JPS63500014A - 椅子用シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 椅子用シート 本発明は請求の範囲第１項に前置き部分として示されているような椅子のための シート（座部）に関する。本発明は作業用椅子、事務所用椅子、自動車用シート 、骨盤部分に種々の痛みを持っている多数の患者の集団のための特殊な椅子のよ うな、毎日長時間用いられる種類の椅子のために、好ましいように考えられたも のであるが、もちろん種々の型の休息用椅子にもまた用いることのできるもので ある。このシートは特に、事務所用及び作業用椅子に関連して人間工学上の改善 に通しているものである。

シートと、シート懸架部と、背もたれに自然のやり方で荷重がかけられそれによ り損傷が回避されるようにこれらを正しく位置させることについて努力がなされ ている、事務所用及び作業用の椅子の多数の様々な構想が知られている。長期に わたる多くの種類の成果がどの椅子にも見られるけれども、特に椅子シートに関 し多くの問題がある。

本発明の目的は、現在までに知られている多くの長期にわたる障害が完全に解消 されるように椅子シートへの柔かい敷物の取付けを改良することにある。

この目的は、請求の範囲第１項の特徴部分に開示されている本発明のシートを構 成することにより達成される。シートと使用者の骨盤領域への負荷は容易に分散 されそのため中央部分は大腿部と臀部にかかる負荷に対して軽減されることにな る。したがって荷重を受けるようになっている身体の部分が他の部分から荷重の ある部分を受け取るようになるということが、人間の外的特徴に対して可能とな る。

本発明のシートが請求の範囲第２項の特徴部分に開示されているように構成され た場合は、尾骨がより柔かい材料の上に載ることになり、背もたれの下方部分の 軽減がさらに達成される。したがって、を椎に不利に負荷がかからずｍ＝筋肉が むしろ動的に働くことができそれにより全を椎中の各部分がその運動の自然の範 囲内で働（ようになるので、シートの性能がさらに向上するものとなる。本発明 の固定されたシートの単なる使用はそのため、シートが前方に傾斜できる公知の 椅子によってのみ得られるのと同じ利点がもたらされる。

本発明のシートが傾斜椅子に用いられた場合は、身体への圧力分布が全く理想的 となるので、傾斜椅子の利点の全てが増大する。

本発明のシートは好ましくは請求の範囲第３項の特徴部分に開示されたように構 成され、この構成では中央の柔かい領域がそのため自由に換気できるものとなる 。

さらに本発明のシートは請求の範囲第４項の特徴部分に開示されているように構 成される。そのため、請求の範囲第１項及び第２項に述べられている利点を減少 させることなく最適の通気性が得られる。したがって、中央部分が最適状態で換 気されそれにより使用者は、例えば−日中事務所用椅子に座っている時の発汗作 用による過剰の分泌物によりシート部分が台なしになるというような、自然の局 部的な気候状態を持たな（なるという点で理想的な組合せが得られる。この椅子 は、さらに、座り心地がよく、また使用者が例えば生理痛に悩みあるいは骨盤が 下がり、又はその他の苦痛もしくは病気がある場合には座っても苦痛が和らげら れるようになる。

本発明のシートは好ましくは請求の範囲第５項の特徴部分に開示されているよう に構成される。したがって、所要の効果を簡単な方法で達成でき、また非常に簡 単に製造することのできるシートが得られる。

本発明のシートは好ましくは請求の範囲第６項の特徴部分にさらに規定されてい るように構成される。この材料は身体の重さによって適当な硬さに圧縮され、こ の請求の範囲において与えられている材料についてのデータが正確に最適の効果 を生じるということがわかった。柔かい中央領域を取巻くシートクッション自身 は圧縮により一層硬くなりそしてこのより柔かい中央領域がこの効果を発揮する 前に座ると堅く感じられるようになりそのため荷重は主としてシートクッション の最も硬い部分により取り上げられることになる。

最後に、本発明のシートは好ましくは請求の範囲第７項の特徴部分に開示されて いるように構成される。柔かい部分がほとんど円形である、その中央部に向って シートの後縁から延びている水滴形状の構造は、所要の特性と利点を与えること がわかり、また請求の範囲に開示されている中央の柔かい領域の大きさは大多数 の使用者に適合することがわかった。

本発明は、本発明の好適な実施態様を示す図面を参照することにより以下にさら に詳細に説明される。

第１図は第２図のＴ−Ｉ線の方向のシートの切断平面図、第２図は第１図のシー トのｎ−ｎ線の方向の拡大垂直断面図である。

シート（座部）１は、例えば合板又はその他の適当な材料で製造されているシー ト底部６からなる。シート底部６上に、後方に延びる部分７を有する中央部分３ を持ったクッション２が配置されかつ固定されている。このシートクンジョン又 は詰め物（バッド）は織物又はその他の非気密性材料のカバー５により被覆され ている。

シートクッション２の中央部に、この中央部を貫通してさらにシート底部６を通 って外に抜けるように延在する通気用孔もしくは通路４を備えた水滴形状の中央 部分３が配置されている。この中央部の領域３は椅子のシートの後縁まで延びそ れによりチャンネル状の領域７が形成されるようにしている。この柔かい中央部 分３はそのため、後方に延在する領域７を介すると共に通気孔４を介して、空気 を通すことができる。

シートクッション２は例えば密度４８．０ｋｇ／ｒ＋？及び硬度指数２０ＯＮ　 （Ｎ　：ニュートン）の、ポリウレタンフォームで作うれる。中央の柔かい部分 ３と７を形成する水滴形状の領域は、例えば密度３６．０ｋｇ／ｒｒｒで硬度指 数１５ＯＮのポリウレタンフォームで作られる。これらの材料の密度はＩＳＯ１ ８５５によって測定されまた硬度はＩＳＯ２４３９，４０％圧縮による処理Ａに より測定される。両材料は防火性でありそのためこれらの材料はカリフォルニア 告示第１１７号セクションＡ＋Ｄの規定に従うようになっている。

本発明のシート構造はほとんど全ての種類の椅子のために用いることができ、柔 かい領域３は図に示すように水滴形状に作られ約１０〜２０ｃｍ、好ましくは約 １５ｃｍの中央部分の幅Ｔを有している。この技術に熟達している者にとって、 領域２と３の物理的な寸法と共に相対的な寸法は、このシートが使用されるべき 椅子を考慮しまたこの椅子を使用すべき人を考慮して、相互に変えかつ適合させ 得ることは自明なことである。例えば同じ寸法の椅子シートが水滴形状の領域の 寸法の異なったもので作られることを想像することができる。

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Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．固定されたシート底部（６）と、その上に支持されたカバー（５）を有する 弾性クッションとを具備する椅子用シート（１）において、弾性クッション（２ ）がクッションの材料よりも柔かい材料で作られた中央領域（３）を有して構成 されていることを特徴とする椅子用シート。
2. ２．中央領域が、中央領域（３）と同じ材料で作られかっこれと一体に形成され た、後方に向って延在する部分（７）を有していることを特徴とする請求の範囲 第１項記載のシート。
3. ３．後方に向って延在する部分（７）がシートの後縁にまで延びていることを特 徴とする請求の範囲第２項記載のシート。
4. ４．中央領域（３）が、シートを貫通しかつシートの平面に実質的に垂直に延在 する貫通した通気孔（４）を有して構成されていることを特徴とする請求の範囲 第１項から第３項中の１項に記載のシート。
5. ５．弾性クッション（２，３）がフォームラバーで作られ、これら２つの領域が 異なった硬度と密度を有するフォームラバーで作られていることを特徴とする請 求の範囲第１項から第４項中の１項に記載のシート。
6. ６．フォームラバーがポリウレタンであり、中央領域（３）が３４〜３８ｋｇ／ ｍ３、好ましくは３６ｋｇ／ｃｍ３の密度と、約１５０Ｎの硬度指数を有し、シ ート部分（２）が４４〜５２ｋｇ／ｍ３、好ましくは４８ｋｇ／ｍ３の密度と約 ２００Ｎの硬度指数を有していることを特徴とする請求の範囲第５項記載のシー ト。
7. ７．中央部分（３）が実質的に水滴形状でありかつその最も広い個所が１０〜２ ０ｃｍ、好ましくは約１５ｃｍの横断寸法（Ｔ）を有していることを特徴とする 請求の範囲第１項から第６項中の１項に記載のシート。