JPS6372021A - 温度予期制御サ−モスタット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はサーモスタットに関する。更に特定すれば、
この発明は温度予期制御（ｈｅａｔ　ａｎｔｉｃｉｐａ
−ｔｉｏｎ）サーモスタットに関する。

〔従来の技術〕

従来のサーモスタットでは、それにより監視される環境
温度の関数として機械的動作をする感温素子、例えばバ
イメタルが利用される。感温素子は電気スイッチ素子を
動作させて熱源を制御することにより監視された環境温
度を変化させる。このようなサーモスタットの応用にお
いては、加熱される空間の温度差、すなわち温度変化を
最小に維持することが望ましい。

そのために、いわゆる温度予期制御サーモスタットが開
発された。このサーモスタットは加熱される領域が所望
の温度に到達する以前に、熱源を制御する、すなわち温
度の到達を予測する。温度予期制御システムにおいては
、その領域の環境温度が所望の温度に到達する以前に熱
源を切ることにより、オーバーシュートすなわち所望温
度以上に温度上昇することを回避する。

通常、熱源から加熱される領域までの熱伝達には時間遅
れがあり、この時間遅れが熱源がオフにされた後、ある
時間の間加熱される領域の温度を上昇させるために、こ
のような予期動作が必要とされる。

従来の温度予期制御サーモスタットにおいては、予期動
作としての温度検出素子の加熱動作を行うために補助熱
源、例えば電気抵抗ヒーターが用いられて来た。その−
例は米国特許第３，３３９．０４３号に示される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

サーモスタットに予期動作させるための上述の補助熱源
は別個に用意されなければならないので、サーモスタッ
トの価格を上昇させ構造を複雑にする。それゆえ、別個
の補助熱源を必要とせず温度予期制御のための加熱能力
を本来的に有する温度予期制御サーモスタットが提供さ
れることが望まれる。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明により、サーモスタットによって監視される加
熱運転の期間中には電気接点を閉成する感温素子と１．
上記感温素子による電気接点閉成の期間中に用いられる
電気接点を有する高抵抗導電性の端子板とからなり、加
熱運転の期間中に上記端子板を通り上記電気接点へ流れ
る電流が発生する熱により上記感温素子による電気接点
の閉成に影響を与えるように上記端子板を上記感温素子
に隣接して配置したことを特徴とする温度予期制御サー
モスタットが提供される。

〔実施例〕

第１図はサーモスタットにより制御される環境温度を検
出するためのバイメタル素子２を有するサーモスタット
機構を示す。バイメタル素子２は従来からのやり方で温
度設定カム４によって設定（ｐｒｅｓｅｔ）される調節
可能な動作範囲をもつ。バイメタル素子２は、摺動可能
に支持体８に保持されたプランジャー６の一端に接する
ように配置される。プランジャー６の他端は一端固定さ
れた板ばね１０に接するべく位置づけられる。板ばね１
０はその自由端に一対の電気接点１２．１４を有する。

板ばね１０の他端はリベット１８により支持体１６に固
定される。板ばね１０は、リベット１８より更に延長さ
れた位置にある第１のねじ２２により電気導線２４の一
端を固定する。電気導線２４は板ばね１０を経て電気接
点１２に対向する電気接点３１を有する第１の電気端子
板３０に電気的に接続される。第１の電気端子板３０は
その一端に電気導線３４に接続するための第２のねし３
２を有し、その他端はリベット３６により支持体３８に
固定される。更に、電気導線２４は板ばねｌＯを経て、
電気接点１４に対向する電気接点４２を有する第２の電
気端子板４０に電気的に接続される。第２の電気端子板
４０はその一端に電気導線４６に接続するための第３の
ねじ４４を有する。第２の電気端子板４０は、高抵抗材
料、例えばステンレス鋼かならなる。

〔動　作〕

板ば・ね１０は第１および第２の端子板３０゜４０の間
にあってバイメタル素子２によって駆動され、環境温度
を制御するスイッチング動作を行う。例えば第１の電気
端子板３０との接触は冷却運転を制御し、第２の電気端
子板４０との接触は加熱運転を制御するスイッチング動
作を行う。

第２図において、第２の電気端子板４０はねじ４４用の
ねじ穴４８と接点４２の間の電流に対し、曲りくねった
通路を形成するように切込みが加えられている。

高抵抗材料からなる第２の電気端子板４０を流れる電流
によって発生される熱、すなわちＩ２Ｒは、サーモスタ
ットの温度予期制御動作に必要な加熱作用の働きをする
。この加熱作用を強化するために、バイメタル素子２は
、第２の電気端子板４０に隣接して配置される。このよ
うにして、サーモスタットにより制御される加熱運転の
期間中に電気端子板４０を流れる電流によって電気端子
板４０に発生する熱はサーモスタットの制御動作を調節
する温度予期動作に用いられる。

この温度予期動作は、電気端子板４０によって発生され
る温度上昇に応答したバイメタル素子２の動きを生じさ
せる作用がある。バイメタル素子２の動きはプランジャ
ー６を経て板ばね１０の偏位を生じさせる。板ばね１０
の動きは接点１２゜１４を第２の電気端子板４０から第
１の電気端子板３０に移動し、第２の電気端子板４０に
よる加熱運転を中止させる効果を有する。板ばね１０゜
および接点１２．１４の動きによって与えられる電気接
点開閉は同時にサーモスタットによって監視される環境
の加熱を中断させる。

その結果バイメタル素子２が冷却され、再び第２の電気
端子板４０との電気的接触を回復する。

このようにしてサーモスタットによる温度予期制御を繰
返えすことになる。

したがって、この発明は別個の加熱素子を必要としない
低価格、かつ一体型の温度予期制御サーモスタットを提
供する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の機能図を示す。 第２図は第１図に示すサーモスタットに用いられる加熱
用端子板を示す。 ２・・・バイメタル素子 ４・・・温度設定カム ６・・・プランジャー ８・・・支持体 １０・−・板ばね １２．１４．３１．４２・・・電気接点１６．３８・・
・支持体 １８．３６・・・リベット ２２．３２．４４・・・ねじ ２４．３４．４６・・・電気導線 ３０．４０・・・電気端子板 ４８・・・ねじ穴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）サーモスタットによって監視される加熱運転の期
   間中には電気接点を閉成する感温素子と、 上記感温素子による電気接点閉成の期間中 に用いられる電気接点を有する高抵抗導電性の端子板と
   からなり、 加熱運転の期間中に上記端子板を通り上記 電気接点へ流れる電流が発生する熱により上記の感温素
   子による電気接点の閉成に影響を与えるように上記端子
   板を上記感温素子に隣接して配置したことを特徴とする
   温度予期制御サーモスタット。