JPS637531Y2 - - Google Patents
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- JPS637531Y2 JPS637531Y2 JP1983185054U JP18505483U JPS637531Y2 JP S637531 Y2 JPS637531 Y2 JP S637531Y2 JP 1983185054 U JP1983185054 U JP 1983185054U JP 18505483 U JP18505483 U JP 18505483U JP S637531 Y2 JPS637531 Y2 JP S637531Y2
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- JP
- Japan
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- evaporator
- freezing
- sensor
- temperature
- compressor
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車用等の冷房装置にあつて、
サーモスタツトを用いてエバポレータの凍結を防
止する装置の改善に関するものである。
サーモスタツトを用いてエバポレータの凍結を防
止する装置の改善に関するものである。
冷房装置のエバポレータが凍結すると、通風抵
抗が大きくなつて冷房能力を抵下させるので、一
般に電気式や機械式のサーモスタツトを用いて前
記エバポレータの凍結を防止している。このサー
モスタツトは、エバポレータの温度をエバポレー
タセンサで検出し、このエバポレータセンサの出
力に応じてコンプレツサの駆動を制御し、前記エ
バポレータの温度を所定値(設定温度)に保つよ
うにしている。一方、装置の冷房能力は、エバポ
レータの温度によるので、前記所定値はなるべく
低くすることが望ましい。
抗が大きくなつて冷房能力を抵下させるので、一
般に電気式や機械式のサーモスタツトを用いて前
記エバポレータの凍結を防止している。このサー
モスタツトは、エバポレータの温度をエバポレー
タセンサで検出し、このエバポレータセンサの出
力に応じてコンプレツサの駆動を制御し、前記エ
バポレータの温度を所定値(設定温度)に保つよ
うにしている。一方、装置の冷房能力は、エバポ
レータの温度によるので、前記所定値はなるべく
低くすることが望ましい。
ところが、エバポレータの凍結は、エバポレー
タの温度以外の条件、即ち、エバポレータに流入
する空気の温度、湿度若しくは風量、コンプレツ
サの回転数又はサーモスタツトの応答性等によつ
て変動し、一義的に定めることができない。その
ため、従来においてもいくつかの改善がなされて
おり、例えば特公昭49−4892号公報にあつては、
エバポレータに流入する空気の風量が増加するに
従つてエバポレータの設定温度を低くすることが
示されている。また、特公昭58−42045号公報に
あつては、車両用の冷房装置のコンプレツサがエ
ンジンを駆動源としている関係上、エンジンの回
転数の増加に伴なつてコンプレツサの回転数が増
加するので、このエンジンの回転数が増加するに
従つてエバポレータの設定温度を高くすることが
示されている。しかしながら、いずれにしても風
量やエンジンの回転数といつた条件の一部を入力
してエバポレータの設定温度を補正しているにす
ぎず、他の条件によつてはエバポレータが凍結す
る恐れがあるので、結局はエバポレータの設定温
度を高めにとつて冷房能力を犠性にせねばならな
いという欠点があつた。
タの温度以外の条件、即ち、エバポレータに流入
する空気の温度、湿度若しくは風量、コンプレツ
サの回転数又はサーモスタツトの応答性等によつ
て変動し、一義的に定めることができない。その
ため、従来においてもいくつかの改善がなされて
おり、例えば特公昭49−4892号公報にあつては、
エバポレータに流入する空気の風量が増加するに
従つてエバポレータの設定温度を低くすることが
示されている。また、特公昭58−42045号公報に
あつては、車両用の冷房装置のコンプレツサがエ
ンジンを駆動源としている関係上、エンジンの回
転数の増加に伴なつてコンプレツサの回転数が増
加するので、このエンジンの回転数が増加するに
従つてエバポレータの設定温度を高くすることが
示されている。しかしながら、いずれにしても風
量やエンジンの回転数といつた条件の一部を入力
してエバポレータの設定温度を補正しているにす
ぎず、他の条件によつてはエバポレータが凍結す
る恐れがあるので、結局はエバポレータの設定温
度を高めにとつて冷房能力を犠性にせねばならな
いという欠点があつた。
ところで、冷房装置のエバポレータは、全体が
一様に凍結を開始するものではなく、通過風量や
冷媒流れの不均一によつて凍結しにくい部分とし
やすい部分とを生じる。しかもこの凍結しやすい
部分は元々熱交換の効率が悪い所である。したが
つて、かかる部分が凍結してもエバポレータ全体
の熱交換の効率がほとんど落ちないものである。
一様に凍結を開始するものではなく、通過風量や
冷媒流れの不均一によつて凍結しにくい部分とし
やすい部分とを生じる。しかもこの凍結しやすい
部分は元々熱交換の効率が悪い所である。したが
つて、かかる部分が凍結してもエバポレータ全体
の熱交換の効率がほとんど落ちないものである。
そこで、この考案は、上述した原理に基づいて
前記従来の欠点を解消し、種々の条件下にあつて
もエバポレータの全体の凍結を防止しつつ本来の
冷房能力を十分に発揮させることができる冷房装
置の凍結防止装置を提供することを課題としてい
る。しかして、この考案の要旨とするところは、
エバポレータの温度を実質的に検出するエバポレ
ータセンサの出力の応じてコンプレツサの駆動を
制御して、前記エバポレータの温度を所定値に保
つサーモスタツトを有する冷房装置の凍結防止装
置にあつて、前記エバポレータの凍結しやすい部
分の凍結を検出する凍結センサを設け、この凍結
センサの出力で前記エバポレータの凍結しやすい
部分の凍結を検出するまでは前記エバポレータセ
ンサの出力をキヤンセルして、前記コンプレツサ
を強制的に駆動させ、該凍結センサで前記部分の
凍結を検出し、且つ凍結中は前記エバポレータセ
ンサの出力による制御を有効とする制御変更手段
を備えるようにしたことにある。したがつて、エ
バポレータの一部分が凍結するまではコンプレツ
サが駆動し続け、その後はサーモスタツトによつ
てコンプレツサを制御して上記一部分の凍結を解
除し、再びコンプレツサが駆動し続けるようにな
るので、エバポレータの平均的な温度を従来に比
べて低くすることができ、そのため、上記課題を
達成することができるものである。
前記従来の欠点を解消し、種々の条件下にあつて
もエバポレータの全体の凍結を防止しつつ本来の
冷房能力を十分に発揮させることができる冷房装
置の凍結防止装置を提供することを課題としてい
る。しかして、この考案の要旨とするところは、
エバポレータの温度を実質的に検出するエバポレ
ータセンサの出力の応じてコンプレツサの駆動を
制御して、前記エバポレータの温度を所定値に保
つサーモスタツトを有する冷房装置の凍結防止装
置にあつて、前記エバポレータの凍結しやすい部
分の凍結を検出する凍結センサを設け、この凍結
センサの出力で前記エバポレータの凍結しやすい
部分の凍結を検出するまでは前記エバポレータセ
ンサの出力をキヤンセルして、前記コンプレツサ
を強制的に駆動させ、該凍結センサで前記部分の
凍結を検出し、且つ凍結中は前記エバポレータセ
ンサの出力による制御を有効とする制御変更手段
を備えるようにしたことにある。したがつて、エ
バポレータの一部分が凍結するまではコンプレツ
サが駆動し続け、その後はサーモスタツトによつ
てコンプレツサを制御して上記一部分の凍結を解
除し、再びコンプレツサが駆動し続けるようにな
るので、エバポレータの平均的な温度を従来に比
べて低くすることができ、そのため、上記課題を
達成することができるものである。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
る。
第1図において、冷房装置は例えば自動車用の
もので、通風ダタト1の最上流には内気入口2と
外気入口3とが2股に分かれて形成され、その分
かれた部分に内外気切換ドア4が設けられてお
り、この内外気切換ドア4によつて通風ダクト1
に導入すべき空気を内気と外気とに選択できるよ
うになつている。
もので、通風ダタト1の最上流には内気入口2と
外気入口3とが2股に分かれて形成され、その分
かれた部分に内外気切換ドア4が設けられてお
り、この内外気切換ドア4によつて通風ダクト1
に導入すべき空気を内気と外気とに選択できるよ
うになつている。
送風機5は、前記内気入口2又は外気入口3か
ら空気を通風ダクト1内に吸い込み、後流側へ送
るためのもので、この送風機5の後流側にはエバ
ポレータ6が配置されており、このエバポレータ
6で冷却された空気が図示しない吹出口から室内
へ吹出される。
ら空気を通風ダクト1内に吸い込み、後流側へ送
るためのもので、この送風機5の後流側にはエバ
ポレータ6が配置されており、このエバポレータ
6で冷却された空気が図示しない吹出口から室内
へ吹出される。
上記エバポレータ6は、コンプレツサ7、コン
デンサ8、リキツドタンク9及び膨張弁10と共
に配管結合されて冷房サイクルを構成している。
コンプレツサ7は、電磁クラツチ11を介して駆
動源たるエンジンに連結され、この電磁クラツチ
11を断続することによつて駆動停止の制御がな
される。そして、エバポレータ6の出口側には例
えばサーミスタから成るエバポレータセンサ12
と凍結センサ13とが設けられている。エバポレ
ータセンサ12は、エバポレータ6のフイン間に
挿入されて実際のエバポレータ6の温度を、又は
エバポレータ6から若干離れてエバポレータ6を
通過した空気の温度を検出し、実質的にエバポレ
ータ6の平均的な温度を検出するようになつてい
る。また、凍結センサ13は、エバポレータ6の
凍結しやすい部分の凍結を検出するもので、例え
ば通風ダクト1の飛水防止用の立上り壁1aに対
向するエバポレータ6の下部に設けられており、
該部分が凍結すると、送風を受けないので、その
抵抗値が急激に低下する。そして、該エバポレー
タセンサ12と凍結センサ13との出力は制御回
路14に入力され、この制御回路14からの出力
によつて前記電磁クラツチ11の断続が制御され
るようになつており、制御回路14の具体例が第
2図に示されている。
デンサ8、リキツドタンク9及び膨張弁10と共
に配管結合されて冷房サイクルを構成している。
コンプレツサ7は、電磁クラツチ11を介して駆
動源たるエンジンに連結され、この電磁クラツチ
11を断続することによつて駆動停止の制御がな
される。そして、エバポレータ6の出口側には例
えばサーミスタから成るエバポレータセンサ12
と凍結センサ13とが設けられている。エバポレ
ータセンサ12は、エバポレータ6のフイン間に
挿入されて実際のエバポレータ6の温度を、又は
エバポレータ6から若干離れてエバポレータ6を
通過した空気の温度を検出し、実質的にエバポレ
ータ6の平均的な温度を検出するようになつてい
る。また、凍結センサ13は、エバポレータ6の
凍結しやすい部分の凍結を検出するもので、例え
ば通風ダクト1の飛水防止用の立上り壁1aに対
向するエバポレータ6の下部に設けられており、
該部分が凍結すると、送風を受けないので、その
抵抗値が急激に低下する。そして、該エバポレー
タセンサ12と凍結センサ13との出力は制御回
路14に入力され、この制御回路14からの出力
によつて前記電磁クラツチ11の断続が制御され
るようになつており、制御回路14の具体例が第
2図に示されている。
第2図において、制御回路14は、従来と同様
のサーモスタツト15を含んでいる。このサーモ
スタツト15について、簡単に説明すると、該サ
ーモスタツト15は、第1の比較器16を有し、
この第1の比較器16で抵抗17と前記エバポレ
ータセンサ12とで発生する入力電圧V1を抵抗
18,19で発生する一定の基準電圧V2と比較
し、トランジスタ20とリレー21を介して前記
電磁クラツチのコイル11aへの通電を制御し、
前記エバポレータ6の温度を所定値に保つように
するものである。尚、22は電源、23はイグニ
ツシヨンスイツチ、24は送風機スイツチ、25
はエアコンスイツチであり、かかるスイツチ23
〜25のすべてが閉じられたときに前記コンプレ
ツサが駆動可能状態となる。
のサーモスタツト15を含んでいる。このサーモ
スタツト15について、簡単に説明すると、該サ
ーモスタツト15は、第1の比較器16を有し、
この第1の比較器16で抵抗17と前記エバポレ
ータセンサ12とで発生する入力電圧V1を抵抗
18,19で発生する一定の基準電圧V2と比較
し、トランジスタ20とリレー21を介して前記
電磁クラツチのコイル11aへの通電を制御し、
前記エバポレータ6の温度を所定値に保つように
するものである。尚、22は電源、23はイグニ
ツシヨンスイツチ、24は送風機スイツチ、25
はエアコンスイツチであり、かかるスイツチ23
〜25のすべてが閉じられたときに前記コンプレ
ツサが駆動可能状態となる。
しかして、前記凍結センサ13と抵抗26とで
発生する電圧V3が第2の比較器27の反転入力
端子に印加されると共にに、該比較器27の非反
転入力端子には前記サーモスタツト15の入力電
圧V1が印加される。また、この第2の比較器2
7の出力端子は、該第2の比較器27側を順方向
とするダイオード35を介して前記第1の比較器
16の反転入力端子に接続されており、制御変更
手段が構成されている。尚、前記比較器16,2
7には抵抗28,29を介して正帰還が施され、
ハンチングを防止するようになつている。
発生する電圧V3が第2の比較器27の反転入力
端子に印加されると共にに、該比較器27の非反
転入力端子には前記サーモスタツト15の入力電
圧V1が印加される。また、この第2の比較器2
7の出力端子は、該第2の比較器27側を順方向
とするダイオード35を介して前記第1の比較器
16の反転入力端子に接続されており、制御変更
手段が構成されている。尚、前記比較器16,2
7には抵抗28,29を介して正帰還が施され、
ハンチングを防止するようになつている。
上記構成において、第5図を参照しながら、上
記実施例の作用について説明すれば、前記スイツ
チ23〜25を閉じた当初にあつては、エバポレ
ータ6の温度が高くて部分凍結も当然していない
ので、凍結センサ13は送風を受けて冷却され、
その抵抗値が高いので、V3>V1となつて第2の
比較器27の出力は“L”となる。したがつて、
第1の比較器16の反転入力がほぼ接地電位とな
るので、該第1の比較器16の出力は“H”であ
り、トランジスタ20が導通し、リレー21が作
動し、前記電磁クラツチ11のコイル11aに通
電され、コンプレツサ7が駆動する。この結果エ
バポレータ6の温度が徐々に下がり始め、ついに
は部分凍結し、凍結センサ13の抵抗値が急激に
低下してV3<V1となるので、第2の比較器27
の出力が“H”に反転する。このときエバポレー
タ6の温度をt4とすると、該温度t4がサーモスタ
ツト15による下限の温度t2よりも低ので、V1
≧V2であり、そのため、第1の比較器16の出
力が“L”となり、コンプレツサ7の駆動が停止
し、エバポレータ6の温度が上昇する。そして、
サーモスタツト15による上限の温度t1で上昇す
ると、V1<V2となつてコンプレツサ7が駆動し、
かかるサーモスタツト15の制御が有効となつ
て、エバポレータ6の温度が凍結を生じない所定
値内t1〜t2に保たれる。しかしながら、このよう
な状態にあつては、エバポレータ6の部分凍結が
徐々に解消されていつて、ついには凍結センサ1
3に送風されるようになり、再び第2の比較器2
7の出力が“L”となつてコンプレツサ7が強制
的に駆動され、エバポレータ6の温度がt4まで下
がるようになる。したがつて、凍結温度をt3(t2
>t3>t4)とすると、エバポレータ6の平均温度
は、凍結温度t3の直上となつて、サーモスタツト
15による下限の温度t2よりも当然低くなる。
記実施例の作用について説明すれば、前記スイツ
チ23〜25を閉じた当初にあつては、エバポレ
ータ6の温度が高くて部分凍結も当然していない
ので、凍結センサ13は送風を受けて冷却され、
その抵抗値が高いので、V3>V1となつて第2の
比較器27の出力は“L”となる。したがつて、
第1の比較器16の反転入力がほぼ接地電位とな
るので、該第1の比較器16の出力は“H”であ
り、トランジスタ20が導通し、リレー21が作
動し、前記電磁クラツチ11のコイル11aに通
電され、コンプレツサ7が駆動する。この結果エ
バポレータ6の温度が徐々に下がり始め、ついに
は部分凍結し、凍結センサ13の抵抗値が急激に
低下してV3<V1となるので、第2の比較器27
の出力が“H”に反転する。このときエバポレー
タ6の温度をt4とすると、該温度t4がサーモスタ
ツト15による下限の温度t2よりも低ので、V1
≧V2であり、そのため、第1の比較器16の出
力が“L”となり、コンプレツサ7の駆動が停止
し、エバポレータ6の温度が上昇する。そして、
サーモスタツト15による上限の温度t1で上昇す
ると、V1<V2となつてコンプレツサ7が駆動し、
かかるサーモスタツト15の制御が有効となつ
て、エバポレータ6の温度が凍結を生じない所定
値内t1〜t2に保たれる。しかしながら、このよう
な状態にあつては、エバポレータ6の部分凍結が
徐々に解消されていつて、ついには凍結センサ1
3に送風されるようになり、再び第2の比較器2
7の出力が“L”となつてコンプレツサ7が強制
的に駆動され、エバポレータ6の温度がt4まで下
がるようになる。したがつて、凍結温度をt3(t2
>t3>t4)とすると、エバポレータ6の平均温度
は、凍結温度t3の直上となつて、サーモスタツト
15による下限の温度t2よりも当然低くなる。
第3図、第4図において、この考案の他の実施
例が示され、該他の実施例は、その凍結センサ1
3の構成を異にしており、凍結センサ13は風量
感知型で、エバポレータ6の出口側に小筒30を
設けると共に、該小筒30内に風量感知スイツチ
31を配置してある。この風量感知スイツチ31
は、その可動接点31aが送風の有無によつて動
き、送風があるとき(凍結を生じていないとき)
にはスプリング32に抗して一方の固定接点31
bに接し、送風がないとき(凍結を生じたとき)
には他方の固定接点31cに接する。尚、スプリ
ング32は必要に応じて設けられるもので、可動
接点31aの自重のみによつて戻すようにしても
よい。そして、可動接点31aは接地されている
と共に、固定接点31b,31cがナンドゲード
33a,33bから成るRSフリツプフロツプ3
3の入力端子に接続され、さらに該RSフリツプ
フロツプ33の出力端子がダイオード34を介し
て同様のサーモスタツト15の抵抗18,19の
接続点に接続されている。したがつて、前記エバ
ポレータの一部分が凍結するまでは、RSフリツ
プフロツプ33の一方に“L”の信号が入力され
るので、他方に“L”の信号が入力されるまでは
該RSフリツプフロツプ33の出力は“H”で、
第1の比較器16の基準電圧を引下げてその出力
を強制的に“H”に維持するので、コンプレツサ
を駆動させ続け、一方、凍結を生じると、RSフ
リツプフロツプ33の出力が反転し、サーモスタ
ツト15による制御に変更するようになる。
例が示され、該他の実施例は、その凍結センサ1
3の構成を異にしており、凍結センサ13は風量
感知型で、エバポレータ6の出口側に小筒30を
設けると共に、該小筒30内に風量感知スイツチ
31を配置してある。この風量感知スイツチ31
は、その可動接点31aが送風の有無によつて動
き、送風があるとき(凍結を生じていないとき)
にはスプリング32に抗して一方の固定接点31
bに接し、送風がないとき(凍結を生じたとき)
には他方の固定接点31cに接する。尚、スプリ
ング32は必要に応じて設けられるもので、可動
接点31aの自重のみによつて戻すようにしても
よい。そして、可動接点31aは接地されている
と共に、固定接点31b,31cがナンドゲード
33a,33bから成るRSフリツプフロツプ3
3の入力端子に接続され、さらに該RSフリツプ
フロツプ33の出力端子がダイオード34を介し
て同様のサーモスタツト15の抵抗18,19の
接続点に接続されている。したがつて、前記エバ
ポレータの一部分が凍結するまでは、RSフリツ
プフロツプ33の一方に“L”の信号が入力され
るので、他方に“L”の信号が入力されるまでは
該RSフリツプフロツプ33の出力は“H”で、
第1の比較器16の基準電圧を引下げてその出力
を強制的に“H”に維持するので、コンプレツサ
を駆動させ続け、一方、凍結を生じると、RSフ
リツプフロツプ33の出力が反転し、サーモスタ
ツト15による制御に変更するようになる。
尚、凍結センサ13については、上記2つの実
施例におけるものに限定されることはなく、例え
ば凍結を直接検出する光センサであつてもよい
し、エバポレータの入口側と出口側の差圧によつ
て検出してもよい。また、電気式サーモスタツト
ではなくて機械式のサーモスタツトについてもこ
の考案を適用することができ、例えば凍結を検出
するまではアクチユエータを介して接点間を強制
的に接触させる等により行なうことができる。ま
た、エバポレータセンサ12については、実質的
にエバポレータ6の温度を検出するものであれば
足りるので、エバポレータ6の冷媒出口側の配管
温度や圧力を検出するものであつてもよい。さら
に、上記2つの実施例にあつては、コンプレツサ
7の駆動を電磁クラツチ11の断続で制御するよ
うになつているが、コンプレツサ7自身の吐出容
量を変える方式であつてもよく、例えば部分凍結
を生じるまではコンプレツサ7を大容量で駆動さ
せ続けるようにすることもできる。
施例におけるものに限定されることはなく、例え
ば凍結を直接検出する光センサであつてもよい
し、エバポレータの入口側と出口側の差圧によつ
て検出してもよい。また、電気式サーモスタツト
ではなくて機械式のサーモスタツトについてもこ
の考案を適用することができ、例えば凍結を検出
するまではアクチユエータを介して接点間を強制
的に接触させる等により行なうことができる。ま
た、エバポレータセンサ12については、実質的
にエバポレータ6の温度を検出するものであれば
足りるので、エバポレータ6の冷媒出口側の配管
温度や圧力を検出するものであつてもよい。さら
に、上記2つの実施例にあつては、コンプレツサ
7の駆動を電磁クラツチ11の断続で制御するよ
うになつているが、コンプレツサ7自身の吐出容
量を変える方式であつてもよく、例えば部分凍結
を生じるまではコンプレツサ7を大容量で駆動さ
せ続けるようにすることもできる。
以上述べたように、この考案によれば、エバポ
レータの凍結しやすい部分の凍結を検出するまで
はコンプレツサを駆動させ続け、部分凍結を生じ
たときにサーモスタツトでコンプレツサを制御す
るようにしたので、凍結しやすい部分以外の凍結
を防止しつつエバポレータの平均温度を低下させ
ることができるので、本来の冷房能力を十分発揮
させることができる。また、この結果、冷房能力
が向上することになるので、エバポレータを小
型、軽量にすることができる等の効果を奏するも
のである。
レータの凍結しやすい部分の凍結を検出するまで
はコンプレツサを駆動させ続け、部分凍結を生じ
たときにサーモスタツトでコンプレツサを制御す
るようにしたので、凍結しやすい部分以外の凍結
を防止しつつエバポレータの平均温度を低下させ
ることができるので、本来の冷房能力を十分発揮
させることができる。また、この結果、冷房能力
が向上することになるので、エバポレータを小
型、軽量にすることができる等の効果を奏するも
のである。
第1図はこの考案の冷房装置の概略を示す構成
図、第2図は同上に用いた制御回路を示す回路
図、第3図は他の実施例に用いた凍結センサを示
す断面図、第4図は同上の凍結センサを用いた制
御回路を示す回路図、第5図はエバポレータの温
度変化を示すタイムチヤートである。 6……エバポレータ、7……コンプレツサ、1
2……エバポレータセンサ、13……凍結セン
サ、14……制御回路、15……サーモスタツ
ト。
図、第2図は同上に用いた制御回路を示す回路
図、第3図は他の実施例に用いた凍結センサを示
す断面図、第4図は同上の凍結センサを用いた制
御回路を示す回路図、第5図はエバポレータの温
度変化を示すタイムチヤートである。 6……エバポレータ、7……コンプレツサ、1
2……エバポレータセンサ、13……凍結セン
サ、14……制御回路、15……サーモスタツ
ト。
Claims (1)
- エバポレータの温度を実質的に検出するエバポ
レータセンサの出力の応じてコンプレツサの駆動
を制御して、前記エバポレータの温度を所定値に
保つサーモスタツトを有する冷房装置の凍結防止
装置にあつて、前記エバポレータの凍結しやすい
部分の凍結を検出する凍結センサを設け、この凍
結センサの出力で前記エバポレータの凍結しやす
い部分の凍結を検出するまでは前記エバポレータ
センサの出力をキヤンセルして、前記コンプレツ
サを強制的に駆動させ、該凍結センサで前記部分
の凍結を検出し、且つ凍結中は前記エバポレータ
センサの出力による制御を有効とする制御変更手
段を備えるようにしたことを特徴とする冷房装置
の凍結防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18505483U JPS6092610U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 冷房装置の凍結防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18505483U JPS6092610U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 冷房装置の凍結防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6092610U JPS6092610U (ja) | 1985-06-25 |
JPS637531Y2 true JPS637531Y2 (ja) | 1988-03-04 |
Family
ID=30400077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18505483U Granted JPS6092610U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 冷房装置の凍結防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6092610U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS561447Y2 (ja) * | 1976-12-11 | 1981-01-14 |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP18505483U patent/JPS6092610U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6092610U (ja) | 1985-06-25 |
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