JPS647568B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS647568B2 JPS647568B2 JP12043980A JP12043980A JPS647568B2 JP S647568 B2 JPS647568 B2 JP S647568B2 JP 12043980 A JP12043980 A JP 12043980A JP 12043980 A JP12043980 A JP 12043980A JP S647568 B2 JPS647568 B2 JP S647568B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- pattern
- synthetic resin
- printing ink
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 63
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 25
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 25
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 9
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 8
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 5
- 238000007666 vacuum forming Methods 0.000 description 5
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 description 3
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 2
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 1
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 1
- 238000007646 gravure printing Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000011259 mixed solution Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 229920005749 polyurethane resin Polymers 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は絞模様と同調した濃淡模様を有する合
成樹脂シートの製造方法に関する。
成樹脂シートの製造方法に関する。
従来、絞押模様を付した離型紙は乾式合成皮革
や塩ビペーストを原料とする擬革の製造に使用さ
れて来ており、近年では自動車用クラツシユパツ
ドの如き、絞模様を有し且つ真空成型加工が行な
われる様な用途において、真空成型時の絞模様の
消失がないという点で重用されて来ている。しか
し乍ら、これらを製造する方法は全てドクターナ
イフ法又は通常のグラビア印刷法による方法であ
つて、得られた製品は外観的には何らの特徴もな
い製品であつた。
や塩ビペーストを原料とする擬革の製造に使用さ
れて来ており、近年では自動車用クラツシユパツ
ドの如き、絞模様を有し且つ真空成型加工が行な
われる様な用途において、真空成型時の絞模様の
消失がないという点で重用されて来ている。しか
し乍ら、これらを製造する方法は全てドクターナ
イフ法又は通常のグラビア印刷法による方法であ
つて、得られた製品は外観的には何らの特徴もな
い製品であつた。
本発明はこれらの用途に対し、外観的に極めて
優れた装飾効果を有する合成樹脂シートを提供せ
んとするもので、その実施の一例を図面に従つて
説明すると、第1図〜第4図は本発明の製造方法
の工程的説明図であり、第5図〜第7図は従来の
製造方法を示す工程的説明図であり、第8図は本
発明において使用される印刷装置の概要図であ
り、この印刷装置は金属製印刷ロール11の回転
速度S1が、そのバツクアツプゴムロール12の回
転速度S2よりも2.5〜3倍程度速い変速的印刷装
置であつて、この装置を使用することによつて離
型紙1に施した絞模様の凹凸に応じた印刷インキ
14の塗布が可能となる。ここで「絞模様の凹凸
に応じた」とは凹凸といえども深い凹絞や浅い凹
絞もあり、深い凹絞にはその深さに応じて多くの
印刷インキが入り、浅い凹紋には、少量の印刷イ
ンキしか入らないことを意味しており、これは、
印刷ロール11がバツクアツプゴムロール12の
回転速度よりも速いために凹凸紋面で空転、即ち
印刷インキ14の掻取作用をもたらす結果、この
様な現象が生じる。これに対し従来の印刷装置、
即ち印刷ロールの回転速度とバツクアツプゴムロ
ールの回転速度とが同速である場合には、バツク
アツプゴムロールの押圧圧力による多少の変化が
あるものの、原則的には凹部の深さその侭の深さ
まで印刷インキが入るのみで凹部と凸部とのコン
トラストは得られるものの、凹部同志の深い浅い
という陰翳的表現は出来ない。しかしながら本発
明はこの変速的印刷装置を用いるその印刷ロール
11に対し、予め絞押模様を施した離型紙1の絞
模様面を当て、バツクアツプゴムロール12とに
よりインキ皿13中にある印刷インキ14を印
刷、塗布する。この場合、印刷ロール11とは印
刷インキ14の離型紙1の全面に亘つて塗布する
ためのもので、格別の模様を有する印刷ロールで
はなく、通常メツシユロールと呼ばれるベタ刷り
用ロールである。この変速的印刷装置における印
刷ロールの回転速度S1とバツクアツプゴムロール
の回転速度S2との比はS1:S2=2〜4:1の範囲
が最適であつて、S1:S2が2:1よりも低い場合
は通常ベタ刷りと同様印刷インキの掻取り効果が
乏しく、したがつて凹部の段階的な塗布差は生ぜ
ず、またS1:S2の比が4:1を超えると、絞模様
の印刷ロール間の回転摩擦が大きくなり過ぎ絞模
様の破壊など他の不都合が生じてくるもS1:S2の
比が2〜4:1の範囲であればこの様な欠点は生
じない。すなわち離型紙1は此種の技術分野にお
いては周知の形態のもので、その表面には深い凹
絞部3や浅い凹絞部4と凸部2とを有する凹凸絞
模様、いわゆる絞押模様を施しており、この絞模
様面に前記比率の回転速度を有する変速印刷装置
の印刷ロール11で印刷インキ14を印刷せしめ
る。この印刷により離型紙1の凹絞中、深い凹部
3には比較的多くの印刷インキ5が入り濃とな
り、浅い凹部4には少量の印刷インキ6しか入ら
ず淡くなる。この場合、絞模様の凸部2には印刷
インキが付着する程度である。したがつて絞模様
の深浅に応じた濃淡印刷が得られることになる。
優れた装飾効果を有する合成樹脂シートを提供せ
んとするもので、その実施の一例を図面に従つて
説明すると、第1図〜第4図は本発明の製造方法
の工程的説明図であり、第5図〜第7図は従来の
製造方法を示す工程的説明図であり、第8図は本
発明において使用される印刷装置の概要図であ
り、この印刷装置は金属製印刷ロール11の回転
速度S1が、そのバツクアツプゴムロール12の回
転速度S2よりも2.5〜3倍程度速い変速的印刷装
置であつて、この装置を使用することによつて離
型紙1に施した絞模様の凹凸に応じた印刷インキ
14の塗布が可能となる。ここで「絞模様の凹凸
に応じた」とは凹凸といえども深い凹絞や浅い凹
絞もあり、深い凹絞にはその深さに応じて多くの
印刷インキが入り、浅い凹紋には、少量の印刷イ
ンキしか入らないことを意味しており、これは、
印刷ロール11がバツクアツプゴムロール12の
回転速度よりも速いために凹凸紋面で空転、即ち
印刷インキ14の掻取作用をもたらす結果、この
様な現象が生じる。これに対し従来の印刷装置、
即ち印刷ロールの回転速度とバツクアツプゴムロ
ールの回転速度とが同速である場合には、バツク
アツプゴムロールの押圧圧力による多少の変化が
あるものの、原則的には凹部の深さその侭の深さ
まで印刷インキが入るのみで凹部と凸部とのコン
トラストは得られるものの、凹部同志の深い浅い
という陰翳的表現は出来ない。しかしながら本発
明はこの変速的印刷装置を用いるその印刷ロール
11に対し、予め絞押模様を施した離型紙1の絞
模様面を当て、バツクアツプゴムロール12とに
よりインキ皿13中にある印刷インキ14を印
刷、塗布する。この場合、印刷ロール11とは印
刷インキ14の離型紙1の全面に亘つて塗布する
ためのもので、格別の模様を有する印刷ロールで
はなく、通常メツシユロールと呼ばれるベタ刷り
用ロールである。この変速的印刷装置における印
刷ロールの回転速度S1とバツクアツプゴムロール
の回転速度S2との比はS1:S2=2〜4:1の範囲
が最適であつて、S1:S2が2:1よりも低い場合
は通常ベタ刷りと同様印刷インキの掻取り効果が
乏しく、したがつて凹部の段階的な塗布差は生ぜ
ず、またS1:S2の比が4:1を超えると、絞模様
の印刷ロール間の回転摩擦が大きくなり過ぎ絞模
様の破壊など他の不都合が生じてくるもS1:S2の
比が2〜4:1の範囲であればこの様な欠点は生
じない。すなわち離型紙1は此種の技術分野にお
いては周知の形態のもので、その表面には深い凹
絞部3や浅い凹絞部4と凸部2とを有する凹凸絞
模様、いわゆる絞押模様を施しており、この絞模
様面に前記比率の回転速度を有する変速印刷装置
の印刷ロール11で印刷インキ14を印刷せしめ
る。この印刷により離型紙1の凹絞中、深い凹部
3には比較的多くの印刷インキ5が入り濃とな
り、浅い凹部4には少量の印刷インキ6しか入ら
ず淡くなる。この場合、絞模様の凸部2には印刷
インキが付着する程度である。したがつて絞模様
の深浅に応じた濃淡印刷が得られることになる。
この様にして離型紙1に濃淡印刷を施した後、
その印刷面上に合成樹脂層7を積層する。この場
合、合成樹脂層7の積層は塗布法、カレンダー圧
延積層法、押出積層法、及びフイルム積層法など
各種の方法によつて行ない得るものであり、最も
一般的には塗料による塗布法である。この塗布法
において乾式合成皮革を得る場合、印刷インキ1
4は通常ポリアミノ酸樹脂又はポリアミノ酸樹脂
とポリウレタン樹脂の混合溶液、又は2液性ある
いは1液性のポリウレタン溶液に適宜着色顔料を
添加した印刷インキであり、該印刷インキを前記
の方法で離型紙1の絞模様面に塗布し、濃淡印刷
を得る。次いでその上から合成樹脂層7となるべ
き合成樹脂塗料よりなる塗膜層を塗布する。この
場合、この合成樹脂層7が発泡性層でもよい。合
成樹脂層7が塗布された後、接着剤層を塗布し基
布を積層することにより合成皮革が得られる。中
間層が発泡性層の場合、基布の積層に先立つて、
あるいは積層後、加熱炉に入れて発泡層を発泡さ
せ、冷却後、離型紙を剥離する。
その印刷面上に合成樹脂層7を積層する。この場
合、合成樹脂層7の積層は塗布法、カレンダー圧
延積層法、押出積層法、及びフイルム積層法など
各種の方法によつて行ない得るものであり、最も
一般的には塗料による塗布法である。この塗布法
において乾式合成皮革を得る場合、印刷インキ1
4は通常ポリアミノ酸樹脂又はポリアミノ酸樹脂
とポリウレタン樹脂の混合溶液、又は2液性ある
いは1液性のポリウレタン溶液に適宜着色顔料を
添加した印刷インキであり、該印刷インキを前記
の方法で離型紙1の絞模様面に塗布し、濃淡印刷
を得る。次いでその上から合成樹脂層7となるべ
き合成樹脂塗料よりなる塗膜層を塗布する。この
場合、この合成樹脂層7が発泡性層でもよい。合
成樹脂層7が塗布された後、接着剤層を塗布し基
布を積層することにより合成皮革が得られる。中
間層が発泡性層の場合、基布の積層に先立つて、
あるいは積層後、加熱炉に入れて発泡層を発泡さ
せ、冷却後、離型紙を剥離する。
カレンダー圧延・積層法は大量生産に適した製
造方法であつて、合成樹脂層7としては塩化ビニ
ル樹脂が適している。塩化ビニル樹脂としては軟
質に限定されることなく、硬質、半硬質塩化ビニ
ルも使用できる。これは印刷済離型紙との積層が
カレンダー圧延直後、又は4本ロールカレンダー
の場合は、No.4ロールでの直接積層が可能である
ことから離型紙1の凹部5,6に可塑化された塩
化ビニル樹脂が極めて容易に押込まれることによ
る。カレンダー積層法の場合、塩化ビニル樹脂シ
ートの後加工、即ち印刷とかエンボスとかいう加
工が全く不要となる。なぜならばこの積層工程に
よつて、印刷層(しかも濃淡を持つた印刷)と絞
模様が直接賦与されるからである。
造方法であつて、合成樹脂層7としては塩化ビニ
ル樹脂が適している。塩化ビニル樹脂としては軟
質に限定されることなく、硬質、半硬質塩化ビニ
ルも使用できる。これは印刷済離型紙との積層が
カレンダー圧延直後、又は4本ロールカレンダー
の場合は、No.4ロールでの直接積層が可能である
ことから離型紙1の凹部5,6に可塑化された塩
化ビニル樹脂が極めて容易に押込まれることによ
る。カレンダー積層法の場合、塩化ビニル樹脂シ
ートの後加工、即ち印刷とかエンボスとかいう加
工が全く不要となる。なぜならばこの積層工程に
よつて、印刷層(しかも濃淡を持つた印刷)と絞
模様が直接賦与されるからである。
押出積層法、フイルム積層法も、カレンダー圧
延・積層法と本質的に類似する。即ち合成樹脂層
7を熱によつて可塑化し、押圧力を加えて合成樹
脂層を離型紙1に押圧するだけで良い。
延・積層法と本質的に類似する。即ち合成樹脂層
7を熱によつて可塑化し、押圧力を加えて合成樹
脂層を離型紙1に押圧するだけで良い。
この様にして合成樹脂層7を積層した後、乾燥
あるいは冷却し、離型紙1を剥離すれば、絞模様
と同調した濃淡模様を有する合成樹脂シートが得
られる。勿論、シートという表現はシート状物と
いう意味で塗布法の所で述べた如く、基布などの
裏打材を貼合せた構造のものも含まれる。
あるいは冷却し、離型紙1を剥離すれば、絞模様
と同調した濃淡模様を有する合成樹脂シートが得
られる。勿論、シートという表現はシート状物と
いう意味で塗布法の所で述べた如く、基布などの
裏打材を貼合せた構造のものも含まれる。
印刷インキ層は上記の如く凹絞の深い、浅いに
応じて厚、薄が生じるが、その厚薄も徐々に変化
しているので、印刷インキ色よりも淡い色の合成
樹脂層7を積層すると、得られた製品は深い凹部
3に相当した部分、高い凸部5が濃部を形成する
が、その濃部も中央部から周囲部又は端部にかけ
て徐々に淡くなり、凸部2に相当した凹部2′は
合成樹脂層7の色に近い色を呈しており、この色
と混然一体となり、非常に深みのある濃淡模様と
なる。この現象は浅い凹部4に相当する低い凸部
6は、高い凸部5に較べ淡い色を呈するが、上記
と同様、その周囲部又は端部は凸部2に相当する
凹部2′と混然一体にとなる。また印刷インキ色
よりも、合成樹脂層7の色が濃い場合には深い凹
部3に相当する高い凸絞部5は淡色となり、浅い
凹部4に相当する低い凸絞部分6は合成樹脂層色
に近い色となつてくる。また、印刷インキ色と全
く異なつた着色の合成樹脂層7を積層した場合
は、趣きの異なつた濃淡模様が絞模様と同調して
いるシートが得られる。
応じて厚、薄が生じるが、その厚薄も徐々に変化
しているので、印刷インキ色よりも淡い色の合成
樹脂層7を積層すると、得られた製品は深い凹部
3に相当した部分、高い凸部5が濃部を形成する
が、その濃部も中央部から周囲部又は端部にかけ
て徐々に淡くなり、凸部2に相当した凹部2′は
合成樹脂層7の色に近い色を呈しており、この色
と混然一体となり、非常に深みのある濃淡模様と
なる。この現象は浅い凹部4に相当する低い凸部
6は、高い凸部5に較べ淡い色を呈するが、上記
と同様、その周囲部又は端部は凸部2に相当する
凹部2′と混然一体にとなる。また印刷インキ色
よりも、合成樹脂層7の色が濃い場合には深い凹
部3に相当する高い凸絞部5は淡色となり、浅い
凹部4に相当する低い凸絞部分6は合成樹脂層色
に近い色となつてくる。また、印刷インキ色と全
く異なつた着色の合成樹脂層7を積層した場合
は、趣きの異なつた濃淡模様が絞模様と同調して
いるシートが得られる。
これに対し、従来の方法では、第5図乃至第7
図を見る如く、凹絞全体を充填するように印刷イ
ンキが入るので、深い凹絞部3に相当する印刷イ
ンキ層8と、浅い凹紋部4に相当する印刷インキ
層9との間に濃淡の差が出ず、僅かに凸部2の部
分のみが淡色になつているにすぎない。したがつ
て合成樹脂層10を積層し、離型紙1を剥離した
製品でも、凸部2に相当する凹部2′の部分は合
成樹脂層10の色を呈するのみで深い凹部3に相
当する高い凸部8、浅い凹部4に相当する低い凸
部9との間に濃淡は生じない。これは印刷インキ
がある程度の厚さになると完全な隠ペイ性を発揮
することによるもので、本発明の方法の如く凹凸
絞に応じた濃淡印刷でないため、印刷部全面が同
色になつてしまう結果となる。
図を見る如く、凹絞全体を充填するように印刷イ
ンキが入るので、深い凹絞部3に相当する印刷イ
ンキ層8と、浅い凹紋部4に相当する印刷インキ
層9との間に濃淡の差が出ず、僅かに凸部2の部
分のみが淡色になつているにすぎない。したがつ
て合成樹脂層10を積層し、離型紙1を剥離した
製品でも、凸部2に相当する凹部2′の部分は合
成樹脂層10の色を呈するのみで深い凹部3に相
当する高い凸部8、浅い凹部4に相当する低い凸
部9との間に濃淡は生じない。これは印刷インキ
がある程度の厚さになると完全な隠ペイ性を発揮
することによるもので、本発明の方法の如く凹凸
絞に応じた濃淡印刷でないため、印刷部全面が同
色になつてしまう結果となる。
本発明は印刷ロールの回転速度が、そのバツク
アツプロールの回転速度よりも速い印刷装置で、
絞押模様を施した離型紙の絞模様面に、印刷イン
キを塗布し、乾燥後、該印刷インキ上に合成樹脂
層を積層し、然る後、離型紙を剥離するから、こ
の様にして得られた合成樹脂シートは絞模様がキ
ヤステイングによつて構成されたものであり真空
成形時の絞消えがなく、また真空成形時の延伸倍
率に応じて濃淡模様がより強調されることから、
全く新規な装飾模様を持つた成形物が得られる。
一般のレザー、シート、合成皮革にしてもこれま
でにない絞、印刷模様の同調した装飾を持つたも
のとなり、履物、衣料、家具張り材、自動車用内
装材、鞄、袋物等などの用途に適している。
アツプロールの回転速度よりも速い印刷装置で、
絞押模様を施した離型紙の絞模様面に、印刷イン
キを塗布し、乾燥後、該印刷インキ上に合成樹脂
層を積層し、然る後、離型紙を剥離するから、こ
の様にして得られた合成樹脂シートは絞模様がキ
ヤステイングによつて構成されたものであり真空
成形時の絞消えがなく、また真空成形時の延伸倍
率に応じて濃淡模様がより強調されることから、
全く新規な装飾模様を持つた成形物が得られる。
一般のレザー、シート、合成皮革にしてもこれま
でにない絞、印刷模様の同調した装飾を持つたも
のとなり、履物、衣料、家具張り材、自動車用内
装材、鞄、袋物等などの用途に適している。
図面は本発明実施の一例を示すもので第1図乃
至第4図は工程説明の断面図、第5図乃至第7図
は従来の工程断面図、第8図は変速印刷装置の説
明図であり、図中、1は離型紙、2,3,4は絞
押模様、7は合成樹脂層、14,5,6は印刷イ
ンキ、11は印刷ロール、12はバツクアツプロ
ールである。
至第4図は工程説明の断面図、第5図乃至第7図
は従来の工程断面図、第8図は変速印刷装置の説
明図であり、図中、1は離型紙、2,3,4は絞
押模様、7は合成樹脂層、14,5,6は印刷イ
ンキ、11は印刷ロール、12はバツクアツプロ
ールである。
Claims (1)
- 1 印刷ロールの回転速度が、そのバツクアツプ
ロールの回転速度よりも速い印刷装置で、離型紙
の凹凸絞模様面に印刷ロールでその凹凸絞の深さ
に応じて印刷インキを濃淡状に塗布し、乾燥後、
印刷面上に合成樹脂層を積層し、然る後、離型紙
を剥離し、表面に凹凸及び濃淡模様を施すことを
特徴とする絞模様と同調した濃淡模様を有する合
成樹脂シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12043980A JPS5747976A (en) | 1980-08-30 | 1980-08-30 | Production of synthetic resin sheet having dark and light pattern similar to "shibori" pattern |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12043980A JPS5747976A (en) | 1980-08-30 | 1980-08-30 | Production of synthetic resin sheet having dark and light pattern similar to "shibori" pattern |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5747976A JPS5747976A (en) | 1982-03-19 |
JPS647568B2 true JPS647568B2 (ja) | 1989-02-09 |
Family
ID=14786226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12043980A Granted JPS5747976A (en) | 1980-08-30 | 1980-08-30 | Production of synthetic resin sheet having dark and light pattern similar to "shibori" pattern |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5747976A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0329382U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-22 | ||
JPH0329383U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-22 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0725096B2 (ja) * | 1989-03-03 | 1995-03-22 | 東洋クロス株式会社 | 凹凸を有するフィルムの製造方法 |
-
1980
- 1980-08-30 JP JP12043980A patent/JPS5747976A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0329382U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-22 | ||
JPH0329383U (ja) * | 1989-07-21 | 1991-03-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5747976A (en) | 1982-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3905849A (en) | Textured sheet material and method of preparation thereof | |
KR20170035306A (ko) | 환경오염을 줄일 수 있는 원단의 승화전사염색방법 | |
US3257263A (en) | Contoured ornamentation of laminated resilient materials and product | |
US2001389A (en) | Process of making transparent film material | |
JP2658364B2 (ja) | 熱硬化性樹脂化粧板用賦型シート及び熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 | |
JPS647568B2 (ja) | ||
JPS637158B2 (ja) | ||
US3352741A (en) | Contoured ornamentation of laminated resilient materials | |
US3507729A (en) | Contoured ornamentation of laminated resilient materials | |
JP3098799B2 (ja) | 工程離型紙 | |
JPS5889317A (ja) | エンボス化粧シ−トの製造方法 | |
JPS583807B2 (ja) | エンボス版の製造方法 | |
JPS6331735A (ja) | ペ−スト状樹脂を介在させた長尺状模様地の押圧成型法 | |
JPH0143628B2 (ja) | ||
JPS6395917A (ja) | 合成樹脂シ−トの製造方法 | |
JPS602985B2 (ja) | 化粧シートおよびその製造方法 | |
JPS6258307B2 (ja) | ||
JPH07314630A (ja) | 建材用化粧シート | |
JPH0124078B2 (ja) | ||
JPH0364582A (ja) | 合成樹脂シートの製造方法 | |
JPS6120422B2 (ja) | ||
JP2617979B2 (ja) | 多層化粧フィルムの製造方法 | |
JPS6328669B2 (ja) | ||
JPS6023356Y2 (ja) | 遠近模様を付与する合成皮革製造用複合剥離紙 | |
JPH0639752B2 (ja) | 表面にエンボス模様を有するスウェード調壁装材およびその製造方法 |