JPS6373961A

JPS6373961A - 薬剤の保持陳列装置

Info

Publication number: JPS6373961A
Application number: JP18212287A
Authority: JP
Inventors: マイケル　ジェイ　リンド
Original assignee: BOC Group Inc
Current assignee: Messer LLC
Priority date: 1986-07-21
Filing date: 1987-07-21
Publication date: 1988-04-04
Also published as: EP0254487A2; GB2192864A; EP0254487A3; GB8716747D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】童）上久丑■分国本発明は、治療環境下で職業上使用される薬剤（薬）及
び器具を保持し仕分けし陳列するようになったトレー装
置に関する。

光訓皇背旦手術室において、すべての薬のうち約１％の薬が誤って
投与されているものと推定される。これらの誤りは希に
且つ散発的に起こるに過ぎないけれども、種々の葉間の
混同の潜在的な重大性に照らして、このような誤りが非
常に重大な問題であることがわかっている。手術室の薬
剤ホルダが仕分けされていないと、この仕分けの欠如が
薬投与の誤りにおいて重要な役割を果たしていると信じ
られている。このように薬剤ホルダが仕分けされていな
いと、手術中に間違ったガラス瓶やアンプルをつかんで
しまうおそれがある。

手術室で使用される薬剤ホルダは、都合のよいように勝
手気ままに仕分けされているのが１である。例えば、ア
ンプル収納用に穿孔された穴をもったプラスチックシー
トを使用している病院がある。また、金物店で売られて
いる種類のボルトナツト工作のベンチ式仕分は器で小さ
い引出しを含んだものを使用している病院もある。通常
、手術室で使用されるこのようなホルダにおける薬の仕
分けに一定の形式はなく、最も頻繁に使用される薬はホ
ルダの前部に置かれ、あまり頻繁に使用されない薬はホ
ルダの後部に置かれた装置からなっているのがよい。

病院の薬局によって薬が病院の手術室へ規則的且つ組織
的に供給されるのがよい。薬を供給する１つの方法は、
手術室の担当者からの注文に基づく方法である。通常、
麻酔医は注文を発し、薬局から薬を届けてもらうか、あ
るいは技術者に手術室から薬を取りに行かせるかである
。薬を供給するもう１つの方法は、分類された区画室付
のキャビネットを手術室に備える方法である。必要に応
じて薬局は、供給分を補充する。薬局から薬を分配する
もう１つの方法は、個々の薬剤トレーを使用し症例毎に
設定し治療が終了すると元に戻す方法である。

病院の薬局から手術室へ薬を移送する方法は、通常形式
化されていな、い。手術室への移送中病院用の運搬車の
上部に東を保持するのに、通常あらゆる使用可能な容器
が使用されている。手術室で薬を収納するとともに手術
室へ薬を移送するのに広く使用されている運搬車は、シ
アーズクラフトマン（Ｓｅａｒｓ　ＣＲＡＦＴ叶八Ｎ）
のへ−トである。市販されているもう１つの病院用運搬
車は、バーマンミラー（Ｉｌｅｒｍａｎ　Ｍｉｌｌｅｒ
）のエル・カートである。これらのカートは、マスク、
テーブル、視診用機器、注射器、電極、吸引カテーテル
等の備品を積み重ねるための棚と引出しをカートの壁に
有する。カートの上部のトレーは、手術中使用される薬
を収容するのに使用される。

病院用カートで運搬される最近の使用できる薬剤ホルダ
はいずれも、病院の薬剤師、登録された有資格看護人又
は看護婦（以下、単に看護婦という）や麻酔医用に、薬
を効率的に仕分けするには十分満足できるものではない
と信じられている。

個々の患者用に薬を保持し陳列するための様々な装置が
、従来技術に開示されている。米国特許第２，９５３，
２４２号（エム、ニー、ショー傭、Ａ。

Ｓｈａｗ）　）は、各々が少なくとも１つの貫通孔を有
する複数個の分離した区画室を備えた容器を開示してい
る。各区画室は、平らな水平基底部分と交差する４つの
垂直壁を存する。各区画室の基底部分には時間及び／又
は日付は表示が付され、容器の特定の区画室に置かれた
錠剤あるいはカプセルを患者がいつ服用すべきかを表示
している。回転可能な蓋のうちの１つの蓋の孔を区画室
と整列させて、特定の区画室の収容物を取り出すことが
できる。この容器の問題点は、容器内へ薬剤を入れたり
出したりする者は、頭をかなり下方へかがめて時間及び
／又は日付は表示を読むか容器を垂直に持ち上げなけれ
ばならないということである。こうした動作はある場合
望ましくないほどに時間がかかり、不便で厄介で緊張が
多いものである。もう１つの問題点は、薬剤の容器が書
かれた１ｎ報を部分的あるいは全体的に覆って読みに＜
＜シてしまうことである。更にもう１つの問題点は、正
しい位置の方へ蓋を回転させるのに時間がかかり、次に
正しい位置へ蓋を到達させるには更に時間がかかること
である。この時間の損失は、患者の生命を救うのに重要
である。更にもう１つの問題点は、間違った薬剤が区画
室に置かれることである。

ショー（Ｓｈａｗ）氏は、間違った薬剤が区画室に置か
れる問題を解決する方法を教示しておらず示唆すらして
いない。

米国特許第４　、０３９　、０８０号（ジュー。ニー、
カブシリ　（Ｊ、八、　Ｃａｐｕｃｃｉｌｌｉ））、米
国特許第４，３１８，４７７号（ニス、ゼット、カーパ
（Ｓ、　Ｚ、　Ｋｅｒｐａ））及び米国特許第４，４７
３．１５６号（デー、シー、マーチン（Ｄ、　Ｃ，Ｍａ
ｒｔ（１９）））はすべて、水平上面に曜日及び時刻の
表示を伴った、錠剤及びカプセル用の矩形の容器を開示
している。容器は、矩形、円筒形又は球面形の底を有す
る。円筒形又は球面形の底により、Ｂ全室を得て収容物
を取り出すのが容易になる。これらの容器の各々は蓋を
有し、薬剤を取り出す前にその蓋を取り外すかあるいは
持ち上げなければならない。デー、シー、マーチン氏（
Ｄ、　Ｃ。

Ｍａｒｔ（１９））の特許では、毎日例えば午前中の同
じ時刻に服用すべき薬剤を収容する区画室には、例えば
赤色のような同一で唯一の色が施されている。

どの区画室に適当な薬剤が収容されているのかを確信す
るために、患者は頭をかがめたり容器を垂直に回転させ
たりしなければならない。患者は次に蓋を開けて、１つ
または２つ以上の区画室の収容物を取り出さなければな
らない。これらの観察及び機械的な動作には時間がかか
り、患者の健康に悪影響を与えるかもしれない。例えば
、心臓疾患の患者はニトログリセリン薬を手にする前に
虚脱するかもしれない。

米国特許第１，３０６，５９１号（ダブリュー、ビー。

グランド（Ｗ、　Ｂ、　Ｇｒａｎｔ））は、「薬剤等又
はその他のものを安全、迅速且つ衛生的に投与すべき多
くの様々な患者を受は持っている、病院の看護婦の使用
のため」に設計されたトレーに向けられている。開示さ
れたトレーは矩形で複数個の案内支持アームを有し、こ
のアームはそれぞれ薬剤を保持するようになった別体の
タンブラ−をもっている。別のばね負荷形の蓋が各タン
ブラ−の上部で回転されて、収容物及び各タンブラ−の
内面をできるだけ汚染物質から隔絶している。６蓋の両
面は、処方薬、処方薬の投与時間及び患者名についての
表示物を受けるようになっている。看護婦は、頭をかが
めて蓋の上部を見、次に蓋を持ち上げてその反対側を読
まなければならない。看護婦は、次にトレーからタンブ
ラ−を取り出してそこに収容された薬剤を患者に投与す
ることができる。この手順は時間がかかり、ひよっとし
たら患者の生命さえ犠牲になるかもしれない。更に、色
コードを教示、示唆あるいは暗示していない。かくして
、薬剤の混同が起き患者は間違った薬剤を受は取ること
もある。

米国特許第１．６５０．９８０号（ケー、キャンベル（
Ｋ、　Ｃ（２０）ｐｂｅｌｌ））は、薬剤のガラス瓶を
複数個垂直に保持するようになったケースを開示してい
る。

各薬剤は、皮下注射針を用いてそのガラス瓶から取りさ
れる。ガラス瓶が貫通してケースに置かれた開口部の周
囲の水平領域には、ガラス瓶の収容物を示した書込み情
報が含まれている。１つの種類の薬を収容したガラス瓶
は、通常−まとめにされる。特定の薬を使用するのに、
先ずケースの盈を開け、次にかなり頭をかがめて薬の名
前を読まなければならない。これは時間の浪費で患者の
生命を犠牲にすることもあり得る。更に、色コードも記
載あるいは示唆されておらず、間違ワたガラス瓶を取り
出して患者に投与することもありえる。

複数個の薬剤及び医療器具を保持するようになり、且つ
手術室の医師が比較的迅速に薬を位置決めしその種別を
確認し更にホルダから取り出せるように設計された薬剤
ホルダを提供することが望ましい。

Ｌｊ坏υ１直本発明の目的は、病院の薬局、すなわち方々の薬局から
手術室へ薬を移送するのに使用する、薬の仕分は用トレ
ーを提供することである。

本発明のもう１つの目的は、手術中に麻酔医が使用する
、薬の仕分は用トレーを提供することである。

本発明のもう１つの目的は、手術室において薬の取扱い
の誤りや薬の混同を避けるための、薬の仕分は用トレー
を提供することである。

本発明のもう１つの目的は、ガラス瓶又はアンプルを保
持するための区画室の構成に関して柔軟性があるトレー
を提供することである。

本発明のもう１つの目的は、個々の患者用の又は共用方
式で多数の患者用のトレーを提供することである。

２」Ｆυｉ！本発明は、多くの薬剤（薬）が容易に見えて確認でき取
り外しできるように、薬剤を保持し、仕分けし陳列する
ようになった医療装置に向けられている。医療装置は複
数個の区画室を備え、少なくとも１つの区画室は傾斜平
面部材を有し、その傾斜平面部材は水平面と鋭角をなす
表面を有する。

傾斜平面の表面には、薬剤の容器が観察者に容易に見え
るように、薬剤の容器が支持され陳列されており、その
結果薬剤容器の収容物を確認するのに観察者が頭をかな
りかがめる必要がなく、薬剤容器を容易且つ迅速に取り
出すことができる。

好ましい実施例では、装置は複数個の取外し可能な部分
を保持するようになったトレーを備え、各部分は、１つ
又は２つ以上の色コードされた薬剤容器を保持するよう
になった１つまたは２つ以上の区画室をそれぞれ備えて
いる。各区画室の傾斜平面の表面の上部分に取り付けで
きる色コード表示手段（ラベル）が設けられている。ラ
ベルの色コードは、区画室に置かれるべき薬剤容器のラ
ベルの対応した色コードと一致している。薬剤の容器（
ボトル）の色コードラベル及び区画室の対応した色コー
ドラベルの使用により、薬剤誤りの回数が減るように設
計されている。薬を収容する容器のラベルの薬の名前を
読むのに代えて、色コードを用いようとするわけではな
い。

色コード方式により各治療カテゴリーにそれぞれ異なる
色を用いて、薬（薬剤）を治療カテゴリーへ分離し仕分
けする。かくして、もし手術室で薬の誤りが起きたとし
ても、意図した薬と同じ冶療カテゴリーからの薬であり
問題はない。これにより、何か他の薬が誤って投与され
るよりも重大な結果を患者にもたら丈ことはないであろ
う。ボトルのラベルの文字、記号及び／又は数字は、そ
れぞれ在来の多くの薬剤ボトルの文字、記号及び／又は
数字よりも大きく太くなっていて、容易且つ迅速にその
種別を判別することができる。区画室に取り付けられた
ラベル及び／又は薬剤の容器のラベルに、バーコードを
使用してもよい。

本発明の装置は手術室において有用であり、病院内の薬
局から手術室へ薬を移送するのに使用される。本装置で
は、様々な数及び寸法の区画室からなる部分を個別注文
により構成することができる。本装置は、−人の、０者
について使用するようにも、あるいは共用方式で多数の
患者について使用するようにもできる。

本発明の上記及びその他の新規な特徴及び利点は、添付
図面に関連してなされる次の詳細な説明を参照してより
明らかになるであろう。

遍凹第１図を参照すると、本発明による薬剤の保持陳列装置
１０の一部破断斜視図が示されている。

以下トレーと呼称する装置１０は、複数個の区画室１６
ａ及び１６ｂを備えている。通常の態様では矩形の平行
六面体からなる区画室１６ａは、それぞれ壁部材１２と
交差し且つ皮下注射針、注射器、はさみ及び／又はその
他の医療器具を収容するようになった水平床部材１４を
有する。区画室１６ｂの各々は、水平面に対して角度ａ
をなし且つ第２の傾斜平面部材１９と角度すで交差する
第１の傾斜平面部材１８を備えている。区画室１６ｂは
、図示のように薬剤ボトル（容器）２２を保持し陳列す
るように設計されている。トレー１０には色コードラベ
ル２０が付され、通常トレー１０の最後の使用者によっ
て、区画室１６ｂの傾斜平面１８の上部分に取り付けら
れる。ラベル２０の色は、薬剤のボトル２２のラベル及
び／又は上蓋の色に対応している。

アンプル、ジャーもしくはバイアル及び／又はこれら３
つ及び／又は薬剤ボトルのあらゆる組合せを、トレー１
０に保持することができる。ラベルを見るのにあまり頭
をかがめることなくボトル２２の上蓋及びラベルを容易
に目視することができるように、ボトル２２は傾斜平面
部材１８、傾斜平面部材１９及び壁１２にもたれかかっ
ている。

角度ａは通常約３０度であるが、約１０度乃至８０度の
範囲で変化してもよい。°角度ａの範囲は、１５度乃至
４５度が好ましい。角度すは通常９０度であるが、６０
度乃至１７０度の範囲で変化してもよい。角度すの範囲
は、７０度乃至１１０度が好ましい。

色コードされた薬剤ボトル２２及びこれに対応して色コ
ードされた区画室１６ｂに取り付けられたラベル２０が
、薬剤の誤り数を減じるのに使用される。各治療カテゴ
リー毎に異なる色を使用し、好ましい色コード方式によ
り薬（薬剤）を治療カテゴリーに分ける。例えば、区画
室１６ｂの横一列全体をある色に色コードして、この列
に収容された薬は鎮痛薬であることを明らかにする。が
くして、薬の選択誤りが生じなければ、意図した薬と同
じ治療カテゴリーからの薬で済ますことができる。これ
により、もし誤って他の薬が投与されるよりも深刻な結
果が患者にもたらされることは潜在的にないと信じられ
ている。薬剤容器のラベルを読むことに代えて、色コー
ドを用いようとするものではない。

ボトル２２のラベル上の文字、記号及び／又は数字は、
在来の薬剤ボトルの文字、記号及び／又は数字よりも大
きく太くなっており、その結果簡単で迅速な識別が容易
にできる。ラベル２ｏ及び／又はボトル２２にバーコー
ドを付してもよい。

トレー１０は矩形の足形を有し、積重ねられた各トレー
１０が上下のトレーと組み合いながら、複数個のトレー
１０を積み重ね易いように交互になった高さの外側周辺
側壁を有する。

トレーｌＯを、圧力成形あるいは真空成形法を用いてプ
ラスチックから製造するのがよい。

装置１０は、どの薬剤がどれかを迅速且っ正性に決定し
、所望の薬剤を迅速且つ正確に取り出すことができるよ
うに設計されている。このことは、時間の浪費が患者の
生命の喪失に繋がる手術室及び救急室において極めて重
要である。

第２図を参照すると、床部材５４と交差して２つの固定
区画室５６を構成する壁部材５２を備えた薬剤の保持陳
列装置５０の斜視図が示されている。装置５０の一部に
は、複数個の取外し可能な区画室６０が装填されて示さ
れている。第３図は、取外し可能な区画室６０のうちの
１つを示している。区画室５６は医療器具を保持し陳列
し、区画室６０は薬剤容器を保持し陳列するようになっ
ている。装置５０は第１図の装置１０に類似し、この装
置１０と同じ機能を備えている。

区画室６０は、区画室６８を構成する側壁６２、第１の
傾斜平面部材６４及び第２の傾斜平面部材６６を備え、
この区画室６８に薬剤のアンプル、ボトル、ジャー及び
／又はバイアルを置いて陳列することができる。傾斜平
面部材６４は水平面に対して角度Ｃをなし、傾斜部材６
６と角度ｄで交差している。角度Ｃは通常３０度である
が、１０度乃至８０度の範囲で変化してもよい。角度Ｃ
の範囲は、１５度乃至４５度が好ましい。角度ｄは通常
９０度であるが、６０度乃至１７０度の範囲で変化して
もよい。角度ｄの範囲は、７０度乃至１１０度が好まし
い。色コードラベル７０が、通常最後の使用者によって
各傾斜平面部材６４の上部分に取り付けられる。あるい
は、色コードラベル７０をトレー５０の製造者が各傾斜
平面部材６４に取り付けてもよい。

装置５０の利点は、薬剤のボトルが保持され陳列されて
いる区画室の寸法を変えることができることと、薬剤を
個々の区画室６０で予め包装した後区画室６０を装置５
０内で所望の構成に置（ことができることである。

装置５０は、どの薬剤がどれかを迅速且つ正確に決定し
、所望の薬剤を迅速且つ正確に取り出すことができるよ
うに設計されている。このことは、時間の浪費が患者の
生命の喪失に繋がる手術室及び救急室において極めて重
要である。

トレー５０を、圧力成形あるいは真空成形法を用いてプ
ラスチックから製造するのがよい。

第４図を参照すると、本発明による薬剤の保持陳列装置
１（１０の実施例の斜視図が示されている。

以下トレー１（１０と呼称される装置１（１０は、矩形
の箱部材（ハウジング手段）１（１２及び複数個の取外
し可能な部分１（１４．１０６．１０８．１１０及び１
１２を備えている。部分１（１４は、医療器具を保持し
陳列するようになっている。部分１０６．１０８．１１
０及び１１２は、薬剤（薬）の容器を保持するようにな
っている。部分１０６．１０８及び１１０は、第５図の
破断斜視図にそれぞれ示されている。部分１０８．１１
０及び１１２は部分１０６とほぼ同じ横断面を有する。

部分１（１４及び部分１１２の各々は部分１（１２から
取り外されて示され、矢印は部分１（１４及び部分１１
２の各々が部分１（１２内に嵌め込まれる場所を示して
いる。トレー１（１０は、第１図のトレー１０及び第２
図のトレー５０と同様で、基本的に同じ機能を果たす。

部分１（１４．１０６．１０８．１１０及び１１２の各
区画室は、ほぼ垂直で各区画室の後部の方へ上方に傾斜
した端側壁を有する。これらの端側壁は、区画室に置か
れた薬剤の容器（図示せず）が、１つの区画室からもう
１つの区画室へ移動したり、装置１（１０からこぼれ落
ちることがないようにする。

矩形の箱部材１（１２は、水平基底部材１（１２ｂと交
差したほぼ垂直な側壁１（１２ａを有する。第５図に示
すように、取外し可能な部分１（１４の各々は、比較的
平らな床部材、ほぼ垂直な４つの側壁、僅かに傾斜した
２つの内側壁及び比較的平らな床部骨を有する単一の区
画室を構成する。

部分１０６は、２つの分離した区画室１０６（１）及び
１０６（２）を構成するほぼ垂直な５つの側壁を有する
。区画室１０６（１）及び１０６（２）の各々は、水平
面と角度ｅをなし且つ第２の傾斜平面部材と角度ｆをな
して交差する第１の傾斜平面部材を有する。部分１０８
の各々は、３つの分離した区画室１０８　　（１）、１
０８（２）及び１０８（３）を構成するほぼ垂直な６つ
の側壁を有する。部分１１０は、４つの分離した区画室
１１０　（１）　、１１０　（２）　、１１０（３）及
び１１０　（４）を構成するほぼ垂直な７つの側壁を有
する。区画室１１０　　（１）、１１０（２）、１１０
　（３）及び１１０（４）の各々は、水平面と角度ｇを
なし且つもう１つの傾斜部材と角度りをなして交差する
第１の傾斜平面部材を有する。部分１１２の各々は、５
つの分離した区画室１１２　（１）、１１２　（２）、
１１２　（３）、１１２（４）及び１１２（５）を構成
するほぼ垂直な８つの側壁を有する。すべての角度ｅ及
び角度ｇは共に通常３０度であるが、１０度乃至８０度
の範囲で独立して変化してもよい。すべての角度ｅ及び
角度ｇの範囲は、１５度乃至４５度が好ましい。すべて
の角度ｆ及び角度りは共に通常９０度であるが、６０度
乃至１７’Ｏ度の範囲で独立して変化してもよい。すべ
ての角度ｒ及び角度りの範囲は、７０度乃至１１０度が
好ましい。

色コードラベル１１４が、第５図に示されている。矢印
はラベル１１４が部分１０６の区画室１０６（１）の領
域１０６ａに付されるべきことを表している。部分１０
８．１１０及び１１２の区画室の各々は、色コードラベ
ルを直くことができる同様な領域１０８ａ、１１０ａ及
び１１２ａを有する。薬剤容器のラベルを読むことに代
えて、色コードを用いようとするものではない。また、
色コードラベルがバーコードを含んでいてもよい。

ラベルの色は、区画室に置かれるべき薬剤ボトルの色に
対応している。

薬を治療カテゴリーに分離するのに、色コードを使用す
るのが好ましい。例えば、分離した治療カテゴリーは次
のカテゴリーからなるのがよい。

すなわち、鎮蒲薬、抗コリン作用薬、制嘔吐剤／胃の運
動能、静脈麻酔薬、筋肉弛緩剤、麻薬常用からの回復剤
、神経筋肉の回復剤、神経安定剤／鎮静剤、呼吸刺激剤
、昇圧剤、血管拡張剤及び抗不整脈剤である。各カテゴ
リーは１つ又は２つ以上の薬を有するのがよい。例えば
、鎮痛剤のカテゴリーは、フエンタニール、メペリジン
、モルヒネ、ナルブフィン、ブプレノルフィン（ｂｕｐ
ｒｅｎｏｒ−ｐｈ　ｉ　ｎｅ）を含み、筋肉弛緩剤のカ
テゴリーは、メトタリン（…ｅｔｏｃｕｒ（１９）ｅ）
　、パンクロニウム及びスクシニルコリンを含んでいる
のがよい。

１つ又は整数個のボトル、アンプル、ジャー及び／又は
薬剤ボトルに合致するように、各区画室の幅を予め選択
することができる。

トレー１（１０は手術室において有用であり、麻酔医や
その他の医者によって手術中に使用される薬を保持し陳
列する。トレー１（１０により薬が効率的な方法で仕分
けされ、無理に頭をかがめる必要なく容易に薬を見て確
認することができるように薬を陳列しているので、薬剤
を容易且つ迅速に取り出すことができる。これにより、
手術中葉を効率的に且つ迅速に取り扱い、貴重な時間を
節約する。トレー１（１０を症例別に使用してもよいし
、共用方式で多数の患者に使用してもよい。トレー１（
１０を使用して病院の薬局、すなわち方々の薬局から手
術室まで薬を移送することもできる。

トレー１（１０は、通常、圧力成形あるいは真空成形法
を用いてプラスチックから構成される装置１（１０は、
どの薬剤がどれかを迅速且つ正確に決定し、所望の薬剤
を迅速且つ正確に取り出すことができるように設計され
ている。このことは、時間の浪費が患者の生命の喪失に
繋がる手術室及び救急室において極めて重要である。

上記実施例は本発明の一般原則を単に例示したものに過
ぎないことを理解しなければならない。

本発明の範囲内で、様々な変更が可能である。例えば、
区画室の寸法を変えて違った要求物を収容することがで
きる。更に、トレーの垂直な直線壁を円筒形の一部で構
成することもできる。更に、区画室の底を丸くして清浄
を容易にすることもできる。また更に、傾斜平面を円筒
形の一部分にすることもできる。更に、トレーに蓋を付
設して、トレーの不使用中にほこりや他の汚染物質がト
レーに入り込むのを制限することもできる。また更に、
薬剤を保持し陳列するのに使用される区画室数を、１つ
乃至所望の数の範囲で変えることもできる。更に、医療
器具用の区画室数を、０から所望の数の間で変化させる
こともできる。また更に、貫通孔を構成して汚染物質が
トレー内に留まらず清掃が容易になるように、床部材を
設計することもできる。更に、各トレーの区画室を個別
選択により色コードしてもよいし、病院全体を通して規
格化してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による一実施例の斜視図であり、第２図は、本発明によるもう１つの実施例の斜視図であ
り、第３図は、第２図の実施例の取外し可能な部分を示した
図であり、第４図は、本発明によるもう１つの実施例の斜視図であ
り、第５図は、第４図の実施例の取外し可能な部分の破断図
である。１６ａ、１６ｂ・・区画室、１８．１９・・傾斜平面部材、２２・・薬剤容器ＦＩＧ、　　２ＦＩＧ、３皿

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の区画室を備え、上記複数の区画室のうち少なくとも１つの区画室は、水
平面と鋭角をなす表面を有する傾斜平面部材を備え、観察者があまり頭をかがめる必要なく薬剤の種別を確認
できるような角度に各薬剤容器を陳列するように、各傾
斜平面の表面が区画室に置かれた１つ又は２つ以上の薬
剤容器を支持し陳列するようになっていることを特徴と
する医療装置。
（２）上記傾斜平面部材の表面に取り付けられるように
なった表示手段を備え、上記表示手段は、特定の区画室に置かれるべき薬剤容器
の表示手段と対応していることを特徴とする特許請求の
範囲第（１）項に記載の装置。
（３）上記表示手段は、区画室に置かれるべき薬剤容器
の色コードと対応した色コードを備えていることを特徴
とする特許請求の範囲第（２）項に記載の装置。
（４）上記表示手段は、区画室に置かれるべき薬剤容器
の文字、記号及び／又は数字と対応した文字、記号及び
／又は数字を備えていることを特徴とする特許請求の範
囲第（３）項に記載の装置。
（５）上記表示手段は色コードラベルであることを特徴
とする特許請求の範囲第（３）項に記載の装置。
（６）上記区画室は、互いに交差し且つ床部材と交差し
た側壁をそれぞれ備えていることを特徴とする特許請求
の範囲第（１）項に記載の装置。
（７）上記区画室のうち少なくとも１つの区画室は傾斜
平面部材を備えておらず、ほぼ垂直な側壁及び水平な床
部材を有し、注射器のような医療器具を収容し陳列する
ようになっていることを特徴とする特許請求の範囲第（
６）項に記載の装置。
（８）上記薬剤を収容するのに使用される容器は、アン
プル、ガラス瓶、ジャー及び／又はボトルであることを
特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の装置。
（９）各区画室は、標準寸法をもった整数個の薬剤容器
に合致するように予め選択された幅を有することを特徴
とする特許請求の範囲第（８）項に記載の装置。
（１０）上記鋭角は、約１０度乃至８０度の範囲にある
ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の装
置。
（１１）上記鋭角は、約１５度乃至４５度の範囲にある
ことを特徴とする特許請求の範囲第（１０）項に記載の
装置。
（１２）第１の傾斜平面部材を備えた区画室は、上記第
１の傾斜平面部材の表面と交差した表面を有する第２の
傾斜平面部材を備え、上記第１及び第２の傾斜平面部材の表面は、６０度乃至
１７０度の範囲の角度を形成することを特徴とする特許
請求の範囲第（１）項に記載の装置。
（１３）上記第１及び第２の傾斜平面の交差する表面に
よって形成される角度は、７０度乃至１１０度の範囲に
あることを特徴とする特許請求の範囲第（１２）項に記
載の装置。
（１４）各区画室の底領域は、装置の清浄が容易になる
ように丸められていることを特徴とする特許請求の範囲
第（１３）項に記載の装置。
（１５）装置はプラスチックからなることを特徴とする
特許請求の範囲第（１４）項に記載の装置。
（１６）上記床部材は、汚染物質が装置内に留まらず装
置の清浄を容易にする貫通孔を構成することを特徴とす
る特許請求の範囲第（１５）項に記載の装置。
（１７）複数個の同様な装置を積み重ねられるようにな
っており、各装置は積重ねられた上下の装置と組み合う
ようになっていることを特徴とする特許請求の範囲第（
５）項に記載の装置。
（１８）各々が１つ又は２つ以上の区画室をもった部分
を保持するようになったハウジング手段を備えているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の装置
。
（１９）床部材と、該床部材と交差して複数の分離した
区画室を形成する垂直壁部材とを備え、少なくとも１つの区画室は、水平面と鋭角をなす表面を
もった傾斜平面部材を備え、観察者があまり頭をかがめる必要なく薬剤の種別を確認
できるような角度に各薬剤容器を陳列するように、各傾
斜平面の表面が区画室に置かれた１つ又は２つ以上の薬
剤容器を支持し陳列するようになっていることを特徴と
する、薬剤の保持陳列装置。
（２０）上記傾斜平面部材の表面に取り付けられるよう
になった表示手段を備え、上記表示手段は、特定の区画室に置かれるべき薬剤容器
の表示手段と対応していることを特徴とする特許請求の
範囲第（１９）項に記載の装置。
（２１）上記表示手段は、区画室に置かれるべき薬剤容
器の色コードと対応した色コードを備えていることを特
徴とする特許請求の範囲第（２０）項に記載の装置。
（２２）上記表示手段は、区画室に置かれるべき薬剤容
器の文字、記号及び／又は数字と対応した文字、記号及
び／又は数字を備えていることを特徴とする特許請求の
範囲第（２１）項に記載の装置。
（２３）上記表示手段は、文字、記号及び／又は数字を
備えた傾斜平面部材に取り付けられた色コードラベルで
あることを特徴とする特許請求の範囲第（２２）項に記
載の装置。
（２４）床部材と、該床部材と交差して複数の分離した
区画室を形成する垂直壁部材とを備え、少なくとも１つ
の区画室は、水平面と鋭角をなす表面をもった傾斜平面
部材を備え、観察者があまり頭をかがめる必要なく薬剤の種別を確認
できるような角度に各薬剤容器を陳列するように、各傾
斜平面の表面が区画室に置かれた１つ又は２つ以上の薬
剤容器を支持し陳列するようになり、上記傾斜平面に取り付けられた、形成された、あるいは
その表面の表示手段は、特定の区画室に置かれるべき薬
剤容器の表示手段に対応し、上記表示手段は、区画室に
置かれるべき薬剤容器の色コード、文字、記号及び／又
は数字とそれぞれ対応した色コード、文字、記号及び／
又は数字を備えていることを特徴とする、薬剤の保持陳
列装置。
（２５）各々が１つ又は２つ以上の区画室をもった複数
の部分を保持するようになったハウジング手段を備え、上記部分は上記ハウジング手段から取り外せるようにな
り、少なくとも１つの区画室は、水平面と鋭角をなす表面を
もった傾斜平面部材を備え、観察者があまり頭をかがめる必要なく薬剤の種別を確認
できるような角度に各薬剤容器を陳列するように、各傾
斜平面の表面が区画室に置かれた１つ又は２つ以上の薬
剤容器を支持し陳列するようになっていることを特徴と
する医療装置。
（２６）水平面と鋭角をなす表面をもった傾斜平面部材
を有する区画室を備え、観察者があまり頭をかがめる必要なく薬剤の種別を確認
できるような角度に各薬剤容器を陳列するように、各傾
斜平面の表面が区画室に置かれた１つ又は２つ以上の薬
剤容器を支持し陳列するようになっていることを特徴と
する医療装置。
（２７）各区画室は、標準寸法をもった整数個の薬剤容
器に合致するように予め選択された幅を有することを特
徴とする特許請求の範囲第（２６）項に記載の装置。