JPS6360815B2 - - Google Patents
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- JPS6360815B2 JPS6360815B2 JP60081349A JP8134985A JPS6360815B2 JP S6360815 B2 JPS6360815 B2 JP S6360815B2 JP 60081349 A JP60081349 A JP 60081349A JP 8134985 A JP8134985 A JP 8134985A JP S6360815 B2 JPS6360815 B2 JP S6360815B2
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- cooling
- strip
- roll
- rolls
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 50
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims description 7
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は鋼ストリツプの如き金属ストリツプの
冷却方法、特に連続焼鈍設備の冷却帯に配置した
冷却ロールにて直接ストリツプを接触して冷却す
る方法に関するものである。
冷却方法、特に連続焼鈍設備の冷却帯に配置した
冷却ロールにて直接ストリツプを接触して冷却す
る方法に関するものである。
(発明の課題)
例えば、鋼帯の如き金属ストリツプを連続焼鈍
するに際し、連続焼鈍設備の冷却帯域に、内部に
冷媒を流して冷却させる回転冷却体(冷却ロー
ル)群を配置し、これら冷却ロール群にストリツ
プを接触させて冷却する方法(たとえば特開昭52
−80208号公報)が知られている。
するに際し、連続焼鈍設備の冷却帯域に、内部に
冷媒を流して冷却させる回転冷却体(冷却ロー
ル)群を配置し、これら冷却ロール群にストリツ
プを接触させて冷却する方法(たとえば特開昭52
−80208号公報)が知られている。
連続焼鈍設備の冷却域においては、冷却ロール
にストリツプが幅方向に均一に接触しないことが
ある。これは冷却帯へ送り込まれる前のストリツ
プには種々の要因で幅方向張力分布が不均一にな
り易い傾向があるからで、このようなストリツプ
が冷却ロールに接触する場合には、幅方向に接触
良好なところと不良なところが生じ、良好に接触
しているところは長手方向に縮むので張力が大き
くなり、益々ロールに接触して冷却されていく
が、接触不良のところは高温のままで冷却されな
い。このような傾向は後方部位の冷却ロールに向
うにしたがい増幅される。
にストリツプが幅方向に均一に接触しないことが
ある。これは冷却帯へ送り込まれる前のストリツ
プには種々の要因で幅方向張力分布が不均一にな
り易い傾向があるからで、このようなストリツプ
が冷却ロールに接触する場合には、幅方向に接触
良好なところと不良なところが生じ、良好に接触
しているところは長手方向に縮むので張力が大き
くなり、益々ロールに接触して冷却されていく
が、接触不良のところは高温のままで冷却されな
い。このような傾向は後方部位の冷却ロールに向
うにしたがい増幅される。
本発明は上記のストリツプの冷却ロールに対す
る不均一接触を解消し、幅方向に均一な板温分
布、形状を得ようとするものである。
る不均一接触を解消し、幅方向に均一な板温分
布、形状を得ようとするものである。
(発明の構成)
本発明の冷却方法は、、連続焼鈍設備の冷却帯
内に設置した複数の冷却ロールに金属ストリツプ
を接触させて冷却する金属ストリツプの冷却方法
において、冷却ロールに接触している金属ストリ
ツプの背面側を、少なくとも一本の小径の押えロ
ールにて適時押し付けてストリツプを冷却するこ
とを特徴とする。
内に設置した複数の冷却ロールに金属ストリツプ
を接触させて冷却する金属ストリツプの冷却方法
において、冷却ロールに接触している金属ストリ
ツプの背面側を、少なくとも一本の小径の押えロ
ールにて適時押し付けてストリツプを冷却するこ
とを特徴とする。
(作用)
冷却帯に送り込まれたストリツプは、冷却ロー
ルに接触して冷却されるが、ストリツプの背面側
には押えロールを設けているので、板温分布が不
均一になつた場合、該押えロールによつてストリ
ツプは強制的に冷却ロールに押し付け密接せしめ
られ、均一に冷却される。
ルに接触して冷却されるが、ストリツプの背面側
には押えロールを設けているので、板温分布が不
均一になつた場合、該押えロールによつてストリ
ツプは強制的に冷却ロールに押し付け密接せしめ
られ、均一に冷却される。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は冷却ロールをNo.1〜No.5の5個設け
(両側のロールは非冷却ロールである)、これらに
ストリツプSをその面が交互に接触する如くして
通板し、所望温度に冷却する例を示している。本
発明においては、No.1冷却ロールの位置にてスト
リツプSの背面側に、二個の小径の押えロール1
A,1Bを配置し、該押えロール1A,1Bを冷
却ロール側に押し、ストリツプSの幅方向全体が
冷却ロールに密着するようにしている。
(両側のロールは非冷却ロールである)、これらに
ストリツプSをその面が交互に接触する如くして
通板し、所望温度に冷却する例を示している。本
発明においては、No.1冷却ロールの位置にてスト
リツプSの背面側に、二個の小径の押えロール1
A,1Bを配置し、該押えロール1A,1Bを冷
却ロール側に押し、ストリツプSの幅方向全体が
冷却ロールに密着するようにしている。
第2図は上記押えロールの具体例を示すもの
で、押えロール1は保持棒2の先端に、軸が冷却
ロールCの軸と平行になる如く軸支された金属製
ロールから構成されている。保持棒2は冷却帯の
炉殻3を貫通して外部へ延び、スライド支持部4
を経てスクリユージヤツキ5に連結している。ま
た、該保持棒2は水冷構造となつており、炉殻3
との境にはベローズ6が設けられている。このた
め押えロール1はスクリユージヤツキ5によつて
ストリツプSを冷却ロールCに必要に応じて押し
付けることが可能となる。
で、押えロール1は保持棒2の先端に、軸が冷却
ロールCの軸と平行になる如く軸支された金属製
ロールから構成されている。保持棒2は冷却帯の
炉殻3を貫通して外部へ延び、スライド支持部4
を経てスクリユージヤツキ5に連結している。ま
た、該保持棒2は水冷構造となつており、炉殻3
との境にはベローズ6が設けられている。このた
め押えロール1はスクリユージヤツキ5によつて
ストリツプSを冷却ロールCに必要に応じて押し
付けることが可能となる。
ロール冷却では、ストリツプの冷却ロールに対
する接触が不十分な場合にそのまま放置しておく
とこの状態は益々助長されるが、一旦接触を始め
れば、以降は接触状態を維持する。それで上記の
押えロール1で一時的に冷却ロールCにストリツ
プSを押し付けてやればよく、良好な接触状態が
確認出来ればその時点で押えロールを退避させれ
ばよい。
する接触が不十分な場合にそのまま放置しておく
とこの状態は益々助長されるが、一旦接触を始め
れば、以降は接触状態を維持する。それで上記の
押えロール1で一時的に冷却ロールCにストリツ
プSを押し付けてやればよく、良好な接触状態が
確認出来ればその時点で押えロールを退避させれ
ばよい。
また、押えロール1の設置態様としては、第3
図イに示すように、冷却ロールCの胴長方向に複
数本配置し、各押えロールを単独に変位可能に構
成したり、ロ図の如く一個の押えロール1を冷却
ロール胴長に対し垂直および平行な方向に移動可
能にするか、あるいはハ図に示すように二個の押
えロールをロ図のものと同様な動きで良好な応答
性を持たせてもよい。
図イに示すように、冷却ロールCの胴長方向に複
数本配置し、各押えロールを単独に変位可能に構
成したり、ロ図の如く一個の押えロール1を冷却
ロール胴長に対し垂直および平行な方向に移動可
能にするか、あるいはハ図に示すように二個の押
えロールをロ図のものと同様な動きで良好な応答
性を持たせてもよい。
なお、押えロールの設置位置は第1図に示す如
く、第1番目の冷却ロールが望ましい。これは冷
却ロールへ入つてくるストリツプの幅方向温度が
不均一であつたり、原板形状が不良であつたりす
ると、No.1冷却ロールで不均一接触となるためで
ある。勿論、No.2ロール以降に対する設置も可能
である。
く、第1番目の冷却ロールが望ましい。これは冷
却ロールへ入つてくるストリツプの幅方向温度が
不均一であつたり、原板形状が不良であつたりす
ると、No.1冷却ロールで不均一接触となるためで
ある。勿論、No.2ロール以降に対する設置も可能
である。
(発明の効果)
本発明の方法によれば、連続焼鈍設備の冷却帯
において金属ストリツプを冷却ロールに対し均一
に接触せしめることができるので、幅方向に均一
な板温分布と形状を得ることが可能である。
において金属ストリツプを冷却ロールに対し均一
に接触せしめることができるので、幅方向に均一
な板温分布と形状を得ることが可能である。
(実施例)
第4図イ,ロは厚み0.7mm、幅1007mmの鋼スト
リツプを148mpmの速度で第1図の如き五本の冷
却ロールを通し、その幅方向温度分布を測定した
結果である。イは板温分布が不均一になつた状
態、ロはイの状態を解消するために第1番目の冷
却ロールに押えロールを接触させて冷却した場合
を示す。図示のように押えロールを接触させた結
果板温分布が均一になつたことがわかる。
リツプを148mpmの速度で第1図の如き五本の冷
却ロールを通し、その幅方向温度分布を測定した
結果である。イは板温分布が不均一になつた状
態、ロはイの状態を解消するために第1番目の冷
却ロールに押えロールを接触させて冷却した場合
を示す。図示のように押えロールを接触させた結
果板温分布が均一になつたことがわかる。
第1図は本発明方法を実施するための冷却設備
を示す概略図、第2図イ,ロは小径押えロールの
具体例を示す側面図と正面図、第3図イ,ロ,ハ
は押えロールの種々の設置態様を示す説明図、第
4図イ,ロは本発明の実施例を説明するための図
である。 C…冷却ロール、S…ストリツプ、1…押えロ
ール、2…保持棒、3…炉殻、4…スライド支持
部、5…スクリユージヤツキ、6…ベローズ。
を示す概略図、第2図イ,ロは小径押えロールの
具体例を示す側面図と正面図、第3図イ,ロ,ハ
は押えロールの種々の設置態様を示す説明図、第
4図イ,ロは本発明の実施例を説明するための図
である。 C…冷却ロール、S…ストリツプ、1…押えロ
ール、2…保持棒、3…炉殻、4…スライド支持
部、5…スクリユージヤツキ、6…ベローズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 連続焼鈍設備の冷却帯内に設置した複数の冷
却ロールに金属ストリツプを接触させて冷却する
金属ストリツプの冷却方法において、 第1番目の冷却ロールに接触している金属スト
リツプの背面側に、冷却ロールの円弧上に少なく
とも一箇所、小径の押えロールをストリツプ幅方
向に複数本配置し、該押えロールをロール胴長に
対して垂直方向にもしくは平行方向および垂直方
向共に移動可能にして適時押し付けてストリツプ
を冷却することを特徴とする金属ストリツプの冷
却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8134985A JPS61243127A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 金属ストリツプの冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8134985A JPS61243127A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 金属ストリツプの冷却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61243127A JPS61243127A (ja) | 1986-10-29 |
JPS6360815B2 true JPS6360815B2 (ja) | 1988-11-25 |
Family
ID=13743889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8134985A Granted JPS61243127A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 金属ストリツプの冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61243127A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE60302777T2 (de) * | 2003-06-11 | 2006-07-06 | Usinor | Verfahren und Vorrichtung zur Kühlung eines sich bewegenden metallischen Bandes |
JP2011042814A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Chugai Ro Co Ltd | 金属ストリップの冷却装置及び冷却方法 |
JP5611922B2 (ja) | 2010-09-30 | 2014-10-22 | 株式会社神戸製鋼所 | プレス成形品およびその製造方法 |
JP5612993B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-10-22 | 株式会社神戸製鋼所 | プレス成形品およびその製造方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5877534A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-10 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍設備における金属帯の冷却装置 |
JPS58133326A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-09 | Nippon Steel Corp | 鋼帯の連続熱処理における加熱,冷却方法 |
JPS5937728A (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-01 | Nec Corp | パタン発生回路 |
JPS59129737A (ja) * | 1983-01-13 | 1984-07-26 | Kawasaki Steel Corp | 金属ストリツプの板幅方向温度分布制御方法 |
JPS6050124A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-19 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 鋼帯のロ−ル冷却方法 |
JPS6052530A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-25 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 鋼帯の冷却方法 |
JPS6082622A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-10 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | ロ−ル冷却装置 |
JPS60255933A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-17 | Nisshin Steel Co Ltd | 金属帯冷却装置 |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP8134985A patent/JPS61243127A/ja active Granted
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5877534A (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-10 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍設備における金属帯の冷却装置 |
JPS58133326A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-09 | Nippon Steel Corp | 鋼帯の連続熱処理における加熱,冷却方法 |
JPS5937728A (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-01 | Nec Corp | パタン発生回路 |
JPS59129737A (ja) * | 1983-01-13 | 1984-07-26 | Kawasaki Steel Corp | 金属ストリツプの板幅方向温度分布制御方法 |
JPS6050124A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-19 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 鋼帯のロ−ル冷却方法 |
JPS6052530A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-25 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 鋼帯の冷却方法 |
JPS6082622A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-10 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | ロ−ル冷却装置 |
JPS60255933A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-17 | Nisshin Steel Co Ltd | 金属帯冷却装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61243127A (ja) | 1986-10-29 |
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