JPS6385457A

JPS6385457A - 複数項目自動分析装置

Info

Publication number: JPS6385457A
Application number: JP23244486A
Authority: JP
Inventors: Toshimi Kadota; 門田　俊美
Original assignee: Shimadzu Corp
Current assignee: Shimadzu Corp
Priority date: 1986-09-30
Filing date: 1986-09-30
Publication date: 1988-04-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業−にの利用分野本発明は、自動分析装置に関し、特に、血液、血漿、血
清、尿、その他体液及び分泌液等の検体についての複数
項目自動分析装置に関する。

また、本発明は、自動分析装置におけるサンプリングシ
ステムに関し、特に、自動分析装置における再分析の場
合に適するサンプリングシステムに関する。

（ロ）従来の技術血液、血漿、血液、尿、その他体液及び分泌液等の検体
についての分析は、例えば、診断、治療病勢や治療効果
の判定、治療指針等に利用されている。しかも、このよ
うな医療情報は、診断確度を上げるために、複数項目化
し、高い分析精度が要求されているが、反面、血液等の
検体の採取量は、殊に、患者、乳幼児にあっては限られ
ている。

このような検体の分析は、短時間の中で多くの検体及び
分析項目ｌこついての分析を行う必要があり、迅速化、
精度向」ユ及び能率化等の点から複数項目自動化学分析
装置が使用されている。

このような自動分析法における分析値の正確度管理は、
＋７７アレンス血清を供給試料間に挟んで一緒に測定を
行い、得られた実測値と指示値とを比較して行われてい
る。

（ハ）発明が解決しようとする問題点しかし、このような、分析値の正確度管理は、分析が終
了した後判明するために、正確な値が得られるまでにか
なりの時間を必要とし、問題とされていた。そこで、自
動分析装置に、再分析用の分析値の検査装置を設けて、
リファレンス血清との対比はもとより、この他にも、例
えば、グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ（
Ｇ　ＯＴ　）とグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナ
ーゼ（ＧＰＴ）との比或は総ビリルビン（Ｔ−１３ＩＬ
）と直接ビリルビン（Ｄ−ＢＩＬ）との比、例えば、Ｇ
ＯＴ／ＧＰＴ比、Ｔ−Ｂ　Ｔ　Ｌ／Ｄ−Ｂ　Ｉ　１．−
比等を得て、再分析すべき分析値を検出している。しか
し、このように再分析すべき試料が検出されても、多く
の分析済みの試料の中から該当する試料を割出すのは容
易でなく、多くの時間と手間を要し問題である。

本発明は、このような自動分析装置による分析の際の再
分析の試料の割出しに係る問題点を解決することを目的
としている。

（ニ）問題点を解決するための手段本発明は、自動分析装置による分析の際に、簡単かつ容
易に再分析試料を割出すことができる複数項目自動分析
装置を提供するものである。

すなわち、本発明は、サンプリングノズルを備える分析
部と、該サンプリングノズルの吸引位置を経由して延び
間欠駆動可能のコンベヤ路を有する試料容器移送部と、
該コンベヤ路の一端に接続する試料容器移送路を底部に
有する分析用試料容器収容部と、該コンベヤ路の他端に
接続する試料容器移送路を底部に有する分析済み試料容
器収容部とを具備する自動分析装置において、試料容器
移送部のコンベヤ路が、正転及び逆転可能に、動力装置
に接続しており、分析済み試料容器収容部とサンプリン
グノズル吸引位置の間において、前記コンベヤ路の周囲
に、試料名読み取り用の標示符号読み取り装置が設けら
れており、その出力端が、前記コンベヤ路の駆動用動力
制御装置の入力部及びサンプリングノズルの駆動用動力
制御装置の入力部に接続されていることを特徴とする複
数項目自動分析装置にある。

本発明において、「試料容器」という用語は、検体カッ
プ、試験管等の試料容器の他に、検体ラック等の試料容
器収容共を意味する。

本発明において、再分析を行うために、分析済み試料容
器収容部から分析用試料容器収容部に分析済み試料容器
を送ることがで終るように、分析用試料容器収容部と分
析済み試料容器収容部間を接続するコンベヤ路は、ルー
チン分析の正転の間欠駆動と再分析用の逆転の間欠駆動
可能にモータ等に接続される。

この上うな正転及び逆転は、運動伝達機構にＪ：つても
よいが、サーボモータ、ステップモータ、エアシリンダ
、ラシェト等の正逆回転可能の動力源を使用することに
より行うことができる。

再分析は、再分析を行う必要がある分析試料についての
み行えるように、本発明の分析用試料容器又は試料容器
を収容するラックには、試料検索用に、試料名を識別表
示するバーコード等の標示符号等が付される。

本発明においては、このような標示符号を読み取って再
分析を行うために、分析済み試料容器収容部とサンプリ
ングノズル吸引位置の間において、試料容器移送部のコ
ンベヤ路の周囲に、標示符号読み取り装置が設けられる
。この読み取り装置は、標示符号に対応して選択される
。例えば、標示符号がバーコードである場合は反射形ホ
））ランジスタ或はバーコードリーグ等が使用できる。

また、ラベルに設けられた透孔の位置による場合には、
エンコーグ等が使用できる。

このような標示符号読み取り装置の出力端は、前記試料
移送部のコンベヤ路の駆動用動力装置、例えばモータの
制御装置の入力端等の入力部及びサンプリングノズルの
駆動用モータ制御装置の入力部に接続させて設けられる
。このようにすることによって、コンベヤ路を移送され
る再分析すべき試料を検出して、サンプリングノズルの
吸引位置で、当該試料の試料容器を停止し、試料容器に
収容されている検体等の試料をサンプリングノズルに吸
引採取することがｔ′きる。

本発明において、分析値の異常が否かの検出は、再検査
判定装置において行われる。

本発明において、再検査判定装置は、分析結果を正常値
と比較して、当該分析結果が異常であるか否かを判定で
きれば足りる。これらの装置としては、例えば、各種の
演算論理装置が使用でき、例えば、Ｇ　ＯＴ　／　Ｇ　
Ｐ　Ｔ比、或はＴ−１３１１−／１）−Ｂ　Ｉ　Ｌ比等
の互に相関性を有する成分分析値の比を求めて行うこと
ができる。もとより、’Ｊ　７　ｙレンス血清の対比を
求めて行うこともできる。

本発明においては、分析作業具に、分析値に異常がある
のを知らせ再分析を行わせるために、再検査判定装置の
出力端は標識装置に接続される。

標識装置としては、警報、イ３号灯、ディスプレイ装置
等がある。

しかし、再検査判定装置の出力端を、試料容器移送部の
コンベヤ装置の駆動用動力装置、例えば（−夕の制御部
に接続させるようにすると、再検査を自動的に開始する
ことができる。

この場合、分析済み試料容器収容部に、分析終了を検出
するために、近接スイッチ、光電スイッチ等の試料容器
感知用の位置センサを設け、このセンサからの信号を、
再検査判定装置の判定開始用操作信号として入力するよ
うに接続すると、自動化が容易となるので好ましい。

（ホ）作用本発明においては、標示符号読み取り装置を、分析済み
試料容器収容部とサンプリングノズル吸引位置の間にお
いて、試料容器移送部のコンベヤ路の周囲に配置し、こ
の出力端を該コンベヤ路の駆動動力用制御装置に接続す
ると共に、サンプリングノズルの駆動動力用制御装置に
接続したので、Ｉ１１検査判定装置により、再分析をす
る必要がある場合に、再分析を必要とされた試料につい
て、その標示符号を読み取り装置に記憶させ、再分析工
程で分析済み試料容器収容部から分析用試料容器収容部
に試料容器を送り戻す過程で、各試料容器の標示符号を
読み取り対比することにより再分析を要する試料の試料
容器を機械的に検索でき、自動的にサンプリングノズル
に吸引して、反応容器に分注して再分析を行うことがで
きる。

（へ）実施例以下、添付図面を参照して、本発明の実施の態様の−に
ついて説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によ
って何ら限定されるものではない。

図は、本発明の一実施例を説明する一部省略の概略の平
面図である。本発明においては、説明の便宜上、材料ノ
ズル洗浄部、第−試薬及び第二試薬洗浄部は省略され、
図示されていない。

自動分析装置１には、二個のターンテーブル２及び３が
設けられており、夫々のターンテーブルには、反応容器
４が配列されている。反応容器４の列は、夫々反応ライ
ン５及び６を形成しており、ターンテーブル２及び３の
間欠駆動により、除々に移動する。ターンテーブル２及
び３の周囲には、試料分注器７及び８、第一試薬ラック
９及び１ｏ１第一試薬分注器１１及び１２、第二試薬ラ
ック１３及び１４、第二試薬分注器１５及び１６、測定
器１７及び１８並びに洗浄装置１９及び２ｏが、夫々配
設されている。本例においては、このように構成された
反応部の両側に、ラック供給部２１とラック収納部２２
が設けられており、その間は、ラック移送コンベヤ路２
３で接続されている。本例のラック移送コンベヤ路２３
は、該ラック移送コンベヤ路の試料採取位置２４及び２
５で停止して、試料分注器７及び８により、反応ライン
５及び６の反応容器４に試料の分注ができるように、間
欠駆動ｉｉｆ能並びに早送り駆動・停止可能に、例えば
、パルスモータ等の動力源（図示されていない。）に接
続している。試料採取位置は、再分析時にも試料採取用
に使用されるので、再分析用として、試料採取位置とラ
ック収納部入口の闇に、標示符号読み取り装置２６及び
２７が設けられている。この標示符号読み取り装置２６
の出力端は、フィードバック力式により、サンプリング
ノズル及びラック移送部のコンベヤ装置の駆動ＶＣ置の
制御部に接続しており、この標示符号読み取り装置の符
号の読み取りによって、サンプリングノズル及びコンベ
ヤ装置の駆動を制御することがで外る。

ラック供給部２１は、分析用検体容器２８を複数載置し
たラック２９を複数収容でき、ラック移送コンベヤ路２
３の間欠駆動に合わせて、出口３０側に除々にラック２
９を移動できるように、同じくパルスモータ等の動力源
（図示されていない。）に接続して或は接続可能に、コ
ンベヤ路３１が形成されている。ラック収納部２２は、
試料分注器７及び８による試料採取を終えたラック２０
を収容できるように、ラック供給部と同様のコンベヤ路
３２が設けられている。ラック収納部２２の灸には、ラ
ック検知用の反射形ホＦセンサ３３が設けられており、
ラック２９が、ラック人１１部３４から、奥まで移送さ
れて収容されたところで、再検査判定装置（図示されて
いない。）を作動するようになっている。

本例の自動分析装置１は、以」二のように構成されてい
るので、検査される検体を入れた分析用検体容器２８を
ラック２９に収容してラック供給部２１に配置し、分析
を開始する。まず、ラック移送コンベヤ路２３の移動を
開始させると共にラック供給部２１のコンベヤ路３１の
移動を開始させる。

検査用検体を入れた分析用検体容器２８は、予めラック
２９に載置されている。分析用検体容器２８を載置され
たラック２９は、ラック移送コンベヤ路２５の間欠的ｉ
動の停止時に、例えば、ピニオンラック機構で動作する
ラック押出装置（図示されていない。）によって、ラッ
ク供給部２１からラック移送コンベヤ路２３に乗り移り
、ラック移送コンベヤ路２３により、矢印３５の方向に
間欠的に移動する。

この間欠移動により、ラック移送コンベヤ路２３の試料
採取位置２４及び２５に到達した分析用検体容器２８か
ら検体が、試料分注ｌ器７及び８のノズル（図示されて
いない。）によって、夫々吸引されて、ターンテーブル
２及び３の検体分注位置３６及び３７にある反応容器４
に夫々分注され、採取される。

検体が分注された反応容器４は、ターンテーブル２及び
３の反時計廻りの間欠的な回転により移動して第一試薬
分注位置３８及び３９で、第一試薬分注器１１及び１２
により、夫々、第一試薬ラック９及び１０に配置される
第一試薬容器４０及び４１から第一試薬が分注混合され
る。ついで、反応容器４は、さらに反時計廻りに間欠的
に移動して、第二試薬分注位置４２及び４３に至ったと
ころで、第二試薬分注器１５及び１６にＪ：す、夫々、
第二試薬ラック１３及び１４に配置される試薬容器４４
及び４５から第二試薬が分注混合される。

第二試薬が分注された反応容器は、間欠送りの過程で反
応して、測定器１７及び１８の１ζ方の測定位置（図示
されていない。）に至ったところで、測定器１７及び１
８により、直接測定されるか、又は７０−セルに送って
測定される。測定値は、夫々、試料毎に、記憶装置（図
示されていない。）に記憶される。

測定を終えた反応容器４は、更に間欠的に移動して、洗
浄装置１９及び２０の下方の洗浄位置に至ったところで
洗浄され、清浄にされ、ターンテーブル２及び３の間欠
移動により、検体分注位置３６及び３７に送られる。

試料採取位置２５において、検体容器からの検体の吸引
採取を終えた検体容器は、ラック移送コンベヤ路２３を
間欠的に送られて、ラック収納部２２の入口部３４に隣
接する端部４６に至ったところで、ビニオンラック機構
で動作するラック引込装置（図示されていない。）によ
りラック収納部２２に引き入れられる。このようにラッ
ク収納部２２内にラック２９が収納され、ラック２９で
一杯になったところで、ラック検知用の反射形ホトセン
サ３３は、再検査判定装置に信号を送る。ラック検知用
の反射形ホトセンサ３３からの信号により、記１１装置
の分析結果を項目開演算回路に移して、各試料毎にＧＯ
Ｔ／ＧＰＴ比を求め、項目間演算判定回路から再検査判
定回路に各試料別のＧＯＴ／ＧＰＴ比が送られる。

一方、本例においては、再検査判定装置には、項目間演
算判定回路の他に、上限及び下限の各判定回路（図示さ
れていない。）が設けられており、この上限及び下限の
各判定回路を通して、ｉｌ検査判定回路（図示されてい
ない。）のＧ　ＯＴ　／　Ｇ　Ｐ　Ｔ比の上限値及び下
限値が設定される。本例において、ＧＯＴ／ＧＰＴ比の
下限値が０．８に設定され、同じく上限値が１．２に設
定されている。

したがって、再検査ｔす足回路から送られて米た各ＧＯ
Ｔ／ＧＰＴ比を、上記上限及び下限値と比較して、これ
ら限界値の範囲内に入らない試料の検出については、標
識灯４７により表示する。この場合、同時にラック移送
コンベヤ路２３の移動方向を逆転させて、再分析を開始
させる。

再分析を必要とする試料の検体容器又はラックの標示符
号は、再検査判定装置から標示符号読み取り装置２６及
び２７に入力される。標示符号読み取り装置２６及び２
７はラック収納部２２からラック供給部に転送される間
に分析用検体容器２８又はラック２９に付された標示符
号を監視して、再分析を要する試料の分析用検体容器２
８又はラック２９の標示符号を読み取ったところで、そ
の読み取りを知らせる信号をコンベヤ路の駆動モータの
制御装置及びサンプリングノズル７及び８の駆動モータ
の制御装置（いずれも図示されていない。）に送り、制
御装置を作動させて、再分析を要する試料の入っている
検体容器が試料採取位置２４又は２５に到達したところ
でコンベヤ装置の駆動を停止し、サンプリングノズル７
又は８によ１）検体容器内の試料の吸引採取を行い、反
応ライン５又は６の検体分注位置３６又は３７の反応容
器に試料分注して、再分析を開始する。

再分析の結果について、再度、再検査判定装置により検
査し、分析値が正常であることを確認して、次の分析用
試料を入れた検体容器をラック供給部に収容して、次の
分析を開始する。

本例においては、専らＧＯＴ／ＧＰＴ比を基準に説明し
たが、これ以外にも、Ｔ−ＢＩＬ／Ｄ−１３１Ｌ比、リ
ファレンス血清等により再検査判定をすることがで外る
。

また、本発明においては、標識灯４７の表示をみて、分
析作業具は、ラック収納部２２に収まっている不良分析
結果のラック収納部に配置されているラックをラック供
給部２１に転送するよる操作して、再検の必要な検体に
ついての再分析を行う。再検査の必要でない検体はスキ
ップして早送りを行い、再検査を要する検体の検体容器
の例えばバーコードをレザー式バーコードリーグ（図示
されていない。）により読み取って間欠送りに切換え、
再分析の試料分注器７による試料採取を行うことができ
る、。

（以下余白）（ト）発明の効果本発明は、試料容器移送部のコンベヤ路を正逆転可能に
設けると共に、コンベヤ路の周囲に試料名の標示符号を
読み取る標示符号読み取り装置を設け、この読み取り装
置の出力端を、該コンベヤ路及びサンプリングノズルの
駆動モータの制御装置に接続させたので、再分析が必要
な場合には、従来の装置とは相違して、分析を終えて、
分析済み試料容器収容部に収納されている試料容器を、
分析用試料容器収容部に転送させる間に試料の検索及び
再分析を１ｔうことかできることになり、従来の装置に
比して、再分析が迅速に簡単かつ容易に行うことがで島
る。

しかも、本発明によると、簡単な機構により、再検査の
判定が分析直後に自動的に行うことができるので、再検
査の自動化が容易となる。

したがって、正確な分析結果が他の分析結果に対し、遅
れることなく得ることができる自動分析装置を廉価に提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の一実施例を説明する一部省略の概略の平
面図である。図中の符号について、１は自動分析装置、２及び３はタ
ーンテーブル、４は反応容器、５及び６は反応ライン、
７及び８は試料分注器、９及び１０は第一試薬ラック、
１１及び１２は第一試薬分注器、１３及び１４は第二試
薬ラック、１５及び１６は第二試薬分注器、１７及び１
８は測定器、１９及び２０は洗浄装置、２１はラック供
給部、２２はラック収納部、２３はラック移送コンベヤ
路、２４及び２５は試料採取位置、２Ｇ及び２７は標示
符号読み取り装置、２８は分析用検体容器、２９はラッ
ク、３０は出口、３１及び３２はコンベヤ路、３３はラ
ック検知用の反射形ホトセンサ、３４はラック入口部、
３５は矢印、３６及び３７は検体分注位置、３８及び：
（つけ第一試薬分注位置、４０及び４１は第一試薬容器
、４２及び４３は第二試薬分注位置、４４及び４５は第
一試薬容器、４６は入口部に隣接する端部、４７は標識
灯である。

Claims

【特許請求の範囲】

サンプリングノズルを備える分析部と、該サンプリング
ノズルの吸引位置を経由して延び間欠駆動可能のコンベ
ヤ路を有する試料容器移送部と、該コンベヤ路の一端に
接続する試料容器移送路を底部に有する分析用試料容器
収容部と、該コンベヤ路の他端に接続する試料容器移送
路を底部に有する分析済み試料容器収容部とを具備する
自動分析装置において、試料容器移送部のコンベヤ路が
、正転及び逆転可能に、動力装置に接続しており、分析
済み試料容器収容部とサンプリングノズル吸引位置の間
において、前記コンベヤ路の周囲に、試料名読み取り用
の標示符号読み取り装置が設けられており、その出力端
が、前記コンベヤ路の駆動用動力制御装置の入力部及び
サンプリングノズルの駆動用動力制御装置の入力部に接
続されていることを特徴とする複数項目自動分析装置。