JPS6358499B2 - - Google Patents
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- JPS6358499B2 JPS6358499B2 JP56159540A JP15954081A JPS6358499B2 JP S6358499 B2 JPS6358499 B2 JP S6358499B2 JP 56159540 A JP56159540 A JP 56159540A JP 15954081 A JP15954081 A JP 15954081A JP S6358499 B2 JPS6358499 B2 JP S6358499B2
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- JP
- Japan
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- frame
- bit
- station
- line
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/64—Hybrid switching systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/42—Loop networks
- H04L12/427—Loop networks with decentralised control
- H04L12/433—Loop networks with decentralised control with asynchronous transmission, e.g. token ring, register insertion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
本発明は1方向性伝送リングへ接続されたステ
ーシヨン相互間で情報を伝送するに際し、フレー
ム・ヘツダ及びトークン指示をフレーム同期なし
に循環させることによつて、該リングへのアクセ
スを各ステーシヨンへ与えるようにした伝送方式
に係る。また本発明は1方向性伝送リングへ接続
されたステーシヨン相互間で情報を伝送するに際
し、各フレームを介して非同期的なデータ・パケ
ツト及び同期的なデータ・ブロツクを交換するよ
うにした伝送方式に係る。 非同期的データ及び同期的データ(たとえば、
音声サンプル)を伝送するためのリング伝送方式
は、種々のものが知られている。たとえば、この
ような伝送方式は次の刊行物に記載されている。 P.Zafiropulo et al:“Signalling and Frame
Structures in Highly Decentralized Loop
Systems”、Proceedings ICCC、1972、pp.309−
315 G.J.Coviello et al:“Integration of
Circuit/Packet Switching by a SENET
Concept”、Proceedings NTC、1975、pp.42−
12to42−17 米国特許第3732374号 E.Y.Rocher et al:“Self−Switching Multi
−Cable Loop”、IBM Technical Disclosure
Bulletin、Vol.13、No.8、January1971、pp.2422
−2424 これらの伝送方式は種々のデータ・サービスを
統合することを可能にするけれども、これらはス
ロツト式であつて一定時間のラスタを必要とす
る。このため、リングへ接続されたすべてのステ
ーシヨンはスロツト同期されねばならず、しかも
リング上の循環遅延はスロツト時間に対し一定の
関係になければならない。さらに、リングに対し
或るステーシヨンが追加/除去される場合、又は
リング構成が変更される場合には、特殊な適応手
段が必要となる。 R.Abraham et al:“Data Loop
Architecture Using Transmit−Receive
Message Pairs”、IBM Technical Disclosure
Bulletin、Vol.19、No.1、June1976、pp.146−
151という刊行物に記載されたリング伝送方式で
は、各ステーシヨンは同期情報を担持するフレー
ムを使用してコントローラと通信を行い、そして
各ステーシヨンは伝送を必要とするとき該コント
ローラによつて発生される一連のフレームを獲得
するようにしている。しかしながら、この方式で
はコントローラが主たる役割を持つていて、規則
的なインターバルで同期的情報を伝送することは
できないから、これは同格(peer type)のステ
ーシヨン相互間で情報を直接交換することには適
していない。 またステーシヨン相互間でフレームを介してデ
ータを伝送するようにした他の公知のリング伝送
方式では、制御バイトに関連する指示ビツトによ
つて或るステーシヨンから次のステーシヨンへ伝
送権を伝達し、リングの制御を獲得するステーシ
ヨンによつてこの指示ビツトを“使用中”へ変更
し、次いで該ステーシヨンがそのデータを伝送し
た後この指示ビツトを“自由”にして再発行する
ようにしている。かかる方式は、W.D.Farmer
et al:“An Experimental Distributed
Switching System to Handle Bursty
Computer Traffic”、ACM Symposium on
Problems in the Optimization of Data
Communication Systems、October13−16、
1969という刊行物に記載されている。この刊行物
に記載されたリング伝送方式は、ランダムなイン
ターバルで供給される可変長のデータ・パケツト
を伝送することに適している。この刊行物では規
則的なレートの信号(たとえば、音声)を伝送す
ることが説明されているけれども、基本のパケツ
ト交換又はトークン制御方式を変更せずに伝送回
線の容量を規則的に利用可能にするという点につ
いては全く触れられていない。 本発明の目的は、リングへのアクセスを一度に
1つのステーシヨンへ付与する如きトークン制御
機構に基く分散形リング伝送方式において、非同
期的に供給されるデータ・パケツトをすべての同
格ステーシヨン間で効率的に伝送することができ
るようにするとともに、許可された(author−
ized)多数のステーシヨンが同期的に供給された
データを規則的なインターバルで伝送できるよう
にすることにある。 本発明の他の目的は、非同期的及び同期的デー
タのためのループ伝送方式であつて、リングに沿
つて設けられたステーシヨン相互間でスロツト又
はフレーム同期を必要としないが、ビツト同期の
みを必要とするようなループ伝送方式を提供する
ことにある。 これらの目的を達成するため、特定の回線交換
モニタ機能が或るステーシヨンに設けられ、また
特定のビツト位置がフレーム・ヘツダに設けられ
る。こうすることにより、可変長の非同期的フレ
ームにおける基本のトークン制御式伝送原理から
逸脱することなく、同期的データ伝送を必要とす
るステーシヨンにサービスするために或るフレー
ムを規則的なインターバルで発行することが可能
となる。 本発明によれば、僅かの回路を追加するだけで
許可された諸ステーシヨンへ伝送能力を規則的な
インターバルで与えることができる。 以下図面を参照して、本発明の原理及びその2
つの実施例を説明する。 (A) 基本方式及び手順の原理 (A1) 基本構成及び伝送原理 第1図には、本発明が適用される伝送方式
の基本構成が図示されている。この伝送方式
はクローズド・ループ式の1方向性伝送リン
グ11を含み、該リングは複数のデータ端末
ユニツト(DTU)13,15,17,19
を相互接続する。DTUの各々は、デイスプ
レイ端末、ミニ計算機、データ収集装置及び
電話機の如き装置から成る。この伝送方式は
これらの装置の間でデータを交換するように
働く。 この伝送方式に設けられたリング・モニタ
21はクロツク信号を供給し、フレーム・ヘ
ツダを発生し、或る種のエラー検査及び回復
を行うが、中央制御を有していない。かく
て、この伝送方式は分散形のものであつて、
それぞれのDTUは同等の権利を有する独立
のユニツトでありうる。経済的な理由で通常
のDTUへモニタ機能を追加してもよいが、
その場合でもリング・モニタ21は独立のユ
ニツトでありうる。 またリング11には、回線交換(CS)モ
ニタ23が設けられる。その目的はこの伝送
方式における本発明の回線交換機能を支援す
ることである。CSモニタ23はリングモニ
タ21と組合わされてもよく、或いはリン
グ・モニタ21とは別の通常のDTUの追加
部分でもよい。本実施例では、後者の方法が
選ばれている。 DTU及びモニタの各々は、リング・アダ
プタ(RA)25,27,29,31,3
3,35を介して伝送リング11へそれぞれ
接続される。以下では、かかるDTU及びモ
ニタの各々を“ステーシヨン”と呼ぶ。かく
して、リング11には図示の如くステーシヨ
ン1乃至Nが設けられていることになる。 RAの各々は、リング挿入スイツチ(RIS)
及びリング・アクセス制御(RAC)を含む。
RISは、関連するステーシヨンをリング11
へ接続するか又は該ステーシヨンをバイパス
するためのスイツチを含む。又RISはパルス
信号の増巾及び整形を行うための中継機能を
有するとともに、受信データからクロツク信
号を抽出するためのクロツク抽出回路を含
む。さらにRISの各々は遅延回路及びそれに
続くスイツチを含み、これらは受信データに
所与の遅延を与えた後これを転送するか又は
この遅延データを関連するステーシヨンから
の信号で置換するようにRACから制御され
る。通常のDTUに関連するRA25乃至31
の遅延量は1ビツトであるのに対し、モニタ
23及び21に関連するRA33及び35の
遅延量はそれより長く、たとえば1バイト
(8ビツト)である。RIS及びRACについて
は、以下で詳述する。任意の活動ステーシヨ
ンはリング11を通過するすべてのデータ信
号を受信し、これらの受信データ信号を中継
するか又はそれ自体のデータ信号をリング1
1の次のステーシヨンへ加える。 リング11上のデータ伝送は、第2a図に
示した公知のマンチエスタ・コードの形式
で、ビツト直列に行われる。データ信号は2
レベルのうち1つのレベルを呈し、“1”デ
ータ・ビツトの各々は低レベルから高レベル
への遷移によつて表わされ、“0”データ・
ビツトの各々はそれと逆の遷移によつて表わ
される。かくて、各データ・ビツトを以下の
如き信号要素対によつて表わすことができ
る。 データ・ビツト1=信号要素対‘01' データ・ビツト0=信号要素対‘10' フレームを区切り且つこれを認識するため
に、第2b図に示すように4データ・ビツト
に対応するコード違反(CV)が定義される。
かくて、コード違反の各々は以下に示す4つ
の信号要素対のシーケンスによつて表わされ
る。 コード違反=パターン′01′11′00′01′ もちろん、これらの信号表現は単なる例で
あつて、本発明を実施する上で不可欠のもの
でないことに注意すべきである。 リング11上の伝送は、可変長フレーム又
はパケツトの形式で行うのが基本である。通
常のパケツト・フレームは周期的ではないか
ら、このシステムはスロツト化されないので
ある。諸ステーシヨンは受信データ信号シー
ケンスによつてモニタ・クロツクに対しビツ
ト同期されるにすぎない。 各ステーシヨンはリング11上を循環する
すべてのデータをモニタし、そしてデータを
伝送する権利はトークンによつて或るステー
シヨンから他のステーシヨンへリング11上
を循環する。伝送を希望するステーシヨンは
このトークンを維持し、そのデータ・パツケ
ージを(先行アドレスとともに)送信した
後、新しいトークンを発行する。以下で詳述
するように、このトークンはフレーム・ヘツ
ダ中の2進の指示子である。上述の如く、通
常のステーシヨンのRAには1ビツトの遅延
があるから、トークン・ビツト(TK)の値
は正しく認識され、必要とあれば1ビツト期
間中に変更されうる。利用可能なトークン
(TKビツト=0)は以下で“自由トークン
指示”とも呼ばれ、また利用不能なトークン
(TKビツト=1)は“否定トークン指示”
とも呼ばれる。 起動された後、リング・モニタ21は自由
トークン指示及びそれに続く一連の“1”ビ
ツト(即ち、信号要素対‘01')を含む第1
フレーム・ヘツダを発行して同期を維持す
る。リング・モニタ21は正しいヘツダの通
過をモニタし、多重に遅れたヘツダを置換す
るか又は或るタイム・アウトの後に失われた
トークンを置換する。 (A2) 基本のフレーム構成 第3図には、この伝送方式で使用されるフ
レーム構成が図示されている。各フレームは
開始デリミツタで始まる。これに続くフレー
ム・ヘツダは、制御バイト、随意的なヘツダ
拡張バイト及び行先アドレス・バイトから成
る。ヘツダに続く可変長の情報フイールド
は、所与の最小及び最大長を有する。フレー
ムは終了デリミツタで終る。 デリミツタ: デリミツタは8ビツトの長さを有し、その
うち最初の4ビツトは上記したコード違反
(CV)を表わし、残りの4ビツトはデリミツ
タの型を示す。最も重要な開始及び終了デリ
ミツタについては、既に説明した。他の重要
なデリミツタには異常終了デリミツタと呼ば
れるものがあり、これは重大なエラー又は誤
動作を検出する送信ステーシヨンによつて発
行される。この異常終了デリミツタはフレー
ム中の任意の時間に発行可能であり、(1)異常
状態が存在し且つこれをリング・モニタ21
によつて処理しなければならないこと、及び
(2)多重に遅れたフレームの第1部分が無効で
あること、をそれぞれ指示する。 デリミツタは次の如き外観を有しうる
(CV=コード違反)。
ーシヨン相互間で情報を伝送するに際し、フレー
ム・ヘツダ及びトークン指示をフレーム同期なし
に循環させることによつて、該リングへのアクセ
スを各ステーシヨンへ与えるようにした伝送方式
に係る。また本発明は1方向性伝送リングへ接続
されたステーシヨン相互間で情報を伝送するに際
し、各フレームを介して非同期的なデータ・パケ
ツト及び同期的なデータ・ブロツクを交換するよ
うにした伝送方式に係る。 非同期的データ及び同期的データ(たとえば、
音声サンプル)を伝送するためのリング伝送方式
は、種々のものが知られている。たとえば、この
ような伝送方式は次の刊行物に記載されている。 P.Zafiropulo et al:“Signalling and Frame
Structures in Highly Decentralized Loop
Systems”、Proceedings ICCC、1972、pp.309−
315 G.J.Coviello et al:“Integration of
Circuit/Packet Switching by a SENET
Concept”、Proceedings NTC、1975、pp.42−
12to42−17 米国特許第3732374号 E.Y.Rocher et al:“Self−Switching Multi
−Cable Loop”、IBM Technical Disclosure
Bulletin、Vol.13、No.8、January1971、pp.2422
−2424 これらの伝送方式は種々のデータ・サービスを
統合することを可能にするけれども、これらはス
ロツト式であつて一定時間のラスタを必要とす
る。このため、リングへ接続されたすべてのステ
ーシヨンはスロツト同期されねばならず、しかも
リング上の循環遅延はスロツト時間に対し一定の
関係になければならない。さらに、リングに対し
或るステーシヨンが追加/除去される場合、又は
リング構成が変更される場合には、特殊な適応手
段が必要となる。 R.Abraham et al:“Data Loop
Architecture Using Transmit−Receive
Message Pairs”、IBM Technical Disclosure
Bulletin、Vol.19、No.1、June1976、pp.146−
151という刊行物に記載されたリング伝送方式で
は、各ステーシヨンは同期情報を担持するフレー
ムを使用してコントローラと通信を行い、そして
各ステーシヨンは伝送を必要とするとき該コント
ローラによつて発生される一連のフレームを獲得
するようにしている。しかしながら、この方式で
はコントローラが主たる役割を持つていて、規則
的なインターバルで同期的情報を伝送することは
できないから、これは同格(peer type)のステ
ーシヨン相互間で情報を直接交換することには適
していない。 またステーシヨン相互間でフレームを介してデ
ータを伝送するようにした他の公知のリング伝送
方式では、制御バイトに関連する指示ビツトによ
つて或るステーシヨンから次のステーシヨンへ伝
送権を伝達し、リングの制御を獲得するステーシ
ヨンによつてこの指示ビツトを“使用中”へ変更
し、次いで該ステーシヨンがそのデータを伝送し
た後この指示ビツトを“自由”にして再発行する
ようにしている。かかる方式は、W.D.Farmer
et al:“An Experimental Distributed
Switching System to Handle Bursty
Computer Traffic”、ACM Symposium on
Problems in the Optimization of Data
Communication Systems、October13−16、
1969という刊行物に記載されている。この刊行物
に記載されたリング伝送方式は、ランダムなイン
ターバルで供給される可変長のデータ・パケツト
を伝送することに適している。この刊行物では規
則的なレートの信号(たとえば、音声)を伝送す
ることが説明されているけれども、基本のパケツ
ト交換又はトークン制御方式を変更せずに伝送回
線の容量を規則的に利用可能にするという点につ
いては全く触れられていない。 本発明の目的は、リングへのアクセスを一度に
1つのステーシヨンへ付与する如きトークン制御
機構に基く分散形リング伝送方式において、非同
期的に供給されるデータ・パケツトをすべての同
格ステーシヨン間で効率的に伝送することができ
るようにするとともに、許可された(author−
ized)多数のステーシヨンが同期的に供給された
データを規則的なインターバルで伝送できるよう
にすることにある。 本発明の他の目的は、非同期的及び同期的デー
タのためのループ伝送方式であつて、リングに沿
つて設けられたステーシヨン相互間でスロツト又
はフレーム同期を必要としないが、ビツト同期の
みを必要とするようなループ伝送方式を提供する
ことにある。 これらの目的を達成するため、特定の回線交換
モニタ機能が或るステーシヨンに設けられ、また
特定のビツト位置がフレーム・ヘツダに設けられ
る。こうすることにより、可変長の非同期的フレ
ームにおける基本のトークン制御式伝送原理から
逸脱することなく、同期的データ伝送を必要とす
るステーシヨンにサービスするために或るフレー
ムを規則的なインターバルで発行することが可能
となる。 本発明によれば、僅かの回路を追加するだけで
許可された諸ステーシヨンへ伝送能力を規則的な
インターバルで与えることができる。 以下図面を参照して、本発明の原理及びその2
つの実施例を説明する。 (A) 基本方式及び手順の原理 (A1) 基本構成及び伝送原理 第1図には、本発明が適用される伝送方式
の基本構成が図示されている。この伝送方式
はクローズド・ループ式の1方向性伝送リン
グ11を含み、該リングは複数のデータ端末
ユニツト(DTU)13,15,17,19
を相互接続する。DTUの各々は、デイスプ
レイ端末、ミニ計算機、データ収集装置及び
電話機の如き装置から成る。この伝送方式は
これらの装置の間でデータを交換するように
働く。 この伝送方式に設けられたリング・モニタ
21はクロツク信号を供給し、フレーム・ヘ
ツダを発生し、或る種のエラー検査及び回復
を行うが、中央制御を有していない。かく
て、この伝送方式は分散形のものであつて、
それぞれのDTUは同等の権利を有する独立
のユニツトでありうる。経済的な理由で通常
のDTUへモニタ機能を追加してもよいが、
その場合でもリング・モニタ21は独立のユ
ニツトでありうる。 またリング11には、回線交換(CS)モ
ニタ23が設けられる。その目的はこの伝送
方式における本発明の回線交換機能を支援す
ることである。CSモニタ23はリングモニ
タ21と組合わされてもよく、或いはリン
グ・モニタ21とは別の通常のDTUの追加
部分でもよい。本実施例では、後者の方法が
選ばれている。 DTU及びモニタの各々は、リング・アダ
プタ(RA)25,27,29,31,3
3,35を介して伝送リング11へそれぞれ
接続される。以下では、かかるDTU及びモ
ニタの各々を“ステーシヨン”と呼ぶ。かく
して、リング11には図示の如くステーシヨ
ン1乃至Nが設けられていることになる。 RAの各々は、リング挿入スイツチ(RIS)
及びリング・アクセス制御(RAC)を含む。
RISは、関連するステーシヨンをリング11
へ接続するか又は該ステーシヨンをバイパス
するためのスイツチを含む。又RISはパルス
信号の増巾及び整形を行うための中継機能を
有するとともに、受信データからクロツク信
号を抽出するためのクロツク抽出回路を含
む。さらにRISの各々は遅延回路及びそれに
続くスイツチを含み、これらは受信データに
所与の遅延を与えた後これを転送するか又は
この遅延データを関連するステーシヨンから
の信号で置換するようにRACから制御され
る。通常のDTUに関連するRA25乃至31
の遅延量は1ビツトであるのに対し、モニタ
23及び21に関連するRA33及び35の
遅延量はそれより長く、たとえば1バイト
(8ビツト)である。RIS及びRACについて
は、以下で詳述する。任意の活動ステーシヨ
ンはリング11を通過するすべてのデータ信
号を受信し、これらの受信データ信号を中継
するか又はそれ自体のデータ信号をリング1
1の次のステーシヨンへ加える。 リング11上のデータ伝送は、第2a図に
示した公知のマンチエスタ・コードの形式
で、ビツト直列に行われる。データ信号は2
レベルのうち1つのレベルを呈し、“1”デ
ータ・ビツトの各々は低レベルから高レベル
への遷移によつて表わされ、“0”データ・
ビツトの各々はそれと逆の遷移によつて表わ
される。かくて、各データ・ビツトを以下の
如き信号要素対によつて表わすことができ
る。 データ・ビツト1=信号要素対‘01' データ・ビツト0=信号要素対‘10' フレームを区切り且つこれを認識するため
に、第2b図に示すように4データ・ビツト
に対応するコード違反(CV)が定義される。
かくて、コード違反の各々は以下に示す4つ
の信号要素対のシーケンスによつて表わされ
る。 コード違反=パターン′01′11′00′01′ もちろん、これらの信号表現は単なる例で
あつて、本発明を実施する上で不可欠のもの
でないことに注意すべきである。 リング11上の伝送は、可変長フレーム又
はパケツトの形式で行うのが基本である。通
常のパケツト・フレームは周期的ではないか
ら、このシステムはスロツト化されないので
ある。諸ステーシヨンは受信データ信号シー
ケンスによつてモニタ・クロツクに対しビツ
ト同期されるにすぎない。 各ステーシヨンはリング11上を循環する
すべてのデータをモニタし、そしてデータを
伝送する権利はトークンによつて或るステー
シヨンから他のステーシヨンへリング11上
を循環する。伝送を希望するステーシヨンは
このトークンを維持し、そのデータ・パツケ
ージを(先行アドレスとともに)送信した
後、新しいトークンを発行する。以下で詳述
するように、このトークンはフレーム・ヘツ
ダ中の2進の指示子である。上述の如く、通
常のステーシヨンのRAには1ビツトの遅延
があるから、トークン・ビツト(TK)の値
は正しく認識され、必要とあれば1ビツト期
間中に変更されうる。利用可能なトークン
(TKビツト=0)は以下で“自由トークン
指示”とも呼ばれ、また利用不能なトークン
(TKビツト=1)は“否定トークン指示”
とも呼ばれる。 起動された後、リング・モニタ21は自由
トークン指示及びそれに続く一連の“1”ビ
ツト(即ち、信号要素対‘01')を含む第1
フレーム・ヘツダを発行して同期を維持す
る。リング・モニタ21は正しいヘツダの通
過をモニタし、多重に遅れたヘツダを置換す
るか又は或るタイム・アウトの後に失われた
トークンを置換する。 (A2) 基本のフレーム構成 第3図には、この伝送方式で使用されるフ
レーム構成が図示されている。各フレームは
開始デリミツタで始まる。これに続くフレー
ム・ヘツダは、制御バイト、随意的なヘツダ
拡張バイト及び行先アドレス・バイトから成
る。ヘツダに続く可変長の情報フイールド
は、所与の最小及び最大長を有する。フレー
ムは終了デリミツタで終る。 デリミツタ: デリミツタは8ビツトの長さを有し、その
うち最初の4ビツトは上記したコード違反
(CV)を表わし、残りの4ビツトはデリミツ
タの型を示す。最も重要な開始及び終了デリ
ミツタについては、既に説明した。他の重要
なデリミツタには異常終了デリミツタと呼ば
れるものがあり、これは重大なエラー又は誤
動作を検出する送信ステーシヨンによつて発
行される。この異常終了デリミツタはフレー
ム中の任意の時間に発行可能であり、(1)異常
状態が存在し且つこれをリング・モニタ21
によつて処理しなければならないこと、及び
(2)多重に遅れたフレームの第1部分が無効で
あること、をそれぞれ指示する。 デリミツタは次の如き外観を有しうる
(CV=コード違反)。
【表】
制御バイト:
制御バイトはそれぞれ独立した8制御ビツ
トから成り、これらのビツトは次のような意
味を有する。 (1) CSビツト:このビツトは以下で説明す
るように当該フレームが通常の非同期的
PSフレーム(0)又は同期的CSフレーム
(1)のどちらであるかを指示する。但し、
PSフレームは「パケツト・交換フレーム」
を意味し、CSフレームは「回線交換フレ
ーム」を意味する。 (2) P1ビツト:この優先順位ビツトが1ヘ
セツトされると、送信ステーシヨンは自由
トークン指示を有する新しいPSフレー
ム・ヘツダの発行を禁止されるので、以下
で説明するようにCSモニタ23によつて
CSフレーム・ヘツダを発行することが可
能となる。 (3) P2ビツト:これは第2の優先順位ビツ
トであつて、当該フレームが高優先順位方
式又はエラー・メツセージを含むことを指
示しうる。これは本実施例では使用されな
い。 (4) TKビツト:これはトークン指示であ
る。もしこのビツトが0であれば、当該フ
レームは使用されておらず、従つて次のス
テーシヨンによつて取込まれうる。もしこ
のビツトが1であれば、当該フレームは使
用されており、従つて(発信及び行先ステ
ーシヨンを除くと)変更されないままにル
ープに沿つて伝送されねばならない。 (5) EXビツト:この拡張又は修飾ビツトが
1へセツトされると、これは当該ヘツダが
拡張バイトを含むことを指示する。さもな
ければ、制御バイトの直後に行先アドレス
が配置される。 (6) MCビツト:このモニタ制御ビツトは諸
ステーシヨンの適正な動作を検査するため
に使用される。このビツトはリング・モニ
タ21を通過する度に1へセツトされ、そ
して当該フレームを使用するステーシヨン
によつて0へセツトされる。 (7) RSビツト:これらは保留制御ビツトで
あつて、本実施例では使用されない。 (8) RSビツト:これらの保留制御ビツトは
次の機能、即ち(a)重要な制御情報の冗長コ
ーデイング、たとえばトークンを1ビツト
ではなく2ビツトで表現するため、(b)情報
フイールドにおけるデータの表現形式、た
とえばビツト又はワード(バイト)編成、
或いはユーザ・データまたは方式データを
指示するために使用され得る。 拡張バイト: この拡張バイトはフレーム・ヘツダ中の随
意的なバイトであつて、制御バイト中のEX
ビツトをセツトした後に任意の送信ステーシ
ヨンによつて追加されうる。このバイトは次
の情報を含みうる。 即ち、非同期的なPSフレームでは、情報
フイールドで使用されるデータ形式の仕様又
は行先アドレスの拡張部を含み、同期的な
CSフレームでは、存在するCS接続の数を指
示する値又はCSフレーム中で転送されるデ
ータ・ブロツクの長さを指示する値を含む。 この拡張バイトが使用される場合、各ビツ
トのコード又は意味は事前に指定されなけれ
ばならない。 アドレス・バイト: この8ビツト・フイールドは、それぞれの
フレームにあるメツセージの行先ステーシヨ
ンのアドレスを含む。1つ又はそれ以上のア
ドレスが同報通信又はグループ・アドレスと
して使用されてもよい。一般には、リング1
1へ接続されたすべてのステーシヨンをアド
レスするには8ビツトで十分である。 もし一層多くのアドレスが必要であれば、
2つの代替方法が可能である。即ち、拡張バ
イトをアドレス拡張部として使用するか、又
は各ヘツダが2つのアドレス・バイトを与え
るように設計しなければならないということ
である。 情報フイールド: このフイールドは実際に伝送すべきデータ
又はメツセージを含み、所与の最大長(たと
えば、8×256ビツト)に至るまで任意の長
さを有することができる。この情報フイール
ドの後にはデリミツタが置かれるので、該フ
イールドの現在の長さを指定する必要はな
い。 原理的に、形式又はコードに関する制約は
ないから、任意のビツト・ストリングをこの
情報フイールドに挿入することができる。こ
うすることにより、(リング11とは別のネ
ツトワークに対するインタフエースであるよ
うな)ステーシヨン間で完全な同期データ・
リンク制御、即ちSDLCフレームを伝送する
ことができる。かくてこれらのステーシヨン
間でデータの意味が一致しなければならず、
或いは前記した拡張バイトで形式が指定され
ねばならない。 しかしながら、本実施例の情報フイールド
は最大256バイトまでの長さをバイト単位で
選択するようにされている。 (A3) 非同期フレームによるデータ・パケツトの
伝送 最初の段階では、リング・モニタ21は、
開始デリミツタ、制御バイト及びアドレス・
バイトにオール0(即ち、信号要素対‘10')
を含むヘツダ、それに続く一連の1(即ち、
信号要素対‘01')をリリースする。かくて、
ヘツダはTKビツトが0であるので自由トー
クン指示を含むことになる。 リング11上の各ステーシヨンは開始デリ
ミツタについて入来信号をモニタし、そし
て、ヘツダ・ビツト及びバイトをカウントす
る。もし或るステーシヨンが伝送すべきデー
タを有しているならば、該ステーシヨンは空
フレーム中で“0”であつたトークン・ビツ
ト(TKビツト)を“1”へ変換し、制御バ
イトの後に行先アドレスを挿入し、そのデー
タを伝送するとともに、終了デリミツタを伝
送する。次いで、このステーシヨンは新しい
開始デリミツタ及び自由トークン指示(TK
ビツト=0)を含む新しいヘツダをリング1
1へ発行し、続いてそれ自体の終了デリミツ
タを受信するまでオール1を伝送する。 フレームがリング11全体の遅延より短い
場合、このステーシヨンはそのデータ・パケ
ツト及び終了デリミツタを伝送した後、同期
を維持するためにオール1を伝送するととも
に、それ自体のヘツダが戻つてくることを待
機する。次いで、このステーシヨンは新しい
開始デリミツタ及び自由トークン指示を含む
ヘツダを発行するので、伝送可の状態にある
次のステーシヨンは制御を獲得することがで
きる。このステーシヨンはそれ自体の終了デ
リミツタを受信したとき、アイドリング用の
“1”の伝送を停止する。 各送信ステーシヨンは、それ自体のヘツダ
を受信するとき、所定の制御ビツトを検査す
る。MCビツトは、リング11及びリング・
モニタ21の適正な動作を保証するために検
査される。古いヘツダがリング11を循環す
る間にCSモニタ23によつて優先順位がマ
ークされる場合には、自由トークン指示
(TKビツト=0)を有する新しいPSフレー
ム・ヘツダを各ステーシヨンが発行すること
を禁止するためにP1ビツトが検査されるが、
これはCSモニタ23がCSフレーム・ヘツダ
(後出)を発行できるようにするためである。 もちろん、伝送可状態にあるステーシヨン
が否定トークン指示(TKビツト=1)を受
信する場合には、該ステーシヨンはそのデー
タ・パケツトを維持しつつ、次の利用可能な
フレーム・ヘツダ(TKビツト=0)が到着
するまで待機しなければならない。 リング11上の活動的なステーシヨンは、
開始デリミツタを受信し且つヘツダ・ビツト
及びバイトのカウントを開始した後、TKビ
ツトが1に等しいか否かをテストして当該フ
レームがデータ・パケツトを挿入したステー
シヨンによつて占有されているか否かを決定
する。もしそうであれば、このステーシヨン
は当該アドレス・フイールドがそれ自体のア
ドレス又は同報通信アドレスのどちらを含む
かをテストする(もしEXビツト=1であれ
ば、ヘツダには拡張フイールド及びアドレ
ス・フイールドが含まれていることになるの
で、前者のフイールドをもテストしなければ
ならない)。もしこのアドレス比較テストの
結果が肯定的であれば、当該ステーシヨンは
行先であることがわかるから、該ステーシヨ
ンはアドレス・フイールドと終了デリミツタ
の間にある情報フイールドをそのバツフアへ
コピーするように動作する。 (A4) 同期的データ・ブロツクの伝送 前記した伝送手順はパケツト交換モードに
おける非同期的データのみを扱うものであ
る。即ち、諸データ・パケツトは伝送が可能
になるまで不定の期間にわたつてバツフアさ
れねばならない。 以下で詳述する本発明は、基本の伝送方式
がスロツト化されておらず、しかもフレーム
同期を有さないにも拘わらず、同期的又は周
期的データを回線交換モードで伝送すること
を可能にする。このために基本のトークン
(パケツト交換)形リング伝送方式について
変更が必要となるのは、CSモニタ23又は
それと同等の手段をリング・モニタ21のほ
かに設けること、各ステーシヨンにCS制御
情報を認識し、且つCSデータ・ブロツク
(後出)を扱うための若干の回路を追加する
こと、そしてA(2)節で説明した適当なフレー
ム・ヘツダ形式を与えること、があるにすぎ
ない。 回線交換手順の原理は次の通りである。即
ち、CSモニタ23は特別にマークされたフ
レーム・ヘツダ(CSビツト=1)を定期的
インターバルでリリースすることにより、許
可された各ステーシヨンが周期的データのブ
ロツク及びその行先アドレスを伝送すること
を可能にする。 CSフレームのインターバルは、以下の例
から明らかなように、同期的データの周期の
整数倍にすることができる。音声信号につい
ては、PCMサンプルは必要とされる8kHzの
サンプリング・レート(4kHzの帯域巾)を
得るためにT=125マイクロ秒ごとに伝送さ
れねばならない。必要なCSフレームの数を
減らすために、このようなフレームはm×
125マイクロ秒、たとえば8×125マイクロ秒
=1ミリ秒のインターバルでのみリリースさ
れる。この結果、送信ステーシヨンで8つの
PCMサンプルを1つのブロツクに組立て、
そして行先ステーシヨンではこのようなブロ
ツクをバツフアして125マイクロ秒ごとに1
つのPCMサンプルをリリースすることが必
要になる。この手順は伝送時間に加えて1ミ
リ秒の遅延を与えることになるが、これは殆
んどの適用例において許容することができ
る。もちろん、測定値又はプロセス制御デー
タの実時間伝送を行うようなシステムでは、
基本周期Tやブロツキング率mの値として他
の任意の値を選ぶことができる。 通常の非同期的なPSフレームを中断する
ことなく適当な時間にCSフレームのリリー
スを許容するべく、CSモニタ23は“CSイ
ンターバル時間”パルスによつてマークされ
る各CSインターバルの開始後に通過中のPS
フレーム・ヘツダに優先順位ビツト(P1ビ
ツト)をセツトする。この優先順位ビツト
は、それぞれのフレームを使用するステーシ
ヨンが通常のように自由トークン指示(TK
ビツト=0)を有する新しいPSフレーム・
ヘツダを発行することを禁止する。そのかわ
り、それぞれのステーシヨンはそのデータ・
パケツトに終了デリミツタを付加した後にア
イドルを表わす複数の“1”ビツトの伝送を
開始する(又はそのパケツトがリングの伝送
遅延よりも短かければ複数の“1”ビツトの
伝送を継続する)。この場合、CSモニタ23
は現PSフレームの終了デリミツタを認識し
た直後に、開始デリミツタ及びCSフレー
ム・ヘツダを発行する、即ちこれらで以て受
信した上記アイドリング用の1ビツトに置き
かえる。 かくて、各CSインターバルの間に1つの
CSフレーム・ヘツダがCSモニタ23によつ
てリリースされる。このリリースはCSタイ
ミング・パルスによつて開始されるが、高々
2PSフレームの持続時間(+リング11の循
環遅延)だけ遅延される。このタイミング・
パルスの後、CSモニタ23は次のPSフレー
ム・ヘツダが優先順位マーキングのために到
着するまで待機しなければならず、次いでも
しTKビツト=1であれば、即ちもしリング
11を介してデータが現に伝送されているな
らば、CSモニタ23はCSフレーム・ヘツダ
を伝送する前に現PSフレームの終了デリミ
ツタに対する1PSフレーム・インターバルの
間待機しなければならない。しかしながら、
もしCSモニタ23がP1ビツトをセツトしよ
うとしているPSフレーム・ヘツダが自由
(TKビツト=0)であれば、このPSフレー
ム・ヘツダはCSフレーム・ヘツダによつて
直ちに置換される。この場合、“CSインター
バル時間”パルスとCSフレーム・ヘツダの
リリースとの間の遅延は、高々1フレームに
必要とされる時間(+リング11の循環遅
延)の程度である。 CSフレーム・ヘツダのリリース相互間の
時間インターバルは1CS期間に等しくはない
が、いずれにしてもその変動分は2PSフレー
ム・インターバル(+リング11の循環遅
延)を超えることはない。 この伝送方式では、かかる変動分は各CS
時間インターバルの総持続時間に比較して小
さいし、各ステーシヨンへ接続された端末装
置には影響しない。というのは、これらの装
置は複数の連続サンプルをバツフアしてCS
データ・ブロツクを編集するようにしてお
り、また受信側ではこれらのサンプルは記憶
されたCSデータ・ブロツクから連続的なサ
ンプリング期間の間にリリースされるからで
ある。 CSフレーム・ヘツダをリリースした後の
作用については、以下の適当な箇所で説明す
る。これらの作用には現に許可されているス
テーシヨンのみが関係するので、次にステー
シヨン許可(au−thorization)の方法を簡
述する。 ステーシヨン許可の手順は次のように進行
する。即ち、パケツト交換又は非同期的伝送
のための十分な伝送能力を残しておくため
に、総伝送時間の1部だけが回線交換伝送の
ために使用されねばならない。かくて、任意
の時間には可能な最大数のCS“接続”だけが
存在するにすぎないので、これに対応する最
大数のステーシヨンだけがCSデータ・ブロ
ツクを伝送するために許可されねばならな
い。 CSモニタ23はこの最大数N(max)及び
現に許可されているステーシヨンの数N
(aut)を記憶する。周期的データを伝送しよ
うとする任意のステーシヨンは、通常のPS
フレームを介してCSモニタ23へ要求を送
らねばならない。CSモニタ23はN(aut)
を更新し、要求元へ許可応答を送る。しかし
ながら、もしN(aut)=N(max)であれば、
否定応答が送られる。許可されたステーシヨ
ンがもはやCSデータ・ブロツクの伝送許可
を必要としなくなると、該ステーシヨンは
CSモニタ23へリリース・メツセージを送
らねばならず、これに応じてCSモニタ23
はN(aut)を1だけ減少させる。 ここで注意すべきは、許可されたステーシ
ヨンの現在の数N(aut)を維持することを除
くと、許可されたステーシヨンや現在のCS
接続を識別するための情報を記憶する必要は
ない、ということである。というのは、CS
データ・ブロツクはそれらの行先アドレスと
ともに伝送されるからである。もし必要であ
れば、現在の“接続”を識別するテーブルを
CSモニタ23等に記憶することができるけ
れども、各CSデータ・ブロツクの伝送ごと
にこのようなテーブルをアクセスする必要は
ない。 本発明の実施例については、CSデータ・
ブロツクは一定長(8バイト)を有し、そし
て基本のCS期間T(125マイクロ秒)及びブ
ロツキング係数m(8)は所与のシステムに対し
固定されているものと仮定する。しかしなが
ら、CSデータ・ブロツクを可変長にしてそ
の長さ指示をCSフレーム・ヘツダに与えた
り、また1CSフレーム期間あたり1バイトの
基本容量Bに基いて個々のステーシヨンへ異
なるCS帯域巾を与えるようにしてもよい。
後者のようにすると、各ステーシヨンはBの
任意の倍数を要求し、これに応じてCSモニ
タ23によつて許可されることになる。 以下では、基本の発明概念を若干変形した
2つの実施例を説明する。第1実施例は1CS
フレームにn個のCSスロツトの列を与え、
第2実施例はn個の連続するCSフレームを
使用し該フレームの各々を1対のステーシヨ
ン間の伝送にそれぞれ割当てるようにしてい
る。 (1) 第1実施例 第1実施例では、CSモニタ23は規則的
なインターバル、たとえば1ミリ秒(1ミリ
秒=8×125マイクロ秒)ごとにCSフレー
ム・ヘツダを発行するが、これは開始デリミ
ツタの後にあり、CSビツト=1だけで行先
アドレスを含む他のビツトはゼロである。第
4図に示すように、このヘツダの後にはn個
のCSスロツトの列が続き、この後には終了
デリミツタが続く。この数nは現に許可され
ているステーシヨンの数に等しい。第4図に
示すように、各CSスロツトは次のフイール
ドから成る。 −1バイトのアドレス・フイールド。その先
頭ビツト(F/Bビツト)位置は自由/使
用中トークン指示として使用される。他の
7ビツト位置は行先アドレスのために使用
される。 −mバイトのデータ・ブロツク・フイール
ド。この実施例ではm=8であるから、デ
ータ・ブロツク・フイールドは8バイト即
ち64ビツトから成る。 もちろん、CSモニタ23はCSフレーム・
ヘツダと終了デリミツタの間ではいかなるデ
ータ・ビツトをもリリースしない。むしろ、
CSモニタ23はn×9×8個の“0”ビツ
トのシーケンス、即ちそれぞれが9バイトの
“0”を含むn個のCSスロツトを伝送するの
である。 CSデータの伝送を許可され且つそのバツ
フアに8バイトのCSデータ・ブロツクを編
集した各ステーシヨンは、リング11に到達
するためにCSフレーム・ヘツダを待機する。
かかるステーシヨンがフレーム・ヘツダ中で
CSビツト=1を認識した場合、該ステーシ
ヨンはこのフレーム・ヘツダの終り(即ち開
始デリミツタの2バイト後)に9バイトのス
ロツトをカウントし且つ各スロツトの第1ビ
ツト(F/Bビツト)を検査する。自由トー
クン指示(F/Bビツト=0)が検出される
場合、当該スロツトはそのF/Bビツトを
“1”へ変換することによつて獲得される。
行先アドレスは第1バイトの残りの位置へ挿
入され、そしてバツフアされたCSデータ・
ブロツクは当該スロツトにある他の8バイト
位置へ挿入される。かくて、このCSフレー
ムがリング11に沿つて1循環する間に、許
可されたnステーシヨンの各々は1CSデー
タ・ブロツクを伝送する機会を有する。 リング11上のステーシヨンのうち(たと
えば、前以て通知されたために)CSデータ
を受信することを予想するステーシヨンも、
CSフレームの到着を待機する。次いで、こ
のステーシヨンは終了デリミツタが現われる
まで適当なタイミング又はカウント動作によ
つて連続するCSスロツト中のアドレス・フ
イールドを区別するとともに、任意のアドレ
ス・フイールド(下位7ビツト)の内容がそ
れ自体のアドレスに一致するか否かを検査す
る。もしこのステーシヨンがそのアドレスを
認識するならば、該ステーシヨンは後続する
8バイトからのデータ・ブロツクをその受信
バツフアへコピーする。 送信ステーシヨンによつて伝送される各デ
ータ・ブロツクが(送信ステーシヨンの上流
に位置してもよい)その行先へ到達すること
を保証するために、CSフレームはリング1
1に沿つて2回循環しなければならない。リ
ング11に沿つて最初に循環した後、CSフ
レームはCSモニタ23でバツフアされる。
終了デリミツタが伝送された場合にのみ、こ
のヘツダは第2の循環のためにリリースされ
る。CSモニタ23がこのCSフレームの終了
デリミツタを2回目に伝送した場合、該モニ
タは自由トークンに指示(TKビツト=0)
を有する通常の非同期的PSフレーム・ヘツ
ダを直ちにリリースするので、通常のパケツ
ト交換動作をリング11で再開することがで
きる(フレームがリング11の遅延よりも短
かければバツフアリングは不要である)。 非同期的なPSフレーム及び同期的なCSフ
レームの結果的なシーケンスは、第5図に簡
単に示されている。 リング11上でCSモニタ23の後にある
最初の通常ステーシヨン(これはCSフレー
ムの後に利用可能なPSフレーム・ヘツダを
常に最初に受信する)を選択しないようにす
るために、最後のPSフレームを伝送したス
テーシヨンを通過するまで新しいPSフレー
ム・ヘツダをマークすることにより、一層下
流にあるステーシヨンのみがCS伝送の後に
この最初のPSフレーム・ヘツダを獲得でき
るようにしてもよい。もつと、説明を簡単に
するために、このような特殊な手順は本発明
の実施例では使用されていない。 2重動作: 上記では、送信側から行先側へのCSデー
タの伝送のみが説明された。CSデータ・ブ
ロツクはCSフレーム中のそのスロツトに留
まり、送信元に戻つた後、そこで消去される
のが普通である。 しかしながら、CSデータの2重通信は容
易に行うことができる。この場合、許可され
たステーシヨンである起呼ステーシヨンと被
呼ステーシヨンの間の“接続”がそれぞれ区
別される。起呼ステーシヨンは前記したよう
にそのCSデータ・ブロツクをCSフレームの
第1循環の間に伝送し、また被呼ステーシヨ
ンのアドレスを行先アドレスとして伝送す
る。被呼ステーシヨンはそのアドレスを認識
し、次いで各CSスロツトから8バイトのデ
ータ・ブロツクをコピーするとともに、その
送信バツフアに準備していたCSデータ・ブ
ロツクを同じ該CSスロツトへ挿入する。こ
のような同じCSスロツトにおける受信デー
タと送信データの交換は、1ビツトの遅延を
以て各ステーシヨンで行うことができる。行
先アドレス、即ち被呼ステーシヨンのアドレ
スは変更されない。被呼ステーシヨンにおけ
るこれらの動作は、起呼ステーシヨンと被呼
ステーシヨンの相対的位置に依存して、CS
フレームの第1又は第2循環の間の任意の時
間に行うことができる。 (許可された)起呼ステーシヨンの各々
は、CSフレーム・ヘツダを2回目に受信し
た後、その相手方ステーシヨンのアドレス、
即ちこの起呼ステーシヨンが以前に挿入した
行先アドレスを含むCSスロツトを待機する。
このアドレスを検出すると、起呼ステーシヨ
ンは被呼ステーシヨンによつて伝送された8
バイトのデータ・ブロツクをその受信バツフ
アへコピーする。かくて、CSフレームの1
スロツトを使用するだけで、完全な2重式回
線交換通信を効率的に行うことができる。 (2) 第2実施例(第6図) 第2実施例でも、CSモニタ23は(開始
デリミツタによつて先行された)CSフレー
ム・ヘツダを規則的なインターバル、例えば
1ミリ秒(8×125マイクロ秒)ごとに発行
する。しかしながら、第1実施例とは対照的
に、CSフレームは許可された1つのステー
シヨンのみによつて使用され、かくて行先ア
ドレス、そのCSデータ・ブロツク及び終了
デリミツタが挿入される。CSスロツトの列
は存在しないが、1つのCSデータ・ブロツ
クのために1つの情報フイールドだけが存在
する。このCSフレーム全体はTKビツトを、
“1”へ変換することにより1つのステーシ
ヨンによつて獲得される。このフレームがリ
ング11を1循環した後、それぞれのステー
シヨンは(開始デリミツタによつて先行され
た)自由トークン指示(TKビツト=0)を
有するCSフレーム・ヘツダを発行し、次い
で“1”ビツトのシーケンスを発行する。か
くて、リング11の下流にある次の許可ステ
ーシヨンはそのCSデータ・ブロツクのため
にこのCSフレームを獲得することができる。 この手順の結果、n個の連続するCSフレ
ームが生ぜられ、その各々は許可ステーシヨ
ンの各々によつてそれぞれ使用される。CS
モニタ23は通過中のすべてのCSフレー
ム・ヘツダを検査し、そして最後に自由トー
クン指示(TKビツト=0)を有するCSフレ
ーム・ヘツダを検出する。というのは、すべ
ての許可ステーシヨンは一回ずつサービスさ
れたからである。この時点で、CSモニタ2
3は開始デリミツタ及びPSヘツダ(CSビツ
ト=0であるヘツダ)を発行し、通常の非同
期的なパケツト交換動作を再開させる。PS
及びCSヘツダの結果的なシーケンスは第6
図に簡単に示されている。但し、第6図及び
第5図では図面を簡単にするために次のよう
な記号が使用されている。 〓=デリミツタ G=ギヤツプ(フレームがリング11の遅
延より短い場合) PSH=PSヘツダ(CSビツト=0) T=CSインターバル時間信号 *=優先順位マーク CSH=CSヘツダ(CSビツト=1) かかる第2実施例の手順が有利であるの
は、伝送中のCSデータに対する許可手順並
びにフレーム・ヘツダ中のCSビツト及び優
先順位ビツトの監視という点を除くと、この
手順がリング11上の通常の非同期的パケツ
ト交換手順と同一であり、しかも通常のステ
ーシヨンに付加されるハードウエアが最も少
いからである。CSモニタ23でさえ一層簡
単にすることができるが、これは第1循環と
第2循環の間にCSフレームをバツフアする
必要がないうえ、CSフレームにおけるスロ
ツト・タイミングも必要ないという理由によ
る。他の利点としては、各ステーシヨン及び
各CS期間ごとに異なつたサイズのCSデー
タ・ブロツクを与えうるということがある。
さらに、許可ステーシヨンが偶々或るCS期
間に伝送すべきCSデータ・ブロツクを持つ
ていなければ、該ステーシヨンは周期的な伝
送機会を保証されていたとしてもCSフレー
ム・ヘツダや伝送能力を使用しないのであ
る。 しかしながら、第1実施例に関連して注意
すべきは、第2実施例は複数のCSフレー
ム・ヘツダのために全体として一層長い伝送
時間を必要とするということである。 代替方法: 第2実施例の代替方法として、次のような
手順が提供される。即ち、任意の許可ステー
シヨンがそのCSデータ・ブロツクを伝送し
且つ終了デリミツタを付加した直後に、新し
い開始デリミツタ及び自由トークン指示を有
するCSフレーム・ヘツダを発行して次の許
可ステーシヨンが使用できるようにする、と
いうことである。これは伝送能力の利用度を
増大させ、また周期的な回線交換情報の伝送
のために使用される時間インターバルの持続
時間を一層短くさせるが、これが可能となる
のは個々のCSフレームがリング11上の総
伝送遅延よりも短い場合だけである。云いか
えれば、この代替方法は短いCSデータ・ブ
ロツクが伝送される場合にのみ有用なのであ
る。 2重動作: 第2実施例は2重伝送にも適している。こ
の場合、起呼(許可)ステーシヨンと被呼ス
テーシヨンが区別されねばならない。起呼ス
テーシヨンの各々は、CSフレームを横得す
るとき、行先アドレス及びそのCSデータ・
ブロツクを挿入する。被呼ステーシヨンの
各々はそれ自体のアドレスを認識するとき、
それに続くCSデータ・ブロツクをその受信
バツフアにフピーするとともに、その送信バ
ツフアからのCSデータ・ブロツクを(行先
アドレスを変更することなく)同じフレーム
に挿入する。起呼ステーシヨンは該ステーシ
ヨンが以前に使用した行先アドレスをCSフ
レームで認識するとき、このCSデータ・ブ
ロツクをコピーする。2重動作では、“接続”
されている両相手方のCSデータ・ブロツク
は同じ長さを持たなければならない。 (B) リング・アダプタ及びCSモニタの詳細 (B1) リング・アダプタ、ステーシヨン機能及び
インターフエース 第7図はデータ端末ユニツトDTU(たとえ
ば第1図のユニツト13)を伝送リング(た
とえば第1図のリング11)へ接続するため
の諸ユニツト及び諸インターフエース線を簡
単に示す。既に説明したように、リング・ア
ダプタRA(たとえば第1図のアダプタ25)
は2つの基本ユニツト、即ちリング挿入スイ
ツチ(RIS)37及びリング・アクセス制御
(RAC)39から成る。 RIS37、RAC39及びDTU13の機能
は、以下の適当な箇所にリストされている。
RIS37の詳細は第8図に関節してB(2)節で
説明し、RAC39の詳細は第9図に関連し
てB(3)節で説明する。DTU13はそのイン
ターフエース線及び機能の説明を通して十分
に説明する。本発明を実現するための基本的
な要素はRIS37及びRAC39に含まれて
いるから、これ以上の詳細は必要ない。 本発明を実現するために必要なCSモニタ
23に対するRA33中のRAC及びリング・
モニタ21に対するRA35中のRACについ
ては、その付加的な機能を第10図に関連し
てB(4)節で説明する。 インタフエース線: 第7図に示すように、RIS37とRAC3
9の間には次のインタフエース線が設けられ
る。
トから成り、これらのビツトは次のような意
味を有する。 (1) CSビツト:このビツトは以下で説明す
るように当該フレームが通常の非同期的
PSフレーム(0)又は同期的CSフレーム
(1)のどちらであるかを指示する。但し、
PSフレームは「パケツト・交換フレーム」
を意味し、CSフレームは「回線交換フレ
ーム」を意味する。 (2) P1ビツト:この優先順位ビツトが1ヘ
セツトされると、送信ステーシヨンは自由
トークン指示を有する新しいPSフレー
ム・ヘツダの発行を禁止されるので、以下
で説明するようにCSモニタ23によつて
CSフレーム・ヘツダを発行することが可
能となる。 (3) P2ビツト:これは第2の優先順位ビツ
トであつて、当該フレームが高優先順位方
式又はエラー・メツセージを含むことを指
示しうる。これは本実施例では使用されな
い。 (4) TKビツト:これはトークン指示であ
る。もしこのビツトが0であれば、当該フ
レームは使用されておらず、従つて次のス
テーシヨンによつて取込まれうる。もしこ
のビツトが1であれば、当該フレームは使
用されており、従つて(発信及び行先ステ
ーシヨンを除くと)変更されないままにル
ープに沿つて伝送されねばならない。 (5) EXビツト:この拡張又は修飾ビツトが
1へセツトされると、これは当該ヘツダが
拡張バイトを含むことを指示する。さもな
ければ、制御バイトの直後に行先アドレス
が配置される。 (6) MCビツト:このモニタ制御ビツトは諸
ステーシヨンの適正な動作を検査するため
に使用される。このビツトはリング・モニ
タ21を通過する度に1へセツトされ、そ
して当該フレームを使用するステーシヨン
によつて0へセツトされる。 (7) RSビツト:これらは保留制御ビツトで
あつて、本実施例では使用されない。 (8) RSビツト:これらの保留制御ビツトは
次の機能、即ち(a)重要な制御情報の冗長コ
ーデイング、たとえばトークンを1ビツト
ではなく2ビツトで表現するため、(b)情報
フイールドにおけるデータの表現形式、た
とえばビツト又はワード(バイト)編成、
或いはユーザ・データまたは方式データを
指示するために使用され得る。 拡張バイト: この拡張バイトはフレーム・ヘツダ中の随
意的なバイトであつて、制御バイト中のEX
ビツトをセツトした後に任意の送信ステーシ
ヨンによつて追加されうる。このバイトは次
の情報を含みうる。 即ち、非同期的なPSフレームでは、情報
フイールドで使用されるデータ形式の仕様又
は行先アドレスの拡張部を含み、同期的な
CSフレームでは、存在するCS接続の数を指
示する値又はCSフレーム中で転送されるデ
ータ・ブロツクの長さを指示する値を含む。 この拡張バイトが使用される場合、各ビツ
トのコード又は意味は事前に指定されなけれ
ばならない。 アドレス・バイト: この8ビツト・フイールドは、それぞれの
フレームにあるメツセージの行先ステーシヨ
ンのアドレスを含む。1つ又はそれ以上のア
ドレスが同報通信又はグループ・アドレスと
して使用されてもよい。一般には、リング1
1へ接続されたすべてのステーシヨンをアド
レスするには8ビツトで十分である。 もし一層多くのアドレスが必要であれば、
2つの代替方法が可能である。即ち、拡張バ
イトをアドレス拡張部として使用するか、又
は各ヘツダが2つのアドレス・バイトを与え
るように設計しなければならないということ
である。 情報フイールド: このフイールドは実際に伝送すべきデータ
又はメツセージを含み、所与の最大長(たと
えば、8×256ビツト)に至るまで任意の長
さを有することができる。この情報フイール
ドの後にはデリミツタが置かれるので、該フ
イールドの現在の長さを指定する必要はな
い。 原理的に、形式又はコードに関する制約は
ないから、任意のビツト・ストリングをこの
情報フイールドに挿入することができる。こ
うすることにより、(リング11とは別のネ
ツトワークに対するインタフエースであるよ
うな)ステーシヨン間で完全な同期データ・
リンク制御、即ちSDLCフレームを伝送する
ことができる。かくてこれらのステーシヨン
間でデータの意味が一致しなければならず、
或いは前記した拡張バイトで形式が指定され
ねばならない。 しかしながら、本実施例の情報フイールド
は最大256バイトまでの長さをバイト単位で
選択するようにされている。 (A3) 非同期フレームによるデータ・パケツトの
伝送 最初の段階では、リング・モニタ21は、
開始デリミツタ、制御バイト及びアドレス・
バイトにオール0(即ち、信号要素対‘10')
を含むヘツダ、それに続く一連の1(即ち、
信号要素対‘01')をリリースする。かくて、
ヘツダはTKビツトが0であるので自由トー
クン指示を含むことになる。 リング11上の各ステーシヨンは開始デリ
ミツタについて入来信号をモニタし、そし
て、ヘツダ・ビツト及びバイトをカウントす
る。もし或るステーシヨンが伝送すべきデー
タを有しているならば、該ステーシヨンは空
フレーム中で“0”であつたトークン・ビツ
ト(TKビツト)を“1”へ変換し、制御バ
イトの後に行先アドレスを挿入し、そのデー
タを伝送するとともに、終了デリミツタを伝
送する。次いで、このステーシヨンは新しい
開始デリミツタ及び自由トークン指示(TK
ビツト=0)を含む新しいヘツダをリング1
1へ発行し、続いてそれ自体の終了デリミツ
タを受信するまでオール1を伝送する。 フレームがリング11全体の遅延より短い
場合、このステーシヨンはそのデータ・パケ
ツト及び終了デリミツタを伝送した後、同期
を維持するためにオール1を伝送するととも
に、それ自体のヘツダが戻つてくることを待
機する。次いで、このステーシヨンは新しい
開始デリミツタ及び自由トークン指示を含む
ヘツダを発行するので、伝送可の状態にある
次のステーシヨンは制御を獲得することがで
きる。このステーシヨンはそれ自体の終了デ
リミツタを受信したとき、アイドリング用の
“1”の伝送を停止する。 各送信ステーシヨンは、それ自体のヘツダ
を受信するとき、所定の制御ビツトを検査す
る。MCビツトは、リング11及びリング・
モニタ21の適正な動作を保証するために検
査される。古いヘツダがリング11を循環す
る間にCSモニタ23によつて優先順位がマ
ークされる場合には、自由トークン指示
(TKビツト=0)を有する新しいPSフレー
ム・ヘツダを各ステーシヨンが発行すること
を禁止するためにP1ビツトが検査されるが、
これはCSモニタ23がCSフレーム・ヘツダ
(後出)を発行できるようにするためである。 もちろん、伝送可状態にあるステーシヨン
が否定トークン指示(TKビツト=1)を受
信する場合には、該ステーシヨンはそのデー
タ・パケツトを維持しつつ、次の利用可能な
フレーム・ヘツダ(TKビツト=0)が到着
するまで待機しなければならない。 リング11上の活動的なステーシヨンは、
開始デリミツタを受信し且つヘツダ・ビツト
及びバイトのカウントを開始した後、TKビ
ツトが1に等しいか否かをテストして当該フ
レームがデータ・パケツトを挿入したステー
シヨンによつて占有されているか否かを決定
する。もしそうであれば、このステーシヨン
は当該アドレス・フイールドがそれ自体のア
ドレス又は同報通信アドレスのどちらを含む
かをテストする(もしEXビツト=1であれ
ば、ヘツダには拡張フイールド及びアドレ
ス・フイールドが含まれていることになるの
で、前者のフイールドをもテストしなければ
ならない)。もしこのアドレス比較テストの
結果が肯定的であれば、当該ステーシヨンは
行先であることがわかるから、該ステーシヨ
ンはアドレス・フイールドと終了デリミツタ
の間にある情報フイールドをそのバツフアへ
コピーするように動作する。 (A4) 同期的データ・ブロツクの伝送 前記した伝送手順はパケツト交換モードに
おける非同期的データのみを扱うものであ
る。即ち、諸データ・パケツトは伝送が可能
になるまで不定の期間にわたつてバツフアさ
れねばならない。 以下で詳述する本発明は、基本の伝送方式
がスロツト化されておらず、しかもフレーム
同期を有さないにも拘わらず、同期的又は周
期的データを回線交換モードで伝送すること
を可能にする。このために基本のトークン
(パケツト交換)形リング伝送方式について
変更が必要となるのは、CSモニタ23又は
それと同等の手段をリング・モニタ21のほ
かに設けること、各ステーシヨンにCS制御
情報を認識し、且つCSデータ・ブロツク
(後出)を扱うための若干の回路を追加する
こと、そしてA(2)節で説明した適当なフレー
ム・ヘツダ形式を与えること、があるにすぎ
ない。 回線交換手順の原理は次の通りである。即
ち、CSモニタ23は特別にマークされたフ
レーム・ヘツダ(CSビツト=1)を定期的
インターバルでリリースすることにより、許
可された各ステーシヨンが周期的データのブ
ロツク及びその行先アドレスを伝送すること
を可能にする。 CSフレームのインターバルは、以下の例
から明らかなように、同期的データの周期の
整数倍にすることができる。音声信号につい
ては、PCMサンプルは必要とされる8kHzの
サンプリング・レート(4kHzの帯域巾)を
得るためにT=125マイクロ秒ごとに伝送さ
れねばならない。必要なCSフレームの数を
減らすために、このようなフレームはm×
125マイクロ秒、たとえば8×125マイクロ秒
=1ミリ秒のインターバルでのみリリースさ
れる。この結果、送信ステーシヨンで8つの
PCMサンプルを1つのブロツクに組立て、
そして行先ステーシヨンではこのようなブロ
ツクをバツフアして125マイクロ秒ごとに1
つのPCMサンプルをリリースすることが必
要になる。この手順は伝送時間に加えて1ミ
リ秒の遅延を与えることになるが、これは殆
んどの適用例において許容することができ
る。もちろん、測定値又はプロセス制御デー
タの実時間伝送を行うようなシステムでは、
基本周期Tやブロツキング率mの値として他
の任意の値を選ぶことができる。 通常の非同期的なPSフレームを中断する
ことなく適当な時間にCSフレームのリリー
スを許容するべく、CSモニタ23は“CSイ
ンターバル時間”パルスによつてマークされ
る各CSインターバルの開始後に通過中のPS
フレーム・ヘツダに優先順位ビツト(P1ビ
ツト)をセツトする。この優先順位ビツト
は、それぞれのフレームを使用するステーシ
ヨンが通常のように自由トークン指示(TK
ビツト=0)を有する新しいPSフレーム・
ヘツダを発行することを禁止する。そのかわ
り、それぞれのステーシヨンはそのデータ・
パケツトに終了デリミツタを付加した後にア
イドルを表わす複数の“1”ビツトの伝送を
開始する(又はそのパケツトがリングの伝送
遅延よりも短かければ複数の“1”ビツトの
伝送を継続する)。この場合、CSモニタ23
は現PSフレームの終了デリミツタを認識し
た直後に、開始デリミツタ及びCSフレー
ム・ヘツダを発行する、即ちこれらで以て受
信した上記アイドリング用の1ビツトに置き
かえる。 かくて、各CSインターバルの間に1つの
CSフレーム・ヘツダがCSモニタ23によつ
てリリースされる。このリリースはCSタイ
ミング・パルスによつて開始されるが、高々
2PSフレームの持続時間(+リング11の循
環遅延)だけ遅延される。このタイミング・
パルスの後、CSモニタ23は次のPSフレー
ム・ヘツダが優先順位マーキングのために到
着するまで待機しなければならず、次いでも
しTKビツト=1であれば、即ちもしリング
11を介してデータが現に伝送されているな
らば、CSモニタ23はCSフレーム・ヘツダ
を伝送する前に現PSフレームの終了デリミ
ツタに対する1PSフレーム・インターバルの
間待機しなければならない。しかしながら、
もしCSモニタ23がP1ビツトをセツトしよ
うとしているPSフレーム・ヘツダが自由
(TKビツト=0)であれば、このPSフレー
ム・ヘツダはCSフレーム・ヘツダによつて
直ちに置換される。この場合、“CSインター
バル時間”パルスとCSフレーム・ヘツダの
リリースとの間の遅延は、高々1フレームに
必要とされる時間(+リング11の循環遅
延)の程度である。 CSフレーム・ヘツダのリリース相互間の
時間インターバルは1CS期間に等しくはない
が、いずれにしてもその変動分は2PSフレー
ム・インターバル(+リング11の循環遅
延)を超えることはない。 この伝送方式では、かかる変動分は各CS
時間インターバルの総持続時間に比較して小
さいし、各ステーシヨンへ接続された端末装
置には影響しない。というのは、これらの装
置は複数の連続サンプルをバツフアしてCS
データ・ブロツクを編集するようにしてお
り、また受信側ではこれらのサンプルは記憶
されたCSデータ・ブロツクから連続的なサ
ンプリング期間の間にリリースされるからで
ある。 CSフレーム・ヘツダをリリースした後の
作用については、以下の適当な箇所で説明す
る。これらの作用には現に許可されているス
テーシヨンのみが関係するので、次にステー
シヨン許可(au−thorization)の方法を簡
述する。 ステーシヨン許可の手順は次のように進行
する。即ち、パケツト交換又は非同期的伝送
のための十分な伝送能力を残しておくため
に、総伝送時間の1部だけが回線交換伝送の
ために使用されねばならない。かくて、任意
の時間には可能な最大数のCS“接続”だけが
存在するにすぎないので、これに対応する最
大数のステーシヨンだけがCSデータ・ブロ
ツクを伝送するために許可されねばならな
い。 CSモニタ23はこの最大数N(max)及び
現に許可されているステーシヨンの数N
(aut)を記憶する。周期的データを伝送しよ
うとする任意のステーシヨンは、通常のPS
フレームを介してCSモニタ23へ要求を送
らねばならない。CSモニタ23はN(aut)
を更新し、要求元へ許可応答を送る。しかし
ながら、もしN(aut)=N(max)であれば、
否定応答が送られる。許可されたステーシヨ
ンがもはやCSデータ・ブロツクの伝送許可
を必要としなくなると、該ステーシヨンは
CSモニタ23へリリース・メツセージを送
らねばならず、これに応じてCSモニタ23
はN(aut)を1だけ減少させる。 ここで注意すべきは、許可されたステーシ
ヨンの現在の数N(aut)を維持することを除
くと、許可されたステーシヨンや現在のCS
接続を識別するための情報を記憶する必要は
ない、ということである。というのは、CS
データ・ブロツクはそれらの行先アドレスと
ともに伝送されるからである。もし必要であ
れば、現在の“接続”を識別するテーブルを
CSモニタ23等に記憶することができるけ
れども、各CSデータ・ブロツクの伝送ごと
にこのようなテーブルをアクセスする必要は
ない。 本発明の実施例については、CSデータ・
ブロツクは一定長(8バイト)を有し、そし
て基本のCS期間T(125マイクロ秒)及びブ
ロツキング係数m(8)は所与のシステムに対し
固定されているものと仮定する。しかしなが
ら、CSデータ・ブロツクを可変長にしてそ
の長さ指示をCSフレーム・ヘツダに与えた
り、また1CSフレーム期間あたり1バイトの
基本容量Bに基いて個々のステーシヨンへ異
なるCS帯域巾を与えるようにしてもよい。
後者のようにすると、各ステーシヨンはBの
任意の倍数を要求し、これに応じてCSモニ
タ23によつて許可されることになる。 以下では、基本の発明概念を若干変形した
2つの実施例を説明する。第1実施例は1CS
フレームにn個のCSスロツトの列を与え、
第2実施例はn個の連続するCSフレームを
使用し該フレームの各々を1対のステーシヨ
ン間の伝送にそれぞれ割当てるようにしてい
る。 (1) 第1実施例 第1実施例では、CSモニタ23は規則的
なインターバル、たとえば1ミリ秒(1ミリ
秒=8×125マイクロ秒)ごとにCSフレー
ム・ヘツダを発行するが、これは開始デリミ
ツタの後にあり、CSビツト=1だけで行先
アドレスを含む他のビツトはゼロである。第
4図に示すように、このヘツダの後にはn個
のCSスロツトの列が続き、この後には終了
デリミツタが続く。この数nは現に許可され
ているステーシヨンの数に等しい。第4図に
示すように、各CSスロツトは次のフイール
ドから成る。 −1バイトのアドレス・フイールド。その先
頭ビツト(F/Bビツト)位置は自由/使
用中トークン指示として使用される。他の
7ビツト位置は行先アドレスのために使用
される。 −mバイトのデータ・ブロツク・フイール
ド。この実施例ではm=8であるから、デ
ータ・ブロツク・フイールドは8バイト即
ち64ビツトから成る。 もちろん、CSモニタ23はCSフレーム・
ヘツダと終了デリミツタの間ではいかなるデ
ータ・ビツトをもリリースしない。むしろ、
CSモニタ23はn×9×8個の“0”ビツ
トのシーケンス、即ちそれぞれが9バイトの
“0”を含むn個のCSスロツトを伝送するの
である。 CSデータの伝送を許可され且つそのバツ
フアに8バイトのCSデータ・ブロツクを編
集した各ステーシヨンは、リング11に到達
するためにCSフレーム・ヘツダを待機する。
かかるステーシヨンがフレーム・ヘツダ中で
CSビツト=1を認識した場合、該ステーシ
ヨンはこのフレーム・ヘツダの終り(即ち開
始デリミツタの2バイト後)に9バイトのス
ロツトをカウントし且つ各スロツトの第1ビ
ツト(F/Bビツト)を検査する。自由トー
クン指示(F/Bビツト=0)が検出される
場合、当該スロツトはそのF/Bビツトを
“1”へ変換することによつて獲得される。
行先アドレスは第1バイトの残りの位置へ挿
入され、そしてバツフアされたCSデータ・
ブロツクは当該スロツトにある他の8バイト
位置へ挿入される。かくて、このCSフレー
ムがリング11に沿つて1循環する間に、許
可されたnステーシヨンの各々は1CSデー
タ・ブロツクを伝送する機会を有する。 リング11上のステーシヨンのうち(たと
えば、前以て通知されたために)CSデータ
を受信することを予想するステーシヨンも、
CSフレームの到着を待機する。次いで、こ
のステーシヨンは終了デリミツタが現われる
まで適当なタイミング又はカウント動作によ
つて連続するCSスロツト中のアドレス・フ
イールドを区別するとともに、任意のアドレ
ス・フイールド(下位7ビツト)の内容がそ
れ自体のアドレスに一致するか否かを検査す
る。もしこのステーシヨンがそのアドレスを
認識するならば、該ステーシヨンは後続する
8バイトからのデータ・ブロツクをその受信
バツフアへコピーする。 送信ステーシヨンによつて伝送される各デ
ータ・ブロツクが(送信ステーシヨンの上流
に位置してもよい)その行先へ到達すること
を保証するために、CSフレームはリング1
1に沿つて2回循環しなければならない。リ
ング11に沿つて最初に循環した後、CSフ
レームはCSモニタ23でバツフアされる。
終了デリミツタが伝送された場合にのみ、こ
のヘツダは第2の循環のためにリリースされ
る。CSモニタ23がこのCSフレームの終了
デリミツタを2回目に伝送した場合、該モニ
タは自由トークンに指示(TKビツト=0)
を有する通常の非同期的PSフレーム・ヘツ
ダを直ちにリリースするので、通常のパケツ
ト交換動作をリング11で再開することがで
きる(フレームがリング11の遅延よりも短
かければバツフアリングは不要である)。 非同期的なPSフレーム及び同期的なCSフ
レームの結果的なシーケンスは、第5図に簡
単に示されている。 リング11上でCSモニタ23の後にある
最初の通常ステーシヨン(これはCSフレー
ムの後に利用可能なPSフレーム・ヘツダを
常に最初に受信する)を選択しないようにす
るために、最後のPSフレームを伝送したス
テーシヨンを通過するまで新しいPSフレー
ム・ヘツダをマークすることにより、一層下
流にあるステーシヨンのみがCS伝送の後に
この最初のPSフレーム・ヘツダを獲得でき
るようにしてもよい。もつと、説明を簡単に
するために、このような特殊な手順は本発明
の実施例では使用されていない。 2重動作: 上記では、送信側から行先側へのCSデー
タの伝送のみが説明された。CSデータ・ブ
ロツクはCSフレーム中のそのスロツトに留
まり、送信元に戻つた後、そこで消去される
のが普通である。 しかしながら、CSデータの2重通信は容
易に行うことができる。この場合、許可され
たステーシヨンである起呼ステーシヨンと被
呼ステーシヨンの間の“接続”がそれぞれ区
別される。起呼ステーシヨンは前記したよう
にそのCSデータ・ブロツクをCSフレームの
第1循環の間に伝送し、また被呼ステーシヨ
ンのアドレスを行先アドレスとして伝送す
る。被呼ステーシヨンはそのアドレスを認識
し、次いで各CSスロツトから8バイトのデ
ータ・ブロツクをコピーするとともに、その
送信バツフアに準備していたCSデータ・ブ
ロツクを同じ該CSスロツトへ挿入する。こ
のような同じCSスロツトにおける受信デー
タと送信データの交換は、1ビツトの遅延を
以て各ステーシヨンで行うことができる。行
先アドレス、即ち被呼ステーシヨンのアドレ
スは変更されない。被呼ステーシヨンにおけ
るこれらの動作は、起呼ステーシヨンと被呼
ステーシヨンの相対的位置に依存して、CS
フレームの第1又は第2循環の間の任意の時
間に行うことができる。 (許可された)起呼ステーシヨンの各々
は、CSフレーム・ヘツダを2回目に受信し
た後、その相手方ステーシヨンのアドレス、
即ちこの起呼ステーシヨンが以前に挿入した
行先アドレスを含むCSスロツトを待機する。
このアドレスを検出すると、起呼ステーシヨ
ンは被呼ステーシヨンによつて伝送された8
バイトのデータ・ブロツクをその受信バツフ
アへコピーする。かくて、CSフレームの1
スロツトを使用するだけで、完全な2重式回
線交換通信を効率的に行うことができる。 (2) 第2実施例(第6図) 第2実施例でも、CSモニタ23は(開始
デリミツタによつて先行された)CSフレー
ム・ヘツダを規則的なインターバル、例えば
1ミリ秒(8×125マイクロ秒)ごとに発行
する。しかしながら、第1実施例とは対照的
に、CSフレームは許可された1つのステー
シヨンのみによつて使用され、かくて行先ア
ドレス、そのCSデータ・ブロツク及び終了
デリミツタが挿入される。CSスロツトの列
は存在しないが、1つのCSデータ・ブロツ
クのために1つの情報フイールドだけが存在
する。このCSフレーム全体はTKビツトを、
“1”へ変換することにより1つのステーシ
ヨンによつて獲得される。このフレームがリ
ング11を1循環した後、それぞれのステー
シヨンは(開始デリミツタによつて先行され
た)自由トークン指示(TKビツト=0)を
有するCSフレーム・ヘツダを発行し、次い
で“1”ビツトのシーケンスを発行する。か
くて、リング11の下流にある次の許可ステ
ーシヨンはそのCSデータ・ブロツクのため
にこのCSフレームを獲得することができる。 この手順の結果、n個の連続するCSフレ
ームが生ぜられ、その各々は許可ステーシヨ
ンの各々によつてそれぞれ使用される。CS
モニタ23は通過中のすべてのCSフレー
ム・ヘツダを検査し、そして最後に自由トー
クン指示(TKビツト=0)を有するCSフレ
ーム・ヘツダを検出する。というのは、すべ
ての許可ステーシヨンは一回ずつサービスさ
れたからである。この時点で、CSモニタ2
3は開始デリミツタ及びPSヘツダ(CSビツ
ト=0であるヘツダ)を発行し、通常の非同
期的なパケツト交換動作を再開させる。PS
及びCSヘツダの結果的なシーケンスは第6
図に簡単に示されている。但し、第6図及び
第5図では図面を簡単にするために次のよう
な記号が使用されている。 〓=デリミツタ G=ギヤツプ(フレームがリング11の遅
延より短い場合) PSH=PSヘツダ(CSビツト=0) T=CSインターバル時間信号 *=優先順位マーク CSH=CSヘツダ(CSビツト=1) かかる第2実施例の手順が有利であるの
は、伝送中のCSデータに対する許可手順並
びにフレーム・ヘツダ中のCSビツト及び優
先順位ビツトの監視という点を除くと、この
手順がリング11上の通常の非同期的パケツ
ト交換手順と同一であり、しかも通常のステ
ーシヨンに付加されるハードウエアが最も少
いからである。CSモニタ23でさえ一層簡
単にすることができるが、これは第1循環と
第2循環の間にCSフレームをバツフアする
必要がないうえ、CSフレームにおけるスロ
ツト・タイミングも必要ないという理由によ
る。他の利点としては、各ステーシヨン及び
各CS期間ごとに異なつたサイズのCSデー
タ・ブロツクを与えうるということがある。
さらに、許可ステーシヨンが偶々或るCS期
間に伝送すべきCSデータ・ブロツクを持つ
ていなければ、該ステーシヨンは周期的な伝
送機会を保証されていたとしてもCSフレー
ム・ヘツダや伝送能力を使用しないのであ
る。 しかしながら、第1実施例に関連して注意
すべきは、第2実施例は複数のCSフレー
ム・ヘツダのために全体として一層長い伝送
時間を必要とするということである。 代替方法: 第2実施例の代替方法として、次のような
手順が提供される。即ち、任意の許可ステー
シヨンがそのCSデータ・ブロツクを伝送し
且つ終了デリミツタを付加した直後に、新し
い開始デリミツタ及び自由トークン指示を有
するCSフレーム・ヘツダを発行して次の許
可ステーシヨンが使用できるようにする、と
いうことである。これは伝送能力の利用度を
増大させ、また周期的な回線交換情報の伝送
のために使用される時間インターバルの持続
時間を一層短くさせるが、これが可能となる
のは個々のCSフレームがリング11上の総
伝送遅延よりも短い場合だけである。云いか
えれば、この代替方法は短いCSデータ・ブ
ロツクが伝送される場合にのみ有用なのであ
る。 2重動作: 第2実施例は2重伝送にも適している。こ
の場合、起呼(許可)ステーシヨンと被呼ス
テーシヨンが区別されねばならない。起呼ス
テーシヨンの各々は、CSフレームを横得す
るとき、行先アドレス及びそのCSデータ・
ブロツクを挿入する。被呼ステーシヨンの
各々はそれ自体のアドレスを認識するとき、
それに続くCSデータ・ブロツクをその受信
バツフアにフピーするとともに、その送信バ
ツフアからのCSデータ・ブロツクを(行先
アドレスを変更することなく)同じフレーム
に挿入する。起呼ステーシヨンは該ステーシ
ヨンが以前に使用した行先アドレスをCSフ
レームで認識するとき、このCSデータ・ブ
ロツクをコピーする。2重動作では、“接続”
されている両相手方のCSデータ・ブロツク
は同じ長さを持たなければならない。 (B) リング・アダプタ及びCSモニタの詳細 (B1) リング・アダプタ、ステーシヨン機能及び
インターフエース 第7図はデータ端末ユニツトDTU(たとえ
ば第1図のユニツト13)を伝送リング(た
とえば第1図のリング11)へ接続するため
の諸ユニツト及び諸インターフエース線を簡
単に示す。既に説明したように、リング・ア
ダプタRA(たとえば第1図のアダプタ25)
は2つの基本ユニツト、即ちリング挿入スイ
ツチ(RIS)37及びリング・アクセス制御
(RAC)39から成る。 RIS37、RAC39及びDTU13の機能
は、以下の適当な箇所にリストされている。
RIS37の詳細は第8図に関節してB(2)節で
説明し、RAC39の詳細は第9図に関連し
てB(3)節で説明する。DTU13はそのイン
ターフエース線及び機能の説明を通して十分
に説明する。本発明を実現するための基本的
な要素はRIS37及びRAC39に含まれて
いるから、これ以上の詳細は必要ない。 本発明を実現するために必要なCSモニタ
23に対するRA33中のRAC及びリング・
モニタ21に対するRA35中のRACについ
ては、その付加的な機能を第10図に関連し
てB(4)節で説明する。 インタフエース線: 第7図に示すように、RIS37とRAC3
9の間には次のインタフエース線が設けられ
る。
【表】
またRAC39とDTU13の間には、次の
インターフエース線が設けられる。
インターフエース線が設けられる。
【表】
【表】
−許可解除 〓
これらの線を介して伝送されるデータ・コ
マンド及び制御信号の詳細については、以下
の節で説明する。 RIS37の機能 −ステーシヨンをバイパスするか(リング閉
鎖)又はリング・アダプタRA及びステー
シヨンをリングへ接続する(ステーシヨン
挿入)。 −リング11と信号を授受する。 −受信データ信号をRAC39へ転送する。 −受信データ信号からビツト・クロツクを引
出し、RAC39へクロツク信号を供給す
る。 −受信データ・ストリームを1ビツト期間
(クロツクされた1ビツト・バツフアで)
遅延させる。 −リング・モニタ21及びCSモニタ23に
ついては、遅延量は1ビツトではなく8ビ
ツト(1バイト)である。 −受信され且つ遅延されたデータ・ストリー
ムを通過させるか、又はDTU/RACから
のデータを送信機を介してリング11へ転
送させる。 RAC39の機能 −受信データ・ストリーム中のデリミツタ
(開始、終了、異常終了)を認識し、それ
ぞれのデリミツタ指示信号をDTU13へ
供給する。 −(リング11上で使用される)マンチエス
タ・コードのデータを(DTU13で使用
される)2進コードへ変換し、その逆も同
様。 −入来データ・ストリームを並列化し、出デ
ータ・ストリームを直列化する(1入力バ
イト及び1出力バイトをバツフアする)。 −フレーム・ヘツダ・バイト及び制御ビツト
を区別し、フレーム中の情報フイールド及
び情報フイールド中のバイトを区別する。 −CSスロツトを区別し且つ該スロツト中の
F/Bビツト、行先アドレス及びデータ・
バイトのフイールドを区別する(*1)。 −RAC39及びDTU13のためのタイミン
グ/制御信号を発生する。 −フレーム・ヘツダの制御ビツト(CS、P1、
P2、TK、等)をテストし、それぞれの制
御信号を発生する。 −DTU13からの“送信要求”が活勢であ
ればトークン・ビツト(TK又はF/Bビ
ツト)を反転する。 −RIS37のためのスイツチ制御信号を発生
する。 −RIS37からDTU13へ入来データを転
送し、DTU13からRIS37へ出データ
を転送する。 −フレーム又はCSスロツトを獲得した後ス
テーシヨンへ“送信”コマンドを供給する
(*1)。 −行先アドレスをそれ自体のステーシヨン・
アドレス(及び同報通信アドレス)と比較
する。 −アドレスが一致すればステーシヨンへ“受
信”コマンドを供給する。 −データ伝送の終了時に終了デリミツタを伝
送する。 −重要なエラーの場合には異常終了デリミツ
タを伝送して現フレームをキヤンセルす
る。 −(開始デリミツタによつて先行された)新
しいPSヘツダを伝送するか、又は(開始
デリミツタによつて先行された)新しい
CSヘツダを伝送する(*2)。 −これは終了デリミツタを伝送した後、又は
それ自体のフレーム・ヘツダを受信したと
きの(いずれか遅い方の)適当な時間に行
われる。しかし、循環中のそれ自体のフレ
ーム・ヘツダに優先順位ビツトP1がセツ
トされているならば、新しいPSフレー
ム・ヘツダはリリースされない。 −同期を維持するためにアイドリング用の複
数の“1”ビツトを伝送する。 −これは優先順位ビツトP1をヘツダにセツ
トされているフレームの終了デリミツタを
伝送した後に行われるか、又は −任意のフレームの終了デリミツタを伝送し
た後で、しかもそのフレーム・ヘツダが同
じステーシヨンによつて再び受信されるま
でに行われる。 注:前記の信号(*1)及び(*2)は次の
意味を有する。 (*1):この機能は第1実施例についての
み提供される。 (*2):この機能は第2実施例についての
み提供される。 CSモニタ23の付加的な機能 RAC39において: −周期的なCSインターバルのためのタイ
ミング信号(“CSインターバル時間”パ
ルス)を発生する。 −各CSインターバル時間パルスの後にTK
ビツト=1を有する第1循環中のフレー
ム・ヘツダに優先順位ビツトP1をセツ
トする。 −現フレームの終了デリミツタが受信され
るとき、又はCSインターバル時間パル
スの後にTKビツト=0を有するフレー
ム・ヘツダが受信されるとき(開始デリ
ミツタによつて先行される)CSフレー
ム・ヘツダを発行する。 −(1+m)×8×N(aut)個のCSスロツ
トをカウントし、次いで終了デリミツタ
を伝送する。 −フレーム・ヘツダと終了デリミツタの間
で複数の“0”ビツトを伝送する(*
1)。 −フレーム・ヘツダの後に複数の“1”ビ
ツトのシーケンスを伝送する。 −(開始デリミツタによつて先行される)
新しいPSフレーム・ヘツダを発行する。 −これはCSヘツダが2回目に受信される
とき、即ちCSスロツト列の第2循環の
終りに行われる(*1)。 −或いは自由トークン指示(TKビツト=
0)を有するCSヘツダが受信されると
きに行われる(*2)。 CSモニタ23において: −N(max)及びN(aut)の値を維持す
る。 −CS要求メツセージを受諾する。 −N(max)及びN(aut)を比較し、N
(aut)が依然としてN(max)より小さ
ければN(aut)を増加させ且つ(要求ス
テーシヨンへアドレスされた)付与メツ
セージを伝送する。既にN(aut)=N
(max)であれば否定メツセージを伝送
する。 諾 −CSリリース・メツセージを受諾し且つ
N(aut)を減少させる。 −CSフレーム・ヘツダ及びCSスロツト列
が第1循環された後で、しかもこれらが
第2循環のために再伝送される前に、
CSフレーム・ヘツダ及びCSスロツト列
の一部をバツフアする(*1)。 DTU13の機能 注:以下には、PSデータ・パケツト及びCS
データ・ブロツクのためにDTU13と
RAC39の間で行われる情報交換に関係
する機能のみがリストされている。 −出PSデータ・パケツトをバツフアする。 出CSデータ・ブロツクをバツフアする。 PS行先アドレスをバツフアする。 CS行先アドレスをバツフアする。 −RAC39からそれぞれの“送信”コマン
ド信号を受信するとき、バツフアされた情
報をバイト直列に供給する。 −入来PSデータ・パケツトをバツフアする。 入来CSデータ・ブロツクをバツフアす
る。 −RAC39から“受信”コマンド信号を受
信するとき、それぞれの情報をバツフアへ
書込む。 −CS許可要求メツセージをCSモニタ23へ
送信する。 −CSモニタ23からのCS許可付与メツセー
ジを受信する。 −CSモニタ23へCS許可リリース・メツセ
ージを送信する。 −CS許可信号をRAC39へ伝送する;CS許
可解除信号をRAC39へ伝送する。 −RAC39へのPS送信要求信号を付勢す
る;RAC39へのCS送信要求信号を付勢
する。 B(2) RIS37の詳細 第8図はリング挿入スイツチ(RIS)37
の詳細を示す。これは第1のバイパス・スイ
ツチ(BS1)51及び第2のバイパス・スイ
ツチ(BS2)53を含み、これらのスイツチ
はリング11の入来及び出枝路をバイパス枝
路55によつて直接に相互接続することがで
きる。スイツチ51及び53は手動スイツチ
でよいが電子制御スイツチをも使用すること
ができる。 スイツチ51がその第2位置にあると、こ
れはリング11の入来枝路を受信機57へ接
続する。この受信機57の出力線59は第7
図に図示されたデータ・イン線59であり、
データをRAC39へ転送する。データ・イ
ン線59は1ビツトの遅延ユニツト61(ク
ロツクされる1ビツト・バツフア)の入力に
も接続される。前記したように、モニタ21
及び23のためのRISでは、遅延ユニツト6
1は8ビツトの容量(8ビツトの遅延)を有
する。遅延ユニツト61の出力は他の2位置
スイツチ63によつて送信機65へ接続され
る。この送信機65の出力はスイツチ53の
第2位置を介してリング11の出枝路へ接続
されうる。 スイツチ63の第2位置は線67へ接続さ
れる。第7図に示すように、線67はRAC
39からのデータ・アウト67線である。ス
イツチ63のセツテイングはRAC39から
スイツチ制御線69に与えられる信号によつ
て制御される。 データ・イン線59にはクロツク抽出回路
71も接続される。この回路71は受信信号
パターンからビツト・クロツクを抽出し、こ
の信号をビツト・クロツク線73を介して
RAC39へ供給する。ビツト・クロツク線
73は遅延ユニツト61へ接続される。 B(3) RAC39の詳細 第9図はRAC39の詳細ブロツク図であ
る。 ビツト認識及びコード違反検出ユニツト7
5は、データ・イン線59及びビツトクロツ
ク線73へ接続される。このユニツト75が
信号要素対‘10'を受信したときはその出力
線77に“0”ビツトを表わす信号が供給さ
れ、信号要素対‘01'を受信したときは“1”
ビツトを表わす信号が供給される。これらの
ビツト信号は、以下で説明するようにG1デ
ート回路79を通して利用回路及びDTU1
3へ転送される。 しかしながら、もしコード違反‘
01″11″00″01'がユニツト75によつて認識さ
れるならば、タイマ83を起動するために線
81に制御パルスが供給される。またタイマ
83はビツト・クロツク線73からビツト・
クロツク信号を受取り、そしてタイミング信
号(TS)線85を介して他の幾つかの機能
ユニツトへ必要なすべてのタイミング信号を
供給する。タイマ83は複数のカウンタ及び
複数の論理ゲートから成る。発生されたタイ
ミング信号は、第11図に関連して以下のB
(5)節で説明する。 タイマ83の拡張部であるCSインターバ
ル・タイマ87は、CSモニタ23のための
RAC39にのみ設置する必要がある。これ
についてはB(4)節で説明する。 制御論理89は、その入力線に加わるタイ
ミング及び指示信号に応答して、種々の制御
信号を発生する。この制御論理89は詳細に
は図示されていない。むしろ、その論理機能
が詳細に説明されるので、当業者はラツチ及
びカウンタを含む論理回路を使用してこれと
同じものを容易に実現することができる。 8本の制御ビツト線91は制御論理89に
対しフレーム・ヘツダで受信された個々の制
御ビツト(例えばCS/P1/TK等)の2進
値を供給する。復号回路93は、制御バイト
の受信中にタイミング信号(TS)線85へ
供給される信号の制御下で受信線77からの
これらのビツト値を8本の線91へ個別に供
給する。 また復号回路93は線81にコード違反認
識(CV−R)信号を受取り、そして後続す
る4ビツトのデリミツタ指示を復号する。そ
の復号結果はデリミツタ指示線107に与え
られる。復号回路93は3本の信号線94を
介して制御論理89へ開始、終了及び異常終
了出力信号をそれぞれ供給する。 制御論理89は線95を介してタイマ83
へタイマ制御信号を供給し、かくてそのタイ
ミング信号シーケンスを受信情報へ適応させ
る。タイマ制御信号は(行先アドレスの後に
CS時間スロツト信号を生ぜしめるための)
CSフレーム指示、終了指示及び拡張バイト
指示を含む。 制御論理89からの他の出力信号はスイツ
チ制御線69を介してRIS37へ供給される
スイツチ制御信号であり、これは受信データ
の中継又はローカル出力データによる受信デ
ータの置換を行わしめるためのものである。 制御論理89とDTU13の間には、複数
の接続が設けられる。即ち、1対の受信コマ
ンド線97はPS受信コマンド及びCS受信コ
マンド用であり、4本の送信コマンド線99
はPSデータ・パケツト、CSデータ・ブロツ
ク、PS行先アドレス又はCS行先アドレスに
関する送信コマンド用であり、DTU13か
らの1本のパケツト/ブロツク終了線101
はデータ・パケツト又はデータ・ブロツク伝
送の終了を通知するためのものであり、1対
の送信要求線103はDTU13からPS送信
要求及びCS送信要求を転送するためのもの
であり、そしてDTU13からの1対のステ
ーシヨン許可線105はCS許可及びCS許可
解除の受信を制御論理89に通知するための
ものである。3本のデリミツタ指示線94も
また線107として、DTU13へ接続され
ているが、これは(終了デリミツタが受信さ
れるとき)受信されたデータ・パケツトの終
りを通知するか、異常終了条件を通知する
か、又は受信されたフレームの開始を通知す
るためのものである。 比較ユニツト108は、通過中の各フレー
ム・ヘツダの行先アドレスを受取るように、
線109によつてG1ゲート回路79の1出
力へ、またタイミング信号(TS)線85へ
接続される。G1ゲート回路79は制御論理
89から与えられる1対のゲート制御信号
GT1によつて制御される。これらのうち一
方のゲート制御信号GT1−1は行先アドレ
スが受信されるインターバル中に活勢となつ
て線77を線109へ接続し、他方のケート
制御信号GT1−2はフレームの情報フイー
ルド時間の間に活勢となつて線77を線11
0へ接続する。 比較ユニツト108の第2入力は、ローカ
ル・ステーシヨン・アドレスとの比較を可能
とするために、ローカル・アドレス・レジス
タ111へ接続される。比較ユニツト108
を制御論理89へ接続する出力線113は、
当該ステーシヨンのアドレスが受信されたと
き活勢となる。同様に、同報通信アドレスも
認識されうるが、説明を簡潔にするためにそ
の詳細は省略する。 直並列変換ユニツト及び入力バツフア11
5は、通過中フレームの情報フイールドから
受信データをビツト直列に受入れるために、
線110によつてG1ゲート回路79へ接続
される。直並列変換ユニツト及び入力バツフ
ア115はこれらのデータを並列バイトへ変
換し、そして8ビツト時間ごとに完全な1デ
ータ・バイトを8本の並列線117、即ち
DTU13のデータ・イン線117を介して
供給する。また直並列変換ユニツト及び入力
バツフア115は3本のデリミツタ指示線9
4へ接続され、これにより受信されたデリミ
ツタに起因するバツフア内容の転送を禁止す
る。 当該ステーシヨンからの8本の並列なデー
タ・アウト線119は、G2ゲート回路12
1へ接続される。G2ゲート回路121の第
2入力は並列の転送線122へ接続される。
G2ゲート回路121は、制御論理89から
1対のゲート制御線GT2を介して供給され
る信号によつて制御される。これらのうち、
一方のゲート制御線GT2−1は伝送フレー
ムの行先アドレス・インターバル及び情報フ
イールド・インターバルの間に活勢となつ
て、データ・アウト線119を並直列変換ユ
ニツト及び出力バツフア123の入力線へ接
続する。他方のゲート制御線GT2−2は線
122を並直列変換ユニツト及び出力バツフ
ア123の入力へ接続する。 並直列変換ユニツト及び出力バツフア12
3はDTU13からG2ゲート回路121を介
して並列アドレス又はデータ・バイトを受取
り、これらをビツト直列の形式で線125を
介してG3ゲート回路127の第1入力へ供
給する。G3ゲート回路127の他の2入力
はビツト・パターン発生器129へ接続さ
れ、該発生器は一方の線に“1”ビツトのス
トリームを連続的に供給し、他方の線に
“0”ビツトのストリームを連続的に供給す
る。3本のゲート制御線CT3は制御論理8
9からG3ゲート回路127へ制御信号を転
送することができる。このうち1つのゲート
制御線GT3−1は、当該ステーシヨンがPS
データ又はCSデータを伝送するとき及びヘ
ツダの制御バイト又はデリミツタが読取専用
記憶(ROS)135から読出されるとき、
行先アドレス及び情報フイールド・インター
バルの間に活勢となる。このゲート制御線は
線125を線131へ接続する。他の2つの
ゲート制御線GT3−2及びGT3−3は、
ビツト・パターン発生器129から線131
に“1”ビツト又は“0”ビツトのストリー
ムを選択的に供給するために付勢される。 ビツト・コーダ及びコード違反発生器13
3は、連続する“0”又は“1”ビツトを受
信するように、その1入力を線131へ接続
される。この発生器133は受信された各ビ
ツトを第2a図に従つて信号要素対(マンチ
エスタ・コード)へ変換し、これらの信号要
素対を線67、即ちRIS37へ接続されたデ
ータ・アウト線67へ供給する。発生器13
3の第2入力はコード違反送信(CV−T)
を受信すべく制御論理89へ接続され、該信
号はデリミツタに対するコード違反が伝送さ
れる時間に付勢される。この信号に応じて発
生器133は第2b図に示す如きコード違反
パターンを発生し、このパターンを連続する
4つのビツト期間の間にデータ・アウト線6
7へ加える。 またRAC39は小容量のROS135を含
み、これは伝送すべき完全なヘツダ制御バイ
ト並びに(コード違反によつて重ね書きされ
る)4つの“0”ビツト及び4つのデリミツ
タ指示ビツトから成るデリミツタ・バイトを
記憶する。伝送に必要な適当なヘツダ制御バ
イト又はデリミツタ・バイトを選択するため
に、ROS選択信号が並列線137を介して
転送される。選択されたバイトは線122を
介してG2ゲート回路121へ供給される。 B(4) CSモニタ23の詳細及び関連するRAC
39の詳細 前記したように、本実施例のCSモニタ2
3は通常のデータ端末ユニツト(DTU)に
CSモニタ機能のための或る回路を追加した
ものである。以下ではこの追加された回路だ
けが第10図に関連して説明される。 このCSモニタ23それ自体は周期的な回
線交換データを送信及び受信するものではな
く、非同期的なパケツト交換データのみを送
受するものと仮定した。かくて、CSモニタ
23とRAC39の間にあるCS制御及びデー
タ線は、CSモニタ機能のために使用するこ
とができる。 本節の最後の部分では、第9図を参照して
CSモニタ23に関連するRAC39の特有の
機能を説明する。 第10図に示すように、CSモニタ23に
はCSモニタ制御論理(CSMCL)139が設
けられる。CSMCL139によつて制御され
るのは、他のステーシヨンからのCS許可要
求及びCS許可リリース・メツセージの受信、
他のステーシヨンへのCS許可付与メツセー
ジ(又は許可を拒否する否定メツセージ)の
送信、CS許可ステーシヨンの数N(aut)の
更新、リング11に沿つた第1循環後に行わ
れるCSフレーム・ヘツダ及びCSスロツト列
の一部のバツフアリング(第1実施例のみ)
等である。このCSMCL139は以下に示す
機能及び一連の動作ステツプを検討すれば容
易に実現することができるので、その詳細は
省略する。 CS許可手順のための前記メツセージは
(許可すべき)各ステーシヨンとCSモニタ2
3の間で通常のPSフレームを介して交換さ
れる。これらのメツセージは次の如き形式を
有する。 (a) 通常のステーシヨンからCSモニタ23
へ: −CS許可要求メツセージ:PSフレーム・
ヘツダは行先アドレスとしてCSモニ
タ・アドレスを保持する。この情報フイ
ールドは2バイトを保持し、その一方の
バイトはそれを許可要求(後出)として
指定するメツセージ・タイプバイトであ
り、他方のバイトは要求ステーシヨンを
識別するアドレス・バイトである。 −CS許可リリース・メツセージ:メツセ
ージ・タイプがそれを許可リリース(後
出)として指定する点を除けば、許可要
求と同じ内容を有する。 (b) CSモニタ23から通常のステーシヨン
へ: −CS許可付与メツセージ:PSフレーム・
ヘツダは行先アドレスとして要求ステー
シヨンのアドレスを保持する。情報フイ
ールドはメツセージ・タイプ指示として
1バイトを保持し、それを許可付与メツ
セージとして指定する。 −CS許可拒否メツセージ:メツセージ・
タイプ・バイトが異なり且つこれを許可
拒絶として指定する点を除けば、許可付
与と同じ内容を有する。 −使用されるメツセージ・タイプ・バイ
ト: 0000 0001=許可要求 0000 0010=許可リリース 0000 0100=許可付与 0000 1000=許可拒否 メツセージ・タイプ・バイト中の未使用ビ
ツト(たとえば、上位4ビツト)は、要求さ
れ、付与され又はリリースされた情報をCS
帯域巾(たとえばCSスロツトの数)を通し
て伝えるために使用される。しかしながら、
この可能性は本実施例には包含されない。 もちろん他の形式も可能である。たとえ
ば、許可メツセージ・フレームはフレーム・
ヘツダ中で1へセツトされた優先順位ビツト
P2を有することができるし、付与及び拒否
メツセージは情報フイールド中の第2バイト
としてCSモニタ23のアドレスを保持する
ことができる。 CSMCL139には、関連するRAC39か
らのタイミング及び制御線、即ちタイミング
信号(TS)線85、受信コマンド線97、
送信コマンド線99、パケツト/ブロツク終
了線101、送信要求線103、及びデリミ
ツタ指示線107がそれぞれ接続される。
CSモニタ23はまたデータ・イン線117
及びデータ・アウト線119によつてその
RAC39へ接続される。 データ・イン線117は“CS要求/リリ
ースMTBバツフア及び信号機構”と呼ばれ
るユニツト145へ接続される。CSMCL1
39から線147に供給される“メツセー
ジ・タイプ・バイト(MTB)書込”制御信
号により、CS要求メツセージ又はCSリリー
ス・メツセージのメツセージ・タイプ・バイ
トは、他のステーシヨンから受信されたと
き、バツフアに記憶され且つ復号される。そ
の結果、線149の“CS要求”信号又は線
151の“CSリリース”信号がCSMCL13
9へ転送される。 データ・イン線117は“要求元アドレ
ス・バツフア”と呼ばれるユニツト153に
も接続される。このユニツト153中のアド
レスを取込むために、CSMCL139から線
155に供給される。“アドレス書込”信号
は要求メツセージ中の発信アドレスが受信さ
れるときに付勢される。このアドレスは
CSMCL139から線157に与えられる
“アドレス読出”信号によつてバイト単位で
リリースされうる。 データ・アウト線119は要求元アドレ
ス・バツフア153の出力へ接続され、かく
て線157の“アドレス読出”信号が付勢さ
れるとき記憶された要求元アドレスを行先ア
ドレスとしてCS許可メツセージに転送する。 またデータ・アウト線119は2つの標準
的なCS許可メツセージのために設けられた
ROS163(又は単に2つの読出専用レジ
スタ)の出力へ接続される。線165に生ぜ
られる2つの異なる“許可メツセージ読出”
信号は、ROS163からデータ・アウト線
119へ(伝送リング11への転送のため
に)、“許可付与”メツセージ又は“許可拒
否”メツセージをバイト単位で生ぜしめる。 メツセージ・タイプ・バイト及び要求元ア
ドレスのための書込制御信号は次のようにし
て生ぜられる。即ち、許可メツセージが受信
されるとき、RAC39から線97に与えら
れる“PSデータ・パケツト受信”信号が付
勢される。次いで、CSMCL139は2つの
連続するバイト・インターバルで線147の
“MTB書込”信号及び線155の“アドレ
ス書込”信号を付勢する。 許可メツセージを伝送するために、
CSMCL139は線103の“PS送信要求”
信号を付勢する。PSフレームが利用可能に
なると、RAC39はまず線99の“PS行先
アドレス送信”信号を付勢して線157の
“アドレス読出”信号を生ぜしめ、次いで
RAC39は線99の“PSデータパケツト送
信”信号を付勢して線165の一方の“許可
メツセージ読出”信号を生ぜしめる。 本発明の第1実施例では、CSスロツト列
バツフア167が設けられるが、これはCS
フレームの第1循環の後(該CSフレームの
終了デリミツタが送信され且つそのCSフレ
ーム・ヘツダが第2循環のためにリリースさ
れるまで)CSフレーム・ヘツダ及びCSスロ
ツトを記憶するためである。その入力はデー
タ・イン線117へ接続される。CSMCL1
39から線169に与えられる“CSスロツ
ト書込”制御信号が活勢であるとき、CSス
ロツト列バツフア167は連続的に受信され
るバイトを取込む。 このCSスロツト列バツフア167(及び
本節で説明される他のバツフア)は動的バツ
フア、又は先入れ先出し式バツフアである。
CSスロツト列バツフア167の出力はデー
タ・アウト線119へ接続される。CSMCL
139から線171に与えられる“CSスロ
ツト読出”信号が活勢であるとき、CSスロ
ツト列バツフア167の記憶データがその出
力にバイト単位でリリースされる。 以下で説明するように、線171の“CS
スロツト読出”信号及び線169の“CSス
ロツト書込”信号は両者ともに関連する
RAC39からのコマンドに応答して活勢と
なる。CSスロツト列バツフア167から
CSMCL139へ“バツフア空”信号を転送
するために、線172が設けられる。 レジスタ173は現に許可されているステ
ーシヨンの数N(aut)、即ち本発明に従つた
周期的な回線交換フレームの使用を許可され
ているステーシヨンの数を記憶する。レジス
タ173の内容、即ちN(aut)は線175を
介してCSMCL139へ与えられる。レジス
タ173の内容はCSMCL139からのそれ
ぞれの制御信号によつて増大又は減少されう
る。レジスタ173の内容は線177の信号
によつてゼロへリセツトされうる。 他のレジスタ179は許可されるステーシ
ヨンの可能な最大数N(max)を記憶するた
めに設けられる。ロード入力181はN
(max)の値を、たとえば手動的にセツトす
るために設けられる。 比較ユニツト183はレジスタ173及び
179へ接続され、それぞれの内容であるN
(aut)及びN(max)を比較してその2進結
果信号、N(aut)<N(max)又はN(aut)=
N(max)をCSMCL139に与える。 2ステージ・カウンタ及び比較ユニツト1
85はレジスタ173から線187を介して
N(aut)を受取るように接続される。このカ
ウンタはCSMCL139から線189に与え
られる制御信号によつて起動される。CSフ
レームの情報フイールド、即ちCSスロツト
列が開始する場合(これはRAC39から線
99を介してCSMCL139へ与えられる
“CSデータ・ブロツク送信”信号によつて通
知される)、これはN(列)=N(aut)×72の値
に達するまで(タイミング信号線85に与え
られる)各ビツト・クロツク・パルスによつ
て前進される。この値はN(aut)×CSスロツ
ト(各々9×8=72ビツト)の列に必要なビ
ツトの数であり、この値に達するとき、カウ
ンタ及び比較ユニツト185は線191を介
してCSMCL139へ停止信号を与える。こ
の結果、線101を介してRACへ通知信号
が与えられるので、終了デリミツタによつて
CSスロツト列が終了される。 前記したように、CSモニタ23に関連す
るRAC39は通常のステーシヨンに関連す
るRAC39とは異なる幾つかの機構を有す
る。 第9に示すように、通常のタイマ83に関
連してCSインターバル・タイマ87が新た
に設けられる。このCSインターバル・タイ
マ87は、その出力線88に制御論理89に
対するタイミング信号として、“CSインター
バル時間”信号を規則的に、たとえば1ミリ
秒ごとに供給する。このインターバル期間は
一定にすることができるし、或いはCSイン
ターバル・タイマ87の回路カードを交換し
たり又はそのスイツチを手動的にセツトして
選択可能にすることもできる。 このRAC39の制御論理89は次のよう
な特性を有する。 −“CSインターバル時間”信号の発生後に
次のフレーム・ヘツダが“P1”ビツト時
間に受信される場合、線69のスイツチ制
御信号及びゲート制御信号GT3−3が付
勢されて通過中のフレーム・ヘツダにある
優先順位ビツトP1を“1”へ変更させる。 −次の終了デリミツタが生ずる場合、まず線
69のスイツチ制御信号、線137の
ROS選択信号及びゲート制御信号GT2−
2/GT3−1が付勢され、次いでゲート
信号GT3−3又はGT3−2が付勢され
るので、CSフレーム・ヘツダ(CSビツト
=1、TKビツト=0)がリリースされ、
それに続いてアイドリング用の“0”ビツ
ト(第1実施例についてはCSスロツト列)
又はアイドリング用の“1”ビツト(第2
実施例については各CSフレームのシーケ
ンス)が生じられる。 −注:“CSインターバル時間”パルスの後に
CSモニタ23が通過中の次のPSフレー
ム・ヘツダに優先順位ビツトP1をセツト
する場合、CSモニタ23は一般にCSフレ
ーム・ヘツダをリリースすることができる
前にそれぞれのフレームの終了デリミツタ
が到着するまで待機しなければならない。
しかしながら、CSモニタ23がPSフレー
ム・ヘツダに優先順位ビツトをセツトしよ
うとする場合は、該CSモニタによつてTK
ビツト=0であるか否か、即ち当該フレー
ムが使用されていないか否かが検査され
る。もしそうであれば、CSモニタ23は
直ちにPSフレーム・ヘツダをCSフレー
ム・ヘツダによつて置換する(また以下で
説明するように、CSフレームに対する以
後の伝送及び切換動作を行う)。このこと
が可能となるのは、CSモニタ23のRAC
39に1バイトデータ・ストリームの遅延
があるからである。 制御論理89におけるその後の事象は実施
例のタイプに依存する。 (1) 第1実施例 −与えられた長さのスロツト列を得るため
に、以下の動作が行われる。情報フイール
ド、即ちCSスロツト列が(たとえば線9
9のうちの“CSデータ・ブロツク送信”
信号を介して)開始する場合、制御論理8
9は行先アドレス・フイールド時間の後に
CSモニタ23へ通知信号を送信する。
CSMCL139(第10図)は前記したよ
うにカウンタ185を開始させ、そして
(たとえば“パケツト/ブロツク終了”線
101を介して)RAC39の制御論理へ
カウンタ終了信号を戻す。このようなCS
スロツト列インターバルの終了時に、
RACの制御論理はROS135から終了デ
リミツタの伝送を生じさせる(CSフレー
ム・ヘツダがまだ再受信されていなけれ
ば、この後にアイドリング用の“1”ビツ
トを伝送させる)。 −CSフレーム・ヘツダがまだ1回も再受信
されていない場合、CSモニタ23の制御
論理139はRAC39から“CSデータ・
ブロツク受信”線97を介して線169の
“CSスロツト書込”信号を開始するように
通知され、そしてゲート制御信号GT1−
2が付勢されてヘツダ、行先アドレス・フ
イールド及びCSスロツト列のためにG1ゲ
ート79を開放させる。 −CSスロツト列の終了デリミツタが伝送さ
れる場合、CSモニタの制御論理139は
(RAC39による開始デリミツタのリリー
ス後に)“CSデータ・ブロツク送信”線9
9を介して(第2循環のために)線171
の“CSスロツト読出”信号を開始するよ
うに通知され、続いてゲート制御信号GT
2−1及びGT3−1がデータ・アウト線
119からのデータに対するG2ゲート1
21及びG3ゲート127を開放するよう
に付勢される。 (a) もし終了デリミツタの伝送前にCSフ
レーム・ヘツダが受信されるならば、
(第2循環用のCSフレームは第1循環用
のCSフレークの終了デリミツタに直ち
に後続するので)アイドリング用の
“1”は伝送されない。 (b) もしCSフレーム・ヘツダが受信され
る前に終了デリミツタが伝送されるなら
ば、アイドリング用の“1”が伝送され
るけれども、(CSスロツト列バツフア1
67におけるバツフアリングは必要ない
ので)線169の“CSスロツト書込”
信号及び線171の“CSスロツト読出”
信号のどちらも付勢されない。そのかわ
りに、開始デリミツタが最初に受信され
る場合、線69のスイツチ制御信号が付
勢されて受信データを反復(中継)させ
る。 −CSフレーム・ヘツダが2回目に受信され
る場合、制御論理89によつて発生される
制御信号は現在の状況に依存する。 (a) もしスロツト列がループ遅延より長
く、しかも受信された信号がスロツト列
バツフア167へ読込まれているなら
ば、CSモニタ23の制御論理139は
(線97の“CSデータ・ブロツク受信”
信号を脱勢することによつて)線169
の“CSスロツト書込”信号を停止させ
るように通知される。 CSスロツト列バツフア167の読出
しが継続し、そして(スロツト列の最後
のスロツトを読出した後)該バツフアが
空になると、線172のバツフア空信号
は制御論理139に作用して該バツフア
に対する線171の“CSスロツト読出”
信号を停止させ、また線101を介して
RACへ終了指示信号を転送させる。こ
の時点で、諸制御信号が発生され、これ
により終了デリミツタ、開始デリミツ
タ、通常のPSフレーム・ヘツダ及びそ
れに続くアイドリング用の“1”が伝送
される。次いで、このCSスロツト列の
終了デリミツタが受信される場合、アイ
ドリング用の“1”が停止され、そして
線69のスイツチ制御信号は受信データ
信号を反復するように変更される。 (b) もしスロツト列がループの遅延より短
かく、しかもバツフアリングが行われて
いなければ(受信データが直ちに反復さ
れる)、CSフレーム・ヘツダを通常の
PSフレーム・ヘツダで置換し、この後
にアイドリング用の“1”を伝送するた
めに諸制御信号が発生される。終了デリ
ミツタが受信される場合、線69のスイ
ツチ制御信号は(アイドリング用の
“1”ビツトを送信するかわりに)受信
データ信号を反復するように変更され
る。 (2) 第2実施例 −CSフレームの開始デリミツタが最初に受
信される場合、RAC39中の制御信号は
受信データ信号を反復するために線69の
スイツチ制御信号を変更させる。 −自由トークン指示を有するCSフレーム・
ヘツダが受信される場合、CSフレーム・
ヘツダを通常のPSフレーム・ヘツダで置
換し且つそれに続いてアイドリング用の
“1”ビツトを伝送するためにRAC39に
よつて諸制御信号が発生される。次いで、
(PSフレーム・ヘツダに先行する)開始デ
リミツタが受信される場合、RAC39か
ら線69に生ぜられるスイツチ制御信号は
反復を行う(アイドリング用の“1”ビツ
トの伝送を停止)ように変更される。 B(5) タイマ83によつて発生されるタイミン
グ信号 第11A図及び第11B図は、タイマ83
によつて発生される種々のタイミング信号
TSの関係を示す。 タイマ83はデータ・ストリームから抽出
されたビツト・クロツクを線73及び81を
介して受取り、また開始デリミツタのコード
違反が認識されたとき、パルスを受取る。ま
たタイマ83は、制御論理89から線95を
介して(a)必要とされるヘツダ拡張バイトのタ
イミング、(b)データ・パケツト/データ・ブ
ロツクの終了、(c)受信されたCSフレームを
受取る。 第11A図は各フレームごとに発生される
タイミング信号として、バイト・クロツク、
ヘツダ時間(2又は3バイト)、CS/P1/
P2/TK/EX/MC/RS/RS(ヘツダの第
1バイト中にある各1ビツト・パルス)、拡
張バイト時間(オプシヨン・1バイト)、行
先アドレス時間(1バイト)、情報フイール
ド時間(可変長、行先アドレスの終了ととも
に開始し且つ制御論理89から終了信号が受
取られるときに終了する)をそれぞれ示して
いる。もしヘツダ拡張バイト時間信号が付勢
されるならば、行先アドレス時間及び情報フ
イールド時間の開始点は1バイト期間だけシ
フトされる。 第11B図はCSスロツト列における諸フ
イールドを区別するための追加のタイミング
信号として、F/B時間(1ビツト・パル
ス)、行先アドレス・フイールド時間(1バ
イト−最上位ビツト)、CSデータ・ブロツ
ク・フイールド時間(8バイト)をそれぞれ
示している。これらの信号は反復され、情報
フイールド時間信号と同じ時間期間にわたつ
て活勢である。しかしながら、これらの信号
が発生されるのは、(制御論理89から線9
5を介して通知されるように)CSフレー
ム・ヘツダが受信される場合だけである。
これらの線を介して伝送されるデータ・コ
マンド及び制御信号の詳細については、以下
の節で説明する。 RIS37の機能 −ステーシヨンをバイパスするか(リング閉
鎖)又はリング・アダプタRA及びステー
シヨンをリングへ接続する(ステーシヨン
挿入)。 −リング11と信号を授受する。 −受信データ信号をRAC39へ転送する。 −受信データ信号からビツト・クロツクを引
出し、RAC39へクロツク信号を供給す
る。 −受信データ・ストリームを1ビツト期間
(クロツクされた1ビツト・バツフアで)
遅延させる。 −リング・モニタ21及びCSモニタ23に
ついては、遅延量は1ビツトではなく8ビ
ツト(1バイト)である。 −受信され且つ遅延されたデータ・ストリー
ムを通過させるか、又はDTU/RACから
のデータを送信機を介してリング11へ転
送させる。 RAC39の機能 −受信データ・ストリーム中のデリミツタ
(開始、終了、異常終了)を認識し、それ
ぞれのデリミツタ指示信号をDTU13へ
供給する。 −(リング11上で使用される)マンチエス
タ・コードのデータを(DTU13で使用
される)2進コードへ変換し、その逆も同
様。 −入来データ・ストリームを並列化し、出デ
ータ・ストリームを直列化する(1入力バ
イト及び1出力バイトをバツフアする)。 −フレーム・ヘツダ・バイト及び制御ビツト
を区別し、フレーム中の情報フイールド及
び情報フイールド中のバイトを区別する。 −CSスロツトを区別し且つ該スロツト中の
F/Bビツト、行先アドレス及びデータ・
バイトのフイールドを区別する(*1)。 −RAC39及びDTU13のためのタイミン
グ/制御信号を発生する。 −フレーム・ヘツダの制御ビツト(CS、P1、
P2、TK、等)をテストし、それぞれの制
御信号を発生する。 −DTU13からの“送信要求”が活勢であ
ればトークン・ビツト(TK又はF/Bビ
ツト)を反転する。 −RIS37のためのスイツチ制御信号を発生
する。 −RIS37からDTU13へ入来データを転
送し、DTU13からRIS37へ出データ
を転送する。 −フレーム又はCSスロツトを獲得した後ス
テーシヨンへ“送信”コマンドを供給する
(*1)。 −行先アドレスをそれ自体のステーシヨン・
アドレス(及び同報通信アドレス)と比較
する。 −アドレスが一致すればステーシヨンへ“受
信”コマンドを供給する。 −データ伝送の終了時に終了デリミツタを伝
送する。 −重要なエラーの場合には異常終了デリミツ
タを伝送して現フレームをキヤンセルす
る。 −(開始デリミツタによつて先行された)新
しいPSヘツダを伝送するか、又は(開始
デリミツタによつて先行された)新しい
CSヘツダを伝送する(*2)。 −これは終了デリミツタを伝送した後、又は
それ自体のフレーム・ヘツダを受信したと
きの(いずれか遅い方の)適当な時間に行
われる。しかし、循環中のそれ自体のフレ
ーム・ヘツダに優先順位ビツトP1がセツ
トされているならば、新しいPSフレー
ム・ヘツダはリリースされない。 −同期を維持するためにアイドリング用の複
数の“1”ビツトを伝送する。 −これは優先順位ビツトP1をヘツダにセツ
トされているフレームの終了デリミツタを
伝送した後に行われるか、又は −任意のフレームの終了デリミツタを伝送し
た後で、しかもそのフレーム・ヘツダが同
じステーシヨンによつて再び受信されるま
でに行われる。 注:前記の信号(*1)及び(*2)は次の
意味を有する。 (*1):この機能は第1実施例についての
み提供される。 (*2):この機能は第2実施例についての
み提供される。 CSモニタ23の付加的な機能 RAC39において: −周期的なCSインターバルのためのタイ
ミング信号(“CSインターバル時間”パ
ルス)を発生する。 −各CSインターバル時間パルスの後にTK
ビツト=1を有する第1循環中のフレー
ム・ヘツダに優先順位ビツトP1をセツ
トする。 −現フレームの終了デリミツタが受信され
るとき、又はCSインターバル時間パル
スの後にTKビツト=0を有するフレー
ム・ヘツダが受信されるとき(開始デリ
ミツタによつて先行される)CSフレー
ム・ヘツダを発行する。 −(1+m)×8×N(aut)個のCSスロツ
トをカウントし、次いで終了デリミツタ
を伝送する。 −フレーム・ヘツダと終了デリミツタの間
で複数の“0”ビツトを伝送する(*
1)。 −フレーム・ヘツダの後に複数の“1”ビ
ツトのシーケンスを伝送する。 −(開始デリミツタによつて先行される)
新しいPSフレーム・ヘツダを発行する。 −これはCSヘツダが2回目に受信される
とき、即ちCSスロツト列の第2循環の
終りに行われる(*1)。 −或いは自由トークン指示(TKビツト=
0)を有するCSヘツダが受信されると
きに行われる(*2)。 CSモニタ23において: −N(max)及びN(aut)の値を維持す
る。 −CS要求メツセージを受諾する。 −N(max)及びN(aut)を比較し、N
(aut)が依然としてN(max)より小さ
ければN(aut)を増加させ且つ(要求ス
テーシヨンへアドレスされた)付与メツ
セージを伝送する。既にN(aut)=N
(max)であれば否定メツセージを伝送
する。 諾 −CSリリース・メツセージを受諾し且つ
N(aut)を減少させる。 −CSフレーム・ヘツダ及びCSスロツト列
が第1循環された後で、しかもこれらが
第2循環のために再伝送される前に、
CSフレーム・ヘツダ及びCSスロツト列
の一部をバツフアする(*1)。 DTU13の機能 注:以下には、PSデータ・パケツト及びCS
データ・ブロツクのためにDTU13と
RAC39の間で行われる情報交換に関係
する機能のみがリストされている。 −出PSデータ・パケツトをバツフアする。 出CSデータ・ブロツクをバツフアする。 PS行先アドレスをバツフアする。 CS行先アドレスをバツフアする。 −RAC39からそれぞれの“送信”コマン
ド信号を受信するとき、バツフアされた情
報をバイト直列に供給する。 −入来PSデータ・パケツトをバツフアする。 入来CSデータ・ブロツクをバツフアす
る。 −RAC39から“受信”コマンド信号を受
信するとき、それぞれの情報をバツフアへ
書込む。 −CS許可要求メツセージをCSモニタ23へ
送信する。 −CSモニタ23からのCS許可付与メツセー
ジを受信する。 −CSモニタ23へCS許可リリース・メツセ
ージを送信する。 −CS許可信号をRAC39へ伝送する;CS許
可解除信号をRAC39へ伝送する。 −RAC39へのPS送信要求信号を付勢す
る;RAC39へのCS送信要求信号を付勢
する。 B(2) RIS37の詳細 第8図はリング挿入スイツチ(RIS)37
の詳細を示す。これは第1のバイパス・スイ
ツチ(BS1)51及び第2のバイパス・スイ
ツチ(BS2)53を含み、これらのスイツチ
はリング11の入来及び出枝路をバイパス枝
路55によつて直接に相互接続することがで
きる。スイツチ51及び53は手動スイツチ
でよいが電子制御スイツチをも使用すること
ができる。 スイツチ51がその第2位置にあると、こ
れはリング11の入来枝路を受信機57へ接
続する。この受信機57の出力線59は第7
図に図示されたデータ・イン線59であり、
データをRAC39へ転送する。データ・イ
ン線59は1ビツトの遅延ユニツト61(ク
ロツクされる1ビツト・バツフア)の入力に
も接続される。前記したように、モニタ21
及び23のためのRISでは、遅延ユニツト6
1は8ビツトの容量(8ビツトの遅延)を有
する。遅延ユニツト61の出力は他の2位置
スイツチ63によつて送信機65へ接続され
る。この送信機65の出力はスイツチ53の
第2位置を介してリング11の出枝路へ接続
されうる。 スイツチ63の第2位置は線67へ接続さ
れる。第7図に示すように、線67はRAC
39からのデータ・アウト67線である。ス
イツチ63のセツテイングはRAC39から
スイツチ制御線69に与えられる信号によつ
て制御される。 データ・イン線59にはクロツク抽出回路
71も接続される。この回路71は受信信号
パターンからビツト・クロツクを抽出し、こ
の信号をビツト・クロツク線73を介して
RAC39へ供給する。ビツト・クロツク線
73は遅延ユニツト61へ接続される。 B(3) RAC39の詳細 第9図はRAC39の詳細ブロツク図であ
る。 ビツト認識及びコード違反検出ユニツト7
5は、データ・イン線59及びビツトクロツ
ク線73へ接続される。このユニツト75が
信号要素対‘10'を受信したときはその出力
線77に“0”ビツトを表わす信号が供給さ
れ、信号要素対‘01'を受信したときは“1”
ビツトを表わす信号が供給される。これらの
ビツト信号は、以下で説明するようにG1デ
ート回路79を通して利用回路及びDTU1
3へ転送される。 しかしながら、もしコード違反‘
01″11″00″01'がユニツト75によつて認識さ
れるならば、タイマ83を起動するために線
81に制御パルスが供給される。またタイマ
83はビツト・クロツク線73からビツト・
クロツク信号を受取り、そしてタイミング信
号(TS)線85を介して他の幾つかの機能
ユニツトへ必要なすべてのタイミング信号を
供給する。タイマ83は複数のカウンタ及び
複数の論理ゲートから成る。発生されたタイ
ミング信号は、第11図に関連して以下のB
(5)節で説明する。 タイマ83の拡張部であるCSインターバ
ル・タイマ87は、CSモニタ23のための
RAC39にのみ設置する必要がある。これ
についてはB(4)節で説明する。 制御論理89は、その入力線に加わるタイ
ミング及び指示信号に応答して、種々の制御
信号を発生する。この制御論理89は詳細に
は図示されていない。むしろ、その論理機能
が詳細に説明されるので、当業者はラツチ及
びカウンタを含む論理回路を使用してこれと
同じものを容易に実現することができる。 8本の制御ビツト線91は制御論理89に
対しフレーム・ヘツダで受信された個々の制
御ビツト(例えばCS/P1/TK等)の2進
値を供給する。復号回路93は、制御バイト
の受信中にタイミング信号(TS)線85へ
供給される信号の制御下で受信線77からの
これらのビツト値を8本の線91へ個別に供
給する。 また復号回路93は線81にコード違反認
識(CV−R)信号を受取り、そして後続す
る4ビツトのデリミツタ指示を復号する。そ
の復号結果はデリミツタ指示線107に与え
られる。復号回路93は3本の信号線94を
介して制御論理89へ開始、終了及び異常終
了出力信号をそれぞれ供給する。 制御論理89は線95を介してタイマ83
へタイマ制御信号を供給し、かくてそのタイ
ミング信号シーケンスを受信情報へ適応させ
る。タイマ制御信号は(行先アドレスの後に
CS時間スロツト信号を生ぜしめるための)
CSフレーム指示、終了指示及び拡張バイト
指示を含む。 制御論理89からの他の出力信号はスイツ
チ制御線69を介してRIS37へ供給される
スイツチ制御信号であり、これは受信データ
の中継又はローカル出力データによる受信デ
ータの置換を行わしめるためのものである。 制御論理89とDTU13の間には、複数
の接続が設けられる。即ち、1対の受信コマ
ンド線97はPS受信コマンド及びCS受信コ
マンド用であり、4本の送信コマンド線99
はPSデータ・パケツト、CSデータ・ブロツ
ク、PS行先アドレス又はCS行先アドレスに
関する送信コマンド用であり、DTU13か
らの1本のパケツト/ブロツク終了線101
はデータ・パケツト又はデータ・ブロツク伝
送の終了を通知するためのものであり、1対
の送信要求線103はDTU13からPS送信
要求及びCS送信要求を転送するためのもの
であり、そしてDTU13からの1対のステ
ーシヨン許可線105はCS許可及びCS許可
解除の受信を制御論理89に通知するための
ものである。3本のデリミツタ指示線94も
また線107として、DTU13へ接続され
ているが、これは(終了デリミツタが受信さ
れるとき)受信されたデータ・パケツトの終
りを通知するか、異常終了条件を通知する
か、又は受信されたフレームの開始を通知す
るためのものである。 比較ユニツト108は、通過中の各フレー
ム・ヘツダの行先アドレスを受取るように、
線109によつてG1ゲート回路79の1出
力へ、またタイミング信号(TS)線85へ
接続される。G1ゲート回路79は制御論理
89から与えられる1対のゲート制御信号
GT1によつて制御される。これらのうち一
方のゲート制御信号GT1−1は行先アドレ
スが受信されるインターバル中に活勢となつ
て線77を線109へ接続し、他方のケート
制御信号GT1−2はフレームの情報フイー
ルド時間の間に活勢となつて線77を線11
0へ接続する。 比較ユニツト108の第2入力は、ローカ
ル・ステーシヨン・アドレスとの比較を可能
とするために、ローカル・アドレス・レジス
タ111へ接続される。比較ユニツト108
を制御論理89へ接続する出力線113は、
当該ステーシヨンのアドレスが受信されたと
き活勢となる。同様に、同報通信アドレスも
認識されうるが、説明を簡潔にするためにそ
の詳細は省略する。 直並列変換ユニツト及び入力バツフア11
5は、通過中フレームの情報フイールドから
受信データをビツト直列に受入れるために、
線110によつてG1ゲート回路79へ接続
される。直並列変換ユニツト及び入力バツフ
ア115はこれらのデータを並列バイトへ変
換し、そして8ビツト時間ごとに完全な1デ
ータ・バイトを8本の並列線117、即ち
DTU13のデータ・イン線117を介して
供給する。また直並列変換ユニツト及び入力
バツフア115は3本のデリミツタ指示線9
4へ接続され、これにより受信されたデリミ
ツタに起因するバツフア内容の転送を禁止す
る。 当該ステーシヨンからの8本の並列なデー
タ・アウト線119は、G2ゲート回路12
1へ接続される。G2ゲート回路121の第
2入力は並列の転送線122へ接続される。
G2ゲート回路121は、制御論理89から
1対のゲート制御線GT2を介して供給され
る信号によつて制御される。これらのうち、
一方のゲート制御線GT2−1は伝送フレー
ムの行先アドレス・インターバル及び情報フ
イールド・インターバルの間に活勢となつ
て、データ・アウト線119を並直列変換ユ
ニツト及び出力バツフア123の入力線へ接
続する。他方のゲート制御線GT2−2は線
122を並直列変換ユニツト及び出力バツフ
ア123の入力へ接続する。 並直列変換ユニツト及び出力バツフア12
3はDTU13からG2ゲート回路121を介
して並列アドレス又はデータ・バイトを受取
り、これらをビツト直列の形式で線125を
介してG3ゲート回路127の第1入力へ供
給する。G3ゲート回路127の他の2入力
はビツト・パターン発生器129へ接続さ
れ、該発生器は一方の線に“1”ビツトのス
トリームを連続的に供給し、他方の線に
“0”ビツトのストリームを連続的に供給す
る。3本のゲート制御線CT3は制御論理8
9からG3ゲート回路127へ制御信号を転
送することができる。このうち1つのゲート
制御線GT3−1は、当該ステーシヨンがPS
データ又はCSデータを伝送するとき及びヘ
ツダの制御バイト又はデリミツタが読取専用
記憶(ROS)135から読出されるとき、
行先アドレス及び情報フイールド・インター
バルの間に活勢となる。このゲート制御線は
線125を線131へ接続する。他の2つの
ゲート制御線GT3−2及びGT3−3は、
ビツト・パターン発生器129から線131
に“1”ビツト又は“0”ビツトのストリー
ムを選択的に供給するために付勢される。 ビツト・コーダ及びコード違反発生器13
3は、連続する“0”又は“1”ビツトを受
信するように、その1入力を線131へ接続
される。この発生器133は受信された各ビ
ツトを第2a図に従つて信号要素対(マンチ
エスタ・コード)へ変換し、これらの信号要
素対を線67、即ちRIS37へ接続されたデ
ータ・アウト線67へ供給する。発生器13
3の第2入力はコード違反送信(CV−T)
を受信すべく制御論理89へ接続され、該信
号はデリミツタに対するコード違反が伝送さ
れる時間に付勢される。この信号に応じて発
生器133は第2b図に示す如きコード違反
パターンを発生し、このパターンを連続する
4つのビツト期間の間にデータ・アウト線6
7へ加える。 またRAC39は小容量のROS135を含
み、これは伝送すべき完全なヘツダ制御バイ
ト並びに(コード違反によつて重ね書きされ
る)4つの“0”ビツト及び4つのデリミツ
タ指示ビツトから成るデリミツタ・バイトを
記憶する。伝送に必要な適当なヘツダ制御バ
イト又はデリミツタ・バイトを選択するため
に、ROS選択信号が並列線137を介して
転送される。選択されたバイトは線122を
介してG2ゲート回路121へ供給される。 B(4) CSモニタ23の詳細及び関連するRAC
39の詳細 前記したように、本実施例のCSモニタ2
3は通常のデータ端末ユニツト(DTU)に
CSモニタ機能のための或る回路を追加した
ものである。以下ではこの追加された回路だ
けが第10図に関連して説明される。 このCSモニタ23それ自体は周期的な回
線交換データを送信及び受信するものではな
く、非同期的なパケツト交換データのみを送
受するものと仮定した。かくて、CSモニタ
23とRAC39の間にあるCS制御及びデー
タ線は、CSモニタ機能のために使用するこ
とができる。 本節の最後の部分では、第9図を参照して
CSモニタ23に関連するRAC39の特有の
機能を説明する。 第10図に示すように、CSモニタ23に
はCSモニタ制御論理(CSMCL)139が設
けられる。CSMCL139によつて制御され
るのは、他のステーシヨンからのCS許可要
求及びCS許可リリース・メツセージの受信、
他のステーシヨンへのCS許可付与メツセー
ジ(又は許可を拒否する否定メツセージ)の
送信、CS許可ステーシヨンの数N(aut)の
更新、リング11に沿つた第1循環後に行わ
れるCSフレーム・ヘツダ及びCSスロツト列
の一部のバツフアリング(第1実施例のみ)
等である。このCSMCL139は以下に示す
機能及び一連の動作ステツプを検討すれば容
易に実現することができるので、その詳細は
省略する。 CS許可手順のための前記メツセージは
(許可すべき)各ステーシヨンとCSモニタ2
3の間で通常のPSフレームを介して交換さ
れる。これらのメツセージは次の如き形式を
有する。 (a) 通常のステーシヨンからCSモニタ23
へ: −CS許可要求メツセージ:PSフレーム・
ヘツダは行先アドレスとしてCSモニ
タ・アドレスを保持する。この情報フイ
ールドは2バイトを保持し、その一方の
バイトはそれを許可要求(後出)として
指定するメツセージ・タイプバイトであ
り、他方のバイトは要求ステーシヨンを
識別するアドレス・バイトである。 −CS許可リリース・メツセージ:メツセ
ージ・タイプがそれを許可リリース(後
出)として指定する点を除けば、許可要
求と同じ内容を有する。 (b) CSモニタ23から通常のステーシヨン
へ: −CS許可付与メツセージ:PSフレーム・
ヘツダは行先アドレスとして要求ステー
シヨンのアドレスを保持する。情報フイ
ールドはメツセージ・タイプ指示として
1バイトを保持し、それを許可付与メツ
セージとして指定する。 −CS許可拒否メツセージ:メツセージ・
タイプ・バイトが異なり且つこれを許可
拒絶として指定する点を除けば、許可付
与と同じ内容を有する。 −使用されるメツセージ・タイプ・バイ
ト: 0000 0001=許可要求 0000 0010=許可リリース 0000 0100=許可付与 0000 1000=許可拒否 メツセージ・タイプ・バイト中の未使用ビ
ツト(たとえば、上位4ビツト)は、要求さ
れ、付与され又はリリースされた情報をCS
帯域巾(たとえばCSスロツトの数)を通し
て伝えるために使用される。しかしながら、
この可能性は本実施例には包含されない。 もちろん他の形式も可能である。たとえ
ば、許可メツセージ・フレームはフレーム・
ヘツダ中で1へセツトされた優先順位ビツト
P2を有することができるし、付与及び拒否
メツセージは情報フイールド中の第2バイト
としてCSモニタ23のアドレスを保持する
ことができる。 CSMCL139には、関連するRAC39か
らのタイミング及び制御線、即ちタイミング
信号(TS)線85、受信コマンド線97、
送信コマンド線99、パケツト/ブロツク終
了線101、送信要求線103、及びデリミ
ツタ指示線107がそれぞれ接続される。
CSモニタ23はまたデータ・イン線117
及びデータ・アウト線119によつてその
RAC39へ接続される。 データ・イン線117は“CS要求/リリ
ースMTBバツフア及び信号機構”と呼ばれ
るユニツト145へ接続される。CSMCL1
39から線147に供給される“メツセー
ジ・タイプ・バイト(MTB)書込”制御信
号により、CS要求メツセージ又はCSリリー
ス・メツセージのメツセージ・タイプ・バイ
トは、他のステーシヨンから受信されたと
き、バツフアに記憶され且つ復号される。そ
の結果、線149の“CS要求”信号又は線
151の“CSリリース”信号がCSMCL13
9へ転送される。 データ・イン線117は“要求元アドレ
ス・バツフア”と呼ばれるユニツト153に
も接続される。このユニツト153中のアド
レスを取込むために、CSMCL139から線
155に供給される。“アドレス書込”信号
は要求メツセージ中の発信アドレスが受信さ
れるときに付勢される。このアドレスは
CSMCL139から線157に与えられる
“アドレス読出”信号によつてバイト単位で
リリースされうる。 データ・アウト線119は要求元アドレ
ス・バツフア153の出力へ接続され、かく
て線157の“アドレス読出”信号が付勢さ
れるとき記憶された要求元アドレスを行先ア
ドレスとしてCS許可メツセージに転送する。 またデータ・アウト線119は2つの標準
的なCS許可メツセージのために設けられた
ROS163(又は単に2つの読出専用レジ
スタ)の出力へ接続される。線165に生ぜ
られる2つの異なる“許可メツセージ読出”
信号は、ROS163からデータ・アウト線
119へ(伝送リング11への転送のため
に)、“許可付与”メツセージ又は“許可拒
否”メツセージをバイト単位で生ぜしめる。 メツセージ・タイプ・バイト及び要求元ア
ドレスのための書込制御信号は次のようにし
て生ぜられる。即ち、許可メツセージが受信
されるとき、RAC39から線97に与えら
れる“PSデータ・パケツト受信”信号が付
勢される。次いで、CSMCL139は2つの
連続するバイト・インターバルで線147の
“MTB書込”信号及び線155の“アドレ
ス書込”信号を付勢する。 許可メツセージを伝送するために、
CSMCL139は線103の“PS送信要求”
信号を付勢する。PSフレームが利用可能に
なると、RAC39はまず線99の“PS行先
アドレス送信”信号を付勢して線157の
“アドレス読出”信号を生ぜしめ、次いで
RAC39は線99の“PSデータパケツト送
信”信号を付勢して線165の一方の“許可
メツセージ読出”信号を生ぜしめる。 本発明の第1実施例では、CSスロツト列
バツフア167が設けられるが、これはCS
フレームの第1循環の後(該CSフレームの
終了デリミツタが送信され且つそのCSフレ
ーム・ヘツダが第2循環のためにリリースさ
れるまで)CSフレーム・ヘツダ及びCSスロ
ツトを記憶するためである。その入力はデー
タ・イン線117へ接続される。CSMCL1
39から線169に与えられる“CSスロツ
ト書込”制御信号が活勢であるとき、CSス
ロツト列バツフア167は連続的に受信され
るバイトを取込む。 このCSスロツト列バツフア167(及び
本節で説明される他のバツフア)は動的バツ
フア、又は先入れ先出し式バツフアである。
CSスロツト列バツフア167の出力はデー
タ・アウト線119へ接続される。CSMCL
139から線171に与えられる“CSスロ
ツト読出”信号が活勢であるとき、CSスロ
ツト列バツフア167の記憶データがその出
力にバイト単位でリリースされる。 以下で説明するように、線171の“CS
スロツト読出”信号及び線169の“CSス
ロツト書込”信号は両者ともに関連する
RAC39からのコマンドに応答して活勢と
なる。CSスロツト列バツフア167から
CSMCL139へ“バツフア空”信号を転送
するために、線172が設けられる。 レジスタ173は現に許可されているステ
ーシヨンの数N(aut)、即ち本発明に従つた
周期的な回線交換フレームの使用を許可され
ているステーシヨンの数を記憶する。レジス
タ173の内容、即ちN(aut)は線175を
介してCSMCL139へ与えられる。レジス
タ173の内容はCSMCL139からのそれ
ぞれの制御信号によつて増大又は減少されう
る。レジスタ173の内容は線177の信号
によつてゼロへリセツトされうる。 他のレジスタ179は許可されるステーシ
ヨンの可能な最大数N(max)を記憶するた
めに設けられる。ロード入力181はN
(max)の値を、たとえば手動的にセツトす
るために設けられる。 比較ユニツト183はレジスタ173及び
179へ接続され、それぞれの内容であるN
(aut)及びN(max)を比較してその2進結
果信号、N(aut)<N(max)又はN(aut)=
N(max)をCSMCL139に与える。 2ステージ・カウンタ及び比較ユニツト1
85はレジスタ173から線187を介して
N(aut)を受取るように接続される。このカ
ウンタはCSMCL139から線189に与え
られる制御信号によつて起動される。CSフ
レームの情報フイールド、即ちCSスロツト
列が開始する場合(これはRAC39から線
99を介してCSMCL139へ与えられる
“CSデータ・ブロツク送信”信号によつて通
知される)、これはN(列)=N(aut)×72の値
に達するまで(タイミング信号線85に与え
られる)各ビツト・クロツク・パルスによつ
て前進される。この値はN(aut)×CSスロツ
ト(各々9×8=72ビツト)の列に必要なビ
ツトの数であり、この値に達するとき、カウ
ンタ及び比較ユニツト185は線191を介
してCSMCL139へ停止信号を与える。こ
の結果、線101を介してRACへ通知信号
が与えられるので、終了デリミツタによつて
CSスロツト列が終了される。 前記したように、CSモニタ23に関連す
るRAC39は通常のステーシヨンに関連す
るRAC39とは異なる幾つかの機構を有す
る。 第9に示すように、通常のタイマ83に関
連してCSインターバル・タイマ87が新た
に設けられる。このCSインターバル・タイ
マ87は、その出力線88に制御論理89に
対するタイミング信号として、“CSインター
バル時間”信号を規則的に、たとえば1ミリ
秒ごとに供給する。このインターバル期間は
一定にすることができるし、或いはCSイン
ターバル・タイマ87の回路カードを交換し
たり又はそのスイツチを手動的にセツトして
選択可能にすることもできる。 このRAC39の制御論理89は次のよう
な特性を有する。 −“CSインターバル時間”信号の発生後に
次のフレーム・ヘツダが“P1”ビツト時
間に受信される場合、線69のスイツチ制
御信号及びゲート制御信号GT3−3が付
勢されて通過中のフレーム・ヘツダにある
優先順位ビツトP1を“1”へ変更させる。 −次の終了デリミツタが生ずる場合、まず線
69のスイツチ制御信号、線137の
ROS選択信号及びゲート制御信号GT2−
2/GT3−1が付勢され、次いでゲート
信号GT3−3又はGT3−2が付勢され
るので、CSフレーム・ヘツダ(CSビツト
=1、TKビツト=0)がリリースされ、
それに続いてアイドリング用の“0”ビツ
ト(第1実施例についてはCSスロツト列)
又はアイドリング用の“1”ビツト(第2
実施例については各CSフレームのシーケ
ンス)が生じられる。 −注:“CSインターバル時間”パルスの後に
CSモニタ23が通過中の次のPSフレー
ム・ヘツダに優先順位ビツトP1をセツト
する場合、CSモニタ23は一般にCSフレ
ーム・ヘツダをリリースすることができる
前にそれぞれのフレームの終了デリミツタ
が到着するまで待機しなければならない。
しかしながら、CSモニタ23がPSフレー
ム・ヘツダに優先順位ビツトをセツトしよ
うとする場合は、該CSモニタによつてTK
ビツト=0であるか否か、即ち当該フレー
ムが使用されていないか否かが検査され
る。もしそうであれば、CSモニタ23は
直ちにPSフレーム・ヘツダをCSフレー
ム・ヘツダによつて置換する(また以下で
説明するように、CSフレームに対する以
後の伝送及び切換動作を行う)。このこと
が可能となるのは、CSモニタ23のRAC
39に1バイトデータ・ストリームの遅延
があるからである。 制御論理89におけるその後の事象は実施
例のタイプに依存する。 (1) 第1実施例 −与えられた長さのスロツト列を得るため
に、以下の動作が行われる。情報フイール
ド、即ちCSスロツト列が(たとえば線9
9のうちの“CSデータ・ブロツク送信”
信号を介して)開始する場合、制御論理8
9は行先アドレス・フイールド時間の後に
CSモニタ23へ通知信号を送信する。
CSMCL139(第10図)は前記したよ
うにカウンタ185を開始させ、そして
(たとえば“パケツト/ブロツク終了”線
101を介して)RAC39の制御論理へ
カウンタ終了信号を戻す。このようなCS
スロツト列インターバルの終了時に、
RACの制御論理はROS135から終了デ
リミツタの伝送を生じさせる(CSフレー
ム・ヘツダがまだ再受信されていなけれ
ば、この後にアイドリング用の“1”ビツ
トを伝送させる)。 −CSフレーム・ヘツダがまだ1回も再受信
されていない場合、CSモニタ23の制御
論理139はRAC39から“CSデータ・
ブロツク受信”線97を介して線169の
“CSスロツト書込”信号を開始するように
通知され、そしてゲート制御信号GT1−
2が付勢されてヘツダ、行先アドレス・フ
イールド及びCSスロツト列のためにG1ゲ
ート79を開放させる。 −CSスロツト列の終了デリミツタが伝送さ
れる場合、CSモニタの制御論理139は
(RAC39による開始デリミツタのリリー
ス後に)“CSデータ・ブロツク送信”線9
9を介して(第2循環のために)線171
の“CSスロツト読出”信号を開始するよ
うに通知され、続いてゲート制御信号GT
2−1及びGT3−1がデータ・アウト線
119からのデータに対するG2ゲート1
21及びG3ゲート127を開放するよう
に付勢される。 (a) もし終了デリミツタの伝送前にCSフ
レーム・ヘツダが受信されるならば、
(第2循環用のCSフレームは第1循環用
のCSフレークの終了デリミツタに直ち
に後続するので)アイドリング用の
“1”は伝送されない。 (b) もしCSフレーム・ヘツダが受信され
る前に終了デリミツタが伝送されるなら
ば、アイドリング用の“1”が伝送され
るけれども、(CSスロツト列バツフア1
67におけるバツフアリングは必要ない
ので)線169の“CSスロツト書込”
信号及び線171の“CSスロツト読出”
信号のどちらも付勢されない。そのかわ
りに、開始デリミツタが最初に受信され
る場合、線69のスイツチ制御信号が付
勢されて受信データを反復(中継)させ
る。 −CSフレーム・ヘツダが2回目に受信され
る場合、制御論理89によつて発生される
制御信号は現在の状況に依存する。 (a) もしスロツト列がループ遅延より長
く、しかも受信された信号がスロツト列
バツフア167へ読込まれているなら
ば、CSモニタ23の制御論理139は
(線97の“CSデータ・ブロツク受信”
信号を脱勢することによつて)線169
の“CSスロツト書込”信号を停止させ
るように通知される。 CSスロツト列バツフア167の読出
しが継続し、そして(スロツト列の最後
のスロツトを読出した後)該バツフアが
空になると、線172のバツフア空信号
は制御論理139に作用して該バツフア
に対する線171の“CSスロツト読出”
信号を停止させ、また線101を介して
RACへ終了指示信号を転送させる。こ
の時点で、諸制御信号が発生され、これ
により終了デリミツタ、開始デリミツ
タ、通常のPSフレーム・ヘツダ及びそ
れに続くアイドリング用の“1”が伝送
される。次いで、このCSスロツト列の
終了デリミツタが受信される場合、アイ
ドリング用の“1”が停止され、そして
線69のスイツチ制御信号は受信データ
信号を反復するように変更される。 (b) もしスロツト列がループの遅延より短
かく、しかもバツフアリングが行われて
いなければ(受信データが直ちに反復さ
れる)、CSフレーム・ヘツダを通常の
PSフレーム・ヘツダで置換し、この後
にアイドリング用の“1”を伝送するた
めに諸制御信号が発生される。終了デリ
ミツタが受信される場合、線69のスイ
ツチ制御信号は(アイドリング用の
“1”ビツトを送信するかわりに)受信
データ信号を反復するように変更され
る。 (2) 第2実施例 −CSフレームの開始デリミツタが最初に受
信される場合、RAC39中の制御信号は
受信データ信号を反復するために線69の
スイツチ制御信号を変更させる。 −自由トークン指示を有するCSフレーム・
ヘツダが受信される場合、CSフレーム・
ヘツダを通常のPSフレーム・ヘツダで置
換し且つそれに続いてアイドリング用の
“1”ビツトを伝送するためにRAC39に
よつて諸制御信号が発生される。次いで、
(PSフレーム・ヘツダに先行する)開始デ
リミツタが受信される場合、RAC39か
ら線69に生ぜられるスイツチ制御信号は
反復を行う(アイドリング用の“1”ビツ
トの伝送を停止)ように変更される。 B(5) タイマ83によつて発生されるタイミン
グ信号 第11A図及び第11B図は、タイマ83
によつて発生される種々のタイミング信号
TSの関係を示す。 タイマ83はデータ・ストリームから抽出
されたビツト・クロツクを線73及び81を
介して受取り、また開始デリミツタのコード
違反が認識されたとき、パルスを受取る。ま
たタイマ83は、制御論理89から線95を
介して(a)必要とされるヘツダ拡張バイトのタ
イミング、(b)データ・パケツト/データ・ブ
ロツクの終了、(c)受信されたCSフレームを
受取る。 第11A図は各フレームごとに発生される
タイミング信号として、バイト・クロツク、
ヘツダ時間(2又は3バイト)、CS/P1/
P2/TK/EX/MC/RS/RS(ヘツダの第
1バイト中にある各1ビツト・パルス)、拡
張バイト時間(オプシヨン・1バイト)、行
先アドレス時間(1バイト)、情報フイール
ド時間(可変長、行先アドレスの終了ととも
に開始し且つ制御論理89から終了信号が受
取られるときに終了する)をそれぞれ示して
いる。もしヘツダ拡張バイト時間信号が付勢
されるならば、行先アドレス時間及び情報フ
イールド時間の開始点は1バイト期間だけシ
フトされる。 第11B図はCSスロツト列における諸フ
イールドを区別するための追加のタイミング
信号として、F/B時間(1ビツト・パル
ス)、行先アドレス・フイールド時間(1バ
イト−最上位ビツト)、CSデータ・ブロツ
ク・フイールド時間(8バイト)をそれぞれ
示している。これらの信号は反復され、情報
フイールド時間信号と同じ時間期間にわたつ
て活勢である。しかしながら、これらの信号
が発生されるのは、(制御論理89から線9
5を介して通知されるように)CSフレー
ム・ヘツダが受信される場合だけである。
第1図は本発明を包含するリング伝送方式のブ
ロツク図、第2a図はデータ・ビツトを伝送する
ために使用される波形を示す図、第2b図はフレ
ームを区切るデリミツタのために使用される波形
を示す図、第3図はデータ伝送用の基本フレーム
形式を示す図、第4図はスロツト列を介して同期
的データを伝送するために使用される特殊なフレ
ーム形式を示す図、第5図はCSスロツト列を含
む1フレームを与えるための本発明の第1実施例
に従つたフレーム・シーケンスを示す図、第6図
はCSフレームのシーケンスを与えるための本発
明の第2実施例に従つたフレーム・シーケンスを
示す図、第7図は1ステーシヨンの構成要素及び
そのインターフエース線を示す図、第8図はリン
グ挿入スイツチ(RIS)のブロツク図、第9図は
リング・アクセス制御(RAC)のブロツク図、
第10図はCSモニタの追加の構成要素を示すブ
ロツク図、第11A図は各フレームごとにタイマ
によつて発生されるタイミング信号を示す図、第
11B図はCSスロツト列における諸フイールド
を区別するために発生される追加のタイミング信
号を示す図である。 11……伝送リング、13〜19……データ端
末ユニツト(DTU)、21……リング・モニタ、
23……回線交換(CS)モニタ、25〜35…
…リング・アダプタ(RA)、37……リング挿
入スイツチ(RIS)、39……リング・アクセス
制御(RAC)。
ロツク図、第2a図はデータ・ビツトを伝送する
ために使用される波形を示す図、第2b図はフレ
ームを区切るデリミツタのために使用される波形
を示す図、第3図はデータ伝送用の基本フレーム
形式を示す図、第4図はスロツト列を介して同期
的データを伝送するために使用される特殊なフレ
ーム形式を示す図、第5図はCSスロツト列を含
む1フレームを与えるための本発明の第1実施例
に従つたフレーム・シーケンスを示す図、第6図
はCSフレームのシーケンスを与えるための本発
明の第2実施例に従つたフレーム・シーケンスを
示す図、第7図は1ステーシヨンの構成要素及び
そのインターフエース線を示す図、第8図はリン
グ挿入スイツチ(RIS)のブロツク図、第9図は
リング・アクセス制御(RAC)のブロツク図、
第10図はCSモニタの追加の構成要素を示すブ
ロツク図、第11A図は各フレームごとにタイマ
によつて発生されるタイミング信号を示す図、第
11B図はCSスロツト列における諸フイールド
を区別するために発生される追加のタイミング信
号を示す図である。 11……伝送リング、13〜19……データ端
末ユニツト(DTU)、21……リング・モニタ、
23……回線交換(CS)モニタ、25〜35…
…リング・アダプタ(RA)、37……リング挿
入スイツチ(RIS)、39……リング・アクセス
制御(RAC)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 方向性の伝送リングへ複数のステーシヨンを
接続し、フレーム・ヘツダ及びトークン指示を前
記伝送リングを介して循環させることによつて、
送信すべき情報を有するステーシヨンの前記伝送
リングへのアクセスを制御するようにした情報伝
送方式において: 特定の表示によつて識別される回線交換式伝送
のためのフレーム・ヘツダを周期的インターバル
でリリースするように回線交換モニタ・ステーシ
ヨンが前記伝送リングに接続され、 前記複数のステーシヨンのうち前記回線交換モ
ニタ・ステーシヨンによつて前以て許可されたス
テーシヨンだけが、自由トークン指示を伴う前記
回線交換式伝送のためのフレーム・ヘツダを認識
して同期的なデータ・ブロツクを送信することが
できるようにされ、 前記周期的インターバルの間に前記許可された
ステーシヨンから送信すべきすべての周期的デー
タ・ブロツクが送信された後、前記複数のステー
シヨンのうち任意のステーシヨンが非同期的なデ
ータ・パケツトを送信することができるように、
前記回線交換モニタ・ステーシヨンによつて自由
トークン指示を伴い且つ前記特定の表示を持たな
いパケツト交換式伝送のためのフレーム・ヘツダ
がリリースされるようにした、情報伝送方式。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP80107706A EP0054077B1 (en) | 1980-12-08 | 1980-12-08 | Method of transmitting information between stations attached to a unidirectional transmission ring |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63171973A Division JPH021652A (ja) | 1980-12-08 | 1988-07-12 | 情報伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57129051A JPS57129051A (en) | 1982-08-10 |
JPS6358499B2 true JPS6358499B2 (ja) | 1988-11-16 |
Family
ID=8186923
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56159540A Granted JPS57129051A (en) | 1980-12-08 | 1981-10-08 | Information transmission system |
JP63171973A Pending JPH021652A (ja) | 1980-12-08 | 1988-07-12 | 情報伝送方式 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63171973A Pending JPH021652A (ja) | 1980-12-08 | 1988-07-12 | 情報伝送方式 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4482999A (ja) |
EP (1) | EP0054077B1 (ja) |
JP (2) | JPS57129051A (ja) |
DE (1) | DE3069679D1 (ja) |
Families Citing this family (92)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE33181E (en) * | 1981-02-03 | 1990-03-13 | Hitachi, Ltd. | Data transmission system adapted to facilitate detection of safe receipt of a transmitted data frame by a receiving station |
JPS586637A (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | Hitachi Ltd | ル−プ式デ−タウエイシステムの回線制御方法 |
US4509117A (en) * | 1982-05-03 | 1985-04-02 | General Signal Corporation | Communications network access rights arbitration |
US4750205A (en) * | 1982-05-10 | 1988-06-07 | Lee Lin Shan | Frequency or time domain speech scrambling technique and system which does not require any frame synchronization |
FR2533789B1 (fr) * | 1982-09-24 | 1987-10-23 | France Etat | Reseau local hybride de communication en modes circuit et paquet a boucle portant un multiplex temporel |
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