JPS633455Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS633455Y2 JPS633455Y2 JP1983098359U JP9835983U JPS633455Y2 JP S633455 Y2 JPS633455 Y2 JP S633455Y2 JP 1983098359 U JP1983098359 U JP 1983098359U JP 9835983 U JP9835983 U JP 9835983U JP S633455 Y2 JPS633455 Y2 JP S633455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washer
- hole
- seal
- head cover
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gasket Seals (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車用エンジンのシリンダヘツ
ドカバー(以下「ヘツドカバー」という)とシリ
ンダヘツドとの組付けの際、センター締めに使用
されるシールワツシヤに関し、さらに詳しくは、
筒状通し孔を有するヘツドカバーを前記通し孔に
スタツドボルトを挿通して袋ナツトで締付けてシ
リンダヘツドにガスケツトを介して組付けるに際
して、前記通し孔をシールするために使用するも
のであつて、前記袋ナツトと前記ヘツドカバーに
挟着される大径の頭部と前記通し孔に嵌合される
小径の脚部とからなる弾性体部と、該弾性体部の
頭部に配設される座金部とからなり、前記弾性体
部は、座金部の上面で支持されかつ座金部の上端
面より突出する環状シール部を具備するヘツドカ
バー用シールワツシヤに関する。
ドカバー(以下「ヘツドカバー」という)とシリ
ンダヘツドとの組付けの際、センター締めに使用
されるシールワツシヤに関し、さらに詳しくは、
筒状通し孔を有するヘツドカバーを前記通し孔に
スタツドボルトを挿通して袋ナツトで締付けてシ
リンダヘツドにガスケツトを介して組付けるに際
して、前記通し孔をシールするために使用するも
のであつて、前記袋ナツトと前記ヘツドカバーに
挟着される大径の頭部と前記通し孔に嵌合される
小径の脚部とからなる弾性体部と、該弾性体部の
頭部に配設される座金部とからなり、前記弾性体
部は、座金部の上面で支持されかつ座金部の上端
面より突出する環状シール部を具備するヘツドカ
バー用シールワツシヤに関する。
この種のシールワツシヤとしては、例えば第1
図に示すようなものが提案されている(実公昭57
−45453号公報参照)。このシールワツシヤ10
は、前述のように大径の頭部1と小径の脚部2と
からなるゴム製等の弾性体部3と、弾性体部3の
頭部に配設される座金部4とからなり、弾性体部
は環状シール部5を具備し、軸心部にボルト挿通
孔6を有するものである。しかし、座金部4は、
1枚の環状円板を絞り加工して内側部に環状埋没
部4aを形成する必要があり製作工数が嵩んだ。
ここで座金部4の上面が露出しているのは、締結
時袋ナツト54を座金部と金属接触させスタツド
ボルト53の軸力を出すためである。なぜなら、
スタツドボルツト53の軸力が出ないとシリンダ
ヘツド55とヘツドカバー51との間のガスケツ
ト56を介してのシール性能を十分発揮できな
い。また、図例のようにシール部材10を、ヘツ
ドカバー51の通し孔52に嵌着して、ヘツドカ
バー51から、即ちボルト挿通孔6から突出する
スタツドボルト53に袋ナツト54を締付けて使
用するが、座金部4にはばね作用がないので、袋
ナツト54が緩みやすく、また弾性体部3及びガ
スケツト56の熱老化等によるへたりを補完する
ことができず、シールワツシヤ10及びガスケツ
ト56のシール作用に悪影響を与えた。ちなみ
に、シールワツシヤはヘツドカバーからの熱影響
及び振動を直接受ける。
図に示すようなものが提案されている(実公昭57
−45453号公報参照)。このシールワツシヤ10
は、前述のように大径の頭部1と小径の脚部2と
からなるゴム製等の弾性体部3と、弾性体部3の
頭部に配設される座金部4とからなり、弾性体部
は環状シール部5を具備し、軸心部にボルト挿通
孔6を有するものである。しかし、座金部4は、
1枚の環状円板を絞り加工して内側部に環状埋没
部4aを形成する必要があり製作工数が嵩んだ。
ここで座金部4の上面が露出しているのは、締結
時袋ナツト54を座金部と金属接触させスタツド
ボルト53の軸力を出すためである。なぜなら、
スタツドボルツト53の軸力が出ないとシリンダ
ヘツド55とヘツドカバー51との間のガスケツ
ト56を介してのシール性能を十分発揮できな
い。また、図例のようにシール部材10を、ヘツ
ドカバー51の通し孔52に嵌着して、ヘツドカ
バー51から、即ちボルト挿通孔6から突出する
スタツドボルト53に袋ナツト54を締付けて使
用するが、座金部4にはばね作用がないので、袋
ナツト54が緩みやすく、また弾性体部3及びガ
スケツト56の熱老化等によるへたりを補完する
ことができず、シールワツシヤ10及びガスケツ
ト56のシール作用に悪影響を与えた。ちなみ
に、シールワツシヤはヘツドカバーからの熱影響
及び振動を直接受ける。
この考案のヘツドカバー用シールワツシヤは、
座金部を平座金の上に皿ばね座金を重合し、両座
金をシールワツシヤ頭部の上面外周に一体的に設
けた保持部により位置規制する構造とすることに
より、上記不具合を解消するものである。
座金部を平座金の上に皿ばね座金を重合し、両座
金をシールワツシヤ頭部の上面外周に一体的に設
けた保持部により位置規制する構造とすることに
より、上記不具合を解消するものである。
以下、この考案の実施例を、図例に基づいて説
明する。
明する。
第2〜3図は一実施例のシールワツシヤ20を
示す。従来と同様に、頭部11と脚部12とから
なる弾性体部13と、弾性体部の頭部に配される
座金部とからなり、弾性体部は環状シール部15
を具備し、軸心部にボルト挿通孔16を有するも
のにおいて、座金部は平座金14Aの上に皿ばね
座金14Bが重合された構造であり、環状シール
部15は平座金14Aの上面で支持されている。
ここで、環状シール部15は図例では舌状の曲げ
タイプとなつているが圧縮タイプであつてもよ
い。但し、曲げタイプの方が圧縮タイプに比して
へたりの程度が小さく袋ナツト54の座面部にお
けるシール性能をより長期間良好に維持できる。
また、上記両座金は、頭部11の上面外周に一体
的に設けられた保持部19により位置規制されて
いる。即ち、皿ばね座金14Bの内周には環状シ
ール部15が位置するため、皿ばね座金14Bの
内周とスタツドボルト53の外周との間に大きな
隙間の存在により皿ばね座金14Bが偏心して取
付けられるおそれがあり(シールワツシヤのシー
ル性に悪影響を与える)、皿ばね座金14Bは芯
合せ状態で保持しておく必要がある。また、頭部
11の下面において脚部12との連接部に形成さ
れている環状溝17はエツジ切れ防止とシール性
向上のためのものである。
示す。従来と同様に、頭部11と脚部12とから
なる弾性体部13と、弾性体部の頭部に配される
座金部とからなり、弾性体部は環状シール部15
を具備し、軸心部にボルト挿通孔16を有するも
のにおいて、座金部は平座金14Aの上に皿ばね
座金14Bが重合された構造であり、環状シール
部15は平座金14Aの上面で支持されている。
ここで、環状シール部15は図例では舌状の曲げ
タイプとなつているが圧縮タイプであつてもよ
い。但し、曲げタイプの方が圧縮タイプに比して
へたりの程度が小さく袋ナツト54の座面部にお
けるシール性能をより長期間良好に維持できる。
また、上記両座金は、頭部11の上面外周に一体
的に設けられた保持部19により位置規制されて
いる。即ち、皿ばね座金14Bの内周には環状シ
ール部15が位置するため、皿ばね座金14Bの
内周とスタツドボルト53の外周との間に大きな
隙間の存在により皿ばね座金14Bが偏心して取
付けられるおそれがあり(シールワツシヤのシー
ル性に悪影響を与える)、皿ばね座金14Bは芯
合せ状態で保持しておく必要がある。また、頭部
11の下面において脚部12との連接部に形成さ
れている環状溝17はエツジ切れ防止とシール性
向上のためのものである。
上記実施例のシールワツシヤ20は、従来と同
様にして、第4図に示すようにヘツドカバー51
の通し孔52に嵌着して、ヘツドカバー51から
突出するスタツドボルト53に袋ナツト54をね
じ込み一定トルクで締付けることにより、ヘツド
カバー51の通し孔外周部、及び袋ナツト54の
座面部の両位置でシール作用を行なう。このと
き、袋ナツト54は、皿ばね座金14Bとの金属
接触で締付けられ、スタツドボルト53の軸力が
十分出、シリンダヘツド55とヘツドカバー51
との間もガスケツト56を介して良好にシールさ
れる。
様にして、第4図に示すようにヘツドカバー51
の通し孔52に嵌着して、ヘツドカバー51から
突出するスタツドボルト53に袋ナツト54をね
じ込み一定トルクで締付けることにより、ヘツド
カバー51の通し孔外周部、及び袋ナツト54の
座面部の両位置でシール作用を行なう。このと
き、袋ナツト54は、皿ばね座金14Bとの金属
接触で締付けられ、スタツドボルト53の軸力が
十分出、シリンダヘツド55とヘツドカバー51
との間もガスケツト56を介して良好にシールさ
れる。
こうして実車装着されたシールワツシヤ20
は、座金部がばね作用を有するので、袋ナツト5
4は緩み難く、また、熱老化等により弾性体部
(シールワツシヤの)13やガスケツト56がへ
たつても皿ばね座金14Bのばね力で補完され、
ヘツドカバーの通し孔52の外周部位における、
及びヘツドカバー51とシリンダヘツド55との
間のそれぞれのシール性を良好に長期間維持でき
る。
は、座金部がばね作用を有するので、袋ナツト5
4は緩み難く、また、熱老化等により弾性体部
(シールワツシヤの)13やガスケツト56がへ
たつても皿ばね座金14Bのばね力で補完され、
ヘツドカバーの通し孔52の外周部位における、
及びヘツドカバー51とシリンダヘツド55との
間のそれぞれのシール性を良好に長期間維持でき
る。
なお、第5〜6図に示すシールワツシヤ20′
は、上記実施例において、皿ばね座金に花びら状
に切欠き部17を複数個(図例では4個)設けて
ばね定数を低くしたもの14B′である。締付ト
ルクが低いときは、この皿ばね座金14B′を用
いた方が好ましい。
は、上記実施例において、皿ばね座金に花びら状
に切欠き部17を複数個(図例では4個)設けて
ばね定数を低くしたもの14B′である。締付ト
ルクが低いときは、この皿ばね座金14B′を用
いた方が好ましい。
この考案のヘツドカバー用シールワツシヤは、
上記のような構成なので、袋ナツトが緩み難く、
また弾性体部及びガスケツトのへたりをばね座金
で補完でき、ヘツドカバーの通し孔部及びヘツド
カバーとシリンダヘツドの双方におけるシール性
を良好に長期間維持できる。
上記のような構成なので、袋ナツトが緩み難く、
また弾性体部及びガスケツトのへたりをばね座金
で補完でき、ヘツドカバーの通し孔部及びヘツド
カバーとシリンダヘツドの双方におけるシール性
を良好に長期間維持できる。
第1図は従来のシールワツシヤの使用態様断面
図、第2図はこの考案のシールワツシヤの一実施
例を示す平面図、第3図は同じく半断面図、第4
図は同じく使用態様断面図、第5図はこの考案の
シールワツシヤの他の実施例を示す平面図、第6
図は同じく半断面図である。 10,20,20′……シールワツシヤ、1,
11……頭部、2,12……脚部、3,13……
弾性体部、4……座金部、14A……平座金、1
4B,14B′……皿ばね座金、5,15……環
状シール部、6,16……ボルト挿通孔、51…
…ヘツドカバー(被取付部材)、52……筒状通
し孔、53……スタツドボルト(ボルト)、54
……袋ナツト。
図、第2図はこの考案のシールワツシヤの一実施
例を示す平面図、第3図は同じく半断面図、第4
図は同じく使用態様断面図、第5図はこの考案の
シールワツシヤの他の実施例を示す平面図、第6
図は同じく半断面図である。 10,20,20′……シールワツシヤ、1,
11……頭部、2,12……脚部、3,13……
弾性体部、4……座金部、14A……平座金、1
4B,14B′……皿ばね座金、5,15……環
状シール部、6,16……ボルト挿通孔、51…
…ヘツドカバー(被取付部材)、52……筒状通
し孔、53……スタツドボルト(ボルト)、54
……袋ナツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 筒状通し孔を有するシリンダヘツドカバーを前
記通し孔にスタツドボルトを挿通して袋ナツトで
締付けてシリンダヘツドにガスケツトを介して組
付けるに際して、前記通し孔をシールするために
使用するものであつて、前記袋ナツトと前記シリ
ンダヘツドカバーに挟着される大径の頭部と前記
通し孔に嵌合される小径の脚部とからなる弾性体
部と、該弾性体部の頭部に配設される座金部とか
らなり、前記弾性体部は、座金部の上面で支持さ
れかつ座金部の上端面より突出する環状シール部
を具備し、軸心部にボルト挿通孔を有する座金付
きシールワツシヤにおいて、 前記座金部が平座金の上に皿ばね座金が重合さ
れ、さらに前記両座金は前記頭部の上面外周に一
体的に設けられた保持部により位置規制されてい
る構造であることを特徴とするシリンダヘツドカ
バー用シールワツシヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9835983U JPS607319U (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | シリンダヘッドカバ−用シ−ルワッシャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9835983U JPS607319U (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | シリンダヘッドカバ−用シ−ルワッシャ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS607319U JPS607319U (ja) | 1985-01-19 |
JPS633455Y2 true JPS633455Y2 (ja) | 1988-01-28 |
Family
ID=30233563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9835983U Granted JPS607319U (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | シリンダヘッドカバ−用シ−ルワッシャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607319U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2573516B2 (ja) * | 1988-07-05 | 1997-01-22 | 本州製紙株式会社 | ボトル商品の損傷防止包装法 |
JP2603774Y2 (ja) * | 1992-11-18 | 2000-03-21 | 倉敷化工株式会社 | クーリングタワー用防振装置の耐震ストッパー部シール構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5512588U (ja) * | 1978-07-12 | 1980-01-26 | ||
JPS5745453U (ja) * | 1980-08-29 | 1982-03-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115558U (ja) * | 1974-07-23 | 1976-02-04 |
-
1983
- 1983-06-24 JP JP9835983U patent/JPS607319U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5512588U (ja) * | 1978-07-12 | 1980-01-26 | ||
JPS5745453U (ja) * | 1980-08-29 | 1982-03-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS607319U (ja) | 1985-01-19 |
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