JPWO2002060165A1 - 所定の言語により通信するシステムに用いられるサーバ、端末、および通信方法 - Google Patents
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Abstract
ユーザが要求する言語により通信するシステムであって、携帯電話(100)と固定電話(500)とサーバ(200)とを含む。携帯電話(100)は、USIMカード(128)が装着されると言語情報を読取る読取り部(126)と、言語情報と、接続先とをサーバ(200)に送信する通信部(122)と、サーバ(200)から受信した情報を出力する音声出力部(138)とを含む。サーバ(200)は、携帯電話(100)から受信した言語情報を記憶する回路と、携帯電話(100)から接続先を受信すると、記憶された言語情報を接続先の固定電話(500)に送信する回路と、接続先の固定電話(500)から言語情報に応答して送信された情報を受信したことに応答して、受信した情報を携帯電話(100)に送信する回路とを含む。
Description
技術分野
この発明は、複数の言語を用いて通信するシステムに関し、特に、携帯電話において、ユーザが要求する言語を用いて通信する技術に関する。
背景技術
インターネットなどにおいて、ユーザが理解できない言語で情報が提供される場合がある。このようなことを避けるために、ユーザは、自己が理解できる言語により情報を提供するコンテンツサーバなどを予め把握しておき、そのサーバに対して情報を要求する。また、移動通信システムにおいて、携帯電話が在圏する通信網から言語情報を受信して、携帯電話のユーザが、受信した言語情報の中から1つの言語を選択して、通信を行なう方法がある。このような通信方法として、以下のものがある。
特開平11−88530号公報に開示される通信方法は、複数の言語の1つを選択して通信する通信網における通信方法であって、通信網の特定の装置が、その通信網で利用できる複数の言語を示す情報をその通信網内に報知するステップと、通信端末が、報知された情報を受信するステップと、通信端末が、その情報に含まれる複数の言語から1つの言語を選択して通信するステップとを含む。
この通信方法によれば、通信網の交換装置が、その通信網で利用可能な複数の言語を示す情報を通信網内に報知する。移動通信システムにおいては、無線基地局が、その基地局の識別情報または呼出しゾーンの識別情報などを報知している。無線基地局は、この報知情報とともにこの通信網で使用できる複数の言語を示す情報を報知する。通信端末のユーザは、報知された情報に含まれる複数の言語から自己が利用したい言語を選択する。これにより、選択された言語を用いて通信を行なうことができる。
しかしながら、前述の公報に開示された通信方法は、通信網の特定の機器から複数の言語を示す情報が報知される場合に限り実現できるものにすぎない。
また、前述の公報には、携帯電話の新規契約時に、携帯電話毎に使用する言語を表わす情報を、通信網の特定の機器に登録する通信方法が開示されている。
しかしながら、この通信方法では、携帯電話のユーザが一時的に変わり、使用したい言語が変わると、ユーザが要求する言語による通信システムを実現できない。
そこで、この発明の目的は、携帯電話などの端末において、通信網からの送信される言語情報に依存しないで、ユーザが要求する言語により通信するシステムに用いられるサーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザが変わった場合でも、新規契約時の登録を変更することなく、ユーザが要求する言語により通信するシステムに用いられるサーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、ユーザが変わった場合でも、容易にユーザが要求する言語による通信に変更することができる、サーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、ユーザが要求する言語により音声情報を通信することができる、サーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、ユーザが要求する言語により文字情報を通信することができる、サーバ、端末および通信方法を提供することである。
発明の開示
この発明に係るサーバは、複数の端末と、端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられるサーバである。各端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取るための手段と、言語情報と、端末のユーザにより入力された接続先とをサーバに送信するための手段と、サーバから受信した情報を出力するための手段とを含む。サーバは、端末と通信するための通信手段と、情報を記憶するための記憶手段と、通信手段と記憶手段とに接続され、通信手段と記憶手段とを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、端末から通信手段を介して言語情報を受信したことに応答して、受信した言語情報を記憶するように、記憶手段を制御するための手段と、端末から通信手段を介して接続先を受信したことに応答して、記憶手段に記憶された言語情報を接続先の端末に送信するように、通信手段を制御するための手段と、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を、通信手段を介して受信したことに応答して、接続先から受信した情報を端末に送信するように、通信手段を制御するための手段とを含む。
端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取ってサーバに送信する。サーバは、端末から通信手段を介して言語情報を受信すると、受信した言語情報を記憶手段に記憶する。サーバは、端末から通信手段を介して接続先を受信すると、記憶手段に記憶された言語情報を接続先の端末に送信する。サーバは、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を、通信手段を介して受信すると、接続先から受信した情報を端末に送信する。これにより、たとえば、端末は、記録媒体が装着されたことを検知すると、サーバに言語情報を送信する。サーバは、受信した言語情報を接続先の端末に送信し、記録媒体に記録された言語に応答する音声情報および言語情報を受信して、端末に送信できる。
より好ましくは、言語情報を接続先の端末に送信するように制御するための手段は、サーバと接続先の端末との通信回線が開く前に、接続先が言語情報を受信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
これにより、サーバと接続先の端末との間における通信において、サーバは、通信回線が開く前に、言語情報を接続先の端末に送信できる。接続先の端末は、通信回線が開く前に、言語情報を表示することができる。接続先の端末のユーザは、表示された言語情報を確認して、通信回線を開くか否かを判断できる。
さらに好ましくは、言語情報を接続先の端末に送信するように制御するための手段は、サーバと接続先の端末との通信回線が開いた後に、接続先が言語情報を受信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
これにより、サーバと接続先の端末との間における通信において、従来通りの通信手順を用いて言語情報を送信できる。新たに通信に関する規格を設けることなく、サーバは、言語情報を接続先の端末に送信することができる。
さらに好ましくは、制御手段は、通信チャネルと制御チャネルとにより、サーバと接続先とを接続するための手段をさらに含み、言語情報を接続先の端末に送信するように制御するための手段は、制御チャネルを介して、接続先が言語情報を受信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
これにより、サーバと接続先の端末との間における通信において、通信チャネルとは別に設けられる制御チャネルを用いて、サーバは、言語情報を接続先の端末に送信することができる。
この発明に係る端末は、端末と、端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられる端末である。サーバは、端末により指定された接続先の端末に接続され、端末から受信した言語情報を記憶するための手段と、端末から接続先を受信したことに応答して、言語情報を接続先に送信するための手段と、言語情報に応答して送信されてくる情報を受信するための手段と、接続先の端末から受信した情報を端末に送信するための手段とを含む。端末は、サーバと通信するための通信手段と、端末に着脱自在な記録媒体から、情報を読取るための読取り手段と、端末のユーザが、接続先を入力するための入力手段と、サーバから受信した情報を出力するための出力手段と、通信手段と読取り手段と入力手段と出力手段とに接続され、端末を制御するための制御手段とを含む。記録媒体には、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報が記録されている。制御手段は、予め定められた条件に基づいて、読取り手段により読取られた言語情報を、サーバに送信するように通信手段を制御するための手段と、入力手段を用いて接続先が入力されたことに応答して、接続先をサーバに送信するように通信手段を制御するための手段と、通信手段を介してサーバから受信した情報を出力するように、出力手段を制御するための手段とを含む。
端末は、記録媒体から端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取る。端末は、予め定められた条件に基づいて、読取り手段により読取られた言語情報を、サーバに送信する。端末は、入力手段を用いて接続先が入力されると、接続先をサーバに送信する。端末は、通信手段を介してサーバから受信した情報を出力手段に出力する。これにより、たとえば、端末が記録媒体が装着されたことを検知すると、サーバに言語情報を送信する。端末は、サーバから、記録媒体に記録された言語に応答する音声情報および言語情報を受信して、出力できる。
より好ましくは、予め定められた条件は、記録媒体が装着されたことを読取り手段が検知したという条件である。
これにより、端末に記録媒体が装着されると、読取り手段が言語情報を読取る。携帯電話のユーザが変わって、別の記録媒体が携帯電話に装着されると、装着された記録媒体に記録された別の言語情報がサーバに送信される。
さらに好ましくは、記録媒体は、予め定められたデータ形式により、言語情報が記憶された記録媒体である。
記録媒体には、たとえば次世代携帯電話における規格であるUSIM(Universal Subscriber Identity Module)に準拠して、言語情報が記録される。USIMは、国際的な標準規格であるため、ユーザの自国以外において記録媒体を端末に装着すると、ユーザが自国において使用する言語を示す言語情報が読取られ、その言語を用いた通信を実現できる。
この発明に係る通信方法は、複数の端末と、端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられるサーバにおける通信方法である。各端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取って、言語情報と、端末のユーザにより入力された接続先とをサーバに送信して、サーバから受信した情報を出力する。通信方法は、端末から言語情報を受信したことに応答して、受信した言語情報を記憶するステップと、端末から通信手段を介して接続先を受信したことに応答して、言語情報を記憶するステップにて記憶された言語情報を、接続先の端末に送信するステップと、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を受信したことに応答して、接続先から受信した情報を端末に送信するステップとを含む。
端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取ってサーバに送信する。サーバは、端末から言語情報を受信すると、受信した言語情報を記憶する。サーバは、端末から接続先を受信すると、記憶された言語情報を接続先の端末に送信する。サーバは、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を受信すると、接続先から受信した情報を端末に送信する。これにより、たとえば、端末は、記録媒体が装着されたことを検知すると、サーバに言語情報を送信する。サーバは、受信した言語情報を接続先の端末に送信し、記録媒体に記録された言語に応答する音声情報および言語情報を受信して、端末に送信できる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明の繰返しは適宜省略する。
第1の実施例
図1を参照して、本実施例に係る通信システムは、携帯電話100と固定電話500またはコンテンツサーバ600との間における移動通信に適用されるシステムである。図1に示すように、通信システムは、携帯電話100と、携帯電話100と無線通信する際の通信接続等の処理を行なう基地局300と、基地局300と携帯電話網250で接続され、携帯電話の通信会社などにより運営される基地局側サーバ200(以下、単にサーバ200という。)と、サーバ200に接続され、携帯電話100と携帯電話網250以外のネットワークとが通信するためのネットワーク制御局800の制御局側サーバ900と、制御局側サーバ900に接続され、携帯電話100と固定電話500とが通信するための交換局400と、交換局400に接続された固定電話500とを含む。制御局側サーバ900は、インターネット700を介してコンテンツサーバ600と接続されている。コンテンツサーバ600は、携帯電話100からの要求に応じて送信する文字情報を記憶している。固定電話500は、制御局側サーバ900を介してサーバ200から受信した情報に基づいて、データを表示する表示部と、制御局側サーバ900とサーバ200と基地局300とを介して、携帯電話100に自動で応答を再生するメッセージ再生部とを含む。このメッセージ再生部は、複数の言語を切換えて、予め録音された音声を出力できる。
なお、携帯電話網250、ネットワーク制御局800、インターネット700および交換局400の接続形態は、様々な形態があり、上述の形態に限定されるものではない。たとえば、基地局300にサーバ200を含む形態、ネットワーク制御局800に制御局側サーバ900およびサーバ200の機能を集約した形態等である。
本発明に係る通信システムは、携帯電話100と固定電話500との間で携帯電話100のユーザが利用したい言語を用いて通話をしたり、コンテンツサーバ600から携帯電話100のユーザが利用したい言語により記述されたコンテンツを受信したりするものである。
図2を参照して、本実施例に係る携帯電話100は、通話相手である固定電話500の電話番号、コンテンツサーバ600のURL(Uniform ResourceLocators)などを入力するためのテンキーなどを含む操作部132と、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示部134、マイクを含む音声入力部136と、スピーカなどを含む音声出力部138とを含む。この携帯電話100は、後述するUSIMカード128を装着するためのスロットを有する。
図3に、携帯電話100の制御ブロックについて説明する。図3に示すように、携帯電話100は、この携帯電話100の全体を制御する制御部120と、固定電話500およびコンテンツサーバ600と通信するための通信部122と、制御部120において実行されるプログラム、そのプログラムの中間データおよび通信部122を介してサーバ200から受信したデータを記憶する記憶部124と、入出力部130とを含む。この携帯電話100は、さらに、USIMカード128を読取るUSIMカード読取り部126を含む。
入出力部130は、この携帯電話100のユーザが、固定電話500およびコンテンツサーバ600のURLなどを入力したり、各種の設定を入力したりする操作部132と、テンキーなどにより入力された内容を表示したり、サーバ200から受信した情報を表示したりする表示部134と、マイクに入力された音声をデジタル信号に変換して制御部120に送信する音声入力部136と、制御部120からデジタル信号を受信してアナログ信号に変換してスピーカから音を出力する音声出力部138とを含む。
図4に、サーバ200の一例であるコンピュータの外観を示す。図4を参照してこのコンピュータは、FD(Flexible Disk)駆動装置206およびCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)駆動装置208を備えたコンピュータ本体202と、モニタ204と、キーボード210と、マウス212とを含む。
図5に、このコンピュータの構成をブロック図形式で示す。図5に示すように、コンピュータ本体202は、上記したFD駆動装置206およびCD−ROM駆動装置208に加えて、相互にバスで接続されたCPU(Central ProcessingUnit)220と、メモリ222と、固定ディスク224とを含む。FD駆動装置206にはFD216が装着される。CD−ROM駆動装置208にはCD−ROM218が装着される。
通信システムにおいて所定の言語で通信する方法は、コンピュータハードウェアとCPU220により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、FD216、CD−ROM218などの記録媒体に格納されて流通し、FD駆動装置206またはCD−ROM駆動装置208などにより記録媒体から読取られて固定ディスク224に一旦格納される。さらに固定ディスク224からメモリ222に読出されて、CPU220により実行される。図4および図5に示したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、FD216、CD−ROM218、固定ディスク224などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
なお、図4および図5に示したコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
図6を参照して、USIMカード128に記録されるデータについて説明する。USIMカード128に記憶されるデータは、次世代携帯電話の世界標準方式の1つであるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の仕様を検討する3GPP(3rd Generation Partnership Project)により規定されたものである。図6は、3GPPにより規定されたデータの一部を示すものである。図6に示すように、USIMカード128に記録されるデータは、階層構造を有する。この中で、言語に関する情報は、LI(Language Indication)として記憶される。LIとして、たとえば、「日本語」、「英語」、「中国語」などの言語名が記憶されている。
図7を参照して、携帯電話100から携帯電話網250および基地局300を介してサーバ200に送信される言語情報について説明する。図7に示すように、言語情報は、通信ヘッダ、電話番号、E−mailアドレスおよび言語データとを含む。通信ヘッダにより、この情報が言語情報であることを識別できる。言語データにより、このUSIMカードの使用者が使用する言語を特定できる。電話番号は、携帯電話100の電話番号であり、E−mailアドレスは、携帯電話100毎に設定されたメールアドレスである。コンテンツサーバ600は、このE−mailアドレスにより、コンテンツを所定の携帯電話100に送信することができる。
図8を参照して、サーバ200の固定ディスク224に記憶されるデータベースについて説明する。図8に示すように、データベースは、携帯電話100から携帯電話網250および基地局300を介してサーバ200が受信した言語情報に含まれる言語データとE−mailアドレスとを、携帯電話100の電話番号に対応付けて記憶する。また、データには、固定ディスク224に記憶されるデータベースのデータを一意に特定できるユーザID(Identification)が付されている。USIMカードのLIとして記憶されている「日本語」、「英語」、「中国語」などの言語名が、図8に示すデータベースの言語データとして記憶される。
図9に示すフローチャートを参照して、本実施例に係る通信システムの携帯電話100、携帯電話網250に含まれる基地局300およびサーバ200において、言語データを登録する処理について説明する。なお、以下に示す基地局300の処理は、詳しくは、基地局300の制御部にて行なわれる。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、携帯電話100の制御部120は、携帯電話100の電源が入れられたか否かを判断する。電源が入れられると(S100にてYES)、処理はS102へ移される。一方、電源が入れられないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻され、電源が入れられるまで待つ。
S102にて、制御部120は、基地局300から報知情報を受信したか否かを判断する。報知情報は、基地局300の識別情報あるいは呼出しゾーンの識別情報などを含む。基地局300から報知情報を受信すると(S102にてYES)、処理はS104へ移される。一方、基地局300から報知情報を受信しないと(S102にてNO)、処理はS102へ戻され、報知情報を受信するまで待つ。
S104にて、制御部120は、USIMカード読取り部126により、USIMカードに記録されたデータを読取る。
S106にて、制御部120は、読取ったUSIMカードのデータの中から、言語に関する情報(LI)を取得したか否かを判断する。この判断は、USIMカードの中で言語に関する情報(LI)が格納されている場所にデータが記録されているか否かにより行なわれる。言語に関する情報(LI)を取得すると(S106にてYES)、処理はS108へ移される。一方、言語に関する情報(LI)を取得できないと(S106にてNO)、S108における処理を行なわずに携帯電話100における処理は終了する。
S108にて、制御部120は、図7に示す言語情報を生成して、基地局300に送信する。その後、携帯電話100における処理は終了する。
S300にて、基地局300は、報知情報を携帯電話100に送信する。S302にて、基地局300は、携帯電話100から言語情報を受信したか否かを判断する。携帯電話100から言語情報を受信すると(S302にてYES)、処理はS304へ移される。一方、携帯電話100から言語情報を受信しないと(S302にてNO)、処理はS306へ移される。
S304にて、基地局300は、携帯電話100から受信した言語情報をサーバ200に送信する。S306にて、基地局300は、自己のサービスを停止するか否かを判断する。この判断は、予め定められた基地局300の稼動スケジュールと現在日時とに基づいて行なわれる。基地局300がサービスを停止する場合には(S306にてYES)、処理は終了する。一方、基地局300がサービスを停止しない場合には(S306にてNO)、処理はS300へ戻される。
S200にて、サーバ200のCPU220は、基地局300から言語情報を受信したか否かを判断する。基地局300から言語情報を受信すると(S200にてYES)、処理はS202へ移される。一方、基地局300から言語情報を受信しないと(S200にてNO)、処理はS204へ移される。
S202にて、CPU220は、基地局300から受信した言語情報に基づいて、固定ディスク224に図8に示すデータベースを記憶する。
S204にて、CPU220は、自己のサービスを停止するか否かを判断する。この判断は、予め定められたサーバ200の稼動スケジュールと現在日時とに基づいて行なわれる。サーバ200がサービスを停止する場合には(S204にてYES)、処理は終了する。一方、サーバ200がサービスを停止しない場合には(S204にてNO)、処理はS200へ戻される。
なお、上述の説明では、S300〜S306までの処理を基地局300で、S200〜S204までの処理をサーバ200で行なうとして説明したが、これらの処理を全てサーバ200で行なう形態であってもよい。また、通信接続に関する処理のみを基地局300で行なうようにしてもよい。
図10に示すフローチャートを参照して、本実施例に係る通信システムのサーバ200における通話処理について説明する。
S210にて制御部220は、携帯電話網250および基地局300を介して携帯電話100から固定電話500への接続要求を受信したか否かを判断する。このとき、接続先の固定電話500の電話番号と、発信元の携帯電話100の電話番号とを携帯電話網250および基地局300を介して受信する。携帯電話100から接続要求を受信すると(S210にてYES)、処理はS212へ移される。一方、携帯電話100から接続要求を受信しないと(S210にてNO)、処理はS210へ戻され、接続要求を受信するまで待つ。
S212にて、CPU220は、ユーザ認証を行なう。ユーザ認証は、受信した携帯電話100の電話番号と図8に示す固定ディスク224に記憶されたデータベースとに基づいて行なわれる。この処理により、接続要求を送信してきた携帯電話100が一意に特定される。S214にて、CPU220は、S212にて特定した携帯電話100に対応して記憶された言語データを読取る。S216にて、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の通信チャネルを割当てる。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に、S210にて受信した接続先の固定電話500の電話番号を送信する。制御局側のサーバ900は、交換局400を介して固定電話500との通話チャネルを割当てる。その結果、サーバ200と固定電話500との間の通信チャネルが割当てられるようになる。
S218にて、CPU220は、割当てられた通信チャネルを用いて、言語データを、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500に送信する。S220にて、CPU220は、固定電話500に対して呼出し音を発生させるコマンドを、交換局400および制御局側サーバ900を介して、送信する。S222にて、CPU220は、固定電話500からの応答に対応して、サーバ200と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通信チャネルを開いて通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500と通信可能な状態である。また、サーバ200は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話と通信可能な状態である。その結果、携帯電話100と固定電話500とが通信可能な状態になる。
S224にて、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の通信処理を行なう。この通信処理では、固定電話500から送信された、言語データに対応した音声情報を、交換局400および制御局側サーバ900を介して、CPU220が受信して、CPU220は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100に、その音声情報を送信する。
S226にて、CPU220は、通話終了であるか否かを判断する。この判断は、携帯電話100または固定電話500のいずれかから通話終了コマンドが送信されたか否かにより行なわれる。通話終了であると(S226にてYES)、処理はS228へ移される。一方、通話終了でないと(S226にてNO)、処理はS224へ戻される。
S228にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通信回線を切断する。
なお、上述のS210の接続処理、S226の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
図11に示すフローチャートを参照して、本実施例に係る通信システムの固定電話500における通話処理について説明する。
S500にて、固定電話500は、交換局400および制御局側サーバ900を介して、サーバ200から言語データを受信したか否かを判断する。この処理は、S218に応答する処理である。サーバ200から言語データを受信すると(S500にてYES)、処理はS502へ移される。一方、サーバ200から言語データを受信しないと(S500にてNO)、処理はS500へ戻され、サーバ200から言語データを受信するまで待つ。
S502にて、固定電話500は、その表示部に言語データにより表わされる言語名を表示する。S504にて、固定電話500は、受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語を切換える。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[言語データ登録動作]
携帯電話100の電源が入れられて(S100にてYES)、携帯電話100が基地局300から報知情報を受信すると(S102にてYES)、携帯電話100のUSIMカード読取り部126によりUSIMカードのデータが読取られる(S104)。携帯電話100が言語に関する情報(LI)を取得すると(S106にてYES)、基地局300に言語情報を送信する(S108)。
携帯電話100から基地局300に言語情報が送信されると、基地局300が言語情報を受信する(S302にてYES)。基地局300は、携帯電話網250を介して、受信した言語情報をサーバ200に送信する(S304)。
基地局300から携帯電話網250を介してサーバ200に言語情報が送信されると、サーバ200が言語情報を受信する(S200にてYES)。サーバ200は、受信した言語情報に基づいて、言語データなどを固定ディスク224のデータベースに記憶する(S202)。
携帯電話100の電源が切られて、USIMカードが交換された後に携帯電話100の電源が再度入れられると、交換されたUSIMカードに記録された言語に関する情報(LI)が、サーバ200の固定ディスク224における所定のユーザの言語データに上書きされる。
[通話動作]
携帯電話100から固定電話500への接続要求を、サーバ200が携帯電話網250および基地局300を介して受信すると(S210にてYES)、接続要求に含まれる発信元の携帯電話100の電話番号に基づいて、ユーザ認証が行なわれる(S212)。固定ディスク224のデータベースから該当するユーザの言語データが読み出され(S214)、携帯電話100と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通信チャネルが割当てられる(S216)。割当てられた通信チャネルを用いて、読み出された言語データが、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500に送信される(S218)。その後、サーバ200から固定電話500に、呼出し音を発生させる指示が送信され(S220)、固定電話500が応答すると、携帯電話100と固定電話500とが通信可能な状態になる(S222)。
交換局400および制御局側サーバ900を介して、言語データをサーバ200から受信した固定電話においては(S500にてYES)、呼出し音が鳴る前に、固定電話500の表示部に言語データにより表わされる言語が表示される(S502)。受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語が切換えられる(S504)。なお、固定電話500においては、表示部に表示された言語を見た固定電話500のユーザが自ら受話器を上げて、表示部に表示された言語で話してもよい。
以上のようにして、本発明によれば、携帯電話のユーザが、言語情報を携帯電話に設定することなく、携帯電話に着脱自在な記録媒体に記録された言語情報の言語を用いて、携帯電話のユーザは、固定電話のユーザと通話できる。
第2の実施例
以下に、本発明の第2の実施例について説明する。以下の説明では、前述の第1の実施例と同じ構成、フローチャートについては、同じ参照符号を付してある。そのため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施例においては、サーバ200における通話処理の手順が、前述の第1の実施例と異なる。この手順について説明する。
図12に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るサーバ200における通話処理について説明する。なお、以下に説明する図12において、前述の図10と同じ処理を行なうステップについては同じステップ番号を付してある。そのため、ここでは、それらについての詳細な説明は繰返さない。
S216における処理の後、S230にて、CPU220は、固定電話500に対して呼出し音を発生させるコマンドを、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信する。
S232にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通信チャネルを開いて、サーバ200と固定電話500とを通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500と通信可能な状態である。また、サーバ200は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100と通信可能な状態である。その結果、携帯電話100と固定電話500とが通信可能な状態になる。
S234にて、CPU220は、割当てられた通信チャネルを用いて、言語データを固定電話500に送信する。この後、処理はS224に移され、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の通信処理を行なう。この通信処理では、固定電話500から送信された、言語データに対応した音声情報をCPU220が受信して、CPU220は、携帯電話100に、その音声情報を送信する。
なお、上述のS210の接続処理、S226の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[通話動作]
携帯電話100から固定電話500への接続要求をサーバ200が受信すると(S210にてYES)、サーバ200は、ユーザ認証を行ない(S212)、該当するユーザの言語データを読出し(S214)、携帯電話100と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通信チャネルを割当てる(S216)。サーバ200から固定電話500に、呼出し音を発生させる指示が、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信され(S230)、固定電話500が応答すると、携帯電話100と固定電話500との通信が可能な状態になる(S232)。通信が可能な状態になると、割当てられた通信チャネルを用いて、読み出された言語データが、交換局400および制御局側サーバ900を介して固定電話500に送信される(S234)。
言語データを受信した固定電話500は、呼出し音が鳴って受話器が上げられると、サーバ200から送信された言語データを、交換局400および制御局側サーバ900を介して受信する(S500にてYES)。固定電話500の表示部に言語データにより表わされる言語が表示され(S502)、受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語が切換えられる(S504)。なお、固定電話500においては、固定電話500のユーザが自ら受話器を上げて、表示部に表示された言語を見て、表示部に表示された言語で話してもよいし、受話器を上げた後、自動音声メッセージに切換えてもよい。
以上のようにして、本実施例においても、前述の実施例と同様の効果を実現できる。
第3の実施例
以下に、本発明の第3の実施例について説明する。以下の説明では、前述の第2の実施例と同様、第1の実施例と同じ構成、フローチャートについては、同じ参照符号を付してある。そのため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施例においては、サーバ200における通話処理の手順が、前述の第1の実施例および第2の実施例と異なる。この手順について説明する。
図13に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るサーバ200における通話処理について説明する。なお、以下に説明する図13において、前述の図10と同じ処理を行なうステップについては同じステップ番号を付してある。そのため、ここでは、それらについての詳細な説明は繰返さない。
S214における処理の後、S240にて、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通話チャネルと制御チャネルとを割当てる(S240)。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に、S210にて受信した接続先の固定電話500の電話番号を送信する。制御局側サーバ900は、固定電話500との間の、交換局400を介した通話チャネルと制御チャネルとを割当てる。その結果、サーバ200と固定電話500との間の通話チャネルと制御チャネルとが割当てられることになる。
S242にて、CPU220は、固定電話500に対して呼出し音を発生させるコマンドを、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信する。
S244にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通話チャネルおよび制御チャネルを開いて、サーバ200と固定電話500とが通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、通話チャネルおよび制御チャネルにより、交換局400および制御局側サーバ900を介して固定電話500と通信可能な状態である。また、サーバ200は、通話チャネルにより、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100と通信可能な状態である。その結果、携帯電話100と固定電話500とが、通話チャネルを介して通信可能な状態になる。
S246にて、CPU220は、割当てられた制御チャネルを用いて、言語データを固定電話500に、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信する。S248にて、CPU220は、割当てられた通話チャネルを用いて、携帯電話100と固定電話500との間の通信処理を行なう。この通信処理では、固定電話500から、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信された、言語データに対応した音声情報をCPU220が受信して、CPU220は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100に、その音声情報を送信する。
なお、上述のS210の接続処理、S226の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[通話動作]
携帯電話100から固定電話500への接続要求を、携帯電話網250および基地局300を介して、サーバ200が受信すると(S210にてYES)、サーバ200は、ユーザ認証を行ない(S212)、該当するユーザの言語データを読出し(S214)、携帯電話100と固定電話500との間の、、交換局400および制御局側サーバ900を介した通話チャネルおよび制御チャネルを割当てる(S240)。サーバ200から固定電話500に、呼出し音を発生させる指示が、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信され(S242)、固定電話500が応答すると(S244)、割当てられた制御チャネルを用いて、読み出された言語データが、交換局400および制御局側サーバ900を介して固定電話500に送信される(S246)。割当てられた通話チャネルを用いて、携帯電話100と固定電話500との間で通話が行なわれる(S248)。
言語データを受信した固定電話500は、呼出し音が鳴って受話器が上げられると、制御チャネルを介して言語データをサーバ200から受信する(S500にてYES)。固定電話500の表示部に言語データにより表わされる言語が表示され(S502)、受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語が切換えられる(S504)。
なお、固定電話500においては、固定電話500の受話器が上げられる前に(通話チャネルの回線が開く前に)、制御チャネルを介して受信した言語データにより表わされる言語を表示部に表示してもよい。
以上のようにして、本実施例においても、前述の実施例と同様の効果を実現できる。
第4の実施例
以下に、本発明の第4の実施例について説明する。以下の説明では、前述の第1の実施例と同じ構成、フローチャートについては、同じ参照符号を付してある。そのため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施例においては、サーバ200における通話処理が、前述の第1の実施例、第2の実施例および第3の実施例と異なる。本実施例においては、サーバ200は、固定電話500ではなく、コンテンツサーバ600と通信する。コンテンツサーバ600は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900を介してサーバ200から受信した要求に応答して、コンテンツサーバ600が記憶しているコンテンツを、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900を介してサーバ200に送信することができる。
コンテンツサーバ600は、図4および図5に示すコンピュータにより実現される。コンテンツサーバ600は、サーバ200と同様の構成である。コンテンツサーバ600は、CPU220に対応するCPU620と、メモリ222に対応するメモリ622と、固定ディスク224に対応する固定ディスク624と、通信インターフェイス226に対応する通信インターフェイス626とを含む。固定ディスク624には、複数のコンテンツが記憶されている。各コンテンツは、複数の言語を用いて記憶されている。
図14に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るサーバ200における通話処理について説明する。なお、以下に説明する図14において、前述の図10と同じ処理を行なうステップについては同じステップ番号を付してある。そのため、ここでは、それらについての詳細な説明は繰返さない。
S216における処理の後、S260にて、CPU220は、コンテンツサーバ600を特定する。この処理は、携帯電話100から受信した接続要求に含まれるURLに基づいて行なわれる。
S232にて、CPU220は、サーバ200とコンテンツサーバ600との間の通信チャネルを開いて、サーバ200とコンテンツサーバ600とが通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に、S260にて特定されたコンテンツサーバ600を特定する情報を送信する。制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、コンテンツサーバ600とを通信可能な状態にする。その結果、サーバ200とコンテンツサーバ600とが通信可能な状態になる。
S262にて、CPU220は、コンテンツサーバ600に、サーバ200が受信を要求するコンテンツの識別情報を送信する。このとき、受信を要求するコンテンツの識別情報は、携帯電話100から受信した接続要求に含まれる。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900にコンテンツを特定する識別情報を送信する。制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、コンテンツの識別情報をコンテンツサーバ600に送信する。その結果、サーバ200からコンテンツサーバ600にコンテンツの識別情報が送信されるようになる。
S234にて、CPU220は、割当てられた通信チャネルを用いて、言語データをコンテンツサーバ600に送信する。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に言語データを送信する。制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、言語データをコンテンツサーバ600に送信する。その結果、サーバ200からコンテンツサーバ600に言語データが送信されるようになる。
S264にて、CPU220は、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信したか否かを判断する。このとき、制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信する。サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900からコンテンツを受信する。その結果、サーバ200は、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信するようになる。コンテンツサーバ600からコンテンツを受信すると(S264にてYES)、処理はS266へ移される。一方、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信しないと(S264にてNO)、コンテンツを受信するまで待つ。
S266にて、CPU220は、S264にてコンテンツサーバ600から受信したコンテンツを携帯電話100に送信する。S228にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通信回線を切断する。
図14に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るコンテンツサーバ600における通話処理について説明する。
S600にて、CPU620は、サーバ200から、サーバ200が受信を要求するコンテンツの識別情報を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900にコンテンツの識別情報を送信する。コンテンツサーバ600は、制御局側サーバ900により送信されたコンテンツの識別情報を、インターネット700を介して受信する。その結果、コンテンツサーバ600は、コンテンツの識別情報を、サーバ200から受信することになる。サーバ200からコンテンツの識別情報を受信すると(S600にてYES)、処理はS602へ移される。一方、サーバ200からコンテンツの識別情報を受信しないと(S600にてNO)、処理はS600へ戻され、コンテンツの識別情報を受信するまで待つ。
S602にて、CPU620は、サーバ200から、言語データを受信したか否かを判断する。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に言語データを送信する。コンテンツサーバ600は、制御局側サーバ900により送信された言語データを、インターネット700を介して受信する。その結果、コンテンツサーバ600は、言語データを、サーバ200から受信することになる。サーバ200から言語データを受信すると(S602にてYES)、処理はS604へ移される。一方、サーバ200から言語データを受信しないと(S602にてNO)、処理はS602へ戻され、言語データを受信するまで待つ。
S604にて、CPU620は、固定ディスク624に記憶されたコンテンツから、S600にて受信したコンテンツの識別情報により特定されるコンテンツであって、S602にて受信した言語データの言語により記述されたコンテンツを検索する。
S606にて、CPU620は、固定ディスク624の中に所望のコンテンツを検索できたか否かを判断する。所望のコンテンツが検索できると(S606にてYES)、処理はS608へ移される。一方、所望のコンテンツが検索できないと(S606にてNO)、処理はS612へ移される。
S608にて、CPU620は、固定ディスク624から所望のコンテンツを読出す。S610にて、CPU620は、読出したコンテンツをサーバ200に送信する。その後、処理は終了する。
S612にて、CPU620は、エラー情報をサーバ200に送信する。その後、処理は終了する。
なお、エラー情報を受信したサーバ200は、受信したエラー情報を携帯電話100に送信する。
なお、上述のS210の接続処理、S228の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[コンテンツ通信動作]
携帯電話100のユーザは、携帯電話100の操作部132を用いて、コンテンツサーバ600を特定する情報と、コンテンツを特定する識別情報とを入力する。携帯電話100が入力された接続要求を、携帯電話網250および基地局300を介してサーバ200に送信すると、サーバ200が接続情報を受信する(S210にてYES)。サーバ200は、ユーザ認証を行ない(S212)、該当するユーザの言語データを読出し(S214)、携帯電話100とコンテンツサーバ600との間の通話チャネルが割当てられる(S216)。
サーバ200により、コンテンツサーバ600が特定され(S260)、インターネット700および制御局側サーバ900を介して、サーバ200とコンテンツサーバ600とが通信可能な状態になる(S232)。サーバ200からコンテンツサーバ600に、インターネット700および制御局側サーバ900を介して、受信を要求するコンテンツの識別情報と(S262)、言語データとが送信される(S234)。
サーバ200からコンテンツの識別情報が送信されたことに応答して、コンテンツサーバ600は、コンテンツの識別情報を、インターネット700および制御局側サーバ900を介して受信する(S600にてYES)。サーバ200から言語データが送信されたことに応答して、コンテンツサーバ600は、言語データを、インターネット700および制御局側サーバ900を介して受信する(S602にてYES)。言語データにより特定される言語により記憶された所望のコンテンツが検索され(S604)、所望のコンテンツが検索できると(S606にてYES)、固定ディスク624からコンテンツを読出して(S608)、サーバ200に読出したコンテンツが、インターネット700および制御局側サーバ900を介して送信される(S610)。
コンテンツサーバ600から言語データにより特定される言語で記述されたコンテンツは、携帯電話100に送信され、携帯電話100の表示部134に表示される。
なお、コンテンツサーバ600から携帯電話100へのコンテンツの送信は、以下のようにしてもよい。S262における処理において、サーバ200は、コンテンツ識別情報とともに、コンテンツの受信を要求する携帯電話100のE−mailアドレスをコンテンツサーバ600に、インターネット700および制御局側サーバ900を介して送信する。S604にて、コンテンツサーバ600は、サーバ200から言語データを受信すると、一旦通信回線を切断する。コンテンツサーバ600は、所望のコンテンツを読出して、読出したコンテンツを、受信したE−mailアドレス宛に送信する。このようにしても、携帯電話100のユーザが希望する言語により記述されたコンテンツが、携帯電話100に送信される。
以上のようにして、本発明によれば、携帯電話のユーザが、言語情報を携帯電話に設定することなく、携帯電話に着脱自在な記録媒体に記録された言語情報の言語を用いたコンテンツを、携帯電話に受信して表示できる。
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
産業上の利用可能性
以上のように、この通信システムによれば、端末は、着脱自在な記録媒体に記録された言語情報をサーバに送信し、サーバは、送信された言語情報を端末毎に記憶する。サーバは、端末から接続先を受信すると、その接続先に言語情報を送信し、送信した言語情報に応答した情報を受信することができる。そのため、この発明の通信システムは、多くの言語を切換えて情報が通信される通信システムに適している。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明に係る通信システムの全体図である。
図2は、この発明に係る通信システムに用いられる携帯電話の外観図である。
図3は、図2に示す携帯電話の制御ブロック図である。
図4は、この発明に係る通信システムに用いられるサーバを実現するコンピュータの外観図である。
図5は、図4に示す携帯電話の制御ブロック図である。
図6は、USIMのデータ構造を示す図である。
図7は、携帯電話からサーバに送信される言語情報の構造を表わす図である。
図8は、サーバに記憶されるデータベースを表わす図である。
図9は、携帯電話、基地局およびサーバにおける処理を表わすフローチャートである。
図10は、サーバにおける処理を表わすフローチャート(その1)である。
図11は、固定電話における処理を表わすフローチャート(その1)である。
図12は、サーバにおける処理を表わすフローチャート(その2)である。
図13は、サーバにおける処理を表わすフローチャート(その3)である。
図14は、サーバおよびコンテンツサーバにおける処理を表わすフローチャートである。
この発明は、複数の言語を用いて通信するシステムに関し、特に、携帯電話において、ユーザが要求する言語を用いて通信する技術に関する。
背景技術
インターネットなどにおいて、ユーザが理解できない言語で情報が提供される場合がある。このようなことを避けるために、ユーザは、自己が理解できる言語により情報を提供するコンテンツサーバなどを予め把握しておき、そのサーバに対して情報を要求する。また、移動通信システムにおいて、携帯電話が在圏する通信網から言語情報を受信して、携帯電話のユーザが、受信した言語情報の中から1つの言語を選択して、通信を行なう方法がある。このような通信方法として、以下のものがある。
特開平11−88530号公報に開示される通信方法は、複数の言語の1つを選択して通信する通信網における通信方法であって、通信網の特定の装置が、その通信網で利用できる複数の言語を示す情報をその通信網内に報知するステップと、通信端末が、報知された情報を受信するステップと、通信端末が、その情報に含まれる複数の言語から1つの言語を選択して通信するステップとを含む。
この通信方法によれば、通信網の交換装置が、その通信網で利用可能な複数の言語を示す情報を通信網内に報知する。移動通信システムにおいては、無線基地局が、その基地局の識別情報または呼出しゾーンの識別情報などを報知している。無線基地局は、この報知情報とともにこの通信網で使用できる複数の言語を示す情報を報知する。通信端末のユーザは、報知された情報に含まれる複数の言語から自己が利用したい言語を選択する。これにより、選択された言語を用いて通信を行なうことができる。
しかしながら、前述の公報に開示された通信方法は、通信網の特定の機器から複数の言語を示す情報が報知される場合に限り実現できるものにすぎない。
また、前述の公報には、携帯電話の新規契約時に、携帯電話毎に使用する言語を表わす情報を、通信網の特定の機器に登録する通信方法が開示されている。
しかしながら、この通信方法では、携帯電話のユーザが一時的に変わり、使用したい言語が変わると、ユーザが要求する言語による通信システムを実現できない。
そこで、この発明の目的は、携帯電話などの端末において、通信網からの送信される言語情報に依存しないで、ユーザが要求する言語により通信するシステムに用いられるサーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザが変わった場合でも、新規契約時の登録を変更することなく、ユーザが要求する言語により通信するシステムに用いられるサーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、ユーザが変わった場合でも、容易にユーザが要求する言語による通信に変更することができる、サーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、ユーザが要求する言語により音声情報を通信することができる、サーバ、端末および通信方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、ユーザが要求する言語により文字情報を通信することができる、サーバ、端末および通信方法を提供することである。
発明の開示
この発明に係るサーバは、複数の端末と、端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられるサーバである。各端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取るための手段と、言語情報と、端末のユーザにより入力された接続先とをサーバに送信するための手段と、サーバから受信した情報を出力するための手段とを含む。サーバは、端末と通信するための通信手段と、情報を記憶するための記憶手段と、通信手段と記憶手段とに接続され、通信手段と記憶手段とを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、端末から通信手段を介して言語情報を受信したことに応答して、受信した言語情報を記憶するように、記憶手段を制御するための手段と、端末から通信手段を介して接続先を受信したことに応答して、記憶手段に記憶された言語情報を接続先の端末に送信するように、通信手段を制御するための手段と、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を、通信手段を介して受信したことに応答して、接続先から受信した情報を端末に送信するように、通信手段を制御するための手段とを含む。
端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取ってサーバに送信する。サーバは、端末から通信手段を介して言語情報を受信すると、受信した言語情報を記憶手段に記憶する。サーバは、端末から通信手段を介して接続先を受信すると、記憶手段に記憶された言語情報を接続先の端末に送信する。サーバは、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を、通信手段を介して受信すると、接続先から受信した情報を端末に送信する。これにより、たとえば、端末は、記録媒体が装着されたことを検知すると、サーバに言語情報を送信する。サーバは、受信した言語情報を接続先の端末に送信し、記録媒体に記録された言語に応答する音声情報および言語情報を受信して、端末に送信できる。
より好ましくは、言語情報を接続先の端末に送信するように制御するための手段は、サーバと接続先の端末との通信回線が開く前に、接続先が言語情報を受信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
これにより、サーバと接続先の端末との間における通信において、サーバは、通信回線が開く前に、言語情報を接続先の端末に送信できる。接続先の端末は、通信回線が開く前に、言語情報を表示することができる。接続先の端末のユーザは、表示された言語情報を確認して、通信回線を開くか否かを判断できる。
さらに好ましくは、言語情報を接続先の端末に送信するように制御するための手段は、サーバと接続先の端末との通信回線が開いた後に、接続先が言語情報を受信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
これにより、サーバと接続先の端末との間における通信において、従来通りの通信手順を用いて言語情報を送信できる。新たに通信に関する規格を設けることなく、サーバは、言語情報を接続先の端末に送信することができる。
さらに好ましくは、制御手段は、通信チャネルと制御チャネルとにより、サーバと接続先とを接続するための手段をさらに含み、言語情報を接続先の端末に送信するように制御するための手段は、制御チャネルを介して、接続先が言語情報を受信するように、通信手段を制御するための手段を含む。
これにより、サーバと接続先の端末との間における通信において、通信チャネルとは別に設けられる制御チャネルを用いて、サーバは、言語情報を接続先の端末に送信することができる。
この発明に係る端末は、端末と、端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられる端末である。サーバは、端末により指定された接続先の端末に接続され、端末から受信した言語情報を記憶するための手段と、端末から接続先を受信したことに応答して、言語情報を接続先に送信するための手段と、言語情報に応答して送信されてくる情報を受信するための手段と、接続先の端末から受信した情報を端末に送信するための手段とを含む。端末は、サーバと通信するための通信手段と、端末に着脱自在な記録媒体から、情報を読取るための読取り手段と、端末のユーザが、接続先を入力するための入力手段と、サーバから受信した情報を出力するための出力手段と、通信手段と読取り手段と入力手段と出力手段とに接続され、端末を制御するための制御手段とを含む。記録媒体には、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報が記録されている。制御手段は、予め定められた条件に基づいて、読取り手段により読取られた言語情報を、サーバに送信するように通信手段を制御するための手段と、入力手段を用いて接続先が入力されたことに応答して、接続先をサーバに送信するように通信手段を制御するための手段と、通信手段を介してサーバから受信した情報を出力するように、出力手段を制御するための手段とを含む。
端末は、記録媒体から端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取る。端末は、予め定められた条件に基づいて、読取り手段により読取られた言語情報を、サーバに送信する。端末は、入力手段を用いて接続先が入力されると、接続先をサーバに送信する。端末は、通信手段を介してサーバから受信した情報を出力手段に出力する。これにより、たとえば、端末が記録媒体が装着されたことを検知すると、サーバに言語情報を送信する。端末は、サーバから、記録媒体に記録された言語に応答する音声情報および言語情報を受信して、出力できる。
より好ましくは、予め定められた条件は、記録媒体が装着されたことを読取り手段が検知したという条件である。
これにより、端末に記録媒体が装着されると、読取り手段が言語情報を読取る。携帯電話のユーザが変わって、別の記録媒体が携帯電話に装着されると、装着された記録媒体に記録された別の言語情報がサーバに送信される。
さらに好ましくは、記録媒体は、予め定められたデータ形式により、言語情報が記憶された記録媒体である。
記録媒体には、たとえば次世代携帯電話における規格であるUSIM(Universal Subscriber Identity Module)に準拠して、言語情報が記録される。USIMは、国際的な標準規格であるため、ユーザの自国以外において記録媒体を端末に装着すると、ユーザが自国において使用する言語を示す言語情報が読取られ、その言語を用いた通信を実現できる。
この発明に係る通信方法は、複数の端末と、端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられるサーバにおける通信方法である。各端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取って、言語情報と、端末のユーザにより入力された接続先とをサーバに送信して、サーバから受信した情報を出力する。通信方法は、端末から言語情報を受信したことに応答して、受信した言語情報を記憶するステップと、端末から通信手段を介して接続先を受信したことに応答して、言語情報を記憶するステップにて記憶された言語情報を、接続先の端末に送信するステップと、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を受信したことに応答して、接続先から受信した情報を端末に送信するステップとを含む。
端末は、端末に着脱自在な記録媒体から、端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取ってサーバに送信する。サーバは、端末から言語情報を受信すると、受信した言語情報を記憶する。サーバは、端末から接続先を受信すると、記憶された言語情報を接続先の端末に送信する。サーバは、接続先の端末から言語情報に応答して送信されてくる情報を受信すると、接続先から受信した情報を端末に送信する。これにより、たとえば、端末は、記録媒体が装着されたことを検知すると、サーバに言語情報を送信する。サーバは、受信した言語情報を接続先の端末に送信し、記録媒体に記録された言語に応答する音声情報および言語情報を受信して、端末に送信できる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明の繰返しは適宜省略する。
第1の実施例
図1を参照して、本実施例に係る通信システムは、携帯電話100と固定電話500またはコンテンツサーバ600との間における移動通信に適用されるシステムである。図1に示すように、通信システムは、携帯電話100と、携帯電話100と無線通信する際の通信接続等の処理を行なう基地局300と、基地局300と携帯電話網250で接続され、携帯電話の通信会社などにより運営される基地局側サーバ200(以下、単にサーバ200という。)と、サーバ200に接続され、携帯電話100と携帯電話網250以外のネットワークとが通信するためのネットワーク制御局800の制御局側サーバ900と、制御局側サーバ900に接続され、携帯電話100と固定電話500とが通信するための交換局400と、交換局400に接続された固定電話500とを含む。制御局側サーバ900は、インターネット700を介してコンテンツサーバ600と接続されている。コンテンツサーバ600は、携帯電話100からの要求に応じて送信する文字情報を記憶している。固定電話500は、制御局側サーバ900を介してサーバ200から受信した情報に基づいて、データを表示する表示部と、制御局側サーバ900とサーバ200と基地局300とを介して、携帯電話100に自動で応答を再生するメッセージ再生部とを含む。このメッセージ再生部は、複数の言語を切換えて、予め録音された音声を出力できる。
なお、携帯電話網250、ネットワーク制御局800、インターネット700および交換局400の接続形態は、様々な形態があり、上述の形態に限定されるものではない。たとえば、基地局300にサーバ200を含む形態、ネットワーク制御局800に制御局側サーバ900およびサーバ200の機能を集約した形態等である。
本発明に係る通信システムは、携帯電話100と固定電話500との間で携帯電話100のユーザが利用したい言語を用いて通話をしたり、コンテンツサーバ600から携帯電話100のユーザが利用したい言語により記述されたコンテンツを受信したりするものである。
図2を参照して、本実施例に係る携帯電話100は、通話相手である固定電話500の電話番号、コンテンツサーバ600のURL(Uniform ResourceLocators)などを入力するためのテンキーなどを含む操作部132と、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示部134、マイクを含む音声入力部136と、スピーカなどを含む音声出力部138とを含む。この携帯電話100は、後述するUSIMカード128を装着するためのスロットを有する。
図3に、携帯電話100の制御ブロックについて説明する。図3に示すように、携帯電話100は、この携帯電話100の全体を制御する制御部120と、固定電話500およびコンテンツサーバ600と通信するための通信部122と、制御部120において実行されるプログラム、そのプログラムの中間データおよび通信部122を介してサーバ200から受信したデータを記憶する記憶部124と、入出力部130とを含む。この携帯電話100は、さらに、USIMカード128を読取るUSIMカード読取り部126を含む。
入出力部130は、この携帯電話100のユーザが、固定電話500およびコンテンツサーバ600のURLなどを入力したり、各種の設定を入力したりする操作部132と、テンキーなどにより入力された内容を表示したり、サーバ200から受信した情報を表示したりする表示部134と、マイクに入力された音声をデジタル信号に変換して制御部120に送信する音声入力部136と、制御部120からデジタル信号を受信してアナログ信号に変換してスピーカから音を出力する音声出力部138とを含む。
図4に、サーバ200の一例であるコンピュータの外観を示す。図4を参照してこのコンピュータは、FD(Flexible Disk)駆動装置206およびCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)駆動装置208を備えたコンピュータ本体202と、モニタ204と、キーボード210と、マウス212とを含む。
図5に、このコンピュータの構成をブロック図形式で示す。図5に示すように、コンピュータ本体202は、上記したFD駆動装置206およびCD−ROM駆動装置208に加えて、相互にバスで接続されたCPU(Central ProcessingUnit)220と、メモリ222と、固定ディスク224とを含む。FD駆動装置206にはFD216が装着される。CD−ROM駆動装置208にはCD−ROM218が装着される。
通信システムにおいて所定の言語で通信する方法は、コンピュータハードウェアとCPU220により実行されるソフトウェアとにより実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、FD216、CD−ROM218などの記録媒体に格納されて流通し、FD駆動装置206またはCD−ROM駆動装置208などにより記録媒体から読取られて固定ディスク224に一旦格納される。さらに固定ディスク224からメモリ222に読出されて、CPU220により実行される。図4および図5に示したコンピュータのハードウェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の最も本質的な部分は、FD216、CD−ROM218、固定ディスク224などの記録媒体に記録されたソフトウェアである。
なお、図4および図5に示したコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
図6を参照して、USIMカード128に記録されるデータについて説明する。USIMカード128に記憶されるデータは、次世代携帯電話の世界標準方式の1つであるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の仕様を検討する3GPP(3rd Generation Partnership Project)により規定されたものである。図6は、3GPPにより規定されたデータの一部を示すものである。図6に示すように、USIMカード128に記録されるデータは、階層構造を有する。この中で、言語に関する情報は、LI(Language Indication)として記憶される。LIとして、たとえば、「日本語」、「英語」、「中国語」などの言語名が記憶されている。
図7を参照して、携帯電話100から携帯電話網250および基地局300を介してサーバ200に送信される言語情報について説明する。図7に示すように、言語情報は、通信ヘッダ、電話番号、E−mailアドレスおよび言語データとを含む。通信ヘッダにより、この情報が言語情報であることを識別できる。言語データにより、このUSIMカードの使用者が使用する言語を特定できる。電話番号は、携帯電話100の電話番号であり、E−mailアドレスは、携帯電話100毎に設定されたメールアドレスである。コンテンツサーバ600は、このE−mailアドレスにより、コンテンツを所定の携帯電話100に送信することができる。
図8を参照して、サーバ200の固定ディスク224に記憶されるデータベースについて説明する。図8に示すように、データベースは、携帯電話100から携帯電話網250および基地局300を介してサーバ200が受信した言語情報に含まれる言語データとE−mailアドレスとを、携帯電話100の電話番号に対応付けて記憶する。また、データには、固定ディスク224に記憶されるデータベースのデータを一意に特定できるユーザID(Identification)が付されている。USIMカードのLIとして記憶されている「日本語」、「英語」、「中国語」などの言語名が、図8に示すデータベースの言語データとして記憶される。
図9に示すフローチャートを参照して、本実施例に係る通信システムの携帯電話100、携帯電話網250に含まれる基地局300およびサーバ200において、言語データを登録する処理について説明する。なお、以下に示す基地局300の処理は、詳しくは、基地局300の制御部にて行なわれる。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、携帯電話100の制御部120は、携帯電話100の電源が入れられたか否かを判断する。電源が入れられると(S100にてYES)、処理はS102へ移される。一方、電源が入れられないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻され、電源が入れられるまで待つ。
S102にて、制御部120は、基地局300から報知情報を受信したか否かを判断する。報知情報は、基地局300の識別情報あるいは呼出しゾーンの識別情報などを含む。基地局300から報知情報を受信すると(S102にてYES)、処理はS104へ移される。一方、基地局300から報知情報を受信しないと(S102にてNO)、処理はS102へ戻され、報知情報を受信するまで待つ。
S104にて、制御部120は、USIMカード読取り部126により、USIMカードに記録されたデータを読取る。
S106にて、制御部120は、読取ったUSIMカードのデータの中から、言語に関する情報(LI)を取得したか否かを判断する。この判断は、USIMカードの中で言語に関する情報(LI)が格納されている場所にデータが記録されているか否かにより行なわれる。言語に関する情報(LI)を取得すると(S106にてYES)、処理はS108へ移される。一方、言語に関する情報(LI)を取得できないと(S106にてNO)、S108における処理を行なわずに携帯電話100における処理は終了する。
S108にて、制御部120は、図7に示す言語情報を生成して、基地局300に送信する。その後、携帯電話100における処理は終了する。
S300にて、基地局300は、報知情報を携帯電話100に送信する。S302にて、基地局300は、携帯電話100から言語情報を受信したか否かを判断する。携帯電話100から言語情報を受信すると(S302にてYES)、処理はS304へ移される。一方、携帯電話100から言語情報を受信しないと(S302にてNO)、処理はS306へ移される。
S304にて、基地局300は、携帯電話100から受信した言語情報をサーバ200に送信する。S306にて、基地局300は、自己のサービスを停止するか否かを判断する。この判断は、予め定められた基地局300の稼動スケジュールと現在日時とに基づいて行なわれる。基地局300がサービスを停止する場合には(S306にてYES)、処理は終了する。一方、基地局300がサービスを停止しない場合には(S306にてNO)、処理はS300へ戻される。
S200にて、サーバ200のCPU220は、基地局300から言語情報を受信したか否かを判断する。基地局300から言語情報を受信すると(S200にてYES)、処理はS202へ移される。一方、基地局300から言語情報を受信しないと(S200にてNO)、処理はS204へ移される。
S202にて、CPU220は、基地局300から受信した言語情報に基づいて、固定ディスク224に図8に示すデータベースを記憶する。
S204にて、CPU220は、自己のサービスを停止するか否かを判断する。この判断は、予め定められたサーバ200の稼動スケジュールと現在日時とに基づいて行なわれる。サーバ200がサービスを停止する場合には(S204にてYES)、処理は終了する。一方、サーバ200がサービスを停止しない場合には(S204にてNO)、処理はS200へ戻される。
なお、上述の説明では、S300〜S306までの処理を基地局300で、S200〜S204までの処理をサーバ200で行なうとして説明したが、これらの処理を全てサーバ200で行なう形態であってもよい。また、通信接続に関する処理のみを基地局300で行なうようにしてもよい。
図10に示すフローチャートを参照して、本実施例に係る通信システムのサーバ200における通話処理について説明する。
S210にて制御部220は、携帯電話網250および基地局300を介して携帯電話100から固定電話500への接続要求を受信したか否かを判断する。このとき、接続先の固定電話500の電話番号と、発信元の携帯電話100の電話番号とを携帯電話網250および基地局300を介して受信する。携帯電話100から接続要求を受信すると(S210にてYES)、処理はS212へ移される。一方、携帯電話100から接続要求を受信しないと(S210にてNO)、処理はS210へ戻され、接続要求を受信するまで待つ。
S212にて、CPU220は、ユーザ認証を行なう。ユーザ認証は、受信した携帯電話100の電話番号と図8に示す固定ディスク224に記憶されたデータベースとに基づいて行なわれる。この処理により、接続要求を送信してきた携帯電話100が一意に特定される。S214にて、CPU220は、S212にて特定した携帯電話100に対応して記憶された言語データを読取る。S216にて、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の通信チャネルを割当てる。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に、S210にて受信した接続先の固定電話500の電話番号を送信する。制御局側のサーバ900は、交換局400を介して固定電話500との通話チャネルを割当てる。その結果、サーバ200と固定電話500との間の通信チャネルが割当てられるようになる。
S218にて、CPU220は、割当てられた通信チャネルを用いて、言語データを、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500に送信する。S220にて、CPU220は、固定電話500に対して呼出し音を発生させるコマンドを、交換局400および制御局側サーバ900を介して、送信する。S222にて、CPU220は、固定電話500からの応答に対応して、サーバ200と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通信チャネルを開いて通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500と通信可能な状態である。また、サーバ200は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話と通信可能な状態である。その結果、携帯電話100と固定電話500とが通信可能な状態になる。
S224にて、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の通信処理を行なう。この通信処理では、固定電話500から送信された、言語データに対応した音声情報を、交換局400および制御局側サーバ900を介して、CPU220が受信して、CPU220は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100に、その音声情報を送信する。
S226にて、CPU220は、通話終了であるか否かを判断する。この判断は、携帯電話100または固定電話500のいずれかから通話終了コマンドが送信されたか否かにより行なわれる。通話終了であると(S226にてYES)、処理はS228へ移される。一方、通話終了でないと(S226にてNO)、処理はS224へ戻される。
S228にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通信回線を切断する。
なお、上述のS210の接続処理、S226の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
図11に示すフローチャートを参照して、本実施例に係る通信システムの固定電話500における通話処理について説明する。
S500にて、固定電話500は、交換局400および制御局側サーバ900を介して、サーバ200から言語データを受信したか否かを判断する。この処理は、S218に応答する処理である。サーバ200から言語データを受信すると(S500にてYES)、処理はS502へ移される。一方、サーバ200から言語データを受信しないと(S500にてNO)、処理はS500へ戻され、サーバ200から言語データを受信するまで待つ。
S502にて、固定電話500は、その表示部に言語データにより表わされる言語名を表示する。S504にて、固定電話500は、受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語を切換える。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[言語データ登録動作]
携帯電話100の電源が入れられて(S100にてYES)、携帯電話100が基地局300から報知情報を受信すると(S102にてYES)、携帯電話100のUSIMカード読取り部126によりUSIMカードのデータが読取られる(S104)。携帯電話100が言語に関する情報(LI)を取得すると(S106にてYES)、基地局300に言語情報を送信する(S108)。
携帯電話100から基地局300に言語情報が送信されると、基地局300が言語情報を受信する(S302にてYES)。基地局300は、携帯電話網250を介して、受信した言語情報をサーバ200に送信する(S304)。
基地局300から携帯電話網250を介してサーバ200に言語情報が送信されると、サーバ200が言語情報を受信する(S200にてYES)。サーバ200は、受信した言語情報に基づいて、言語データなどを固定ディスク224のデータベースに記憶する(S202)。
携帯電話100の電源が切られて、USIMカードが交換された後に携帯電話100の電源が再度入れられると、交換されたUSIMカードに記録された言語に関する情報(LI)が、サーバ200の固定ディスク224における所定のユーザの言語データに上書きされる。
[通話動作]
携帯電話100から固定電話500への接続要求を、サーバ200が携帯電話網250および基地局300を介して受信すると(S210にてYES)、接続要求に含まれる発信元の携帯電話100の電話番号に基づいて、ユーザ認証が行なわれる(S212)。固定ディスク224のデータベースから該当するユーザの言語データが読み出され(S214)、携帯電話100と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通信チャネルが割当てられる(S216)。割当てられた通信チャネルを用いて、読み出された言語データが、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500に送信される(S218)。その後、サーバ200から固定電話500に、呼出し音を発生させる指示が送信され(S220)、固定電話500が応答すると、携帯電話100と固定電話500とが通信可能な状態になる(S222)。
交換局400および制御局側サーバ900を介して、言語データをサーバ200から受信した固定電話においては(S500にてYES)、呼出し音が鳴る前に、固定電話500の表示部に言語データにより表わされる言語が表示される(S502)。受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語が切換えられる(S504)。なお、固定電話500においては、表示部に表示された言語を見た固定電話500のユーザが自ら受話器を上げて、表示部に表示された言語で話してもよい。
以上のようにして、本発明によれば、携帯電話のユーザが、言語情報を携帯電話に設定することなく、携帯電話に着脱自在な記録媒体に記録された言語情報の言語を用いて、携帯電話のユーザは、固定電話のユーザと通話できる。
第2の実施例
以下に、本発明の第2の実施例について説明する。以下の説明では、前述の第1の実施例と同じ構成、フローチャートについては、同じ参照符号を付してある。そのため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施例においては、サーバ200における通話処理の手順が、前述の第1の実施例と異なる。この手順について説明する。
図12に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るサーバ200における通話処理について説明する。なお、以下に説明する図12において、前述の図10と同じ処理を行なうステップについては同じステップ番号を付してある。そのため、ここでは、それらについての詳細な説明は繰返さない。
S216における処理の後、S230にて、CPU220は、固定電話500に対して呼出し音を発生させるコマンドを、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信する。
S232にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通信チャネルを開いて、サーバ200と固定電話500とを通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、交換局400および制御局側サーバ900を介して、固定電話500と通信可能な状態である。また、サーバ200は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100と通信可能な状態である。その結果、携帯電話100と固定電話500とが通信可能な状態になる。
S234にて、CPU220は、割当てられた通信チャネルを用いて、言語データを固定電話500に送信する。この後、処理はS224に移され、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の通信処理を行なう。この通信処理では、固定電話500から送信された、言語データに対応した音声情報をCPU220が受信して、CPU220は、携帯電話100に、その音声情報を送信する。
なお、上述のS210の接続処理、S226の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[通話動作]
携帯電話100から固定電話500への接続要求をサーバ200が受信すると(S210にてYES)、サーバ200は、ユーザ認証を行ない(S212)、該当するユーザの言語データを読出し(S214)、携帯電話100と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通信チャネルを割当てる(S216)。サーバ200から固定電話500に、呼出し音を発生させる指示が、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信され(S230)、固定電話500が応答すると、携帯電話100と固定電話500との通信が可能な状態になる(S232)。通信が可能な状態になると、割当てられた通信チャネルを用いて、読み出された言語データが、交換局400および制御局側サーバ900を介して固定電話500に送信される(S234)。
言語データを受信した固定電話500は、呼出し音が鳴って受話器が上げられると、サーバ200から送信された言語データを、交換局400および制御局側サーバ900を介して受信する(S500にてYES)。固定電話500の表示部に言語データにより表わされる言語が表示され(S502)、受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語が切換えられる(S504)。なお、固定電話500においては、固定電話500のユーザが自ら受話器を上げて、表示部に表示された言語を見て、表示部に表示された言語で話してもよいし、受話器を上げた後、自動音声メッセージに切換えてもよい。
以上のようにして、本実施例においても、前述の実施例と同様の効果を実現できる。
第3の実施例
以下に、本発明の第3の実施例について説明する。以下の説明では、前述の第2の実施例と同様、第1の実施例と同じ構成、フローチャートについては、同じ参照符号を付してある。そのため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施例においては、サーバ200における通話処理の手順が、前述の第1の実施例および第2の実施例と異なる。この手順について説明する。
図13に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るサーバ200における通話処理について説明する。なお、以下に説明する図13において、前述の図10と同じ処理を行なうステップについては同じステップ番号を付してある。そのため、ここでは、それらについての詳細な説明は繰返さない。
S214における処理の後、S240にて、CPU220は、携帯電話100と固定電話500との間の、交換局400および制御局側サーバ900を介した通話チャネルと制御チャネルとを割当てる(S240)。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に、S210にて受信した接続先の固定電話500の電話番号を送信する。制御局側サーバ900は、固定電話500との間の、交換局400を介した通話チャネルと制御チャネルとを割当てる。その結果、サーバ200と固定電話500との間の通話チャネルと制御チャネルとが割当てられることになる。
S242にて、CPU220は、固定電話500に対して呼出し音を発生させるコマンドを、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信する。
S244にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通話チャネルおよび制御チャネルを開いて、サーバ200と固定電話500とが通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、通話チャネルおよび制御チャネルにより、交換局400および制御局側サーバ900を介して固定電話500と通信可能な状態である。また、サーバ200は、通話チャネルにより、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100と通信可能な状態である。その結果、携帯電話100と固定電話500とが、通話チャネルを介して通信可能な状態になる。
S246にて、CPU220は、割当てられた制御チャネルを用いて、言語データを固定電話500に、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信する。S248にて、CPU220は、割当てられた通話チャネルを用いて、携帯電話100と固定電話500との間の通信処理を行なう。この通信処理では、固定電話500から、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信された、言語データに対応した音声情報をCPU220が受信して、CPU220は、携帯電話網250および基地局300を介して、携帯電話100に、その音声情報を送信する。
なお、上述のS210の接続処理、S226の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[通話動作]
携帯電話100から固定電話500への接続要求を、携帯電話網250および基地局300を介して、サーバ200が受信すると(S210にてYES)、サーバ200は、ユーザ認証を行ない(S212)、該当するユーザの言語データを読出し(S214)、携帯電話100と固定電話500との間の、、交換局400および制御局側サーバ900を介した通話チャネルおよび制御チャネルを割当てる(S240)。サーバ200から固定電話500に、呼出し音を発生させる指示が、交換局400および制御局側サーバ900を介して送信され(S242)、固定電話500が応答すると(S244)、割当てられた制御チャネルを用いて、読み出された言語データが、交換局400および制御局側サーバ900を介して固定電話500に送信される(S246)。割当てられた通話チャネルを用いて、携帯電話100と固定電話500との間で通話が行なわれる(S248)。
言語データを受信した固定電話500は、呼出し音が鳴って受話器が上げられると、制御チャネルを介して言語データをサーバ200から受信する(S500にてYES)。固定電話500の表示部に言語データにより表わされる言語が表示され(S502)、受信した言語データに基づいて、自動応答メッセージの言語が切換えられる(S504)。
なお、固定電話500においては、固定電話500の受話器が上げられる前に(通話チャネルの回線が開く前に)、制御チャネルを介して受信した言語データにより表わされる言語を表示部に表示してもよい。
以上のようにして、本実施例においても、前述の実施例と同様の効果を実現できる。
第4の実施例
以下に、本発明の第4の実施例について説明する。以下の説明では、前述の第1の実施例と同じ構成、フローチャートについては、同じ参照符号を付してある。そのため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施例においては、サーバ200における通話処理が、前述の第1の実施例、第2の実施例および第3の実施例と異なる。本実施例においては、サーバ200は、固定電話500ではなく、コンテンツサーバ600と通信する。コンテンツサーバ600は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900を介してサーバ200から受信した要求に応答して、コンテンツサーバ600が記憶しているコンテンツを、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900を介してサーバ200に送信することができる。
コンテンツサーバ600は、図4および図5に示すコンピュータにより実現される。コンテンツサーバ600は、サーバ200と同様の構成である。コンテンツサーバ600は、CPU220に対応するCPU620と、メモリ222に対応するメモリ622と、固定ディスク224に対応する固定ディスク624と、通信インターフェイス226に対応する通信インターフェイス626とを含む。固定ディスク624には、複数のコンテンツが記憶されている。各コンテンツは、複数の言語を用いて記憶されている。
図14に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るサーバ200における通話処理について説明する。なお、以下に説明する図14において、前述の図10と同じ処理を行なうステップについては同じステップ番号を付してある。そのため、ここでは、それらについての詳細な説明は繰返さない。
S216における処理の後、S260にて、CPU220は、コンテンツサーバ600を特定する。この処理は、携帯電話100から受信した接続要求に含まれるURLに基づいて行なわれる。
S232にて、CPU220は、サーバ200とコンテンツサーバ600との間の通信チャネルを開いて、サーバ200とコンテンツサーバ600とが通信可能な状態にする。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に、S260にて特定されたコンテンツサーバ600を特定する情報を送信する。制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、コンテンツサーバ600とを通信可能な状態にする。その結果、サーバ200とコンテンツサーバ600とが通信可能な状態になる。
S262にて、CPU220は、コンテンツサーバ600に、サーバ200が受信を要求するコンテンツの識別情報を送信する。このとき、受信を要求するコンテンツの識別情報は、携帯電話100から受信した接続要求に含まれる。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900にコンテンツを特定する識別情報を送信する。制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、コンテンツの識別情報をコンテンツサーバ600に送信する。その結果、サーバ200からコンテンツサーバ600にコンテンツの識別情報が送信されるようになる。
S234にて、CPU220は、割当てられた通信チャネルを用いて、言語データをコンテンツサーバ600に送信する。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に言語データを送信する。制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、言語データをコンテンツサーバ600に送信する。その結果、サーバ200からコンテンツサーバ600に言語データが送信されるようになる。
S264にて、CPU220は、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信したか否かを判断する。このとき、制御局側サーバ900は、インターネット700を介して、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信する。サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900からコンテンツを受信する。その結果、サーバ200は、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信するようになる。コンテンツサーバ600からコンテンツを受信すると(S264にてYES)、処理はS266へ移される。一方、コンテンツサーバ600からコンテンツを受信しないと(S264にてNO)、コンテンツを受信するまで待つ。
S266にて、CPU220は、S264にてコンテンツサーバ600から受信したコンテンツを携帯電話100に送信する。S228にて、CPU220は、サーバ200と固定電話500との間の通信回線を切断する。
図14に示すフローチャートを参照して、本実施例に係るコンテンツサーバ600における通話処理について説明する。
S600にて、CPU620は、サーバ200から、サーバ200が受信を要求するコンテンツの識別情報を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900にコンテンツの識別情報を送信する。コンテンツサーバ600は、制御局側サーバ900により送信されたコンテンツの識別情報を、インターネット700を介して受信する。その結果、コンテンツサーバ600は、コンテンツの識別情報を、サーバ200から受信することになる。サーバ200からコンテンツの識別情報を受信すると(S600にてYES)、処理はS602へ移される。一方、サーバ200からコンテンツの識別情報を受信しないと(S600にてNO)、処理はS600へ戻され、コンテンツの識別情報を受信するまで待つ。
S602にて、CPU620は、サーバ200から、言語データを受信したか否かを判断する。このとき、サーバ200は、ネットワーク制御局800の制御局側サーバ900に言語データを送信する。コンテンツサーバ600は、制御局側サーバ900により送信された言語データを、インターネット700を介して受信する。その結果、コンテンツサーバ600は、言語データを、サーバ200から受信することになる。サーバ200から言語データを受信すると(S602にてYES)、処理はS604へ移される。一方、サーバ200から言語データを受信しないと(S602にてNO)、処理はS602へ戻され、言語データを受信するまで待つ。
S604にて、CPU620は、固定ディスク624に記憶されたコンテンツから、S600にて受信したコンテンツの識別情報により特定されるコンテンツであって、S602にて受信した言語データの言語により記述されたコンテンツを検索する。
S606にて、CPU620は、固定ディスク624の中に所望のコンテンツを検索できたか否かを判断する。所望のコンテンツが検索できると(S606にてYES)、処理はS608へ移される。一方、所望のコンテンツが検索できないと(S606にてNO)、処理はS612へ移される。
S608にて、CPU620は、固定ディスク624から所望のコンテンツを読出す。S610にて、CPU620は、読出したコンテンツをサーバ200に送信する。その後、処理は終了する。
S612にて、CPU620は、エラー情報をサーバ200に送信する。その後、処理は終了する。
なお、エラー情報を受信したサーバ200は、受信したエラー情報を携帯電話100に送信する。
なお、上述のS210の接続処理、S228の接続終了処理等の通信接続に関する処理を、サーバ200ではなく基地局300にて行なう形態であってもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信システムの動作について説明する。
[コンテンツ通信動作]
携帯電話100のユーザは、携帯電話100の操作部132を用いて、コンテンツサーバ600を特定する情報と、コンテンツを特定する識別情報とを入力する。携帯電話100が入力された接続要求を、携帯電話網250および基地局300を介してサーバ200に送信すると、サーバ200が接続情報を受信する(S210にてYES)。サーバ200は、ユーザ認証を行ない(S212)、該当するユーザの言語データを読出し(S214)、携帯電話100とコンテンツサーバ600との間の通話チャネルが割当てられる(S216)。
サーバ200により、コンテンツサーバ600が特定され(S260)、インターネット700および制御局側サーバ900を介して、サーバ200とコンテンツサーバ600とが通信可能な状態になる(S232)。サーバ200からコンテンツサーバ600に、インターネット700および制御局側サーバ900を介して、受信を要求するコンテンツの識別情報と(S262)、言語データとが送信される(S234)。
サーバ200からコンテンツの識別情報が送信されたことに応答して、コンテンツサーバ600は、コンテンツの識別情報を、インターネット700および制御局側サーバ900を介して受信する(S600にてYES)。サーバ200から言語データが送信されたことに応答して、コンテンツサーバ600は、言語データを、インターネット700および制御局側サーバ900を介して受信する(S602にてYES)。言語データにより特定される言語により記憶された所望のコンテンツが検索され(S604)、所望のコンテンツが検索できると(S606にてYES)、固定ディスク624からコンテンツを読出して(S608)、サーバ200に読出したコンテンツが、インターネット700および制御局側サーバ900を介して送信される(S610)。
コンテンツサーバ600から言語データにより特定される言語で記述されたコンテンツは、携帯電話100に送信され、携帯電話100の表示部134に表示される。
なお、コンテンツサーバ600から携帯電話100へのコンテンツの送信は、以下のようにしてもよい。S262における処理において、サーバ200は、コンテンツ識別情報とともに、コンテンツの受信を要求する携帯電話100のE−mailアドレスをコンテンツサーバ600に、インターネット700および制御局側サーバ900を介して送信する。S604にて、コンテンツサーバ600は、サーバ200から言語データを受信すると、一旦通信回線を切断する。コンテンツサーバ600は、所望のコンテンツを読出して、読出したコンテンツを、受信したE−mailアドレス宛に送信する。このようにしても、携帯電話100のユーザが希望する言語により記述されたコンテンツが、携帯電話100に送信される。
以上のようにして、本発明によれば、携帯電話のユーザが、言語情報を携帯電話に設定することなく、携帯電話に着脱自在な記録媒体に記録された言語情報の言語を用いたコンテンツを、携帯電話に受信して表示できる。
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
産業上の利用可能性
以上のように、この通信システムによれば、端末は、着脱自在な記録媒体に記録された言語情報をサーバに送信し、サーバは、送信された言語情報を端末毎に記憶する。サーバは、端末から接続先を受信すると、その接続先に言語情報を送信し、送信した言語情報に応答した情報を受信することができる。そのため、この発明の通信システムは、多くの言語を切換えて情報が通信される通信システムに適している。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明に係る通信システムの全体図である。
図2は、この発明に係る通信システムに用いられる携帯電話の外観図である。
図3は、図2に示す携帯電話の制御ブロック図である。
図4は、この発明に係る通信システムに用いられるサーバを実現するコンピュータの外観図である。
図5は、図4に示す携帯電話の制御ブロック図である。
図6は、USIMのデータ構造を示す図である。
図7は、携帯電話からサーバに送信される言語情報の構造を表わす図である。
図8は、サーバに記憶されるデータベースを表わす図である。
図9は、携帯電話、基地局およびサーバにおける処理を表わすフローチャートである。
図10は、サーバにおける処理を表わすフローチャート(その1)である。
図11は、固定電話における処理を表わすフローチャート(その1)である。
図12は、サーバにおける処理を表わすフローチャート(その2)である。
図13は、サーバにおける処理を表わすフローチャート(その3)である。
図14は、サーバおよびコンテンツサーバにおける処理を表わすフローチャートである。
Claims (16)
- 複数の端末と、前記端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられるサーバであって、
各前記端末は、前記端末に着脱自在な記録媒体から、前記端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取るための手段と、前記言語情報と、前記端末のユーザにより入力された前記接続先とを前記サーバに送信するための手段と、前記サーバから受信した情報を出力するための手段とを含み、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信手段と、
情報を記憶するための記憶手段と、
前記通信手段と前記記憶手段とに接続され、前記通信手段と前記記憶手段とを制御するための制御手段とを含み、
前記制御手段は、
前記端末から前記通信手段を介して前記言語情報を受信したことに応答して、前記受信した言語情報を記憶するように、前記記憶手段を制御するための手段と、
前記端末から前記通信手段を介して前記接続先を受信したことに応答して、前記記憶手段に記憶された言語情報を前記接続先の端末に送信するように、前記通信手段を制御するための手段と、
前記接続先の端末から前記言語情報に応答して送信されてくる情報を、前記通信手段を介して受信したことに応答して、前記接続先から受信した情報を前記端末に送信するように、前記通信手段を制御するための手段とを含むサーバ。 - 前記言語情報に応答して送信されてくる情報は、前記言語情報に対応した言語により表わされた音声情報である、請求項1に記載のサーバ。
- 前記言語情報に応答して送信されてくる情報は、前記言語情報に対応した言語により表わされた文字情報である、請求項1に記載のサーバ。
- 前記言語情報を前記接続先の端末に送信するように制御するための手段は、前記サーバと前記接続先の端末との通信回線が開く前に、前記接続先が前記言語情報を受信するように、前記通信手段を制御するための手段を含む、請求項1に記載のサーバ。
- 前記言語情報を前記接続先の端末に送信するように制御するための手段は、前記サーバと前記接続先の端末との通信回線が開いた後に、前記接続先が前記言語情報を受信するように、前記通信手段を制御するための手段を含む、請求項1に記載のサーバ。
- 前記制御手段は、通信チャネルと制御チャネルとにより、前記サーバと前記接続先とを接続するための手段をさらに含み、
前記言語情報を前記接続先の端末に送信するように制御するための手段は、前記制御チャネルを介して、前記接続先が前記言語情報を受信するように、前記通信手段を制御するための手段を含む、請求項1に記載のサーバ。 - 端末と、前記端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられる端末であって、前記サーバは、前記端末により指定された接続先の端末に接続され、前記端末から受信した言語情報を記憶するための手段と、前記端末から前記接続先を受信したことに応答して、前記言語情報を前記接続先に送信するための手段と、前記言語情報に応答して送信されてくる情報を受信するための手段と、前記接続先の端末から受信した情報を前記端末に送信するための手段とを含み、
前記端末は、
前記サーバと通信するための通信手段と、
前記端末に着脱自在な記録媒体から、情報を読取るための読取り手段と、
前記端末のユーザが、前記接続先を入力するための入力手段と、
前記サーバから受信した情報を出力するための出力手段と、
前記通信手段と前記読取り手段と前記入力手段と前記出力手段とに接続され、前記端末を制御するための制御手段とを含み、前記記録媒体には、前記端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報が記憶され、
前記制御手段は、
予め定められた条件に基づいて、前記読取り手段により読取られた前記言語情報を、前記サーバに送信するように前記通信手段を制御するための手段と、
前記入力手段を用いて前記接続先が入力されたことに応答して、前記接続先を前記サーバに送信するように前記通信手段を制御するための手段と、
前記通信手段を介して前記サーバから受信した情報を出力するように、前記出力手段を制御するための手段とを含む端末。 - 前記端末は、移動端末である請求項7に記載の端末。
- 前記予め定められた条件は、前記記録媒体が装着されたことを前記読取り手段が検知したという条件である、請求項7に記載の端末。
- 前記記録媒体は、予め定められたデータ形式により、前記言語情報が記憶された記録媒体である、請求項7に記載の端末。
- 複数の端末と、前記端末と通信するサーバとを含む通信システムに用いられるサーバにおける通信方法であって、
各前記端末は、前記端末に着脱自在な記録媒体から、前記端末のユーザが使用する言語を表わす言語情報を読取って、前記言語情報と、前記端末のユーザにより入力された前記接続先とを前記サーバに送信して、前記サーバから受信した情報を出力し、
前記通信方法は、
前記端末から前記言語情報を受信したことに応答して、前記受信した言語情報を記憶するステップと、
前記端末から前記通信手段を介して前記接続先を受信したことに応答して、前記言語情報を記憶するステップにて記憶された言語情報を、前記接続先の端末に送信するステップと、
前記接続先の端末から前記言語情報に応答して送信されてくる情報を受信したことに応答して、前記接続先から受信した情報を前記端末に送信するステップとを含む通信方法。 - 前記言語情報に応答して送信されてくる情報は、前記言語情報に対応した言語により表わされた音声情報である、請求項11に記載の通信方法。
- 前記言語情報に応答して送信されてくる情報は、前記言語情報に対応した言語により表わされた文字情報である、請求項11に記載の通信方法。
- 前記言語情報を前記接続先の端末に送信するステップは、前記サーバと前記接続先の端末との通信回線が開く前に、前記接続先が前記言語情報を受信するように、前記言語情報を送信するステップを含む、請求項11に記載の通信方法。
- 前記言語情報を前記接続先の端末に送信するステップは、前記サーバと前記接続先の端末との通信回線が開いた後に、前記接続先が前記言語情報を受信するように、前記言語情報を送信するステップを含む、請求項11に記載の通信方法。
- 前記サーバと前記接続先とは、通信チャネルと制御チャネルとにより、接続され、
前記言語情報を前記接続先の端末に送信するステップは、前記制御チャネルを介して、前記接続先が前記言語情報を受信するように、前記言語情報を送信するステップを含む、請求項11に記載の通信方法。
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