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JPWO2009116298A1 - 液体容器 - Google Patents

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JPWO2009116298A1
JPWO2009116298A1 JP2010503786A JP2010503786A JPWO2009116298A1 JP WO2009116298 A1 JPWO2009116298 A1 JP WO2009116298A1 JP 2010503786 A JP2010503786 A JP 2010503786A JP 2010503786 A JP2010503786 A JP 2010503786A JP WO2009116298 A1 JPWO2009116298 A1 JP WO2009116298A1
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忠弘 水谷
寛之 川手
寛之 川手
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卓 石澤
瞬 大屋
瞬 大屋
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Abstract

膜状部を有する膜弁を用いる。膜弁はエラストマーで形成されてよい。また、膜弁は、膜支持部と係合するN個(Nは2以上の整数)の係合部を含んでよい。また、膜状部が、シール部における第2シール面よりも第1シール面に近い位置に固定されてよい。ここで、第1シール面と第1部材との接触面積は、第2シール面と第2部材との接触面積よりも大きい。また、突出部の端を第1平面に向けて膜弁を第1平面上に置いた第1の場合に、第1支持部の端が第1平面と接触して膜弁を支持し、膜状部が変形していない状態で突出部の端が第1平面と接してもよい。また、コイルバネの端の内側に挿入される突出部が、凹部内でコイルバネがコイルバネの中心軸と垂直な方向に移動することによってコイルバネの端と接触し得る位置の範囲から離れた中心軸側に配置されてもよい。

Description

本発明は、液体容器、および、膜弁に関し、特に液体噴射装置に装着可能な液体容器および該液体容器に用いられる膜弁に関する。
インクジェットプリンタにインクを供給するインクタンクにおいて、収容されたインクを負圧に保つ技術が知られている。例えば、負圧を発生する手段として、膜弁とバネを用いたバルブ構造を有するインクタンクが知られている。
また、インクジェットプリンタにインクを供給するインクタンクに関して、弁を利用する種々の技術が知られている。例えば、インクタンクに大気を導入する弁が知られている。
しかしながら、弁に関する種々の不具合の可能性があった。不具合としては、例えば、弁により発生する負圧が不安定になる可能性や、弁の開閉が不安定になって、差圧の制御が不安定になる可能性が挙げられる。このような課題は、インクジェットプリンタ用のインクタンクに限らず、液体噴射装置に装着可能な液体容器に共通する課題であった。
本発明の主な利点は、液体噴射装置に装着された液体容器において、弁に関する不具合の可能性を低減する技術を提供することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または態様として実現することが可能である。
態様A. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、前記液体収容室と連通する第1の流路と、前記液体供給口と連通する第2の流路と、を有する容器本体と、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在し、膜状部を有する膜弁と、を備え、前記膜弁は、第1の面と、第1の面の反対側の第2の面を有し、前記第1の面は、前記第1の流路にある前記液体の第1の液圧を受け、前記第2の面は、前記第2の流路にある前記液体の第2の液圧を受け、前記膜弁の前記膜状部は、前記第1の液圧の前記第2の液圧に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を連通する開弁状態に変形し、前記差(差圧)が前記所定圧以下である場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を非連通にする閉弁状態に変形し、前記膜弁は、エラストマーで形成されている、液体容器。
こうすれば、膜弁がエラストマーで形成されているので、圧力に対する膜弁の膜状部の変形が安定化するので、膜弁により発生する負圧が安定化する。
態様B. 膜支持部に支持されて第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、弁本体と、前記弁本体に固定された取り付け部と、を備え、前記弁本体は、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動部と、を含み、前記取り付け部は、前記膜支持部と係合するN個(Nは2以上の整数)の係合部を含む、膜弁。
この構成によれば、膜弁の位置がN個(Nは2以上の整数)の係合部によって定まるので、可動シールの位置ずれの可能性を低減できる。
態様C. 第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定された、前記膜状部よりも厚いシール部と、を備え、前記膜弁は、前記シール部が第1部材と第2部材とに挟まれた第1状態で用いられる膜弁であり、前記シール部は、前記第1状態で前記第1部材と接触する第1シール面と、前記第1状態で前記第2部材と接触する第2シール面と、を含み、前記第1シール面と前記第1部材との接触面積は、前記第2シール面と前記第2部材との接触面積よりも大きく、前記膜状部は、前記シール部における、前記第1シール面を含む平面と前記第2シール面を含む平面との間の、前記第2シール面よりも前記第1シール面に近い位置に固定されている、膜弁。
この構成によれば、シール部が変形した場合に、膜状部が意図しない形に変形する可能性を低減できる。
態様D. 第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動する突出部と、第1支持部と、を備え、前記突出部の端を水平面である第1平面に向けて前記膜弁を鉛直上方から前記第1平面上に置いた第1の場合に、前記第1支持部の端が前記第1平面と接触して前記膜弁を支持し、前記膜状部が変形していない状態で前記突出部の端が前記第1平面と接する、膜弁
この構成によれば、膜弁を平面上に置いた場合の、膜状部の変形の可能性を低減できる。
態様E. 凹部と対向する所定の位置に配置されて、一端が前記凹部に受け入れられたコイルバネの他端によって付勢される膜弁であって、第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記コイルバネの前記他端の内側に挿入される突出部と、を備え、前記突出部は、前記凹部内で前記コイルバネが前記コイルバネの中心軸と垂直な方向に移動することによって前記コイルバネの前記他端と接触し得る位置の範囲から離れた前記中心軸側に配置されている、膜弁。
この構成によれば、凹部の内でコイルバネが移動した場合に、コイルバネが突出部と接触する可能性を低減できる。従って、コイルバネと突出部との意図しない固着の可能性を低減できる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、前記液体収容室と連通する第1の流路と、前記液体供給口と連通する第2の流路と、を有する前記液体容器において、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在して用いられる膜弁として実現することができる。
本発明の一実施例としてのインクカートリッジの分解斜視図である。 インクカートリッジがキャリッジに取り付けられた状態を示す図である。 大気解放孔から液体供給部に至る経路を概念的に示す図である。 第1実施例におけるバルブ部の構成を説明するための第1の図である。 膜弁の構成を示す第1の図である。 膜弁の構成を示す第2の図である。 第1実施例におけるバルブ部の構成を説明するための第2の図である。 第1実施例におけるバルブ部の構成を説明するための第3の図である。 第2実施例におけるバルブ部180の構成を説明するための図である。 第3実施例におけるバルブ部180の構成を説明するための図である。 第4実施例におけるバルブ部180の構成を説明するための図である。 膜弁500とバネ座部材300との係合を示す概略図である。 バルブ部の説明図である。 シール部520の近傍を示す説明図である。 膜弁500の説明図である。 膜弁500の説明図である。 インクカートリッジ100Eの構成を示す分解斜視図である。 インクカートリッジ100Eの構成を示す分解斜視図である。 容器本体110Eの一方側の側面図である。 容器本体110Eの他方側の側面図である。 膜弁500Eの説明図である。 バネ座部材300Eの説明図である。 弁アセンブリ600bの分解斜視図である。 弁収容室600aを含む一部分の側面図の拡大図である。 バルブ部180EのE1−E1断面図である。 バルブ部180Eの断面図である。 バルブ部180EのE1−E1断面図である。 バルブ部180Fの構成を示す説明図である。 バルブ部180Gの構成を示す説明図である。 インクカートリッジ100Jの構成を示す分解斜視図である。 膜弁500Jの説明図である。 バネ座部材300Jの説明図である。 弁アセンブリ600bJの分解斜視図である。 変形例を示す説明図である。 変形例を示す説明図である。 変形例を示す説明図である。
符号の説明
11…係合レバー
13…回路基板
100、100E、100J…インクカートリッジ
101〜104…フィルム
105…センサ部
110…容器本体
111…リブ
115…尖端形状
120…インク供給部
120a…供給孔
130…蛇行路
130a…大気解放孔
140…インク収容室
150…中間流路
160…バッファ室
170…バルブ上流路
180、180E、180F、180G、180J…バルブ部
181…上流バルブ室
182…下流バルブ室
184、184E…バネ収容室
185…中継流路
190…バルブ下流路
200…キャリッジ
240…インク供給針
300、300E、300J…バネ座部材
310…リブ
320…バネ支持部
400、400E、400J…コイルバネ
500、500E、500J…膜弁
510、510b…膜状部
520…シール部
530、540…組み付け穴
550、550c…軸部
560、570…装着部
以下、本発明の実施例を説明する。実施例の説明において、高低及び上下は重力方向を基準にしており、上面、底面、前、後、左、右は、液体消費装置に液体容器を搭載した状態を基準にしている。ここで、重力方向下側の面を第1の面、第1の面と対向する面(重力方向上側の面)を第2の面、第1及び第2の面と交わり互いに対向する広い面を第3及び第4の面、第1乃至第4の面と交わり互いに対向する狭い面を第5及び第6の面とした場合、実施例では、第1の面は底面、第2の面は上面、第3の面は第1側面、第4の面は第2側面、第5の面は前面、第6の面は後面となっている。
また、後に詳細に説明するが、すべての実施例において、バルブ上流路170は、上流バルブ室181と連通している。そして、バルブ下流路190は(バネ収容室184を介して)下流バルブ室182と連通している。従って、すべての実施例において、膜弁500等は、バルブ上流路170とバルブ下流路190との間に介在している、ということができる。
また、第2〜第9実施例では、その前に説明したいずれかの実施例に対して異なる部分を中心に説明する。これらの実施例において、その前に説明した要素と共通の符号が付されている要素には、その前に説明した要素と共通の構成、材料、変形例等が適用される。
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としてのインクカートリッジの分解斜視図である。インクカートリッジ100は、容器本体110と、第1の側面フィルム101と、第2の側面フィルム102と、第1の底面フィルム103と、第2の底面フィルム104を備えている。
容器本体110の底面には、インクジェットプリンタにインクを供給するための供給孔120aを有するインク供給部120が設けられている。容器本体110の底面には、インクカートリッジ100の内部に大気を導入するための大気解放孔130aが開口している。容器本体110の底面には、バネ座部材300が嵌合されている。容器本体110の前面には、係合レバー11が設けられている。係合レバー11には、突起11aが形成されている。インクカートリッジ100の前の係合レバー11の下方には、回路基板13が設けられている。回路基板13上には、複数の電極端子が形成されており、これらの電極端子は、液体噴射装置に装着されたときに、装置側の電極端子を介して、インクジェットプリンタと電気的に接続される。容器本体110の両側面には、様々な形状を有するリブ111が形成されている。側面フィルム101、102は、容器本体110の両側面の全体を覆うように、容器本体110に貼り付けられている。リブ111の端面と側面フィルム101、102との間に隙間が生じないように側面フィルム101、102は緻密に貼り付けられている。これらのリブ111と側面フィルム101、102により、インクカートリッジ100の内部には、複数の小部屋、例えば、後述するインク収容室、バッファ室や、インク流路が区画形成される。同様にして、第1の底面フィルム103は、インクカートリッジ100の底面の前端部に、第2の底面フィルム104は、バネ座部材300の底面に、それぞれ貼り付けられ、貼り付けられた部材と共に、インク流路を区画形成する。
図2は、インクカートリッジがキャリッジに取り付けられた状態を示す図である。大気解放孔130aは、インクジェットプリンタのキャリッジ200に形成された突起230が所定の隙間を有するように余裕を持って嵌るような深さと径を有している。係合レバー11の突起11aが、キャリッジ200への装着時にキャリッジ200に形成された凹部210と係合することによりキャリッジ200に対してインクカートリッジ100が固定される。インクジェットプリンタの印刷時には、キャリッジ200は、印刷ヘッド(図示省略)と一体になって、印刷媒体の紙巾方向(主走査方向)に往復移動する。主走査方向は、図2において矢印AR1で示すとおりである。
図3は、大気解放孔から液体供給部に至る経路を概念的に示す図である。上述した容器本体110およびバネ座部材300と、フィルム101〜104によって区画形成されるインクの経路を説明する。該インク経路は、上流から順に、蛇行路130と、インク収容室140と、中間流路150と、バッファ室160と、バルブ上流路170と、バルブ部180と、バルブ下流路190と、インク供給部120とを含んでいる。蛇行路130は、上流端が大気解放孔130aと連通し、下流端が図示しない気液分離膜を介してインク収容室140の上流側に連通している。蛇行路130は、大気解放孔130aからインク収容室140までの距離を長くするために細長く蛇行して形成されている。これにより、インク収容室140内のインク中の水分の蒸発を抑制することができる。気液分離膜は、気体の透過を許容すると共に、液体の透過を許容しない素材で構成されている。
インク収容室140の下流側は、中間流路150の上流端に連通し、中間流路150の下流端は、バッファ室160の上流側に連通している。バッファ室160の下流側は、バルブ上流路170の上流端に連通し、バルブ上流路170の下流端は、バルブ部180の上流側に連通している。バルブ部180の下流側は、バルブ下流路190の上流端に連通し、バルブ下流路190の下流端は、インク供給部120に連通している。インク供給部120の供給孔120aには、インクカートリッジ100がインクジェットプリンタに装着されたときに、キャリッジ200に備えられたインク供給針240が挿入される。インクカートリッジ100内のインクは、インク供給針240を介してインクジェットプリンタによる印刷のために供給される。
中間流路150に接して、センサ部105が配置されている。図1では、センサ部105は、回路基板13の裏側の空間に配置されている。図示は省略するが、センサ部105は、中間流路150の壁面の一部を形成するキャビティと、キャビティの壁面の一部を形成する振動板と、振動板上に配置された圧電素子とを備えている。圧電素子の端子は、電気的に回路基板13の電極端子の一部に接続されており、インクジェットプリンタにインクカートリッジ100が装着されたとき、圧電素子の端子は、回路基板13の電極端子を介してインクジェットプリンタと電気的に接続される。インクジェットプリンタは、圧電素子に電気エネルギを与えることにより、圧電素子を介して振動板を振動させることができる。その後、振動板の残留振動の特性(周波数等)を、圧電素子を介して検出することにより、インクジェットプリンタはキャビティにおけるインクの有無を検出することができる。具体的には、インクカートリッジ100に収容されていたインクが消尽されることにより、インクが満たされた状態から大気が満たされた状態に、キャビティの内部の状態が変化すると、振動板の残留振動の特性が変化する。かかる振動特性の変化を、圧電素子を介して検出することにより、インクジェットプリンタは、キャビティにおけるインクの有無を検出することができる。
インクは、インクカートリッジ100の製造時には、破線ML1で液面を概念的に示すように、インク収容室140まで充填されている。インクカートリッジ100の内部のインクがインクジェットプリンタによって消費されていくと、液面は下流側に移動し、その代わりに大気解放孔130aを介して上流から大気がインクカートリッジ100の内部に流入する。そして、インクの消費が進むと、破線ML2で液面を概念的に示すように、液面がセンサ部105にまで到達する。そうすると、センサ部105のキャビティに大気が導入され、センサ部105の圧電素子により、インク切れが検出される。インク切れが検出されると、インクカートリッジ100は、センサ部105より下流側(バッファ室160等)に存在するインクが完全に消費されるより前の段階で、印刷を停止し、ユーザにインク切れを通知する。完全にインクが切れて、さらに印刷を行うと印刷ヘッドに空気が混入し、不具合が発生するおそれがあるためである。
図4は、バルブ部の構成を説明するための第1の図である。バルブ部180は、容器本体110の底面の略中央部に配置されたバネ座部材300と、バネ座部材300の上面と容器本体110との間に配置された膜弁500とを含んでいる。
図5は、膜弁500の構成を示す第1の図である。膜弁500は、全体が弾性を有する樹脂性のエラストマーで作成されている。膜弁500に用いられているエラストマーの比重は、インクの比重より小さい。膜弁500は、軸部550と、膜状部510と、シール部520と、第1の装着部560と、第2の装着部570と、を有している。膜弁500の表面のうち、図5(A)に示されている側を、第1の面と呼ぶ。一方、膜弁500の表面のうち、図5(B)に示されている側を第2の面と呼ぶ。第1の装着部560には、第1の組み付け穴530が形成されており、第2の装着部570には、第2の組み付け穴540が形成されている。これらの組み付け穴530、540が、バネ座部材300の上部の凸部(図示省略)に嵌合することにより、膜弁500は、バネ座部材300の上部に固定される。
膜状部510は、軸部550の周囲を囲むリング形状を有している。シール部520は、膜状部510の外周を囲むリング形状を有している。
図6は、膜弁500の構成を示す第2の図である。図6(A)は、膜弁500を第1の面側から見た正面図である。図6(B)は、図6(A)のA−A断面を示す図である。軸部550の第1の面側の部分、すなわち、図6(A)において、クロスハッチングされた領域は、後述する中継流路の上流端が当接する当接する当接領域である。膜状部510は、図6(B)に示すように厚みが他の部分と比較して薄く、容易に変形する。膜状部510の第1の面側の部分、すなわち、図6(A)において、シングルハッチングされた領域は、バルブ上流路170を流れるインクの液圧を受ける上流側圧受け領域である。上流側圧受け領域の反対側、すなわち、第2の面側は、バルブ下流路190を流れるインクの液圧を受ける下流側圧受け領域である。図6(B)に示すように、第1の装着部560の最大厚さと、第2の装着部570の最大厚さと、軸部550の最大厚さは、等しい値hに設計されている。これは、部品としての膜弁500を複数個積層して運搬する際に、安定して積層できるからである。
図7は、バルブ部180の構成を説明するための第2の図である。図7は、図4におけるC−C断面に対応している。図7は、バルブ上流路170と、バルブ下流路190との間が膜弁500によって遮断された閉弁状態(非連通状態)を示している。図7からわかるように、インクカートリッジ100がキャリッジ200に装着された状態で、当接領域は、上流側圧受け領域より窪んでおり、重力方向に低い位置にある。バルブ部180には、上流バルブ室181と下流バルブ室182とバネ収容室184と中継流路185とが形成されている。上流バルブ室181は、容器本体110に形成された形状と膜弁500の第1の面とによって区画形成されている。下流バルブ室182は、バネ座部材300に形成された形状と、膜弁500の第2の面とによって区画形成されている。下流バルブ室182は、円の中心に近づくほど深く、外側に向かうほど浅くなるすり鉢型の形状を有している。バネ収容室184は、バネ座部材300に形成され、円筒形状を有している。バネ収容室184には、付勢部材としてのコイルバネ400が収容されている。バネ収容室184の上端は、下流バルブ室182と連通しており、バネ収容室184の下側には、バネを支持するバネ支持部320が形成されており、バネ収容室184の下側は、バルブ下流路190に連通している。バルブ下流路190は、図示するように、上流部分がバネ座部材300に形成された形状と第2の底面フィルム104とによって区画形成され、下流部分が容器本体110に形成されている。中継流路185は、上流部が容器本体110に形成され、下流部がバネ座部材300に形成された形状と第2の底面フィルム104とによって区画形成されている。中継流路185の上流端部は尖端形状115を有しており、閉弁状態において膜弁500の当接領域に当接している。中継流路185の下流端は、下流バルブ室182と連通している。
コイルバネ400は、膜弁500の軸部550を上側に付勢している。また、バルブ下流路190の液圧は、下流バルブ室182を介して膜弁500の第2の面にかかる。この付勢力と、バルブ下流路190の液圧とが膜弁500を閉弁状態に維持しようとする力(閉弁力)となる。一方、バルブ上流路170の液圧は、膜弁500の第1の面にかかる。このバルブ上流路170の液圧が膜弁500を開弁状態にしようとする力(開弁力)となる。
膜弁500のシール部520は、容器本体110とバネ座部材300との間に挟持される。バネ座部材300において、シール部520を挟持している部分には、断面が三角形で上面から見るとリング形状のリブ310が形成されている。リブ310がシール部520に押し付けられることにより、インクがシール部520の外側に漏れ出すことを抑制している。
図8は、第1実施例におけるバルブ部180の構成を説明するための第3の図である。インクジェットプリンタによりインクが消費されると、インク供給部からインクがインクジェットプリンタに供給される。そうすると、バルブ下流路190の液圧が低下する。バルブ下流路190の液圧の低下により膜弁500に対する閉弁力が、膜弁500に対する開弁力より低くなると、膜弁500の膜状部510が変形して、軸部550が下方に動く。その結果、尖端形状115と膜弁500の当接領域との間に隙間が形成され、バルブ上流路170は、中継流路185と下流バルブ室182を介してバルブ下流路190と連通した状態(開弁状態)になる。開弁状態では、バルブ上流路170から中継流路185にインクが流入し、その結果、バルブ下流路190にインクが流入する。かかるインクの流入によって、バルブ下流路190の液圧が上昇し、その結果、閉弁力が開弁力を上回ると、膜状部510は再び変形して、膜弁500は閉弁状態へと戻る。
閉弁力には、コイルバネ400の負勢力が加わっているため、バルブ下流路190の液圧は、大気圧を受けているバルブ上流路170の液圧より低く維持される。すなわち、バルブ下流路190内部のインクの圧力は、常に大気圧より低い負圧に維持され、その結果、インクカートリッジ100のインク供給部120からのインク漏れを抑制することができる。
以上説明した第1実施例によれば、膜弁500はエラストマーで形成されているので、液圧に対する膜状部510の変形が安定化する。この結果、バルブ下流路190内のインクに発生する負圧も安定化する。
さらに、膜弁500は、膜状部510が重力方向に対して略垂直になるように配置されている。この結果、膜状部510にかかる液圧の重力によるバラツキが小さくなる。この結果、膜状部510の変形が安定化するので、バルブ下流路190内のインクに発生する負圧も安定化する。
さらに、インクカートリッジ100がキャリッジ200に装着された状態において、膜弁500の第1の面の当接領域は、上流側圧受け領域より低い位置にあるので、上流バルブ室181にインクが残留しにくい。この結果、インクカートリッジ100内部に残留するインク量を抑制し、インクをより多くインクジェットプリンタに供給することができる。
さらに、膜弁500の比重は、インクの比重より小さいので、膜弁500には浮力により上側に力がかかる。この結果、コイルバネ400を小型化することができる。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例におけるバルブ部180の構成を説明するための図である。第2実施例の膜状部510bは、第1実施例における膜状部510bと異なり、膜弁500の閉弁状態において、水平ではなく、斜めに形成されている。すなわち、第2実施例における510bは、膜弁500の中心に向かうほど低く、膜弁500の外側に向かうほど高い傾斜を有している。この結果、上流バルブ室181の液体は、当接領域付近に集まるので、上流バルブ室181にインクが残留しにくい。この結果、インクカートリッジ100内部に残留するインク量を抑制し、インクをより多くインクジェットプリンタに供給することができる。
C.第3実施例:
図10は、第3施例におけるバルブ部180の構成を説明するための図である。第3実施例のバルブ部180には、コイルバネ400がない。第3実施例の膜弁500では、軸部550cが下側に延在しており、バネ支持部320にまで達している。すなわち、軸部550の下部の筒状の部分がコイルバネ400の代わりに膜弁500を尖端形状115側に付勢する付勢部材として機能している。こうすれば、膜弁500と付勢部材とを一体化することにより、部品点数を削減できる。
D.第4実施例:
図11は、第4実施例におけるバルブ部180の構成を説明するための図である。第4実施例では、第1実施例と異なり、中継流路185が形成されていない。第4実施例の膜弁500には、軸部550を軸方向に貫通する貫通孔THが形成されている。貫通孔THは、上面から見て、軸部550の当接領域における尖端形状115との当接部より内側に設けられている。第4実施例では、開弁状態において、バルブ上流路170は、貫通孔THを介して、バルブ下流路190と連通する。第4実施例においても、第1実施例と同様の作用・効果を奏する。
なお、第2乃至第4実施例では、第1実施例と異なる部分のみを説明したが、その他の箇所は第1実施例と同様に構成することができ、第1実施例と同様に構成した箇所については、第1実施例と同様の効果を得ることが可能である。
E.第5実施例:
次に、第1実施例のさらに詳細な構成や変形例を、第5実施例として、説明する。
まず、膜弁500の材料としては、第1実施例に挙げたエラストマー以外にも、種々の弾性材料を採用可能である。エラストマー以外の弾性材料としては、例えば、シリコンを採用可能である。ここで、膜弁500(特に膜状部510)の材料が柔らかいほど、同じ差圧で膜状部510が大きく変形する。その結果、バルブ部180を小型化することができる。このような観点から、例えば、日本の「JIS K 6523」で規定された硬度が、22度以下の材料を利用するとよい。特に、硬度が4度の材料を利用するとよい。このように柔らかい材料を利用すれば、小さな膜弁を用いて、弁の適切な開閉が可能である。このように柔らかい材料としては、例えば、日本の特開2000−978号公報に記載の材料を採用可能である。また、第1実施例では膜弁500の全体が一体成形されていたが、複数の部品を接着等することによって膜弁500を形成してもよい。なお、本明細書において、膜弁のある部分が他の部分に固定されている、と表現する場合があるが、第1実施例のように膜弁500の全体が一体成形される場合にも、膜弁500の一部分が他の部分に固定されている、ということができる。例えば、第1の装着部560はシール部520に固定されている、ということができる。
図12は、膜弁500とバネ座部材300との係合を示す概略図である。図12には、図4(B)に示す膜弁500とバネ座部材300との拡大図が示されている。図示された膜弁500の断面図は、図6(B)の断面図と同じである。図12(A)は、膜弁500がバネ座部材300に装着される前の状態を示し、図12(B)は、膜弁500がバネ座部材300に装着(支持)された状態を示している。図中の方向MD1、MD2は、膜状部510の変形に応じた当接領域590の移動方向を示している。第1移動方向MD1は、当接領域590が尖端形状115(図8)から離れる方向である。第2方向MD2は、第1方向MD1の逆方向である。図7、図8に示すように、当接領域590の移動方向MD1、MD2は、当接領域590と垂直な方向である。
図6(B)にも示すように、膜弁500の穴530、540は、それぞれ、移動方向MD1、MD2と同じ方向に沿って延びている。バネ座部材300の膜弁500が装着される面には、上述した凸部330、340(軸330、340とも呼ぶ)が、それぞれ設けられている。図12(B)に示すように、膜弁500がバネ座部材300に装着された状態では、2つの軸330、340が、2つの穴530、540に、それぞれ挿入される。その結果、膜弁500(すなわち、当接領域590)の、移動方向MD1、MD2と交差する方向の位置を一意に決めることができる。そして、当接領域590のその交差方向の位置ずれの可能性を低減できる。従って、当接領域590と尖端形状115との接触不良の可能性を低減できるので、適切な弁の開閉が可能となる。また、穴530、540に軸330、340を挿入するという簡単な方法で、膜弁500をバネ座部材300に装着できる。
なお、これらの軸330、340は、それぞれ、移動方向MD1、MD2と平行に延びている。これらの軸330、340は、それぞれ、円柱形状の軸である。軸330と穴530の大きさや形状は、図12(B)に示す状態で、穴530の内面の少なくとも一部が、軸330の側面と接触するようなものであればよい。同様に、軸340と穴540の大きさや形状は、穴540の内面の少なくとも一部が、軸340の側面と接触するようなものであればよい。軸330、340と穴530、540をこのような大きさや形状にすれば、適切に、当接領域590の位置ずれの可能性を低減できる。本実施例では、穴530の内径が軸330の外径とほぼ同じである。よって、容易に、穴530の内面の少なくとも一部に軸330の側面を接触させることができる。一方、穴530の内径が軸330の外径よりも小さくてもよい。こうすれば、穴530と軸330との接触面積を大きくすることができ、穴530の内面の全周にわたって軸330の側面を接触させることができる。従って、軸330から穴530が抜ける可能性を低減できる。なお、軸330の外径と穴530の内径との差の絶対値が、穴530の内径の5%以内であれば、穴530の内径が軸330の外径とほぼ同じである、ということができる。ここで、差の絶対値は、軸330の外径の1%以内であることが好ましい。こうすれば、穴530に軸330を挿入しやすく、そして、適切に、穴530の内面の少なくとも一部に軸330の側面を接触させることができる。以上の説明は、穴540と軸340とについても、同様である。
なお、膜弁500(図5、図6、図12)のうちの、シール部520を外周とする円板状の部分(シール部520と膜状部510と軸部550との全体)は、「弁本体」に相当する(以下「弁本体555」と呼ぶ)。そして、第1の装着部560が「第1取り付け部」に相当し、第2の装着部570が「第2取り付け部」に相当する。そして、これらの装着部560、570の全体が「取り付け部」に相当する。また、当接領域590が尖端形状115から離れて、バルブ上流路170とバルブ下流路190とが連通し、当接領域590が尖端形状115に押しつけられて、バルブ上流路170とバルブ下流路190との間が遮断される(図7、図8)。このように、当接領域590は、「可動シール(可動部)」に相当し、尖端形状115は、「シール受部」に相当する。膜弁500を支持するバネ座部材300は、「膜支持部」に相当する。穴530、540は、それぞれ、「係合部(係合穴)」に相当する。軸330、340は、それぞれ、「係合軸」に相当する。また、図7、図8に示すバネ収容室184は、「コイルバネ400の端を受け入れる凹部」に相当する。
ここで、図6に示すように、第1の装着部560(第1取り付け部)は、ループ状のシール部520(弁本体555)の外周の一部分に固定されている。そして、第2の装着部570(第2取り付け部)は、シール部520(弁本体555)の外周の残りの部分のうちの一部分に固定されている。このように、シール部520(弁本体555)の外周の一部のみに、取り付け部(560、570)が固定されている。従って、シール部520(弁本体555)の全周にループ状に取り付け部が固定されている場合と比べて、膜弁500を小型化できる。なお、図6に示すように、膜弁500の形状は、第1の装着部560と第2の装着部570とが対角をなす略菱形板状である。
なお、図5(A)に示されている膜弁500の第1の面は、図7に示すように「バルブ上流路170側の面」であり、図5(B)に示されている膜弁500の第2の面は、図7に示すように「バルブ下流路190側の面」である。ここで、「バルブ上流路170側の面」は、流体の流れを辿った場合に、バルブ下流路190側ではなく、バルブ上流路170側に配置された面を意味している。「バルブ下流路190側の面」は、流体の流れを辿った場合に、バルブ上流路170側ではなく、バルブ下流路190側に配置された面を意味している。
さらに、膜弁500に関しては、以下のように、弁本体555の意図しない変形の可能性を低減できる。例えば、シール部520の外周の全体に、シール部520から突出する縁(つば、フランジ)を設け、このループ状(例えば、円筒状)の縁をループ状の溝に挿入して弁本体555の位置を決める方法を採用したと仮定する。この場合、ループ状の溝において「縁」が均等に配置されずに局所的な位置ずれが生じる可能性がある。この仮想例では、弁本体555の外周の全体が位置決めに利用されるので、このような局所的な位置ずれは、弁本体555の意図しない変形を生じさせ得る。一方、図6の膜弁500では、シール部520(弁本体555)の外周の一部分に固定された取り付け部(装着部560、570)によって、弁本体555の位置が決まる。さらに、本実施例では、装着部560、570に形成された穴530、540に、軸330、340をそれぞれ挿入するという簡単な構成によって、弁本体555の位置が決まる。従って、シール部520(弁本体555)の外周に意図しない力が加わる可能性を低減できる。その結果、位置決めに起因する弁本体555の意図しない変形の可能性を低減できる。
図13は、図7と同じ断面図の、膜弁500とコイルバネ400とバネ収容室184とを含む一部分を示している。図中の符号552は、バネ受部を示している。バネ受部552は、膜弁500の一部であり、コイルバネ400の一端を受ける部分である。バネ受部552の厚さは、膜状部510の厚さよりも厚いので、コイルバネ400によって膜弁500が破損する可能性を低減できる。また、バネ受部552は、軸部550の突出部556(コイルバネ400の一端の内側に挿入される部分)の周囲を囲み、そして、バネ受部552の周囲には、膜状部510が固定されている。なお、軸部550の突出部556は、第1移動方向MD1に沿って突出している。そして、バネ収容室184は、移動方向MD1に沿って延びており、コイルバネ400は、第2方向MD2に(尖端形状115に向かって)、当接領域590を付勢する。
図中には、さらに、寸法Da〜Deが示されている。外径Daは、突出部556の外径を示し、内径Dbは、コイルバネ400の内径を示し、外径Dcは、バネ受部552の外径を示し、内径Ddは、バネ収容室184の内径を示し、外径Deは、コイルバネ400の外径を示している。図示するように、本実施例では、突出部556の外径Daは、コイルバネ400の内径Dbと、ほぼ同じである。従って、突出部556をコイルバネ400の一端の内部に挿入することによって、突出部556の側面がコイルバネ400の内面と接触する。そして、突出部556(ひいては、当接領域590)に対するコイルバネ400の位置(特に、移動方向MD1、MD2と垂直な方向の位置)のずれの可能性を低減できる。その結果、当接領域590を適切に付勢することができるので、適切な弁の開閉が可能である。なお、外径Daと内径Dbとの差の絶対値が、外径Daの5%内であれば、実質的に外径Daが内径Dbとほぼ同じである、ということができる。ここで、外径Daと内径Dbとの差の絶対値が、外径Daの1%内であれば、位置ずれの可能性を更に低減できる。
また、図示するように、本実施例では、バネ受部552と、突出部556と、バネ収容室184とは、同軸上に配置されている。図中の軸AXは、各要素に共通な中心軸を示す。この軸AXは、移動方向MD1、MD2と平行である。そして、バネ受部552の外径Dcが、バネ収容室184の内径Ddよりも大きい。従って、コイルバネ400の位置がバネ収容室184の内でずれて、コイルバネ400の端部がバネ受部552から外れる可能性を低減できる。なお、尖端形状115と、膜状部510と、バネ受部552と、突出部556と、バネ収容室184との、軸AXと垂直な断面形状は、略円形状である。
また、バネ収容室184の内径Ddが、コイルバネ400の外径Deよりも、大きい。こうすれば、コイルバネ400とバネ収容室184との間の摩擦を軽減できるので、コイルバネ400の伸び縮みを滑らかにすることができる。また、バネ収容室184にコイルバネ400を、容易に挿入することができる。
また、当接領域590は、バネ受部552の内側に形成されている(移動方向MD1、MD2と垂直な方向の位置が、バネ受部552で囲まれる範囲内である)。従って、膜弁500は、コイルバネ400による付勢力を、適切に、当接領域590に伝えることができる。
図14(A)は、図7と同じ断面図の、シール部520の近傍を示している。上述したように、シール部520は、容器本体110とバネ座部材300との間に挟持されている。シール部520は、上流シール面522と、下流シール面524と、側面526とを含んでいる。上流シール面522は、容器本体110と接触する面である。下流シール面524は、上流シール面522の反対側の面であり、バネ座部材300と接触する面である。側面526は、これらのシール面522、524と交差する面である。本実施例では、上流シール面522は、下流シール面524とほぼ平行であり、側面526は、これらのシール面522,524と、ほぼ垂直である。側面526には、膜状部510が固定されている。シール部520の厚さは、膜状部510の厚さよりも厚い。
上流シール面522は、容器本体110のシール部分118と接触している。第1接触領域S1は、上流シール面522のうちのシール部分118と接触する部分を示している。下流シール面524は、バネ座部材300のリブ310と接触している。第2接触領域S2は、下流シール面524のうちのリブ310と接触する部分を示している。膜状部510は、シール部520における、上流シール面522を含む平面PL1と、下流シール面524を含む平面PL2との間の位置CPで、シール部520に固定されている。図14(B)、11(C)は、図5(A)、5(B)と同じ、膜弁500の斜視図である。図中では、第1接触領域S1と第2接触領域S2とが、ハッチングで示されている。
図示するように、第1接触領域S1の面積は、第2接触領域S2の面積よりも大きい。従って、容器本体110やバネ座部材300からシール部520に加わる圧力は、上流シール面522側と比べて、下流シール面524側の方が、大きい。その結果、シール部520中の局所的な変形の大きさは、上流シール面522に近い部分と比べて、下流シール面524に近い部分の方が、大きい。そこで、本実施例では、図示するように、膜状部510が、下流シール面524よりも上流シール面522に近い位置に固定されている。具体的には、膜状部510とシール部520との接続位置CPにおいて、膜状部510の厚さ方向中心MCが、下流シール面524よりも上流シール面522に近い。従って、シール部520中に局所的な変形(歪み)が生じた場合に、膜状部510が意図しない形に変形する可能性を低減できる。なお、本実施例では、上流シール面522は、後述する態様29、31における「第1シール面」に相当し、下流シール面524は、「第2シール面」に相当する。
なお、本実施例では、下流シール面524の内側(膜状部510側の領域)は、下流バルブ室182、すなわち、バルブ下流路190と連通している。また、下流シール面524の外側(膜状部510とは反対側の領域)は、容器本体110とバネ座部材300との間を介してバルブ下流路190と連通している。このように、下流シール面524の内側と外側との両方が、バルブ下流路190と連通している。つまり、図14(A)に示すように、下流シール面524におけるシールは厳重でなくてもよい。例えば、図14(C)に示すループ状の第2接触領域S2の一部が欠けていてもよい。一方、図14(A)に示すように、上流シール面522におけるシールは厳重であることが好ましい。例えば、第1接触領域S1のループに欠けがないことが好ましい。
図15(A)は、図6(B)と同じ断面図を示している。図6(A)、6(B)に示すように、膜弁500は板状に形成されている。図15(A)中の方向TDは、膜弁500の厚さ方向を示している。ここでは、軸部550の突出部556の突出方向を、厚さ方向TDの正の方向としている。膜弁500は、厚さ方向TDとは垂直な方向に広がる略板状に形成されている。本実施例では、この厚さ方向TDは、図13に示す移動方向MD1、MD2と平行である。図15(A)には、さらに、第1平面P1が示されている。第1平面P1は、例えば、テーブルや、膜弁500を運ぶためのパレット等の部材の平らな表面を示しており、重力方向と垂直な水平面を示している。図15(A)の断面は、突出部556の端を第1平面P1に向けて、膜弁500を鉛直上方から第1平面P1上に置いた状態を示している。この状態で、第1の装着部560の厚さ方向TD側の端564と、第2の装着部570の厚さ方向TD側の端574とが、第1平面P1と接触して、膜弁500を支持する。図15(B)は、図5(B)と同じ斜視図である。図15(B)では、図15(A)に示す状態で第1平面P1と接触する部分にハッチングが付されている。図示するように、端564と端574とが、第1平面P1に接触する。
図6(B)、図15(A)に示すように、膜状部510が変形していない状態で、軸部550の端554の厚さ方向TDの位置(TD1)は、装着部560、570の端564、574の厚さ方向TDの位置(TD1)と同じである。従って、図15(A)に示す状態では、膜状部510が変形せずに、軸部550の端554が第1平面P1と接触する。すなわち、軸部550が第1平面P1によって支持されることによって、膜状部510を、変形のない状態に、維持することができる。従って、膜弁500の輸送時や保管時に、図15(A)のように膜弁500を平面上に置くことによって、膜状部510の変形の可能性を低減できる。その結果、膜弁500の輸送や保管が長時間に及ぶ場合であっても、膜状部510が意図しない形に変形してしまう可能性を低減できる。また、端564、574が第1平面P1と接触するので、第1平面P1上での膜弁500の位置ずれの可能性を低減できる(例えば、膜弁500の輸送時に膜弁500の第1平面P1上の位置がずれる可能性を低減できる)。
図16(A)は、図6(B)と同じ断面図を示している。図15(A)との差違は、膜弁500の第1平面P1側とは反対側に第2平面P2が示されている点だけである。第2平面P2は、シール部520の最も高い部分(上流シール面522)によって規定される平面である(以下、上流シール面522を「端522」とも呼ぶ)。例えば、膜弁500を運ぶためのパレット等の部材の平らな表面を膜弁500の上に乗せた場合には、その部材が端522によって支持される。第2平面P2は、この状態における部材の表面に相当する。図16(B)は、図5(A)と同じ斜視図である。図16(B)では、図16(A)に示す状態で第2平面P2と接触する部分にハッチングが付されている。図示するように、端522が、第2平面P2に接触する。
図6(B)、図16(A)に示すように、膜状部510が変形していない状態において、膜状部510の全体と当接領域590の全体とは、それぞれ、端522よりも窪んでいる(すなわち、第2平面P2よりも低い位置に配置されている)。具体的には、シール部520の端522の厚さ方向TDの位置(TD2)は、膜状部510と当接領域590とのいずれよりも、厚さ方向TDの逆の方向に突出している。従って、膜状部510や当接領域590が第2平面P2に接触することを防止できる。その結果、膜弁500にパレット等を重ねた場合に、膜状部510や当接領域590の変形や損傷の可能性を低減できる。すなわち、膜弁500の輸送時や保管時に、膜弁500にパレット等を重ねることができる。
なお、図15(A)、15(B)に示すように、装着部560、570の端564、574の形状は、それぞれ、同じ平面上に配置されたU字状である。従って、これらの端564、574によって、1つの平面(第1平面P1)が規定される。また、これらの端564、574は、軸部550の端554を挟んで向かい合うように、配置されている。すなわち、軸部550の端554は、これらの端564、574によって、囲まれている。従って、軸部550に過大な荷重をかけずに、これらの端564、574は、第1平面P1を支持することができる。なお、装着部560、570の全体は、後述する態様33、38における「第1支持部」に相当する。
また、図16(B)に示すように、シール部520の端522の形状は、円形状である。従って、この端522によって、1つの平面(第2平面P2)が規定される。なお、シール部520は、後述する態様35、40における「第2支持部」に相当する。
以上に説明した、第1実施例の詳細な構成や変形例は、第2及び第4実施例についても同様に適用可能である。また、コイルバネに関する構成を除き、第3実施例にも適用可能である。
F.第6実施例:
図17、図18は、第6実施例におけるインクカートリッジ100Eの構成を示す分解斜視図である。図19は、第6実施例における容器本体110Eの一方側の側面図であり、図20は、容器本体110Eの他方側の側面図である。第1実施例のインクカートリッジ100との主な差違は、バルブ部180Eにおいて、膜弁500Eが、重力方向に対して略平行になるように配置されている点である。インクの流路の詳細な構成は、第1実施例と本実施例との間で異なっているが、本実施例における大気解放孔から液体供給部に至る経路の概略は、図3と同じである(図3のバルブ部180は、本実施例のバルブ部180Eに置換される)。また、図中のX,Y,Zの軸は互いに直交している。X軸はインクカートリッジ100Eの前後方向、Y軸は左右方向、Z軸は上下方向を示している。Z軸は重力方向と一致している。+Z方向は、重力方向の上向きを示している。X方向は、インクカートリッジ100Eの前面から後面に向かう方向を示している。Y方向は、インクカートリッジ100Eの第1側面から第2側面に向かう方向を示している。なお、本実施例の説明で参照される図17〜図27では、第1実施例及び第5実施例の要素と同じ要素には、同じ符号が割り当てられている。以下、第1実施例及び第5の要素と同じ要素に関する詳細な説明を、省略する。
図17、図18に示すように、本実施例のインクカートリッジ100Eは、容器本体110Eと、容器本体110Eを挟む第1側面フィルム101Eと第2側面フィルム102Eと、第2側面フィルム102Eの外側から容器本体110Eに装着される蓋部材20と、封止フィルム54、90、98を有している。
容器本体110Eの底面には、インク供給部120と、大気解放孔130aと、減圧孔130bとが、設けられている。これらの要素120、130a、130bは、封止フィルム54、90、98によって、それぞれ封止されている。なお、減圧孔130bは、インクカートリッジ100Eの製造工程においてインクを注入する際に、空気を吸い出してインクカートリッジ100E内部を減圧するために用いられる。
容器本体110Eの前面には、係合レバー11が設けられている。容器本体110Eの前面の係合レバー11の下方には、回路基板13が設けられている。容器本体110Eの両側面には、様々な形状のリブ111Eが形成されている。側面フィルム101E、102Eは、容器本体110Eの両側面の全体を覆うように、容器本体110Eに貼り付けられている。リブ111Eの端面と側面フィルム101E、102Eとの間に隙間が生じないように側面フィルム101E、102Eは緻密に貼り付けられている。これにより、容器本体110Eの内部に、種々の流路や種々の室が形成される。例えば、図3の蛇行路130や、インク収容室140や、中間流路150や、バッファ室160や、バルブ上流路170や、バルブ下流路190が形成される。これらの流路や室の詳細な形状は、第1実施例における形状と異なり得るが、機能面で大きな差異はないため、詳細な説明は省略する。
図18に示すように、容器本体110Eの一方の側面には、弁収容室600aが形成されている。弁収容室600aは、容器本体110Eの一方の側面から他方の側面に向かって凹んだ凹部である。図19には、弁収容室600aの底壁(+Y方向の壁、「弁壁600aw」とも呼ぶ)が示されている。弁壁600awには、開口452、453が設けられている。図20に示すように、これらの開口452、453は、容器本体110Eの他方の側面に形成された流路450、460と、それぞれ連通している。
図18に示すように、弁収容室600aには、バネ座部材300Eとコイルバネ400Eと膜弁500Eとを組み立てて得られる弁アセンブリ600bが、嵌め込まれる。弁収容室600aと弁アセンブリ600bとの全体は、バルブ部180Eに相当する。
図21は、膜弁500Eの説明図である。図21(A)、21(B)は、図5(A)、5(B)と同様の斜視図を示し、図21(C)は、膜弁500Eを突出部556側から見た正面図である。図5に示す膜弁500との差違は、弁本体555Eにおいて、当接領域590が膜状部510と比べて凹んでいない点だけである。膜弁500Eの他の構成は、第1及び第5実施例の膜弁500と同じである。このように、膜弁500Eも、略板状に形成されている。そして、この膜弁500Eを利用することによって、第1及び第5実施例の膜弁500を利用する場合と同様の種々の利点を得ることができる。
図22(A)、22(B)は、バネ座部材300Eの斜視図である。図22(C)は、バネ座部材300Eの、膜弁500Eの装着される第1面300Euの正面図である。バネ座部材300Eは、第2面300Edから第1面300Euへ延びる略柱状の部材である。第1面300Euには、膜弁500E(図21)が装着される。第1面300Euには、軸330E、340Eと、ループ状のリブ310とが形成されている。リブ310で囲まれた領域には、下流バルブ室182Eとバネ収容室184Eとが形成されている。第2面300Edには、流入路300Eiと流出路300Eoとが形成されている。これらの流路300Ei、300Eoは、バネ座部材300Eの側面から内部へ至る溝状の流路である。なお、バネ収容室184Eは、「コイルバネ400Eの端を受け入れる凹部」に相当する。
図22(C)に示すように、バネ収容室184Eの底には、流入孔184Eiが形成されており、バネ収容室184Eの側面には、流出孔184Eoが形成されている。図22(B)に示すように、流入孔184Eiは、流入路300Eiと連通し、流出孔184Eoは、流出路300Eoと連通している。
図23は、弁アセンブリ600bの分解斜視図である。バネ収容室184Eには、コイルバネ400Eが挿入される。この状態で、バネ座部材300Eの第1面300Euに、膜弁500Eが装着される。膜弁500Eの穴530、540には、バネ座部材300Eの軸330E、340Eが、それぞれ、挿入される。装着状態は、図12(B)に示す状態と、同様である。
弁アセンブリ600bは、弁収容室600aに嵌め込まれる(図18)。この際、バネ座部材300Eの第1面300Euが、弁収容室600aの弁壁600awに向けられる。図19に示すように、弁壁600awには、2つの凹部630、640が、設けられている。弁アセンブリ600bが弁収容室600aに嵌め込まれた状態で、軸330Eの端は凹部630に挿入され、軸340Eの端は凹部640に挿入される。これにより、各軸330E、340Eの位置ずれの可能性を低減できる。そして、膜弁500Eは、バネ座部材300Eの第1面300Euと、弁収容室600aの弁壁600awとに、挟まれる。
本実施例では、バネ座部材300Eの、膜弁500Eと平行な断面の輪郭は、膜弁500Eの輪郭とほぼ同じである(図21(C)、図22(C))。すなわち、弁アセンブリ600bの全体の形状は、所定の断面形状を有する略柱形状である。また、弁アセンブリ600bを受け入れる弁収容室600aの形状も、ほぼ同じ断面形状を有する略柱形状である。このように、弁収容室600aと弁アセンブリ600bとのそれぞれの外形として、簡単な柱形状が採用されている。従って、バルブ部180Eの構成を簡単なものにすることができる。また、バネ座部材300Eの内部にインクの流路(流路300Ei、300Eo)が形成されているので、バルブ部180Eを小型化できる。
図24は、図19に示す側面図の、弁収容室600aを含む一部分の拡大図である。図24(A)は、弁アセンブリ600bの装着前を示し、図24(B)は、弁アセンブリ600bの装着後を示している。容器本体110Eに設けられた第1流路462は、容器本体110Eの側面と直交する流路であり、容器本体110Eの一方側の側面と他方側の側面とを連通している。図18に示すように、この第1流路462は、弁収容室600aの内壁に形成された溝を含んでいる。容器本体110Eに設けられた第2流路464は、弁収容室600aの内壁から、容器本体110Eの側面と平行に延びる流路である。図19に示すように、第2流路464は、インク供給部120と、連通している。図24(B)に示すように、バネ座部材300Eの流入路300Eiは、第1流路462と連通する。また、流出路300Eoは、第2流路464と連通する。
図25は、バルブ部180EのE1−E1断面図である。図24(A)、24(B)に示すように、この断面は、尖端形状115Eによって形成される開口453の中心軸(図25中の軸AXEと同じ)を通り、開口452と流出孔184Eoとを通らない断面である。図25は、閉弁状態を示している。弁壁600awと膜弁500Eとの間には上流バルブ室181Eが形成されている。当接領域590が尖端形状115Eと接触することによって、開口453は閉じられている。膜弁500Eとバネ座部材300Eとの間には、下流バルブ室182Eとバネ収容室184Eとが形成されている。下流バルブ室182Eの形状は、中心軸AXEに近いほど深く、中心軸AXEから遠いほど浅い、すり鉢状である。バネ収容室184Eの形状は、円筒形状である。バネ収容室184Eの一端は、下流バルブ室182Eと連通し、バネ収容室184Eの他端には、コイルバネ400Eを支持するバネ支持部320Eが形成されている。また、バネ収容室184Eの他端には、流入孔184Eiが形成されている。開口453と、軸部550と、下流バルブ室182Eと、バネ収容室184Eとは、同軸上に配置されている(中心軸AXEは、各要素に共通の中心軸を示す)。
図26(A)、26(B)は、バルブ部180Eの別の概略断面図である。これらの断面図は、E2−E2断面とE3−E3断面とを合成したものである(図24(A)、24(B))。各図26(A)、26(B)の右下の部分がE3−E3断面であり、残りの部分はE2−E2断面である。図24(A)、24(B)に示すように、E2−E2断面は、第1流路462と、開口453の中心軸AXEと、開口452とを通る断面である。E3−E3断面は、中心軸AXEから流出孔184Eoを通り、流出孔184Eoで方向を変え、流出路300Eoを通って第2流路464へ至る断面である。図中では、E3−E3断面は、バネ座部材300Eと容器本体110Eとの詳細を示している。なお、図中のE3−E3断面の第2流路464を通る部分に関しては、中心軸AXEからの距離がE2−E2断面と一致するように、中心軸AXEと垂直な方向の縮尺が調整されている。
図26(A)は、閉弁状態を示している。弁壁600awの開口452は、流路450を介して、バッファ室160(図3)と連通している。弁壁600awの中心の開口453は、当接領域590によって閉じられている。開口453は、流路460、第1流路462、流入路300Eiを介して、バネ収容室184Eの流入孔184Eiと連通している。バネ収容室184Eの流出孔184Eoは、流出路300Eoを介して、第2流路464と連通している。第2流路464は、インク供給部120(図3)と連通している。なお、流路450は、図3のバルブ上流路170に相当する。また、流出路300Eoと第2流路464との全体は、図3のバルブ下流路190に相当する。また、開口453から流入孔184Eiへ至る流路の全体を、「中継流路185E」とも呼ぶ(流路460、第1流路462、流入路300Ei)。
図26(B)は開弁状態を示している。弁の開閉のメカニズムは、第1実施例と同じである。インクの消費によって、バルブ下流路190、すなわち、下流バルブ室182Eの圧力(液圧)が低下する。下流バルブ室182E中の圧力に対する上流バルブ室181E中の圧力の差(差圧)が所定圧を超えると、膜状部510が変形して軸部550が第1移動方向MD1に移動する。その結果、尖端形状115Eと当接領域590との間に隙間が形成され、バルブ上流路170は、中継流路185Eとバネ収容室184Eとを介して、バルブ下流路190と連通する。この状態では、バルブ上流路170から、中継流路185Eを介して、バルブ下流路190にインクが流入する。このインク流入によって、バルブ下流路190中の圧力が上昇し、差圧が所定圧以下となり、膜弁500Eは閉弁状態へ戻る。
なお、本実施例では、図23に示す軸330E、340Eは、それぞれ、「係合軸」に相当する。これらの軸330E、340Eは、図12の軸330、340と同じように構成できる。すなわち、穴530の内面の少なくとも一部に、軸330Eの側面が接触していればよい。穴540と軸340Eとの組み合わせについても、同様である。これにより、膜弁500の位置ずれの可能性を低減できる。
図27は、図25と同じ断面図である。図27には、図13と同様の寸法Da〜Deが示されている。本実施例では、第5実施例と同様に、Da〜Deが設定されており、第5実施例で説明したのと同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、シール部520の上流シール面522は、容器本体110Eのシール部分118Eと接触し、シール部520の下流シール面524は、バネ座部材300Eのリブ310と接触する。図中の第1接触領域S1Eは、上流シール面522のうちのシール部分118Eと接触する部分を示し、第2接触領域S2Eは、下流シール面524のうちのリブ310と接触する部分を示している。第5実施例と同様に、第1接触領域S1Eの面積は、第2接触領域S2Eの面積よりも広く、膜状部510が、下流シール面524よりも上流シール面522に近い位置に固定されている。従って、第5実施例と同様に、シール部520中の局所的な変形(歪み)に起因して膜状部510が意図しない形に変形する可能性を低減できる。なお、第5実施例と同様に、本実施例では、下流シール面524とリブ310とによるシールは厳重でなくてもよい。
また、上述したように、本実施例の膜弁500Eと、第1及び第5実施例の膜弁500との差違は、膜弁500Eでは当接領域590が膜状部510と比べて凹んでいない点だけである。従って、第1及び第5実施例の膜弁500と同様に、膜弁500Eを第1平面P1上に置くことによって、膜状部510が変形していない状態を維持することができる。また、第1及び第5実施例の膜弁500と同様に、膜弁500Eに第2平面P2を載せた場合に、膜状部510や当接領域590が第2平面P2に接触することを防止できる。
以上に説明した第6実施例のバルブ部180Eの構造は、第1〜第5実施例それぞれのバルブ部の構造と相互に置換可能である。例えば、第6実施例のバルブ部180Eの構造を、膜弁を水平(重力方向に対して垂直)になるように配置する第1実施例のインクイカートリッジ100に適用しても良い。第1〜第5実施例のバルブ部の構造を、膜弁を垂直(重力方向に対して平行)になるように配置する第6実施例のインクカートリッジ100Eに適用しても良い。
G.第7実施例:
図28は、第7実施例におけるバルブ部180Fの構成を示す説明図である。図27に示すバルブ部180Eとの差違は、膜弁500Eが膜弁500Fに置換されている点だけである。他の構成は、第6実施例と同じである。本実施例の膜弁500Fと、第6実施例の膜弁500Eとの差違は、2点ある。第1の差違は、軸部550F(突出部556F)の形状がテーパー形状である点である。第2の差違は、バネ受部552Fの外径Dcfが、バネ受部552の外径Dcよりも大きい点である。膜弁500Fの他の構成は、第6実施例の膜弁500Eと同じである。従って、本実施例のバルブ部180Fは、第6実施例のバルブ部180Eと同様の種々の利点を有する。また、膜状部510Fと、バネ受部552Fと、突出部556Fと、バネ収容室184Eとは、同軸上に配置されている。また、これらの部材510F、552F、556Fの中心軸AXEと垂直な断面の輪郭は、略円形状である。また、バネ収容室184Eの内壁の中心軸AXEと垂直な断面の形状は、略円形状である。
本実施例では、軸部550Fの突出部556Fの外径は、先端に近いほど小さい。従って、コイルバネ400Eの端の内側に、突出部556Fの端を、容易に挿入できる。
突出部556Fの最大外径Dafは、コイルバネ400Eの内径Dbよりも小さい(「Daf−Db」を「第1差分Dab」と呼ぶ)。バネ収容室184Eの内径Ddは、コイルバネ400Eの外径Deよりも大きい(「Dd−De」を「第2差分Dde」と呼ぶ)。そして、第1差分Dabは第2差分Ddeよりも大きい。従って、バネ収容室184Eの内でコイルバネ400Eが移動方向MD1、MD2と垂直な方向に移動した場合に、コイルバネ400Eが突出部556Fと接触する可能性を低減できる。膜弁500Fの材料が柔らかい材料である場合、その材料が粘着性を有する場合がある。ここで、突出部556Fにコイルバネ400Eが接触した場合に、コイルバネ400Eが突出部556Fから離れない可能性がある。コイルバネ400Eと突出部556Fとの意図しない固着は、膜弁500Fの適切な変形とコイルバネ400Eの適切な伸び縮みとのそれぞれに、悪影響を及ぼし得る。図28の構成によれば、このような意図しない固着の可能性を低減できる。従って、膜弁500Fの動作を安定化できる。
また、突出部556Fの周囲には、突出部556Fの周囲を囲むバネ受部552Fが形成されている。バネ受部552Fの周囲は、膜状部510Fに固定されている。バネ受部552Fの厚さは、膜状部510Fの厚さよりも、厚い。そして、このバネ受部552Fが、コイルバネ400Eの一端を受ける。従って、コイルバネ400Eによって膜弁500Fが破損する可能性を低減できる。
また、バネ受部552Fの外径Dcfは、バネ収容室184Eの内径Ddよりも大きい。従って、コイルバネ400Eの位置がバネ収容室184E内でずれた場合に、コイルバネ400Eの端部がバネ受部552Fから外れる可能性を低減できる。
なお、本実施例の膜弁500Fの軸部550Fの形状を、第1、第2、第5、第6実施例のような円柱形状にしても良い。また、第1〜第6実施例において、膜弁の軸部の形状を本実施例のようなテーパー形状にしても良い。さらに、第1、第2、第4、第5実施例において、本実施例のように第1差分Dabを第2差分Ddeよりも大きくすれば、本実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例のバルブ部180Fの構成は、第6実施例のインクカートリッジ100Eだけでなく、第1実施例のインクカートリッジ100にも適用可能である。
H.第8実施例:
図29は、第8実施例におけるバルブ部180Gの構成を示す説明図である。第7実施例のバルブ部180Fとの差違は、バネ受部552Gの外径Dcgが、バネ収容室184Eの内径Ddよりも小さい点だけである。他の構成は、第7実施例のバルブ部180Fと同じである。従って、本実施例のバルブ部180Gは、第7実施例のバルブ部180Fと同様の種々の利点を有する。また、バネ受部552Gの外径Dcgが、バネ収容室184Eの内径Ddよりも小さい。従って、当接領域590が尖端形状115Eから離れた場合に(すなわち、バネ受部552Gが、バネ収容室184Eに向かって移動した場合に)、バネ受部552Gが、下流バルブ室182Eの壁やバネ収容室184Eの壁と接触する可能性を低減できる。その結果、膜弁500Gの材料が粘着性を有する場合に、バネ受部552Gが、上述の壁に固着する可能性を低減できる。
なお、本実施例の膜弁500Gの軸部550Gの形状を、第1、第2、第5、第6実施例のような円柱形状にしても良い。また、第1〜第6実施例において、膜弁の軸部の形状を本実施例のようにテーパー形状にしても良い。さらに、第1、第2、第4、第5実施例において、本実施例のようにバネ受部552Gの外径Dcgをバネ収容室184Eの内径Ddよりも小さくすれば、本実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例のバルブ部180Gの構成は、第6実施例のインクカートリッジ100Eだけでなく、第1実施例のインクカートリッジ100にも適用可能である。
I.第9実施例:
図30は、第9実施例におけるインクカートリッジ100Jの構成を示す分解斜視図である。第6実施例のインクカートリッジ100Eとの主な差違は、バルブ部180Jの形状が異なる点である(詳細は後述)。他の構成は、第6実施例のインクカートリッジ100Eと同様である。インクの流路の詳細な構成は、第6実施例と本実施例との間で異なっているが、本実施例における大気解放孔から液体供給部に至る経路の概略は、図3と同じである(図3のバルブ部180は、本実施例のバルブ部180Jに置換される)。
本実施例のインクカートリッジ100Jは、容器本体110Jと、容器本体110Jを挟む第1の側面フィルム101Jと第2の側面フィルム102Jと、第2の側面フィルム102Jの外側から容器本体110Jに装着される蓋部材20Jと、を含んでいる。容器本体110Jの両側面には、リブによって種々の流路と室とが形成される。図30には、弁収容室600aJと、第1流路462Jと、第2流路464Jとが示されている。図示を省略するが、容器本体110Jの底面には、封止フィルムが貼られる。
弁収容室600aJには、バネ座部材300Jとコイルバネ400Jと膜弁500Jとを組み立てて得られる弁アセンブリ600bJが、嵌め込まれる。弁収容室600aJの底には、弁壁600awJが形成されている。膜弁500Jは、弁壁600awJとバネ座部材300Jとによって挟まれる。弁収容室600aJと弁アセンブリ600bJとの全体は、バルブ部180Jに相当する。
図31は、膜弁500Jの説明図である。図31(A)、31(B)は、図21(A)、21(B)と同様の斜視図を示し、図31(C)は、膜弁500Jを当接領域590側から見た正面図を示し、図31(D)は、膜弁500Jを突出部556側からみた正面図を示している。図21に示す膜弁500Eとの差違は、装着部の数が2から3に変更されている点だけである。弁本体555Eの構成は、図21の弁本体555Eの構成と同じである。本実施例では、弁本体555Eの外周に、3つの装着部560a、560b、560cが、等方的に固定されている。各装着部560a、560b、560cの形状は、図21の装着部560とほぼ同じである。装着部560a、560b、560cには、穴530a、530b、530cが、それぞれ形成されている。これらの穴530a、530b、530cは、当接領域590の移動方向と同じ方向に沿って延びている。また、装着部560a、560b、560cは、U字状の端564a、564b、564cを、それぞれ有している。また、図示するように、膜弁500Jは、略板状に形成されている。
図32(A)、32(B)は、バネ座部材300Jの斜視図である。図32(C)は、バネ座部材300Jの、膜弁500Jが装着される第1面300Juの正面図である。バネ座部材300Jは、第2面300Jdから第1面300Juへ延びる略柱状の部材である。第1面300Juには、膜弁500J(図31)が装着される。第1面300Juには、軸330a、330b、330cと、ループ状のリブ310とが形成されている。リブ310で囲まれた領域には、下流バルブ室182Eとバネ収容室184Eとが形成されている。リブ310と下流バルブ室182Eとバネ収容室184Eとのそれぞれの構成は、第6実施例と同じである。また、図32(B)に示すように、第2面300Jdには、流入路300Jiと流出路300Joとが形成されている。バネ座部材300Jが容器本体110Jに装着された状態で、流入路300Jiは第1流路462Jと連通し、流出路300Joは第2流路464Jと連通する。流入路300Jiと第1流路462Jとの全体は、図3のバルブ上流路170に相当する。流出路300Joと第2流路464Jとの全体は、図3のバルブ下流路190に相当する。
図32(C)に示すように、バネ収容室184Eの底には、流入孔184Jiが形成されており、バネ収容室184Eの側面には、流出孔184Joが形成されている。図32(B)に示すように、流入孔184Jiは流入路300Jiと連通し、流出孔184Joは流出路300Joと連通している。
図33は、弁アセンブリ600bJの分解斜視図である。バネ収容室184Eには、コイルバネ400Jが挿入される。この状態で、バネ座部材300Jの第1面300Juに、膜弁500Jが装着される。膜弁500Jの穴530a、530b、530cに、バネ座部材300Jの軸330a、330b、330cが、それぞれ、挿入される。膜弁500Jがバネ座部材300Jに装着された状態で、穴530aの内面の少なくとも一部に軸330aの側面が接触していればよい。本実施例では、穴530aの内径が軸330aの外径とほぼ同じであるが、穴530aの内径が軸330aの外径よりも小さくてもよい。他の穴と軸との組み合わせについても、同様である。
弁アセンブリ600bJは、弁収容室600aJに嵌め込まれる(図30)。この際、バネ座部材300Jの第1面300Juが、弁収容室600aJの弁壁600awJに向けられる。そして、膜弁500Jは、バネ座部材300Jの第1面300Juと、弁収容室600aJの弁壁600awJとに、挟まれる。
本実施例では、バネ座部材300Jの、膜弁500Jと平行な断面の輪郭は、膜弁500Jの輪郭とほぼ同じである(図31(C)、図32(C))。そして、弁アセンブリ600bJを受け入れる弁収容室600aJの形状も、ほぼ同じ断面形状を有する略柱形状である。このように、弁収容室600aJと弁アセンブリ600bJとのそれぞれの外形として、簡単な柱形状が採用されている。従って、バルブ部180Jの構成を簡単なものにすることができる。
バルブ部180Jの断面の構成は、第6実施例(図25〜図27)と同様である。従って、本実施例は、第6実施例と同様の種々の利点を有する。また、図33に示すように、穴530a、530b、530cに、軸330a、330b、330cをそれぞれ挿入するという簡単な構成によって、弁本体555Eの位置が決まる。その結果、シール部520(弁本体555E)の外周に意図しない力が加わる可能性を低減できる。その結果、位置決めに起因する弁本体555Eの意図しない変形の可能性を低減できる。
また、図15に示す第5実施例の端564、574と同様に、突出部556の端を平面に向けて膜弁500Jをその平面上に置いた場合に、3つの端564a、564b、564cが、その平面と接触して、膜弁500Jを支持する。そして、膜状部510が変形していない状態で、突出部556の端がその平面と接触する。従って、膜弁500Jを平面上に置くことによって、膜状部510の変形の可能性を低減できる。なお、3つの装着部560a、560b、560cの全体は、「第1支持部」に相当する。また、膜弁500Jの反対側に別の平面を載せた場合には、第5実施例と同様に、端522が、その別の平面を支持する。そして、膜状部510と当接領域590は、その別の平面から離れている。従って、膜弁500にパレット等を重ねることができる。
なお、本実施例のバルブ部180Jの断面の構成が、実施例1〜5のバルブ部と同じような断面構造となるように、バルブ部180Jを実施例1〜5のバルブ部と置き換えることが可能である。また、本実施例のバルブ部180Jの構成は、実施例6のインクカートリッジ100Eに限らず、実施例1のインクカートリッジ100にも適用可能である。
J.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・第1変形例:
上記実施例では、回路基板13や、センサ部105が配置されているが、配置されていなくても良い。
また、バルブ部の構成以外の部分については、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、形状や位置を変更することが可能である。例えば、インク供給口120やレバー11を設ける位置を変更して、これらを実施例とは異なる面に設けるようにしても良い。また、レバー11の形状を変更したり、削除したりしても良い。さらに、カートリッジの外形を六面体以外の形状にしたり、液体容器内部を仕切るリブの形状や位置を変更したり、容器本体を複数の部品に分けて構成したりしても良い。
・第2変形例:
上記実施例では、1つのインクタンクを1つのインクカートリッジとして構成しているが、複数のインクタンクを1つのインクカートリッジとして構成しても良い。
・第3変形例:
上記実施例は、インクジェット式のプリンタと、インクカートリッジが採用されているが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置と、その液体を収容した液体容器を採用しても良い。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であれ良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施例の形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置および液体容器に本発明を適用することができる。
また、上述の各実施例では、膜弁の比重が、弁を流れる液体(例えば、インク)の比重より小さい。ただし、膜弁の比重は、その液体の比重と同じでもよく、その液体の比重より大きくてもよい。また、本発明は、液体消費装置の中で往復移動するキャリッジに搭載される液体容器(オンキャリッジタイプの液体容器)に限らず、移動しない液体収容部に搭載される液体容器(オフキャリッジタイプの液体容器)にも適用可能である。
・第4変形例:
上記実施例において、膜弁に設けられた係合部(例えば、図5の穴530、540)の数は、2または3であったが、4以上であってもよい。つまり、弁本体(例えば、図12の弁本体555)の周囲に互いに離れて配置されたN個(Nは2以上の整数)の係合部によって、弁本体の位置を決定すればよい。こうすれば、弁本体の外周の全体を利用して位置を決定する場合と比べて、弁本体に意図しない力が加わる可能性を低減できる。ただし、Nの数をあまり大きくしすぎると、膜弁の構成や液体容器の構成が複雑になり、膜弁や液体容器が大型化してしまう可能性がある。このような観点からすると、Nの数は少ない方がより好ましく、上記実施形態で挙げた2または3が適しており、特に2が最適であると言える。
・第5変形例:
上記各実施例において、コイルバネの一端の内側に挿入される突出部(膜弁の突出部)の形状としては、図13の突出部556の形状や、図28の突出部556Fの形状に限らず、種々の形状を採用可能である。例えば、外周の一部が窪んだような形状や、逆テーパー形状でも良い。
・第6変形例:
第2接触領域S2、S2Eの面積が、第1接触領域S1、S1Eの面積よりも大きくてもよい(図14(A)、図27等を参照)。この場合には、膜状部510とシール部520との接続位置CPを、上流シール面522よりも下流シール面524に近い位置に配置することが好ましい。また、この場合には、上流シール面522が、態様29、31における「第2シール面」に相当し、下流シール面524が「第1シール面」に相当する。なお、側面526がシール面522、524と斜めに交差していてもよい。いずれの場合も、接続位置CPにおける膜状部510の厚さ方向中心MCと、各シール面522、524との間の、シール面522、524と垂直な方向の距離を比較すればよい。
また、膜状部510等、バネ受部552等、突出部556等、バネ収容室184等の形状としては、種々の形状を採用可能である。そのいくつかの例として、以下に、突出部とバネ収容室の変形例を説明する。
図34は、突出部とバネ収容室の変形例を示す説明図である。図中には、コイルバネ400Eと、バネ収容室184Exと、突出部556Fxとの、コイルバネ400Eの中心軸400Eaxと垂直な断面が示されている。バネ収容室184Exの断面は、コイルバネ400Eよりも大きな矩形である。図示されたバネ収容室184Exの矩形は、バネ収容室184Exの内壁を示している。バネ収容室184Exの内で、コイルバネ400Eは、中心軸400Eaxとは垂直な方向に移動し得る。ハッチングで示された領域CAは、コイルバネ400Eが移動することによってコイルバネ400Eの端と接触し得る位置の範囲を示している。突出部556Fxは、この接触範囲CAから離れた中心軸400Eax側に配置されている。従って、第7実施例と同様に、コイルバネ400Eが突出部556Fxに固着する可能性を低減できる。なお、図34では、突出部556Fxの断面形状が矩形である。ただし、突出部の断面形状は、円や矩形に限らず、任意の形状であってよい。バネ収容室184Exの断面形状も、円や矩形に限らず、任意の形状であってよい。
図35は、バネ受部の変形例を示す説明図である。図中には、図34の変形例と同じバネ収容室184Exに加えて、バネ受部552Fxが示されている。本実施例では、バネ受部552Fxは、接触範囲CAの外側まで広がっている。従って、第7実施例と同様に、コイルバネ400Eの位置がバネ収容室184Ex内でずれた場合に、コイルバネ400Eの端部がバネ受部552Fxから外れる可能性を低減できる。なお、図35では、バネ受部552Fxの断面の輪郭形状は矩形である。ただし、バネ受部の断面の輪郭形状は、円や矩形に限らず、任意の形状であってよい。例えば、バネ受部の断面の輪郭の一部が接触範囲CAの内部にあってもよい。
図36は、バネ受部のさらに別の変形例を示す説明図である。図中には、図34の変形例と同じバネ収容室184Exに加えて、バネ受部552Fyが示されている。本実施例では、バネ受部552Fyは、中心軸400Eaxに沿ってバネ収容室184Exに投影したときに、バネ収容室184Exの内壁と重ならない位置に配置されている。従って、図29の実施例と同様に、バネ受部552Fyがバネ収容室184Exに固着する可能性を低減できる。なお、図36では、バネ受部552Fyの断面の輪郭形状は多角形である。ただし、この輪郭形状は、円や多角形に限らず、任意の形状であってよい。
・第7変形例:
上述の各実施例では、図3に示すように、バルブ部(例えば、バルブ部180)は、インク収容室140と供給孔120aとの間に設けられている。すなわち、バルブ上流路170はインク収容室140と連通し、バルブ下流路190は供給孔120aと連通している。ここで、上述の各実施例のバルブ部180、180E、180F、180G、180Jを、大気を導入する大気弁として利用してもよい。具体的には、バルブ部を、大気解放孔130aとインク収容室140との間に設けても良い。この場合には、バルブ上流路は、大気解放孔130aと連通し、バルブ下流路は、インク収容室140と連通する。インクの消費によってバルブ下流路における圧力(空気圧)が低減する。そして、バルブ上流路における圧力(大気圧)とバルブ下流路における圧力(空気圧)との間の差(差圧)の絶対値が所定圧を超えると、バルブ部が開いて、大気解放孔130aからインク収容室140へ空気が導入される。また、このバルブ部は、インク収容室140から大気解放孔130aへインクが流れることを抑制する。このように、バルブ部は、流体(液体と気体との少なくとも一方を含む)のバルブであってもよい。
・第8変形例:
第1及び第5実施例(図15参照)において、シール部520の下流シール面524を、位置TD1まで移動させて、下流シール面524が第1平面P1と接触して膜弁500を支持してもよい。また第1及び第5実施例(図16参照)において、装着部560、570を、厚さ方向TDとは逆の方向に突出させて、上流シール面522の代わりに、装着部560、570の端が第2平面P2を支持してもよい。これらの変形は、他の実施例にも適用可能である。
一般には、第1支持部は、膜状部に固定されて膜状部の変形に応じて移動する突出部を囲むように形成されてよい。そして、第1支持部と第1平面との第1接触領域が、突出部の端を囲んでよい。また、膜状部が変形していない状態で、突出部の端が第1平面と接触してよい。こうすれば、第1支持部は、突出部に過大な荷重をかけずに、第1平面と接触して膜弁を支持することができる。同様に、第2支持部は、膜状部を囲むように形成されてよい。そして、第2支持部と第2平面との第2接触領域が、膜状部を囲んでよい。また、膜状部が変形していない状態で、膜状部の全体が第2平面よりも低い位置に配置されてよい。こうすれば、膜弁にパレット等を重ねた場合に、膜状部が第2平面と接触する可能性を低減できる。また、第2接触領域が可動シール(例えば、当接領域590)を囲んでよい。膜状部が変形していない状態で、可動シールの全体が第2平面よりも低い位置に配置されてよい。こうすれば、膜弁にパレット等を重ねた場合に、可動シールが第2平面と接触する可能性を低減できる。
いずれの場合も、接触領域は、連続した1つの領域であってもよく、互いに離れた複数のサブ領域に分割されていてもよい。第1接触領域が複数のサブ領域に分割されている場合には、その複数のサブ領域によって形成される包囲領域内に、突出部の端が配置されてよい。ここで、包囲領域とは、サブ領域と、サブ領域間を結ぶ直線とによって輪郭が形成される領域であって、全てのサブ領域を含むとともに、面積が最大となる領域を意味している。例えば、第1及び第5実施例(図15(B)参照)では、端564と、第1直線L1と、端574と、第2直線L2と、で囲まれた領域A1が、包囲領域に相当する。また、第9実施例(図31(D)参照)では、端564aと、第1直線L11と、端564bと、第2直線L12と、端564cと、第3直線L13と、で囲まれた領域A11が、包囲領域に相当する。ただし、突出部の端が包囲領域の外に配置されていてもよい。同様に、第2接触領域が複数のサブ領域に分割されている場合には、膜状部と可動シールとの少なくとも一方の、第2平面P2と垂直な方向に沿った投影位置が、その複数のサブ領域によって形成される包囲領域内に配置されてよい。ただし、膜状部と可動シールとの少なくとも一方の投影位置が包囲領域の外に配置されていてもよい。
・第9変形例
以上、種々の態様について説明したが、以下のような態様を採用可能である。
態様1. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、
液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、前記液体収容室と連通する第1の流路と、前記液体供給口と連通する第2の流路と、を有する容器本体と、
前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在し、膜状部を有する膜弁と、
を備え、
前記膜弁は、第1の面と、第1の面の反対側の第2の面を有し、
前記第1の面は、前記第1の流路にある前記液体の第1の液圧を受け、
前記第2の面は、前記第2の流路にある前記液体の第2の液圧を受け、
前記膜弁の前記膜状部は、前記第1の液圧の前記第2の液圧に対する差圧が所定圧を超える場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を連通する開弁状態に変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を非連通にする閉弁状態に変形し、
前記膜弁は、エラストマーで形成されている、液体容器。
こうすれば、膜弁がエラストマーで形成されているので、圧力に対する膜弁の膜状部の変形が安定化するので、膜弁により発生する負圧が安定化する。
態様2. 態様1に記載の液体容器において、
前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記膜弁は前記膜状部が重力方向に対して略垂直になるように配置されている、液体容器。
こうすれば、膜状部が重力方向に対して略垂直になるように配置されているので、膜状部にかかる液圧の重力によるバラツキが小さくなる。この結果、液圧に対する膜弁の膜状部の変形が安定化するので、膜弁により発生する負圧が安定化する。
態様3. 態様2に記載の液体容器において、
前記第1面は上側を向き、前記第2の面は下側を向き、
前記膜弁は、前記第1の面に、当接領域と、前記第1の液圧を受ける圧受け領域とを有し、
前記容器本体は、さらに、一端が前記第2の流路に連通し、前記閉弁状態において他端が前記当接領域に当接し、前記開弁状態において他端が前記第1の流路と連通する中継流路を有し、
前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記当接領域は、前記圧受け領域より低い位置にある、液体容器。
こうすれば、第2の流路において、当接領域が圧受け領域より低い位置にあるので、第2の流路に液体が残存せず、無駄なく中継流路へと流入させることができる。この結果、液体容器の中の液体を無駄なく、液体消費装置に供給することができる。
態様4. 態様2に記載の液体容器において、
前記第1面は上側を向き、前記第2の面は下側を向き、
前記液体容器は、さらに、
前記膜弁を前記第2の面から前記第1の面に向かう方向に付勢する弾性部材を備え、
前記膜弁の比重は、前記液体の比重より低い、液体容器。
こうすれば、膜弁は、浮力を受けるため、弾性部材を小型化することができる。
態様5. 態様4に記載の液体容器において、
前記弾性部材は、エラストマーであり、前記膜弁と一体成形されている、液体容器。
こうすれば、部品点数を削減できる。
態様6. 態様1に記載の液体容器は、さらに、
前記膜弁の前記第2の面を押圧する弾性部材を備え、
前記弾性部材は、エラストマーで形成されている、液体容器。
こうすれば、弾性部材が、液体を保持することを抑制できる。この結果、液体容器の中の液体を無駄なく、液体消費装置に供給することができる。
態様7. 態様6に記載の液体容器において、
前記弾性部材は、前記膜弁と一体成形されている、液体容器。
こうすれば、部品点数を削減できる。
態様8. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、前記液体収容室と連通する第1の流路と、前記液体供給口と連通する第2の流路と、を有する前記液体容器において、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在して用いられる膜弁であって、前記第1の流路にある前記液体の第1の液圧を受ける第1の面と、前記第2の流路にある前記液体の第2の液圧を受け、前記第1の面の反対側の第2の面と、前記第1の液圧の前記第2の液圧に対する差圧が所定圧を超える場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を連通する開弁状態に変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を非連通にする閉弁状態に変形する膜状部と、を有する弁体を備え、前記弁体はエラストマーで形成されている、膜弁。
態様9. 態様8に記載の膜弁において、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記膜状部が重力方向に対して略垂直になるように配置される、膜弁。
態様10. 態様9に記載の膜弁において、前記弁体の前記第1の面は、当接領域と、前記第1の液圧を受ける圧受け領域とを有し、前記液体容器は、さらに、一端が前記第2の流路に連通し、前記閉弁状態において他端が前記当接部に当接し、前記開弁状態において他端が前記第1の流路と連通する中継流路を有し、前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記当接領域は、前記圧受け領域より低い位置にある、膜弁。
態様11. 態様9に記載の膜弁において、前記弁体の比重は、前記液体の比重より低い、膜弁。
態様12. 態様11に記載の膜弁は、さらに、前記弁体を前記第2の面から前記第1の面に向かう方向に付勢する弾性部材を備え、前記弾性部材は、エラストマーであり、前記弁体と一体成形されている、膜弁。
態様13. 膜支持部に支持されて第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、弁本体と、前記弁本体に固定された取り付け部と、を備え、前記弁本体は、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差圧に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動部と、を含み、前記取り付け部は、前記膜支持部と係合するN個(Nは2以上の整数)の係合部を含む、膜弁。
この構成によれば、膜弁の位置がN個(Nは2以上の整数)の係合部によって定まるので、可動シールの位置ずれの可能性を低減できる。
態様14. 態様13に記載の膜弁であって、前記係合部は、前記膜支持部に形成された軸である係合軸が挿入される穴である係合穴を含み、前記係合穴は、前記可動部の移動方向と同じ方向に沿って延びている、膜弁。
この構成によれば、可動シールの、移動方向と垂直な方向の位置ずれの可能性を適切に低減できる。
態様15. 態様14に記載の膜弁であって、前記係合穴に前記係合軸が挿入された状態で、前記係合穴の内面の少なくとも一部に前記係合軸の側面が接触する、膜弁。
この構成によれば、可動シールの位置ずれの可能性を適切に低減できる。
態様16. 態様14または態様15に記載の膜弁であって、前記係合穴の内径は、前記係合軸の外径より小さい、あるいは、ほぼ同じである、膜弁。
この構成によれば、係合穴の内面の少なくとも一部に係合軸の側面を容易に接触させることができる。
態様17. 態様13ないし態様16のいずれかに記載の膜弁であって、前記膜弁は、前記可動部を所定の方向に付勢するコイルバネが前記弁本体に接触した状態で用いられる膜弁であり、前記弁本体は、前記コイルバネの一端の内側に挿入される突出部を含み、前記突出部は、外径が、前記コイルバネの内径とほぼ同じ部分を含む、膜弁。
この構成によれば、突出部に対するコイルバネの位置ずれの可能性を低減できる。
態様18. 態様13ないし態様17のいずれかに記載の膜弁であって、前記弁本体は、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、を含み、前記膜弁は、前記弁本体の前記第1の面側にシール受部が配置された状態で、用いられる膜弁であり、前記可動部は、前記シール受部に接触し得る可動シールであり、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、膜弁。
この構成によれば、連通穴の開閉を適切に行うことができる。
態様19. 態様13ないし態様18のいずれかに記載の膜弁であって、前記弁本体は、前記弁本体の外周を形成するループ状のシール部を含み、前記取り付け部は、前記シール部の外周の一部分に固定された第1取り付け部と、前記シール部の外周の残りの部分のうちの一部分に固定された第2取り付け部と、を含み、前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とは、それぞれ、前記係合部を含む、膜弁。
この構成によれば、シール部の一部分に取り付け部が固定されるので、膜弁を小型化できる。
態様20. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、第1の流路と、第2の流路と、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁と、を備え、前記第1の流路と前記第2の流路とのうちのいずれか一方は、前記液体収容室と連通し、前記弁は、膜弁と、前記膜弁を支持する膜支持部と、を含み、前記膜弁は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在し、前記膜弁は、弁本体と、前記弁本体に固定された取り付け部と、を含み、前記弁本体は、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動部と、を含み、前記取り付け部は、前記膜支持部と係合するN個(Nは2以上の整数)の係合部を含む、液体容器。
態様21. 態様20に記載の液体容器であって、前記膜支持部は、前記係合部と係合する軸であるN個の係合軸を含み、前記係合部は、前記係合軸が挿入される穴である係合穴を含み、前記係合穴は、前記可動部の移動方向と同じ方向に沿って延びている、液体容器。
態様22. 態様21に記載の液体容器であって、前記係合穴に前記係合軸が挿入された状態で、前記係合穴の内面の少なくとも一部に前記係合軸の側面が接触する、液体容器。
態様23. 態様21または態様22に記載の液体容器であって、前記係合穴の内径は、前記係合軸の外径より小さい、あるいは、ほぼ同じである、液体容器。
態様24. 態様20ないし態様23のいずれかに記載の液体容器であって、さらに、前記弁本体に接触して前記可動部を所定の方向に付勢するコイルバネを含み、前記弁本体は、前記コイルバネの一端の内側に挿入される突出部を含み、前記突出部は、外径が、前記コイルバネの内径とほぼ同じ部分を含む、液体容器。
態様20〜25の液体容器では、それぞれ態様13〜17の構成を備えた膜弁を利用しているので、弁の開閉が安定し、安定した差圧の制御が可能性となる。
態様25. 態様24に記載の液体容器であって、前記膜支持部は、前記コイルバネの他端を受ける第1凹部を含み、前記第1凹部の内径は、前記コイルバネの外径よりも大きい、液体容器。
この構成によれば、コイルバネと第1凹部との間の摩擦を軽減できるので、コイルバネの伸び縮みを滑らかにすることができる。よって、弁の開閉が安定し、安定した差圧の制御が可能性となる。
態様26. 態様20ないし態様25のいずれかに記載の液体容器であって、前記弁本体は、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、を含み、前記液体容器は、前記弁本体の前記第1の面側に配置されたシール受部を含み、前記可動部は、前記シール受部に接触し得る可動シールであり、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、液体容器。
態様27. 態様20ないし態様26のいずれかに記載の液体容器であって、前記弁本体は、前記弁本体の外周を形成するループ状のシール部を含み、前記取り付け部は、前記シール部の外周の一部分に固定された第1取り付け部と、前記シール部の外周の残りの部分のうちの一部分に固定された第2取り付け部と、を含み、前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とは、それぞれ、前記係合部を含む、液体容器。
態様26及び27の液体容器では、それぞれ態様18及び19の構成を備えた膜弁を利用しているので、弁の開閉が安定し、安定した差圧の制御が可能性となる。
態様28. 態様20ないし態様27のいずれかに記載の液体容器であって、前記膜弁を支持する前記膜支持部が嵌められる第2凹部を含み、前記膜弁は、略板状に形成されており、前記膜支持部は、前記膜弁が前記膜支持部に支持された状態において前記膜弁と平行な断面の輪郭が前記膜弁の輪郭とほぼ同じである柱状に形成されており、前記膜弁は、前記第2凹部と前記膜支持部とに挟まれる、液体容器。
この構成によれば、弁の構成を簡単なものにすることができる。
態様29. 第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定された、前記膜状部よりも厚いシール部と、を備え、前記膜弁は、前記シール部が第1部材と第2部材とに挟まれた第1状態で用いられる膜弁であり、前記シール部は、前記第1状態で前記第1部材と接触する第1シール面と、前記第1状態で前記第2部材と接触する第2シール面と、を含み、前記第1シール面と前記第1部材との接触面積は、前記第2シール面と前記第2部材との接触面積よりも大きく、前記膜状部は、前記シール部における、前記第1シール面を含む平面と前記第2シール面を含む平面との間の、前記第2シール面よりも前記第1シール面に近い位置に固定されている、膜弁。
この構成によれば、シール部が変形した場合に、膜状部が意図しない形に変形する可能性を低減できる。
態様30. 態様29に記載の膜弁であって、さらに、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、を含み、前記膜弁は、前記膜弁の前記第1の面側にシール受部が配置された状態で、用いられる膜弁であり、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、膜弁。
この構成によれば、連通穴の開閉を適切に行うことができる。
態様31. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、第1の流路と、第2の流路と、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁と、を備え、前記第1の流路と前記第2の流路とのうちのいずれか一方は、前記液体収容室と連通し、前記弁は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在する膜弁を含み、前記膜弁は、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定された、前記膜状部よりも厚いシール部と、を含み、前記液体容器は、前記シール部を挟む第1部材と第2部材とを含み、前記シール部は、前記第1状態で前記第1部材と接触する第1シール面と、前記第1状態で前記第2部材と接触する第2シール面と、を含み、前記第1シール面と前記第1部材との接触面積は、前記第2シール面と前記第2部材との接触面積よりも大きく、前記膜状部は、前記シール部における、前記第1シール面を含む平面と前記第2シール面を含む平面との間の、前記第2シール面よりも前記第1シール面に近い位置に固定されている、液体容器。
態様32. 態様31に記載の液体容器であって、前記膜弁は、さらに、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、を含み、前記液体容器は、前記膜弁の前記第1の面側に配置されたシール受部を含み、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、液体容器。
態様31及び32の液体容器では、それぞれ態様29及び30の構成を備えた膜弁を利用しているので、弁の開閉が安定し、安定した差圧の制御が可能性となる。
態様33. 第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動する突出部と、第1支持部と、を備え、前記突出部の端を水平面である第1平面に向けて前記膜弁を鉛直上方から前記第1平面上に置いた第1の場合に、前記第1支持部の端が前記第1平面と接触して前記膜弁を支持し、前記膜状部が変形していない状態で前記突出部の端が前記第1平面と接する、膜弁。
この構成によれば、膜弁を平面上に置いた場合の、膜状部の変形の可能性を低減できる。
態様34. 態様33に記載の膜弁であって、前記第1支持部は、前記突出部を囲むように形成されている、膜弁。
この構成によれば、第1支持部が、適切に、膜弁を支持することができる。
態様35. 態様33または態様34に記載の膜弁であって、さらに、第2支持部を含み、前記第1の場合に、前記膜状部が変形していない状態で、前記第2支持部の最も高い部分で規定される第2平面よりも前記膜状部の全体が低い位置に配置されている、膜弁。
この構成によれば、膜弁に平面を重ねた場合の、膜状部の変形の可能性を低減できる。
態様36. 態様33ないし態様35のいずれかに記載の膜弁であって、前記膜弁は、略板状に形成されており、前記膜状部が変形していない状態で、前記突出部の前記端の前記膜弁の厚さ方向の位置は、前記第1支持部の前記端の前記厚さ方向の位置と同じである、膜弁。
この構成によれば、膜弁を平面上に置いた場合の、膜状部の変形の可能性を、適切に低減できる。
態様37. 態様33ないし態様36のいずれかに記載の膜弁であって、さらに、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、を含み、前記膜弁は、前記膜弁の前記第1の面側にシール受部が配置された状態で、用いられる膜弁であり、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、膜弁。
この構成によれば、連通穴の開閉を適切に行うことができる。
態様38. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、第1の流路と、第2の流路と、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁と、を備え、前記第1の流路と前記第2の流路とのうちのいずれか一方は、前記液体収容室と連通し、前記弁は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在する膜弁を含み、前記膜弁は、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動する突出部と、第1支持部と、を含み、前記突出部の端を水平面である第1平面に向けて前記膜弁を鉛直上方から前記第1平面上に置いた第1の場合に、前記第1支持部の端が前記第1平面と接触して前記膜弁を支持し、前記膜状部が変形していない状態で前記突出部の端が前記第1平面と接するように、前記膜弁が構成されている、液体容器。
態様39. 態様38に記載の液体容器であって、前記第1支持部は、前記突出部を囲むように形成されている、液体容器。
態様40. 態様38または態様39に記載に液体容器であって、前記膜弁は、さらに、第2支持部を含み、前記第1の場合に、前記膜状部が変形していない状態で、前記第2支持部の最も高い部分で規定される第2平面よりも前記膜状部の全体が低い位置に配置されている、液体容器。
態様41. 態様38ないし態様40のいずれかに記載の液体容器であって、前記膜弁は、略板状に形成されており、前記膜状部が変形していない状態で、前記突出部の前記端の前記膜弁の厚さ方向の位置は、前記第1支持部の前記端の前記厚さ方向の位置と同じである、液体容器。
態様42. 態様38ないし態様41のいずれかに記載の液体容器であって、前記膜弁は、さらに、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、を含み、前記液体容器は、前記膜弁の前記第1の面側に配置されたシール受部を含み、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、液体容器。
態様38〜42の液体容器では、それぞれ態様33〜37の構成を備えた膜弁を利用しているので、弁の開閉が安定し、安定した差圧の制御が可能性となる。
態様43. 凹部と対向する所定の位置に配置されて、一端が前記凹部に受け入れられたコイルバネの他端によって付勢される膜弁であって、第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部と、前記コイルバネの前記他端の内側に挿入される突出部と、を備え、前記突出部は、前記凹部内で前記コイルバネが前記コイルバネの中心軸と垂直な方向に移動することによって前記コイルバネの前記他端と接触し得る位置の範囲から離れた前記中心軸側に配置されている、膜弁。
この構成によれば、凹部の内でコイルバネが移動した場合に、コイルバネが突出部と接触する可能性を低減できる。従って、コイルバネと突出部との意図しない固着の可能性を低減できる。
態様44. 態様43に記載の膜弁であって、さらに、前記突出部の周囲を囲み、前記コイルバネの前記他端を受けるためのバネ受部を含み、前記バネ受部の厚さは前記膜状部の厚さよりも厚い、膜弁。
この構成によれば、コイルバネによって膜弁が破損する可能性を低減できる。
態様45. 態様44に記載の膜弁であって、前記バネ受部は、前記凹部内で前記コイルバネが前記コイルバネの中心軸と垂直な方向に移動することによって前記コイルバネの前記他端と接触し得る位置の範囲の外側まで広がっている、膜弁。
この構成によれば、コイルバネの位置が凹部の内でずれた場合に、コイルバネの端部がバネ受部から外れる可能性を低減できる。
態様46. 態様44に記載の膜弁であって、前記バネ受部は、前記コイルバネの中心軸に沿って前記凹部に投影したときに、前記凹部の内壁と重ならない位置に配置されている、膜弁。
この構成によれば、バネ受部が凹部の壁と接触する可能性を低減できる。
態様47. 態様43ないし態様46のいずれかに記載の膜弁であって、前記突出部の外径は、前記突出部の先端に近いほど小さい、膜弁。
この構成によれば、コイルバネの端の内側に突出部の端を容易に挿入できる。
態様48. 態様43ないし態様47のいずれかに記載の膜弁であって、さらに、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、を含み、前記膜弁は、前記膜弁の前記第1の面側にシール受部が配置された状態で、用いられる膜弁であり、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、膜弁。
この構成によれば、連通穴の開閉を適切に行うことができる。
態様49. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、第1の流路と、第2の流路と、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁と、を備え、前記第1の流路と前記第2の流路とのうちのいずれか一方は、前記液体収容室と連通し、前記弁は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在する膜弁を含み、前記膜弁は、前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差(差圧)に応じて変形する膜状部を含み、前記液体容器は、さらに、凹部と、一端が前記凹部に受け入れられて前記膜弁を他端で付勢するコイルバネと、を含み、前記膜弁は、凹部と対向する所定の位置に配置され、前記膜弁は、前記コイルバネの前記他端の内側に挿入される突出部を含み、前記突出部は、前記凹部内で前記コイルバネが前記コイルバネの中心軸と垂直な方向に移動することによって前記コイルバネの前記他端と接触し得る位置の範囲から離れた前記中心軸側に配置されている、液体容器。
態様50. 態様49に記載の液体容器であって、前記膜弁は、前記突出部の周囲を囲み、前記コイルバネの前記他端を受けるためのバネ受部を含み、前記バネ受部の厚さは前記膜状部の厚さよりも厚い、液体容器。
態様51. 態様50に記載の液体容器であって、前記バネ受部は、前記凹部内で前記コイルバネが前記コイルバネの中心軸と垂直な方向に移動することによって前記コイルバネの前記他端と接触し得る位置の範囲の外側まで広がっている、膜弁。
態様52. 態様50に記載の液体容器であって、前記バネ受部は、前記コイルバネの中心軸に沿って前記凹部に投影したときに、前記凹部の内壁と重ならない位置に配置されている、液体容器。
態様53. 態様49ないし態様52のいずれかに記載の液体容器であって、前記突出部の外径は、前記突出部の先端に近いほど小さい、液体容器。
態様54. 態様49ないし態様53のいずれかに記載の液体容器であって、前記膜弁は、さらに、前記第1の流路側の第1の面と、前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、を含み、前記液体容器は、前記膜弁の前記第1の面側に配置されたシール受部を含み、前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差(差圧)が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、液体容器。
態様49〜54の液体容器では、それぞれ態様43〜48の構成を備えた膜弁を利用しているので、弁の開閉が安定し、安定した差圧の制御が可能性となる。
以上説明した種々の態様は、適宜に組み合わせてもよい。また、上述の各態様において、一部の構成を省略してもよい。
以上、本発明の実施例および変形例について説明したが、本発明はこれらの実施例および変形例になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。

Claims (42)

  1. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、
    液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、前記液体収容室と連通する第1の流路と、前記液体供給口と連通する第2の流路と、を有する容器本体と、
    前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在し、膜状部を有する膜弁と、
    を備え、
    前記膜弁は、第1の面と、第1の面の反対側の第2の面を有し、
    前記第1の面は、前記第1の流路にある前記液体の第1の液圧を受け、
    前記第2の面は、前記第2の流路にある前記液体の第2の液圧を受け、
    前記膜弁の前記膜状部は、前記第1の液圧の前記第2の液圧に対する差圧が所定圧を超える場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を連通する開弁状態に変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を非連通にする閉弁状態に変形し、
    前記膜弁は、エラストマーで形成されている、液体容器。
  2. 請求項1に記載の液体容器において、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記膜弁は前記膜状部が重力方向に対して略垂直になるように配置されている、液体容器。
  3. 請求項2に記載の液体容器において、
    前記第1面は上側を向き、前記第2の面は下側を向き、
    前記膜弁は、前記第1の面に、当接領域と、前記第1の液圧を受ける圧受け領域とを有し、
    前記容器本体は、さらに、一端が前記第2の流路に連通し、前記閉弁状態において他端が前記当接領域に当接し、前記開弁状態において他端が前記第1の流路と連通する中継流路を有し、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記当接領域は、前記圧受け領域より低い位置にある、液体容器。
  4. 請求項2に記載の液体容器において、
    前記第1面は上側を向き、前記第2の面は下側を向き、
    前記液体容器は、さらに、
    前記膜弁を前記第2の面から前記第1の面に向かう方向に付勢する弾性部材を備え、
    前記膜弁の比重は、前記液体の比重より低い、液体容器。
  5. 請求項4に記載の液体容器において、
    前記弾性部材は、エラストマーであり、前記膜弁と一体成形されている、液体容器。
  6. 請求項1に記載の液体容器は、さらに、
    前記膜弁の前記第2の面を押圧する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、エラストマーで形成されている、液体容器。
  7. 請求項6に記載の液体容器において、
    前記弾性部材は、前記膜弁と一体成形されている、液体容器。
  8. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、液体を収容する液体収容室と、前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、前記液体収容室と連通する第1の流路と、前記液体供給口と連通する第2の流路と、を有する前記液体容器において、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在して用いられる膜弁であって、
    前記第1の流路にある前記液体の第1の液圧を受ける第1の面と、
    前記第2の流路にある前記液体の第2の液圧を受け、前記第1の面の反対側の第2の面と、
    前記第1の液圧の前記第2の液圧に対する差圧が所定圧を超える場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を連通する開弁状態に変形し、前記差圧が前記所定圧以下である場合には、前記第1の流路と前記第2の流路を非連通にする閉弁状態に変形する膜状部と、
    を有する弁体を備え、
    前記弁体はエラストマーで形成されている、膜弁。
  9. 請求項8に記載の膜弁において、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記膜状部が重力方向に対して略垂直になるように配置される、膜弁。
  10. 請求項9に記載の膜弁において、
    前記弁体の前記第1の面は、当接領域と、前記第1の液圧を受ける圧受け領域とを有し、
    前記液体容器は、さらに、一端が前記第2の流路に連通し、前記閉弁状態において他端が前記当接部に当接し、前記開弁状態において他端が前記第1の流路と連通する中継流路を有し、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された状態において、前記当接領域は、前記圧受け領域より低い位置にある、膜弁。
  11. 請求項9に記載の膜弁において、
    前記弁体の比重は、前記液体の比重より低い、膜弁。
  12. 請求項11に記載の膜弁は、さらに、
    前記弁体を前記第2の面から前記第1の面に向かう方向に付勢する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、エラストマーであり、前記弁体と一体成形されている、膜弁。
  13. 膜支持部に支持されて第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、
    弁本体と、
    前記弁本体に固定された取り付け部と、
    を備え、
    前記弁本体は、
    前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差に応じて変形する膜状部と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動部と、
    を含み、
    前記取り付け部は、前記膜支持部と係合するN個(Nは2以上の整数)の係合部を含む、
    膜弁。
  14. 請求項13に記載の膜弁であって、
    前記係合部は、前記膜支持部に形成された軸である係合軸が挿入される穴である係合穴を含み、
    前記係合穴は、前記可動部の移動方向と同じ方向に沿って延びている、
    膜弁。
  15. 請求項14に記載の膜弁であって、
    前記係合穴に前記係合軸が挿入された状態で、前記係合穴の内面の少なくとも一部に前記係合軸の側面が接触する、
    膜弁。
  16. 請求項14または請求項15に記載の膜弁であって、
    前記係合穴の内径は、前記係合軸の外径より小さい、あるいは、ほぼ同じである、
    膜弁。
  17. 請求項13ないし請求項16のいずれかに記載の膜弁であって、
    前記膜弁は、前記可動部を所定の方向に付勢するコイルバネが前記弁本体に接触した状態で用いられる膜弁であり、
    前記弁本体は、前記コイルバネの一端の内側に挿入される突出部を含み、
    前記突出部は、外径が、前記コイルバネの内径とほぼ同じ部分を含む、
    膜弁。
  18. 請求項13ないし請求項17のいずれかに記載の膜弁であって、
    前記弁本体は、
    前記第1の流路側の第1の面と、
    前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、
    を含み、
    前記膜弁は、前記弁本体の前記第1の面側にシール受部が配置された状態で、用いられる膜弁であり、
    前記可動部は、前記シール受部に接触し得る可動シールであり、
    前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、
    前記差が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、
    膜弁。
  19. 請求項13ないし請求項18のいずれかに記載の膜弁であって、
    前記弁本体は、前記弁本体の外周を形成するループ状のシール部を含み、
    前記取り付け部は、
    前記シール部の外周の一部分に固定された第1取り付け部と、
    前記シール部の外周の残りの部分のうちの一部分に固定された第2取り付け部と、
    を含み、
    前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とは、それぞれ、前記係合部を含む、
    膜弁。
  20. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、
    液体を収容する液体収容室と、
    前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、
    第1の流路と、
    第2の流路と、
    開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁と、
    を備え、
    前記第1の流路と前記第2の流路とのうちのいずれか一方は、前記液体収容室と連通し、
    前記弁は、
    膜弁と、
    前記膜弁を支持する膜支持部と、
    を含み、
    前記膜弁は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在し、
    前記膜弁は、
    弁本体と、
    前記弁本体に固定された取り付け部と、
    を含み、
    前記弁本体は、
    前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差に応じて変形する膜状部と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動部と、
    を含み、
    前記取り付け部は、前記膜支持部と係合するN個(Nは2以上の整数)の係合部を含む、
    液体容器。
  21. 請求項20に記載の液体容器であって、
    前記膜支持部は、前記係合部と係合する軸であるN個の係合軸を含み、
    前記係合部は、前記係合軸が挿入される穴である係合穴を含み、
    前記係合穴は、前記可動部の移動方向と同じ方向に沿って延びている、
    液体容器。
  22. 請求項21に記載の液体容器であって、
    前記係合穴に前記係合軸が挿入された状態で、前記係合穴の内面の少なくとも一部に前記係合軸の側面が接触する、
    液体容器。
  23. 請求項21または請求項22に記載の液体容器であって、
    前記係合穴の内径は、前記係合軸の外径より小さい、あるいは、ほぼ同じである、
    液体容器。
  24. 請求項20ないし請求項23のいずれかに記載の液体容器であって、さらに、
    前記弁本体に接触して前記可動部を所定の方向に付勢するコイルバネを含み、
    前記弁本体は、前記コイルバネの一端の内側に挿入される突出部を含み、
    前記突出部は、外径が、前記コイルバネの内径とほぼ同じ部分を含む、
    液体容器。
  25. 請求項24に記載の液体容器であって、
    前記膜支持部は、前記コイルバネの他端を受ける第1凹部を含み、
    前記第1凹部の内径は、前記コイルバネの外径よりも大きい、
    液体容器。
  26. 請求項20ないし請求項25のいずれかに記載の液体容器であって、
    前記弁本体は、
    前記第1の流路側の第1の面と、
    前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、
    を含み、
    前記液体容器は、前記弁本体の前記第1の面側に配置されたシール受部を含み、
    前記可動部は、前記シール受部に接触し得る可動シールであり、
    前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、
    前記差が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、
    液体容器。
  27. 請求項20ないし請求項26のいずれかに記載の液体容器であって、
    前記弁本体は、前記弁本体の外周を形成するループ状のシール部を含み、
    前記取り付け部は、
    前記シール部の外周の一部分に固定された第1取り付け部と、
    前記シール部の外周の残りの部分のうちの一部分に固定された第2取り付け部と、
    を含み、
    前記第1取り付け部と前記第2取り付け部とは、それぞれ、前記係合部を含む、
    液体容器。
  28. 請求項20ないし請求項27のいずれかに記載の液体容器であって、
    前記膜弁を支持する前記膜支持部が嵌められる第2凹部を含み、
    前記膜弁は、略板状に形成されており、
    前記膜支持部は、前記膜弁が前記膜支持部に支持された状態において前記膜弁と平行な断面の輪郭が前記膜弁の輪郭とほぼ同じである柱状に形成されており、
    前記膜弁は、前記第2凹部と前記膜支持部とに挟まれる、
    液体容器。
  29. 第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、
    前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差に応じて変形する膜状部と、
    前記膜状部に固定された、前記膜状部よりも厚いシール部と、
    を備え、
    前記膜弁は、前記シール部が第1部材と第2部材とに挟まれた第1状態で用いられる膜弁であり、
    前記シール部は、前記第1状態で前記第1部材と接触する第1シール面と、前記第1状態で前記第2部材と接触する第2シール面と、を含み、
    前記第1シール面と前記第1部材との接触面積は、前記第2シール面と前記第2部材との接触面積よりも大きく、
    前記膜状部は、前記シール部における、前記第1シール面を含む平面と前記第2シール面を含む平面との間の、前記第2シール面よりも前記第1シール面に近い位置に固定されている、
    膜弁。
  30. 請求項29に記載の膜弁であって、さらに、
    前記第1の流路側の第1の面と、
    前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、
    を含み、
    前記膜弁は、前記膜弁の前記第1の面側にシール受部が配置された状態で、用いられる膜弁であり、
    前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、
    前記差が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、
    膜弁。
  31. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、
    液体を収容する液体収容室と、
    前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、
    第1の流路と、
    第2の流路と、
    開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁と、
    を備え、
    前記第1の流路と前記第2の流路とのうちのいずれか一方は、前記液体収容室と連通し、
    前記弁は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在する膜弁を含み、
    前記膜弁は、
    前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差に応じて変形する膜状部と、
    前記膜状部に固定された、前記膜状部よりも厚いシール部と、
    を含み、
    前記液体容器は、前記シール部を挟む第1部材と第2部材とを含み、
    前記シール部は、前記第1状態で前記第1部材と接触する第1シール面と、前記第1状態で前記第2部材と接触する第2シール面と、を含み、
    前記第1シール面と前記第1部材との接触面積は、前記第2シール面と前記第2部材との接触面積よりも大きく、
    前記膜状部は、前記シール部における、前記第1シール面を含む平面と前記第2シール面を含む平面との間の、前記第2シール面よりも前記第1シール面に近い位置に固定されている、
    液体容器。
  32. 請求項31に記載の液体容器であって、
    前記膜弁は、さらに、
    前記第1の流路側の第1の面と、
    前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、
    を含み、
    前記液体容器は、前記膜弁の前記第1の面側に配置されたシール受部を含み、
    前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、
    前記差が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、
    液体容器。
  33. 第1の流路と第2の流路との間に介在し、開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁に用いられる膜弁であって、
    前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差に応じて変形する膜状部と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動する突出部と、
    第1支持部と、
    を備え、
    前記突出部の端を水平面である第1平面に向けて前記膜弁を鉛直上方から前記第1平面上に置いた第1の場合に、前記第1支持部の端が前記第1平面と接触して前記膜弁を支持し、前記膜状部が変形していない状態で前記突出部の端が前記第1平面と接する、
    膜弁。
  34. 請求項33に記載の膜弁であって、
    前記第1支持部は、前記突出部を囲むように形成されている、
    膜弁。
  35. 請求項33または請求項34に記載の膜弁であって、さらに、
    第2支持部を含み、
    前記第1の場合に、前記膜状部が変形していない状態で、前記第2支持部の最も高い部分で規定される第2平面よりも前記膜状部の全体が低い位置に配置されている、
    膜弁。
  36. 請求項33ないし請求項35のいずれかに記載の膜弁であって、
    前記膜弁は、略板状に形成されており、
    前記膜状部が変形していない状態で、前記突出部の前記端の前記膜弁の厚さ方向の位置は、前記第1支持部の前記端の前記厚さ方向の位置と同じである、
    膜弁。
  37. 請求項33ないし請求項36のいずれかに記載の膜弁であって、さらに、
    前記第1の流路側の第1の面と、
    前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、
    を含み、
    前記膜弁は、前記膜弁の前記第1の面側にシール受部が配置された状態で、用いられる膜弁であり、
    前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、
    前記差が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、
    膜弁。
  38. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、
    液体を収容する液体収容室と、
    前記液体を前記液体噴射装置に供給する液体供給口と、
    第1の流路と、
    第2の流路と、
    開状態で前記第1の流路と前記第2の流路とを連通し、閉状態で前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断する弁と、
    を備え、
    前記第1の流路と前記第2の流路とのうちのいずれか一方は、前記液体収容室と連通し、
    前記弁は、前記第1の流路と前記第2の流路との間に介在する膜弁を含み、
    前記膜弁は、
    前記第1の流路における第1の圧力と前記第2の流路における第2の圧力との間の差に応じて変形する膜状部と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動する突出部と、
    第1支持部と、
    を含み、
    前記突出部の端を水平面である第1平面に向けて前記膜弁を鉛直上方から前記第1平面上に置いた第1の場合に、前記第1支持部の端が前記第1平面と接触して前記膜弁を支持し、前記膜状部が変形していない状態で前記突出部の端が前記第1平面と接するように、前記膜弁が構成されている、
    液体容器。
  39. 請求項38に記載の液体容器であって、
    前記第1支持部は、前記突出部を囲むように形成されている、
    液体容器。
  40. 請求項38または請求項39に記載に液体容器であって、
    前記膜弁は、さらに、第2支持部を含み、
    前記第1の場合に、前記膜状部が変形していない状態で、前記第2支持部の最も高い部分で規定される第2平面よりも前記膜状部の全体が低い位置に配置されている、
    液体容器。
  41. 請求項38ないし請求項40のいずれかに記載の液体容器であって、
    前記膜弁は、略板状に形成されており、
    前記膜状部が変形していない状態で、前記突出部の前記端の前記膜弁の厚さ方向の位置は、前記第1支持部の前記端の前記厚さ方向の位置と同じである、
    液体容器。
  42. 請求項38ないし請求項41のいずれかに記載の液体容器であって、
    前記膜弁は、さらに、
    前記第1の流路側の第1の面と、
    前記第1の面の反対側の面であって前記第2の流路側の第2の面と、
    前記膜状部に固定され、前記膜状部の変形に応じて移動して前記弁を開閉する可動シールと、
    を含み、
    前記液体容器は、前記膜弁の前記第1の面側に配置されたシール受部を含み、
    前記第1の圧力の前記第2の圧力に対する差が所定圧を超える場合には、前記可動シールが前記シール受部から離れて前記第1の流路と前記第2の流路とが連通するように、前記膜状部が変形し、
    前記差が前記所定圧以下である場合には、前記可動シールが前記シール受部に押しつけられて前記第1の流路と前記第2の流路との間を遮断するように、前記膜状部が変形する、
    液体容器。
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