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JPWO2005011267A1 - 省電力制御装置及び方法 - Google Patents

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JPWO2005011267A1
JPWO2005011267A1 JP2005512094A JP2005512094A JPWO2005011267A1 JP WO2005011267 A1 JPWO2005011267 A1 JP WO2005011267A1 JP 2005512094 A JP2005512094 A JP 2005512094A JP 2005512094 A JP2005512094 A JP 2005512094A JP WO2005011267 A1 JPWO2005011267 A1 JP WO2005011267A1
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章博 小田
茂 原山
茂 原山
隆司 東田
隆司 東田
幸次郎 比嘉
幸次郎 比嘉
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Abstract

テレビジョン受信システムは、テレビジョン受信装置(100)と、リモートコントロール装置(200)とを備えて構成される。テレビジョン受信装置(100)は、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器(300)から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信する。リモートコントロール装置(200)は、上記テレビジョン受信装置(100)の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力する。テレビジョン受信システムのための省電力制御装置は、上記リモートコントロール装置(200)からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置(100)の少なくとも一部の手段の電源をオフするように制御する。

Description

本発明は、テレビジョン受信装置と、そのリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置及び方法に関する。また、本発明は、上記省電力制御装置を備えたテレビジョン受信装置、並びに、上記テレビジョン受信装置を備えたテレビジョン受信システムに関する。
映像信号及び音声信号の無線伝送技術は、近年、急速な進歩が認められており、送信装置と受信装置による形態を有する無線伝送システムや、もしくは、受信装置をテレビジョン受信装置に内蔵した形態のテレビジョン受信装置も一般化されつつある。なお、後者の場合においては、テレビジョン受信装置に代えて、パーソナルコンピュータである場合がある。
さらなる応用的な形態として、例えばテレビジョン受信装置とそのリモートコントロール装置との間での映像信号及び音声信号の無線伝送装置の形態に関して、テレビジョン受像機には再生した映像信号等を無線で伝送する送受信部を備え、リモートコントロール装置にはテレビジョン受像機を操作する操作ボタン以外に、映像信号等を無線で伝送する送受信部や、呼出された映像信号等を表示する表示装置を内蔵するものが、例えば、日本国特許出願公開平成11年69463号公報(以下、第1の従来例という。)において開示されている。
また、リモートコントロール装置により外部電子機器への電力供給を制御するエネルギー管理システムに関しては、例えば、在室者検知手段と、端末機器に信号を無線で送信するリモコンとを備え、在室者検知手段による所定の室内における人の存在の検知に基づいて電力供給制御信号を電源接続制御手段に出力させるシステムが、例えば、日本国特許出願公開2000年152522号公報(以下、第2の従来例という。)において開示されている。
さらに、例えばテレビジョン受信装置などの電子機器を遠隔制御するための装置が、例えば以下の文献において開示されている。
(1)日本国特許出願公開2002年291065号公報。
(2)日本国特許出願公開2003年179774号公報。
(3)日本国特許出願公開2003年219486号公報。
(4)日本国特許出願公開2003年259464号公報。
しかしながら、上述の従来例などにおいては以下の問題点があった。
まず、第1の従来例においては、同一システム内に複数の映像及び音声出力機能を有するテレビジョン受信装置において、ユーザーが一方の映像及び音声出力機能のみを視聴するために使用し他方を不要とする場合であり、具体的には、例えばテレビジョン受信装置とそのリモートコントロール装置との間では映像信号及び音声信号の無線伝送が行われるため、別室での視聴といった離れた状態でリモートコントロール装置による視聴環境を想定した場合、テレビジョン受信装置本体の映像及び音声出力機能は不要であるにも拘らず常に出力されており、無駄な電力を消費していることになる。
また、例えばビデオレコーダやCATV受信装置などの複数の外部接続機器を接続したテレビジョン受信装置において、視聴している外部接続機器以外の接続機器は離れているため、その機器の電源の状態はユーザーに分かりにくく、意識的に未使用の機器の電源を切断しないと操作状態のまま通電されており、無駄な電力を消費することになる。
さらに、第2の従来例において、ユーザーによっては同一室内での使用環境もあり得るため、人の存在を検知に基づく電力管理に関する制御システムでは該省電力状態への遷移が行われない場合がある。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、効率的に省電力状態に遷移するように制御することができる省電力制御装置及び方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、上記省電力制御装置を備えたテレビジョン受信装置、並びに、上記テレビジョン受信装置を備えたテレビジョン受信システムを提供することにある。
第1の発明に係る省電力制御装置は、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力手段を備えたことを特徴とする。
上記省電力制御装置において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることにより省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージであることを特徴とする。もしくは、上記省電力制御装置において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであることを特徴とする。とって代わって、上記省電力制御装置において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであり、
上記省電力手段は、上記リモートコントロール装置からの上記指示信号を受信し、かつ上記テレビジョン受信装置において自動省電力機能モードが設定されているとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
また、上記省電力制御装置において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、上記映像信号の映像を表示する表示手段と、上記音声信号の音声を出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする。
第2の発明に係る省電力制御方法は、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御方法において、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力ステップを含むことを特徴とする。
上記省電力制御方法において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることにより省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージであることを特徴とする。もしくは、上記省電力制御方法において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであることを特徴とする。とって代わって、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであり、
上記省電力ステップは、上記リモートコントロール装置からの上記指示信号を受信し、かつ上記テレビジョン受信装置において自動省電力機能モードが設定されているとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
また、上記省電力制御方法において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、上記映像信号の映像を表示する表示手段と、上記音声信号の音声を出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする。
第3の発明に係る省電力制御装置は、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置であって、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記外部電子機器の電源をオフするように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
上記省電力制御装置において、上記テレビジョン受信装置は、複数の外部電子機器からの映像信号及び音声信号を選択的に切り換えて出力する切換手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記リモートコントロール装置から複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換える外部電子機器切換指示メッセージを含む指示信号を受信したとき、複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換えるように上記切換手段を制御し、上記切り換え前に選択されていた外部電子機器の電源をオフにするように制御することを特徴とする。
また、上記省電力制御装置において、上記制御手段は、上記選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号を上記リモートコントロール装置に無線送信することを特徴とする。
さらに、上記省電力制御装置において、上記制御手段は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
またさらに、上記省電力制御装置において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、
(1)上記テレビジョン受信装置の放送波を受信する受信手段と、
(2)上記映像信号の映像を表示する表示手段、及び上記音声信号の音声を出力する音声出力手段と
のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
第4の発明に係る省電力制御方法は、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御方法であって、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記外部電子機器の電源をオフするように制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
上記省電力制御方法において、上記テレビジョン受信装置は、複数の外部電子機器からの映像信号及び音声信号を選択的に切り換えて出力する切換手段をさらに備え、
上記制御ステップは、上記リモートコントロール装置から複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換える外部電子機器切換指示メッセージを含む指示信号を受信したとき、複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換えるように上記切換手段を制御し、上記切り換え前に選択されていた外部電子機器の電源をオフにするように制御することを特徴とする。
また、上記省電力制御方法において、上記制御ステップは、上記選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号を上記リモートコントロール装置に無線送信することを特徴とする。
さらに、上記省電力制御方法において、上記制御ステップは、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
またさらに、上記省電力制御方法において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、
(1)上記テレビジョン受信装置の放送波を受信する受信手段と、
(2)上記映像信号の映像を表示する表示手段、及び上記音声信号の音声を出力する音声出力手段と
のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
第5の発明に係るテレビジョン受信装置は、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置において、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
第6の発明に係るテレビジョン受信システムは、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムにおいて、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
第7の発明に係るテレビジョン受信装置は、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置において、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
第8の発明に係るテレビジョン受信システムは、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムにおいて、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
従って、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力手段を備える。従って、上記テレビジョン受信装置の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
また、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、外部電子機器の電源をオフする制御手段を備える。従って、上記外部電子機器の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るテレビジョン受信装置100及びその周辺装置を含むテレビジョン受信システムの構成を示すブロック図である。
図2は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。
図3は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される、変形例に係る電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るテレビジョン受信装置100及びその周辺装置を含むテレビジョン受信システムの構成を示すブロック図である。
図1において、当該テレビジョン受信システムは、
(1)テレビジョン受信装置100と、
(2)テレビジョン受信装置100を遠隔制御するためのリモートコントロール装置200と、
(3)テレビジョン受信装置100にそれぞれ接続され、映像信号及び音声信号をテレビジョン受信装置100に出力する外部電子機器である、DVDレコーダ装置300−1、ビデオレコーダ装置300−2及びCATV受信装置300−3(以下、総称して外部電子機器300という。)と
を備えて構成される。
図1において、放送波は、アンテナ11Aを介して放送波チューナ回路11により受信され、放送波チューナ回路11は受信された放送波の無線信号に対して低雑音増幅、周波数変換、中間周波増幅、復調などの処理を実行した後、映像信号と音声信号に分離し、スイッチSW11の接点aを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。第1の外部電子機器300であるDVDレコーダ装置300−1は、DVDやVCDなどの光ディスクに格納された映像信号及び音声信号を再生して、端子T1を介してスイッチSW11の接点bを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。また、第2の外部電子機器300であるビデオレコーダ装置300−2は、ビデオテープに録画及び録音された映像信号及び音声信号をそれぞれ再生して、端子T2を介してスイッチSW11の接点cを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。さらに、第3の外部電子機器300であるCATV受信装置300−3は、CATVのヘッドエンド装置から光ファイバケーブル又は同軸ケーブルを介して伝送されてくるCATV信号を受信した後、映像信号及び音声信号をそれぞれ復号化して、端子T3を介してスイッチSW11の接点dを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。ここで、スイッチSW11の切り換えは装置コントローラ20により制御される。
各外部電子機器300はそれぞれ、テレビジョン受信装置100内の赤外線信号送信回路18により発生され赤外線送信部19から送信されるリモートコントロール信号である赤外線信号を受信する赤外線受光部300Aを備える。ここで、赤外線信号送信回路18により発生される赤外線信号は、遠隔制御される複数の外部電子機器300に依存して予め装置コントローラ20のデータメモリ20Aに登録される(図3のステップS23)異なるリモートコントロールコードを含み、当該リモートコントロールコードにより遠隔制御する外部電子機器300を識別し、当該リモートコントロールコードに付加される詳細制御コードに基づいて、各外部電子機器300の電源のオン・オフ、各外部電子機器300からの映像信号及び音声信号の出力のオン・オフ、及び各外部電子機器300のチャンネルの選択などを制御する。当該遠隔制御は、テレビジョン受信装置100の装置コントローラ20から各外部電子機器300に対する制御のみならず、リモートコントロール装置200からテレビジョン受信装置100を介して各外部電子機器300に対する制御も可能である。
また、映像信号処理回路12Aは、入力される映像信号に対してデスクランブルや復号化などの信号処理を実行した後、RGBプロセッサ13A及び伝送信号処理回路16に出力する。また、音声信号処理回路12Bは、入力される音声信号に対してデスクランブラや復号化などの処理を実行した後、増幅器13B及び伝送信号処理回路16に出力する。RGBプロセッサ13Aは入力される映像信号をRGB信号に信号変換した後、例えばプラズマディスプレイなどのディスプレイ14に出力して表示する。また、増幅器13Bは、入力される2チャンネルの音声信号を電力増幅して2個のスピーカ15A及び15Bに出力する。
さらに、伝送信号処理回路16は、映像信号処理回路12Aから入力される映像信号と、音声信号処理回路12Bから入力される音声信号とに対して、ディジタルA/D変換及び所定の符号化を実行して、例えばIEEE802.11などの規定に基づくディジタル伝送信号を生成して無線LAN送受信機17に出力する。また、伝送信号処理回路16は、装置コントローラ20からリモートコントロール装置200に対するリモートコントロール信号(以下、装置コントローラ20からリモートコントロール装置200に対するリモートコントロール信号、並びに、リモートコントロール装置200からテレビジョン受信装置100に対するリモートコントロール信号を含み、無線LANリモートコントロール信号という。)を符号化して、例えばIEEE802.11などの規定に基づくディジタル伝送信号を生成して無線LAN送受信機17に出力する。無線LAN送受信機17は、上記規定に基づいて、映像信号及び音声信号、又は無線LANリモートコントロール信号を含み入力されるディジタル伝送信号に対して、周波数変換や電力増幅などの処理を実行して無線LAN信号を発生して、アンテナ17Aからリモートコントロール装置200に向けて送信する。ここで、装置コントローラ20からリモートコントロール装置200に対する無線LANリモートコントロール信号は、例えば、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号をそれぞれ表示し出力するための指示メッセージを含む。
一方、リモートコントロール装置200からアンテナ17Aを介して受信される無線LAN信号は無線LAN送受信機17に入力され、無線LAN送受信機17は、入力される無線LAN信号に対して、低雑音高周波増幅、周波数変換、復調などの処理を実行して、テレビジョン受信装置100及び外部電子機器300に対するリモートコントロール信号(以下、無線LANリモートコントロール信号という。)を含むディジタル伝送信号を生成した後、伝送信号処理回路16に出力する。伝送信号処理回路16は受信されて入力されるディジタル伝送信号から無線LANリモートコントロール信号を抽出して装置コントローラ20に出力する。ここで、リモートコントロール装置200からテレビジョン受信装置100に対する無線LANリモートコントロール信号は、例えば、以下の指示メッセージを含む。
(1)映像音声送信指示メッセージ:映像信号及び音声信号を、テレビジョン受信装置100からリモートコントロール装置200に向けて、無線LAN送受信機17と無線LAN送受信機33との間の無線LANを介して無線送信することを指示するメッセージである。
(2)省電力移行指示メッセージ:テレビジョン受信装置100内の一部の回路やデバイスの電源をオフにすることを指示するメッセージであり、図2の例では、自動省電力機能モードがオフであって当該指示メッセージを受信したとき、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフにすることを指示するメッセージである。
(3)電源オフ指示メッセージ:テレビジョン受信装置100全体の電源をオフにする指示メッセージである。
(4)外部電子機器切換指示メッセージ:スイッチSW11により選択すべき外部電子機器300の情報を含む指示メッセージであり、選択すべき外部電子機器300に切り換えるようにスイッチSW11を制御するとともに、切り換え前に電源がオンされていた外部電子機器300の電源をオフすることを指示するメッセージである。なお、外部電子機器300の電源をオフするために、赤外線信号送信回路18により発生される赤外線信号を用いる。
装置コントローラ20は、図2又は図3に図示された電力制御及び信号伝送制御処理を実行することにより、テレビジョン受信装置100全体の動作を制御するとともに、外部電子機器300を制御するための赤外線信号のための制御信号を生成し、さらには、特に、当該テレビジョン受信装置100の省電力のために、電源コントローラ21を制御する。電源回路22には電源スイッチSW1が接続され、電源回路22は、電源スイッチSW1がオンされたとき、例えば電灯線からの交流電圧を所定の交流電圧や直流電圧に変換して電源コントローラ21に出力する。電源コントローラ21は、装置コントローラ20からの制御信号に基づいて、テレビジョン受信装置100内の各回路の電源供給やクロック供給を制御することにより省電力制御し、また、省電力機能を有したIC、LSI等の省電力状態への遷移制御等を行うことにより省電力制御する。電源コントローラ21は、当該テレビジョン受信装置100全体の電源のオン・オフを制御するとともに、テレビジョン受信装置100内の放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源のオン・オフを制御する。
従って、上記装置コントローラ20及び電源コントローラ21は、テレビジョン受信装置100の省電力制御処理を実行するとともに、外部電子機器300の省電力制御処理を実行する省電力制御装置を構成している。
次いで、リモートコントロール装置200の構成及び動作について以下に説明する。
無線LAN送受信機33は、テレビジョン受信装置100の無線LAN送受信機17から送信されてくる、映像信号及び音声信号又は無線LANリモートコントロール信号を含む無線LAN信号をアンテナ33Aを介して受信し、受信した無線LAN信号に対して、低雑音高周波増幅、周波数変換、復調などの処理を実行して、映像信号及び音声信号又は無線LANリモートコントロール信号を抽出し、映像信号をRGBプロセッサ34に出力し、音声信号を増幅器36に出力し、無線LANリモートコントロール信号をコントローラ30に出力する。RGBプロセッサ34は入力される映像信号をRGB信号に信号変換した後、例えば液晶ディスプレイなどのディスプレイ35に出力して表示する。また、増幅器36Bは、入力される2チャンネルの音声信号を電力増幅して2個のスピーカ37A及び37Bに出力する。これにより、ユーザーは、テレビジョン受信装置100から無線LANを介して送信されてくる映像信号の映像及び音声信号の音声を、ディスプレイ35並びにスピーカ37A及び37Bを用いて視聴することができる。
コントローラ30は、現在の遠隔制御データを格納するデータメモリ30Aを有して、リモートコントロール装置200全体の動作を制御する。ここで、コントローラ30は、ユーザーがキーボード31を用いて入力される上述の指示メッセージや受信チャンネル指示メッセージなどの指示メッセージを所定の制御信号に変換して伝送信号処理回路32に出力する一方、伝送信号処理回路32からの指示メッセージに基づいてリモートコントロール装置200の動作を制御する。また、伝送信号処理回路32は、コントローラ30からの指示メッセージの制御信号に基づいてリモートコントロール信号を符号化して、例えばIEEE802.11などの規定に基づくディジタル伝送信号を生成して無線LAN送受信機33に出力する。無線LAN送受信機33は、上記規定に基づいて、上記無線LANリモートコントロール信号を含み入力されるディジタル伝送信号に対して、周波数変換や電力増幅などの処理を実行して無線LAN信号を発生して、アンテナ33Aからテレビジョン受信装置100に向けて送信する。
図2は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。ここで、図2は、特に、放送波チューナ回路11により受信された映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200において視聴するときの電力制御及び信号伝送制御処理である。
図2において、まず、ステップS1においてユーザーは電源スイッチSW1をオンし、ステップS2において省電力フラグを0にリセットする。ここで、省電力フラグが0であるとき非省電力状態を示し、省電力フラグが1であるとき省電力状態を示す。次いで、ステップS3において放送波チューナ回路11の電源をオンし、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオンし、さらに、ステップS4において自動省電力機能モードのオン又はオフを設定する。次いで、ステップS5において無線LANリモートコントロール信号を受信したか否かが判断され、YESとなるまでステップS5で待機し、YESとなったとき、ステップS6において自動省電力機能モードはオンされているか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS8に進む。
ステップS7において受信された無線LANリモートコントロール信号において映像音声送信指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS12に進む一方、NOのときはステップS9に進む。ステップS9において受信された無線LANリモートコントロール信号において電源オフ指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS10に進む一方、NOのときはステップS11に進む。ステップS10では、テレビジョン受信装置100全体の電源をオフにして当該制御処理を終了する。ステップS11では、その他の制御処理を実行した後、ステップS5に戻る。さらに、ステップS12では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を無線LANを介して送信し、ステップS13に進む。
ステップS8において、受信された無線LANリモートコントロール信号において、テレビジョン受信装置100の一部の回路又はデバイスを省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS9に進む。ステップS13では、省電力フラグが1であるか否かが判断され、NOのときはステップS14に進む一方、YESのときはステップS16に進む。ステップS14においてディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフして省電力し、ステップS15において省電力フラグを1にセットした後、ステップS18に進む。一方、ステップS16では、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオンした後、ステップS18に進む。ステップS18では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号をそれぞれ表示し出力するための指示メッセージを無線LANを介して送信し、ステップS5に戻る。
以上説明したように、図2の電力制御及び信号伝送制御処理において、受信された無線LANリモートコントロール信号において省電力移行指示メッセージを受信したとき(ステップS8でYES)、テレビジョン受信装置100が省電力状態でないとき(省電力フラグが0であるとき;ステップS13でNO)、上記リモートコントロール装置200からの省電力移行指示メッセージに従って、ステップS14でディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフして省電力することができる。また、自動省電力機能モードがオンされていて(ステップS6でYES)映像音声送信指示メッセージを受信したとき(ステップS7でYES)リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を送信するが(ステップS12)このとき、テレビジョン受信装置100本体では、視聴する必要がないので、ステップS14でディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源を自動的にオフして省電力することができる。
図3は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される、変形例に係る電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。ここで、図3は、特に、外部電子機器300から出力される映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200において視聴するときの電力制御及び信号伝送制御処理である。なお、図2及び図3の処理をスイッチSW11の切り換えに応じて選択的に実行するようにしてもよい。
図3のステップS21において、まず、ステップS1においてユーザーが電源スイッチSW1をオンし、このとき、ステップS22においてディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオンする。次いで、ステップS23で各外部電子機器300のリモートコントロールコードを登録する。なお、当該リモートコントロールコードの登録が一度登録すればデータメモリ20Aに格納されるのでそれ以降は、変更する場合を除きステップS23の処理を実行しなくてもいい。さらに、ステップS24で自動省電力機能モードのオン又はオフを設定し、ステップS25に進む。
ステップS25において無線LANリモートコントロール信号を受信したか否かが判断され、YESとなるまでステップS25の処理を実行し、YESとなったとき、ステップS26において受信された無線LANリモートコントロール信号において映像音声送信指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS30に進む一方、NOのときはステップS27に進む。ステップS27において受信された無線LANリモートコントロール信号において電源オフ指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS28においてテレビジョン受信装置100の電源をオフして当該制御処理を終了する一方、NOのときはステップS29に進む。ステップS29では、その他の制御処理を実行した後、ステップS25に戻る。
ステップS30では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を無線LANを介して送信し、ステップS31において自動省電力機能モードはオンされているか否かが判断され、YESのときはステップS32に進む一方、NOのときはステップS35に進む。ステップS32では、受信された無線LANリモートコントロール信号において外部電子機器切換メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS33に進む一方、NOのときはステップS27に進む。ステップS33において外部電子機器切換メッセージにより選択された1つの外部電子機器300に切り換えるようにスイッチSW11を制御し、ステップS34では、切り換え前に電源がオンされていた外部電子機器300の電源をオフするための赤外線信号を送信する。また、放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフし、ステップS35に進む。さらに、ステップS35では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号をそれぞれ表示し出力するための指示メッセージを無線LANを介して送信し、ステップS25に戻る。
以上説明したように、図3の電力制御及び信号伝送制御処理によれば、リモートコントロール装置200からのリモートコントロール信号において映像音声送信指示メッセージを受信したときに(ステップS26でYES)リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を送信するが(ステップS30)、このとき、自動省電力機能モードがオンであって(ステップS31でYES)でかつリモートコントロール装置200から外部電子機器切換指示メッセージを受信しているとき(ステップS32でYES)、ステップS33で外部電子機器切換メッセージにより選択された1つの外部電子機器300に切り換えるようにスイッチSW11を制御し、ステップS34で切り換え前に電源がオンされていた外部電子機器300の電源をオフするための赤外線信号を送信するとともに、放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源を自動的にオフすることにより省電力することができる。
図3のステップS34においては、放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフしているが、本発明はこれに限らず、放送波チューナ回路11の電源と、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源のうちの少なくとも一方をオフしてもよい。
以上説明したように、従来例において、テレビジョン受信装置100とそのリモートコントロール装置200との間で映像信号及び音声信号の無線伝送が行われ、別室での視聴といった離れた状態でリモートコントロール装置200による視聴環境を想定した場合、テレビジョン受信装置100本体の映像及び音声出力機能は不要であるにも拘らず常に出力されており、無駄な電力を消費していた。これに対して、本好ましい実施形態によれば、ユーザーが意図的にリモートコントロール装置200のキーボード31を用いて省電力化移行指示のための操作ボタンを押すことにより、あるいは、映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200に無線送信させるための操作ボタンを押すことにより、テレビジョン受信装置100において、手動もしくは自動的に省電力状態への遷移が行われ、不要な消費電力を容易に省くことができる。
また、従来例においては、複数の外部電子機器300をテレビジョン受信装置100に接続した場合、視聴している外部電子機器300以外の外部電子機器300については離れているため、その外部電子機器300の電源の状態はユーザーに分かりにくく、意識的に未使用の外部電子機器300の電源がオンのままであり、無駄な電力を消費していた。これに対して、本実施形態によれば、ユーザーがリモートコントロール装置200のキーボード31を用いて外部電子機器300を切り換えるための操作ボタンを押すことにより、選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200において視聴可能とすると同時に、自動的に切り換え前に選択されていて電源がオン状態の外部電子機器300の電源を自動的にオフすることができ、これにより、外部電子機器300の電力を容易に省くことができる。
産業上の利用の可能性
以上詳述したように、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力手段を備える。従って、上記テレビジョン受信装置の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
また、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、外部電子機器の電源をオフする制御手段を備える。従って、上記外部電子機器の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
本発明は、テレビジョン受信装置と、そのリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置及び方法に関する。また、本発明は、上記省電力制御装置を備えたテレビジョン受信装置、並びに、上記テレビジョン受信装置を備えたテレビジョン受信システムに関する。
映像信号及び音声信号の無線伝送技術は、近年、急速な進歩が認められており、送信装置と受信装置による形態を有する無線伝送システムや、もしくは、受信装置をテレビジョン受信装置に内蔵した形態のテレビジョン受信装置も一般化されつつある。なお、後者の場合においては、テレビジョン受信装置に代えて、パーソナルコンピュータである場合がある。
さらなる応用的な形態として、例えばテレビジョン受信装置とそのリモートコントロール装置との間での映像信号及び音声信号の無線伝送装置の形態に関して、テレビジョン受像機には再生した映像信号等を無線で伝送する送受信部を備え、リモートコントロール装置にはテレビジョン受像機を操作する操作ボタン以外に、映像信号等を無線で伝送する送受信部や、呼出された映像信号等を表示する表示装置を内蔵するものが、例えば、特許文献1(以下、第1の従来例という。)において開示されている。
また、リモートコントロール装置により外部電子機器への電力供給を制御するエネルギー管理システムに関しては、例えば、在室者検知手段と、端末機器に信号を無線で送信するリモコンとを備え、在室者検知手段による所定の室内における人の存在の検知に基づいて電力供給制御信号を電源接続制御手段に出力させるシステムが、例えば、特許文献2(以下、第2の従来例という。)において開示されている。
さらに、例えばテレビジョン受信装置などの電子機器を遠隔制御するための装置が、例えば以下の文献において開示されている。
特開平11−69463号公報。 特開2000−152522号公報。 特開2002−291065号公報。 特開2003−179774号公報。 特開2003−219486号公報。 特開2003−259464号公報。
しかしながら、上述の従来例などにおいては以下の問題点があった。
まず、第1の従来例においては、同一システム内に複数の映像及び音声出力機能を有するテレビジョン受信装置において、ユーザーが一方の映像及び音声出力機能のみを視聴するために使用し他方を不要とする場合あり、具体的には、例えばテレビジョン受信装置とそのリモートコントロール装置との間では映像信号及び音声信号の無線伝送が行われるため、別室での視聴といった離れた状態でリモートコントロール装置による視聴環境を想定した場合、テレビジョン受信装置本体の映像及び音声出力機能は不要であるにも拘らず常に出力されており、無駄な電力を消費していることになる。
また、例えばビデオレコーダやCATV受信装置などの複数の外部接続機器を接続したテレビジョン受信装置において、視聴している外部接続機器以外の接続機器は離れているため、その機器の電源の状態はユーザーに分かりにくく、意識的に未使用の機器の電源を切断しないと操作状態のまま通電されており、無駄な電力を消費することになる。
さらに、第2の従来例において、ユーザーによっては同一室内での使用環境もあり得るため、人の存在を検知に基づく電力管理に関する制御システムでは該省電力状態への遷移が行われない場合がある。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、効率的に省電力状態に遷移するように制御することができる省電力制御装置及び方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、上記省電力制御装置を備えたテレビジョン受信装置、並びに、上記テレビジョン受信装置を備えたテレビジョン受信システムを提供することにある。
第1の発明に係る省電力制御装置は、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力手段を備えたことを特徴とする。
上記省電力制御装置において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることにより省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージであることを特徴とする。もしくは、上記省電力制御装置において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであることを特徴とする。とって代わって、上記省電力制御装置において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであり、
上記省電力手段は、上記リモートコントロール装置からの上記指示信号を受信し、かつ上記テレビジョン受信装置において自動省電力機能モードが設定されているとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
また、上記省電力制御装置において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、上記映像信号の映像を表示する表示手段と、上記音声信号の音声を出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする。
第2の発明に係る省電力制御方法は、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御方法において、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力ステップを含むことを特徴とする。
上記省電力制御方法において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることにより省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージであることを特徴とする。もしくは、上記省電力制御方法において、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであることを特徴とする。とって代わって、上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであり、
上記省電力ステップは、上記リモートコントロール装置からの上記指示信号を受信し、かつ上記テレビジョン受信装置において自動省電力機能モードが設定されているとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
また、上記省電力制御方法において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、上記映像信号の映像を表示する表示手段と、上記音声信号の音声を出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする。
第3の発明に係る省電力制御装置は、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置であって、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記外部電子機器の電源をオフするように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
上記省電力制御装置において、上記テレビジョン受信装置は、複数の外部電子機器からの映像信号及び音声信号を選択的に切り換えて出力する切換手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記リモートコントロール装置から複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換える外部電子機器切換指示メッセージを含む指示信号を受信したとき、複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換えるように上記切換手段を制御し、上記切り換え前に選択されていた外部電子機器の電源をオフにするように制御することを特徴とする。
また、上記省電力制御装置において、上記制御手段は、上記選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号を上記リモートコントロール装置に無線送信することを特徴とする。
さらに、上記省電力制御装置において、上記制御手段は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
またさらに、上記省電力制御装置において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、
(1)上記テレビジョン受信装置の放送波を受信する受信手段と、
(2)上記映像信号の映像を表示する表示手段、及び上記音声信号の音声を出力する音声出力手段と
のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
第4の発明に係る省電力制御方法は、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御方法であって、
上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記外部電子機器の電源をオフするように制御する制御ステップを含むことを特徴とする。
上記省電力制御方法において、上記テレビジョン受信装置は、複数の外部電子機器からの映像信号及び音声信号を選択的に切り換えて出力する切換手段をさらに備え、
上記制御ステップは、上記リモートコントロール装置から複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換える外部電子機器切換指示メッセージを含む指示信号を受信したとき、複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換えるように上記切換手段を制御し、上記切り換え前に選択されていた外部電子機器の電源をオフにするように制御することを特徴とする。
また、上記省電力制御方法において、上記制御ステップは、上記選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号を上記リモートコントロール装置に無線送信することを特徴とする。
さらに、上記省電力制御方法において、上記制御ステップは、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする。
またさらに、上記省電力制御方法において、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、
(1)上記テレビジョン受信装置の放送波を受信する受信手段と、
(2)上記映像信号の映像を表示する表示手段、及び上記音声信号の音声を出力する音声出力手段と
のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする。
第5の発明に係るテレビジョン受信装置は、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置において、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
第6の発明に係るテレビジョン受信システムは、受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムにおいて、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
第7の発明に係るテレビジョン受信装置は、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置において、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
第8の発明に係るテレビジョン受信システムは、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムにおいて、
上記省電力制御装置を備えたことを特徴とする。
従って、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力手段を備える。従って、上記テレビジョン受信装置の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
また、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、外部電子機器の電源をオフする制御手段を備える。従って、上記外部電子機器の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
以下、本発明に係る好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るテレビジョン受信装置100及びその周辺装置を含むテレビジョン受信システムの構成を示すブロック図である。
図1において、当該テレビジョン受信システムは、
(1)テレビジョン受信装置100と、
(2)テレビジョン受信装置100を遠隔制御するためのリモートコントロール装置200と、
(3)テレビジョン受信装置100にそれぞれ接続され、映像信号及び音声信号をテレビジョン受信装置100に出力する外部電子機器である、DVDレコーダ装置300−1、ビデオレコーダ装置300−2及びCATV受信装置300−3(以下、総称して外部電子機器300という。)と
を備えて構成される。
図1において、放送波は、アンテナ11Aを介して放送波チューナ回路11により受信され、放送波チューナ回路11は受信された放送波の無線信号に対して低雑音増幅、周波数変換、中間周波増幅、復調などの処理を実行した後、映像信号と音声信号に分離し、スイッチSW11の接点aを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。第1の外部電子機器300であるDVDレコーダ装置300−1は、DVDやVCDなどの光ディスクに格納された映像信号及び音声信号を再生して、端子T1を介してスイッチSW11の接点bを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。また、第2の外部電子機器300であるビデオレコーダ装置300−2は、ビデオテープに録画及び録音された映像信号及び音声信号をそれぞれ再生して、端子T2を介してスイッチSW11の接点cを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。さらに、第3の外部電子機器300であるCATV受信装置300−3は、CATVのヘッドエンド装置から光ファイバケーブル又は同軸ケーブルを介して伝送されてくるCATV信号を受信した後、映像信号及び音声信号をそれぞれ復号化して、端子T3を介してスイッチSW11の接点dを介して映像信号処理回路12A及び音声信号処理回路12Bに出力する。ここで、スイッチSW11の切り換えは装置コントローラ20により制御される。
各外部電子機器300はそれぞれ、テレビジョン受信装置100内の赤外線信号送信回路18により発生され赤外線送信部19から送信されるリモートコントロール信号である赤外線信号を受信する赤外線受光部300Aを備える。ここで、赤外線信号送信回路18により発生される赤外線信号は、遠隔制御される複数の外部電子機器300に依存して予め装置コントローラ20のデータメモリ20Aに登録される(図3のステップS23)異なるリモートコントロールコードを含み、当該リモートコントロールコードにより遠隔制御する外部電子機器300を識別し、当該リモートコントロールコードに付加される詳細制御コードに基づいて、各外部電子機器300の電源のオン・オフ、各外部電子機器300からの映像信号及び音声信号の出力のオン・オフ、及び各外部電子機器300のチャンネルの選択などを制御する。当該遠隔制御は、テレビジョン受信装置100の装置コントローラ20から各外部電子機器300に対する制御のみならず、リモートコントロール装置200からテレビジョン受信装置100を介して各外部電子機器300に対する制御も可能である。
また、映像信号処理回路12Aは、入力される映像信号に対してデスクランブルや復号化などの信号処理を実行した後、RGBプロセッサ13A及び伝送信号処理回路16に出力する。また、音声信号処理回路12Bは、入力される音声信号に対してデスクランブラや復号化などの処理を実行した後、増幅器13B及び伝送信号処理回路16に出力する。RGBプロセッサ13Aは入力される映像信号をRGB信号に信号変換した後、例えばプラズマディスプレイなどのディスプレイ14に出力して表示する。また、増幅器13Bは、入力される2チャンネルの音声信号を電力増幅して2個のスピーカ15A及び15Bに出力する。
さらに、伝送信号処理回路16は、映像信号処理回路12Aから入力される映像信号と、音声信号処理回路12Bから入力される音声信号とに対して、ディジタルA/D変換及び所定の符号化を実行して、例えばIEEE802.11などの規定に基づくディジタル伝送信号を生成して無線LAN送受信機17に出力する。また、伝送信号処理回路16は、装置コントローラ20からリモートコントロール装置200に対するリモートコントロール信号(以下、装置コントローラ20からリモートコントロール装置200に対するリモートコントロール信号、並びに、リモートコントロール装置200からテレビジョン受信装置100に対するリモートコントロール信号を含み、無線LANリモートコントロール信号という。)を符号化して、例えばIEEE802.11などの規定に基づくディジタル伝送信号を生成して無線LAN送受信機17に出力する。無線LAN送受信機17は、上記規定に基づいて、映像信号及び音声信号、又は無線LANリモートコントロール信号を含み入力されるディジタル伝送信号に対して、周波数変換や電力増幅などの処理を実行して無線LAN信号を発生して、アンテナ17Aからリモートコントロール装置200に向けて送信する。ここで、装置コントローラ20からリモートコントロール装置200に対する無線LANリモートコントロール信号は、例えば、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号をそれぞれ表示し出力するための指示メッセージを含む。
一方、リモートコントロール装置200からアンテナ17Aを介して受信される無線LAN信号は無線LAN送受信機17に入力され、無線LAN送受信機17は、入力される無線LAN信号に対して、低雑音高周波増幅、周波数変換、復調などの処理を実行して、テレビジョン受信装置100及び外部電子機器300に対するリモートコントロール信号(以下、無線LANリモートコントロール信号という。)を含むディジタル伝送信号を生成した後、伝送信号処理回路16に出力する。伝送信号処理回路16は受信されて入力されるディジタル伝送信号から無線LANリモートコントロール信号を抽出して装置コントローラ20に出力する。ここで、リモートコントロール装置200からテレビジョン受信装置100に対する無線LANリモートコントロール信号は、例えば、以下の指示メッセージを含む。
(1)映像音声送信指示メッセージ:映像信号及び音声信号を、テレビジョン受信装置100からリモートコントロール装置200に向けて、無線LAN送受信機17と無線LAN送受信機33との間の無線LANを介して無線送信することを指示するメッセージである。
(2)省電力移行指示メッセージ:テレビジョン受信装置100内の一部の回路やデバイスの電源をオフにすることを指示するメッセージであり、図2の例では、自動省電力機能モードがオフであって当該指示メッセージを受信したとき、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフにすることを指示するメッセージである。
(3)電源オフ指示メッセージ:テレビジョン受信装置100全体の電源をオフにする指示メッセージである。
(4)外部電子機器切換指示メッセージ:スイッチSW11により選択すべき外部電子機器300の情報を含む指示メッセージであり、選択すべき外部電子機器300に切り換えるようにスイッチSW11を制御するとともに、切り換え前に電源がオンされていた外部電子機器300の電源をオフすることを指示するメッセージである。なお、外部電子機器300の電源をオフするために、赤外線信号送信回路18により発生される赤外線信号を用いる。
装置コントローラ20は、図2又は図3に図示された電力制御及び信号伝送制御処理を実行することにより、テレビジョン受信装置100全体の動作を制御するとともに、外部電子機器300を制御するための赤外線信号のための制御信号を生成し、さらには、特に、当該テレビジョン受信装置100の省電力のために、電源コントローラ21を制御する。電源回路22には電源スイッチSW1が接続され、電源回路22は、電源スイッチSW1がオンされたとき、例えば電灯線からの交流電圧を所定の交流電圧や直流電圧に変換して電源コントローラ21に出力する。電源コントローラ21は、装置コントローラ20からの制御信号に基づいて、テレビジョン受信装置100内の各回路の電源供給やクロック供給を制御することにより省電力制御し、また、省電力機能を有したIC、LSI等の省電力状態への遷移制御等を行うことにより省電力制御する。電源コントローラ21は、当該テレビジョン受信装置100全体の電源のオン・オフを制御するとともに、テレビジョン受信装置100内の放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源のオン・オフを制御する。
従って、上記装置コントローラ20及び電源コントローラ21は、テレビジョン受信装置100の省電力制御処理を実行するとともに、外部電子機器300の省電力制御処理を実行する省電力制御装置を構成している。
次いで、リモートコントロール装置200の構成及び動作について以下に説明する。
無線LAN送受信機33は、テレビジョン受信装置100の無線LAN送受信機17から送信されてくる、映像信号及び音声信号又は無線LANリモートコントロール信号を含む無線LAN信号をアンテナ33Aを介して受信し、受信した無線LAN信号に対して、低雑音高周波増幅、周波数変換、復調などの処理を実行して、映像信号及び音声信号又は無線LANリモートコントロール信号を抽出し、映像信号をRGBプロセッサ34に出力し、音声信号を増幅器36に出力し、無線LANリモートコントロール信号をコントローラ30に出力する。RGBプロセッサ34は入力される映像信号をRGB信号に信号変換した後、例えば液晶ディスプレイなどのディスプレイ35に出力して表示する。また、増幅器36Bは、入力される2チャンネルの音声信号を電力増幅して2個のスピーカ37A及び37Bに出力する。これにより、ユーザーは、テレビジョン受信装置100から無線LANを介して送信されてくる映像信号の映像及び音声信号の音声を、ディスプレイ35並びにスピーカ37A及び37Bを用いて視聴することができる。
コントローラ30は、現在の遠隔制御データを格納するデータメモリ30Aを有して、リモートコントロール装置200全体の動作を制御する。ここで、コントローラ30は、ユーザーがキーボード31を用いて入力される上述の指示メッセージや受信チャンネル指示メッセージなどの指示メッセージを所定の制御信号に変換して伝送信号処理回路32に出力する一方、伝送信号処理回路32からの指示メッセージに基づいてリモートコントロール装置200の動作を制御する。また、伝送信号処理回路32は、コントローラ30からの指示メッセージの制御信号に基づいてリモートコントロール信号を符号化して、例えばIEEE802.11などの規定に基づくディジタル伝送信号を生成して無線LAN送受信機33に出力する。無線LAN送受信機33は、上記規定に基づいて、上記無線LANリモートコントロール信号を含み入力されるディジタル伝送信号に対して、周波数変換や電力増幅などの処理を実行して無線LAN信号を発生して、アンテナ33Aからテレビジョン受信装置100に向けて送信する。
図2は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。ここで、図2は、特に、放送波チューナ回路11により受信された映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200において視聴するときの電力制御及び信号伝送制御処理である。
図2において、まず、ステップS1においてユーザーは電源スイッチSW1をオンし、ステップS2において省電力フラグを0にリセットする。ここで、省電力フラグが0であるとき非省電力状態を示し、省電力フラグが1であるとき省電力状態を示す。次いで、ステップS3において放送波チューナ回路11の電源をオンし、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオンし、さらに、ステップS4において自動省電力機能モードのオン又はオフを設定する。次いで、ステップS5において無線LANリモートコントロール信号を受信したか否かが判断され、YESとなるまでステップS5で待機し、YESとなったとき、ステップS6において自動省電力機能モードはオンされているか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS8に進む。
ステップS7において受信された無線LANリモートコントロール信号において映像音声送信指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS12に進む一方、NOのときはステップS9に進む。ステップS9において受信された無線LANリモートコントロール信号において電源オフ指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS10に進む一方、NOのときはステップS11に進む。ステップS10では、テレビジョン受信装置100全体の電源をオフにして当該制御処理を終了する。ステップS11では、その他の制御処理を実行した後、ステップS5に戻る。さらに、ステップS12では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を無線LANを介して送信し、ステップS13に進む。
ステップS8において、受信された無線LANリモートコントロール信号において、テレビジョン受信装置100の一部の回路又はデバイスを省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS9に進む。ステップS13では、省電力フラグが1であるか否かが判断され、NOのときはステップS14に進む一方、YESのときはステップS16に進む。ステップS14においてディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフして省電力し、ステップS15において省電力フラグを1にセットした後、ステップS18に進む。一方、ステップS16では、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオンした後、ステップS18に進む。ステップS18では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号をそれぞれ表示し出力するための指示メッセージを無線LANを介して送信し、ステップS5に戻る。
以上説明したように、図2の電力制御及び信号伝送制御処理において、受信された無線LANリモートコントロール信号において省電力移行指示メッセージを受信したとき(ステップS8でYES)、テレビジョン受信装置100が省電力状態でないとき(省電力フラグが0であるとき;ステップS13でNO)、上記リモートコントロール装置200からの省電力移行指示メッセージに従って、ステップS14でディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフして省電力することができる。また、自動省電力機能モードがオンされていて(ステップS6でYES)映像音声送信指示メッセージを受信したとき(ステップS7でYES)リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を送信するが(ステップS12)このとき、テレビジョン受信装置100本体では、視聴する必要がないので、ステップS14でディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源を自動的にオフして省電力することができる。
図3は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される、変形例に係る電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。ここで、図3は、特に、外部電子機器300から出力される映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200において視聴するときの電力制御及び信号伝送制御処理である。なお、図2及び図3の処理をスイッチSW11の切り換えに応じて選択的に実行するようにしてもよい。
図3のステップS21において、まず、ステップS1においてユーザーが電源スイッチSW1をオンし、このとき、ステップS22においてディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオンする。次いで、ステップS23で各外部電子機器300のリモートコントロールコードを登録する。なお、当該リモートコントロールコードの登録が一度登録すればデータメモリ20Aに格納されるのでそれ以降は、変更する場合を除きステップS23の処理を実行しなくてもいい。さらに、ステップS24で自動省電力機能モードのオン又はオフを設定し、ステップS25に進む。
ステップS25において無線LANリモートコントロール信号を受信したか否かが判断され、YESとなるまでステップS25の処理を実行し、YESとなったとき、ステップS26において受信された無線LANリモートコントロール信号において映像音声送信指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS30に進む一方、NOのときはステップS27に進む。ステップS27において受信された無線LANリモートコントロール信号において電源オフ指示メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS28においてテレビジョン受信装置100の電源をオフして当該制御処理を終了する一方、NOのときはステップS29に進む。ステップS29では、その他の制御処理を実行した後、ステップS25に戻る。
ステップS30では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を無線LANを介して送信し、ステップS31において自動省電力機能モードはオンされているか否かが判断され、YESのときはステップS32に進む一方、NOのときはステップS35に進む。ステップS32では、受信された無線LANリモートコントロール信号において外部電子機器切換メッセージを受信したか否かが判断され、YESのときはステップS33に進む一方、NOのときはステップS27に進む。ステップS33において外部電子機器切換メッセージにより選択された1つの外部電子機器300に切り換えるようにスイッチSW11を制御し、ステップS34では、切り換え前に電源がオンされていた外部電子機器300の電源をオフするための赤外線信号を送信する。また、放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフし、ステップS35に進む。さらに、ステップS35では、リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号をそれぞれ表示し出力するための指示メッセージを無線LANを介して送信し、ステップS25に戻る。
以上説明したように、図3の電力制御及び信号伝送制御処理によれば、リモートコントロール装置200からのリモートコントロール信号において映像音声送信指示メッセージを受信したときに(ステップS26でYES)リモートコントロール装置200に映像信号及び音声信号を送信するが(ステップS30)、このとき、自動省電力機能モードがオンであって(ステップS31でYES)でかつリモートコントロール装置200から外部電子機器切換指示メッセージを受信しているとき(ステップS32でYES)、ステップS33で外部電子機器切換メッセージにより選択された1つの外部電子機器300に切り換えるようにスイッチSW11を制御し、ステップS34で切り換え前に電源がオンされていた外部電子機器300の電源をオフするための赤外線信号を送信するとともに、放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源を自動的にオフすることにより省電力することができる。
図3のステップS34においては、放送波チューナ回路11並びにディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源をオフしているが、本発明はこれに限らず、放送波チューナ回路11の電源と、ディスプレイ14並びにスピーカ15A及び15Bの電源のうちの少なくとも一方をオフしてもよい。
以上説明したように、従来例において、テレビジョン受信装置100とそのリモートコントロール装置200との間で映像信号及び音声信号の無線伝送が行われ、別室での視聴といった離れた状態でリモートコントロール装置200による視聴環境を想定した場合、テレビジョン受信装置100本体の映像及び音声出力機能は不要であるにも拘らず常に出力されており、無駄な電力を消費していた。これに対して、本好ましい実施形態によれば、ユーザーが意図的にリモートコントロール装置200のキーボード31を用いて省電力化移行指示のための操作ボタンを押すことにより、あるいは、映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200に無線送信させるための操作ボタンを押すことにより、テレビジョン受信装置100において、手動もしくは自動的に省電力状態への遷移が行われ、不要な消費電力を容易に省くことができる。
また、従来例においては、複数の外部電子機器300をテレビジョン受信装置100に接続した場合、視聴している外部電子機器300以外の外部電子機器300については離れているため、その外部電子機器300の電源の状態はユーザーに分かりにくく、意識的に未使用の外部電子機器300の電源がオンのままであり、無駄な電力を消費していた。これに対して、本実施形態によれば、ユーザーがリモートコントロール装置200のキーボード31を用いて外部電子機器300を切り換えるための操作ボタンを押すことにより、選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号をリモートコントロール装置200において視聴可能とすると同時に、自動的に切り換え前に選択されていて電源がオン状態の外部電子機器300の電源を自動的にオフすることができ、これにより、外部電子機器300の電力を容易に省くことができる。
以上詳述したように、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力手段を備える。従って、上記テレビジョン受信装置の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
また、本発明に係る省電力制御装置及び方法によれば、テレビジョン受信装置とリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、外部電子機器の電源をオフする制御手段を備える。従って、上記外部電子機器の消費電力を容易にかつ自動的に省くことができる。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るテレビジョン受信装置100及びその周辺装置を含むテレビジョン受信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。 図3は、図1のテレビジョン受信装置100の装置コントローラ20により実行される、変形例に係る電力制御及び信号伝送制御処理を示すフローチャートである。

Claims (24)

  1. 受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
    上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置において、
    上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力手段を備えたことを特徴とする省電力制御装置。
  2. 上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることにより省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージであることを特徴とする請求項1記載の省電力制御装置。
  3. 上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであることを特徴とする請求項1記載の省電力制御装置。
  4. 上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであり、
    上記省電力手段は、上記リモートコントロール装置からの上記指示信号を受信し、かつ上記テレビジョン受信装置において自動省電力機能モードが設定されているとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする請求項1記載の省電力制御装置。
  5. 上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、上記映像信号の映像を表示する表示手段と、上記音声信号の音声を出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の省電力制御装置。
  6. 受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
    上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御方法において、
    上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフする省電力ステップを含むことを特徴とする省電力制御方法。
  7. 上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることにより省電力状態に移行することを指示する省電力移行指示メッセージであることを特徴とする請求項6記載の省電力制御方法。
  8. 上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであることを特徴とする請求項6記載の省電力制御方法。
  9. 上記指示信号は、上記テレビジョン受信装置から上記リモートコントロール装置に対して上記映像信号及び音声信号を無線送信することを指示する映像音声送信指示メッセージであり、
    上記省電力ステップは、上記リモートコントロール装置からの上記指示信号を受信し、かつ上記テレビジョン受信装置において自動省電力機能モードが設定されているとき、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする請求項6記載の省電力制御方法。
  10. 上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、上記映像信号の映像を表示する表示手段と、上記音声信号の音声を出力する音声出力手段とを含むことを特徴とする請求項6乃至9のうちのいずれか1つに記載の省電力制御方法。
  11. 外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
    上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御装置であって、
    上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記外部電子機器の電源をオフするように制御する制御手段を備えたことを特徴とする省電力制御装置。
  12. 上記テレビジョン受信装置は、複数の外部電子機器からの映像信号及び音声信号を選択的に切り換えて出力する切換手段をさらに備え、
    上記制御手段は、上記リモートコントロール装置から複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換える外部電子機器切換指示メッセージを含む指示信号を受信したとき、複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換えるように上記切換手段を制御し、上記切り換え前に選択されていた外部電子機器の電源をオフにするように制御することを特徴とする請求項11記載の省電力制御装置。
  13. 上記制御手段は、上記選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号を上記リモートコントロール装置に無線送信することを特徴とする請求項12記載の省電力制御装置。
  14. 上記制御手段は、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする請求項13記載の省電力制御装置。
  15. 上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、
    (1)上記テレビジョン受信装置の放送波を受信する受信手段と、
    (2)上記映像信号の映像を表示する表示手段、及び上記音声信号の音声を出力する音声出力手段と
    のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項14記載の省電力制御装置。
  16. 外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
    上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムのための省電力制御方法であって、
    上記リモートコントロール装置からの所定の指示信号を受信したとき、上記外部電子機器の電源をオフするように制御する制御ステップを含むことを特徴とする省電力制御方法。
  17. 上記テレビジョン受信装置は、複数の外部電子機器からの映像信号及び音声信号を選択的に切り換えて出力する切換手段をさらに備え、
    上記制御ステップは、上記リモートコントロール装置から複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換える外部電子機器切換指示メッセージを含む指示信号を受信したとき、複数の外部電子機器のうちの1つに選択的に切り換えるように上記切換手段を制御し、上記切り換え前に選択されていた外部電子機器の電源をオフにするように制御することを特徴とする請求項16記載の省電力制御方法。
  18. 上記制御ステップは、上記選択された外部電子機器からの映像信号及び音声信号を上記リモートコントロール装置に無線送信することを特徴とする請求項17記載の省電力制御方法。
  19. 上記制御ステップは、上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段の電源をオフすることを特徴とする請求項18記載の省電力制御方法。
  20. 上記テレビジョン受信装置の少なくとも一部の手段は、
    (1)上記テレビジョン受信装置の放送波を受信する受信手段と、
    (2)上記映像信号の映像を表示する表示手段、及び上記音声信号の音声を出力する音声出力手段と
    のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項19記載の省電力制御方法。
  21. 受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置において、
    請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の省電力制御装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受信装置。
  22. 受信された放送波の映像信号及び音声信号と、外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号とのうちの一方を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
    上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムにおいて、
    請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の省電力制御装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受信システム。
  23. 外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置において、
    請求項11乃至15のうちのいずれか1つに記載の省電力制御装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受信装置。
  24. 外部電子機器から入力された映像信号及び音声信号を出力し、上記映像信号及び音声信号を無線送信するテレビジョン受信装置と、
    上記テレビジョン受信装置の動作を制御し、上記テレビジョン受信装置を介して上記外部電子機器の動作を制御し、上記無線送信された映像信号及び音声信号を受信して出力するリモートコントロール装置とを備えたテレビジョン受信システムにおいて、
    請求項11乃至15のうちのいずれか1つに記載の省電力制御装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受信システム。
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