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JPS6349864Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6349864Y2
JPS6349864Y2 JP15658283U JP15658283U JPS6349864Y2 JP S6349864 Y2 JPS6349864 Y2 JP S6349864Y2 JP 15658283 U JP15658283 U JP 15658283U JP 15658283 U JP15658283 U JP 15658283U JP S6349864 Y2 JPS6349864 Y2 JP S6349864Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
disk
split photodetector
optical axis
Prior art date
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Application number
JP15658283U
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English (en)
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JPS6064415U (ja
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Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15658283U priority Critical patent/JPS6064415U/ja
Publication of JPS6064415U publication Critical patent/JPS6064415U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6349864Y2 publication Critical patent/JPS6349864Y2/ja
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビデオデイスクやオーデイオデイス
クのような光学式デイスクの記録再生に適用され
る光学式デイスク装置のスキユー検出装置であつ
て、特に、レンズと、そのレンズの同一焦点面上
でかつレンズの光軸に対して直角な方向に振分け
られて配置された拡散光源及び2分割光検出器と
からなり、上記拡散光源からの拡散光を上記レン
ズによつて光学式デイスクの記録面に照射させる
と共にその反射光を上記レンズによつて上記2分
割光検出器の2つの受光領域にまたがつて受光さ
せ、その2つの受光領域での受光像の検出出力の
差に基づいて上記光学式デイスクのスキユーの方
向及び量を検出するように構成した光学式デイス
ク装置のスキユー検出装置に関するものである。
[背景技術とその問題点] 光学式デイスク装置の読取り光学系において
は、レーザー光源から放射されたレーザービーム
を対物レンズによつて収束させてビームスポツト
とし、このビームスポツトをデイスクの記録面に
照射させて、その反射光によつてデイスクの記録
面の情報を読取る。この際、ビームスポツトがデ
イスクの記録面に焦点を結ぶようにフオーカス制
御が行われると共に、その光軸がデイスクの記録
面のトラツクを形成する情報ピツト列に一致する
ようにトラツキング制御が行われる。ところが、
ビームスポツトはレーザー光源の波長と対物レン
ズの開口数とで定まる有限な広がりを有したスポ
ツトであるため、レーザービームの光軸がデイス
クの記録面に対して垂直でない(以下デイスクの
スキユーという)と、その記録面でのスポツトに
コマ収差が発生してこのスポツトが劣化されてし
まう。この場合、デイスクの記録面でのトラツク
ピツチは非常に小さいため、ビームスポツトが隣
接トラツクの情報を読取つてしまうクロストーク
が大きな問題となる。
ところでレーザービームの光軸とデイスクの記
録面とが垂直でなくなるデイスクのスキユーの原
因は、スピンドル軸の傾斜、デイスク受け台の曲
がり、デイスク自体の反り等、種々あるが、主要
な原因はデイスク自体の反りであり、特に半径方
向でのスキユーが大きくなつている。このため、
デイスクの半径方向におけるスキユー(デイスク
自体の反り以外の原因も含む)を検出してクロス
トークの増大に関する対策が必要となる。
このスキユー検出に関しては種々の方法が提案
されている。例えば、読取り光学系内でデイスク
からの反射光を検出する方法や、読取り光学系と
は別のレーザー光源を設けて反射光を検出する方
法等である。しかしこられの方法は何れも機構が
複雑で高価になる問題がある。
この問題を解決するものとして、本考案者は先
に、極めて構造が簡単で安価なスキユー検出装置
を提案した。そこで先ず、本考案の前提となるこ
のスキユー検出装置について説明する。
第1図〜第3図はこのスキユー検出装置1を示
すもので、第1図はデイスク2の上面側から見た
図(ただしデイスクは示さない)、第2図はデイ
スク2の半径方向から見た図、第3図はデイスク
2のトラツク方向から見た図(夫々説明のため断
面図的に示した)である。
このスキユー検出装置1においては、光源とし
て拡散光源を用いるもので、第1図〜第3図の例
では発光する表面で光が拡散するようにされた発
光ダイオード3が用いられる。またこの発光ダイ
オード3からの拡散光のデイスク2による反射光
をレンズ4を通して受光する2分割光検出器5が
設けられる。この2分割光検出器5は2つの受光
領域5a,5bを有するものである。そしてこれ
ら発光ダイオード3、レンズ4及び2分割光検出
器5はほゞ円筒形状をなすハウジング部材6に取
付けられる。即ち、ハウジング部材6の一方の開
口端側にはレンズ4が配され、他方の開口端側に
はこのレンズ4の焦点面位置において発光ダイオ
ード3と2分割光検出器5とが、このレンズ4の
光軸OAに対して直角な方向に振分けられて配さ
れる。そして、このように発光ダイオード3、レ
ンズ4及び2分割光検出器5が配されたハウジン
グ部材6が、図に示すように、レンズ4がデイス
ク2側となり、かつ発光ダイオード3と2分割光
検出器5とがデイスク2のスキユー検出方向に対
して直交する方向に並ぶように設置される。この
例の場合、デイスク2の半径方向のスキユーを検
出するものであるので、発光ダイオード3と2分
割光検出器5とは、デイスク1の半径方向に直交
する方向(トラツク方向)に配される。また、こ
の場合、レンズ4の光軸OAが、読取り光学系で
ある光ピツクアツプとの光軸が垂直になつている
場合におけるデイスク2の記録面に対して垂直に
なるように設置される。さらに、2分割光検出器
5の分割線5cはスキユー検出方向に直交する方
向、即ちデイスク2の半径方向に対し直交する方
向で、しかも、レンズ4の光軸OAを含む面と交
わるようにされる。
なお、第4図に発光ダイオード3と2分割光検
出器5のみの斜視図を示す。
このように構成すると、2分割光検出器5の2
つの受光領域5a,5bには発光ダイオード3の
表面部における拡散光の像が第1図で斜線を附し
て示す受光像7として受光される。このようにな
る原理を第5図に示す。
即ち、レンズ4の光軸OAとデイスク2の記録
面とが垂直になつていれば、デイスク2の記録面
への入射光と反射光の光路は全く対称的になる。
従つて、レンズ4の光軸OAを含み、デイスク2
の半径方向に沿う面よりも右側にある発光ダイオ
ード3の像が上記面の左側においてレンズ4の焦
点面で結像する。この第5図においてデイスク2
よりも上側にある仮想線で示す部分はデイスク2
の記録面で反射される部分であるから、デイスク
2の記録面で折返すと第5図に実線に示すような
ものとなり、発光ダイオード3の表面部の像が、
ちようど2分割光検出器5の位置において受光像
7として結像されることになる。
そして、レンズ4の光軸OAとデイスク2の記
録面とが第5図のように垂直になつている状態に
おいては、第6図に実線で示すように受光像7が
2分割光検出器5の2つの受光領域5a,5bに
同じ量だけまたがつて受光される。従つて、各受
光領域5a,5bからの光検出出力は等しく、そ
の差は零である。
デイスク2のスキユーにより、第7図に示すよ
うにレンズ4の光軸OAとデイスク2の記録面と
が垂直でなくなつたときには、同図に示すよう
に、発光ダイオード3の像の位置はこの傾いたデ
イスク2によつてその半径方向にずれ、このた
め、2分割光検出器5の受光像7は第6図に仮想
線で示すように一方の受光領域5b側により多く
含まれるように受光されることになる。またデイ
スク2が第7図の状態とは反対側に、つまり、図
の右側が下がるようなスキユーを有するときは、
2分割光検出器5の受光像7は他方の受光領域5
a側により多く含まれるように受光される。
以上のことから、2分割光検出器5の2つの受
光領域5a,5bにおける受光像7の検出出力の
差によりデイスク2のスキユーの方向及び量を検
出することができる。
以上のようなデイスク2のスキユー検出装置1
が用いられて次のようにして、光ピツクアツプの
光軸がデイスク2の記録面に対して垂直になるよ
うに制御される。
即ち、先ず発光ダイオード3と2分割光検出器
5とは、光ピツクアツプに対して上記のような関
係を保つて、後述するように光ピツクアツプと共
に可動できるようにされる。
第8図はこの光ピツクアツプ及びスキユー検出
装置を含む可動部の構成の一例を示すものであ
る。同図で、10は光学ブロツクを示し、この光
学ブロツク10にデイスク2のピツトによる記録
情報を読取るための光ピツクアツプ11と、デイ
スク2のスキユーを検出するための前記スキユー
検出装置1が設置される。なお光ピツクアツプ1
1の光学系に対するフオーカス制御及びトラツキ
ング制御は、2軸光学駆動部12によつて従来同
様になされる。そしてスキユー検出装置1のハウ
ジング部材6は、そのレンズ4の光軸OAが光ピ
ツクアツプ11の光軸OBに対する近傍で記録ト
ラツクの長手方向に位置するように、光学ブロツ
ク10に取付けられる。従つて、レンズ4の光軸
OAを含む面は光ピツクアツプ11の光軸OBを
も含むように構成される。
以上のようにされた光学ブロツク10は、その
全体がデイスク2の半径方向に直交する方向の軸
13により支持され、デイスク2の半径方向に揺
動される。即ち、この例では、光学ブロツク10
の底面にはウオームホイール14が取付けられ、
このウオームホイール14が送りブロツク15に
設置されているモータ16により回転されるウオ
ーム17に噛合うように2枚の側板18の軸孔1
9に軸13が挿通される。なお、送りブロツク1
5は一対のガイド軸20によつてデイスク2の半
径方向に摺動案内される。そしてモータ16によ
りウオーム17が回転したとき、その回転に応じ
た回転角だけウオームホイール14が回転し、こ
れにより、光学ブロツク10がデイスク2の半径
方向に揺動される。従つて、モータ16をスキユ
ー検出装置1の検出出力により制御すれば、光ピ
ツクアツプ11の光軸OBがデイスク2の記録面
に対して常に垂直となるように制御できる。
ところが、上述のように構成されたスキユー検
出装置1を有する光学式デイスク装置では、この
デイスク装置が組上がつた段階でスキユー検出の
中立点を調整しておく必要がある。即ち、この種
の装置には、スピンドル軸の傾斜、各機構部品の
精度或いは組立誤差、光ピツクアツプ11の光学
系でのコマ収差、その他種々の誤差がある。従つ
て、装置が組上がつた段階では、これらの合計の
誤差分によつて、たとえスキユーのないデイスク
を装着しても、スキユー検出装置1の光軸OAは
デイスクに対して垂直とはならずにずれが生じて
くる。このため、スキユー検出装置1における2
分割光検出器5の2つの受光領域5a,5bでの
受光像7は、最初からどちらかの受光領域5a又
は5bにずれてきることになる。従つて、装置が
組上がつた段階でこのずれがないように中立点に
戻しておく調整が必要となる。
しかして、前述したスキユー検出装置1におい
ては、この調整をスキユー検出装置1全体を光学
ブロツク10に対して傾けることで行つていた。
即ち、デイスク装置が組上がつた段階でデイスク
2を再生し、そのデイスク2に記録されている
RF信号を読取る。そして再生されるRF信号が最
大値となるように光学ブロツク10を傾ける。こ
こでRF信号が最大値となる状態が、デイスク2
に対して光ピツクアツプ11の光軸OBが垂直に
なる場合であるから、この状態でスキユー検出装
置1をさらに光学ブロツク10に対して傾けて、
その2分割光検出器5における受光像7が2つの
受光領域5a,5bに同等にまたがるように中立
点に調整する。このようにスキユー検出装置1の
中立点を調整した後、このスキユー検出装置1を
光学ブロツク10に対して固定すれば、以後は常
に、スキユー検出装置1からの検出出力が零であ
れば光ピツクアツプ11の光軸OBはデイスク2
に対して垂直になる。
しかしながら、上述のようにスキユー検出装置
1全体を光学ブロツク10に対して傾ける方法
は、このスキユー検出装置1が簡単な構造である
のに反して、傾けるための調整機構が複雑で部品
点数も多くなり、著しくコスト高なものとなる問
題があつた。さらにスキユー検出装置1全体を傾
ける方法は、調整作業が面倒で手間がかかり、作
業効率が非常に悪い問題もあつた。
[考案の目的] 本考案は、上述のような問題を解決できる光学
式デイスク装置のスキユー検出装置を提供しよう
とするものである。
[考案の概要] 本考案は、上述した光学式デイスク装置のスキ
ユー検出装置において、上記拡散光源と上記2分
割光検出器とを固定台に取付け、上記レンズの光
軸に対して直角な方向でかつ少なくとも上記2分
割光検出器の2つの受光領域の分割された方向に
移動自在の移動台を設け、その移動台に上記レン
ズを取付けると共に、その移動台を上記固定台に
対して移動調整する調整機構を設け、この調整機
構によつて上記レンズを移動調整することにより
上記2分割光検出器の2つの受光領域にまたがつ
て受光されている受光像を中立点に調整するよう
に構成したものである。
そして本考案によれば、単に移動台を移動させ
るだけでレンズのみを移動させて、受光像を中立
点に調整することができるため、その調整作業が
極めて容易になり、作業効率を大幅に向上でき
る。また調整機構の構造が極めて簡単で部品点数
も少なくなり、著しく低コストなものが得られ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第9図〜第16図に基
づいて説明する。なお前述した従来例と同一構造
部には同一の符号を附してその説明を省略する。
先ず第9図〜第12図は第1実施例を示したも
のである。この第1実施例においては、スキユー
検出装置1の前記ハウジング部材が、第9図及び
第10図に示すように、移動台23と固定台24
とで構成されている。この移動台23と固定台2
4はほゞ円筒形状となすもので、移動台23の上
端側には前記レンズ4が、また固定台24の下端
側には拡散光源である前記発光ダイオード3及び
2分割光検出器5が夫々取付けられている。な
お、これらレンズ4、発光ダイオード3及び2分
割光検出器5の位置関係は、前述したものと同様
になされている。
しかして、移動台23の下部には、その外周面
がレンズ4の光軸OAに対して偏心している偏心
凸部25が一体に形成されている。一方、固定台
24の上部には、その内周面がレンズ4の光軸
OAに対して偏心している偏心凹部26が一体に
形成されている。なお、この偏心凸部25及び偏
心凹部26が本考案でいう調整機構である。そし
てこの偏心凸部25の外周面と偏心凹部26の内
周面とは同径のものであつて、その中心Cは第1
0図及び第11図に示すように、レンズ4の光軸
OAに対して△ε偏心している。従つて、固定台
24の偏心凹部26に移動台23の偏心凸部25
を嵌合させることによつて、この移動台23はレ
ンズ4の光軸OAに対して直角な方向、即ちレン
ズ4を同一平面上に保つたまゝ水平に、固定台2
4に対して回転自在に構成されている。そして移
動台23を回転させると、レンズ4はその光軸
OAが、偏心の中心Cを中心とした半径△εの円
を描いて回転されることになる。なお、第10図
及び第11図で仮想線で示す位置は、移動台23
が固定台24に対して実線状態から180゜回転され
て、レンズ4の光軸OAがOA′に移動した状態を
示すものである。また、移動台23の外周の一側
部には調整用孔27が設けられ、さらに固定台2
4の外周の一側部には偏心凹部26へ貫通するネ
ジ孔28が設けられ、このネジ孔28にロツク用
ネジ29がねじ込まれている。
上述のように構成された本考案における第1実
施例によれば、スキユー検出装置1によるデイス
ク2のスキユー検出は従来と全く同様に行われ
る。しかして、2分割光検出器5の2つの受光領
域5a,5bにおける受光像7の位置を極めて簡
単に移動調整できる。そこで、この原理を第12
図によつて説明する。
即ち、前述したようにレンズ4の光軸OAとデ
イスク2の記録面とが垂直になつている場合に
は、実線にて示すように、受光像7が2分割光検
出器5の2つの受光領域5a,5bに同じ量だけ
またがつて受光されている。ここで移動台23を
固定台24に対して矢印a方向に少し回転させる
と、レンズ4はその光軸OAが偏心の中心Cを中
心とした半径△εの弧を描いて一点鎖線にて示す
位置に移動される。ここで2分割光検出器5にお
ける受光像7は常にレンズ4の光軸OAに対して
発光ダイオード3と反対の位置(共役な位置)に
できることから、2分割光検出器5における受光
像7はその中心が半径2・△εの弧を描いてレン
ズ4の光軸OAが移動した方向に移動される。従
つて受光像7は一点鎖線にて示すように2分割光
検出器5の一方の受光領域5a側により多く含ま
れるようになる。また移動台23を固定台24に
対して矢印b方向に少し回転させると、前述とは
逆に、レンズ4は二点鎖線にて示す位置に移動さ
れ、このレンズ4の移動によつて受光像7は二点
鎖線にて示すように2分割光検出器5の他方の受
光領域5b側により多く含まれるようになる。
このように、移動台23を固定台24に対して
回転させることで、2分割光検出器5における受
光像7の位置を自在に移動できる。従つて装置が
組上がつた段階において、2分割光検出器5にお
ける受光像7の位置が例えば受光領域5a側にず
れているような場合には、移動台23を矢印b方
向に回転させることによつて、受光像7のずれを
戻して中立点に調整することができる。
なお、移動台23を固定台24に対して回転さ
せるには、第10図に示すように、移動台23に
設けられた調整用孔27に調整棒30を挿入し、
この調整棒30を第12図に示すように、水平に
移動させればよい。そして2分割光検出器5の2
つの受光領域5a,5bにおける受光像7を中立
点に調整した後、第10図に示すように、固定台
24のロツク用ネジ29を締込んで、移動台23
を固定台24に対して固定させる。なおこの固定
はネジ孔28から接着剤等を流し込んで移動台2
3と固定台24とを固着するものでもよい。
以上述べたように本考案の第1実施例は、レン
ズ4を移動台23を取付けると共に、発光ダイオ
ード3と2分割光検出器5とを固定台24に取付
け、移動台23にはレンズ4の光軸OAに対して
偏心した偏心凸部25を設け、固定台24にはそ
の偏心凸部25が嵌合される偏心凹部26を設
け、偏心凸部25と偏心凹部26との嵌合により
移動台23をレンズ4の光軸OAに対して直角な
方向でかつ2分割光検出器5の2つの受光領域5
a,5bの分割された方向に回転させ、この移動
台23の回転によつてレンズ4を移動調整させて
2分割光検出器5の2つの受光領域5a,5bに
またがつて受光されている受光像7を中立点に調
整するようにしたものである。従つて、単に移動
台23を回転させるだけでレンズ4を移動させる
ことができ、また移動台23の回転はデイスク2
の下方において側方から行えるため、受光像7を
中立点に調整する作業は極めて容易になり、その
作業効率は大幅に向上される。また移動台23の
偏心凸部25及び固定台24の偏心凹部26は極
めて簡単な構造であつて、夫々一体成形で簡単に
製造できて部品点数も少ないため、装置の低コス
ト化を計ることができる。また特に、偏心によつ
て移動台23を回転させる方法は、受光像7の微
妙な調整が可能であり、受光像7を精度よく中立
点に調整できる。
なお、第1実施例で示した偏心凸部25及び偏
心凹部26は、移動台23と固定台24とで互に
逆に形成してもよく、また嵌合状態を逆にするこ
とも可能である。さらに第1実施例では偏心凸部
25と偏心凹部26とを共にレンズ4の光軸OA
に対して偏心させているが、これは移動台23と
固定台24との外径を揃えるためであり、レンズ
4を回転させるには少なくとも移動台23の嵌合
部をレンズ4の光軸OAに対して偏心させておけ
ばよい。
次に第13図〜第16図は第2実施例を示した
ものである。この第2実施例においては、スキユ
ー検出装置1の前記ハウジング部材が、第13図
〜第15図に示すように、移動台32と固定台3
3とで構成されている。この移動台32はほゞ円
筒形状をなすもので、上端側には前記レンズ4が
取付けられている。また固定台33の上面側には
拡散光源である発光ダイオード3及び2分割光検
出器5が夫々取付けられている。なお、これらレ
ンズ4、発光ダイオード3及び2分割光検出器5
の位置関係は、前述したものと同様になされてい
る。
しかして、移動台32の下部は平板状に形成さ
れていて、下端面にはレンズ4の光軸に対して直
角な方向の切欠きからなるスライド部34が形成
されている。一方、固定台33の上面側で発光ダ
イオード3及び2分割光検出器5の両側は、レン
ズ4の光軸OAに対して直角な方向でかつ2分割
光検出器5の2つの受光領域5a,5bの分割さ
れた方向に沿つた段部からなるガイド部35が形
成されている。なお、このスライド部34及びガ
イド部35が本考案でいう調整機構である。従つ
て第14図に示すように、固定台33のガイド部
35に移動台32のスライド部34を嵌合させる
ことによつて、この移動台32はレンズ4の光軸
OAに対して直角な方向、即ちレンズ4を同一平
面上に保つたまゝ水平に、固定台33に対して直
線的に摺動自在に構成されている。なお第15図
で仮想線にて示す位置は、移動台32を固定台3
3に対して実線状態から△λほど摺動させて、レ
ンズ4の光軸OAをOA″に移動させた状態を示す
ものである。また第13図及び第15図に示すよ
うに、固定台33のガイド部35が設けられてい
る方向の両端部には立上り36a,36bが一体
に成形されていて、一端の立上り36aにはネジ
孔37が、また他端の立上り36bにはガイド孔
38が設けられている。さらに移動台32の外周
面で、スライド部が設けられている方向の一端面
にはネジ受39が、また他端面にはガイド棒40
が固着されている。そして第15図に示すよう
に、移動台32はガイド棒40をガイド孔38に
挿入させた状態で固定台33に嵌合される。なお
移動台32はガイド棒40の外周に挿通させた圧
縮バネ41によつて、ネジ孔37にねじ込まれた
調整用ネジ42側に摺動附勢されていて、移動台
32のネジ受39が調整用ネジ42の先端に当接
することで位置決めがなされている。
上述のように構成された本考案における第2実
例によれば、スキユー検出装置1によるデイスク
2のスキユー検出は従来と同様に行われる。しか
して、2分割光検出器5の2つの受光領域におけ
る受光像7の位置を極めて簡単に移動調整でき
る。そこで、この原理を第16図によつて説明す
る。
即ち、前述したようにレンズ4の光軸OAとデ
イスク2の記録面とが垂直になつている場合に
は、実線にて示すように、受光像7が2分割光検
出器5の2つの受光領域5a,5bに同じ量だけ
またがつて受光されている。ここで移動台32を
固定台33に対して矢印c方向に△λほど摺動さ
せると、レンズ4はその光軸OAが△λほど直線
的に一点鎖線にて示す位置に移動される。ここで
2分割光検出器5における受光像7は常にレンズ
4の光軸OAに対して発光ダイオード3と反対の
位置(共役な位置)にできることから、2分割光
検出器5における受光像7はその中心が2・△λ
の移動量で直線的にレンズ4の光軸OAが移動し
た方向に移動される。従つて受光像7は一点鎖線
にて示すように2分割光検出器5の一方の受光領
域5a側により多く含まれるようになる。また移
動台32を固定台33に対して矢印d方向に移動
させると、前述とは逆にレンズ4は二点鎖線にて
示す位置に移動され、このレンズ4の移動によつ
て受光像7は二点鎖線にて示すように2分割光検
出器5の他方の受光領域5b側により多く含まれ
るようになる。
このように移動台32を固定台33に対して直
線的に摺動させることで、2分割光検出器5にお
ける受光像7の位置を自在に移動できる。従つて
装置が組上がつた段階において、2分割光検出器
5における受光像7の位置が例えば受光領域5a
側にずれているような場合には、移動台32を矢
印d方向に摺動させることによつて、受光像7の
ずれを戻して中立点に調整することができる。
なお、移動台32を固定台33に対して摺動さ
せるには、第15図に示すように、調整用ネジ4
2を回すだけでよく、その摺動は極めて簡単に行
うことができる。
以上述べたように本考案の第2実施例は、レン
ズ4を移動台32に取付けると共に、発光ダイオ
ード3と2分割光検出器5とを固定台33に取付
け、移動台32にはスライド部34を設け、固定
台33にはそのスライド部34が嵌合されるガイ
ド部35を設け、スライド部34とガイド部35
との嵌合により移動台32をレンズ4の光軸OA
に対して直角な方向でかつ2分割光検出器5の2
つの受光領域5a,5bの分割された方向に直線
的に摺動させ、この移動台32の摺動によつてレ
ンズ4を移動調整させて2分割光検出器5の2つ
の受光領域5a,5bにまたがつて受光されてい
る受光像7を中立点に調整するようにしたもので
ある。従つて、単に移動台32を摺動させるだけ
でレンズ4を移動させることができ、また移動台
32の摺動はデイスク2の下方において側方から
行えるため、受光像7を中立点に調整する作業は
極めて容易になり、その作業効率は大幅に向上さ
れる。また移動台32のスライド部34及び固定
台33のガイド部35は極めて簡単な構造であつ
て、夫々一体成形で簡単に製造できて部品点数も
少ないため、装置の低コスト化を計ることができ
る。
なお、第2実施例で示したスライド部34及び
ガイド部35は、説明した形状に限られることな
く、各種有効な直線移動の構造を用いることがで
きる。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案でいう調性機構はこの実施例に示した構造に限
定されることなく、その他の各種有効な構造を用
いることができる。
[応用例] 本考案における光学式デイスク装置のスキユー
検出装置は、ビデオデイスク、オーデイオデイス
ク、その他各種の情報処理用デイスクの装置とし
て適用できる。またデイスクの再生装置に限られ
ることなく、デイスクへの記録装置としても適用
できる。
[考案の効果] 本考案は、拡散光源と2分割光検出器とを固定
台に取付け、レンズの光軸に対して直角な方向で
かつ少なくとも2分割光検出器の2つの受光領域
の分割された方向に移動自在の移動台を設け、そ
の移動台にレンズを取付けると共に、その移動台
を固定台に対して移動調整する調整機構を設け、
この調整機構によつてレンズを移動調整すること
により2分割光検出器の2つの受光領域にまたが
つて受光されている受光像を中立点に調整するよ
うに構成したものである。
従つて本考案によれば、移動台によつてレンズ
を移動調整させるだけで、受光像を中立点に調整
することができるため、この調整作業が極めて容
易になり、作業効率を大幅に向上できる。そして
調整機構が極めて簡単な構造で部品点数も少ない
ため、装置のコスト化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は従来の光学式デイスク装置の
スキユー検出装置を示したものであつて、第1図
は平面図、第2図はデイスクの半径方向から見た
縦断面図、第3図はデイスクのトラツク方向から
見た縦断面図、第4図は拡散光源及び2分割光検
出器の斜視図、第5図は拡散光の受光原理を説明
する概略図、第6図は受光像の受光状態を説明す
る平面図、第7図は受光像のずれを説明する側面
図、第8図は光ピツクアツプの光軸をデイスクに
対して垂直にするための揺動機構の一例を示す分
解斜視図である。第9図〜第16図は本考案を適
用した光学式デイスク装置のスキユー検出装置を
示したものである。先ず第9図〜第12図は第1
実施例を示したものであつて、第9図は分解斜視
図、第10図は組立て完了状態でデイスクの半径
方向から見た縦断面図、第11図は第10図のXI
−XI線における断面図、第12図は受光像の移動
を説明する平面図である。また第13図〜第16
図は第2実施例を示したものであつて、第13図
は分解斜視図、第14図は組立て完了状態でデイ
スクの半径方向から見た縦断面図、第15図は同
上でデイスクのトラツク方向から見た縦断面図、
第16図は受光像の移動を説明する平面図であ
る。 なお、図面に用いられた符号において、1……
スキユー検出装置、2……デイスク、3……拡散
光源である発光ダイオード、4……レンズ、5…
…2分割光検出器、5a,5b……2つの受光領
域、7……拡散光源の受光像、23……移動台、
24……固定台、25……調整機構である偏心凸
部、26……調整機構である偏心凹部、32……
移動台、33……固定台、34……調整機鹸であ
るスライド部、35……調整機構であるガイド
部、OA……レンズの光軸、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レンズと、そのレンズの同一焦点面上でかつレ
    ンズの光軸に対して直角な方向に振分けられて配
    置された拡散光源及び2分割光検出器とからな
    り、上記拡散光源からの拡散光を上記レンズによ
    つて光学式デイスクの記録面に照射させると共に
    その反射光を上記レンズによつて上記2分割光検
    出器の2つの受光領域にまたがつて受光させ、そ
    の2つの受光領域での受光像の検出出力の差に基
    づいて上記光学式デイスクのスキユーの方向及び
    量を検出するように構成した光学式デイスク装置
    のスキユー検出装置において、上記拡散光源と上
    記2分割光検出器とを固定台に取付け、上記レン
    ズの光軸に対して直角な方向でかつ少なくとも上
    記2分割光検出器の2つの受光領域の分割された
    方向に移動自在の移動台を設け、その移動台に上
    記レンズを取付けると共に、その移動台を上記固
    定台に対して移動調整する調整機構を設け、この
    調整機構によつて上記レンズを移動調整すること
    により上記2分割光検出器の2つの受光領域にま
    たがつて受光されている受光像を中立点に調整す
    るように構成したことを特徴とする光学式デイス
    ク装置のスキユー検出装置。
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