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JPWO2011108446A1 - 薬剤充填装置 - Google Patents

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JPWO2011108446A1
JPWO2011108446A1 JP2012503104A JP2012503104A JPWO2011108446A1 JP WO2011108446 A1 JPWO2011108446 A1 JP WO2011108446A1 JP 2012503104 A JP2012503104 A JP 2012503104A JP 2012503104 A JP2012503104 A JP 2012503104A JP WO2011108446 A1 JPWO2011108446 A1 JP WO2011108446A1
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bottle
gripping
discharge
arms
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JP2012503104A
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湯山 正二
正二 湯山
小池 直樹
直樹 小池
今井 崇文
崇文 今井
好則 熊野
好則 熊野
彰 前田
彰 前田
光弘 見谷
光弘 見谷
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Yuyama Manufacturing Co Ltd
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Yuyama Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(課題)薬剤の充填に使用するバイアル瓶のサイズや形状の変更があっても部材交換や特別な操作等を行うことなく使用可能な薬剤充填装置の提供を目的とした。(解決手段)薬剤充填装置は、薬剤充填済みのバイアル瓶を薬剤充填手段側から受け取り、瓶排出窓に排出させることが可能な排出ユニット90を有する。排出ユニット90は、バイアル瓶を把持可能な一対の把持アーム92a,92bを備えた瓶把持手段92と、瓶把持手段92を備えた把持手段本体94と、瓶把持手段92を薬剤充填手段側から瓶排出窓まで移動させるための移動手段96と、把持手段本体96の向きを変更させることが可能な向き変更機構98とを備えている。把持手段本体94が瓶排出窓に向けて移動するのに連動して向き変更機構98が作動し、把持アーム92a,92bが瓶排出窓の外側に向けて突き出す方向に向いた状態になる。【選択図】図10

Description

本発明は、バイアル瓶に薬剤を充填する薬剤充填装置に関するものである。
従来より、下記特許文献1に開示されている錠剤充填装置のように、バイアル瓶をストッカから薬剤充填手段が設けられた位置まで移動させ、これに薬剤を充填する装置が提供されている。この装置では、薬剤をバイアル瓶に充填した後、このバイアル瓶を排出用に設けられた瓶排出窓に供給することが可能とされている。
特開2009−000291号公報
上述した従来技術の錠剤充填装置では、瓶排出窓においてバイアル瓶を支持するためのストッパや、装置内部において薬剤充填手段から受け渡されたバイアル瓶を瓶排出窓に向けて供給するためのガイド部材などの部材が、使用するバイアル瓶の大きさや形状に合わせて形成されている。したがって、従来技術の錠剤充填装置では、ストッパやガイド部材などに適合しない大きさや形状のバイアル瓶を使用することができず、不便であるという問題があった。
かかる知見に基づき、本発明は、薬剤の充填に使用するバイアル瓶のサイズや形状の変更があっても部材交換や特別な操作等を行うことなく使用可能な薬剤充填装置の提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の薬剤充填装置は、装置本体内に準備されている空のバイアル瓶に薬剤を充填する薬剤充填手段と、前記薬剤充填手段により薬剤が充填されたバイアル瓶を排出するための瓶排出窓と、薬剤充填済みのバイアル瓶を薬剤充填手段側から受け取り、前記瓶排出窓に排出させることが可能な排出ユニットとを有する。また、本発明の薬剤充填装置は、前記排出ユニットが、薬剤充填手段側から受け取ったバイアル瓶を把持可能な一対の把持アームを備えた瓶把持手段と、前記瓶把持手段を備えた把持手段本体と、瓶把持手段を薬剤充填手段側から前記瓶排出窓まで移動させるための移動手段と、前記把持手段本体の向きを変更させることが可能な向き変更機構とを備えている。本発明の薬剤充填装置は、前記把持手段本体が前記瓶排出窓に向けて移動するのに連動して前記向き変更機構が作動し、前記把持アームが瓶排出窓の外側に向くように前記把持手段本体の向きが変更されることを特徴としている。
本発明の薬剤充填装置は、バイアル瓶の胴部にラベルを貼付可能なラベル貼付手段が設けられており、前記ラベル貼付手段によってラベルが貼付された状態のバイアル瓶を前記瓶把持手段に受け渡し、瓶排出窓から排出可能なものとすることが可能である。かかる構成とした場合は、前記把持アームの先端に、バイアル瓶の胴部に接触することにより自由に回動可能なように支持された回動部材が設けられていることが望ましい。
また、本発明の薬剤充填装置は、把持されたバイアル瓶の胴部が接触する接触部が把持アームに設けられており、前記一対の把持アームのうち少なくとも一方の接触部に、バイアル瓶の接触を検知可能な瓶検知手段が設けられており、前記把持アームによってバイアル瓶が把持されたことが前記瓶検知手段の検知結果に基づいて確認されることを条件として、薬剤充填手段から把持アームへのバイアル瓶の受け渡しが実行されるものであることが好ましい。
本発明の薬剤充填装置は、前記薬剤充填手段側から前記排出ユニットにバイアル瓶を受け渡すことが可能な搬送ユニットが設けられており、前記搬送ユニットが、前記排出ユニットに対向する位置に移動し、前記搬送ユニットから前記排出ユニットに向けて移動させることによりバイアル瓶を受け渡す受渡動作を実行可能なものであることが好ましい。また、本発明の薬剤充填装置は、前記受渡動作に際し、前記排出ユニットの前記把持アームに設けられた前記瓶検知手段によりバイアル瓶が検知されないことを条件として、前記搬送ユニットによりバイアル瓶がさらに排出ユニットに向けて移動されるものであることが好ましい。
本発明の薬剤充填装置は、前記把持手段本体が前記瓶排出窓に向けて移動するのに連動して前記瓶排出窓が開くものとすることが可能である。また、本発明の薬剤充填装置は、前記瓶排出窓から突出した前記把持アームからバイアル瓶が取り除かれることを条件として、前記移動手段が作動して前記瓶把持手段が装置本体内に退避し、前記瓶排出窓が閉じられることを特徴とするものとすることも可能である。
本発明の薬剤充填装置は、前記排出ユニットが、前記薬剤充填手段側から前記瓶排出窓に至る所定の排出経路に沿って設けられ、水平方向に離れて配置された一対のガイドを備えており、前記把持手段本体が、前記一対のガイドの間に配されており、前記一対のガイドに対して当接した状態においてバイアル瓶の受け渡しが可能なように配置されていることを特徴としている。
また、本発明の薬剤充填装置は、第一係合手段と前記第一係合手段と係合可能な第二係合手段とを備えており、前記第一係合手段が、前記把持手段本体側に設けられており、前記第二係合手段が、バイアル瓶の受け渡しを行う位置に前記把持手段本体が到来した状態において前記第一係合手段と係合可能なものであることを特徴としている。
本発明の薬剤充填装置は、前記一対の把持アームにより、胴体部の断面形状が多角形のバイアル瓶を把持可能なものであり、前記一対の把持アームのうち少なくとも一方が、前記バイアル瓶の胴体部の角部に沿うように屈曲した屈曲部を有するものであることが好ましい。
また、本発明の薬剤充填装置は、前記一対の把持アームにより、胴体部の断面形状が多角形のバイアル瓶を把持可能なものであり、前記一対の把持アームのうち少なくとも一方が、前記バイアル瓶の胴体部をなす面に倣うように姿勢変化可能な把持片を有するものであることが望ましい。
また、本発明の薬剤充填装置は、前記薬剤充填手段側から前記排出ユニットにバイアル瓶を受け渡す搬送ユニットが設けられており、前記搬送ユニットが、胴体部の断面形状が多角形のバイアル瓶を把持可能な一対の受渡アームを備えており、前記一対の受渡アームのうち少なくとも一方が、前記バイアル瓶の胴体部の角部に沿うように屈曲していることが好ましい。
本発明の薬剤充填装置は、瓶把持手段を備えており、一対の把持アームの間に薬剤が充填されたバイアル瓶を把持することができる構成とされている。したがって、本発明の薬剤充填装置では、把持できる範囲内の大きさ等であれば、どのような大きさや形状のバイアル瓶が装置本体内に準備されていたとしても、薬剤が充填されたバイアル瓶を受け取って把持し、瓶排出窓まで移動させることができる。
また、本発明の薬剤充填装置では、瓶把持手段が瓶排出窓に向けて移動するのに連動して向き変更機構が作動し、把持アームが瓶排出窓の外側に向けて突き出す方向に向くように瓶把持手段本体の向きが変更される。したがって、本発明の薬剤充填装置では、本発明の薬剤充填装置では、どのような大きさや形状のバイアル瓶が排出されてきても、ユーザーが取り外すまで安定的にバイアル瓶を保持し続けることができ、ユーザーへのバイアル瓶の確実な受け渡しが可能となる。
本発明の薬剤充填装置は、把持アームの接触部に設けられた瓶検知手段によってバイアル瓶が把持されたことが前記瓶検知手段の検知結果に基づいて確認されることを条件として、把持アーム側へのバイアル瓶の受け渡しが実行される。そのため、何らかの理由、具体的には把持アームの故障などの理由によってバイアル瓶の受け渡し不良が発生するのを防止することができる。
上述した瓶検知手段は、一対の把持アームのいずれか一方に設けられていれば良いが、双方に設けられていることがより一層好ましい。双方の把持アームに瓶検知手段を設けた場合は、双方の瓶検知手段によってバイアル瓶が検知されることを条件としてバイアル瓶の受け渡しを実行することとすれば、片方の把持アームが故障しているような場合にバイアル瓶の受け渡し動作が実行されるのを防止することができ、バイアル瓶の受け渡し不良をより一層確実に防止することが可能となる。
本発明の薬剤充填装置は、把持アームの先端に、バイアル瓶の胴部に接触することにより自由に回動可能な回動部材が設けられているため、一対の把持アームの間からバイアル瓶を取り外す際にラベル貼付手段によって貼付されたラベルが損傷する等の不具合が起こらない。
本発明の薬剤充填装置は、把持手段本体が瓶排出窓に向けて移動するのに連動して瓶排出窓が開くものであり、バイアル瓶をスムーズに瓶排出窓の外側に供給することができる。また、本発明の薬剤充填装置は、瓶排出窓から突出した把持アームからバイアル瓶が取り除かれることを条件として、移動手段が作動して瓶把持手段が装置本体内に退避し、瓶排出窓が閉じられるものであるため、バイアル瓶が把持アームから取り外された後、次に瓶排出窓に供給すべきバイアル瓶の準備までの一連の動作をスムーズに行うことができる。
ここで、上述したように、本発明の薬剤充填装置では、瓶把持手段においてバイアル瓶の受け渡しが行われるが、バイアル瓶の受け渡しに際して瓶把持手段の位置が一定でなければバイアル瓶の受け渡しがスムーズに行えず、不具合の原因となる可能性がある。したがって、本発明の薬剤充填装置は、把持手段本体の位置決めを適確に行える構成であることが望ましい。
そこで、かかる知見に基づき、本発明の薬剤充填装置では、前記排出ユニットが、排出経路に沿って設けられ、水平方向に離れて配置された一対のガイドを備えたものとされると共に、前記把持手段本体が、前記一対のガイドの間に配されており、前記一対のガイドに対して当接した状態においてバイアル瓶の受け渡しが可能なように配置されている。そのため、そのため、本発明の薬剤充填装置では、前記薬剤充填手段側からバイアル瓶の受け渡しを行う位置を常に一定とすることが可能であり、バイアル瓶の受け渡しをさらに安定化することが可能である。
また、上述したように第一係合手段と第二係合手段とを設けることにより、瓶把持手段本体がバイアル瓶の受け渡しを行う位置に到来した状態において、前記第一係合手段及び前記第二係合手段が係合し、瓶把持手段本体が瓶排出窓に対して左右方向(水平方向)に位置決めされた状態になる。そのため、本発明の薬剤充填装置によれば、瓶排出窓における位置決め精度をさらに向上させることが可能であり、バイアル瓶の受け渡し不良が発生をより一層抑制することが可能である。
また、本発明の薬剤充填装置においては、薬剤充填手段側から排出ユニットにバイアル瓶を受け渡し可能な搬送ユニットにより受渡動作を実行する際に、瓶検知手段によりバイアル瓶が検知されないことを条件として、搬送ユニットによりバイアル瓶をさらに排出ユニット側に移動させることにより、瓶検知手段の検知不良に伴うエラー等をより一層確実に回避することが可能となる。
本発明の薬剤充填装置においては、排出ユニットに設けられた一対の把持アームのうち少なくとも一方を、バイアル瓶の角部に沿うように屈曲したものとすることにより前述したような形状のバイアル瓶であっても安定した状態で把持することが可能となる。
また、本発明の薬剤充填装置においては、排出ユニットに設けられた一対の把持アームのうち少なくとも一方を、胴体部の断面形状が多角形のバイアル瓶の面に倣うように姿勢変化可能な把持片を有するものとすることにより、バイアル瓶を把持した際の安定性を更に向上させることが可能となる。
また、本発明の薬剤充填装置においては、搬送ユニットに設けられた一対の受渡アームのうち少なくとも一方を、バイアル瓶の角部に沿うように屈曲した形状とすることにより、搬送ユニットにおいて搬送されるバイアル瓶の安定性をより一層向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る薬剤充填装置を示す斜視図である。 図1に示す薬剤充填装置の側面図である。 図1に示す薬剤充填装置の正面図である。 図1に示す薬剤充填装置の内部構造を示す側面図である。 図1に示す薬剤充填装置のバイアル瓶供給ユニットやラベリングユニット、バイアル瓶リフター、およびこれらの近傍の構造を示す斜視図である。 図1に示す薬剤充填装置のバイアル瓶供給ユニットやバイアル瓶リフター、およびこれらの近傍の構造を示す斜視図である。 図1に示す薬剤充填装置の受渡機構部およびこの近傍の構造を示す斜視図である。 図1に示す薬剤充填装置のバイアル瓶供給ユニットやバイアル瓶リフター、およびこれらの近傍の構造につき、一部のカバーを除外した状態を示す斜視図である。 排出ユニットを示す斜視図である。 排出ユニットを移動手段の内部構造を視認可能な状態で示した斜視図である。 瓶把持手段を示す斜視図である。 瓶把持手段を正面側から見た状態を示す斜視図である。 瓶把持手段の側面図である。 瓶把持手段を背面側から見た状態を示す斜視図である。 瓶排出窓を正面側から見た状態を示す斜視図である。 瓶排出窓を背面側から見た状態を示す斜視図である。 (a)は瓶把持手段が搬送ユニット側の位置で位置決めされた状態を示す説明図であり、(b)は瓶把持手段が瓶排出窓側の位置で位置決めされた状態を示す説明図である。 瓶把持手段本体の変形例を示す斜視図である。 胴体部の断面形状が略三角形のバイアル瓶を示す斜視図である。 変形例に係る排出ユニットを示す斜視図である。 図20に示す排出ユニットの正面図である。 図20に示す排出ユニットの要部を示す斜視図である。 (a)は図20に示す排出ユニットが備える瓶把持手段を示す平面図であり、(b)は(a)に示す瓶把持手段によってバイアル瓶を把持した状態を示す平面図である。 (a)は図20に示す排出ユニットが備える瓶把持手段を示す斜視図であり、(b)は(a)に示す瓶把持手段によってバイアル瓶を把持した状態を示す斜視図である。 図20に示す排出ユニットによりバイアル瓶を把持した状態を示す要部拡大斜視図である。 (a)は瓶ホルダーを示す斜視図、(b)は瓶ホルダーを示す正面図である。 (a)は瓶ホルダーによりバイアル瓶を保持した状態を示す斜視図、(b)は(a)の正面図である。 搬送ユニットの変形例を模式的に示した平面図である。 図28に示す搬送ユニットをバネを省略した状態で示す斜視図である。
続いて、本発明の一実施形態に係る薬剤充填装置10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。薬剤充填装置10は、バイアル瓶Bに錠剤(薬剤)を充填して供給するための装置である。図1や図3に示すように、薬剤充填装置10の装置本体12の正面12aには、薬剤が充填されたバイアル瓶Bを取り出すための瓶排出窓14a〜14cや、操作パネル16、バーコードリーダ18a、作業台18bなどが設けられている。また、正面12aの下方には、ラベラー引出ドア12eが設けられており、これを引き出すことにより装置本体12に内蔵されているラベリングユニット70を引き出すことができる。
図1や図2に示すように、装置本体12には、後に詳述する錠剤供給ユニット30(薬剤充填手段)を構成する錠剤カセット32が多数並べて取り付けられており、側面12b,12c側から自由に着脱できる。また、側面12b,12cには、空のバイアル瓶Bを供給するための引出ドア12fが設けられており、これを開けることで後に詳述するバイアル瓶供給ユニット40(図5,図6,図7参照)にバイアル瓶Bをランダムに補充し、貯留しておける。
図5や図6に示すように、薬剤充填装置10は、装置本体12の下方側内部に、バイアル瓶リフター20や、バイアル瓶供給ユニット40、ラベリングユニット70、搬送ユニット80等を備えている。また、図4に示すように、装置本体12の上方側には、下方側において準備されたバイアル瓶Bを錠剤供給ユニット30側に搬送するための搬送ユニット80や、錠剤供給ユニット30によって薬剤が充填されたバイアル瓶Bをユーザーに向けて排出するための排出ユニット90等を備えている。以下、各部の構成についてさらに詳述する。
≪バイアル瓶供給ユニット40≫
図5や図6、図8に示すように、バイアル瓶供給ユニット40は、ストッカ42や、取出機構部44、受渡機構部46を備えている。ストッカ42は、バイアル瓶Bをストックしておくために設けられた直方体状の箱体である。ストッカ42は、装置本体12の両側面12b,12cの下方側であって、背面12d側の位置に設けられている。ストッカ42の中には、瓶用引出ドア12fを介して投入されたバイアル瓶Bをランダムに収容することができる。本実施形態では、ストッカー42にサイズ等を誤ったバイアル瓶Bが投入されるのを防止すべく、例えばバイアル瓶Bや投入前のバイアル瓶Bが収容されている箱などに印刷されているバーコードを読み込み照合可能な照合手段(図示せず)が設けられており、照合がなされないと瓶用引出ドア12fのロックが解除されず、バイアル瓶Bを投入できない構成とされている。なお、前述した照合手段を用いた瓶用引出ドア12fのロック解除機構は本発明に必須のものではない。
取出機構部44は、ストッカ42内にランダムに投入されているバイアル瓶Bを取り出すために設けられたものであり、図8に示すようにコンベア48や、取出手段50、移送手段52を備えている。コンベア48は、無端ベルト48aによって構成されている。コンベア48は、ストッカ42の底側において装置本体12の正面12aに向かって上方に傾斜するように設置されている。そのため、コンベア48を作動させると、ストッカ42に収容されたバイアル瓶Bを図8の紙面左側(正面12a側)に移動させることができる。
取出手段50は、ストッカ42内においてコンベア48によって正面12a側に集められたバイアル瓶Bを掻き上げ、ストッカ42から取り出すためのものである。取出手段50は、走行駆動可能な無端ベルト50aにパドル50bを一定間隔で取り付けたものであり、ストッカ42の正面側の内壁に沿って垂直に設けられている。そのため、取出手段50を作動させると、各パドル50bが水平姿勢を保ちながら順次上方に移動する。また、上方に移動するパドル50bにより、ストッカ42の正面12a側にあるバイアル瓶Bが掻き上げられ、ストッカ42から取り出される。
図8に示すように、移送手段52は、フレーム52aと、移送コンベア52bとを有する。移送手段52は、移送コンベア52bを作動させることにより、取出手段50によって取り出されたバイアル瓶Bを受渡機構部46側に移送することができる。
受渡機構部46は、上述した取出機構部44の移送手段52によって横転状態で送られてきたバイアル瓶Bを直立姿勢にして次工程に受け渡すためのものである。図5や図6、図7に示すように、受渡機構部46は、第一搬送手段54や、瓶方向検出手段56、反転機構58、瓶案内手段60、瓶直立手段62等を備えた構成とされている。
第一搬送手段54は、上述した移送コンベア52bに対して装置本体12の中心側に隣接する位置に設けられている。第一搬送手段54は、フレーム54aに所定の間隔を開けて取り付けられた一対のプーリ54b,54c間に無端ベルト(図示せず)を掛け回した構造とされている。また、第一搬送手段54は、下方に設けられた反転機構58によりフレーム54aを回転させ、バイアル瓶Bの搬送方向を切り替えることができる構成とされている。
瓶方向検出手段56は、上述した第一搬送手段54に対して装置本体12の背面側、すなわち後に詳述する瓶案内手段60とは反対側の位置に設けられている。瓶方向検出手段56は、バイアル瓶Bの底を検出することができるセンサによって構成されており、第一搬送手段54上に搭載されているバイアル瓶Bが底を瓶案内手段60側に向けているのか否かを検知することができる。受渡機構部46は、瓶方向検出手段56の検出結果に基づいて反転機構58を作動させることにより、常に底側を先頭にした状態でバイアル瓶Bをバイアル瓶リフター20側に送出することができる。
図5〜図8に示すように、瓶案内手段60は、金属板を折り曲げて構成された斜行ガイド61や瓶直立手段62、瓶検知手段63などを備えた構成とされている。斜行ガイド61は、略「V」字型の形状とされており、上述した第一搬送手段54とバイアル瓶リフター20との間に配置されている。瓶案内手段60は、第一搬送手段54からバイアル瓶リフター20側に向けてバイアル瓶Bを滑落させることが可能なよう、斜め下方に向けて傾けた状態で取り付けられている。
瓶直立手段62は、斜行ガイド61により案内され、バイアル瓶リフター20の昇降台22に傾斜状態で搭載されているバイアル瓶Bを直立状態にするためのものである。瓶直立手段62は、瓶押圧手段64と、瓶受手段66とを備えている。瓶押圧手段64は、押圧片64aと駆動機構64bとを備えており、上述した第一搬送手段54や斜行ガイド61よりも下方に設けられている。押圧片64aは、バイアル瓶Bの胴部に沿う形状となるように金属板を折り曲げ加工して形成されたものである。また、駆動機構64bは、押圧片64aを後に詳述する瓶受手段66に対して近接、離反する方向に往復動させるためのものである。
瓶検知手段63は、上述した瓶受手段66側の位置に設けられており、斜行ガイド61上にバイアル瓶Bが乗っているか否かを検知することができるものである。瓶検知手段63の検知結果は、上述した瓶直立手段62を動作させるための基準として利用される。
また、瓶受手段66は、所定の間隔を開けて瓶押圧手段64に対向する位置に配置されており、瓶押圧手段64により押圧されたバイアル瓶Bの胴体部分を瓶押圧手段64とは反対側から支持し、受け止めるものである。瓶受手段66は、金属板を折り曲げて形成された瓶受部66aと、瓶受部66aを回動させるための受部駆動手段66bとを備えており、瓶受部66aが略水平でありバイアル瓶Bを受け止めることが可能な状態と、瓶受部66aが跳ね上がった状態とに適宜切り替えることができる。
≪ラベリングユニット70≫
ラベリングユニット70は、ラベルプリンタ72(ラベル貼付手段)と、プッシャー74とを備えている。ラベルプリンタ72は、バイアル瓶Bの外周面にラベルを貼り付けるものであり、上述した供給手段60に対して正面12a側に隣接する位置に設けられている。
プッシャー74は、昇降台22上において立設された状態で待機しているバイアル瓶Bの胴体部分に当接し、バイアル瓶Bを供給手段60に対して正面側にあるラベルプリンタ72側に向けて押し当てるためのものである。プッシャー74は、上述した瓶押圧手段64よりもさらに下方側に配されており、バイアル瓶Bを押圧するために設けられた4つの押圧ローラ74aと、この押圧ローラ74aを軸支しているローラフレーム74bと、ローラフレーム74bを前後、具体的にはバイアル瓶リフター20側に近接、離反する方向に往復動させるための駆動機構74cとを備えている。
≪バイアル瓶リフター20≫
図5や図6に示すように、バイアル瓶リフター20は、供給手段60から供給されたバイアル瓶Bを載置可能な昇降台22と、この昇降台22を昇降させるための昇降機構26とを有する。昇降台22は、受渡機構部46の第一搬送手段54から受け入れたバイアル瓶Bを略直立状態で搭載し、上述した瓶押圧手段64と瓶受手段66との間に形成された空間を上下方向に移動可能なものである。バイアル瓶リフター20は、昇降台22に搭載されたバイアル瓶Bを底側においてしっかりと挟持し、立設状態で支持することができる。
昇降機構26は、図5や図6に示すように昇降台22に対して隣接する位置に設けられており、上下方向に伸びるガイドロッド26aと、これに装着された昇降ブロック26bとを有する。また、昇降ブロック26bには、アーム26cを介して昇降台22が取り付けられている。そのため、図示しない動力源から昇降ブロック26bに動力が伝わると、昇降台22は、昇降ブロック26と共にガイドロッド26aに沿って上下方向にスライドする。装置本体10の下方に設けられたラベラー70でバイアル瓶Bにラベルを張り付けた後、昇降台22を上方に移動させると、この昇降台22の上に載置されたバイアル瓶Bを、搬送ユニット80に対して受け渡すことができる。
≪錠剤供給ユニット30≫
図1や図2に示すように、錠剤供給ユニット30は、装置本体12の両側面12b,12c側であって、上述したバイアル瓶供給ユニット40等が設けられた位置よりも上方側に設けられている。錠剤供給ユニット30は、貯留している錠剤を払出可能な錠剤カセット32を有する。錠剤カセット32から払い出された薬剤は、装置本体12の両側面12b,12cに設けられた錠剤供給ユニット30,30の間の空間に払い出される。
≪搬送ユニット80≫
搬送ユニット80は、上述したバイアル瓶リフター20から受け取ったバイアル瓶Bを装置本体12の両側(側面12b,12c)に設けられた錠剤供給ユニット30,30間の空間で開口を上方に向けた状態で移動させることができる。そのため、搬送ユニット80によって充填すべき薬剤が入った錠剤カセット32の払出口(図示せず)の位置までバイアル瓶Bを移動させることにより、バイアル瓶Bに薬剤を充填することができる。また、搬送ユニット80は、錠剤供給ユニット30において錠剤を充填したバイアル瓶Bを排出ユニット90に搬送することができる。
≪排出ユニット90≫
排出ユニット90は、搬送ユニット80から受け渡されたバイアル瓶Bを瓶排出窓14に向けて供給し、排出させるためのものである。図9や図10に示すように、排出ユニット90は、瓶把持手段92や把持手段本体94、移動手段96、向き変更機構98を備えている。把持手段92は、上述した錠剤供給ユニット30において薬剤が充填された状態のバイアル瓶Bを搬送ユニット80から受け取り、把持するためのものであり、一対の把持アーム92a,92bによって構成されている。
把持アーム92a,92bは、把持手段本体94に対してそれぞれ左右対称となるように取り付けられたアーム状の部材である。バイアル瓶Bを把持していない状態において、把持アーム92a,92bの間隔は、使用が想定されるバイアル瓶Bのうち最小のものの外径よりも小さい。把持アーム92a,92bは、それぞれ両者の間隔が広がる方向に撓むことが可能とされている。そのため、把持アーム92a,92bの間にバイアル瓶Bを差し込むと、把持アーム92a,92bが互いに離れる方向に撓み、バイアル瓶Bがしっかりと把持された状態になる。
把持アーム92a,92bの内側、具体的には把持アーム92a,92bによってバイアル瓶Bを把持した際にバイアル瓶Bの胴部に接触する部分(接触部)には、接触式のスイッチ92c,92dが設けられている。このスイッチ92c,92dは、バイアル瓶Bが把持アーム92a,92bによって把持されているか否かを検知するために使用されるものであり、薬剤充填装置10の制御装置(図示せず)に対して電気的に接続されている。
バイアル瓶Bが把持され、スイッチ92c,92dにバイアル瓶Bの胴部が接触すると、スイッチ92c,92dの双方がオン状態になり、バイアル瓶Bが把持されていることが認識される。一方、把持アーム92a,92bのいずれかが故障し、バイアル瓶Bを把持できない状態になった場合は、スイッチ92c,92dのいずれか一方がオン状態とならず、バイアル瓶Bの存在が検知されない状況となる。このような状況では、把持アーム92a,92b側へのバイアル瓶Bの受け渡しを行うと、バイアル瓶Bがしっかりと把持されずに装置内に落下し、薬剤が散乱することが予想される。そこで、本実施形態では、スイッチ92c,92dの両方が検知されたことを条件として搬送ユニット80からバイアル瓶Bの受けとりを実行することとしている。なお、このような制御構成は、本発明に必須のものではないが、前述したようなバイアル瓶Bの受け渡し不良を回避するための何らかの方策を講じることが望ましい。
また、図12〜図14に示すように、把持アーム92a,92bの先端側には、把持ローラ92e,92f(回動部材)が設けられている。把持ローラ92e,92fは、それぞれ把持アーム92a,92bに対して自由に回動可能なように取り付けられている。把持ローラ92e,92fは、把持アーム92a,92b間にバイアル瓶Bを着脱する際に、把持ローラ92a,92bの胴部に沿って回動することができる。
把持手段本体94は、樹脂製の部材であり、上述した把持アーム92a,92bが取り付けられるアーム取付部94aと、移動手段96に対して接続される移動手段接続部94bとを有する。また、アーム取付部94aの天面側には、向き変更機構98の一部をなすギア98a(ピニオン)と、接続軸98bとが一体的に形成されている。さらに、ギア98aの両脇には、当接部100,100が設けられている。また、アーム取付部94aの天面側には、庇部102が設けられており、この庇部102に係合溝102(第一係合手段)が設けられている。
アーム取付部94aは、後に詳述する瓶排出窓14内に収まる大きさとされている。アーム取付部94aの両脇には、把持アーム92a,92bを挿通するためのアーム挿通孔94c,94dが形成されている。把持アーム92a,92bは、これらのアーム挿通孔94c,94dにアーム取付部94aの正面側から略水平に突出するように挿通し、基端部をアーム取付部94aの背面側にネジ等を用いて固定することにより取り付けられている。
移動手段接続部94bは、軸挿通孔94e,94fを有する。軸挿通孔94e,94fは、図10や図11に示すように移動手段96を構成する支持シャフト96aが挿通される部分である。
図9〜図14、図17に示すように、当接部100は、ギア98aの両脇、すなわち把持手段本体94を正面視(あるいは背面視)した状態においてギア98aに対して左右に隣接する位置に設けられている。図17等に示すように、当接部100,100は、ガイド片96h,96iに対して内側から当接し、摺動する部分である。当接部100,100は、ガイド片96h,96iとの組み合わせにより、瓶排出窓14a〜14cにおいてバイアル瓶Bを排出(受け渡し)する際に瓶把持手段94を左右方向(水平方向)に位置決めするための位置決め手段として機能する(図17(b)参照)。そのため、本実施形態の薬剤充填装置10では、瓶排出窓14a〜14cからバイアル瓶Bの排出(受け渡し)する際に、瓶把持手段94が常に一定の姿勢で位置決めされた状態になる。
図9〜図14、図17に示すように、庇部102は、上述したように把持手段本体94の天面側に設けられた庇状の部分である。また、庇部102の上面側には、係合溝102が設けられている。係合溝102は、後に詳述する係合片104(第二係合手段)との組み合わせにより、搬送ユニット80からバイアル瓶Bを受け取る(受け渡す)際に瓶把持手段94を左右方向(水平方向)に位置決めするための位置決め手段として機能するものである(図17(a)参照)。係合溝102は、把持手段本体94(把持アーム92a,92bの突出方向)から正面視した状態において、正面側から背面側に向けて延びるように形成されている。係合溝102に対して後に詳述する係合片104(第二係合手段)が差し込まれると、把持手段本体94の姿勢が左右方向(水平方向)に位置決めされた状態になる。
図9〜図11に示すように、移動手段96は、把持手段本体94の上方に配置されており、上述したシャフト96a,96bのほか、モータ96cやプーリ96d,96e、ベルト96f、接続片96g、ガイド片96h,96iを備えている。シャフト96a,96bは、上述した搬送ユニット80側から装置本体12の正面12aに設けられた瓶排出窓14側に向けて略水平に伸びるように設けられている。シャフト96a,96bは、それぞれ上述した把持手段本体94の軸挿通孔94e,94fに挿通されている。これにより、把持手段本体94は、シャフト96a,96bに沿って搬送ユニット80と瓶排出窓14との間を往復動することができる。
モータ96cは、移動手段96の駆動源として機能するものであり、プーリ96dに対して動力を伝達可能なように設置されている。プーリ96d,96eは、それぞれ搬送ユニット80側および瓶排出窓14側の位置において自由に回動可能なように軸支されている。プーリ96d,96eの間には、ベルト96fが掛け回されている。また、ベルト96fには接続片96gを介して上述した移動手段本体94が接続されている。そのため、モータ96cを作動させると、プーリ96d,96e間に掛け回されているベルト96fが駆動し、移動手段本体94が搬送ユニット80と瓶排出窓14との間を往復動することになる。
ガイド片96f,96iは、上述したシャフト96a,96bと同様に搬送ユニット80側から瓶排出窓14側に向けて略水平に伸びるように設けられた部材である。ガイド片96f,96iは、移動手段本体94の軸挿通孔94e,94fにシャフト96a,96bを挿通した状態において、ギア98aが設けられた高さと略同一の高さの位置に取り付けられている。ガイド片96f,96iのうち一方(本実施形態ではガイド片96i)は、その長手方向の中間部分にラックギア98cを有する。そのため、瓶把持手段本体94が搬送ユニット80と瓶排出窓14との間を往復動させることにより、移動手段本体94側に設けられたギア98aとラックギア98cと噛合させ、移動手段本体94側において回転力を発生させることができる。
向き変更機構98は、搬送ユニット80と瓶排出窓14との間を移動手段本体94が往復動するのに連動して作動し、移動手段本体94の向きを反転させることができるものである。具体的には、向き変更機構98は、把持手段本体94側に設けられたギア98aおよび接続軸98bと、移動手段96のガイド片96iに設けられたラックギア98bとを備えている。向き変更機構98は、移動手段本体94が搬送ユニット80と瓶排出窓14との間を往復動する過程において、ギア98aとラックギア98bとが噛合することにより作動する。
ここで、上述したように、ギア98aおよびラックギア98bは、把持手段本体94と一体的に成型されている。そのため、ギア98aとラックギア98bとが噛合した状態において移動手段本体94が瓶排出窓14側に向けて移動すると、把持手段本体94がギア98aと共に接続軸98bを中心として回動(反転)し、把持アーム92a,92bが瓶排出窓14の外側に向けて突き出す方向に向いた状態になる。一方、移動手段本体94が搬送ユニット80側に向けて移動すると、把持手段本体94が接続軸98bを中心として前記したのとは反対方向に回動(反転)する。これにより、把持アーム92a,92bが搬送ユニット80側に向けて突出した姿勢になり、搬送ユニット80側に準備されているバイアル瓶Bを受け取り可能な状態になる。
また、本実施形態では、上述した庇部102に設けられた係合溝102aと係合可能な係合片104が設けられている。係合片104は、搬送ユニット80側(錠剤供給ユニット30側)であって、上述した係合溝102aと係合可能な位置に設けられた片状の部材である。具体的には、係合片104は、移動手段96において錠剤供給ユニット30側(背面12d側)の位置に片持ち状に設けられており、バイアル瓶Bを搬送ユニット80側(錠剤供給ユニット30側)から受け取るための位置に瓶把持手段本体94が到達することにより、係合溝102aと係合可能な位置に設けられている。係合片104が係合溝102aに差し込まれた状態になると、把持手段本体94が左右方向(水平方向)に位置決めされた状態になり、搬送ユニット80及び排出ユニット90間でのバイアル瓶Bの受け渡しの際に把持手段本体94が常に一定の姿勢となる。
≪瓶排出窓14≫
図15および図16に示すように、瓶排出窓14a〜14cは、それぞれ3つの扉110を備えている。各扉110は、瓶排出窓14a〜14cを構成する正面視略矩形の枠112において、装置本体12の幅方向に並べて設けられている。扉110は、2枚の扉板110a,110bをそれぞれヒンジを介して枠112に取り付けた、いわゆる観音開き状のものである。
扉110は、扉板110a,110bを装置本体12の内側から外側に押圧することにより開くことが可能とされている。そのため、上述した排出ユニット90の瓶把持手段92を瓶排出窓14a〜14c側に移動させることにより、把持アーム92e,92fにより扉110a,110bを装置本体12の内側から押圧して開き(図9参照)、把持手段本体94や把持アーム92a,92bに把持されているバイアル瓶Bを瓶排出窓14a〜14cの外側に露出させることができる。一方、扉板110a,110bは、それぞれバネ等によって瓶排出窓14a〜14cの開口部分を閉止する方向に付勢されている。そのため、瓶排出窓14a〜14cの外側に露出されている把持手段本体94を搬送ユニット80側に退避させることにより、扉板110a,110bが前述したバネ等によって付勢され、瓶排出窓14a〜14cの開口部分が閉止された状態になる。
≪薬剤充填装置10の動作≫
本実施形態の薬剤充填装置10は、錠剤供給ユニット30において薬剤が充填されたバイアル瓶Bを搬送ユニット80から排出ユニット90に受け渡し、瓶排出窓14a〜14cから排出させるまでの動作に特徴を有する。薬剤払出装置10の動作を具体的に説明すると、バイアル瓶Bに薬剤を充填して供給すべき状態になると、先ず取出手段50や移送手段52が作動し、ストッカ42からバイアル瓶Bが取り出され、第一搬送手段54に向けて移送される。この際、第一搬送手段54が、搬送方向が移送コンベア52bの搬送方向と略同一となるようにフレーム54aの向きを調整した状態(受入状態)とされ、プーリ54b,54bが駆動状態とされる。これにより、ストッカ42から取り出されたバイアル瓶Bが移送手段52側から第一搬送手段54に送り出される。
第一搬送手段54側にバイアル瓶Bが送り出されると、適宜反転機構58が作動し、バイアル瓶Bの底が瓶案内手段60側を向いた状態とされる。この状態において第一搬送手段54が再度駆動し、瓶案内手段60に供給される。これにより、瓶案内手段60に隣接する位置に待機していたバイアル瓶リフター20の昇降台22の上にバイアル瓶Bが底を下側を向けた状態で立設された状態になる。その後、昇降台22が下降し、瓶案内手段60よりも下方側に設けられたラベリングユニット70においてバイアル瓶Bの胴部にラベルが貼付される。
バイアル瓶Bへのラベルの貼付が完了すると、バイアル瓶リフター20が作動し、昇降台22が装置本体12の上方側に移動する。その後、空のバイアル瓶Bが搬送ユニット80に受け渡され、所定の薬剤が充填される。バイアル瓶Bへの薬剤の充填が完了すると、このバイアル瓶Bは搬送ユニット80によって排出ユニット90側に移動される。
一方、排出ユニット90側においては、把持手段本体94が装置本体12の内側に退避し、把持アーム92a,92bが搬送ユニット80側(背面12d側)に向けて突出した状態とされている。搬送ユニット80により搬送されてきたバイアル瓶Bは、把持アーム92a,92bの間に差し込まれ、把持された状態になる。把持アーム92a,92bに設けられているスイッチ92c,92dがオン状態になり、バイアル瓶Bが把持されたことが確認されると、搬送ユニット80から把持アーム92a,92bへのバイアル瓶Bの受け渡しが完了する。その後、移動手段96のモータ96cが起動する。これに伴い、把持手段本体94がシャフト96a,96bおよびガイド片96h,96iに沿って瓶排出窓14a〜14c側に向けて移動する。
ここで、上述したように、搬送ユニット80から瓶把持手段92へのバイアル瓶Bの受け渡しに際して、図17(a)に示すように瓶把持手段本体94の庇部102に設けられた係合溝102aに係合片104が嵌り込み、係合した状態になり、瓶把持手段本体94が左右方向(水平方向)に位置決めされた状態になっている。そのため、搬送ユニット80から瓶把持手段92へのバイアル瓶Bの受け渡しに際して、瓶把持手段本体94の位置決め不良を原因とするバイアル瓶Bの受け渡し不良が起こらない。また、バイアル瓶Bの引き渡し後についても、把持手段本体94が把持アーム92a,92bに当接しつつ位置決めされた状態で摺動するため、バイアル瓶Bは水平方向に揺れる等することなく、安定した状態で瓶排出窓14側に搬送されることになる。
瓶把持手段本体94が移動を開始すると、搬送ユニット80から瓶排出窓14a〜14cに向けて移動する経路の中間地点において、瓶把持手段本体94に設けられたギア98aがガイド片96iに設けられたラックギア98cに噛合する。この状態において瓶把持手段本体94がさらに瓶排出窓14a〜14cに向けて移動すると、瓶把持手段本体94が接続軸98bを中心として回動し、把持アーム92a,92bが瓶排出窓14a〜14c側に向いた状態になる。その後、さらに瓶把持手段本体94が瓶排出窓14a〜14cに向けて移動すると、扉板110a,110bが押し開けられ、把持アーム92a,92bがバイアル瓶Bを把持した状態で扉110の外部に露出した状態になる。
また、瓶把持手段本体92が瓶排出窓14a〜14cに到達した状態においては、図17(b)に示すように当接部100,100がそれぞれガイド片96h、96iに対して内側から当接しており、瓶把持手段本体94が左右方向(水平方向)に位置決めされた状態になっている。そのため、バイアル瓶Bの排出時(受け渡し時)においても瓶把持手段本体92は常に一定の姿勢となり、瓶把持手段92の位置決め不良を原因とするバイアル瓶Bの排出不良(受け渡し不良)が起こらない。
上述したようにしてバイアル瓶Bが瓶排出窓14a〜14cから外側に出た状態になると、バイアル瓶Bを把持アーム92a,92bの間から引き抜くことが可能となる。スイッチ92c,92dがオフ状態になり、把持アーム92a,92bからバイアル瓶Bが引き抜かれたことが確認されると、移動手段96のモータ96cが上述したのとは逆方向に駆動する。これに伴い、瓶把持手段本体94が装置本体12の内側(搬送ユニット80側)に向けて退避する。ガイド片96iにおいてラックギア98cが設けられた位置に瓶把持手段本体94が到達すると、瓶把持手段本体94に設けられたギア98aがラックギア98cに噛合する。その後、瓶把持手段本体94がさらに搬送ユニット80側に向けて移動すると、瓶把持手段本体94が接続軸98bを中心として前述したのとは逆方向に回動し、把持アーム92a,92bが搬送ユニット80側に向けて突出した状態になる。これにより、次のバイアル瓶Bを搬送ユニット80から受け取り可能な状態になる。
本実施形態の薬剤充填装置10は、瓶把持手段92に設けられている一対の把持アーム92a,92bの間にバイアル瓶Bを把持させることができる。したがって、本実施形態の薬剤充填装置10では、把持できる範囲内の大きさ等であれば、どのような大きさや形状のバイアル瓶Bが装置本体内に準備されていたとしても、薬剤が充填されたバイアル瓶Bを搬送ユニット80側から受け取って把持し、瓶排出窓14a〜14cまで移動させることができる。
薬剤充填装置10は、把持アーム92a,92bの先端に、バイアル瓶Bの胴部に接触することにより自由に回動可能な把持ローラ92e,92fが設けられているため、把持アーム92a,92bの間からバイアル瓶Bを取り外す際にラベル貼付手段70によって貼付されたラベルが損傷する等の不具合が起こらない。なお、上記実施形態では、把持アーム92a,92bの双方に把持ローラ92e,92fを設けた例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方にのみ設けられていてもよい。また、本実施形態では、バイアル瓶Bの胴部に接触して回動可能な回動部材の例として把持ローラ92e,92fを設けた例を例示したが、回動部材はローラ状のものに限定されず、例えばボール状のものなどとすることも可能である。
薬剤充填装置10は、把持手段本体94が瓶排出窓14a〜14cに移動するのに連動して瓶排出窓14a〜14cが開くものであり、バイアル瓶Bをスムーズに瓶排出窓14a〜14cの外側に供給することができる。また、薬剤充填装置10は、瓶排出窓14a〜14cから突出した把持アーム92a,92bからバイアル瓶Bが取り除かれることを条件として、瓶把持手段92が装置本体12内に退避し、それに連動して瓶排出窓14a〜14cが閉じられるものである。そのため、薬剤充填装置10は、バイアル瓶Bが把持アーム92a,92bから取り外された後、次に瓶排出窓14a〜14cに供給すべきバイアル瓶Bの準備までの一連の動作をスムーズに行うことができる。
薬剤充填装置10は、把持アーム92a,92bの内周面、すなわち把持されたバイアル瓶Bの胴部と接触する面(接触部)に設けられたスイッチ92c,92dの双方がオン状態になることによりバイアル瓶Bが把持されたことが確認されることを条件として、把持アーム92a,92b側へのバイアル瓶Bの受け渡しが実行される。一方、スイッチ92c,92dのいずれか一方でもオン状態にならなければ受け渡しが実行されない。そのため、把持アーム92a,92bの故障などの理由によってバイアル瓶Bの受け渡し不良が発生するのを防止することができる。
本実施形態では、スイッチ92c,92dを一対の把持アーム92a,92bの双方に設けた例を例示したが、いずれか一方にのみ設けられていても良い。なお、スイッチ92c,92dのいずれかを把持アーム92a,92bの一方にのみ設けた場合は、上述したような判断方法によって把持アーム92a,92bによるバイアル瓶Bの把持不良を検知することはできないが、他の方策や構成、機構等を採用することにより把持不良を検知できるようにすることが望ましい。
本実施形態では、瓶把持手段92によりバイアル瓶Bが把持されているか否かを検知するための検知手段としてスイッチ92c,92dを設けた例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばスイッチ92c,92dの代わりに光電式のセンサなどを用いた構成としてもよい。
本実施形態において瓶把持手段92は、左右略対称の形状の把持アーム92a,92bを備えたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、左右非対称の把持アーム92a,92bを備えたものであってもよい。
本実施形態では、瓶把持手段92におけるバイアル瓶Bの受け渡し不良の発生を防止すべく、当接部100,100とガイド片96h,96iとの組み合わせにより構成される位置決め手段や、係合溝102と係合片104との組み合わせによる位置決め手段を設けた例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの位置決め手段を設けない構成とすることも可能である。また、上述した瓶把持手段92の位置決め手段は、本発明の一例を示したものに過ぎず、他の構成により瓶把持手段92を位置決め可能としてもよい。さらに、本実施形態では、バイアル瓶Bを搬送ユニット80と瓶把持手段92との間で受け渡す位置において係合溝102と係合片104との組み合わせにより瓶把持手段92の位置決めがなされる構成を例示したが、係合片104と同様のものを瓶排出窓14a〜14cの近傍に設け、これによりバイアル瓶Bを瓶排出窓14a〜14cから排出(受け渡し)する際に瓶把持手段92の位置決めを実現可能なものとすることも可能である。
また、本実施形態では、瓶把持手段92におけるバイアル瓶Bの受け渡しの際に、ラベルが破損するのを防止すべく、把持アーム92a,92bの先端側に把持ローラ92e,92fを設けた例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、バイアル瓶Bにラベルを貼付しない場合や、ラベルプリンタ72を備えていない場合、ラベルの破損が問題とならない場合などは、図18に示すように、把持ローラ92e,92fを省略した構成としてもよい。
≪変形例に係る排出ユニット150について≫
上述した排出ユニット90は、胴部が円筒状のバイアル瓶Bに好適に使用することが可能である。しかしながら、図19に示す胴部が三角筒状のバイアル瓶B’のように胴部の断面形状が多角形である場合には、排出ユニット90の把持アーム92a,92bがバイアル瓶B’の胴部にフィットしにくく、把持した状態において安定性に欠ける可能性がある。従って、胴部の断面形状が多角形であるバイアル瓶B’を取り扱う場合には、胴部にフィットしやすい形状の把持アームを有するものであることが好ましい。
また、胴部が円筒型のバイアル瓶B、あるいは多角筒型のバイアル瓶B’のいずれを用いる場合においても、バイアル瓶B,B’を安定した状態で各瓶排出窓14a〜14cまで搬送するためには、バイアル瓶B,B’の首(開口端,上端)の部分(首部B7’)を保持可能な構造とすることが好ましい。そこで、これらの問題を解消すべく、上述した排出ユニット90に代えて図20に示すような排出ユニット150を用いることが可能である。以下、排出ユニット150の構造について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、排出ユニット150は、多くの部分において上述した排出ユニット90と構造及び作用、効果が共通するため、同一の構造を有する部分については同一の符号を付し、詳細の説明については省略する。
排出ユニット150は、搬送ユニット80から受け渡されたバイアル瓶B’を瓶排出窓14に向けて供給し、排出させるためのものであり、排出ユニット90と同様の位置に設置されている。排出ユニット150は、把持手段本体94、移動手段96、向き変更機構98を備えている点において上述した排出ユニット90と同様の構造とされている。把持手段本体94、移動手段96、向き変更機構98については、上述した通りの構造、及び作用効果を有するものであるため、詳細の説明は省略する。
これに対し、排出ユニット150は、瓶把持手段92に代えて瓶把持手段152を備えている点、及び瓶ホルダー154を備えている点において上述した排出ユニット90と構造が相違している。瓶把持手段152は、錠剤供給ユニット30において薬剤が充填された状態のバイアル瓶B’を搬送ユニット80から受け取り、把持するためのものであり、この点において上述した把持手段92と共通している。瓶把持手段152は、一対の把持アーム92a,92bに代えて、把持アーム156,158を備えている点において把持手段92と構造が相違している。
さらに詳細に説明すると、図20〜図22に示すように、把持アーム156,158は、把持手段本体94の左右に取り付けられたアーム状の部材である。図23及び図24に示すように、把持アーム156、158は、金属製の支持体156a,158aの先端部に、一対の把持体156b,158bを設けたものである。把持体156b,158bは、三角筒状に形成されたバイアル瓶B’の胴体部BD’を挟み込み、把持する部分である。
把持体156bは、把持体本体156cと把持片156dとをピン156eによって連結した構成とされている。把持体本体156cは、支持体156aの先端部に取り付けられている。把持体本体156cは、把持片156dをピン156eを中心として揺動可能なように支持している。また、把持片156dには、バイアル瓶B’の胴体部BD’に対して面接触可能な接触面156fが設けられている。図23(b)及び図24(b)に示すように、接触面156fは、バイアル瓶B’の胴体部BD’をなす面B1’〜B3’に倣う形状とされている。本変形例において用いられるバイアル瓶B’は、面B1’〜B3’が平坦ではなく、円弧状に湾曲した形状とされている。そのため、接触面156fは、面B1’〜B3’と略同様の曲率で湾曲した形状とされている。
また、把持片156dの先端部には、把持ローラ156g(回動部材)が自由に回動可能なように設けられている。把持ローラ156gは、上述した把持ローラ92e,92fと同様に把持アーム156,158間にバイアル瓶B’を円滑に着脱可能とし、バイアル瓶B’に貼付されたラベルを破損する等の不具合を防止するために設けられている。
上述した把持体156bと対をなす把持体158bは、バイアル瓶B’の胴体部BD’に面接触可能な接触面158fを有する。接触面158fには、バイアル瓶B’の胴体部BD’において各面B1’〜B3’の境界部に形成された角部B4’〜B6’の形状に沿う形状に屈曲した屈曲部158iが設けられている。
また、把持片156dの接触面156f、及び把持体158bの接触面158fには、スイッチ156h,158hが設けられている。スイッチ156h,158hは、上述したスイッチ92c,92dに相当するものであり、バイアル瓶B’が把持アーム152a,152bによって把持されているか否かを検知するために使用される。スイッチ156h,158hは、薬剤充填装置10の制御装置(図示せず)に対して電気的に接続されている。
スイッチ156h,158hの双方がオン状態になった場合には、バイアル瓶B’が確実に把持された状態にある。一方、把持アーム152a,152bのいずれかが故障する等してバイアル瓶B’の把持が不確実である場合、あるいはバイアル瓶が多角形であるために万一バイアル瓶の外周が把持アームの把持部内面にうまく倣わない場合には、スイッチ156h,158hのいずれか一方がオン状態とならず、バイアル瓶B’の存在が検知されない状況となる。このような状況では、把持アーム152a,152b側へのバイアル瓶B’の受け渡しが不確実であり、バイアル瓶B’がしっかりと把持されずに装置内に落下し、薬剤が散乱する等の不具合が予想される。従って、スイッチ156h,158hの両方がオン状態になることを条件として搬送ユニット80から排出ユニット150に対するバイアル瓶B’の受渡が完了したものと判断するものとすることにより、前述したような不具合を防止することが可能となる。
また、瓶ホルダー154は、バイアル瓶B’の首部B7’を保持するためのものである。瓶ホルダー154は、図20〜図22及び図25に示すように、把持手段本体94を構成する庇部102の裏面側に設けられている。図26に示すように、瓶ホルダー154は、バイアル瓶B’の首部B7’を挿入可能な空間154aを有する。また、空間154aの両脇には、溝154bが設けられている。図27に示すように、溝154bには、バイアル瓶B’の首部B7’に形成された鍔状部B8’を差し込むことが可能である。そのため、バイアル瓶B’を立てた状態において首部B7’及び鍔状部B8’を空間154a及び溝154bに差し込むことにより、バイアル瓶B’を首部B7’において保持することができる。これにより、瓶把持手段152によって把持されたバイアル瓶B’の安定性をさらに向上させることが可能となる。
≪搬送ユニット80の変形例について≫
図4に示すように、上述した搬送ユニット80は、バイアル瓶リフター20から受け取ったバイアル瓶B,B’の胴体部BD’を挟み込むことにより把持することができる把持部を有する。具体的には、図4に示すように、搬送ユニット80の把持部は、バイアル瓶B,B’の胴体部BD’を挟み込むための受渡アーム82,84を備えている。
ここで、上述したバイアル瓶B’のように、胴体部BD’が多角形(図19に示す例では三角形)の断面形状を有するものである場合には、上述した排出ユニット150の把持アーム156,158と同様に、排出ユニット80の受渡アーム82,84の形状をバイアル瓶B’の胴体部BD’に沿う形状とすることが好ましい。具体的には、図28及び図29に示すように、排出ユニット80の受渡アーム82,84を角部B4’〜B6’の形状に沿う形状に屈曲した形状とすることが好ましい。受渡アーム82,84をこのような形状とすることにより、バイアル瓶リフター20から受け取ったバイアル瓶B’を安定した状態で排出ユニット90あるいは排出ユニット150に受け渡すことが可能となる。
また、搬送ユニット80は、受渡アーム82,84を作動させるための作動装置86を備えている。作動装置86は、円筒状の回転体86a,86bと、駆動源として機能するモータ86cと、カム機構86dと、バネ86eとを備えている。円筒状の回転体86a,86bは、搬送ユニット80の本体に対して回転軸86f,86gを中心として回動可能なように取り付けられている。回転体86a,86bの外周面には、受渡アーム82,84の基端部が固定されている。従って、回転体86a,86bを回動させることにより受渡アーム82,84を開閉することができる。
回転体86aには、モータ86cが一体的に取り付けられている。また、モータ86cの出力軸には、カム機構86dを構成するカム86hが取り付けられている。カム86hは、モータ86cを作動させることにより偏心回転する。一方、回転体86bには、カム機構86dを構成する当接部材86iが一体的に取り付けられている。当接部剤86iは、円筒状の突起86jを有しており、この突起86iの外周面に前述したカム86hの外周面が当接している。従って、モータ86cを作動させることにより、カム機構86dの作用により回転体86a,86bを回動させ、受渡アーム82,84を開閉することができる。また、受渡アーム82,84の基端部には、バネ86eが配されている(図29においては図示せず省略)。受渡アーム82,84は、バネ86eの作用により、常時において閉じる方向に付勢されている。
搬送ユニット80は、作動装置86を作動させ、受渡アーム82,84の間隔を広げることによりバイアル瓶B,B’の受け入れること、及び把持しているバイアル瓶B,B’を放すことが可能となる。また、バイアル瓶B,B’を受け取った後は、バネ86eの付勢力により受渡アーム82,84がバイアル瓶B,B’の胴体部に押しつけられ、バイアル瓶B,B’が把持された状態になる。
なお、本変形例においては、バネ86eを受渡アーム82,84の把持力を発揮させるために使用し、モータ86cの動力を受渡アーム82,84を開くための動力源として使用する例を例示したが、本発明はこれに限定される訳ではない。具体的には、モータ等の駆動源を作動させることにより受渡アーム82,84を閉じる方向に作動させることが可能な構成とし、駆動源から発せられる動力により受渡アーム82,84の把持力を発揮させることとしてもよい。すなわち、モータ等の動力源を受渡アーム82,84を開く動作だけでなく、受渡アーム82,84を閉じるために用いる構成としてもよい。
かかる構成とした場合には、受渡アーム82,84を閉じる際に過電流を印加した状態でモータ等の駆動源を駆動させることにより、サイズの異なるバイアル瓶B,B’に対しても対応することが可能となる。すなわち、バイアル瓶B,B’を把持する際に、受渡アーム82,84がバイアル瓶B,B’の胴体部に当接した状態においてもなお受渡アーム82,84を閉じる方向に作動するように駆動源を作動させることにより、バイアル瓶B,B’のサイズ及び形状がいかなるものであっても強固に把持することが可能となる。なお、過電流を作用させることによる駆動源の消耗が激しいと想定される場合、あるいは駆動源に対して過電流を作用させてもなおバイアル瓶B,B’を十分な強度で把持することができない場合等には、上述した変形例(図28参照)のように、バネ86eの付勢力をバイアル瓶B,B’の把持力を発生させるために利用することが好ましい。これにより、モータ等の駆動源が過電流により消耗することを防止し、駆動源の寿命をより一層延長することが可能となる。
≪排出ユニット90,150に対するバイアル瓶B,B’の受渡動作について≫
続いて、搬送ユニット80から排出ユニット90,150に対するバイアル瓶B,B’の受渡動作の変形例について説明する。搬送ユニット80から排出ユニット90,150へのバイアル瓶B,B’の受け渡しは、排出ユニット90,150側に設けられているスイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hがオン状態になり、搬送ユニット80がバイアル瓶B,B’を放すことを条件として完了する。
ここで、排出ユニット90,150に対する搬送ユニット80の位置精度が十分でないことによりスイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hがオン状態にならなければ、バイアル瓶B,B’の受け渡し動作を完了できない。受け渡し動作が正常に完了できない場合には、別途設けられた報知手段(図示せず)によりエラー状態である旨の報知がなされる等してしまう可能性がある。
そこで、このような可能性を排除すべく、搬送ユニット80から排出ユニット90,150に対するバイアル瓶B,B’の受渡動作を行う際に、スイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hがオン状態にならなければ、搬送ユニット80をさらに排出ユニット90,150側に移動させる動作(受渡確認動作)を実行することが望ましい。すなわち、排出ユニット90,150に対する搬送ユニット80の距離を調整することによりスイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hの押圧の程度を調整する動作(受渡確認動作)を行うことが好ましい。この受渡確認動作を行った上、スイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hがオン状態になるか否かを確認することにより、バイアル瓶B,B’とスイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hとの接触不良による誤検知を回避することが可能となる。なお、受渡確認動作における搬送ユニット80の移動量は、適宜設定することが可能である。また、受渡確認動作において、搬送ユニット80は、排出ユニット90,150側に近接する方向だけでなく、離反する方向に移動させることも可能である。
また、上述した受渡確認動作を実行してもなおスイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hがオン状態にならない場合は、搬送ユニット80を定位置に戻し、再度バイアル瓶B,B’を受け渡す動作(リトライ動作)を実行することが望ましい。リトライ動作を行うことにより、バイアル瓶B,B’とスイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hとの接触不良に伴うエラー等の問題を回避することが可能となる。
さらに、上述した受渡確認動作を実行したにもかかわらずバイアル瓶B,B’の受け渡し完了が確認されない場合には、排出ユニット90,150に対する搬送ユニット80の距離ではなく、上下左右の位置精度が十分でないためにバイアル瓶B,B’とスイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hとの接触不良が生じている可能性がある。そこで、受渡確認動作によってもなおバイアル瓶B,B’の受け渡しを完了できない場合には、搬送ユニット80を定位置に戻す等して上下左右の位置を調整し、スイッチ92c,92dあるいはスイッチ156h,158hがオン状態になるか否かを確認する動作を実行することとしても良い。
10 薬剤充填装置
12 装置本体
14a〜14c 瓶排出窓
30 錠剤供給ユニット(薬剤充填手段)
72 ラベルプリンタ(ラベル貼付手段)
80 搬送ユニット
82,84 受渡アーム
90 排出ユニット
92 瓶把持手段
92a,92b 把持アーム
92c,92d スイッチ
92e,92f 把持ローラ(回動部材)
94 把持手段本体
96 移動手段
96h,96i ガイド片
98 向き変更機構
100 当接片
102a 係合溝(第一係合手段)
104 係合片(第二係合手段)
110 扉
150 排出ユニット
152 瓶把持手段
154 瓶ホルダー
156,158 把持アーム
156d 把持片
158i 屈曲部

Claims (11)

  1. 装置本体に準備されている空のバイアル瓶に薬剤を充填する薬剤充填手段と、
    前記薬剤充填手段により薬剤が充填されたバイアル瓶を排出するための瓶排出窓と、
    薬剤充填済みのバイアル瓶を薬剤充填手段側から受け取り、前記瓶排出窓に排出させることが可能な排出ユニットとを有し、
    前記排出ユニットが、
    薬剤充填手段側から受け取ったバイアル瓶を把持可能な一対の把持アームを備えた瓶把持手段と、
    前記瓶把持手段を備えた把持手段本体と、
    瓶把持手段を薬剤充填手段側から前記瓶排出窓まで移動させるための移動手段と、
    前記把持手段本体の向きを変更させることが可能な向き変更機構とを有し、
    前記把持手段本体が前記瓶排出窓に向けて移動するのに連動して前記向き変更機構が作動し、前記把持アームが瓶排出窓の外側に向くように前記把持手段本体の向きが変更されることを特徴とする薬剤充填装置。
  2. バイアル瓶の胴部にラベルを貼付可能なラベル貼付手段が設けられており、
    前記ラベル貼付手段によってラベルが貼付された状態のバイアル瓶を前記瓶把持手段に受け渡し、瓶排出窓から排出可能なものであり、
    前記把持アームの先端に、バイアル瓶の胴部に接触することにより自由に回動可能なように支持された回動部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤充填装置。
  3. 把持されたバイアル瓶の胴部が接触する接触部が把持アームに設けられており、
    前記一対の把持アームのうち少なくとも一方の接触部に、バイアル瓶の接触を検知可能な瓶検知手段が設けられており、
    前記把持アームによってバイアル瓶が把持されたことが前記瓶検知手段の検知結果に基づいて確認されることを条件として、薬剤充填手段から把持アームへのバイアル瓶の受け渡しが実行されることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤充填装置。
  4. 前記薬剤充填手段側から前記排出ユニットにバイアル瓶を受け渡すことが可能な搬送ユニットが設けられており、
    前記搬送ユニットが、前記排出ユニットに対向する位置に移動し、前記搬送ユニットから前記排出ユニットに向けて移動させることによりバイアル瓶を受け渡す受渡動作を実行可能なものであり、
    前記受渡動作に際し、前記排出ユニットの前記把持アームに設けられた前記瓶検知手段によりバイアル瓶が検知されないことを条件として、前記搬送ユニットによりバイアル瓶がさらに排出ユニットに向けて移動されることを特徴とする請求項3に記載の薬剤充填装置。
  5. 前記把持手段本体が前記瓶排出窓に向けて移動するのに連動して前記瓶排出窓が開くことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薬剤充填装置。
  6. 前記瓶排出窓から突出した前記把持アームからバイアル瓶が取り除かれることを条件として、前記移動手段が作動して前記瓶把持手段が装置本体内に退避し、前記瓶排出窓が閉じられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤充填装置。
  7. 前記排出ユニットが、前記薬剤充填手段側から前記瓶排出窓に至る所定の排出経路に沿って設けられ、水平方向に離れて配置された一対のガイドを備えており、
    前記把持手段本体が、前記一対のガイドの間に配されており、前記一対のガイドに対して当接した状態においてバイアル瓶の受け渡しが可能なように配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の薬剤充填装置。
  8. 第一係合手段と前記第一係合手段と係合可能な第二係合手段とを備えており、
    前記第一係合手段が、前記把持手段本体側に設けられており、
    前記第二係合手段が、バイアル瓶の受け渡しを行う位置に前記把持手段本体が到来した状態において前記第一係合手段と係合可能なものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の薬剤充填装置。
  9. 前記一対の把持アームにより、胴体部の断面形状が多角形のバイアル瓶を把持可能なものであり、
    前記一対の把持アームのうち少なくとも一方が、前記バイアル瓶の胴体部の角部に沿うように屈曲した屈曲部を有するものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の薬剤充填装置。
  10. 前記一対の把持アームにより、胴体部の断面形状が多角形のバイアル瓶を把持可能なものであり、
    前記一対の把持アームのうち少なくとも一方が、前記バイアル瓶の胴体部をなす面に倣うように姿勢変化可能な把持片を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の薬剤充填装置。
  11. 前記薬剤充填手段側から前記排出ユニットにバイアル瓶を受け渡す搬送ユニットが設けられており、
    前記搬送ユニットが、胴体部の断面形状が多角形のバイアル瓶を把持可能な一対の受渡アームを備えており、
    前記一対の受渡アームのうち少なくとも一方が、前記バイアル瓶の胴体部の角部に沿うように屈曲していることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の薬剤充填装置。
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