JPS6359859B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6359859B2 JPS6359859B2 JP54158751A JP15875179A JPS6359859B2 JP S6359859 B2 JPS6359859 B2 JP S6359859B2 JP 54158751 A JP54158751 A JP 54158751A JP 15875179 A JP15875179 A JP 15875179A JP S6359859 B2 JPS6359859 B2 JP S6359859B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- silicone
- resin
- manuscript
- casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B44—DECORATIVE ARTS
- B44B—MACHINES, APPARATUS OR TOOLS FOR ARTISTIC WORK, e.g. FOR SCULPTURING, GUILLOCHING, CARVING, BRANDING, INLAYING
- B44B5/00—Machines or apparatus for embossing decorations or marks, e.g. embossing coins
- B44B5/02—Dies; Accessories
- B44B5/026—Dies
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
本発明は原稿に極めて忠実な微細な凹凸形状を
再現することのできるエンボス版に関するもので
ある。 従来のエンボス版はミル等による機械的な方
法、高周波ウエルダーによる方法、等で製造され
ていたが、エンボス形状の再現性に限界があり天
然木や皮革等の表面形状を忠実に再現することが
できなかつた。 別の方法として、原稿の表面に直接シリコーン
樹脂を流して逆型を作成し、その表面に離型剤を
塗布した残に再びシリコーン樹脂を流して返し型
を作成し、その型から電鋳によつてエンボス版を
製造する方法があるが、シリコーンの逆型にシリ
コーンを流して返し型を作成する為に離型剤の塗
布は不可欠であり、従つて天然木等の表面の微細
な形状を再現することができなかつた。 本発明は以上の様な点に鑑みてなされたもので
あつて、シリコーンに対して剥離性を有する樹脂
を用いることによつて離型剤を全く使用しないで
原稿からエンボス版を製造するものである。 次に図面に従つて本発明を詳細に説明する。 すなわち、第1図に示す様に天然木、皮革、布
等の原稿1に必要に応じて目止め、サンデイン
グ、塗装等を施した後に、脱泡を行なつた注型用
のシリコーンを流してシリコーンの逆型2を作成
し、次いで第2図に示す様にそのシリコーンの逆
型2に柔軟性又は柔軟性と導電性を有するシリコ
ーン以外の注型用樹脂を流して原稿と同じ表面形
状を有する型3を作成する。 次に第3図に示す様に型3の表面に電鋳によつ
て金属の電鋳型4を形成する。このとき柔軟性の
みを有する即ち導電性を有していない樹脂を用い
て型3を作成した場合は型3の表面に導電性の皮
膜を設けてから電鋳を行なえば良い。 次いで型3を剥離すれば第4図に示す様に金属
の電鋳型4すなわちエンボス版が得られる。 第4図に示すエンボス版はシート状のエンボス
版つまりエンボス板であるが、本発明によればエ
ンボスロールを作成することもできる。すなわち
第5図に示す様に、型3をその表面が内側になる
様に円筒状に巻いてその内側を電鋳して電鋳型4
を形成する。次いで第6図に示す様に円筒内の残
りの空間に芯5を挿入し、芯材6を充填した後に
外側の型3を剥離すればエンボスロール7が得ら
れる。 原稿は突板等の天然木、皮革、布等の任意の素
材の内から選択し、必要に応じてその表面をサン
デイング、目止め、塗装等によつて調整してお
く。 注型用のシリコーンは原稿の微細な表面形状を
再現するように充分に脱泡を行なつたものを用い
る。又、原稿の上に3m/m以上の厚さの層を形
成する様に流し込む。 型3を作成するシリコーン以外の注型用樹脂は
シリコーンと電鋳による電着物に対して離型性を
有し、かつ電鋳ができる様にそれ自身導電性を有
していることが必要である。樹脂に導電性を付与
するには樹脂中に導電性カーボンを混入する等の
方法が考えられるが、場合によつては注型後にそ
の表面に導電性皮膜を設けても良い。この導電性
皮膜の膜厚は非常に薄いので、従来法における離
型剤の様に表面形状の再現に悪影響を及ぼす心配
は無い。 以上の様に本発明においては離型剤を一切使用
しないで原稿から型採りを行なうので原稿の表面
形状を忠実に再現することが出来、又、柔軟性の
ある樹脂を用いているのでシリコーンの逆型や電
鋳型からの脱型が容易であり、円筒状に巻くこと
ももちろん可能である。 又、注型用の樹脂を用いるので作業性も良好で
ある。 実施例 表面をサンデイングした突板を原稿とし、その
表面に真空脱泡を10分間行なつたシリコーン(触
媒を添加したシリコーンKE112RTV信越化学工
業(株)製)を厚さ3m/mの皮膜を形成する様に流
し込んで24時間放置して硬化させた後に原稿から
脱型してシリコーンの逆型を作成する。 次に下記処方のウレタン樹脂の厚さが3m/m
になる様に流し込み24時間放置した後にシリコー
ンの逆型から脱型してウレタン型を作成する。
再現することのできるエンボス版に関するもので
ある。 従来のエンボス版はミル等による機械的な方
法、高周波ウエルダーによる方法、等で製造され
ていたが、エンボス形状の再現性に限界があり天
然木や皮革等の表面形状を忠実に再現することが
できなかつた。 別の方法として、原稿の表面に直接シリコーン
樹脂を流して逆型を作成し、その表面に離型剤を
塗布した残に再びシリコーン樹脂を流して返し型
を作成し、その型から電鋳によつてエンボス版を
製造する方法があるが、シリコーンの逆型にシリ
コーンを流して返し型を作成する為に離型剤の塗
布は不可欠であり、従つて天然木等の表面の微細
な形状を再現することができなかつた。 本発明は以上の様な点に鑑みてなされたもので
あつて、シリコーンに対して剥離性を有する樹脂
を用いることによつて離型剤を全く使用しないで
原稿からエンボス版を製造するものである。 次に図面に従つて本発明を詳細に説明する。 すなわち、第1図に示す様に天然木、皮革、布
等の原稿1に必要に応じて目止め、サンデイン
グ、塗装等を施した後に、脱泡を行なつた注型用
のシリコーンを流してシリコーンの逆型2を作成
し、次いで第2図に示す様にそのシリコーンの逆
型2に柔軟性又は柔軟性と導電性を有するシリコ
ーン以外の注型用樹脂を流して原稿と同じ表面形
状を有する型3を作成する。 次に第3図に示す様に型3の表面に電鋳によつ
て金属の電鋳型4を形成する。このとき柔軟性の
みを有する即ち導電性を有していない樹脂を用い
て型3を作成した場合は型3の表面に導電性の皮
膜を設けてから電鋳を行なえば良い。 次いで型3を剥離すれば第4図に示す様に金属
の電鋳型4すなわちエンボス版が得られる。 第4図に示すエンボス版はシート状のエンボス
版つまりエンボス板であるが、本発明によればエ
ンボスロールを作成することもできる。すなわち
第5図に示す様に、型3をその表面が内側になる
様に円筒状に巻いてその内側を電鋳して電鋳型4
を形成する。次いで第6図に示す様に円筒内の残
りの空間に芯5を挿入し、芯材6を充填した後に
外側の型3を剥離すればエンボスロール7が得ら
れる。 原稿は突板等の天然木、皮革、布等の任意の素
材の内から選択し、必要に応じてその表面をサン
デイング、目止め、塗装等によつて調整してお
く。 注型用のシリコーンは原稿の微細な表面形状を
再現するように充分に脱泡を行なつたものを用い
る。又、原稿の上に3m/m以上の厚さの層を形
成する様に流し込む。 型3を作成するシリコーン以外の注型用樹脂は
シリコーンと電鋳による電着物に対して離型性を
有し、かつ電鋳ができる様にそれ自身導電性を有
していることが必要である。樹脂に導電性を付与
するには樹脂中に導電性カーボンを混入する等の
方法が考えられるが、場合によつては注型後にそ
の表面に導電性皮膜を設けても良い。この導電性
皮膜の膜厚は非常に薄いので、従来法における離
型剤の様に表面形状の再現に悪影響を及ぼす心配
は無い。 以上の様に本発明においては離型剤を一切使用
しないで原稿から型採りを行なうので原稿の表面
形状を忠実に再現することが出来、又、柔軟性の
ある樹脂を用いているのでシリコーンの逆型や電
鋳型からの脱型が容易であり、円筒状に巻くこと
ももちろん可能である。 又、注型用の樹脂を用いるので作業性も良好で
ある。 実施例 表面をサンデイングした突板を原稿とし、その
表面に真空脱泡を10分間行なつたシリコーン(触
媒を添加したシリコーンKE112RTV信越化学工
業(株)製)を厚さ3m/mの皮膜を形成する様に流
し込んで24時間放置して硬化させた後に原稿から
脱型してシリコーンの逆型を作成する。 次に下記処方のウレタン樹脂の厚さが3m/m
になる様に流し込み24時間放置した後にシリコー
ンの逆型から脱型してウレタン型を作成する。
【表】
〓○Aと○Bを混合して攪拌→5分間真空
脱泡 〓
次にその表面が内側になる様にウレタン型を円
筒状に巻き、内側から電鋳をしてウレタン型表面
に電鋳型を形成する。 次いで、位置合わせをして芯を挿入し、芯と電
鋳型との間の空間にエポキシ樹脂を充填して硬化
させた後にウレタン型を脱型してエンボスロール
を得た。
脱泡 〓
次にその表面が内側になる様にウレタン型を円
筒状に巻き、内側から電鋳をしてウレタン型表面
に電鋳型を形成する。 次いで、位置合わせをして芯を挿入し、芯と電
鋳型との間の空間にエポキシ樹脂を充填して硬化
させた後にウレタン型を脱型してエンボスロール
を得た。
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第
1図は原稿にシリコーンを流した状態、第2図は
得られたシリコーンの逆型に注型用樹脂を流した
状態、第3図は樹脂型の表面を電鋳した状態、第
4図は得られた電鋳型、第5図は円筒状に巻いた
樹脂型の内側を電鋳した状態、第6図は芯材を挿
入、充填した後に樹脂型を脱型して得られたエン
ボスロールを示す各々断面図である。 1……原稿、2……シリコーンの逆型、3……
型、4……電鋳型、5……芯、6……芯材、7…
…エンボスロール。
1図は原稿にシリコーンを流した状態、第2図は
得られたシリコーンの逆型に注型用樹脂を流した
状態、第3図は樹脂型の表面を電鋳した状態、第
4図は得られた電鋳型、第5図は円筒状に巻いた
樹脂型の内側を電鋳した状態、第6図は芯材を挿
入、充填した後に樹脂型を脱型して得られたエン
ボスロールを示す各々断面図である。 1……原稿、2……シリコーンの逆型、3……
型、4……電鋳型、5……芯、6……芯材、7…
…エンボスロール。
Claims (1)
- 1 突板、皮革等を原稿とし、これに必要に応じ
て目止め、サンデイング、塗装等を施した後に脱
泡を行なつた注型用シリコーンを流して逆型を作
製し、その逆型に柔軟性と導電性を有するシリコ
ーン以外の注型用樹脂を流して原稿と同じ表面形
状を有する型を作製し、該型をその表面が内側に
なる様に円筒状に巻いてその内側に電鋳による金
属の電鋳型を作製し、円筒内の残りの空間に芯を
挿入し、かつ、芯材を充填した後に外側の樹脂型
を剥離することを特徴とするエンボス版の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15875179A JPS5680410A (en) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | Manufacture of embossed plate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15875179A JPS5680410A (en) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | Manufacture of embossed plate |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5680410A JPS5680410A (en) | 1981-07-01 |
JPS6359859B2 true JPS6359859B2 (ja) | 1988-11-21 |
Family
ID=15678527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15875179A Granted JPS5680410A (en) | 1979-12-07 | 1979-12-07 | Manufacture of embossed plate |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5680410A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5993000A (ja) * | 1982-11-17 | 1984-05-29 | Yoshihiro Hamakawa | 単結晶薄膜製造用基板 |
JP5077843B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2012-11-21 | 株式会社プロセス・ラボ・ミクロン | 成型用微細金型の製造方法 |
CN102672113A (zh) * | 2012-05-24 | 2012-09-19 | 苏州东方模具科技股份有限公司 | 由树脂砂单箱浇注玻璃模具铜合金口模的方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5527206A (en) * | 1978-08-16 | 1980-02-27 | Mamoru Kametaki | Producing process of metal mold roll |
JPH10113451A (ja) * | 1996-10-14 | 1998-05-06 | C A:Kk | 遊技店監視ネットワークシステム |
-
1979
- 1979-12-07 JP JP15875179A patent/JPS5680410A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5527206A (en) * | 1978-08-16 | 1980-02-27 | Mamoru Kametaki | Producing process of metal mold roll |
JPH10113451A (ja) * | 1996-10-14 | 1998-05-06 | C A:Kk | 遊技店監視ネットワークシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5680410A (en) | 1981-07-01 |
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