JPS6340650Y2 - - Google Patents
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- JPS6340650Y2 JPS6340650Y2 JP1983142982U JP14298283U JPS6340650Y2 JP S6340650 Y2 JPS6340650 Y2 JP S6340650Y2 JP 1983142982 U JP1983142982 U JP 1983142982U JP 14298283 U JP14298283 U JP 14298283U JP S6340650 Y2 JPS6340650 Y2 JP S6340650Y2
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- sealing plate
- inclined surface
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7846—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7853—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with one or more sealing lips to contact the inner race
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/08—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with two or more rows of balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2361/00—Apparatus or articles in engineering in general
- F16C2361/63—Gears with belts and pulleys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、内輪と外輪との間に転動体を保持
器により円周等間隔に保持して配列し、内外輪間
を外輪に固着した密封板により密封してなるころ
がり軸受に関する。
器により円周等間隔に保持して配列し、内外輪間
を外輪に固着した密封板により密封してなるころ
がり軸受に関する。
この種グリース密封軸受は、種々の機器に用い
られているが、高温、高速という条件下で用いら
れる場合には、グリース洩れと潤滑寿命の短縮を
いかに防ぐかが課題である。
られているが、高温、高速という条件下で用いら
れる場合には、グリース洩れと潤滑寿命の短縮を
いかに防ぐかが課題である。
例えば、グリース密封軸受をカークーラ用コン
プレツサの電磁クラツチ軸受装置として用いた場
合、軸受の電磁クラツチ側からのグリース洩れの
発生し易いことはよく知られており、このグリー
ス洩れを防止するこめ特公昭53−26269号公報記
載のように電磁クラツチ側に接触シールを用いコ
ンプレツサ側に非接触シールを用いた並列組合せ
軸受が提案されている。また両側とも接触シール
を用いたものも知られている。
プレツサの電磁クラツチ軸受装置として用いた場
合、軸受の電磁クラツチ側からのグリース洩れの
発生し易いことはよく知られており、このグリー
ス洩れを防止するこめ特公昭53−26269号公報記
載のように電磁クラツチ側に接触シールを用いコ
ンプレツサ側に非接触シールを用いた並列組合せ
軸受が提案されている。また両側とも接触シール
を用いたものも知られている。
一般的に使用されているこの種の電磁クラツチ
として、例えば第1図に示すように、クラツチ本
体1のボス部2に玉軸受3を並設固着し、本体1
に固設された電磁石4の前面に非接触に対向する
円板部5と、その内周部側面に軸方向に延びる円
筒部6とを有する回転子の該円筒部6を玉軸受3
の外輪に嵌着し、円板部5の外周側面に同体に形
成したプーリ7に、駆動源のトルクを伝達するV
ベルト8を張架するようになつたものが知られて
いる。図中9は電磁石4に吸引されて円板部5に
密着させられるクラツチ板、10は被動軸であ
る。
として、例えば第1図に示すように、クラツチ本
体1のボス部2に玉軸受3を並設固着し、本体1
に固設された電磁石4の前面に非接触に対向する
円板部5と、その内周部側面に軸方向に延びる円
筒部6とを有する回転子の該円筒部6を玉軸受3
の外輪に嵌着し、円板部5の外周側面に同体に形
成したプーリ7に、駆動源のトルクを伝達するV
ベルト8を張架するようになつたものが知られて
いる。図中9は電磁石4に吸引されて円板部5に
密着させられるクラツチ板、10は被動軸であ
る。
しかし、第1図および第2図のように電磁クラ
ツチ側およびコンプレツサー側を非接触シールで
密封した軸受3を用いて吐出圧力10〜15Kgf/
cm2、吸入圧力0.2〜0.8Kgで実験したところ電磁ク
ラツチ側の密封部19部でグリース洩れが発生
し、この傾向は、洩れ傾向の少ない有機増ちよう
剤系のグリースを用いても認められた。この原因
は、クラツチ周辺部の温度、圧力の分布によるも
のである。すなわち軸受3のまわりには、閉ざさ
れた空間A,B,Cがある。特に空間Aは周りを
コンプレツサー(図示せず)電磁石4、軸受3と
いつた発熱体に囲まれているため、加熱され昇温
し易くなる。したがつて温度分布としてA>B>
Cの傾向になり、圧力もA≧B>Cの分布とな
り、空気の流れがコンプレツサーが取付けられる
クラツチ本体1側のAからクラツチ板9側のCへ
向かうため、軸受3内のグリースが軸受の回転中
第2図のように流動し、グリースの流れ成分a,
bのうちb成分が高速でシール15と内輪11の
間に当り、これがグリース洩れ発生の原因である
ことが判つた。
ツチ側およびコンプレツサー側を非接触シールで
密封した軸受3を用いて吐出圧力10〜15Kgf/
cm2、吸入圧力0.2〜0.8Kgで実験したところ電磁ク
ラツチ側の密封部19部でグリース洩れが発生
し、この傾向は、洩れ傾向の少ない有機増ちよう
剤系のグリースを用いても認められた。この原因
は、クラツチ周辺部の温度、圧力の分布によるも
のである。すなわち軸受3のまわりには、閉ざさ
れた空間A,B,Cがある。特に空間Aは周りを
コンプレツサー(図示せず)電磁石4、軸受3と
いつた発熱体に囲まれているため、加熱され昇温
し易くなる。したがつて温度分布としてA>B>
Cの傾向になり、圧力もA≧B>Cの分布とな
り、空気の流れがコンプレツサーが取付けられる
クラツチ本体1側のAからクラツチ板9側のCへ
向かうため、軸受3内のグリースが軸受の回転中
第2図のように流動し、グリースの流れ成分a,
bのうちb成分が高速でシール15と内輪11の
間に当り、これがグリース洩れ発生の原因である
ことが判つた。
本考案は、グリースの洩れが軸受の回転中にお
ける密封部へのグリースの流動の速度および量に
帰因する点に着目し、このグリースの流動の速度
および量を適度に制御する部分とグリースの流れ
の誘導路を軸受内に形成し、グリースの洩れの少
ない密封軸受を提供することを目的とする。
ける密封部へのグリースの流動の速度および量に
帰因する点に着目し、このグリースの流動の速度
および量を適度に制御する部分とグリースの流れ
の誘導路を軸受内に形成し、グリースの洩れの少
ない密封軸受を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本考案の構成は、内輪と外
輪との間に転動体を保持器により円周等間隔に保
持して配列し、内外輪間を外輪に固着した密封板
により密封してなるころがり軸受において、密封
板側の保持器内径面の端部に内輪の外径面と小間
隙を形成しかつ外側面を傾斜面に形成して先端に
向け断面先細り形状の環状突起を設け、該環状突
起の傾斜面に対峙する密封板の部分を突起の傾斜
面と同方向の傾斜面に形成し、前記両傾斜面間に
前記小間隙と連続する潤滑剤誘導路を形成したこ
とを特徴とする。
輪との間に転動体を保持器により円周等間隔に保
持して配列し、内外輪間を外輪に固着した密封板
により密封してなるころがり軸受において、密封
板側の保持器内径面の端部に内輪の外径面と小間
隙を形成しかつ外側面を傾斜面に形成して先端に
向け断面先細り形状の環状突起を設け、該環状突
起の傾斜面に対峙する密封板の部分を突起の傾斜
面と同方向の傾斜面に形成し、前記両傾斜面間に
前記小間隙と連続する潤滑剤誘導路を形成したこ
とを特徴とする。
実施例について説明すれば、第3図はグリース
を密封した複列玉軸受であつて、11は内輪、1
2は外輪、13は内外輪11,12間に保持器1
4により円周等間隔に保持して配列された転動体
である。15は外輪12の両端内径面に形成され
た周溝16内にその外周縁17を嵌着して固定さ
れ内周縁18と内輪11との間に非接触密封部1
9を形成する環状密封板である。そして前記保持
器14は、密封板15側の保持器内径面20の端
部に内輪11の外径面21と小間隙22を形成す
る環状突起23が形成されている。そして前記環
状突起23の外側面は、軸線に対し角度αの傾き
をもつた傾斜面24に形成され、環状突起23を
先端に向け断面先細り形状にしている。密封板1
5の内周縁18は、内輪11の外径面21の端部
に形成された周溝25内に非接触に延びた半径方
向リツプ26と内輪11の外径面21上に非接触
に僅かに延びた軸方向リツプ27とを形成し、内
輪11との間にラビリンスからなる非接触密封部
19を形成している。そして密封板15の前記軸
方向リツプ27の前記環状突起23の傾斜面24
に対峙する部分は突起23の傾斜面24と同じ方
向に傾き角度βをもつた傾斜面28に形成され、
保持器14の環状突起23の傾斜面24と密封板
15の軸方向リツプ27の傾斜面28間に前記小
間隙22と連続するグリース誘導路が形成されて
いる。この密封板15は、ゴム、合成樹脂等の密
封用材料からなる環状主体15aに補強環15b
を埋設したものであるが、第4図および第5図の
ように板金、あるいは合成樹脂板の環状密封板2
9を用いてもよい。第4図の環状密封板29は外
輪12の両端内径面に形成された周溝16内にそ
の外周縁30を嵌着して固定されている。環状密
封板29の内周部31は、保持器14の内径面2
0の端部に形成された環状突起23の傾斜面24
と同じ方向に傾き角度βをもつて折曲されて傾斜
面28を形成し、内輪11の外径面21との間に
小間隙19を形成している。第5図の環状密封板
29は、外輪12の両端内径面に形成された周溝
16内にその外周縁30を嵌着して固定されてい
る。環状密封板29の内周部31は保持器14の
内径面20の端部に形成された環状突起23の傾
斜面と同じ方向に傾き角度βをもつて折曲されて
傾斜面28を形成し、さらに先端部32を軸方向
外方に折曲して内輪11の外径面21との間に小
間隙19を形成している。第6図は、ゴム、合成
樹脂等のシール材料からなる環状密封板29の内
周縁31を保持器の環状突起23の傾斜面24と
同じ方向に傾き角度βをもつて折曲して傾斜面2
8を形成し、さらに先端部32を軸方向外方に折
曲して内輪11の外径面21に摺接させたもので
ある。第3図ないし第6図の実施例において環状
密封板15,29の内周部18,31に形成され
た傾斜面28とこれと対峙する保持器14の環状
突起23の傾斜面24間には、小間隙22に連通
するグリース誘導路が形成されている。第7図
イ,ロは、保持器14の環状突起23の外側面2
4の変形実施例であつて、同図イは外側面24に
続く保持器端面を角度αより大きいα1の傾斜面2
41とし、同図ロは外側面24を曲率半径Rをも
つた円弧面としたもので、これらの面24,24
1に対峙する密封板29の内周部31もそれぞれ
に対応して多角面、円弧面に形成する。
を密封した複列玉軸受であつて、11は内輪、1
2は外輪、13は内外輪11,12間に保持器1
4により円周等間隔に保持して配列された転動体
である。15は外輪12の両端内径面に形成され
た周溝16内にその外周縁17を嵌着して固定さ
れ内周縁18と内輪11との間に非接触密封部1
9を形成する環状密封板である。そして前記保持
器14は、密封板15側の保持器内径面20の端
部に内輪11の外径面21と小間隙22を形成す
る環状突起23が形成されている。そして前記環
状突起23の外側面は、軸線に対し角度αの傾き
をもつた傾斜面24に形成され、環状突起23を
先端に向け断面先細り形状にしている。密封板1
5の内周縁18は、内輪11の外径面21の端部
に形成された周溝25内に非接触に延びた半径方
向リツプ26と内輪11の外径面21上に非接触
に僅かに延びた軸方向リツプ27とを形成し、内
輪11との間にラビリンスからなる非接触密封部
19を形成している。そして密封板15の前記軸
方向リツプ27の前記環状突起23の傾斜面24
に対峙する部分は突起23の傾斜面24と同じ方
向に傾き角度βをもつた傾斜面28に形成され、
保持器14の環状突起23の傾斜面24と密封板
15の軸方向リツプ27の傾斜面28間に前記小
間隙22と連続するグリース誘導路が形成されて
いる。この密封板15は、ゴム、合成樹脂等の密
封用材料からなる環状主体15aに補強環15b
を埋設したものであるが、第4図および第5図の
ように板金、あるいは合成樹脂板の環状密封板2
9を用いてもよい。第4図の環状密封板29は外
輪12の両端内径面に形成された周溝16内にそ
の外周縁30を嵌着して固定されている。環状密
封板29の内周部31は、保持器14の内径面2
0の端部に形成された環状突起23の傾斜面24
と同じ方向に傾き角度βをもつて折曲されて傾斜
面28を形成し、内輪11の外径面21との間に
小間隙19を形成している。第5図の環状密封板
29は、外輪12の両端内径面に形成された周溝
16内にその外周縁30を嵌着して固定されてい
る。環状密封板29の内周部31は保持器14の
内径面20の端部に形成された環状突起23の傾
斜面と同じ方向に傾き角度βをもつて折曲されて
傾斜面28を形成し、さらに先端部32を軸方向
外方に折曲して内輪11の外径面21との間に小
間隙19を形成している。第6図は、ゴム、合成
樹脂等のシール材料からなる環状密封板29の内
周縁31を保持器の環状突起23の傾斜面24と
同じ方向に傾き角度βをもつて折曲して傾斜面2
8を形成し、さらに先端部32を軸方向外方に折
曲して内輪11の外径面21に摺接させたもので
ある。第3図ないし第6図の実施例において環状
密封板15,29の内周部18,31に形成され
た傾斜面28とこれと対峙する保持器14の環状
突起23の傾斜面24間には、小間隙22に連通
するグリース誘導路が形成されている。第7図
イ,ロは、保持器14の環状突起23の外側面2
4の変形実施例であつて、同図イは外側面24に
続く保持器端面を角度αより大きいα1の傾斜面2
41とし、同図ロは外側面24を曲率半径Rをも
つた円弧面としたもので、これらの面24,24
1に対峙する密封板29の内周部31もそれぞれ
に対応して多角面、円弧面に形成する。
上記の各実施例においてグリース誘導路を形成
する保持器14の環状突起23の傾き角度βは、
環状密封板15,29の内周部18,31の傾き
角度αと等しいかそれより適度に大きくされてお
り、グリースが外輪12の方へ流動しやすくされ
ている。
する保持器14の環状突起23の傾き角度βは、
環状密封板15,29の内周部18,31の傾き
角度αと等しいかそれより適度に大きくされてお
り、グリースが外輪12の方へ流動しやすくされ
ている。
尚、上記各実施例は、複列玉軸受の場合を示し
たが、軸受の型式は、第8図の如く二つの単列玉
軸受3の並列組合せ軸受であつてもよい。
たが、軸受の型式は、第8図の如く二つの単列玉
軸受3の並列組合せ軸受であつてもよい。
また、この考案に用いる保持器14は、環体3
3の一側面に軸方向に開放した多数の転動体13
保持用の凹部34を形成した合成樹脂製保持器が
好ましいが、これに限定されるものではない。
3の一側面に軸方向に開放した多数の転動体13
保持用の凹部34を形成した合成樹脂製保持器が
好ましいが、これに限定されるものではない。
この考案は、以上のように密封板の保持器内径
面の端部に内輪の外径面と小間隙を形成しかつ外
側面を傾斜面に形成して先端に向け断面先細り形
状の環状突起を設け、該環状突起の傾斜面に対峙
する密封板の部分を突起の傾斜面と同方向の傾斜
面に形成し、前記両傾斜面間に前記小間隙と連続
する潤滑剤誘導路を形成したので、従来の軸受の
ように軸受回転中、軸受内でグリースが、保持器
と転動体の回転により流動し、軸受の囲りの環境
により更に加速されて高速に流動しようとしても
保持器14の環状突起23と内輪11の外径面2
1との小間隙22で絞られ、その流速と流量を減
少するように制御され、前記小間隙22を通過し
たグリースは、前記潤滑剤誘導路によりスムース
に外輪12側へ導かれ、その結果密封板15,2
9の内周部18,31と内輪11との密封部19
に流速の大きい多量のグリースが直接流れること
がないので、密封部19からのグリース洩れを極
めて効果的に抑えることができる。
面の端部に内輪の外径面と小間隙を形成しかつ外
側面を傾斜面に形成して先端に向け断面先細り形
状の環状突起を設け、該環状突起の傾斜面に対峙
する密封板の部分を突起の傾斜面と同方向の傾斜
面に形成し、前記両傾斜面間に前記小間隙と連続
する潤滑剤誘導路を形成したので、従来の軸受の
ように軸受回転中、軸受内でグリースが、保持器
と転動体の回転により流動し、軸受の囲りの環境
により更に加速されて高速に流動しようとしても
保持器14の環状突起23と内輪11の外径面2
1との小間隙22で絞られ、その流速と流量を減
少するように制御され、前記小間隙22を通過し
たグリースは、前記潤滑剤誘導路によりスムース
に外輪12側へ導かれ、その結果密封板15,2
9の内周部18,31と内輪11との密封部19
に流速の大きい多量のグリースが直接流れること
がないので、密封部19からのグリース洩れを極
めて効果的に抑えることができる。
従つて、本考案の密封形ころがり軸受は、カー
クーラ用コンプレツサの電磁クラツチ軸受装置に
限らず、これに類する運転又は使用条件の機器に
用いることができる。
クーラ用コンプレツサの電磁クラツチ軸受装置に
限らず、これに類する運転又は使用条件の機器に
用いることができる。
第1図は従来のカークーラー用コンプレツサー
の電磁クラツチの主要部を示す縦断面図、第2図
は第1図の軸受を拡大して示す縦断面図、第3図
は本考案の実施例を示す縦断面図、第4図ないし
第6図は密封板の変形実施例を示す一部縦断面
図、第7図イ,ロは、それぞれ保持器の環状突起
の外側面を示す縦断面図、第8図は本考案を単列
玉軸受の並列組合せ軸受に適用した場合の縦断面
である。 11……内輪、15,29……密封板、19…
…密封部、12……外輪、16……周溝、22…
…小間隙、13……転動体、17……外周縁、2
3……環状突起、14……保持器、18……内周
部、24……外側面。
の電磁クラツチの主要部を示す縦断面図、第2図
は第1図の軸受を拡大して示す縦断面図、第3図
は本考案の実施例を示す縦断面図、第4図ないし
第6図は密封板の変形実施例を示す一部縦断面
図、第7図イ,ロは、それぞれ保持器の環状突起
の外側面を示す縦断面図、第8図は本考案を単列
玉軸受の並列組合せ軸受に適用した場合の縦断面
である。 11……内輪、15,29……密封板、19…
…密封部、12……外輪、16……周溝、22…
…小間隙、13……転動体、17……外周縁、2
3……環状突起、14……保持器、18……内周
部、24……外側面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内輪と外輪との間に転動体を保持器により円
周等間隔に保持して配列し、内外輪間を外輪に
固着した密封板により密封してなるころがり軸
受において、密封板側の保持器内径面の端部に
内輪の外径面と小間隙を形成し、かつ外側面を
傾斜面に形成して先端に向け断面先細り形状の
環状突起を設け、該環状突起の傾斜面に対峙す
る密封板の部分を突起の傾斜面と同方向の傾斜
面に形成し、前記両傾斜面間に前記小間隙と連
続する潤滑剤誘導路を形成したことを特徴とす
る密封形ころがり軸受。 (2) 保持器の環状突起の外側面の傾き角度が、該
外側面に対峙する密封板の傾斜面の傾き角度よ
り大きいことを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載の密封形ころがり軸受。 (3) 保持器の環状突起の外側面の傾き角度が、該
外側面に対峙する密封板の傾き角度と等しいこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の密封形ころがり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983142982U JPS6049330U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 密封形ころがり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983142982U JPS6049330U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 密封形ころがり軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6049330U JPS6049330U (ja) | 1985-04-06 |
JPS6340650Y2 true JPS6340650Y2 (ja) | 1988-10-24 |
Family
ID=30319299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983142982U Granted JPS6049330U (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 密封形ころがり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049330U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007162850A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Smc Corp | 駆動機構及び電動アクチュエータ |
-
1983
- 1983-09-13 JP JP1983142982U patent/JPS6049330U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6049330U (ja) | 1985-04-06 |
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