JPS6333879Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6333879Y2 JPS6333879Y2 JP1983017881U JP1788183U JPS6333879Y2 JP S6333879 Y2 JPS6333879 Y2 JP S6333879Y2 JP 1983017881 U JP1983017881 U JP 1983017881U JP 1788183 U JP1788183 U JP 1788183U JP S6333879 Y2 JPS6333879 Y2 JP S6333879Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- take
- slip clutch
- rotational speed
- feed roller
- Prior art date
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- Expired
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- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、巻取機の巻取ロール駆動装置に関
するものである。
するものである。
巻取機において、紙、フイルムなどのウエブを
巻取ロールに巻き取るとき、巻取ロールをスリツ
プクラツチの出力軸に連結し、このスリツプクラ
ツチの出力軸によつて巻取ロールを回転させる方
式が一般にとられている。この巻取機は、ウエブ
を送りローラを介して巻取ロールに導びき、スリ
ツプクラツチの入力軸をその出力軸よりも大きい
回転数で回転させると、スリツプクラツチによつ
て巻取ロールにトルクを与えることができ、送り
ローラと巻取ロール間のウエブに張力を生じさせ
ることができる。したがつて、ウエブを緊密に巻
き取ることができる。しかしながら、ウエブが巻
取ロールに巻き取られると、巻取ロールの巻径が
増大するため、巻取ロールの回転数が減少し、ス
リツプクラツチの出力軸の回転数も減少する。こ
のため、従来は、スリツプクラツチの入力軸と出
力軸の回転数の差が拡大されるという問題があつ
た。したがつて、入力軸と出力軸の回転数の差が
拡大されても、それを許容することができるよ
う、容量の大きいスリツプクラツチを使用する必
要があり、コストが高くなるという欠点があつ
た。
巻取ロールに巻き取るとき、巻取ロールをスリツ
プクラツチの出力軸に連結し、このスリツプクラ
ツチの出力軸によつて巻取ロールを回転させる方
式が一般にとられている。この巻取機は、ウエブ
を送りローラを介して巻取ロールに導びき、スリ
ツプクラツチの入力軸をその出力軸よりも大きい
回転数で回転させると、スリツプクラツチによつ
て巻取ロールにトルクを与えることができ、送り
ローラと巻取ロール間のウエブに張力を生じさせ
ることができる。したがつて、ウエブを緊密に巻
き取ることができる。しかしながら、ウエブが巻
取ロールに巻き取られると、巻取ロールの巻径が
増大するため、巻取ロールの回転数が減少し、ス
リツプクラツチの出力軸の回転数も減少する。こ
のため、従来は、スリツプクラツチの入力軸と出
力軸の回転数の差が拡大されるという問題があつ
た。したがつて、入力軸と出力軸の回転数の差が
拡大されても、それを許容することができるよ
う、容量の大きいスリツプクラツチを使用する必
要があり、コストが高くなるという欠点があつ
た。
したがつて、この考案は、巻取ロールの巻径が
増大しても、スリツプクラツチの入力軸と出力軸
の回転数の差が均一に保持されるようにし、前記
従来の問題を解決すべくなされたものである。特
に、この考案は、スリツプクラツチの入力軸を無
段変速機の出力軸に連結し、この変速機の入力軸
を原動モータに連結し、送りローラを原動モータ
に連結するとともに、変速機の変速比調節軸をパ
イロツトモータに連結する。さらに、巻取ロール
の巻径を検出する巻径検出手段および送りローラ
の回転数を検出する回転数検出手段を演算回路に
接続する。そして、巻取ロールの巻径が増大して
も、実質上スリツプクラツチの入力軸と出力軸の
回転数の差が均一に保持されるよう、演算回路に
よつて巻取ロールの巻径と送りローラの回転数か
らスリツプクラツチの入力軸の適正回転数を演算
し、パイロツトモータによつて変速機の変速比調
節軸を回転させ、さらに、スリツプクラツチの入
力軸の回転数を検出する回転数検出手段と、この
検出手段の回転数検出信号に応答してパイロツト
モータをフイードバツク制御するフイードバツク
制御機構を設けたことを特徴とするものである。
増大しても、スリツプクラツチの入力軸と出力軸
の回転数の差が均一に保持されるようにし、前記
従来の問題を解決すべくなされたものである。特
に、この考案は、スリツプクラツチの入力軸を無
段変速機の出力軸に連結し、この変速機の入力軸
を原動モータに連結し、送りローラを原動モータ
に連結するとともに、変速機の変速比調節軸をパ
イロツトモータに連結する。さらに、巻取ロール
の巻径を検出する巻径検出手段および送りローラ
の回転数を検出する回転数検出手段を演算回路に
接続する。そして、巻取ロールの巻径が増大して
も、実質上スリツプクラツチの入力軸と出力軸の
回転数の差が均一に保持されるよう、演算回路に
よつて巻取ロールの巻径と送りローラの回転数か
らスリツプクラツチの入力軸の適正回転数を演算
し、パイロツトモータによつて変速機の変速比調
節軸を回転させ、さらに、スリツプクラツチの入
力軸の回転数を検出する回転数検出手段と、この
検出手段の回転数検出信号に応答してパイロツト
モータをフイードバツク制御するフイードバツク
制御機構を設けたことを特徴とするものである。
以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
る。
図において、巻取ロール1はスリツプクラツチ
2の出力軸2oに連結されている。スリツプクラ
ツチ2は、たとえばパウダーによつてスリツプさ
せるようにしたいわゆるパウダークラツチであつ
てもよく、デイスクをスリツプ可能に接触させた
機械的スリツプクラツチであつてもよい、ウエブ
3は、送りローラ4を介して巻取ロール1に導び
かれている。
2の出力軸2oに連結されている。スリツプクラ
ツチ2は、たとえばパウダーによつてスリツプさ
せるようにしたいわゆるパウダークラツチであつ
てもよく、デイスクをスリツプ可能に接触させた
機械的スリツプクラツチであつてもよい、ウエブ
3は、送りローラ4を介して巻取ロール1に導び
かれている。
スリツプクラツチ2の入力軸2iは減速機5を
介して無段変速機6の出力軸6oに連結され、変
速機6の入力軸6iは原動モータ7に連結されて
いる。送りローラ4は、減速機8を介して原動モ
ータ7に連結されている。また、パイロツトモー
タとしてサーボモータ9が使用され、変速機6の
変速比調節軸6cがサーボモータ9に連結されて
いる。
介して無段変速機6の出力軸6oに連結され、変
速機6の入力軸6iは原動モータ7に連結されて
いる。送りローラ4は、減速機8を介して原動モ
ータ7に連結されている。また、パイロツトモー
タとしてサーボモータ9が使用され、変速機6の
変速比調節軸6cがサーボモータ9に連結されて
いる。
この実施例では、巻取ロール1の巻径を検出す
る巻径検出手段としてポテンシヨメータ10が使
用されている。さらに、送りローラ4の回転数を
検出する回転数検出手段として直流タコゼネレー
タ11が使用され、同様に、スリツプクラツチ2
の入力軸2iの回転数を検出する回転数検出手段
として直流タコゼネレータ12が使用されてい
る。ポテンシヨメータ10およびタコゼネレータ
11は、演算回路13に接続されている。そし
て、この演算回路13とタコゼネレータ12がコ
ンパレータ14に接続され、コンパレータ14は
アンプ15を介してサーボモータ9に接続されて
いる。コンパレータ14およびアンプ15は、タ
コゼネレータ12の回転数検出信号に応答してサ
ーボモータ9をフイードバツク制御するフイード
バツク制御機構として作用する。
る巻径検出手段としてポテンシヨメータ10が使
用されている。さらに、送りローラ4の回転数を
検出する回転数検出手段として直流タコゼネレー
タ11が使用され、同様に、スリツプクラツチ2
の入力軸2iの回転数を検出する回転数検出手段
として直流タコゼネレータ12が使用されてい
る。ポテンシヨメータ10およびタコゼネレータ
11は、演算回路13に接続されている。そし
て、この演算回路13とタコゼネレータ12がコ
ンパレータ14に接続され、コンパレータ14は
アンプ15を介してサーボモータ9に接続されて
いる。コンパレータ14およびアンプ15は、タ
コゼネレータ12の回転数検出信号に応答してサ
ーボモータ9をフイードバツク制御するフイード
バツク制御機構として作用する。
前記のように構成された巻取機の巻取ロール駆
動装置において、原動モータ7の回転数N1は減
速機8によつて減速され、速りローラ4に伝達さ
れる。送りローラ4は、減速された回転数n1で回
転し、ウエブ3を巻取ロール1に向かつて送る。
これと同時に、原動モータ7の回転数N1が変速
機6の入力軸6iに伝達され、変速機6によつて
変速され、その出力軸6oに伝達される。さら
に、減速機5によつて減速された後、スリツプク
ラツチ2の入力軸2iに伝達される。スリツプク
ラツチ2は、その出力軸2oおよび巻取ロール1
を送りローラ4の回転数n1に対応した回転数n2で
回転させる。これによつて、ウエブ3が巻取ロー
ル1に巻き取られるものである。巻き取られるウ
エブ3に張力を生じさせるには、スリツプクラツ
チ2の入力軸2iをその出力軸2oよりも大きい
回転数n′2で回転させればよい。スリツプクラツ
チ2は、入力軸2iと出力軸2oをスリツプさ
せ、その回転数n′2,n2の差を吸収するとともに、
トルクを入力軸2iから出力軸2oに伝達する作
用をする。したがつて、巻取ロール1にトルクを
与えることができ、送りローラ4と巻取ロール1
間のウエブ3に張力を生じさせることができる。
ウエブ3は、その張力によつて巻取ロール1に緊
密に巻き取られる。
動装置において、原動モータ7の回転数N1は減
速機8によつて減速され、速りローラ4に伝達さ
れる。送りローラ4は、減速された回転数n1で回
転し、ウエブ3を巻取ロール1に向かつて送る。
これと同時に、原動モータ7の回転数N1が変速
機6の入力軸6iに伝達され、変速機6によつて
変速され、その出力軸6oに伝達される。さら
に、減速機5によつて減速された後、スリツプク
ラツチ2の入力軸2iに伝達される。スリツプク
ラツチ2は、その出力軸2oおよび巻取ロール1
を送りローラ4の回転数n1に対応した回転数n2で
回転させる。これによつて、ウエブ3が巻取ロー
ル1に巻き取られるものである。巻き取られるウ
エブ3に張力を生じさせるには、スリツプクラツ
チ2の入力軸2iをその出力軸2oよりも大きい
回転数n′2で回転させればよい。スリツプクラツ
チ2は、入力軸2iと出力軸2oをスリツプさ
せ、その回転数n′2,n2の差を吸収するとともに、
トルクを入力軸2iから出力軸2oに伝達する作
用をする。したがつて、巻取ロール1にトルクを
与えることができ、送りローラ4と巻取ロール1
間のウエブ3に張力を生じさせることができる。
ウエブ3は、その張力によつて巻取ロール1に緊
密に巻き取られる。
しかしながら、ウエブ3が巻取ロール1に巻き
取られると、巻取ロール1の巻径Dが増大するた
め、巻取ロール1の回転数、すなわちスリツプク
ラツチ2の出力軸2oの回転数n2が減少する。こ
のため、従来はスリツプクラツチ2の入力軸2i
と出力軸2oの回転数n′2,n2の差が拡大される
という問題があつたのは、前述したとおりであ
る。
取られると、巻取ロール1の巻径Dが増大するた
め、巻取ロール1の回転数、すなわちスリツプク
ラツチ2の出力軸2oの回転数n2が減少する。こ
のため、従来はスリツプクラツチ2の入力軸2i
と出力軸2oの回転数n′2,n2の差が拡大される
という問題があつたのは、前述したとおりであ
る。
この巻取ロール駆動装置は、巻取ロール1の巻
径Dがポテンシヨメータ10によつて検出され、
その巻径検出信号がポテンシヨメータ10から演
算回路13に送られる。さらに、送りローラ4の
回転数n1がタコゼネレータ11によつて検出さ
れ、その回転数検出信号がタコゼネレータ11か
ら演算回路13に送られる。そして、実質上スリ
ツプクラツチ2の入力軸2iと出力軸2oの回転
数n′2,n2の差が均一に保持されるよう、演算回
路13によつて巻取ロール1の巻径Dと送りロー
ラ4の回転数n1からスリツプクラツチ2の入力軸
2iの適正回転数n′2が演算される。
径Dがポテンシヨメータ10によつて検出され、
その巻径検出信号がポテンシヨメータ10から演
算回路13に送られる。さらに、送りローラ4の
回転数n1がタコゼネレータ11によつて検出さ
れ、その回転数検出信号がタコゼネレータ11か
ら演算回路13に送られる。そして、実質上スリ
ツプクラツチ2の入力軸2iと出力軸2oの回転
数n′2,n2の差が均一に保持されるよう、演算回
路13によつて巻取ロール1の巻径Dと送りロー
ラ4の回転数n1からスリツプクラツチ2の入力軸
2iの適正回転数n′2が演算される。
ウエブ3は送りローラ4によつて送られるた
め、その速度Uは送りローラ4の直径dと回転数
n1、によつて決定される。巻取ロール1は、巻径
Dに応じた回転数n2で回転し、速度Uのウエブ3
を巻き取る。その関係は、次式によつて表わされ
る。
め、その速度Uは送りローラ4の直径dと回転数
n1、によつて決定される。巻取ロール1は、巻径
Dに応じた回転数n2で回転し、速度Uのウエブ3
を巻き取る。その関係は、次式によつて表わされ
る。
U=πdn1=πDn2
したがつて、巻取ロール1の回転数、すなわち
スリツプクラツチ2の出力軸2oの回転数n2は、 n2=d/Dn1 スリツプクラツチ2の入力軸2iの適正回転数
n′2は、 n′2=n2+α=d/Dn1+α 要するに、スリツプクラツチ2の入力軸2iと
出力軸2oの回転数n′2,n2の差が設定値αに保
持されるよう、巻取ロール1の巻径Dと送りロー
ラ4の回転数n1からスリツプクラツチ2の入力軸
2iの適正回転数n′2を演算することができるも
のである。設定値αはスリツプクラツチ2の許容
熱容量の範囲内で任意に設定することができる。
スリツプクラツチ2の出力軸2oの回転数n2は、 n2=d/Dn1 スリツプクラツチ2の入力軸2iの適正回転数
n′2は、 n′2=n2+α=d/Dn1+α 要するに、スリツプクラツチ2の入力軸2iと
出力軸2oの回転数n′2,n2の差が設定値αに保
持されるよう、巻取ロール1の巻径Dと送りロー
ラ4の回転数n1からスリツプクラツチ2の入力軸
2iの適正回転数n′2を演算することができるも
のである。設定値αはスリツプクラツチ2の許容
熱容量の範囲内で任意に設定することができる。
演算回路13の演算値は、その出力信号として
コンパレータ14、アンプ15およびサーボモー
タ9に送られる。これによつて、サーボモータ9
が駆動され、無段変速機6の変速比調節軸6cが
回転し、変速機6の変速比が調節される。この結
果、スリツプクラツチ2の入力軸2iの回転数
n′2が調節され、入力軸2iと出力軸2oの回転
数n′2,n2の差が均一に、すなわち設定値αに保
持されるものである。
コンパレータ14、アンプ15およびサーボモー
タ9に送られる。これによつて、サーボモータ9
が駆動され、無段変速機6の変速比調節軸6cが
回転し、変速機6の変速比が調節される。この結
果、スリツプクラツチ2の入力軸2iの回転数
n′2が調節され、入力軸2iと出力軸2oの回転
数n′2,n2の差が均一に、すなわち設定値αに保
持されるものである。
また、周知のように、普通、無段変速機6は固
有の変速特性をもつ。この変速特性がスリツプク
ラツチ2の入力軸2iの回転数n′2に影響を与え
るのは、さけられない。このため、サーボモータ
9の駆動量と入力軸2iの回転数n′2は完全には
対応しない。この巻取ロール駆動装置は、スリツ
プクラツチ2の入力軸2iの回転数n′2がタコゼ
ネレータ12によつて検出され、その回転数検出
信号がタコゼネレータ12からコンパレータ14
に送られる。コンパレータ14は、演算回路13
の出力信号とタコゼネレータ12の検出信号を比
較し、その差を出力信号としてアンプ15および
サーボモータ9に送る。これによつて、サーボモ
ータ9がフイードバツク制御される。したがつ
て、無段変速機6の変速特性が補償され、入力軸
2iの回転数n′2は演算回路13によつて演算さ
れた適正回転数n′2に正確に調節される。したが
つて、入力軸2iと出力軸2oの回転数n′2,n2
の差は完全に均一に保持される。
有の変速特性をもつ。この変速特性がスリツプク
ラツチ2の入力軸2iの回転数n′2に影響を与え
るのは、さけられない。このため、サーボモータ
9の駆動量と入力軸2iの回転数n′2は完全には
対応しない。この巻取ロール駆動装置は、スリツ
プクラツチ2の入力軸2iの回転数n′2がタコゼ
ネレータ12によつて検出され、その回転数検出
信号がタコゼネレータ12からコンパレータ14
に送られる。コンパレータ14は、演算回路13
の出力信号とタコゼネレータ12の検出信号を比
較し、その差を出力信号としてアンプ15および
サーボモータ9に送る。これによつて、サーボモ
ータ9がフイードバツク制御される。したがつ
て、無段変速機6の変速特性が補償され、入力軸
2iの回転数n′2は演算回路13によつて演算さ
れた適正回転数n′2に正確に調節される。したが
つて、入力軸2iと出力軸2oの回転数n′2,n2
の差は完全に均一に保持される。
以上説明したように、この考案によれば、巻取
ロール1がスリツプクラツチ2の出力軸2oに連
結され、スリツプクラツチ2の入力軸2iが無段
変速機6の出力軸6oに連結され、変速機6の入
力軸6iが原動モータ7に連結される。さらに、
送りローラ4が原動モータ7に連結される。した
がつて、その原動モータ7によつて送りローラ4
が駆動され、送りローラ4が一定の回転数n1で回
転し、送りローラ4によつてウエブ3が送られ
る。これと同時に、同一の原動モータ7によつて
変速機6、スリツプクラツチ2、および巻取ロー
ル1が駆動される。巻取ロール1は送りローラ4
の回転数n1と対応する回転数n2で回転する。スリ
ツプクラツチ2の入力軸2iおよび出力軸2oに
ついては、入力軸2iが出力軸2oよりも大きい
回転数n′2で回転し、スリツプクラツチ2の入力
軸2iと出力軸2oがスリツプする。したがつ
て、巻取ロール1にトルクが与えられ、ウエブ3
に張力を生じさせることができ、ウエブ3を巻取
ロール1に巻き取り、これを緊密に巻き取ること
ができる。
ロール1がスリツプクラツチ2の出力軸2oに連
結され、スリツプクラツチ2の入力軸2iが無段
変速機6の出力軸6oに連結され、変速機6の入
力軸6iが原動モータ7に連結される。さらに、
送りローラ4が原動モータ7に連結される。した
がつて、その原動モータ7によつて送りローラ4
が駆動され、送りローラ4が一定の回転数n1で回
転し、送りローラ4によつてウエブ3が送られ
る。これと同時に、同一の原動モータ7によつて
変速機6、スリツプクラツチ2、および巻取ロー
ル1が駆動される。巻取ロール1は送りローラ4
の回転数n1と対応する回転数n2で回転する。スリ
ツプクラツチ2の入力軸2iおよび出力軸2oに
ついては、入力軸2iが出力軸2oよりも大きい
回転数n′2で回転し、スリツプクラツチ2の入力
軸2iと出力軸2oがスリツプする。したがつ
て、巻取ロール1にトルクが与えられ、ウエブ3
に張力を生じさせることができ、ウエブ3を巻取
ロール1に巻き取り、これを緊密に巻き取ること
ができる。
さらに、この考案によれば、変速機6の変速比
調節軸6cがパイロツトモータ9に連結される。
そして、巻取ロール1の巻径Dを検出する巻径検
出手段10および送りローラ4の回転数n1を検出
する回転数検出手段11が演算回路13に接続さ
れ、演算回路13がパイロツトモータ9に接続さ
れ、巻取ロール1の巻径Dと送りローラ4の回転
数n1からスリツプクラツチ2の入力軸2iの適正
回転数n′2が演算され、パイロツトモータ9によ
つて変速機6の変速比調節軸6cが操作され、回
転する。この結果、巻取ロール1の巻径Dが増大
しても、実質上スリツプクラツチ2の入力軸2i
と出力軸2oの回転数n′2,n2の差を均一に保持
することができる。したがつて、容量の大きいス
リツプクラツチ2を使用する必要がなく、そのコ
ストを低くすることができる。さらに、この考案
によれば、回転数検出手段12によつてスリツプ
クラツチ2の入力軸2iの回転数n′2が検出され、
その回転数検出信号に応答してパイロツトモータ
9がフイードバツク制御される。これによつて無
段変速機6の変速特性を補償することができ、ス
リツプクラツチ2の入力軸2iの回転数n′2を正
確に調節することができる。
調節軸6cがパイロツトモータ9に連結される。
そして、巻取ロール1の巻径Dを検出する巻径検
出手段10および送りローラ4の回転数n1を検出
する回転数検出手段11が演算回路13に接続さ
れ、演算回路13がパイロツトモータ9に接続さ
れ、巻取ロール1の巻径Dと送りローラ4の回転
数n1からスリツプクラツチ2の入力軸2iの適正
回転数n′2が演算され、パイロツトモータ9によ
つて変速機6の変速比調節軸6cが操作され、回
転する。この結果、巻取ロール1の巻径Dが増大
しても、実質上スリツプクラツチ2の入力軸2i
と出力軸2oの回転数n′2,n2の差を均一に保持
することができる。したがつて、容量の大きいス
リツプクラツチ2を使用する必要がなく、そのコ
ストを低くすることができる。さらに、この考案
によれば、回転数検出手段12によつてスリツプ
クラツチ2の入力軸2iの回転数n′2が検出され、
その回転数検出信号に応答してパイロツトモータ
9がフイードバツク制御される。これによつて無
段変速機6の変速特性を補償することができ、ス
リツプクラツチ2の入力軸2iの回転数n′2を正
確に調節することができる。
さらに、この考案によれば、同一の原動モータ
7によつて送りローラ4および巻取ロール1が駆
動される。したがつて、送りローラ4および巻取
ロール1を同時に駆動することができ、これを完
全に同調させることができる。しかも、単一の原
動モータ7を送りローラ4と巻取ロール1に兼用
することができ、送りローラ4または巻取ロール
1専用のモータを設ける必要はない。したがつ
て、そのコストを低くすることができるものであ
る。
7によつて送りローラ4および巻取ロール1が駆
動される。したがつて、送りローラ4および巻取
ロール1を同時に駆動することができ、これを完
全に同調させることができる。しかも、単一の原
動モータ7を送りローラ4と巻取ロール1に兼用
することができ、送りローラ4または巻取ロール
1専用のモータを設ける必要はない。したがつ
て、そのコストを低くすることができるものであ
る。
図面はこの考案の一実施例を示すブロツク図で
ある。 1……巻取ロール、2……スリツプクラツチ、
3……ウエブ、4……送りローラ、6……無段変
速機、7……原動モータ、9……サーボモータ、
10……ポテンシヨメータ、11,12……タコ
ゼネレータ、13……演算回路、14……コンパ
レータ、15……アンプ。
ある。 1……巻取ロール、2……スリツプクラツチ、
3……ウエブ、4……送りローラ、6……無段変
速機、7……原動モータ、9……サーボモータ、
10……ポテンシヨメータ、11,12……タコ
ゼネレータ、13……演算回路、14……コンパ
レータ、15……アンプ。
Claims (1)
- 巻取ロールをスリツプクラツチの出力軸に連結
し、前記スリツプクラツチの出力軸によつて巻取
ロールを回転させ、紙、フイルムなどのウエブを
送りローラを介して前記巻取ロールに導びくとと
もに、前記スリツプクラツチの入力軸をその出力
軸よりも大きい回転数で回転させ、前記スリツプ
クラツチによつて前記巻取ロールにトルクを与
え、前記送りローラと巻取ロール間のウエブに張
力を生じさせ、ウエブを巻取ロールに緊密に巻き
取るようにした巻取機において、前記スリツプク
ラツチの入力軸を無段変速機の出力軸に連結し、
前記変速機の入力軸を原動モータに連結し、前記
送りローラを前記原動モータに連結するととも
に、前記変速機の変速比調節軸をパイロツトモー
タに連結し、さらに、前記巻取ロールの巻径を検
出する巻径検出手段および前記送りローラの回転
数を検出する回転数検出手段を演算回路に接続
し、前記演算回路を前記パイロツトモータに接続
し、実質上前記スリツプクラツチの入力軸と出力
軸の回転数の差が均一に保持されるよう、前記演
算回路によつて前記巻取ロールの巻径と前記送り
ローラの回転数から前記スリツプクラツチの入力
軸の適正回転数を演算し、前記パイロツトモータ
によつて前記変速機の変速比調節軸を回転させ、
さらに、前記スリツプクラツチの入力軸の回転数
を検出する回転数検出手段と、この検出手段の回
転数検出信号に応答して前記パイロツトモータを
フイードバツク制御するフイードバツク制御機構
を設けたことを特徴とする巻取ロール駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1788183U JPS59123046U (ja) | 1983-02-08 | 1983-02-08 | 巻取機の巻取ロ−ル駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1788183U JPS59123046U (ja) | 1983-02-08 | 1983-02-08 | 巻取機の巻取ロ−ル駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59123046U JPS59123046U (ja) | 1984-08-18 |
JPS6333879Y2 true JPS6333879Y2 (ja) | 1988-09-08 |
Family
ID=30149104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1788183U Granted JPS59123046U (ja) | 1983-02-08 | 1983-02-08 | 巻取機の巻取ロ−ル駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59123046U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5684554U (ja) * | 1979-11-29 | 1981-07-07 |
-
1983
- 1983-02-08 JP JP1788183U patent/JPS59123046U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59123046U (ja) | 1984-08-18 |
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