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JPS6352811B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6352811B2
JPS6352811B2 JP56059647A JP5964781A JPS6352811B2 JP S6352811 B2 JPS6352811 B2 JP S6352811B2 JP 56059647 A JP56059647 A JP 56059647A JP 5964781 A JP5964781 A JP 5964781A JP S6352811 B2 JPS6352811 B2 JP S6352811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
coefficients
output
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56059647A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56166631A (ja
Inventor
Shooru Kurisuchan
Banunisuto Arubeeru
Jirowaaru Andore
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Etat Francais
Original Assignee
Etat Francais
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Etat Francais filed Critical Etat Francais
Publication of JPS56166631A publication Critical patent/JPS56166631A/ja
Publication of JPS6352811B2 publication Critical patent/JPS6352811B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/04Differential modulation with several bits, e.g. differential pulse code modulation [DPCM]
    • H03M3/042Differential modulation with several bits, e.g. differential pulse code modulation [DPCM] with adaptable step size, e.g. adaptive differential pulse code modulation [ADPCM]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、量子化雑音の整形を伴なう適応予測
差分PCM型伝送方法及び装置に係る。前記の如
き装置は、電気通信特に電話に於いて使用され
る。 PCM方式(パルス符号変調)は電気通信特に
電話伝送の分野に於いて広く使用されている。こ
の伝送方式に於いては、伝送すべき信号を標本化
し、得られたサンプルを量子化し、量子化信号を
デジタル形にコード化し、コード化された信号を
伝送する。受信側では、受信信号を復号化し原信
号を復元する。 この方式の改良は、入力信号の量子化に代え
て、入力信号と予測信号との間の差を量子化する
ことによつて、即ち、差の形成によつて得られ
る。予測信号は予測回路即ち予測装置
(predictor)によつて供給される。このシステム
は差分PCM又はDPCMと略称される。 入手し得るレベルの量子化装置(quantizer)
を最適利用するために差信号に利得係数を乗算す
ると別の改良が得られる。量子化された原サンプ
ルを復元するために量子化信号を同じ係数で除算
する。 差分PCMシステムに於いて、予測回路は通常、
直線フイルタから構成されている。該フイルタは
処理すべきサンプルに先立つサンプルシーケンス
に基いて、該サンプルに対する予測値を与え得
る。 前記の如き予測フイルタは1度だけ調整され得
る。この場合、フイルタの特性値は、伝送される
信号の長期間平均スペクトルに適応するように選
択される。しかし乍ら、このようなフイルタによ
つてはあまり良質の伝送を得ることはできない。
予測フイルタの特性値を周期的に更新して予測フ
イルタを信号の状態に適応させることによつて伝
送の質を改良し得る。 このような適応は、各標本化時点で、この時点
の差信号の値に従つての関数としてのフイルタの
特性値を修正することによつて連続的に又は帰納
的に行なわれる。適応基準は、(或る程度までエ
ラー信号である)差信号の平均パワーを出来るだ
け小さくすることである。 “適応予測差分PCM”(又は略称ADPCM)と
指称されるこの種のコード化は、電話話声信号に
適用され、すでに多数の論文に記載されている。
下記の論文は、この方法の全体像といくつかの適
応量子化方法に関して記載している。 −エヌ・エス・ジエイアント(N.S.JAYANT)
「話声波形のデジタルコード化:PCM、DPCM
及びDM量子化装置(Digital Coding of
Speech Waveforms:PCM、DPCM and DM
quantizer」、ユー・エス・ジヤーナル「プロシ
ーデイング・オブ・アイイーイーイー
(Proceedings of IEEE)」1974年5月刊。 −ビー・エス・アタル(B.S.ATAL)及びエ
ム・アール・シユレーダー(M.R.
SCHROEDER)「話声信号の適応予測コード
化(Adaptive predictive coding of speech
signals)」、ユー・エス・ジヤーナル「ビー・
エス・テイー・ジエイ(B.S.T.J.)」、49巻、
1970年10月刊。 −ジエー・エル・フラナガン(J.L.
FLANAGAN)、エム・シユレーダー(M.
SCHROEDER)、ビー・アタル(B.ATAL)、
アール・クロシエール(R.CROCHIERE)、エ
ヌ・エス・ジエイアント(N.S.JAYANT)、
ジエ・エム・トリボレツト(J.M.
TRIBOLET)、「話声コード化(Speech
Coding)」ユー・エス・ジヤーナル アイイー
イーイー・コム(IEEE−COM)27、4号、
1979年4月刊。 −ピー・カステリーノ(P.CASTELLINO)、ジ
ー・モデナ(G.MODENA)、エル・ネビア
(L.NEBBIA)及びシー・スカリオラ(C.
SCAGLIOLA)、「DPCMシステムに於ける量
子化装置ステツプサイズの自動適応にによるビ
ツトレート減少(Bit rate reduction by
automatic adaptation of quantizer step
size in DPCM systems)」、1974年、チユーリ
ツヒでのデジタル伝送に関する国際セミナーの
レポート(reports of the International
Seminar on digital trasmissions)として刊。 −デイー・ジエー・グツドマン(D.J.
GOODMAN)及びアール・エム・ウイルキン
ソン(R.M.Wilkinson)「耐久性適応量子化装
置(A robust adaptive quantizer)」、ユ
ー・エス・ジヤーナルアイイーイーイー
(IEEE)通信会報、1975年11月刊。 これらの一般原理を使用したシステムを第1図
及び第2図に基いて簡単に説明する。第1図の回
路はコード化回路及び第2図の回路は復号化回路
である。 第1図のADPCMコードは2個の入力を持つ代
数減算器1を含んでおり、第1入力はコード化す
べき信号ytを受容し、第2入力は予測信号t
受容する。この減算器の出力は差信号又はエラー
信号etを供給し、該信号は信号t-1により制御さ
れる演算ユニツト2の入力に供給される。演算ユ
ニツト2の出力は信号entを供給し、該信号はコ
ード化回路3の入力に入る。このコーダ3の出力
はコード化信号ctを供給し、該信号は1方で送信
チヤネルに供給され、他方で復号化−量子化回路
4の入力に入る。後者の回路は、信号tを供給
し、該信号は信号t-1により制御される演算ユ
ニツト5の入力に入る。このユニツトの出力は復
元エラー信号たる信号tを供給し、該信号は適
応予測回路8の第1入力と代数加算器7の第1入
力とクロツクHからのパルスにより読取制御され
るレジスタ6の入力とに入る。このレジスタは遅
延信号t-1を供給し、該信号は回路2及び5の
制御入力に入る。適応予測回路8の出力は信号
を供給し、この信号は1方で減算回路1の第2
入力に入り他方で加算回路7の第2入力に入る。
回路7の出力は復元信号tを供給し、該信号は
回路8の第2入力に入る。 図示の具体例に於いて、話声信号ytはデジタル
形、例えば標準PCMコード(コーダと直線化装
置とは図示されない)の伸長(decompression)
により供給された12ビツト直線化コードの形状で
入力に供給されていると仮定している。 回路2,3,4,5,6のシステムは、従来の
適応量子化装置の例を構成する。回路2及び5は
夫々、エラー信号etのパワーを一定値に標準化す
る機能及び量子化されたエラー信号tを得るた
めに真のパワーを量子化された標準信号tに復
元する機能を有する。 レジスタ6の機能は、制御のために使用される
信号t-1の値が所望の時点で得られるようにす
ることである。 第2図のADPCMデコーダは、復号化量子化回
路4を含む。回路4の入力は送信チヤネルから信
号ctを受容し、出力は信号tを送出する。該信
号は、信号t-1により制御される演算ユニツト
5の入力に入る。このユニツトの出力は信号t
を供給し、該信号は適応予測回路8の第1入力と
代数加算器7の第1入力とクロツクHにより読取
り制御されるレジスタ6の入力とに接続される。
前記レジスタの出力は回路の制御入力に接続され
る。適応予測回路8の出力は予測信号tを供給
し、該信号は代数加算器7の第2入力に入り、該
加算器の出力は信号tを供給する。この信号は
回路8の第2入力に供給され、同時に、デコーダ
の出力信号、即ち、コーダに入つた入力信号yt
対応する被伝送信号を構成する。 このデコーダの回路4,5,6,7及び8は第
1図のコーダの同符号の回路に等しい。 本発明の1つは予測回路8に係り、別の構成部
分は、それ自体公知のものでよい。 電話話声信号のデジタル伝送の分野に於いて
は、64キロビツト/秒で動作する標準化システム
に比較し、32キロビツト/秒の低ビツトレートに
移行させることが予定されている。ビツトレート
のこのような低下を可能にする装置は、比較的良
質の再生話声信号が得られる前記の如き公知の
ADPCM方法に従つて構成されていた。しかし乍
らこの方法の使用に於いて、より複雑なコード化
によつて、得られる質を更に改良するのが有利で
ある。別の使用に於いては、差分コード化方法に
よつてレートを可能な最小の値にまで低下させし
かも所与の質を維持するのが有利であろう。 これらの点に関して適応予測装置に対する数多
くの研究がなされてきた。これらの研究は下記の
如き基本的な2つの方針に沿つて行なわれたもの
である。 (1) より複雑なフイルタの設計又は極めて高性能
の適応アルゴリズムの使用(高速カルマンフイ
ルタ型又は適応格子フイルタ型の帰納算法)。
これに関する研究成果の例が下記の論文に示さ
れている。 −ジエー・デイ・マーケル(J.D.MARKEL)
及びエー・エツチ・グレイ(A.H.GRAY)
「話声分析に使用された相関式について(On
correlation equation as applied to
speech analysis)」、ユー・エス・ジヤーナ
ル、アイイーイーイー・オーデイオ・エレク
トロアコーステイツク(IEEE−Audio−
Electroacoustic)、AU−21、2号、1973。 −ジエー・マツコール(J.MAKHOUL)「1
群の全零格子デジタルフイルタ;性質及び適
応(A closs of all−zero lattice digital
filters;properties and applications)」、ユ
ー・エス・ジヤーナル、アイイーイーイー・
エイエスピーピー(IEEE−ASPP)26、4
号、1978。 −デイー・エル・コーン(D.L.COHN)及び
ジエームス・エル・メルサ(James L.
MELSA)「残留エンコーダー話声デジタル
化のための改良ADPCMシステム(The
residual encoder−An improved ADPCM
system for speech digitization)」、ジヤー
ナルIEEE通信会報(transactions on
communications)、1975年9月。 −テイー・ダブリユ・ケアンズ(T.W.
CAIRNS)、ダブリユー・エー・コバーリイ
(W.A.COBERLY)、デイー・エフ・フアイ
ンドリー(D.F.FINDLEY)「話声の直線予
測に使用されたARMAモデリング(ARMA
modeling applied to linear prediction of
speech)、ジヤーナルIEEE−ASSP、1978年
7月。 −シー・スカリオラ(C.SCAGLIOLA)「繰返
しアルゴリズムによる自動音声トラクトパラ
メータ推定(Automatic nocal tract
parameter estimation by an iterative
algorithm)」、イタリアン・ジヤーナル・
CSELT Rapporti technici、2号、1975年
6月、19〜24ページ。 (2) 下記の原理に従ら予備波による量子化雑音
の整形。従来のADPCMコード化に於いて、量
子化雑音スペクトルは、第1の概算ではほぼ平
坦であり、時々はその結果として、コード化さ
れる話声信号が低パワーを有する周波数範囲に
於いて、該雑音がはつきりと認知される。従つ
て、この欠点を除去すべく量子化雑音スペクト
ルを整形するために、中及び低ビツトレート
(16キロビツト/秒)のブロツクコード化に関
するデバイスが設計された。前記の如きデバイ
スは下記の論文に記載されている。 −エム・ベルーチ(M.BEROUTI)及びジエ
ー・マツコール(J.MAKHOUL)「話声の
高品質適応予測コード化(High quality
adaptative prediction coding of speech」、
IEEE−ASSP、タルサ1978年。 −ジエー・マツコール(J.MAKHOUL)、エ
ム・ベルーチ(M.BEROUTI)「話声予測コ
ード化の適応雑音スペクトル整形及びエント
ロピーコード化(Adaptive noise spectral
shaping and entropy coding in predictive
coding of speech)」、IEEE ASSP会報
(transactions on ASSP)、1979年6月。 −ビー・エス・アタル(B.S.ATAL)、エム・
アール・シユレーダー(M.R.
SCHLOEDER)「話声信号の予測コード化及
び主なエラーの評価基準(predictive
coding of speech signals and subjective
error criteria)」、IEEE、ASSP会報、1979
年6月刊。 これらの論文はコード化をサンプルブロツク
によつて行なう方式を記載しており、最初の2
個の論文では予測フイルタをリバースさせてプ
レフイルタを得ているが、これは実現が難し
い。下記の文献も参考資料として挙げることが
できる。 −ジエー・ムネツ(J.MENEZ)、デー・モデ
ユイ(D.MAUDUIT)「スペクトル分解によ
る話声信号のコード化システム(Syste´me
de codage du signal de parole par
de´composition spectrale)」 信号処理及びその応用に関する国際会議
(National Conference of Signal
Processing and its applications)、1977年
4月。 −イー・エー・シユトイエルンブアル(J.E.
STJERNVALL)「ガウスソースのサブバン
ドのレート及び周波数割当について(On
rate and frequency allocation in subland
of gaussian sources」、電気工学科、リンケ
プリン大学、スエーデン(Linko¨ping
University SWEDEN)。 これらの論文は、サブバンド分析と各バンド
内のコード化とを使用した方法を記載してい
る。 これらの以前の研究と同じく、本発明の目的
は、特に高ビツトレート用のADPCMコード化装
置の改良である。本発明の目的は、量子化雑音の
適当な整形を実行し得る適応予測回路によつて達
成される。 本発明を定義する前に、使用用語を定義してお
くのが有利である。前記の従来技術の記載と同様
に予測を行なう基礎となる復元された信号は、バ
ーの付いた記号の形状、即ち、該信号はt、量
子化エラーはtで示される。tは処理時点又は
処理済サンプルのランクを示す。 時刻tに於ける信号の量子化雑音はΔytと指称
される。これは復元信号tと入力信号ytとの間
の差に等しい。同様にして、予測エラーの量子化
雑音はΔetと指称され、同じ時刻tに於いて復元
エラーtと真エラーetとの差に等しい。従つて、
下記の定義が得られる。 Δytt−yt (1) Δett−et (2) 前記の如く、予測エラーの量子化雑音Δetは通
常、ほぼ平坦なスペクトルを持つ。本発明の目的
は信号の量子化雑音Δytの整形であるが、この整
形は、該雑音に信号ytのスペクトルと実質的に同
形のスペクトルを与えることから成る。従つて、
整形は双方のスペクトルが「相似化(parallel)」
されることであると言うことができる。このよう
にして信号ytが弱い範囲では、量子化雑音も弱
く、ytが強い範囲では雑音は比較的高い値になる
が、このことは伝送の質に有害ではない。 本発明によれば、量子化雑音のこのような整形
は、帰納的再調整を伴なう直線フイルタによる予
測手続の範囲に於いて行なわれるものであり、サ
ンプルブロツクによるコード化システムの範囲に
於いて行なわれるものではない。後者の第1の欠
点は前記に於いて記載されており、第2の欠点
は、量子化エラー信号に付加して、送信機内で計
算された予測フイルタの係数を受信機に送信しな
ければならないことである。本発明の理解を容易
にするために、この点を下記に極めて詳細に説明
する。 帰納的再調整を伴なう適応予測システムに於い
て復元信号tは予測された信号tと復元された
エラーtとの和に等しい(第1図参照)。 ttt (3) 予測信号は、次式の線形処理により得られる。 t+1NK=1 Akt t-k+1 (4) これは波処理に等しい。従つて、N個の係数
A1t、A2t……ANtが得られ、これらの係数が復
元信号のサンプルたるN個のサンプル、即ち、
t-1、……、yt-N+1を生成する。式(3)及び(4)
より次式が得られる。t+1NK=1 Akt t-k+1t+1 (5) 等式(5)をz変換の形状で書き替えると(変数z
ejTに等しくTは標本化周期である)、t
との間に次式が得られる。 (z)と(z)との間の比例係数は、極
(分母が0である)のみを有しており0(分子が1
に等しい)を持たない伝達関数である。この伝達
関数を実行するフイルタは全極フイルタと指称さ
れる。 等式(3)乃至(6)に記載の信号のモデル化は公知で
あり、自動回帰(autoregressive)、省略してAR
と指称される。回帰なる用語は、先に処理された
サンプルシーケンスを使用する方法の再現性を示
す。 しかし乍ら、t-kと復元エラー信号t-kとを
使用し、次式の如く等式(4)より複雑な直線等式に
よつて予測信号を得ることも可能である。t+1NK=1 Akt t-k+1Pj=1 Bjt t-j+1 (7) 第2の和はエラー信号に対する予測値pt
相応する。従つてP個の別の係数B1t、B2t、…
…、Bptは復元エラーのサンプル即ちtt-1
……、t-p+1に影響を与える。 式(3)及び(7)より下式の等式が得られる。t+1NK=1 Akt t-k+1Pj=1 Bjt t-j+1+et+1 (8) 式(8)より、前記と同じz変換によつて(z)
と(z)との間に下記の等式が成立する。 これにより、極(分母の0)を有するのみでな
く分子の0たる零をも有する新しい伝達関数が得
られる。この伝達関数を実行するフイルタは極−
零フイルタと指称される。 等式(3)及び(7)乃至(9)によつて示されるモデル化
は十分に公知であり、「被調整平均自動回帰」、略
してAMARと指称される。 伝達関数(9)の分子の使用のみを含むモデル化
は、全零フイルタにより得られ、被調整平均即ち
AM型である。 本発明は、復元信号t+1及びt+1のAMARモ
デル化に係る。このモデル化は、復元信号のN個
のサンプルtt-1、……、t-N+1に影響を与
える係数A1t、A2t、……、ANtと、復元エラー
のP個のサンプルtt-1、……t-P+1に影響
を与える別の係数B1t、B2t、……、BNtとから成
る2組の係数を使用する。これらの係数の全部
は、予測エラー信号の平均パワーが最小になるよ
うに各時点tで(逐次的に又は帰納的に)再調整
される。 本発明を前記の如く要約し得る。次に本発明を
より詳細に説明する。 本発明では、(AMARモデリングの如く)信号
t及びtのみに基く予測でなく、実信号yt及び
実エラーetをも使用して予測を行なう。このため
に、1方に、信号ytのN個の継続サンプル、即ち
yt、yt-1、……、yt-N+1に影響を与えるt+1の従
来のモデリングの係数A1t、A2t、……、ANt
使用したytの直線波が存在し、他方に、et+1
従来のモデリングの係数B1t、B2t、……、BPt
使用したetの直線波が存在する。 換言すれば、次式の量の形状で与えられる。 A1tyt+A2tyt-1+……+ANtyt-N+1 (即ちpyt) (10) 及び B1tet+B2tet-1+……+BPtet-P+1 (即ちpet) (11) 更に、これらの量は、0と1との間であり且つ
同時にはゼロでない2個の係数によつて夫々加重
されており、これらの係数は、γAR(ARは自動回
帰を示す)及びγMA(MAは被調整平均を示す)と
指称される。 最後に、復元値t及びtに基いて得られた従
来の予測値、即ち、 A1t t+A2t t-1+……+ANt t-N+1 (即ちpt) (12) 及び B1t t+B2t t-1+……+BPt t-P+1 (即ちpt) (13) にも、夫々(1−γAR)及び(1−γMA)に等しい
係数が加重されている。 従つて、本発明を要約すると、 式 〔(1−γAR)pt+γARpyt〕+〔(1−
γMA)pt+γMApet〕(14) の形状の予測信号が形成され、式中、量pt
pyt、pt及びpetは、等式(10)から(13)により定
義される加算によつて得られる。 係数γAR及びγMAの双方が0のときは、式(14)
はpt+ptとなる、即ち従来技術による予測
値と同じである。逆に、係数が双方共1に等しい
ときは、式(14)はpyt+pet(15)となる。 これらの考察は、復元信号tt及び実信号
ytとetの双方が存在するコード化回路のみに適用
される。復号化のときは当然、復元信号t及び
tのみが存在する。従つて従来と同じく2個の
式(10)、(11)のみを計算し得る。 量子化雑音の整形に関する前記の特定モデリン
グの特徴を下記に説明する。時点t+1に於いて
予測エラーet+1は次式で示される。 et+1=yt+1−pt+1 (16) 〔式中、予測値pt+1は式(14)より与えられる〕。
その結果、信号(Δyt+1t+1−yt+1)の量子化
雑音は、予測エラー(Δet+1t+1−et+1)の量
子化雑音に、次式によつて結びつく。 Δyt+1=γAR〔A1tΔyt+…+ANtΔyt-N+1〕+γMA
〔B1tΔet+…+BPtΔet-P+1〕+Δet+1(17) 予測エラーの量子化雑音Δetがほぼ平坦なスペ
クトルを有すると考えると、信号の量子化雑音
Δytのスペクトルは、係数A1t、……、ANt
B1t、……、BPtが比較的ゆつくりと再調整され
るので局部的に一定であると考えられる範囲で
は、式 1+γMA(B1z-1+……+BPz-P)/1−γAR(A1z-1
+……+ANz-N) で示されるような極一零伝達関数のモジユールの
2乗によつて与えられる。定数A1、……AN、
B1、……、BPが、復元信号tの予測エラーt
の平均パワーを最小にするように調整されるなら
ば、復元信号tのスペクトルは、式 1+(B1z-1+……+BPz-P)/1−(A1z-1+……
+ANz-N) で示される極一零伝達関数の単位円上のモジユー
ルの2乗を出すことによつて得られる。 例えば、パラメータγAR=γMA=1を選択する
と、スペクトルの完全なパラレリズムによる整形
に対応して、再生信号tのスペクトルを正確に
有する雑音Δytが与えられる。このことが本発明
の目的である。逆に、γMA=γAR=0を選択する
と、従来技術で見られた整形の不在に対応する平
坦スペクトルを持つ雑音Δytが得られる。 勿論、これらの2個の極端状態の間で任意の中
間選択が可能であり、これによりt及びΔytのス
ペクトルのほぼ相似化による整形が可能である。
特に、γAR=0、γMA=1を選択すると、スペクト
ルΔytの中でtのスペクトルの零を得ることが可
能である。 このようにパラメータγAR及びγMAに対する許容
差があるために、任意の簡単な方法でしかも比較
的広範囲に亘つてスペクトル整形を実行すること
が可能である。これが、前記の如き整形を達成す
るための本発明の方法と従来技術の方法との違い
である。 従つて本発明は、適応予測差分PCM型のコー
ド化方法に係る。本発明方法では、コード化すべ
き信号ytのサンプルと前記信号の予測信号t
の間にエラー信号etを形成され、〔式中、tは標
本化時点を示す〕、エラー信号etを量子化し、次
に量子化信号のコード化を実行し、量子化又はコ
ード化信号から復元エラー信号tを形成させ、
tに予測信号tを加算して復元信号tを形成さ
せる。前記予測信号tは2個の直線波処理に
よつて復元信号t及びtから形成される。第1
の処理はtのN個の連続サンプル即ちtt-
、……、t-N+1に関係しており、これらのサン
プル(又は誘導されたサンプル)の夫々に係数
A1t、A2t、……、ANtを乗算し、次に、得られ
た積を加算して予測信号ptを得る処理である。
第2の処理はtのP個の連続サンプル即ちt
t-1、……、t-P+1に関係しており、これらの
サンプルの夫々に係数B1t、B2t、……、BPtを乗
算し、得られた積を加算して予測信号ptを得
る処理である。係数A1t、……、ANt及びB1t
……、BPtは各時点tで逐次的に調整され、エラ
ー信号tの平均パワーは最小になる。本発明は
更に、信号ytの量子化雑音(即ちΔytt−yt
のスペクトルの整形を行なう段階を含む。この整
形は、下記の(a)及び(b)のうちの少くとも1つの処
理の実行によつて前記スペクトルを復元信号t
のスペクトルに相似にすることによつて行なわれ
る。 (a) 信号ytの直線波処理であり、この処理は、
ytのN個の連続サンプル即ちyt、yt-1、……
yt-N+1を使用しこれらのサンプル(又は誘導サ
ンプル)に、前記係数A1t、A2t、……、ANt
に等しいN個の係数を乗算し、次に得られた積
を加算して波された信号pytを供給し、次に
前記信号pyttの波によつて先に得られた
信号ptとに基いて、γARpyt+(1−γAR)p
に等しい信号 pARtを得る段階から成る。式
中、γARは0と1(両端を含む)との間の調整自
在な係数である。 (b) 未量子化エラー信号etの波処理であり、こ
の処理は、未量子化エラー信号etのP個の連続
サンプル、即ち、et、et-1、……、et-P+1に夫々
が前記係数B1t、B2t、……、BPtに等しいP個
の係数を乗算し得られた積を加算して波され
た信号petを供給し、次に前記信号petと信号t
の波により先に得られた信号ptとに基い
て、γMApet+(1−γMA)ptに等しい信号 p
MAtを形成させる段階から成る。式中、γMA
0と1との間(両端を含む)の調整自在な係数
であり、係数γARとγMAとは同時に0にはならな
い。前記の処理(a)、(b)に続いて、信号pARt
pMAtとを加算し、得られた和の1標本化時間
の遅延によつて前記予測信号tを供給する。 公知の如く、最小自乗算定値の帰納的算法の効
率を改良するために、サンプルt、……、t-N+
を直接処理しないで、前記サンプルを予め“直
交”させ、これらのサンプルの相関関係を最適な
程度まで分離(decorrelate)するのが好ましい。
このような直交化は、全零格子フイルタの帰納的
調整により行なわれ、システムの複雑さを過度に
増加することなくより良い性能が得られる。前記
の定義に於ける乗算動作はもはや処理される信号
のサンプルに関係せず、「誘導されたもの
(derivative)」と指称されるサンプルに関係す
る。この場合、後者のサンプルは、前記の直交化
により得られた直交サンプルである。 本発明は更に、前記方法を実行するための適応
予測差分PCM型のコード化装置に係る。この装
置は、コード化すべき信号のサンプルyt及び予測
信号tを夫々受容する2個の入力〔tは標本化
時点〕とエラー信号etを供給する1個の出力とを
有する減算器と、エラー信号etの量子化装置と、
量子化信号のコーダと、量子化又はコード化信号
から復元エラー信号tを形成し得る回路と、復
元エラー信号及び予測信号tを夫々受容する2
個の入力と復元信号tを供給する1個の出力と
を有する加算器と、復元信号t及びtを受容し
前記予測信号tを供給する予測装置とを含んで
おり、前記予測装置が2個の直線フイルタを含ん
でおり、 −第1フイルタは、復元信号tに作用し且つ係
数A1t、A2t、……、ANtを形成するN個の回
路と、夫々が波すべきtのN個の連続サン
プル、即ちtt-1、……、t-N+1(又は誘
導サンプル)と前記のN個の係数を受容する2
個の入力を持つ第1グループのN個の乗算器
と、第1グループのN個の乗算器に接続された
N個の入力と予測信号ptを供給する1個の
出力とを有する加算器とを含んでおり、 −第2フイルタは、P個の係数B1t、B2t……、
BPtを形成するP個の回路と、tのP個の連続
サンプル、即ち、tt-1、……、t-P+1
び前記のP個の係数を夫々受容する2個の入力
を有する第2グループのP個の乗算器と、第2
グループのP個の乗算器に接続されたP個の入
力と予測信号ptを供給する1個の出力とを
有する加算器とを含んでおり、前記2個のフイ
ルタは、各時点tで係数A1t、……、ANt
B1t、……、BPtとを逐次的に調整し、エラー
信号tの平均パワーを最小にする手段を含む。
本発明の装置に於いて、予測装置は、ytの量子
化雑音(即ちΔytt−yt)のスペクトルを復
元信号tのスペクトルに相似にすることによ
つて量子化雑音のスペクトルを整形する手段を
含んでおり、前記手段は、下記の素子を含む。 (A) 下記の回路の少くとも1個、 (a) −ytのN個の連続サンプル即ちyt、yt-1
……、yt-N+1(又は誘導サンプル)及びt
に作用する予測装置の第1フイルタに於い
て標本化された前記の係数A1t、A2t、…
…、ANtに夫々等しいN個の係数を夫々受
容する2個の入力を持つ第1グループのN
個の乗算器と、第1グループのN個の乗算
器に接続されたN個の入力と波信号pyt
を供給する出力とを持つ加算回路と、 −2個の入力を有しており、1個の入力がyt
のフイルタの出力に接続されて信号pyt
受容しており、別の入力がtのフイルタ
の出力に接続されて信号ptを受容して
おり、出力に、 γARpyt+(1−γAR)pt 〔式中、γARは0と1(両端値を含む)との
間の調整自在な係数〕 に等しい信号pARtを供給する第1の代数
回路と、 から構成された第1回路、 (b) −2個の入力を有しており各入力がetのP
個の連続サンプル即ちet、et-1、……、
et-P+1及びtに作用する予測装置の第2フ
イルタに於いて標本化された前記係数
B1t、B2t、BPtに等しいP個の係数を夫々
受容している第2グループのP個の乗算器
と、第2グループのP個の乗算器に接続さ
れたP個の入力を有する加算器と、を含む
未量子化エラー信号etのフイルタと、 −2個の入力を有しており、1個の入力がet
のフイルタの入力に接続されて信号pet
受容し、別の入力がtのフイルタの出力
に接続されて信号ptを受容しており、
出力に、 γMApet+(1−γMA)pt 〔式中、γMAは0と1(両端値を含む)との
間で調整自在な係数であり、係数γMAとγAR
とは同時に0にならない〕 に等しい信号pMAtを供給する第2の代数
回路と、 から構成された第2回路、 (B) 第1及び第2の代数回路の出力に接続された
2個の入力と信号pARt+pMAtを供給する出
力とを有する加算器、 (C) 加算器の出力に接続された入力と前記予測信
tを供給する出力とを有しており、1サン
プリング周期の遅延を持つ回路。 本発明装置の変形として、処理される信号yt
サンプルの格子フイルタにより予め直交させるこ
とも可能である。 本発明は、係数A1t、……、ANt及びB1t、…
…、BPtの適応装置に関するものではない。しか
し乍ら説明のために、係数の適応を実行し得る公
知の装置に関して記載する。格子フイルタの係数
の適応に関しては、下記の論文を参照するとよ
い。 −ジエー・マツコール(J.MAKHOUL)及びア
ール・ヴイスワナサン(R.
VISWANATHAN)「直線予測のための適応
格子方法(Adaptive lattice methods for
linear prediction)」IEEE ASSP(タルサ)
1978、 −ジエー・マツコール(J.MAKHOUL)「直線
予測のための安定で有効な格子方法(Stable
and efficient lattice methods for linear
prediction)」ジヤーナルIEEE音響、話声及び
信号処理会報(Transactions on Acoustics、
Speech and signal Processing)、1977年10
月。 より高性能の適応装置は1980年4月21日出願の
フランス特許出願EN 800883「格子フイルタ使用
の適応予測回路及び対応する差分TCMコード化
又は復号化装置」に記載されている。 添付図面に示す非限定具体例に基いて本発明を
更に詳細に下記に説明する。 下記の回路を理解するために標準的論理規約を
知つておく必要がある。 システムの動作の同期化を得るために遅延回路
とレジスタとを使用しているが、これらは、図示
の手段の理解のために必要なとき以外は図示され
ていない。従つて、例えば、標本化クロツクパル
スHは、必要な場合正確に遅延させられなければ
ならない。更に、信号のコード化に必要なビツト
の数は限定されず所与の精度に左右される。同一
の図の中でn/1,n/n,……,n/kとして
示される回路は、同じ機能を果す等しい回路を示
す。同一の回路の2個の具体例が同じ参照符号を
持つときは、これらの具体例の1部が等しい回路
部品を使用している。 第3図は極−零適応フイルタによる量子化雑音
の整形を伴なうADPMSコード化回路のダイヤグ
ラムである。回路1,2,3,4,5,6,7は
第1図の対応する回路に等しい。第1図の回路と
違つているのは適応予測装置8である。装置8は
(2個でなく)4個の入力101,102,10
3,104を有しており、前記入力は夫々、信号
ettt及びytを受容し、2個の制御入力1
05,106は、2個の手段107,108によ
り調整された係数γMAとγARとを受容する。これら
の入力は予測装置8aに、補充信号yt及びetと本
発明による量子化雑音の整形動作に使用される係
数γMA、γARを供給すべく機能する。 前記の如く、yt及びetの上に同時に作用する必
要はなく、相似化による量子化雑音スペクトルの
整形は部分的であり、et又はytのいずれかのみに
作用することによつて得られる。 第4図は、予測装置8bが信号ett及びt
を受容する入力101,102,103と係数
γMAを受容する入力106とだけを有する第1の
場合のコーダの全体構造を示す。 第5図は予測装置8cがtt及びytを受容
する入力102,103,104と係数γARを受
容する入力105とのみを有する第2の場合のコ
ーダの全体構造を示す。 従つて、第3,4及び5図は、本発明のコーダ
の主要なる3個の具体例を示す。以後の図は、予
測装置8の3個の対応形8a,8b及び8cを更
に詳細に示しており、 −第6図及び第7図は予測装置8a、 −第8図は予測装置8b、 −第9図は予測装置8c を示す。 第6図のダイヤグラムは、適応極一零フイルタ
による量子化雑音の整形を伴なう適応予測回路8
aの具体例を示す。 入力102,103はttを夫々受容し、
極一零波回路12aの2個の入力112,11
3に夫々接続されている。この回路は、第1グル
ープのN個の出力120/1,120/2,…
…,120/Nを有しており、これらの出力は、
信号A1t、……、Ant、……、ANtを出しており、
信号ytを波すべく回路13aのN個の入力13
0/1,130/2,……,130/Nに接続し
ている。信号ytは入力130/0によつて供給さ
れる。回路12aは更に、第2グループのP個の
出力125/1,125/2,……,125/P
を有しており、これらの出力は信号B1t、B2t
……、BPtを出しており、信号etを波すべく回
路14のP個の入力140/1,140/2,…
…,140/Pに接続されている。信号etは入力
140/0により供給される。回路12aは更
に、信号ptを供給する出力121と信号pt
を供給する出力122とを有する。 波回路13aの出力132は信号pytを出し
ており、該信号は代数回路15の入力150に供
給される。回路15の第2の入力151は回路1
2aの出力121に接続されており、該出力から
信号ptを受容する。回路15の第3入力15
2は入力105に接続されており、係数γARを示
す信号を受容する。回路15の出力154は γARpyt+(1−γAR)pt に等しい信号pARtを供給する。 波回路14の出力142は代数回路16の入
力160に供給される。回路16の第2入力16
1は回路12aの出力122に接続されており、
回路12aから信号ptを受容する。回路16
の第3入力162は入力106に接続されてお
り、入力106から係数γMAを示す信号を受容す
る。この回路の出力164は γMApet+(1−γMA)pt に等しい信号pMAtを供給する。 図示の回路は更に2個の入力171,172を
有する加算器17を有しており、入力171,1
72は夫々、2個の出力154,164に接続さ
れている。加算器17の出力173は信号t+1
に供給する。 最後に、回路8aは、クロツク信号Hにより制
御されるレジスタ9を含む。クロツク信号Hは受
容信号t+1を遅延させ、予測信号たる信号t
供給する。 回路12aは第10図、回路13aは第12
図、回路14は第13図に示されている。 図示の具体例に於いて、信号pt+ptは極
一零フイルタ12aの調整により得られる信号
t+1の予測値であり、フイルタ12aの係数A1、
……AN、B1、……、BPは、予測エラー t+1−pt−ptt+1 の平均パワーを最小にするように選択される。フ
イルタ13a及び14は夫々、信号tをpt
変換し、tをptに変換する。これらのフイル
タは、tをptに及びtをptに変換するフ
イルタとと同じである。このために後者の係数は
前者に伝達される。コード化される信号yt+1の予
測値は、 t+1=pARt+MAt である。この信号はレジスタ9にロードされ、時
点t+1に於いて適切に位相変調されたクロツク
パルスHの作用下で読取られる。この予測値が新
しいサンプルyt+1から減算され、新しい予測エラ
ーet+1が得られる。 第7図は、適応極一零フイルタによる量子化雑
音の整形を伴なう適応予測回路8aの変形例を示
す。回路14,15,16,17及び9は第6図
の対応する回路に等しい。第6図と違つているの
はモデリング回路12bである。回路12bと回
路12aとの違いは、回路12bが直交化装置を
含むことである。回路12bは第3グループの出
力123/1,123/2,……,123/N−
1を含んでおり、これらの出力は(N−1)個の
直交係数R1t、R2t……R(N−1)tを供給する。
回路13bもまた、前記の係数を使用する直交化
回路を含んでおり、そのために、回路12bの出
力123/1,……,123/N−1に夫々接続
された(N−1)個の入力グループ131/1,
……,131/N−1を含む。回路12bは第1
1図に示されており、回路13bは第14図に示
されている。 第6図のダイヤグラムは一般的な場合である
が、前記の如く、0と1との間の係数γAR及びγMA
の値によつて特別な場合が生じる。即ち、2個の
係数が同時に0になると整形が存在しない。 次表は、γAR及びγMAの値によつて可能な種々の
場合を示す。3番目の欄は、予測エラー上の量子
化雑音Δet=ettから、コード化される信号の
上の量子化雑音Δyt=yttに移行させ得るフイ
ルタを示す。
【表】 第8図のダイヤグラムは、γMA=1及びγAR=0
の場合を示す。これは、適応全零フイルタ12c
による量子化雑音の整形を伴なう適応予測回路8
bに対応する。回路14,17及び9は、第6図
の対応する回路と同じである。 第9図のダイヤグラムはγMA=0及びγAR=1の
場合を示す。即ち、適応全極フイルタによる量子
化雑音の整形を伴なう適応予測回路8cに相応す
る。回路13b,17及び9は、第7図の対応す
る回路に等しい。 次に本発明装置の全体構造を記載し、その主要
構成素子を更に詳細に説明する。 第10図の回路は先ず、第6図に示す如き信号
tの極一零モデリング回路12aを示す。 回路は、N個の1サンプル遅延回路(又はシー
ケンシヤルメモリ)18/1,18/2,……1
8/Nと、同種のP個の別の回路19/1,1
9/2,……19/Pと、1個の制御入力を持つ
N個のパラメータ計算回路20/1,20/2,
……20/Nと、同種のP個の別のパラメータ計
算回路21/1,21/2,……,21/Pと、
N個の2入力乗算器22/1,22/2,……,
22/Nと、P個の別の2入力乗算器23/1,
23/2,……,23/Pと、N個の入力と1個
の出力121とを持つ加算器24と、P個の入力
と1個の出力122とを持つ加算器25と、(N
+P)個の遅延回路の出力に接続された(N+
P)個の入力とパラメータ計算回路全部の制御入
力に入る信号μtを供給する1個の出力とを持つ利
得計算回路26とを有する。 回路の入力113は信号tを受容する。この
信号は、1方で乗算回路22/1の第1入力及び
他方で回路18/1の入力に入る。回路18/1
の出力は遅延信号t-1を供給し、該信号は利得
計算回路26の入力とパラメータ計算回路20/
1の第1入力と乗算回路22/2の第1入力と回
路18/2の入力とに入る。最後の回路18/N
を除く以後の回路に関しては同様の接続が存在す
る。回路18/Nは信号t-N+1を受容し、その
出力に供給される信号t-Nは、回路26の対応
入力と回路20/Nの第1入力とのみに入る。 回路の入力112は信号tを受容する。該信
号はパラメータ計算回路20/1,……,20/
N及び21/1,……,21/Pの第2入力と乗
算回路23/1の第1入力と遅延回路19/1の
入力とに入る。回路19/1の出力は信号t-1
を供給し、該信号は回路26の対応入力と回路2
1/1の第1入力と、回路23/2の第1入力と
回路19/2の入力とに入る。回路19/Pを除
く以後の回路に関しても同様の接続が存在する。
回路19/Pはt-P+1を受容し、出力に、信号
t-pを供給する。該信号は回路26の対応入力
と回路21/Pの第1入力とに入る。回路20/
1,……,20/Nの出力は夫々120/1,1
20/2,……,120/Nで示されており、係
数A1t、……、ANtを供給し回路12aの出力と
なる。更に、これらの出力は乗算回路22/1,
……,22/Nの第2入力に夫々接続されてお
り、該回路の出力は夫々、加算回路24のN個の
対応入力に入る信号A1(yt)、……、AN(yt-N+1)を担
持している。回路24の出力121はptを供
給する回路12aの出力である。 125/1,……,125/Pで夫々示される
回路21/1,……,21/Pの出力は係数
B1t、……、BPtを供給し、回路12aの出力で
ある。該出力は夫々、回路23/1,……,2
3/Pの第2入力に接続されており、該回路の各
出力は加算回路25の対応入力に入る信号B1
、……、BPt-p+1を供給する。回路25の出力
122はptを供給する回路12aの出力であ
る。 第8図の回路12cは、第10図の回路12a
に於いて、係数A1t、……、ANtを供給する出力
120/1,……,120/Nに接続する結線を
削除して得られる。回路12aに於いてA1t、…
…、ANtを供給する出力120/1,……,12
0/N及びB1t、……、BPtを供給する出力12
5/1,……,125/Pに接続する結線を削除
して回路12の変形が得られる。送信機に於いて
回路12a又は12cの1個を使用したときは
(第1図)、受信機に於いて前記の波形を必ず使用
しなければならない。最後に、回路26と該回路
に接続した結線を削除し、回路20/1,……,
20/N,20/1,……,21/Pの制御入力
を定信号供給回路に接続することによつて回路1
2aの変形が得られる。 図示の具体例に於いて、信号pt+pt
A1tt+……+ANt t-N+1+B1t t+……+
BPt t-P+1は信号t+1の予測値であり、極−零予
測フイルタの係数A1t、……、ANt及びB1t、…
…、BPtの係数は、予測エラーt+1の平均パワー
を最小にすべく回路20/1,……,20/N及
び21/1,……,21/Pにより帰納的に調整
される。 代数回路20/1,……,20/N,21/
1,……,21/Pは、並列作動する等しい(N
+P)個の回路、又は時間多重化を伴なつて動作
する1個のプロセツサによつて製造され得る。多
重化処理の制御に関しては説明しない。乗算回路
22/1,……,22/N,23/1,……,2
3/Pに関しても同様である。 第11図のダイヤグラムは、直交化装置を含む
変形例に於ける信号tの極−零モデリング回路
12bを示す。第10図に基いてすでに説明した
回路は同じ参照符号で示される。 第10図の回路12aに比較して第11図の回
路12bの異なる点は、直交化装置28aの存在
である。装置28aは、入力280に信号t
受容し、N個の出力281/1,281/2,…
…,281/NにN個の直交サンプル1t、2t
……Ntを供給し、(N−1)個の出力282/
1,282/2,……,282/N−1に相関又
は反射係数R1t、R2t、……、R(N−1)tを供給
する。これらの出力は夫々、回路12bの(N−
1)個の出力123/1,123/2,……,1
23/N−1に接続されており、第7図の回路1
3bの(N−1)個の入力に接続されている。 第11図の回路に於いて、乗算器22/1,…
…,22/N及び遅延回路29/1,……,2
9/Nは、第10図に関するサンプルt、……、
t-N+1の代りに直交信号1t、……、Ntを受容
する。 第8図の回路12cの変形は、第11図の回路
12bに於いて、出力123/1,……,12
3/N−1及び120/1,……,120/Nに
接続する結線を削除することにより得られる。第
9図の回路12dは第11図の回路12bに於い
て、出力125/1,……,125/Pに接続す
る結線を削除することにより得られる。回路12
の別の変形は、回路12に於いて、係数R1t、…
…、R(N−1)t、A1t、……、ANt、B1t……、
BPtを供給する出力に接続する結線を削除するこ
とにより得られる。送信機に於いて回路12b,
12c(記載の変形)又は12dの1個が使用さ
れるときは受信機に於いて前記の回路の変形を必
ず使用しなければならない。 最後に、回路26と回路26に接続する結線と
を削除することによつて回路12bの変形が得ら
れる。この場合、回路20/1,……,20/
N,21/1,……,21/Pの第3入力は、定
信号μの供給回路に接続される。 図示の具体例に於ける信号pt+ptは、第
10図に関して前記に説明した如き法則に従つて
信号t+1の予測値を計算するためのもう1つの
方法である。違いは、最小自乗を得るために互い
に直交せしむべく回路28に於いてサンプルt
……、t-N+1の予処理が行なわれることである。
回路20/1,……,20/N,21/1,…
…,21/P又は22/1,……,22/N,2
3/1,……,23/Pに関しては第10図と同
様である。 第12図は、第6図に示す如き信号ytの波回
路13aのダイヤグラムである。図示のフイルタ
は、サンプル遅延のための(N−1)個の遅延ラ
イン又は回路30/1,30/2,……,30/
N−1と、2個の入力を持つN個の乗算器32/
1,32/2,……,32/Nと、前記乗算器に
接続されたN個の入力と回路の出力132に接続
された1個の出力132とを持つ加算器34とを
含む。 入力130/0は信号ytを受容し、該信号は乗
算回路32/1の第1入力と遅延回路30/1の
入力とに供給される。以後、遅延回路30/N−
1までは同様の接続が成立している。回路30/
N−1はyt-N+2を受容してyt-N+1を供給し、この
信号は乗算回路32/Nの第1入力に入る。信号
A1t、……、ANtを受容する入力130/1,1
30/2,……,130/Nは夫々、回路32/
1,……,32/Nの第2入力に接続されてお
り、該回路の各出力は生成信号A1tyt、……、
ANtytを供給する。これらの信号は次に、加算回
路34のN個の対応入力に入り、回路の出力13
2を形成する出力はpytを供給する。 第13図はetの波回路14を示す。回路は
(p−1)個の1サンプル遅延回路31/1,…
…,31/P−1とP個の2入力乗算器33/
1,33/2,……,33/Pと、乗算器に接続
されたP個の入力を持つ加算器35とを含んでお
り、前記加算器は出力142を有する。 入力140/0は信号etを受容する。該信号は
乗算回路33/1の第1入力と遅延回路31/1
の入力とに入る。回路31/P−1の入力までは
同様の接続が成立している。回路31/P−1は
信号et-P+2を受容し、その出力は、回路33/P
の第1入力に入る信号et-P+1を供給する。回路1
4の入力140/1,140/2,……,14
0/Pは、回路33/1,……,33/Pの第2
入力に夫々接続されており、係数B1t、……、
BPtを受けとる。該回路の出力は夫々、生成信号
B1tetを供給し、これらは加算回路35の対応入
力に入り、回路14の出力142を形成する回路
35の出力はpetを供給する。 図示の具体例に於いて、第13図の回路14に
より供給された信号petに加算した第12図の回
路13aにより供給された信号pytは、再生信号
tをモデルすべく調整された極−零予測フイル
タを用いた信号yt+1の擬似予測値である。 第14図は、直交化装置を含む信号ytの波回
路13bのダイヤグラムである。第12図に於い
て示した回路は同じ参照符号で示される。図示の
回路は、格子フイルタ36を含んでおり、該フイ
ルタは、1個の入力360と(N−1)個の係数
入力361/1,361/2,……,361/N
−1とN個の出力362/1,362/2,…
…,362/Nとを有する。 回路13bの入力130/0は信号ytを受容し
ており格子回路36の入力360に接続されてい
る。係数R1t、……、R(N−1)tを受容する別の
入力131/1,……,131/N−1は回路3
6の入力360/1,……,360/N−1に接
続されている。回路36の出力362/1,…
…,362/Nは直交サンプルε1t、……、εNt
供給し、乗算回路32/1,……,32/Nの第
1入力に夫々接続されている。該回路の第2入力
は、夫々が係数A1t、……、ANtを受容する回路
13bの入力130/1,……,130/Nに接
続されている。回路32/1,……,32/Nの
出力は加算回路34の対応入力に接続されてお
り、回路34の出力は、回路13bの出力132
であり信号pytを供給する。 図示の具体例に於いて、信号ytを信号pytに変
換するフイルタは、第11図に記載の如く信号
を信号ptに変換するフイルタに一致する。 第15図は、第11図の格子フイルタを使用し
た直交化回路28aのダイヤグラムを示す。該回
路は(N−1)個のセル285/1,……,28
5/N−1を含む。最初のセル及び最後のセルだ
けが詳細に示されており、(N−2)個のセルは
1番目のセルと同様である。1番目のセルは、2
個の入力と1個の出力とを有する2個の減算器3
7/1,38/1と、2個の入力391/1,3
92/1と1個の出力395/1とを有する係数
の帰納的適応回路39/1と、2個の入力と1個
の出力とを有する2個の乗算器40/1及び4
1/1と、1サンプル遅延回路42/1とを含
む。 最後のセル285/N−1は、1個の減算器3
8/N−1と1個の乗算器40/N−1と、1個
の遅延回路42/N−1と係数の帰納的適応のた
めの1個の回路39/N−1とのみを含む。 回路システム28aは入力280と第1グルー
プのN個の出力281/1,281/2,……,
281/Nと第2グループの(N−1)個の出力
282/1,282/2,……,282/N−1
とを含む。 回路28aの入力280はtを受容し、信号
tは、信号1tを供給する出力281/1と、
遅延回路42/1の入力と、反射係数の帰納的適
応のための回路39/1の第1入力391/1
と、乗算回路40/1の第1入力とに入り、前記
入力280に於いて信号は1tで示される。回路
42/1の出力は信号1t-1を供給し、この信号
は、回路39/1の第2入力と、乗算回路41/
1の第1入力と、減算回路38/1の第1入力と
に入る。回路39/1の出力395/1は係数
R1tを供給し、この係数は出力282/1と2個
の乗算回路40/1及び41/1の第2入力とに
入り、回路40/1,41/1の夫々の出力は、
信号1t及び1tを供給する。これらの信号は
夫々、回路38/1及び37/1の第2入力に入
る。これらの回路の出力は夫々、信号2t及び2t
を供給する。回路38/1の出力は回路の出力2
81/2に接続されている。 回路37/N−2,38/N−2の出力を除い
た対応する符号の素子に関しては同様の関係が成
立する。回路37/N−2及び38/N−2は、
夫々、(−1)t及び(−1)tで示される信
号を供給する。回路38/N−2の出力は回路4
2/N−1の入力に接続されており、該回路の出
力は信号(−1)t-1を供給する。該信号は回
路39/N−1の第2入力と回路38/N−1の
第1入力とに入る。回路37/N−2の出力は、
信号(−1)tを供給し、該信号は、回路3
9/N−1の第1入力と、回路40/N−1の第
1入力とに入る。回路39/N−1の出力は係数
R(N−1)tを供給する。該係数は回路28aの
出力282/N−1に出現し、回路40/N−1
の第2入力に入る。該回路の出力は信号(−
1)tを供給する。該出力は回路38/N−1の第
2入力に接続されており、該回路の出力は信号
εNtを供給し回路28aの出力281/Nであ
る。 図示の具体例に於いて、回路28aは全零格子
フイルタとして機能し、その係数R1、……、R
(N−1)は下記の如く調整される。 (+1)tt-o−E(t-ot、……、t
−o+1)式中、E(./.)は最小自乗推定値を示
し、斜棒は“が既知数ならば”を示す。 回路39/1,……,39/N−1の具体例が
第19図に示されている。 回路37/n,38/n,39/n,40/
n,41/nから構成されたセルは、別の回路か
ら構成されてもよく、又は前記の如き回路が並列
に作動できないときは、第一セルの時間多重化に
よつて構成されてもよく、多重化処理の制御は図
示されていない。 第16図は、第14図に紹介したような反射係
数を受容した直交化回路36のダイヤグラムを示
す。この回路は第15図の回路と等しいが、反射
係数が回路に供給されるので反射係数形成回路を
含まない。回路36は、(N−1)個のセル36
5/1,……,365/N−1を含んでおり、
(N−2)個のセルは第1セルとして等しい。第
1セルは、2個の減算器43/1,44/1と2
個の乗算器45/1,46/1と1サンプル遅延
回路47/1とを含む。最後のセル365/N−
1は減算器44/N−1と乗算器45/N−1と
のみを含む。 回路36は、1個の信号入力360と、波に
必要な(N−1)個の反射係数を受容する1群の
入力361/1,361/2,……,361/N
−1と、直交サンプルε1t、ε2t、……、εNtを供
給する1群の出力362/1,362/2,…
…,362/Nとを有する。 回路の入力360は信号ytを受容しており、信
号ε1tを供給する出力362/1と、遅延回路4
7/1の入力とに接続されている。この回路の出
力は信号ε1t-1を供給し、乗算回路46/1の第
1入力と、減算回路44/1の第1入力とに接続
されている。入力360は更に、減算回路43/
1の第1入力と乗算回路45/1の第1入力とに
接続されており、該入力は入力信号η1tを受容す
る。回路36の入力361/1は2個の回路4
5/1,46/1の夫々の第2入力に接続されて
おり、これらの回路の出力は夫々、信号εη1t及び
ηε1tを供給し、2個の回路44/1及び43/1
の夫々の第2入力に接続されている。回路44/
1は信号ε2tを供給し、該信号は回路の出力36
2/2に供給される。回路44/N−2及び4
3/N−2を除いて以後同様の接続が成立する。
回路44/N−2の出力は、回路の出力362/
N−1に入る信号ε(N−1)tを供給し、回路4
7/N−1の入力に接続されている。該回路の出
力は信号ε(N−1)t-1を供給し、該信号は減算
回路44/N−1の第1入力に接続されている。
回路43/N−2の出力は信号η(N−1)tを供
給し、回路45/N−1の第1入力に接続されて
いる。該回路の第2入力はR(N−1)tを受容す
る入力361/N−1に接続されている。回路4
5/N−1の出力は信号εη(N−1)tを供給し、
回路44/N−1の第2入力に接続されており、
該回路の出力は信号εNtを供給し、該信号は回路
の出力362/Nに入る。 図示の具施例に於いて、回路36は、回路28
aによつて得られたフイルタと同じ伝達関数に相
応する格子フイルタを構成する。回路43/n,
44/n,45/n,46/nから構成された各
セルの形成に関して前記フイルタに基いてなされ
た説明は、ここでも通用する。 例えば第17図は、第10図及び第11図のパ
ラメータ計算回路20/1,……,20/N,2
1/1,……,21/Pの可能な任意の具体例の
概略図である。 図示の回路は、3個の入力と1個の出力とを持
つ乗算器48と、2個の入力と1サンプル遅延回
路50を介して入力の1個にループ状に接続され
た1個の出力とを持つ加算器49とを含む。回路
は3個の入力211,212,213と1個の出
力214とを有する。 第1入力211は信号xtを受容する。該信号
は、第10図の場合の信号t又は第11図の場
合の信号yt又は双方の場合の遅延信号tであ
る。第2入力212は信号tを受容する。回路
48の最初の2入力はt及びetを受容し、第3
入力は、回路の第3入力213から信号μtを受容
する。回路48の出力は信号△Atを供給する。
加算器49は出力214に信号Atを供給する。
回路50はクロツクHにより読取動作を実行し、
出力に遅延信号At-1を供給する。 図示の具体例に於いて、回路は計算At=At-1
+μtxt tを実行する。利得μは定数又は第10図
及び第11図に於いて紹介された回路26により
計算された値である。パラメータの計算を行なう
ために公知のタイプの別の変形を使用することも
可能であり、例えば下記の帰納法を使用し得る。 At=At-1+μsign(xt)sign(t) これらの式に於いては、先立つランクの係数か
ら所定のランクの係数を決定し得るので、波パ
ラメータの計算が帰納的又は連続的な性質を持つ
ことが理解される。 第18図は、第10図及び第11図で紹介した
利得計算回路の具体例の概略図である(回路2
6)。 回路はK個の入力(KはN+Pに等しい、第1
0図及び11図参照)261/1,261/2,
……,261/Kと1個の出力260とを有する
る。回路は二乗の値を得るためのK個の回路5
1/1,51/2,……,51/Kと、K個の信
号入力と2個の制御入力521,522と1個の
出力253とを持つ代数回路52と、2個の入力
531,532と出力533とを持ち第1入力が
出力523に接続された加算器53と1サンプル
遅延回路54とを含む。 回路の入力は二乗されるために回路51/1,
……51/Kに夫々入る信号z1t、……、zKtを受
容し、回路51/1,……,51/Kの夫々の出
力は信号z12 t、……、zK2 tを供給し、これらの信
号は、代数回路52の対応入力に入る。後者の入
力521は定信号μを受容し、入力522はクロ
ツクHによる読取動作を行なう遅延回路54から
信号μt-1を受容する。回路52の出力523は信
号△μtを供給し、該信号は加算回路53の第1入
力531に入る。この回路の第2入力532は回
路54の出力に接続されている。加算器の出力5
33は信号μtを供給し、該信号は回路26の出力
260及び回路54の入力に入る。 図示の具体例に於いて、回路52は、下記の計
算を行なう。 △μt=μ〔z12 t+……+zN2 t−μt-1〕 これは、利得計算回路26の場合の計算 μt=μt-1−μ(μt-1N1 zn2 t) に相応する。 最後に第19図は、第15図で紹介した反射係
数計算回路39/1,……,39/N−1の1個
の可能な構造の1例を示すダイヤグラムである。 回路39は2個の入力391,392と1個の
出力395とを有しており、下記の素子を含む。 −4個の入力551,552,553,554と
1個の出力555とを持つ第1の代数計算回路
55と、2個の入力561,562と出力56
3とを有しており第1入力が出力555に接続
されており出力563が第1遅延回路57を通
つて入力562にループ状に接続されている加
算器56と、 −3個の入力581,582,583と1個の出
力584とを有する第2の代数計算回路58
と、2個の入力591,592と出力593と
を有しており、第1入力が出力584に接続さ
れており出力593が第2遅延回路60を通つ
て入力592にループ状に接続されている第2
加算器59と、 −3個の入力611,612,613と1個の出
力614とを有する第3の代数計算回路61
と、2個の入力621,622と1個の出力6
23とを有しており第1入力が出力614に接
続されており出力623が第3遅延回路63を
通つて入力622にループ状に接続されている
第3の加算器62と、 −2個の入力641,642と出力643とを有
しており第1入力が加算器59の出力593に
接続され第2入力が加算器62の出力623に
接続されている第4加算器64と、 −2個の入力651,652と出力643とを有
しており第1入力が加算器56の出力563に
接続されており第2入力が加算器64の出力6
43に接続されている除算器65。 第15図に於いて使用した符号に従うと、回路
の第1入力391は信号tを受容し、第2入力
は信号t-1を受容する。これらの信号は、代数
計算回路55の対応する入力551,552に入
り、回路55の入力553は定信号τを受容し、
入力554は信号t-1を、Hによつて作動する
回路57の出力から受容する。回路55の出力5
55は信号△tを供給し、該信号は加算器56
の第1入力561に入る。加算器56の出力56
3は信号tを供給し、該信号は1方で除算器6
5の第1入力651(分子)に供給され、他方で
レジスタ57の入力に入り、レジスタ57の出力
は回路56の第2入力562に入る信号t-1
供給する。 入力391は更に、代数計算回路58の入力5
81に接続されている。該回路の入力582は定
信号τを受容する。第3入力583は、Hにより
作動するレジスタ60から信号E2 t-1を受容す
る。回路58の出力584は信号△2 tを供給し、
該信号は加算器59の第1入力591に入る。加
算器59の出力593は1方で加算器64の第1
入力641に信号E2 tを供給し、他方でレジス
タ60の入力に該信号を供給する。レジスタ60
の出力は、回路59の第2入力592に信号E
2 t-1を供給する。入力392は更に、代数計算回
路61の入力611に接続されており、該回路の
入力612は定信号τを受容し、入力613は、
Hによつて作動する回路63から信号E2 t-2
受容する。回路61の出力614は信号△2 t-1
を供給し、該信号は加算器62の第1入力621
に入る。該加算器の出力623は信号E2 t-1
供給し、該信号は一方で加算器64の第2入力6
42に入り、他方でレジスタ63の入力に入る。
該レジスタの出力は、前記信号E2 t-2を供給し、
該信号は回路62の第2入力622に入る。回路
64の出力643は信号dentを供給し、該信号は
除算器65の第2入力652(分母)に入る。該
除算器65の出力653は、反射係数計算回路の
出力395に入る信号Rtを供給する。 図示の具体例に於いて回路55は下記の計算を
行なう。 △εηt=τ(2t t-1−Et-1) 従つて、信号Etは、指数関数的に減少する
メモリを伴なつた信号とt-1との交差共分散
(crossed covariance)の2倍の帰納的
(recursive)推定量である。回路58,61は
夫々、下記の計算を行なう。 △2 t=τ((t2−E2 t-1) 及び △2 t-1=τ(2 t-1−Eε2 t-2) 従つて、信号E2 tとE2 t-1とは、往チヤネル
(信号t)及び戻りチヤネル(信号t-1)の夫々
のパワーの帰納的推定量である。最後に、Rt
次式に等しい理論的反射係数の帰納的推定量であ
る。 ここでEは数学的期待値(mathematical
expectation)を示す。 この具体例は、1例として示されただけであ
り、別の帰納的推定量の使用が可能である。これ
に関しては、前出のフランス特許出願を参照され
たい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、公知の適応量子化処理方法を使用し
たシステムのコード化回路、第2図は該システム
の復号化回路、第3図は量子化雑音の整形が極−
零波により得られる本発明の第1具体例の説明
図、第4図は該整形が全零波により得られる本
発明の第2具体例の説明図、第5図は全極波に
より得られる本発明の第3具体例の説明図、第6
図は本発明の量子化雑音の極−零波による整形
が直交化を伴なわずに行なわれる極−零適応予測
回路の第1具体例、第7図は該整形が直交化を伴
なつて行なわれる極−零適応予測回路の第2具体
例の説明図、第8図は本発明による量子化雑音の
全零波による整形を伴なう極−零適応予測回路
の具体例のブロツク図、第9図は本発明による量
子化雑音の全極波による整形を伴なう極−零適
応予測回路の具体例のブロツク図、第10図は直
交化回路を持たない復元信号tの極−零モデリ
ング回路の具体例のブロツク図、第11図は直交
回路を持つ該モデリング回路の具体例のブロツク
図、第12図は直交化装置を含まない信号yt
波回路、第13図は信号etの波回路、第14図
は直交化装置を含むytの波回路、第15図は復
元信号tの直交化のための適応格子波回路の
ブロツク図、第16図は信号ytの格子波回路の
ブロツク図、第17図は極−零フイルタのパラメ
ータの従来の帰納的調整回路のブロツク図、第1
8図は第17図の回路で使用された帰納的算法の
従来の利得適応回路のブロツク図、第19図は格
子フイルタの係数の適応のための従来の回路のブ
ロツク図である。 1……代数減算器、2……演算ユニツト、3…
…コード化回路、4……復号化−量子化回路、5
……演算ユニツト、6……レジスタ、7……代数
加算器、8……適応予測回路、9……レジスタ、
12,13,14……波回路、15,16……
代数回路、17,24,25……加算器、18,
19,30,31……遅延回路、20,21……
パラメータ計算回路、22,23,32,33…
…乗算器、26……利得計算回路、28……直交
化回路、36……フイルタ、37,38……減算
回路、39……係数帰納的適応回路、51……二
乗回路、65……除算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 tをサンプリング時点として、コード化すべ
    き信号ytのサンプルと前記信号の予測信号t
    の間のエラー信号etを形成させ、エラー信号et
    量子化し、次に量子化信号のコード化を実行し、
    量子化又はコード化信号から復元エラー信号t
    を形成させ、tに予測信号tを加算して復元信
    tを形成させる段階を含んでおり、前記予測
    信号tが2個の直線波処理によつて復元信号
    t及びtから形成されるべく構成されており、
    前記直線波処理は、(イ)tのN個の連続サンプ
    ル即ちtt-1、……、t-N+1に関係しており、
    これらのサンプル(又は誘導されたサンプル)の
    夫々に係数A1t、A2t、……、ANtを乗算し、得
    られた積を加算して予測信号ptを得る第1処
    理と、(ロ)tのP個の連続サンプル即ちtt-
    、……、t-P+1に関係しており、これらのサン
    プルの夫々に係数B1t、B2t、……、BPtを乗算
    し、得られた積を加算して予測信号ptを得る
    第2処理と、から成り、エラー信号tの平均パ
    ワーを最小にすべく係数A1t、……、ANt及び
    B1t、……、BPtは各時点tで逐次的に調整され
    るべく構成された適応予測差分PCM型コード化
    方法に於いて、方法が更に、少くとも1つの処理
    の実行によつて信号yt上の量子化雑音(即ちΔyt
    t−yt)のスペクトルを復元信号tのスペク
    トルに相似にすることから成る量子化雑音スペク
    トルの整形段階を含んでおり、前記の少くとも1
    つの処理とは、 (a) 信号ytの直線波処理であり、この段階は、
    ytのN個の連続サンプル即ちyt、yt-1、……、
    yt-N+1を使用し、これらのサンプル(又は誘導
    サンプル)に前記係数A1t、A2t、……、ANt
    に等しいN個の係数を乗算し、次に得られた積
    を加算して波された信号pytを供給し、次に
    前記信号pyttの波により先に得られた信
    号ptとに基いてγARpyt+(1−γAR)pt
    〔式中、γARは0と1との間(両端置を含む)の
    調整自在な係数である〕に等しい信号PARt
    得る段階から成る、 (b) 未量子化エラー信号etの波処理であり、こ
    の処理は、未量子化エラー信号etのP個の連続
    サンプル、即ちet、et-1、……、et-P+1に、夫々
    が前記係数B1t、B2t、……、BPtに等しいP個
    の係数を乗算し、得られた積を加算して波さ
    れた信号petを供給し、次に前記信号petと、前
    tの波により先に得られた信号ptとに
    基いてγMApet+(1−γMA)ptに等しい信号 p
    MAt〔式中、γMAは0と1との間(両端値を含
    む)の調整自在な係数であり、γARとγMAとは同
    時に0にならない〕を得る段階から成る、 とを含んでおり、前記の処理(a)、(b)に続いて信号
    pARtとpMAtとを加算し、得られた和を1サン
    プリング時間遅延させて前記予測信号tを与え
    ることを特徴とする適応予測差分PCM型コード
    化方法。 2 −tの波処理以前に、帰納的に調整され
    る(N−1)個の係数R1t、R2t、……、R(N
    −1)tを持つ格子フイルタによりtのN個の
    連続サンプルの直交化を実行し、前記予処理に
    よつて、前記サンプルの誘導値たるN個の直交
    サンプル1t、2t、……、Ntを供給し、前
    記直交サンプルに前記係数A1t、A2t、……、
    ANtを乗算する段階と、 −ytの波処理以前に、ytのN個の連続サンプル
    に関する直交化処理を実行し、前記直交化が前
    記係数R1t、R2t、……、R(N−1)tに等しい
    (N−1)個の係数を使用して行なわれ、該予
    処理によつて前記サンプルの誘導値たるN個の
    直交サンプルε1t、ε2t、……、εNtを供給し、
    前記直交サンプルに係数A1t、A2t……ANt
    乗算する段階と、 を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 3 コード化すべき信号ytのサンプル及び予測信
    tを夫々受容する2個の入力(tは標本化時
    間)とエラー信号etを供給する1個の出力とを有
    する減算器と、エラー信号etの量子化装置と、量
    子化信号のコーダと、量子化又はコード化信号か
    ら復元エラー信号tを形成し得る回路と、復元
    エラー信号及び予測信号tを夫々受容する2個
    の入力と復元信号tを供給する1個の出力とを
    有する加算器と、復元信号t及びtを受容し前
    記予測信号tを供給する予測装置とを含んでお
    り、前記予測装置が2個の直線フイルタを含んで
    おり、−第1フイルタは復元信号tに作用し且つ
    係数A1t、A2t、……、ANtを形成するN個の回
    路と、夫々が、波すべきtのN個の連続サン
    プル、即ちtt-1、……、t-N+1(又は誘導
    サンプル)と前記のN個の係数を受容する2個の
    入力を持つ第1グループのN個の乗算器と、第1
    グループのN個の乗算器に接続されたN個の入力
    と予測信号ptを供給する1個の出力とを有す
    る加算器とを含んでおり、−第2フイルタは、P
    個の係数B1t、B2t、……、BPtを形成するP個の
    回路と、tのP個の連続サンプル、即ち、t
    t-1、……、t-P+1及び前記のP個の係数を
    夫々受容する2個の入力を有する第2グループの
    P個の乗算器と、第2グループのP個の乗算器に
    接続されたP個の入力と予測信号ptを供給す
    る1個の出力とを有する加算器とを含んでおり、
    前記の2個のフイルタが、エラー信号tの平均
    パワーを最小にすべく各時点tで係数A1t、…
    …、ANtとB1t、……、BPtとを逐次的に調整す
    る手段を含む型の特許請求の範囲第1項に記載の
    方法を実行するための適応予測差分PCM型コー
    ド化装置に於いて、予測装置が、ytの上の量子化
    雑音(即ちΔytt−yt)のスペクトルを復元信
    tのスペクトルに相似に配置することによつ
    て量子化雑音のスペクトルを整形する手段を含ん
    でおり、前記手段が、下記の素子、即ち (A) 下記の回路の少くとも1個、 (a) −ytのN個の連続サンプル即ちyt、yt-1
    yt-N+1(又は誘導サンプル)及びtに作用
    する予測装置の第1フイルタに於いて標本
    化された前記の係数A1t、A2t、……、
    ANtに夫々等しいN個の係数を夫々受容す
    る2個の入力を持つ第1グループのN個の
    乗算器と、第1グループのN個の乗算器に
    接続されたN個の入力と波信号pytを供
    給する出力とを持つ加算回路と、 −2個の入力を有しており、1個の入力がyt
    のフイルタの出力に接続されて信号pyt
    受容しており、別の入力がtのフイルタ
    の出力に接続されて信号ptを受容して
    おり、出力に、 γARpyt+(1−γAR)pt 〔式中、γARは0と1(両端値を含む)との
    間の調整自在な係数〕 に等しい信号pARtを供給する第1の代数
    回路と、から構成された第1回路、 (b) −2個の入力を有しており各入力がetのP
    個の連続サンプル即ちet、et-1、……、
    et-P+1及びtに作用する予測装置の第2フ
    イルタに於いて標本化された前記係数
    B1t、B2t、……、BPtに等しいP個の係数
    を夫々受容している第2グループのP個の
    乗算器と、第2グループのP個の乗算器に
    接続されたP個の入力を有する加算器と、
    を含む未量子化エラー信号etのフイルタ
    と、 −2個の入力を有しており、1個の入力がet
    のフイルタの出力に接続されて信号pet
    受容し、別の入力がtのフイルタの出力
    に接続されて信号ptを受容しており、
    出力に、 γMApet+(1−γMA)pt 〔式中、γMAは0と1(両端値を含む)との
    間で調整自在な係数であり、係数γMAとγAR
    とは同時に0にならない〕 に等しい信号pMAtを供給する第2の代数
    回路と、 から構成された第2回路、 (B) 第1及び第2の代数回路の出力に接続された
    2個の入力と信号pARt+pMAtを供給する出
    力とを有する加算器、 (C) 加算器の出力に接続された入力と前記予測信
    tを供給する出力とを有しており、1標本
    化周期の遅延を持つ回路、 を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法を実行するための適応予測差分PCM
    型のコード装置。 4 −tに作用する予測装置の第1フイルタの
    手前に、N個の連続サンプルtt-1……t
    −N+1を直交化するための第1直交化回路28a
    が配置されており、前記回路は、帰納的に調整
    される(N−1)個の係数R1t、R2t、……、
    R(N−1)tを持つ格子フイルタを含んでおり、
    且つ、前記サンプルの誘導値を構成しtのフ
    イルタのN個の乗算器22/1,22/2,…
    …,22/Nの入力に入るN個の直交サンプル
    ε1t、2t、……、Ntを供給するN個の出力2
    81/1,281/2,……,281/Nを有
    しており、 −ytのフイルタの手前にも、ytのN個の連続サン
    プル即ちyt、yt-1、……、yt-N+1tに作用す
    る第1フイルタの直交化回路28aに於いて標
    本化された(N−1)個の係数R1t、R2t、…
    …、R(N−1)tとを受容する格子フイルタを
    持つ第2の直交化回路36が配置されており、
    前記第2回路は、前記サンプルの誘導値を構成
    しytのフイルタのN個の乗算器32/1,3
    2/2,……32/Nの入力に入るN個の直交
    信号ε1t、ε2t、……、εNtを供給するN個の出
    力362/1,362/2,……,362/N
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第3
    項に記載の装置。
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