、 ATA/ATAPIインタフェース（I/F) 32を備え、 DVDドライブ 2や図示を省略したハードディスクドライブ（HDD)との通信を行う。

[0042] また、パーソナルコンピュータ 3は、 CPU38, ROM36, RAM37を有している。 R AM37は第 1バッファ 37a，第 2ノッファ 37b，第 3バッファ 37cを有し、ワークメモリやデータのバッファに使用される。 ROM36はコンピュータ読み取り可能な記録媒体として、パーソナルコンピュータ 3の全体をコントロールするプログラム，オペレーティングシステム（〇S)，この発明に係る上記各プログラムなどを格納する。なお、この発明に係る上記各プログラムは、フロッピー（登録商標）ディスクや CD— ROM等、持ち運び可能な記録媒体に記録されてレ、てもよレ、。

[0043] そして、 CPU38がその各プログラムを実行することによって、インデックス制御部 3 5等を制御して、この発明に係る上記各記録方法と再生方法を実行し、この発明に係る記録制御手段，データ記録手段，インデックス情報'部分データ生成手段，インデックス情報 ·部分データ記録手段の機能を果たす。

[0044] 上記 ROM36はマスク ROMでもよいがまとめて書き換えができる不揮発性であるフラッシュ（Flush) ROMにすると、バージョンアップ時の手間を軽減できる。

[0045] さらに、インデックス制御部 35は、 CPU38の制御に基づいてこの発明に係るインデッタスデータ (インデックス情報）生成の処理を行う。

[0046] ここでは、 RAM37に DVDドライブ 2とのデータ交換用バッファとして、ソフトウェアで構成される第 1バッファ 37a—第 3バッファ 37cを使用する場合を説明するが、勿論ソフトウェアで構成せずに RAM37の外側に各バッファをハードウェアを使って構成するようにしても良い。

[0047] 第 1バッファ 37aと第 2バッファ 37bは、 DVDドライブ 2へ映像等のデータを連続的に送るためのものであり、第 1バッファ 37aが満杯になり、 DVDドライブ 2にデータを送っている間、外部から連続して取り込まれたデータを第 2バッファ 37bに格納する。そして、第 2バッファ 37bが満杯になると第 1バッファ 37aに送る。勿論、第 1バッファ 3 7aのデータはその前に DVDドライブ 2側に全部送って空にしておく必要がある。

[0048] このようにして、第 1バッファ 37a,第 2バッファ 37bは時間的に不連続にならないように交互にデータを格納していく。

[0049] また、第 3バッファ 37cはインデックスデータの取り込み先である。外部から入力されたデータを A/D変換部 30が A/D変換した後、エンコーダ 34がデータ圧縮処理する際、インデックス制御部 35が、エンコーダ 34から出されるデータ種フラグ（データ種情報）を見ながら、上記データからインデックスとして使用する部分データを取り出し、そのインデックスに使用する部分データを第 3バッファ 37cに記憶させる。また、インデッタス制御部 35は、上記部分データと共にインデックスデータを構成するインデッタス情報も作成して第 3バッファ 37cに記憶させる。インデックスデータは、映像等のデータの一部を取り込むために、時間的には余裕がある。このために第 3バッファ 37 cのバッファ 1本で通常は十分である。この部分の制御を行っている所がインデックス制御部 35である。 [0050] また、パーソナルコンピュータ 3にメモリカードコントローラ（Memory Card Contr oiler) 43などを備え、メモリカードスロット 41にメモリカード（Memory Card) 42を挿着することにより、メモリカード 42をデジタルカメラ画像などの入力元としたり、インデッタスデータなどの記録先とすることもできる。メモリカード 42は着脱式のフラッシュ R〇 Mで構成されていることが多ぐ PCのみならず様々なデバイスとのデジタルデータの受け渡しにも利用できる。

[0051] このパーソナルコンピュータ 3は、 CPU38の制御により、 A/D変換部 30によってデータを入力し、エンコーダ 34でそのデータを圧縮処理し、その圧縮処理されたデータを RAM37の第 1バッファ 37a又は第 2バッファ 37bに格納し、インデックス制御部 35によってエンコーダ 34からデータ圧縮処理の際に出力されるデータ種フラグに基づいて、上記データの圧縮処理の最中に上記データからインデックスデータを取り出し、一旦 RAM37の第 3バッファ 37cに蓄える。また、インデックス制御部 35は、ィンデッタスデータの取り出し (部分データの抜き出し）の際、上記データのあるフレーム，記録された時刻（例えば、グリニッジ標準時と記録開始からの経過時間等の時間情報)も出力して第 3バッファ 37cに蓄える。

[0052] そして、 CPU38は、第 1バッファ 37a又は第 2バッファ 37bに蓄えたデータを DVD ドライブ 2へ送り、 DVDドライブ 2はそのデータを光ディスク 1に間欠的に記録する。第 3バッファ 37cに蓄積されたインデックスデータが一定量になった時、データの記録の合間に、 CPU38は、 DVDドライブ 2へインデックスデータと時間情報とを送り、 DVDドライブ 2によって上記圧縮されたデータを記録している合間を縫ってインデッタスデータと時間情報とが光ディスク 1の予め決められた所定領域に記録される。

[0053] また、 CPU38は、 DVDドライブ 2に対して、上記インデックスデータ及び上記時間情報と上記圧縮処理したデータとをそれぞれ光ディスク 1上の異なる領域に記録させる。

[0054] さらに、 CPU38は、 DVDドライブ 2に対して、上記部分データ，上記時間情報 (またフレーム情報を含んでも良い）からなるインデックスデータを上記圧縮処理の進行に合わせて光ディスク 1に記録されているインデックスデータに追記させる。

[0055] また、 CPU38は、 DVDドライブ 2に対して、上記インデックスデータを上記光デイスク 1とは異なる記録媒体に記録させる。

[0056] さらに、 CPU38は、 DVDドライブ 2に対して、上記インデックスデータを、上記圧縮処理したデータの記録の合間に上記光ディスク 1とは異なる記録媒体に記録させる。

[0057] さらにまた、 CPU38は、 DVDドライブ 2に対して、上記光ディスク 1に記録されたィンデッタスデータを再生させてそれらのデータを取得し、その再生したインデックスデータに基づいて上記データの早送り再生，逆送り再生，早戻し再生を行う。

[0058] このように、 DVDドライブ 2は、光ピックアップ 21を通して光ディスク 1上にデータを記録する為、光ピックアップ 21を記録する位置まで移動する時間が必要とされる。そのため、一般的に光ディスク記録再生装置のデータ記録時間は、圧縮データ生成時間より速く設定され、光ピックアップ 21の移動時間が創出される。

[0059] したがって、データ記録最中に合間を縫って別のデータとしてインデックスデータを光ディスク 1の別の場所 (又は他の記録媒体）に記録する時間を見つけ出すことは簡単にできる。

[0060] このようにして記録していけば、圧縮処理したデータの記録が終了したときには、ィンデッタスデータも一緒に光ディスクに記録されていることになる。

[0061] そして、再生時にインデックスデータを読み出せば、早送り再生，逆送り再生，早戻し再生等を自由自在に操作することが可能になる。また、再度早送り再生等の為に再生用マークを記録しないですむ。

[0062] この DVDドライブ 2は、映像データ，静止画データ，文字データ等を記録する場合

、記録するデータの一部である部分データを取り出し、その部分データを元のデータと同じ記録媒体上に元データと同時に記録することができる。

[0063] また、 DVDドライブ 2は、映像データ等を圧縮処理して記録データに加工する際に

、同時に元データの一部である部分データをインデックス情報（時間情報又はフレーム情報）と共に作成することができる。

[0064] さらに、 DVDドライブ 2は、元データを記録しながら上記生成したインデックスデータを元データと同じ記録媒体上に記録し、再生時にそのインデックスデータを再生することで早送り再生，逆送り再生等の機能を実現できる。

[0065] また、 DVDドライブ 2は、元データとインデックスデータとを記録媒体上の異なった場所に記録することができる。

[0066] さらに、 DVDドライブ 2は、上記記録するインデックスデータを、上記データの作成の進行に合わせて、インデックスデータに追記することができる。

[0067] また、 DVDドライブ 2は、インデックスデータを元データと同一の記録媒体だけでなぐ他の記録媒体に記録することもできる。

[0068] さらに、 DVDドライブ 2は、他の記録媒体にインデックスデータを記録するタイミングを、元データを記録している間に同時に記録するタイミングにすることができる。

[0069] 図 3は、図 1に示す DVDドライブ 2とパーソナルコンピュータ 3におけるデータ記録時の処理を示す説明図である。

[0070] 図 3中の上段のパーソナルコンピュータの欄は、図 1中の第 3バッファ 37cに対する部分データ，時間情報，フレーム情報からなるインデックスデータであるインデックス（ Index) 1 ,インデックス 2， · · ·の格納動作と、第 1バッファ 37aと第 2バッファ 37bに対する圧縮処理したデータ Ν· · ·の格納動作とを示している。

[0071] また、図 3中の中段の DVDドライブの欄は、図 1中のバッファメモリ 28のキャッシュメモリ 28aに対するデータの格納動作を示している。

[0072] そして、図 3中の下段の光ディスクの欄は、図 1の DVDドライブ 2による光ディスク 1 に対するインデックスと圧縮処理したデータとの格納動作を示している。

[0073] 図 3は、図中の左から右に向かって時間が経過している様子を表している。

[0074] CPU38の制御により、データは A/D変換部 30を経てエンコーダ 34に入りデータ圧縮される。その圧縮されたデータ Nは図 3のステップ（図中「S」で示す） 1で第 1バッファ 37aに格納される。データ圧縮はあるデータ量で区切られたものが幾つか集まつて移送され、ここでは、そのうちの N番目のデータが来ている場合が示されている。この時には第 2バッファ 37bは空である。この第 1バッファ 37aへデータが格納される最中にインデックスとして使用する部分データとインデックス情報とからなるインデックスデータが生成され、ステップ 2でインデックスデータが第 3バッファ 37cに逐次格納される。

[0075] 第 1バッファ 37aが圧縮されたデータ Nで一杯になると、ステップ 3で、そのデータ N が光ディスク記録再生装置のキャッシュメモリ 28aに転送される。そのデータ転送がされている時間中に A/D変換部から入力されてくるデータ N + lが、ステップ 4で第 2 バッファ 37bに格納されて時間的にデータ Nとの連続性が保たれる。この第 2バッファ 37bへデータ N+ 1が格納されている最中にそのインデックスデータが生成され、ステツプ 5でインデックスデータが第 3バッファ 37cに逐次格納される。

[0076] 第 2バッファ 37bが圧縮されたデータ N+ 1で一杯になると、ステップ 6で、そのデータ N + 1が光ディスク記録再生装置のキャッシュメモリ 28aに転送される。そのデータ転送がされてレ、る時間中に A/D変換部から入力されてくるデータ N + 2が、ステップ 7で第 1バッファ 37aに格納されて時間的にデータ N+ 1の連続性が保たれる。この第 1バッファ 37aへデータ N + 2が格納されている最中にそのインデックスデータが生成され、ステップ 8でインデックスデータが第 3バッファ 37cに逐次格納される。第 1バッファ 37aが圧縮されたデータ N + 2で一杯になると、ステップ 9で、そのデータ N + 2 が光ディスク記録再生装置のキャッシュメモリ 28aに転送される。

[0077] そして、第 3バッファ 37cがインデックス 1で一杯になると、キャッシュメモリ 28aに第 1 バッファ 37a又は第 2バッファ 37bのデータが格納される合間を見てステップ 10でそのインデックス 1のデータがキャッシュメモリ 28aに転送され記憶される。

[0078] このようにして、第 1バッファ 37a又は第 2バッファ 37bにそれぞれ格納されたデータは逐次キャッシュメモリ 28aに転送され、 DVDドライブ 2によってそれぞれがステップ 1 1一 13で光ディスク 1の所定の記録領域に記録される。キャッシュメモリ 28aに記憶されたインデックスデータは、ステップ 14で光ディスク 1のデータ N, N+ 1, Ν + 2 · · ·とは異なる領域 60に記録される。

[0079] 上述した一連の動作は、データの入力速度よりも DVDドライブ 2のデータ記録速度が速いことが条件になる。

[0080] 次に、データから部分データを取り出すことについて説明する。

[0081] 例えば、動画圧縮の規格であるェムぺグ (MPEG)の動画像データから部分データを取り出す場合にっレ、て説明する。

[0082] 図 6は、 MPEGのフォーマットを示す図である。

[0083] MPEGは、同図の（a)に示されるように、グループ'ォブ 'ピクチャ（Group of pic ture : G〇P)と呼ばれる編集単位を持ち、その G〇P (図中「GOP」で示す）は、同図の（b)に示されるように、 Iピクチャ， Bピクチャ， Pピクチャ (もしくはビデオオブジェクト ) (図中「I」「B」「P」でそれぞれ示す）の各種のデータから構成される。 GOPは、 Iピクチヤを 1つ以上含み、その Iピクチャに続く Pピクチャ， Bピクチャを一まとめにグノレープィ匕してレ、る。 MPEGでは、この GOPを編集の一単位として扱レ、、切り離すことはできなレ、。なお、 NTSCの DVD—ビデオ (Video)では 1つの G〇Pを構成可能なフレーム (ピクチャ)数は、最大 18フレームまでに規定されている。

[0084] Iピクチャ， Bピクチャ， Pピクチャは、 MPEG方式に定義されたピクチャタイプの種類である。

[0085] その Iピクチャは、映像の動きの予測を用いずに映像信号を直接符号ィヒしたフレーム映像のデータである。 Iピクチャは、一枚の画像情報をそれ自身が保有しているので、ストリームデータの中では Iピクチャが多いほど、結果的に圧縮効率が下がる。この Iピクチャを部分データとして取り出すのは簡便である。

[0086] Bピクチャは、過去の映像及び未来の映像の双方からの動きの予測を用いて符号化された映像のデータである。 Bピクチャは、一般的に Pピクチャよりも少ないビット数で構成される。

[0087] Pピクチャは、過去方向からの映像の動きのみから映像の動きの予測を用いて符号化された映像のデータである。 Pピクチャは、直前の Iピクチャ，又は Pピクチャをリファレンスとして、動きのベクトルと、それを用いて構成された画像とオリジナル画像の差力構成される。一般的に、リファレンスとなる Iピクチャから離れた Pピクチャほど画質劣化が起こり易い。

[0088] このようにして、映像等のデータが記録されている時間中に、元データの一部（部分データ）を含んだインデックスデータが記録されるため、記録後インデックスを作るための再度の再生記録が不要となる。また、インデックスデータそのものを作成する時間、作成したインデックスデータを記録媒体上に記録する作業を省くことができる。

[0089] さらに、作成し記録されたインデックスデータだけを再生することにより、トリックプレ一と一般的に呼ばれている早送り再生，逆送り再生，早戻し再生等の機能が元データを再生することなしにできる。

[0090] また、作成されつつあるインデックスデータを作成完了まで待つことなしに、順次記録媒体上に記録して行く事ができる為、インデックスデータを一時的に格納するための大きな容量のメモリを必要としないので、システム構成を簡素化でき、製品価格を下げることが可能になる。

[0091] さらに、インデックスデータだけを元データと異なる記録媒体に記録することにより、インデックスデータだけを再生し全体の概略を知る等の目的に使うことができる。そして、インデックスデータの記録も元データの記録と同一時間でできる等、用途に応じ柔軟な対応ができる。

産業上の利用可能性

[0092] この発明による記録装置と再生装置と記録方法と再生方法とプログラムは、ビデオレコーダー，ビデオカムコーダ一，デジタル編集装置，ノンリニア編集装置，デジタルカメラ，ゲームコンソ一ノレ， DVDプレイヤー，デスクトップパソコン，ノートブックパソコン等のパーソナルコンピュータにおいても適用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] データを入力し、そのデータを圧縮処理し、そのデータの圧縮処理の際に得られるデータ種情報に基づいて前記データからインデックスとして使用する部分データを取り出し、前記圧縮処理したデータと共に前記部分データと前記圧縮処理の際に得られる時間情報とを記録媒体に記録する記録制御手段を備えたことを特徴とする記録装置。

[2] 前記圧縮処理したデータと前記部分データ及び前記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ前記記録媒体上の異なる領域に記録する手段を設けたことを特徴とする請求項 1記載の記録装置。

[3] 前記部分データを前記圧縮処理の進行に合わせて前記記録媒体に記録されている部分データに追記する手段を設けたことを特徴とする請求項 1又は 2記載の記録装置。

[4] 前記部分データを前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けたことを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれか一項に記載の記録装置。

[5] 前記部分データを前記圧縮処理したデータの記録の合間に前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けたことを特徴とする請求項 4記載の記録装置。

[6] 請求項 1乃至 5のいずれか一項に記載の記録装置によって記録媒体に記録された部分データを再生し、該再生した部分データに基づいて前記データの早送り再生，逆送り再生，早戻し再生を行う手段を備えたことを特徴とする再生装置。

[7] データを入力し、そのデータを圧縮処理し、そのデータの圧縮処理の際に得られるデータ種情報に基づいて前記データからインデックスとして使用する部分データを取り出し、前記圧縮処理したデータと共に前記部分データと前記圧縮処理の際に得られる時間情報とを記録媒体に記録することを特徴とする記録方法。

[8] 前記圧縮処理したデータと前記部分データ及び前記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ前記記録媒体上の異なる領域に記録することを特徴とする請求項 7記載の記録方法。

[9] 前記部分データを前記圧縮処理の進行に合わせて前記記録媒体に記録されている部分データに追記することを特徴とする請求項 7又は 8記載の記録方法。

[10] 前記部分データを前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録することを特徴とする請求項 7乃至 9のいずれか一項に記載の記録方法。

[11] 前記部分データを前記圧縮処理したデータの記録の合間に前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録することを特徴とする請求項 10記載の記録方法。

[12] 請求項 7乃至 11のいずれか一項に記載の記録方法によって記録媒体に記録された部分データを再生し、該再生した部分データに基づいて前記データの早送り再生

,逆送り再生，早戻し再生を行うことを特徴とする再生方法。

[13] コンピュータに、データを入力し、そのデータを圧縮処理し、そのデータの圧縮処理の際に得られるデータ種情報に基づいて前記データ力インデックスとして使用する部分データを取り出し、前記圧縮処理したデータと共に前記部分データと前記圧縮処理の際に得られる時間情報とを記録媒体に記録する手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[14] コンピュータに、前記圧縮処理したデータと前記部分データ及び前記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ前記記録媒体上の異なる領域に記録する手順を実行させるための請求項 13記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[15] コンピュータに、前記部分データを前記圧縮処理の進行に合わせて前記記録媒体に記録されている部分データに追記する手順を実行させるための請求項 13又は 14 記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[16] コンピュータに、前記部分データを前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手順を実行させるための請求項 13乃至 15のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[17] コンピュータに、前記部分データを前記圧縮処理したデータの記録の合間に前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手順を実行させるための請求項 16記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[18] コンピュータに、前記記録媒体に記録された部分データを再生し、該再生した部分データに基づいて前記データの早送り再生，逆送り再生，早戻し再生を行う手順を実行させるための請求項 13乃至 17のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[19] 記録媒体にデータを間欠的に記録するデータ記録手段と、該データ記録手段による記録動作と平行して、前記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、前記データから前記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成するィンデッタス情報'部分データ生成手段と、前記データ記録手段によるデータの記録の合間に、前記インデックス情報 ·部分データ生成手段によって生成されたインデックス情報及び部分データを前記記録媒体に記録するインデックス情報 ·部分データ記録手段とを備えたことを特徴とする記録装置。

[20] 前記データ記録手段は、前記記録媒体に記録するデータを一旦バッファに格納し、該バッファから読み出したデータを前記記録媒体に間欠的に記録する手段であることを特徴とする請求項 19記載の記録装置。

[21] 前記インデックス情報'部分データ生成手段は、前記データ記録手段による記録動作と平行して、前記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、前記データから前記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成し、その生成されたインデックス情報及び部分データをバッファに格納する手段であり、

前記インデックス情報'部分データ記録手段は、前記データ記録手段によるデータの記録の合間に、前記インデックス情報'部分データ生成手段によって生成されてバッファに格納されたインデックス情報及び部分データを読み出して前記記録媒体に記録する手段であることを特徴とする請求項 19又は 20記載の記録装置。

[22] 前記インデックス情報は時間情報を含むことを特徴とする請求項 19乃至 21のいずれか一項に記載の記録装置。

[23] 前記インデックス情報はフレーム情報を含むことを特徴とする請求項 19乃至 22のいずれか一項に記載の記録装置。

[24] 前記インデックス情報'部分データ生成手段による生成動作を、前記データの圧縮処理と同時に行うことを特徴とする請求項 19乃至 23のいずれか一項に記載の記録装置。

[25] 前記圧縮処理したデータと前記部分データ及び前記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ前記記録媒体上の異なる領域に記録する手段を設けたことを特徴とする請求項 24記載の記録装置。

[26] 前記部分データを前記圧縮処理の進行に合わせて前記記録媒体に記録されている部分データに追記する手段を設けたことを特徴とする請求項 24又は 25記載の記録装置。

[27] 前記部分データを前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けたことを特徴とする請求項 24乃至 26のいずれか一項に記載の記録装置。

[28] 前記部分データを前記圧縮処理したデータの記録の合間に前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する手段を設けたことを特徴とする請求項 27記載の記録装置。

[29] 記録媒体にデータを間欠的に記録するデータ記録ステップと、該データ記録ステツプによる記録動作と平行して、前記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、前記データから前記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成するインデックス情報'部分データ生成ステップと、前記データ記録ステップによるデータの記録の合間に、前記インデックス情報 ·部分データ生成ステップによって生成されたインデックス情報及び部分データを前記記録媒体に記録するインデックス情報 •部分データ記録ステップとからなることを特徴とする記録方法。

[30] 前記データ記録ステップは、前記記録媒体に記録するデータを一旦バッファに格納し、該バッファから読み出したデータを前記記録媒体に間欠的に記録することを特徴とする請求項 29記載の記録方法。

[31] 前記インデックス情報'部分データ生成ステップは、前記データ記録ステップによる記録動作と平行して、前記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、前記データから前記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成し、その生成されたインデックス情報及び部分データをバッファに格納し、

前記インデックス情報'部分データ記録ステップは、前記データ記録ステップによるデータの記録の合間に、前記インデックス情報'部分データ生成ステップによって生成されてバッファに格納されたインデックス情報及び部分データを読み出して前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項 29又は 30記載の記録方法。

[32] 前記インデックス情報は時間情報を含むことを特徴とする請求項 29乃至 31のいずれか一項に記載の記録方法。

[33] 前記インデックス情報はフレーム情報を含むことを特徴とする請求項 29乃至 32のいずれか一項に記載の記録方法。

[34] 前記インデックス情報'部分データ生成ステップによる生成動作を、前記データの圧縮処理と同時に行うことを特徴とする請求項 29乃至 33のいずれか一項に記載の記録方法。

[35] 前記圧縮処理したデータと前記部分データ及び前記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ前記記録媒体上の異なる領域に記録することを特徴とする請求項 34記載の記録方法。

[36] 前記部分データを前記圧縮処理の進行に合わせて前記記録媒体に記録されている部分データに追記することを特徴とする請求項 34又は 35記載の記録方法。

[37] 前記部分データを前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録することを特徴とする請求項 34乃至 36のいずれか一項に記載の記録方法。

[38] 前記部分データを前記圧縮処理したデータの記録の合間に前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録することを特徴とする請求項 37記載の記録方法。

[39] コンピュータに、記録媒体にデータを間欠的に記録するデータ記録手順と、該データ記録手順による記録動作と平行して、前記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、前記データから前記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成するインデックス情報 ·部分データ生成手順と、前記データ記録手順によるデータの記録の合間に、前記インデックス情報 ·部分データ生成手順によって生成されたインデックス情報及び部分データを前記記録媒体に記録するインデックス情報 · 部分データ記録手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[40] 前記データ記録ステップは、前記記録媒体に記録するデータを一旦バッファに格納し、該バッファから読み出したデータを前記記録媒体に間欠的に記録する請求項 39記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[41] 前記インデックス情報'部分データ生成手順は、前記データ記録手順による記録動作と平行して、前記データに基づいてインデックス情報を生成すると共に、前記データから前記インデックス情報に対応する部分データを抜き出して生成し、その生成されたインデックス情報及び部分データをバッファに格納し、

前記インデックス情報'部分データ記録手順は、前記データ記録手順によるデータの記録の合間に、前記インデックス情報'部分データ生成手順によって生成されてバッファに格納されたインデックス情報及び部分データを読み出して前記記録媒体に記録する請求項 39又は 40記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[42] 前記インデックス情報は時間情報を含む請求項 39乃至 41のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[43] 前記インデックス情報はフレーム情報を含む請求項 39乃至 42のレ、ずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[44] 前記インデックス情報'部分データ生成手順による生成動作を、前記データの圧縮処理と同時に行う請求項 39乃至 43のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[45] 前記圧縮処理したデータと前記部分データ及び前記圧縮処理の際に得られる時間情報とをそれぞれ前記記録媒体上の異なる領域に記録する請求項 44記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[46] 前記部分データを前記圧縮処理の進行に合わせて前記記録媒体に記録されている部分データに追記する請求項 44又は 45記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[47] 前記部分データを前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する請求項 44乃至 46 のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

[48] 前記部分データを前記圧縮処理したデータの記録の合間に前記記録媒体とは異なる記録媒体に記録する請求項 47記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。