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JPS6330711Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6330711Y2
JPS6330711Y2 JP997382U JP997382U JPS6330711Y2 JP S6330711 Y2 JPS6330711 Y2 JP S6330711Y2 JP 997382 U JP997382 U JP 997382U JP 997382 U JP997382 U JP 997382U JP S6330711 Y2 JPS6330711 Y2 JP S6330711Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
metal body
joint
mild steel
steel wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP997382U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58115315U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP997382U priority Critical patent/JPS58115315U/ja
Publication of JPS58115315U publication Critical patent/JPS58115315U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6330711Y2 publication Critical patent/JPS6330711Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂部材相互の接合構造に関す
る。さらに詳しく云うと、一方の合成樹脂部材の
周縁に接合脚部を形成し、他方の合成樹脂部材の
周縁に接合溝を設け、前記接合脚部と接合溝との
間にループ状をなす金属体を介在せしめ、該金属
体の加熱によつて両部材を溶融接合せしめた合成
樹脂部材相互の接合構造に関する。
合成樹脂部材相互の接合構造の一例として従来
の車輌用後視鏡を示すと、第1図に示すように、
ミラーボデーaを化粧リングbと直接溶着接合し
て両者の間にミラーcを固定していた。なお、同
図においてdはパツキングである。この構造で
は、溶着接合するために、化粧リングbの外部か
ら超音波ホーンeでミラーボデーaと化粧リング
bとを溶着接合しなければならないが、この溶着
接合の際、化粧リングbの超音波ホーンeとの接
触面まで溶かしてしまい、溶けキズが生じて後で
修正しなければならなかつた。またこの化粧リン
グbは、超音波ホーンeとの接触面積が必要なた
め上面を弯曲形状にすることが出来ず、又キズの
修正を施しやすい形状にするためにも、デザイン
的に制限されていた。
このような欠点を除去するため、第2図に示す
ように、化粧リング2とミラーボデー1の接合部
に、外部からの高周波誘導コイル7で発熱する金
属体3を配設し、該金属体を誘導加熱して両部材
の接合部を溶融させ、圧着型6により、接合部を
圧着せしめ両者を接合するとともにミラー4を固
定する構成が提案されている。
ところが、このような接合構造にあつては、化
粧リング2とミラーボデー1とを全周に亘つて強
固にするために、接合部の全周に亘つて金属体を
配設する必要があり、金属体は、接合部の形状に
合わせたエンドレスループ状に形成されていた。
すなわち、金属体は、軟鋼線等の両端部を突合
せ、その突合せ部を溶接やロー付等で結合固着し
てエンドレスループ状にしていた。
しかしながら、このような金属体を用いた合成
樹脂部材相互の接合構造にあつては、合成樹脂部
材相互の形状によつては、エンドレスループ状に
形成された金属体を挿入することが困難な場合も
生じ、特に、加熱融着後の軟鋼線材である金属体
と合成樹脂部材相互の接合部との膨張収縮差によ
り接合部にクラツクが生ずることがあつた。
上述の事情に鑑み、本考案は、合成樹脂部材相
互の接合において、接合時に合成樹脂部材の表面
に損傷を与えることもなく、接合工程の取扱いも
きわめて簡単であり、かつ、接合部にクラツク等
が生ずることの無い合成樹脂部材相互の接合構造
を提供することを目的とする。
第3図および第4図は、本考案を車輌用後視鏡
のミラーボデーと化粧リングとの接合に実施した
例を示したもので、1は合成樹脂製のミラーボデ
ー、2は合成樹脂製の化粧リング、3は金属体と
して用いた軟鋼線、4はミラー、5はパツキン
グ、6は圧着型、7は高周波誘導コイルである。
ミラーボデー1には、周縁の接合脚部11と内側
のリブ12とを有し、該接合脚部11はループ状
をなす軟鋼線3を間にはさんで化粧リング2にに
設けられた溝21に遊嵌し、この遊嵌によりミラ
ー4とパツキング5を、リブ12と化粧リング2
ではさんでいる。前記金属体として用いた軟鋼線
3は、化粧リング2の周縁に形成された溝21に
沿つて配設された1組の軟鋼線31,32とより
なり、一方の軟鋼線31には他方の軟鋼線32の
嵌合凹部33が形成されている。従つて各々の軟
鋼線31と32とは、その一方の軟鋼線の凹部3
3中に他方の軟鋼線32が摺動し得るように挿入
されて軟鋼線31と32の接合部において互いに
ラツプした部分10を有する状態で載置されてい
る。
以上のような構成を備えた後視鏡を、圧着型6
でミラーボデー1を化粧リング2に圧着させてお
く。そして化粧リング2の外周には、高周波誘導
コイル7を設ける。この状態で高周波誘導コイル
7を駆動させると、第5図に示すように、軟鋼線
3が発熱して、この軟鋼線3の回りの接合脚部1
1と化粧リング2の溝21とが溶融接合する。こ
の溶融接合により、ミラー4がパツキン5をはさ
んでミラーボデー1に固定される。従つて、両者
の接合固定は完全接着に要する時間はほとんど瞬
時のうちに達成され、また、ループ状の金属体で
ある軟鋼線3は両接合部にアンカー効果を奏する
如く埋設されているため機械的強度の高い強固な
接合が出来、しかも、ループ状の軟鋼線3は、少
なくともその一部にラツプした部分10を有する
ので、合成樹脂部材の接合部の形状によつてはラ
ツプ部分10を一旦分離するなどして簡単に接合
溝内に配設することができ、更に、軟鋼線3のラ
ツプした部分10が自由に動くことができるの
で、合成樹脂部材相互を加熱融着した後の合成樹
脂部材と軟鋼線3との膨張収縮差があつても、そ
れにより接合部にクラツクが生ずるおそれを無く
すことができる。
なお、第6図イ,ロ,ハは軟鋼線のラツプした
部分10の他の例を示したもので、イは端部を
各々溝内で平行に配設した構造、ロは端部に各々
係合凹凸部を形成し、それらを嵌合配設した構
造、ハは軟鋼線と金属箔とを使用し、ラツプした
部分においては金属箔で軟鋼線を覆つた構造を示
したもので、第一実施例で示された構造と同じ効
果が得られる。
なお、上述の実施例においては、ループ状の加
熱体である金属体を軟鋼線3で説明したが、本考
案はこれに限定されるものではないこと勿論であ
る。
第7図は本考案の第2の実施例であつて、合成
樹脂部材として、自動車用灯具のハウジング20
とレンズ(図示しない)との相互間の接合構造を
示したもので、前記第3図および第4図に示した
ものと同様のラツプ部10を有する軟鋼線31と
32でループ状の金属体3を形成し、その金属体
3をハウジングに形成した溝内でレンズの接合脚
部との間に配設し、高周波誘導加熱により、両端
部を溶融接合したものである。
以上述べたように、本考案の合成樹脂部材相互
の接合構造は、一方の合成樹脂部材の接合脚部と
他方の合成樹脂部材の接合溝との間にループ状の
金属体を介在させ、その金属体を誘導加熱により
溶融接合せしめた合成樹脂部材の接合構造であつ
て、前記ループ状をなす金属体として、少なくと
も一部が互いに移動し得るようにラツプされた部
分を有する金属体となしたので、合成樹脂部材の
接合部の形状によつては、ラツプ部分を一旦分離
するなどして接合溝内に金属体を配設する作業を
容易に行なうことができると共に、接合後の合成
樹脂部材と金属体との膨張収縮差によつて接合部
にクラツク等が生じることの無い高品質の接合構
造を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車輌用後視鏡の断面図、第2図
は、従来の車輌用後視鏡の他の実施例を示した断
面図である。第3図は本考案の一実施例を示した
接合前の断面図、第4図は第3図のA−A断面
図、第5図は接合後の断面図である。第6図イ乃
至ハは本考案の他のラツプ構造を示すそれぞれ平
面図並びに断面図、第7図は本考案の他の実施例
を示した要部平面図である。 1……合成樹脂製ミラーボデー、2……合成樹
脂製化粧リング、3……金属体、4……ミラー、
5……パツキン、6……圧着型、7……高周波誘
導コイル、10……ラツプ部分、20……自動車
灯具のハウジング、11……接合脚部、21……
接合溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の合成樹脂部材の周縁に形成した接合脚部
    を他方の合成樹脂部材の周縁に形成した接合溝中
    に遊嵌し、かつ該接合脚部と接合溝との間にルー
    プ状をなす金属体を介在せしめ、該金属体の加熱
    によつて双方の合成樹脂部材を溶融接合せしめて
    なる合成樹脂部材相互の接合構造において、前記
    ループ状をなす金属体として、少なくとも一部が
    互いに移動し得るようにラツプされたラツプ部を
    有する金属体となしたことを特徴とする合成樹脂
    部材相互の接合構造。
JP997382U 1982-01-29 1982-01-29 合成樹脂部材相互の接合構造 Granted JPS58115315U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP997382U JPS58115315U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 合成樹脂部材相互の接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP997382U JPS58115315U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 合成樹脂部材相互の接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58115315U JPS58115315U (ja) 1983-08-06
JPS6330711Y2 true JPS6330711Y2 (ja) 1988-08-16

Family

ID=30022577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP997382U Granted JPS58115315U (ja) 1982-01-29 1982-01-29 合成樹脂部材相互の接合構造

Country Status (1)

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JP (1) JPS58115315U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58115315U (ja) 1983-08-06

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