JPWO2003034621A1 - 制御局装置、基地局装置及び光伝送方法 - Google Patents
制御局装置、基地局装置及び光伝送方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2003034621A1 JPWO2003034621A1 JP2003521677A JP2003521677A JPWO2003034621A1 JP WO2003034621 A1 JPWO2003034621 A1 JP WO2003034621A1 JP 2003521677 A JP2003521677 A JP 2003521677A JP 2003521677 A JP2003521677 A JP 2003521677A JP WO2003034621 A1 JPWO2003034621 A1 JP WO2003034621A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- frequency
- station apparatus
- transmission
- signals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 182
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 78
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 61
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 claims abstract description 17
- 239000000969 carrier Substances 0.000 claims description 20
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 18
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000003321 amplification Effects 0.000 abstract description 11
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 abstract description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 21
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 14
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 230000005577 local transmission Effects 0.000 description 5
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 description 1
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/29—Repeaters
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/25—Arrangements specific to fibre transmission
- H04B10/2575—Radio-over-fibre, e.g. radio frequency signal modulated onto an optical carrier
- H04B10/25752—Optical arrangements for wireless networks
- H04B10/25753—Distribution optical network, e.g. between a base station and a plurality of remote units
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/155—Ground-based stations
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/08—Access point devices
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/08—Access point devices
- H04W88/085—Access point devices with remote components
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
周波数変換部104a〜104nは、変調された送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を中間周波数に変換し、フィルター部105a〜105nは、周波数変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰し、E/O部106a〜106nは、送信信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置150のO/E部151a〜151nに出力する。O/E部151a〜151nは、光信号を電気信号に変換し、フィルター部152a〜152nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰し、周波数変換部154a〜154nは、送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を無線周波数に変換し、周波数変換後の送信信号をそれぞれ増幅部155a〜155nに出力する。
Description
技術分野
本発明は、制御局装置、基地局装置及び光伝送方法に関する。
背景技術
従来、無線基地局装置をアンテナと離れた位置に設置する場合、同軸ケーブル等を用いて無線基地局とアンテナ接続することがある。この場合、同軸ケーブルを介して信号を伝送する間に電力損失が発生する。特に信号の電力が大きいほど電力損失が大きくなり、また無線基地局装置は、電力損失を考慮した信号出力を得るために消費電力が大きくなる問題があった。
そこで、無線基地局装置からアンテナまでの伝送路を光ファイバとし、送信する信号を電気信号から光信号に変換し、アンテナ近傍において光信号から電気信号に変換する回路を備え、さらに増幅する回路をアンテナ近傍に備えることにより無線基地局装置からアンテナに信号を伝送する間の電力損失及び無線基地局装置の消費電力増大を押さえることができる。
しかしながら、従来の装置においては、光信号を用いて伝送した後、光信号を電信号に変換して電力増幅を行うときに不要な周波数領域の信号を増幅するという問題がある。
発明の開示
本発明の目的は、無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することのできる制御局装置、基地局装置及び光伝送方法を提供することである。
この目的は、送信信号を中間周波数に変換した後に光信号に変換して光伝送し、この光信号を電気信号に変換した後、所望の周波数領域の信号以外を除去する処理を行った後に無線周波数の信号に変換することにより達成される。
発明を実施するための最良の形態
本発明者は、光伝送する信号の周波数を無線周波数より所望帯域外の不要波成分を除去しやすい周波数の信号として伝送することを見いだし、本発明をするに至った。
すなわち、本発明の骨子は、送信信号を中間周波数に変換した後に光信号に変換して光伝送し、この光信号を電気信号に変換した後、所望の周波数領域の信号以外を除去する処理を行った後に無線周波数の信号に変換することである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。図1の制御局装置100は、n個の符号化部(COD)101a〜101nと、n個の変調部(MOD)102a〜102nと、局部発信部(OSC)103と、n個の周波数変換部(f−CONV)104a〜104nと、n個のフィルター部(FLT)105a〜105nと、n個のE/O部(E/O)106a〜106nと、送信電力制御部(PWC)111と、E/O部(E/O)112と、n個のO/E部(O/E)121a〜121nと、n個のフィルター部(FLT)122a〜122nと、局部発信部(OSC)123と、n個の周波数変換部(f−CONV)124a〜124nと、n個の復調部(DEMOD)125a〜125nと、n個の復号化部(DECOD)126a〜126nとから主に構成される。
また、基地局装置150は、n個のO/E部(O/E)151a〜151nと、n個のフィルター部(FLT)152a〜152nと、局部発信部(OSC)153と、n個の周波数変換部(f−CONV)154a〜154nと、n個の増幅部(AMP)155a〜155nと、n個の共用器(COM)156a〜156nと、n個のアンテナ157a〜157nと、O/E部(O/E)161と、送信電力制御部(PWC)162と、n個の増幅部(AMP)171a〜171nと、局部発信部(OSC)172と、n個の周波数変換部(f−CONV)173a〜173nと、n個のフィルター部(FLT)174a〜174nと、n個のE/O部(E/O)175a〜175nとから主に構成される。
最初に、制御局装置100から基地局装置150に送信信号を伝送する部分について説明する。図1において、符号化部101a〜101nは、送信信号を符号化してそれぞれ変調部102a〜102nに出力する。変調部102a〜102nは、符号化された送信信号を変調してそれぞれ周波数変換部104a〜104nに出力する。
局部発信部103は、中間周波数のローカル信号を発生して周波数変換部104a〜104nに出力する。周波数変換部104a〜104nは、変調された送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を中間周波数に変換し、周波数変換後の送信信号をそれぞれフィルター部105a〜105nに出力する。
フィルター部105a〜105nは、周波数変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰してE/O部106a〜106nに出力する。E/O部106a〜106nは、フィルター部105a〜105nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置150のO/E部151a〜151nに出力する。
送信電力制御部111は、各送信信号の送信電力の情報を含む制御情報信号をE/O部112に出力する。E/O部112は、制御情報信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置150のO/E部161に出力する。
O/E部151a〜151nは、E/O部106a〜106nから出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部152a〜152nに出力する。フィルター部152a〜152nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部154a〜154nに出力する。
局部発信部153は、無線周波数と中間周波数の差の周波数のローカル信号を発生して周波数変換部154a〜154nに出力する。周波数変換部154a〜154nは、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を無線周波数に変換し、周波数変換後の送信信号をそれぞれ増幅部155a〜155nに出力する。
増幅部155a〜155nは、無線周波数に変換された送信信号を送信電力制御部162が指示する送信電力値に増幅して共用器156a〜156nに出力する。共用器156a〜156nは、増幅部155a〜155nから出力された送信信号をアンテナ157a〜157nに出力する。アンテナ157a〜157nは、共用器156a〜156nから出力された送信信号を無線信号として送信する。
O/E部161は、E/O部112から出力された制御情報信号を光信号から電気信号に変換して送信電力制御部162に出力する。送信電力制御部162は、制御情報信号に従って各送信信号の送信電力値を増幅部155a〜155nに出力する。
次に、本実施の形態に係る制御局装置及び基地局装置の動作について説明する。まず、制御局装置100から基地局装置150に送信信号を伝送する動作について説明する。
制御局装置100側では、送信信号は、符号化部101a〜101nにおいて符号化され、変調部102a〜102nにおいて変調され、周波数変換部104a〜104nにおいて中間周波数に周波数変換され、フィルター部105a〜105nにおいて所望の信号領域以外の周波数領域を減衰され、E/O部106a〜106nにおいて電気信号から光信号に変換されて、基地局装置150に出力される。
そして、基地局装置150側では、送信信号は、O/E部151a〜151nにおいて光信号から電気信号に変換される。電気信号に変換された送信信号には、さまざまなノイズが付加される。
例えば、ノイズには、LD(Laser Diode)等の発光素子及び光伝送の経路上で発生する雑音、O/E部151a〜151n内で光信号を受光する受光素子において発生するショット雑音、O/E部151a〜151n内で電気信号に変換された信号をアンプ(例えばプリアンプ)において発生する熱雑音等がある。
上記これらのノイズを含む送信信号を無線周波数に変換して無線信号として送信する場合、所望の周波数領域より外の周波数領域にも漏洩した無線信号が発生する。
例えば、IMT−2000の規格を策定する3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、伝送する信号の標準変調帯域幅は、3.84MHzとし、伝送信号の中間周波数から5MHz離れた周波数を中心とする不要波の信号レベルが伝送する信号のレベルより45dB以下であること、また伝送信号の中間周波数から10MHz離れた周波数を中心とする不要波の信号レベルが伝送する信号のレベルより50dB以下であることを規定している。しかしながら、送信する信号は、上記ノイズ等により規定を満たしていないことがある。
そこで、送信信号を中間周波数に変換し、中間周波数で不要な周波数成分を取り除く。図2は、送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。図2では、所望の信号201の中心周波数fから離れた領域に雑音成分202及び203が存在する。通信装置は、フィルターを用いて不要な周波数成分を十分に減衰する。
ここで、無線周波数において所望の信号領域以外の周波数領域を減衰するフィルターを用いる場合、フィルターは、中心周波数から離れた周波数領域の信号に対して所定の量を減衰する特性が要求される。図3は、無線周波数で用いるフィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。
図3において、分布301は、図2に示す送信信号を減衰特性302のフィルターを用いて雑音成分を除去した送信信号の電力の周波数分布である。
図2に示すように、フィルターの減衰特性302が、中心周波数から離れた周波数領域に対して減衰量が十分ではない。雑音成分303及び304は、図2の雑音成分202及び203がフィルターにより減衰された雑音成分の分布である。
そこで、送信信号の周波数を一度中間周波数に変換し、中間周波数の送信号にフィルターを適用して雑音成分を除去する。この中間周波数は、無線周波数よりも低い周波数に設定できる。そして、中間周波数におけるフィルターは、無線周波数におけるフィルターよりも通過領域の周波数と対象となる信号の中心周波数との比を大きくすることができ、十分に不要波を分離除去することができる。図4は、フィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。図4のフィルターは、中間周波数用のフィルターである。図4において、フィルターの減衰特性401は、中間周波数fから所定の周波数分はなれた領域から急峻な減衰特性を持つことができる。そして、信号402を減衰せずに雑音成分403及び404を十分に減衰することができる。
このように、所望の信号領域以外の周波数領域を減衰するフィルターを用いることにより、自装置の他キャリアを含む不要波を減衰することができる。図5及び図6は、複数のキャリアの送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。図5は、図3に示す特性のフィルターを通した後の信号を無線周波数で複数のキャリアに配置した例である。信号451、452、及び453は、所望の信号領域456、457、458以外の周波数領域でも信号レベルが高く、お互いの信号が雑音として影響し、信号対雑音比が悪化する。
図6は、図4に示す特性のフィルターを通した後の信号を無線周波数で複数のキャリアに配置した例である。信号461、462、及び463は、所望の信号領域466、467、468以外の周波数領域の信号レベルが低く、お互いの信号は、雑音としての影響が少なく、信号対雑音比が良い。
このように、制御局装置100及び基地局装置150は、自装置の他キャリアを含む不要波を減衰するフィルターを用いる。
上記に示すように、送信信号は、フィルター部152a〜152nにおいて雑音成分を除去した後、周波数変換部154a〜154nにおいて無線周波数に変換される。そして、増幅部155a〜155nにおいて信号レベル(例えば送信電力値)が増幅される。
一方、光伝送は、電気信号による伝送よりダイナミックレンジが狭いという特徴がある。光伝送では、ダイナミックレンジの上限値が低く、信号レベルの高い信号では、信号レベルが飽和してしまい、電気信号の強弱を十分に表現できないことがある。また、逆にダイナミックレンジの上限値と信号レベルの上限値をあわせると、微弱な信号はノイズに埋もれてしまう可能性がある。
そこで、制御局装置100の送信電力制御部111から基地局装置150の送信電力制御部162に各送信信号の送信電力の情報を出力して増幅部155a〜155nに増幅する送信電力値を指示する。そして、基地局装置150において光信号から電気信号に変換した後の送信信号を増幅する時に、増幅量を送信電力制御部162から出力される送信電力値に基づいて決定することにより、光伝送におけるダイナミックレンジの狭い特性を補うことができる。そして、送信信号はアンテナ157a〜157nを介して無線信号として送信される。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において、送信信号の周波数を中間周波数に変換した後、送信信号を電光変換して基地局装置に送信し、基地局装置において、送信信号を光電変換し、光電変換後の中間周波数の送信信号にフィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、送信信号を無線周波数に周波数変換することにより、良好な雑音除去特性をもつフィルターを用いることができ、無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することができる。
次に、基地局装置150から制御局装置100に受信信号を伝送する部分について説明する。
図1において、アンテナ157a〜157nは、無線信号を受信して受信信号として共用器156a〜156nに出力する。共用器156a〜156nは、アンテナ157a〜157nから出力された受信信号を増幅部171a〜171nに出力する。増幅部171a〜171nは、共用器156a〜156nから出力された受信信号を増幅して周波数変換部173a〜173nに出力する。
局部発信部172は、無線周波数と中間周波数の差の周波数のローカル信号を発生して周波数変換部173a〜173nに出力する。周波数変換部173a〜173nは、増幅部171a〜171nから出力された受信信号にローカル信号を乗算して受信信号の周波数を中間周波数に変換し、周波数変換後の受信信号をそれぞれフィルター部174a〜174nに出力する。
フィルター部174a〜174nは、周波数変換後の受信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰してE/O部175a〜175nに出力する。E/O部175a〜175nは、フィルター部174a〜174nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して制御局装置100のO/E部121a〜121nに出力する。
O/E部121a〜121nは、E/O部175a〜175nから出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部122a〜122nに出力する。フィルター部122a〜122nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部124a〜124nに出力する。
局部発信部123は、中間周波数のローカル信号を発生して周波数変換部124a〜124nに出力する。周波数変換部124a〜124nは、フィルター部122a〜122nから出力された受信信号にローカル信号を乗算し、受信信号を復調部125a〜125nの復調可能な周波数に変換して復調部125a〜125nに出力する。
復調部125a〜125nは、周波数変換部124a〜124nから出力された受信信号を復調して復号化部126a〜126nに出力する。復号化部126a〜126nは、復調部125a〜125nから出力された受信信号を復号する。
基地局装置150から制御局装置100に受信信号を伝送する場合、フィルター部122a〜122nにおいて中間周波数のフィルターを用いることがでる。制御局装置100から基地局装置150に送信信号を伝送する場合と同様に、中間周波数でフィルターを用いて雑音成分を除去した送信信号は、無線周波数でフィルターを用いる場合に比べて、通過領域の周波数と対象となる信号の中心周波数との比を大きくすることができ、十分に不要波を分離除去することができる。
このように、本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、基地局装置において、無線周波数の受信信号の周波数を中間周波数に変換した後、受信信号を電光変換して制御局装置に送信し、制御局装置において、受信信号を光電変換し、光電変換後の中間周波数の受信信号にフィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、受信信号をベースバンド信号に変換することにより、良好な雑音除去特性をもつフィルターを用いて無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することができ、良好な受信信号を得ることができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図7の制御局装置500は、多重部(DUP)501と、E/O部(E/O)502と、O/E部(O/E)503と、分離部(SEP)504とを具備し、中間周波数に変換した送信信号を周波数単位で分割して多重した後、電光変換して基地局装置550に送信する点と、基地局装置550から送信された光信号を光電変換した後、周波数多重された信号を中間周波数で分離する点が図1の制御局装置と異なる。
また、図7の基地局装置は、O/E部(O/E)551と、分離部(SEP)552と、多重部(DUP)553と、E/O部(E/O)554とを具備し、制御局装置500から送信された光信号を光電変換した後、周波数多重された信号を中間周波数で分離する点と、中間周波数に変換した受信信号を周波数単位で分割して多重した後、電光変換して制御局装置500に送信する点が図1の基地局装置と異なる。
フィルター部105a〜105nは、周波数変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して多重部501に出力する。
多重部501は、フィルター部105a〜105nから出力された中間周波数の送信信号を周波数別に多重化し、E/O部502に出力する。E/O部502は、多重部501から出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置550のO/E部551に出力する。
O/E部551は、E/O部502から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号を分離部552に出力する。分離部552は、電気信号に変換後の送信信号に対して所定の周波数領域の単位で信号を分離して抽出し、抽出した送信信号をフィルター部152a〜152nに出力する。
フィルター部152a〜152nは、分離部552において周波数領域単位で分離された送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部154a〜154nに出力する。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において、送信信号の周波数を中間周波数に変換し、フィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、中間周波数に変換した送信信号を周波数領域で分割して多重化した後、光信号に変換して基地局装置に送信し、基地局装置において、光信号を電気信号に変換した後、周波数領域単位で分離した後、無線周波数に周波数変換することにより、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができる。
次に、基地局装置550から制御局装置500に受信信号を伝送する部分について説明する。
図7において、フィルター部174a〜174nは、周波数変換後の受信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して多重部553に出力する。多重部553は、フィルター部174a〜174nから出力された中間周波数の受信信号を周波数別に多重化し、E/O部554に出力する。E/O部554は、多重部553から出力された受信信号を電気信号から光信号に変換して制御局装置500のO/E部503に出力する。
O/E部503は、E/O部554から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた受信信号を分離部504に出力する。分離部504は、電気信号に変換後の受信信号に対して所定の周波数領域の単位で信号を分離して抽出し、抽出した送信信号をフィルター部122a〜122nに出力する。
フィルター部122a〜122nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部124a〜124nに出力する。
次に、中間周波数の設定について説明する。図8は、本実施の形態の制御局装置及び基地局装置の間で伝送する信号の周波数分布の一例を示す図である。図8において、縦軸は信号レベルを示し、横軸は周波数を示す。
局部発信部103は、周波数変換部104a〜104nにそれぞれ異なる周波数のローカル信号を出力する。周波数変換部104a〜104nは、局部発信部103から出力されたローカル信号と送信信号を合成し、送信信号をそれぞれ異なる中間周波数に変換する。ここで、送信信号の中間周波数は、基準信号周波数の整数倍毎に設定される。例えば、基準信号周波数をΔfsとした場合、送信信号は、Δfsを整数倍したΔf毎に設定する。
上記説明に示す中間周波数に変換して信号を多重化することにより、他の周波数の信号に与える三次歪みやCTBの影響を低減することができる。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、基地局装置において、受信信号の周波数を中間周波数に変換し、フィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、中間周波数に変換した受信信号を周波数領域で分割して多重化した後、光信号に変換して制御局装置に送信し、制御局装置において、光信号を電気信号に変換した後、周波数領域単位で分離した後、無線周波数に周波数変換することにより、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図9の制御局装置600は、多重部(DUP)601と、分離部(SEP)602とを具備し、中間周波数に変換した送信信号を電光変換して波長単位で分割して多重して基地局装置650に送信する点と、基地局装置650から送信された光信号を波長単位で分離した後、電光変換する点が図1の制御局装置と異なる。
また、図9の基地局装置は、分離部(SEP)651と、多重部(DUP)652とを具備し、制御局装置600から送信された光信号を波長単位で分離した後電光変換する点と、中間周波数に変換した受信信号を電光変換して波長単位で分割して多重して制御局装置600に送信する点が図1の基地局装置と異なる。
E/O部106a〜106nは、フィルター部105a〜105nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して多重部601に出力する。多重部601は、光信号に変換された送信信号を波長多重して基地局装置650の分離部651に出力する。
分離部651は、多重部601から出力された送信信号を制御局装置600において多重される前の波長単位で分離し、分離した送信信号をO/E部151a〜151nにそれぞれ出力する。O/E部151a〜151nは、分離部651から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部152a〜152nに出力する。
同様に、基地局装置650は、中間周波数に変換した受信信号を電光変換した後、波長多重して制御局装置600に出力する。
E/O部175a〜175nは、フィルター部174a〜174nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して多重部652に出力する。多重部652は、光信号に変換された送信信号を波長多重して制御局装置600の分離部602に出力する。
制御局装置600において、分離部602は、多重部652から出力された受信信号を基地局装置650において多重される前の波長単位で分離し、分離した受信信号をO/E部121a〜121nにそれぞれ出力する。O/E部121a〜121nは、分離部602から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部122a〜122nに出力する。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において送信信号を中間周波数に変換し、電光変換した複数の送信信号を波長多重して基地局装置に送信し、基地局装置において、波長単位で分離した後、光電変換し、無線周波数に周波数変換することにより、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図10の制御局装置700は、指向性制御部(BMC)701と、位相制御部(PHC)702a〜702nとを具備し、一つの信号を複数のアンテナから位相差をつけて送信し、送信する信号の指向性を形成する点が図1の制御局装置と異なる。
指向性制御部701は、送信信号を送信する場合に生成する指向性の指示情報を受け付け、この指示からアンテナ157a〜157nから送信する信号の位相を位相制御部702a〜702nに指示する。
位相制御部702a〜702nは、指向性制御部701からの指示に従い、送信信号に位相差をつけて符号化部101a〜101nに出力する。例えば、位相制御部702a〜702nは、送信信号を遅延させて位相差をつける。
送信信号は、符号化部101a〜101n、変調部102a〜102n、周波数変換部104a〜104n、フィルター部105a〜105n、E/O部106a〜106n、O/E部151a〜151n、フィルター部152a〜152n、周波数変換部154a〜154n、増幅部155a〜155n、及び共用器156a〜156nを介してアンテナ157a〜157nから送信される。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において送信信号に位相差をつけて複数のアンテナから送信することにより指向性を形成して信号を送信することができる。
なお、本実施の形態では、各送信信号を異なる光ファイバで制御局装置から基地局装置に伝送しているが実施の形態2または実施の形態3と同様に信号を多重化して伝送してもよい。
この場合、本実施の形態の制御局装置及び基地局装置は、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができ、また、同じ光ファイバを用いて送信信号を伝送することにより、伝送経路の違いによる位相差の発生(スキュー)を抑制することができる。
また、送信信号は位相差をつければよく、位相差をつける処理を行う位相制御部の配置は特に限定されない。位相差をつける処理を行う位相制御部の配置は、基地局装置側でもよい。また、光信号を伝送している部分において位相差を付けることもできる。この場合、光ファイバの長さを伝送路毎に異なる長さとすることにより位相差をつけることができる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
複数の中間周波数の送信信号を同一の光伝送路で伝送する場合、各中間周波数米に不要波成分を除去した信号を多重化して送信する。光伝送で使用するキャリア数が伝送可能な最大キャリア数に満たない場合、信号を伝送していない伝送路に対応するフィルターからはノイズ及び歪みの不要波成分が出力される可能性がある。
例えば、現時点ではW−CDMAでは、トラフィックの必要量等から4キャリア分ある帯域のうち2キャリアのみでサービスを行うことがあり、伝送に使用していないキャリアのフィルターからノイズ及び歪みの不要波成分が出力されて電波法等の仕様を守れない可能性がある。
図11の基地局装置850は、信号検出部(DET)801a〜801nと、信号遮断部(SW)802a〜802nとを具備し、信号を伝送していない伝送路のフィルターの出力を遮断して、ノイズ及び歪みの不要波成分が出力されるのを防ぐ点が図1の基地局装置と異なる。
図11において、フィルター部152a〜152nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して信号検出部801a〜801nと信号遮断部802a〜802nに出力する。信号検出部801a〜801nは、フィルター部152a〜152nから送信信号が出力されているか否か判定し、信号の検出結果を信号遮断部802a〜802nに出力する。
信号遮断部802a〜802nは、信号検出部801a〜801nから出力された結果から信号が検出された場合、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号を周波数変換部154a〜154nに出力する。また、信号検出部801a〜801nから出力された結果から信号が検出されなかった場合、信号遮断部802a〜802nは、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号を周波数変換部154a〜154nに出力しない。
周波数変換部154a〜154nは、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を無線周波数に変換し、周波数変換後の送信信号をそれぞれ増幅部155a〜155nに出力する。
このように本実施の形態の基地局装置によれば、信号を伝送していない伝送路のフィルターの出力を遮断して、ノイズ及び歪みの不要波成分が出力されるのを防ぐことにより、無線信号に対して所望帯域外の不要波成分の増加を防ぐことができる。
なお、本発明の信号伝送装置は、送信信号を無線周波数に変換する直前でフィルターを用いて不要波成分あるが、中間周波数の信号にフィルターを用いて所望の信号以外を取り除くのであればよく、フィルターの配置は、中間周波数の信号を処理する配置であれば特に限定されない。
また、無線周波数の出力については特に限定されず、それぞれの送信信号を異なるアンテナより出力することに限定されず、複数の無線周波数の送信信号を多重化して一つのアンテナから出力することもできる。たとえば、送信信号の多重化は、無線周波数において行ってもよいし、中間周波数で多重化した後、無線周波数に変換してもよい。
また、中間周波数の変換において、ローカル信号の周波数を中間周波数より高い周波数として、送信信号とローカル信号を合成することによりローカル信号の多重反射ひずみ及びノイズの影響を減少させることもできる。
以上の説明から明らかなように、本発明の制御局装置、基地局装置及び光伝送方法によれば、送信信号を中間周波数に変換した後に光信号に変換して光伝送し、この光信号を電気信号に変換した後、所望の周波数領域の信号以外を除去する処理を行った後に無線周波数の信号に変換することにより、無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することができる。
本明細書は、2001年9月17日出願の特願2001−282321に基づくものである。この内容をここに含めておく。
産業上の利用可能性
本発明は、CDMA通信方式を用いた基地局装置及び制御局装置に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、
図2は、送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図3は、無線周波数で用いるフィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図4は、フィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図5は、複数のキャリアの送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図6は、複数のキャリアの送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図7は、本発明の実施の形態2に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、
図8は、上記実施の形態の制御局装置及び基地局装置の間で伝送する信号の周波数分布の一例を示す図、
図9は、本発明の実施の形態3に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、
図10は、本発明の実施の形態4に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、及び、
図11は、本発明の実施の形態5に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。
本発明は、制御局装置、基地局装置及び光伝送方法に関する。
背景技術
従来、無線基地局装置をアンテナと離れた位置に設置する場合、同軸ケーブル等を用いて無線基地局とアンテナ接続することがある。この場合、同軸ケーブルを介して信号を伝送する間に電力損失が発生する。特に信号の電力が大きいほど電力損失が大きくなり、また無線基地局装置は、電力損失を考慮した信号出力を得るために消費電力が大きくなる問題があった。
そこで、無線基地局装置からアンテナまでの伝送路を光ファイバとし、送信する信号を電気信号から光信号に変換し、アンテナ近傍において光信号から電気信号に変換する回路を備え、さらに増幅する回路をアンテナ近傍に備えることにより無線基地局装置からアンテナに信号を伝送する間の電力損失及び無線基地局装置の消費電力増大を押さえることができる。
しかしながら、従来の装置においては、光信号を用いて伝送した後、光信号を電信号に変換して電力増幅を行うときに不要な周波数領域の信号を増幅するという問題がある。
発明の開示
本発明の目的は、無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することのできる制御局装置、基地局装置及び光伝送方法を提供することである。
この目的は、送信信号を中間周波数に変換した後に光信号に変換して光伝送し、この光信号を電気信号に変換した後、所望の周波数領域の信号以外を除去する処理を行った後に無線周波数の信号に変換することにより達成される。
発明を実施するための最良の形態
本発明者は、光伝送する信号の周波数を無線周波数より所望帯域外の不要波成分を除去しやすい周波数の信号として伝送することを見いだし、本発明をするに至った。
すなわち、本発明の骨子は、送信信号を中間周波数に変換した後に光信号に変換して光伝送し、この光信号を電気信号に変換した後、所望の周波数領域の信号以外を除去する処理を行った後に無線周波数の信号に変換することである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。図1の制御局装置100は、n個の符号化部(COD)101a〜101nと、n個の変調部(MOD)102a〜102nと、局部発信部(OSC)103と、n個の周波数変換部(f−CONV)104a〜104nと、n個のフィルター部(FLT)105a〜105nと、n個のE/O部(E/O)106a〜106nと、送信電力制御部(PWC)111と、E/O部(E/O)112と、n個のO/E部(O/E)121a〜121nと、n個のフィルター部(FLT)122a〜122nと、局部発信部(OSC)123と、n個の周波数変換部(f−CONV)124a〜124nと、n個の復調部(DEMOD)125a〜125nと、n個の復号化部(DECOD)126a〜126nとから主に構成される。
また、基地局装置150は、n個のO/E部(O/E)151a〜151nと、n個のフィルター部(FLT)152a〜152nと、局部発信部(OSC)153と、n個の周波数変換部(f−CONV)154a〜154nと、n個の増幅部(AMP)155a〜155nと、n個の共用器(COM)156a〜156nと、n個のアンテナ157a〜157nと、O/E部(O/E)161と、送信電力制御部(PWC)162と、n個の増幅部(AMP)171a〜171nと、局部発信部(OSC)172と、n個の周波数変換部(f−CONV)173a〜173nと、n個のフィルター部(FLT)174a〜174nと、n個のE/O部(E/O)175a〜175nとから主に構成される。
最初に、制御局装置100から基地局装置150に送信信号を伝送する部分について説明する。図1において、符号化部101a〜101nは、送信信号を符号化してそれぞれ変調部102a〜102nに出力する。変調部102a〜102nは、符号化された送信信号を変調してそれぞれ周波数変換部104a〜104nに出力する。
局部発信部103は、中間周波数のローカル信号を発生して周波数変換部104a〜104nに出力する。周波数変換部104a〜104nは、変調された送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を中間周波数に変換し、周波数変換後の送信信号をそれぞれフィルター部105a〜105nに出力する。
フィルター部105a〜105nは、周波数変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰してE/O部106a〜106nに出力する。E/O部106a〜106nは、フィルター部105a〜105nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置150のO/E部151a〜151nに出力する。
送信電力制御部111は、各送信信号の送信電力の情報を含む制御情報信号をE/O部112に出力する。E/O部112は、制御情報信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置150のO/E部161に出力する。
O/E部151a〜151nは、E/O部106a〜106nから出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部152a〜152nに出力する。フィルター部152a〜152nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部154a〜154nに出力する。
局部発信部153は、無線周波数と中間周波数の差の周波数のローカル信号を発生して周波数変換部154a〜154nに出力する。周波数変換部154a〜154nは、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を無線周波数に変換し、周波数変換後の送信信号をそれぞれ増幅部155a〜155nに出力する。
増幅部155a〜155nは、無線周波数に変換された送信信号を送信電力制御部162が指示する送信電力値に増幅して共用器156a〜156nに出力する。共用器156a〜156nは、増幅部155a〜155nから出力された送信信号をアンテナ157a〜157nに出力する。アンテナ157a〜157nは、共用器156a〜156nから出力された送信信号を無線信号として送信する。
O/E部161は、E/O部112から出力された制御情報信号を光信号から電気信号に変換して送信電力制御部162に出力する。送信電力制御部162は、制御情報信号に従って各送信信号の送信電力値を増幅部155a〜155nに出力する。
次に、本実施の形態に係る制御局装置及び基地局装置の動作について説明する。まず、制御局装置100から基地局装置150に送信信号を伝送する動作について説明する。
制御局装置100側では、送信信号は、符号化部101a〜101nにおいて符号化され、変調部102a〜102nにおいて変調され、周波数変換部104a〜104nにおいて中間周波数に周波数変換され、フィルター部105a〜105nにおいて所望の信号領域以外の周波数領域を減衰され、E/O部106a〜106nにおいて電気信号から光信号に変換されて、基地局装置150に出力される。
そして、基地局装置150側では、送信信号は、O/E部151a〜151nにおいて光信号から電気信号に変換される。電気信号に変換された送信信号には、さまざまなノイズが付加される。
例えば、ノイズには、LD(Laser Diode)等の発光素子及び光伝送の経路上で発生する雑音、O/E部151a〜151n内で光信号を受光する受光素子において発生するショット雑音、O/E部151a〜151n内で電気信号に変換された信号をアンプ(例えばプリアンプ)において発生する熱雑音等がある。
上記これらのノイズを含む送信信号を無線周波数に変換して無線信号として送信する場合、所望の周波数領域より外の周波数領域にも漏洩した無線信号が発生する。
例えば、IMT−2000の規格を策定する3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、伝送する信号の標準変調帯域幅は、3.84MHzとし、伝送信号の中間周波数から5MHz離れた周波数を中心とする不要波の信号レベルが伝送する信号のレベルより45dB以下であること、また伝送信号の中間周波数から10MHz離れた周波数を中心とする不要波の信号レベルが伝送する信号のレベルより50dB以下であることを規定している。しかしながら、送信する信号は、上記ノイズ等により規定を満たしていないことがある。
そこで、送信信号を中間周波数に変換し、中間周波数で不要な周波数成分を取り除く。図2は、送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。図2では、所望の信号201の中心周波数fから離れた領域に雑音成分202及び203が存在する。通信装置は、フィルターを用いて不要な周波数成分を十分に減衰する。
ここで、無線周波数において所望の信号領域以外の周波数領域を減衰するフィルターを用いる場合、フィルターは、中心周波数から離れた周波数領域の信号に対して所定の量を減衰する特性が要求される。図3は、無線周波数で用いるフィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。
図3において、分布301は、図2に示す送信信号を減衰特性302のフィルターを用いて雑音成分を除去した送信信号の電力の周波数分布である。
図2に示すように、フィルターの減衰特性302が、中心周波数から離れた周波数領域に対して減衰量が十分ではない。雑音成分303及び304は、図2の雑音成分202及び203がフィルターにより減衰された雑音成分の分布である。
そこで、送信信号の周波数を一度中間周波数に変換し、中間周波数の送信号にフィルターを適用して雑音成分を除去する。この中間周波数は、無線周波数よりも低い周波数に設定できる。そして、中間周波数におけるフィルターは、無線周波数におけるフィルターよりも通過領域の周波数と対象となる信号の中心周波数との比を大きくすることができ、十分に不要波を分離除去することができる。図4は、フィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。図4のフィルターは、中間周波数用のフィルターである。図4において、フィルターの減衰特性401は、中間周波数fから所定の周波数分はなれた領域から急峻な減衰特性を持つことができる。そして、信号402を減衰せずに雑音成分403及び404を十分に減衰することができる。
このように、所望の信号領域以外の周波数領域を減衰するフィルターを用いることにより、自装置の他キャリアを含む不要波を減衰することができる。図5及び図6は、複数のキャリアの送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図である。図5は、図3に示す特性のフィルターを通した後の信号を無線周波数で複数のキャリアに配置した例である。信号451、452、及び453は、所望の信号領域456、457、458以外の周波数領域でも信号レベルが高く、お互いの信号が雑音として影響し、信号対雑音比が悪化する。
図6は、図4に示す特性のフィルターを通した後の信号を無線周波数で複数のキャリアに配置した例である。信号461、462、及び463は、所望の信号領域466、467、468以外の周波数領域の信号レベルが低く、お互いの信号は、雑音としての影響が少なく、信号対雑音比が良い。
このように、制御局装置100及び基地局装置150は、自装置の他キャリアを含む不要波を減衰するフィルターを用いる。
上記に示すように、送信信号は、フィルター部152a〜152nにおいて雑音成分を除去した後、周波数変換部154a〜154nにおいて無線周波数に変換される。そして、増幅部155a〜155nにおいて信号レベル(例えば送信電力値)が増幅される。
一方、光伝送は、電気信号による伝送よりダイナミックレンジが狭いという特徴がある。光伝送では、ダイナミックレンジの上限値が低く、信号レベルの高い信号では、信号レベルが飽和してしまい、電気信号の強弱を十分に表現できないことがある。また、逆にダイナミックレンジの上限値と信号レベルの上限値をあわせると、微弱な信号はノイズに埋もれてしまう可能性がある。
そこで、制御局装置100の送信電力制御部111から基地局装置150の送信電力制御部162に各送信信号の送信電力の情報を出力して増幅部155a〜155nに増幅する送信電力値を指示する。そして、基地局装置150において光信号から電気信号に変換した後の送信信号を増幅する時に、増幅量を送信電力制御部162から出力される送信電力値に基づいて決定することにより、光伝送におけるダイナミックレンジの狭い特性を補うことができる。そして、送信信号はアンテナ157a〜157nを介して無線信号として送信される。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において、送信信号の周波数を中間周波数に変換した後、送信信号を電光変換して基地局装置に送信し、基地局装置において、送信信号を光電変換し、光電変換後の中間周波数の送信信号にフィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、送信信号を無線周波数に周波数変換することにより、良好な雑音除去特性をもつフィルターを用いることができ、無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することができる。
次に、基地局装置150から制御局装置100に受信信号を伝送する部分について説明する。
図1において、アンテナ157a〜157nは、無線信号を受信して受信信号として共用器156a〜156nに出力する。共用器156a〜156nは、アンテナ157a〜157nから出力された受信信号を増幅部171a〜171nに出力する。増幅部171a〜171nは、共用器156a〜156nから出力された受信信号を増幅して周波数変換部173a〜173nに出力する。
局部発信部172は、無線周波数と中間周波数の差の周波数のローカル信号を発生して周波数変換部173a〜173nに出力する。周波数変換部173a〜173nは、増幅部171a〜171nから出力された受信信号にローカル信号を乗算して受信信号の周波数を中間周波数に変換し、周波数変換後の受信信号をそれぞれフィルター部174a〜174nに出力する。
フィルター部174a〜174nは、周波数変換後の受信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰してE/O部175a〜175nに出力する。E/O部175a〜175nは、フィルター部174a〜174nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して制御局装置100のO/E部121a〜121nに出力する。
O/E部121a〜121nは、E/O部175a〜175nから出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部122a〜122nに出力する。フィルター部122a〜122nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部124a〜124nに出力する。
局部発信部123は、中間周波数のローカル信号を発生して周波数変換部124a〜124nに出力する。周波数変換部124a〜124nは、フィルター部122a〜122nから出力された受信信号にローカル信号を乗算し、受信信号を復調部125a〜125nの復調可能な周波数に変換して復調部125a〜125nに出力する。
復調部125a〜125nは、周波数変換部124a〜124nから出力された受信信号を復調して復号化部126a〜126nに出力する。復号化部126a〜126nは、復調部125a〜125nから出力された受信信号を復号する。
基地局装置150から制御局装置100に受信信号を伝送する場合、フィルター部122a〜122nにおいて中間周波数のフィルターを用いることがでる。制御局装置100から基地局装置150に送信信号を伝送する場合と同様に、中間周波数でフィルターを用いて雑音成分を除去した送信信号は、無線周波数でフィルターを用いる場合に比べて、通過領域の周波数と対象となる信号の中心周波数との比を大きくすることができ、十分に不要波を分離除去することができる。
このように、本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、基地局装置において、無線周波数の受信信号の周波数を中間周波数に変換した後、受信信号を電光変換して制御局装置に送信し、制御局装置において、受信信号を光電変換し、光電変換後の中間周波数の受信信号にフィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、受信信号をベースバンド信号に変換することにより、良好な雑音除去特性をもつフィルターを用いて無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することができ、良好な受信信号を得ることができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図7の制御局装置500は、多重部(DUP)501と、E/O部(E/O)502と、O/E部(O/E)503と、分離部(SEP)504とを具備し、中間周波数に変換した送信信号を周波数単位で分割して多重した後、電光変換して基地局装置550に送信する点と、基地局装置550から送信された光信号を光電変換した後、周波数多重された信号を中間周波数で分離する点が図1の制御局装置と異なる。
また、図7の基地局装置は、O/E部(O/E)551と、分離部(SEP)552と、多重部(DUP)553と、E/O部(E/O)554とを具備し、制御局装置500から送信された光信号を光電変換した後、周波数多重された信号を中間周波数で分離する点と、中間周波数に変換した受信信号を周波数単位で分割して多重した後、電光変換して制御局装置500に送信する点が図1の基地局装置と異なる。
フィルター部105a〜105nは、周波数変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して多重部501に出力する。
多重部501は、フィルター部105a〜105nから出力された中間周波数の送信信号を周波数別に多重化し、E/O部502に出力する。E/O部502は、多重部501から出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置550のO/E部551に出力する。
O/E部551は、E/O部502から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号を分離部552に出力する。分離部552は、電気信号に変換後の送信信号に対して所定の周波数領域の単位で信号を分離して抽出し、抽出した送信信号をフィルター部152a〜152nに出力する。
フィルター部152a〜152nは、分離部552において周波数領域単位で分離された送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部154a〜154nに出力する。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において、送信信号の周波数を中間周波数に変換し、フィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、中間周波数に変換した送信信号を周波数領域で分割して多重化した後、光信号に変換して基地局装置に送信し、基地局装置において、光信号を電気信号に変換した後、周波数領域単位で分離した後、無線周波数に周波数変換することにより、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができる。
次に、基地局装置550から制御局装置500に受信信号を伝送する部分について説明する。
図7において、フィルター部174a〜174nは、周波数変換後の受信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して多重部553に出力する。多重部553は、フィルター部174a〜174nから出力された中間周波数の受信信号を周波数別に多重化し、E/O部554に出力する。E/O部554は、多重部553から出力された受信信号を電気信号から光信号に変換して制御局装置500のO/E部503に出力する。
O/E部503は、E/O部554から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた受信信号を分離部504に出力する。分離部504は、電気信号に変換後の受信信号に対して所定の周波数領域の単位で信号を分離して抽出し、抽出した送信信号をフィルター部122a〜122nに出力する。
フィルター部122a〜122nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して周波数変換部124a〜124nに出力する。
次に、中間周波数の設定について説明する。図8は、本実施の形態の制御局装置及び基地局装置の間で伝送する信号の周波数分布の一例を示す図である。図8において、縦軸は信号レベルを示し、横軸は周波数を示す。
局部発信部103は、周波数変換部104a〜104nにそれぞれ異なる周波数のローカル信号を出力する。周波数変換部104a〜104nは、局部発信部103から出力されたローカル信号と送信信号を合成し、送信信号をそれぞれ異なる中間周波数に変換する。ここで、送信信号の中間周波数は、基準信号周波数の整数倍毎に設定される。例えば、基準信号周波数をΔfsとした場合、送信信号は、Δfsを整数倍したΔf毎に設定する。
上記説明に示す中間周波数に変換して信号を多重化することにより、他の周波数の信号に与える三次歪みやCTBの影響を低減することができる。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、基地局装置において、受信信号の周波数を中間周波数に変換し、フィルターを用いて所望の領域以外の不要な信号を減衰した後、中間周波数に変換した受信信号を周波数領域で分割して多重化した後、光信号に変換して制御局装置に送信し、制御局装置において、光信号を電気信号に変換した後、周波数領域単位で分離した後、無線周波数に周波数変換することにより、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図9の制御局装置600は、多重部(DUP)601と、分離部(SEP)602とを具備し、中間周波数に変換した送信信号を電光変換して波長単位で分割して多重して基地局装置650に送信する点と、基地局装置650から送信された光信号を波長単位で分離した後、電光変換する点が図1の制御局装置と異なる。
また、図9の基地局装置は、分離部(SEP)651と、多重部(DUP)652とを具備し、制御局装置600から送信された光信号を波長単位で分離した後電光変換する点と、中間周波数に変換した受信信号を電光変換して波長単位で分割して多重して制御局装置600に送信する点が図1の基地局装置と異なる。
E/O部106a〜106nは、フィルター部105a〜105nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して多重部601に出力する。多重部601は、光信号に変換された送信信号を波長多重して基地局装置650の分離部651に出力する。
分離部651は、多重部601から出力された送信信号を制御局装置600において多重される前の波長単位で分離し、分離した送信信号をO/E部151a〜151nにそれぞれ出力する。O/E部151a〜151nは、分離部651から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部152a〜152nに出力する。
同様に、基地局装置650は、中間周波数に変換した受信信号を電光変換した後、波長多重して制御局装置600に出力する。
E/O部175a〜175nは、フィルター部174a〜174nから出力された送信信号を電気信号から光信号に変換して多重部652に出力する。多重部652は、光信号に変換された送信信号を波長多重して制御局装置600の分離部602に出力する。
制御局装置600において、分離部602は、多重部652から出力された受信信号を基地局装置650において多重される前の波長単位で分離し、分離した受信信号をO/E部121a〜121nにそれぞれ出力する。O/E部121a〜121nは、分離部602から出力された光信号を電気信号に変換し、得られた送信信号をフィルター部122a〜122nに出力する。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において送信信号を中間周波数に変換し、電光変換した複数の送信信号を波長多重して基地局装置に送信し、基地局装置において、波長単位で分離した後、光電変換し、無線周波数に周波数変換することにより、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図10の制御局装置700は、指向性制御部(BMC)701と、位相制御部(PHC)702a〜702nとを具備し、一つの信号を複数のアンテナから位相差をつけて送信し、送信する信号の指向性を形成する点が図1の制御局装置と異なる。
指向性制御部701は、送信信号を送信する場合に生成する指向性の指示情報を受け付け、この指示からアンテナ157a〜157nから送信する信号の位相を位相制御部702a〜702nに指示する。
位相制御部702a〜702nは、指向性制御部701からの指示に従い、送信信号に位相差をつけて符号化部101a〜101nに出力する。例えば、位相制御部702a〜702nは、送信信号を遅延させて位相差をつける。
送信信号は、符号化部101a〜101n、変調部102a〜102n、周波数変換部104a〜104n、フィルター部105a〜105n、E/O部106a〜106n、O/E部151a〜151n、フィルター部152a〜152n、周波数変換部154a〜154n、増幅部155a〜155n、及び共用器156a〜156nを介してアンテナ157a〜157nから送信される。
このように本実施の形態の制御局装置及び基地局装置によれば、制御局装置において送信信号に位相差をつけて複数のアンテナから送信することにより指向性を形成して信号を送信することができる。
なお、本実施の形態では、各送信信号を異なる光ファイバで制御局装置から基地局装置に伝送しているが実施の形態2または実施の形態3と同様に信号を多重化して伝送してもよい。
この場合、本実施の形態の制御局装置及び基地局装置は、光伝送に必要な光ファイバの本数を減少させることができ、また、同じ光ファイバを用いて送信信号を伝送することにより、伝送経路の違いによる位相差の発生(スキュー)を抑制することができる。
また、送信信号は位相差をつければよく、位相差をつける処理を行う位相制御部の配置は特に限定されない。位相差をつける処理を行う位相制御部の配置は、基地局装置側でもよい。また、光信号を伝送している部分において位相差を付けることもできる。この場合、光ファイバの長さを伝送路毎に異なる長さとすることにより位相差をつけることができる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
複数の中間周波数の送信信号を同一の光伝送路で伝送する場合、各中間周波数米に不要波成分を除去した信号を多重化して送信する。光伝送で使用するキャリア数が伝送可能な最大キャリア数に満たない場合、信号を伝送していない伝送路に対応するフィルターからはノイズ及び歪みの不要波成分が出力される可能性がある。
例えば、現時点ではW−CDMAでは、トラフィックの必要量等から4キャリア分ある帯域のうち2キャリアのみでサービスを行うことがあり、伝送に使用していないキャリアのフィルターからノイズ及び歪みの不要波成分が出力されて電波法等の仕様を守れない可能性がある。
図11の基地局装置850は、信号検出部(DET)801a〜801nと、信号遮断部(SW)802a〜802nとを具備し、信号を伝送していない伝送路のフィルターの出力を遮断して、ノイズ及び歪みの不要波成分が出力されるのを防ぐ点が図1の基地局装置と異なる。
図11において、フィルター部152a〜152nは、電気信号に変換後の送信信号に対して所望の信号領域以外の周波数領域を減衰して信号検出部801a〜801nと信号遮断部802a〜802nに出力する。信号検出部801a〜801nは、フィルター部152a〜152nから送信信号が出力されているか否か判定し、信号の検出結果を信号遮断部802a〜802nに出力する。
信号遮断部802a〜802nは、信号検出部801a〜801nから出力された結果から信号が検出された場合、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号を周波数変換部154a〜154nに出力する。また、信号検出部801a〜801nから出力された結果から信号が検出されなかった場合、信号遮断部802a〜802nは、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号を周波数変換部154a〜154nに出力しない。
周波数変換部154a〜154nは、フィルター部152a〜152nから出力された送信信号にローカル信号を乗算して送信信号の周波数を無線周波数に変換し、周波数変換後の送信信号をそれぞれ増幅部155a〜155nに出力する。
このように本実施の形態の基地局装置によれば、信号を伝送していない伝送路のフィルターの出力を遮断して、ノイズ及び歪みの不要波成分が出力されるのを防ぐことにより、無線信号に対して所望帯域外の不要波成分の増加を防ぐことができる。
なお、本発明の信号伝送装置は、送信信号を無線周波数に変換する直前でフィルターを用いて不要波成分あるが、中間周波数の信号にフィルターを用いて所望の信号以外を取り除くのであればよく、フィルターの配置は、中間周波数の信号を処理する配置であれば特に限定されない。
また、無線周波数の出力については特に限定されず、それぞれの送信信号を異なるアンテナより出力することに限定されず、複数の無線周波数の送信信号を多重化して一つのアンテナから出力することもできる。たとえば、送信信号の多重化は、無線周波数において行ってもよいし、中間周波数で多重化した後、無線周波数に変換してもよい。
また、中間周波数の変換において、ローカル信号の周波数を中間周波数より高い周波数として、送信信号とローカル信号を合成することによりローカル信号の多重反射ひずみ及びノイズの影響を減少させることもできる。
以上の説明から明らかなように、本発明の制御局装置、基地局装置及び光伝送方法によれば、送信信号を中間周波数に変換した後に光信号に変換して光伝送し、この光信号を電気信号に変換した後、所望の周波数領域の信号以外を除去する処理を行った後に無線周波数の信号に変換することにより、無線信号の所望帯域外の不要波成分を除去することができる。
本明細書は、2001年9月17日出願の特願2001−282321に基づくものである。この内容をここに含めておく。
産業上の利用可能性
本発明は、CDMA通信方式を用いた基地局装置及び制御局装置に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、
図2は、送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図3は、無線周波数で用いるフィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図4は、フィルターの減衰特性と送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図5は、複数のキャリアの送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図6は、複数のキャリアの送信信号の電力の周波数分布の一例を示す図、
図7は、本発明の実施の形態2に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、
図8は、上記実施の形態の制御局装置及び基地局装置の間で伝送する信号の周波数分布の一例を示す図、
図9は、本発明の実施の形態3に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、
図10は、本発明の実施の形態4に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図、及び、
図11は、本発明の実施の形態5に係る制御局装置及び基地局装置の構成を示すブロック図である。
Claims (22)
- 制御局装置から光信号として伝送された複数のキャリアの送信信号を受信して電気信号として送信する基地局装置であって、送信信号を光信号から中間周波数の電気信号に変換する光電変換手段と、電気信号に変換された送信信号から自装置の他キャリアを含む不要波を減衰するフィルター手段と、前記フィルター手段において所望の信号以外を取り除かれた送信信号の周波数をキャリア毎に中間周波数より高い周波数である無線周波数に変換する無線周波数変換手段と、を具備する基地局装置。
- 前記制御局装置から出力された送信電力値に従って無線周波数に変換された送信信号を増幅する増幅手段を具備する請求の範囲第1項に記載の基地局装置。
- 前記フィルター手段から送信信号が出力されているか否か判断する信号検出手段と、前記送信信号が出力されていない場合、前記フィルター手段からの送信信号の出力を遮断する信号遮断手段とを具備することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の基地局装置。
- 前記光電変換手段において、電気信号に変換された送信信号を所定の周波数単位で分離する周波数分離手段を具備し、前記フィルター手段は、前記周波数分離手段において分離された複数の送信信号から自装置の他キャリアを含む不要波を取り除くことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の基地局装置。
- 光信号として受信した送信信号を所定の波長単位で分離する波長分離手段を具備し、前記光電変換手段は、前記波長分離手段において分離された複数の送信信号をそれぞれ光信号から電気信号に変換することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の基地局装置。
- 送信信号を光信号として基地局装置に伝送する制御局装置であって、前記送信信号の周波数を中間周波数に変換する中間周波数変換手段と、前記中間周波数に変換された送信信号を電気信号から光信号に変換する電光変換手段と、を具備する制御局装置。
- 中間周波数の送信信号から所望の周波数領域以外の成分を減衰するフィルター手段を具備し、電光変換手段は、前記フィルター手段において所望の信号以外を取り除かれた送信信号を電気信号から光信号に変換する請求の範囲第6項に記載の制御局装置。
- 基地局において無線で送信する送信信号の電力を示す送信電力値を基地局装置に出力する送信電力値出力手段を具備する請求の範囲第6項に記載の制御局装置。
- 複数の送信信号を周波数多重する周波数多重手段を具備し、中間周波数変換手段は、複数の送信信号をそれぞれ異なる中間周波数に変換し、前記周波数多重手段は、前記中間周波数変換手段において中間周波数に変換された複数の送信信号を周波数多重する請求の範囲第6項に記載の制御局装置。
- 電光変換手段において光信号に変換された複数の送信信号を波長多重する波長多重手段を具備する請求の範囲第6に記載の制御局装置。
- 中間周波数変換手段は、複数の送信信号をそれぞれ相異なる基準周波数の整数倍の中間周波数に変換することを特徴とする請求の範囲第9項に記載の制御局装置。
- 送信信号に複数の位相差をつける位相制御手段と、前記複数の送信信号をそれぞれ送信する複数のアンテナと、を具備する請求の範囲第6項に記載の制御局装置。
- 複数のキャリアの受信信号を光信号として制御局装置に伝送する基地局装置であって、受信信号の周波数を無線周波数から中間周波数に変換する中間周波数変換手段と、中間周波数に変換された受信信号から自装置の他キャリアを含む不要波を減衰するフィルター手段と、不要波を減衰した受信信号を電気信号から光信号に変換する電光変換手段と、を具備する基地局装置。
- 中間周波数変換手段において中間周波数に変換された複数の受信信号を周波数多重する周波数多重手段を具備する請求の範囲第13項に記載の基地局装置。
- 電光変換手段において光信号に変換された複数の受信信号を波長多重する波長多重手段を具備する請求の範囲第13項に記載の基地局装置。
- 中間周波数変換手段は、複数の受信信号をそれぞれ相異なる基準周波数の整数倍の中間周波数に変換する請求の範囲第15項に記載の基地局装置。
- 基地局装置から光信号として伝送された受信信号を受信する制御局装置であって、光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、前記中間周波数信号をベースバンド信号に周波数変換するベースバンド変換手段と、を具備する制御局装置であって、前記基地局装置は、複数のキャリア受信信号の周波数を無線周波数から中間周波数に変換する中間周波数変換手段と、中間周波数に変換された受信信号から自装置の他キャリアを含む不要波を減衰するフィルター手段と、不要波を減衰した受信信号を電気信号から光信号に変換する電光変換手段と、を具備する。
- 前記中間周波数信号から所望の周波数領域以外の成分を減衰するフィルター手段を具備し、ベースバンド変換手段は、前記フィルター手段において所望の信号以外を取り除かれた中間周波数信号を光信号に変換する請求の範囲第17項に記載の制御局装置。
- 光電変換手段において、電気信号に変換された受信信号を所定の周波数単位で分離する周波数分離手段を具備し、フィルター手段は、前記周波数分離手段において分離された複数の受信信号から所望の信号以外を取り除く請求の範囲第17項に記載の制御局装置。
- 光信号として受信した受信信号を所定の波長単位で分離する波長分離手段を具備し、光電変換手段は、前記波長分離手段において分離された複数の受信信号をそれぞれ光信号から電気信号に変換する請求の範囲第17項に記載の制御局装置。
- 制御局装置において、送信信号の周波数を中間周波数に変換し、前記中間周波数に変換した送信信号を電気信号から光信号に変換して基地局装置に出力し、基地局装置において、制御局装置から出力された送信信号を光信号から電気信号に変換し、電気信号に変換された送信信号に対して自装置の他キャリアを含む不要波を減衰した後、送信信号を無線周波数に変換する光伝送方法。
- 基地局装置において、受信信号の周波数を無線周波数から中間周波数に変換し、前記中間周波数に変換した受信信号を電気信号から光信号に変換して制御局装置に出力し、制御局装置において、基地局装置から出力された受信信号を光信号から電気信号に変換し、電気信号に変換された受信信号に対して自装置の他キャリアを含む不要波を減衰した後、受信信号をベースバンド信号に変換する光伝送方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001282321 | 2001-09-17 | ||
JP2001282321 | 2001-09-17 | ||
PCT/JP2002/009486 WO2003034621A1 (fr) | 2001-09-17 | 2002-09-17 | Dispositif de poste pilote, dispositif de station de base et procede de transmission optique |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004214910A Division JP2004357325A (ja) | 2001-09-17 | 2004-07-22 | 通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2003034621A1 true JPWO2003034621A1 (ja) | 2005-02-10 |
Family
ID=19105986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003521677A Pending JPWO2003034621A1 (ja) | 2001-09-17 | 2002-09-17 | 制御局装置、基地局装置及び光伝送方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040214603A1 (ja) |
EP (1) | EP1422841A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2003034621A1 (ja) |
KR (1) | KR20040036947A (ja) |
CN (1) | CN1575556A (ja) |
WO (1) | WO2003034621A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050201180A1 (en) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Qualcomm Incorporated | System and methods for back-off and clipping control in wireless communication systems |
JP2009065569A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Chubu Electric Power Co Inc | 中継装置および無線通信装置 |
CN101465693B (zh) * | 2008-12-17 | 2011-11-30 | 华为技术有限公司 | 一种在微波系统中发射/接收信号的方法及装置 |
CN102457858B (zh) * | 2010-10-19 | 2014-05-07 | 中国移动通信集团公司 | 一种基站设备 |
US8743852B2 (en) * | 2011-01-14 | 2014-06-03 | Apple Inc. | Methods for coordinated signal reception across integrated circuit boundaries |
US9923751B2 (en) * | 2011-07-01 | 2018-03-20 | Arris Enterprises Llc | Overlay system with digital optical transmitter for digitized narrowcast signals |
US10284257B2 (en) | 2013-07-09 | 2019-05-07 | Viavi Solutions Inc. | Non-disruptive sweep measurement using coherent detection |
JP6618657B2 (ja) * | 2017-05-23 | 2019-12-11 | 三菱電機株式会社 | 基地局装置、地上局装置および地上アンテナ装置 |
WO2022162789A1 (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-04 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信方法及び無線通信装置 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0514264A (ja) * | 1991-07-04 | 1993-01-22 | A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk | 無線リンク用光伝送システム |
US5339184A (en) * | 1992-06-15 | 1994-08-16 | Gte Laboratories Incorporated | Fiber optic antenna remoting for multi-sector cell sites |
JPH06311116A (ja) * | 1993-04-26 | 1994-11-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 双方向光ファイバ伝送方式 |
JPH0818616A (ja) * | 1994-06-25 | 1996-01-19 | Nec Corp | 多周波信号受信回路 |
JPH08102713A (ja) * | 1994-10-03 | 1996-04-16 | Kokusai Electric Co Ltd | 光ケーブルを利用した中継装置 |
JPH10145286A (ja) * | 1996-11-13 | 1998-05-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 移動体無線通信システム |
JPH118588A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-01-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光送信器 |
JPH11146446A (ja) * | 1997-08-29 | 1999-05-28 | Lucent Technol Inc | 柔軟な波長多重化を使用する無線ネットワークの動的再構成 |
JPH11164348A (ja) * | 1997-08-14 | 1999-06-18 | Sk Telecom Co Ltd | マイクロセルラ移動通信システム |
JP2000244397A (ja) * | 1999-02-22 | 2000-09-08 | Communication Research Laboratory Mpt | ミリ波無線・光ファイバ伝送方式および装置 |
JP2001053688A (ja) * | 1999-08-10 | 2001-02-23 | Communication Research Laboratory Mpt | 通信システム |
JP2001094491A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-06 | Toshiba Corp | 無線通信システム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2327164B (en) * | 1996-07-19 | 2000-09-06 | British Telecomm | Telecommunications System |
JP3913890B2 (ja) * | 1998-03-17 | 2007-05-09 | 株式会社東芝 | 移動無線通信端末装置 |
KR100376298B1 (ko) * | 1999-09-13 | 2003-03-17 | 가부시끼가이샤 도시바 | 무선통신시스템 |
CN1754336B (zh) * | 2003-02-28 | 2010-12-08 | 株式会社Ntt都科摩 | 无线通信系统及无线通信方法 |
-
2002
- 2002-09-17 CN CNA028209346A patent/CN1575556A/zh active Pending
- 2002-09-17 WO PCT/JP2002/009486 patent/WO2003034621A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2002-09-17 JP JP2003521677A patent/JPWO2003034621A1/ja active Pending
- 2002-09-17 US US10/489,668 patent/US20040214603A1/en not_active Abandoned
- 2002-09-17 EP EP02765564A patent/EP1422841A1/en not_active Withdrawn
- 2002-09-17 KR KR10-2004-7003872A patent/KR20040036947A/ko not_active Ceased
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0514264A (ja) * | 1991-07-04 | 1993-01-22 | A T R Koudenpa Tsushin Kenkyusho:Kk | 無線リンク用光伝送システム |
US5339184A (en) * | 1992-06-15 | 1994-08-16 | Gte Laboratories Incorporated | Fiber optic antenna remoting for multi-sector cell sites |
JPH06311116A (ja) * | 1993-04-26 | 1994-11-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 双方向光ファイバ伝送方式 |
JPH0818616A (ja) * | 1994-06-25 | 1996-01-19 | Nec Corp | 多周波信号受信回路 |
JPH08102713A (ja) * | 1994-10-03 | 1996-04-16 | Kokusai Electric Co Ltd | 光ケーブルを利用した中継装置 |
JPH10145286A (ja) * | 1996-11-13 | 1998-05-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 移動体無線通信システム |
JPH118588A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-01-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光送信器 |
JPH11164348A (ja) * | 1997-08-14 | 1999-06-18 | Sk Telecom Co Ltd | マイクロセルラ移動通信システム |
JPH11146446A (ja) * | 1997-08-29 | 1999-05-28 | Lucent Technol Inc | 柔軟な波長多重化を使用する無線ネットワークの動的再構成 |
JP2000244397A (ja) * | 1999-02-22 | 2000-09-08 | Communication Research Laboratory Mpt | ミリ波無線・光ファイバ伝送方式および装置 |
JP2001053688A (ja) * | 1999-08-10 | 2001-02-23 | Communication Research Laboratory Mpt | 通信システム |
JP2001094491A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-06 | Toshiba Corp | 無線通信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040214603A1 (en) | 2004-10-28 |
WO2003034621A1 (fr) | 2003-04-24 |
EP1422841A1 (en) | 2004-05-26 |
KR20040036947A (ko) | 2004-05-03 |
CN1575556A (zh) | 2005-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4063419B2 (ja) | 光伝送システム | |
US7831118B2 (en) | Coarse wavelength division multiplexing optical transmission system, and coarse wavelength division multiplexing optical transmission method | |
US20030161637A1 (en) | Bi-directional optical transmission system, and master and slave stations used therefor | |
JP2000115837A5 (ja) | ||
KR20020063644A (ko) | 중간주파수 분산형 안테나 시스템 | |
EP2153555A2 (en) | Frequency modulated burst mode optical system | |
US6147784A (en) | Simultaneous wavelength-division multiplexing and broadcast transmission system | |
US20070134001A1 (en) | Polarization division multiplexed optical transmission system | |
JPWO2006009197A1 (ja) | 光信号伝送のための装置、システムおよび方法 | |
KR100827278B1 (ko) | 광 신호 전송 장치 및 신호 처리 방법 | |
JPWO2003034621A1 (ja) | 制御局装置、基地局装置及び光伝送方法 | |
JP2014513874A (ja) | サブオクターブ送信を伴う受動光ネットワーク | |
JPH0746187A (ja) | 光通信方式 | |
JP3955292B2 (ja) | Fm変調器 | |
JP2002050985A (ja) | ハイブリッド型伝送方式及びそれを用いた共同受信システム | |
JP2004357325A (ja) | 通信システム | |
JP2003198486A (ja) | 双方向光伝送システム及び光送信装置並びに光受信装置 | |
US20070134000A1 (en) | Polarization division multiplexed optical transmission system | |
US20230299848A1 (en) | Optical access system, optical transmitter, optical receiver, optical transmission method and demodulation method | |
JP4469786B2 (ja) | 光信号伝送装置および信号処理方法 | |
JP2002164868A (ja) | 波長多重光送信器、波長多重光受信器、光伝送装置、および光伝送システム | |
WO2022029832A1 (ja) | 光伝送システム、光受信装置及び光送信装置 | |
JP2004023715A (ja) | 通信装置、無線信号受信方法 | |
JP4820849B2 (ja) | 光ofdm受信装置 | |
JP2003060575A (ja) | 光通信システム及びその受信側制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |