JPS6329490B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329490B2 JPS6329490B2 JP55169069A JP16906980A JPS6329490B2 JP S6329490 B2 JPS6329490 B2 JP S6329490B2 JP 55169069 A JP55169069 A JP 55169069A JP 16906980 A JP16906980 A JP 16906980A JP S6329490 B2 JPS6329490 B2 JP S6329490B2
- Authority
- JP
- Japan
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- wire
- electric wire
- fixed
- wind noise
- parallel
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- Expired
Links
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Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコロナ騒音特性の劣化を招くことの少
ない、複導体方式送電線の電線風騒音防止方法並
びに電線に関するものである。
ない、複導体方式送電線の電線風騒音防止方法並
びに電線に関するものである。
電線の風にもとづく騒音は、強風時に電線の周
囲に周期的な気流の変動を生ずることによつて発
生する現象であり、その量は複導体送電方式のよ
うに1相当りの電線の数が多いもの程大となり、
これが都会地またはその近傍において発生すると
きは騒音障害となる。そこで近年その対策につい
て種々の検討がなされ、例えば第1図に示す側面
図の如く電線1の周囲にスパイラル状に線2を巻
付け、これにより電線の周囲に発生する気流を乱
して風騒音の発生を防がんとする方法が提案され
ている。
囲に周期的な気流の変動を生ずることによつて発
生する現象であり、その量は複導体送電方式のよ
うに1相当りの電線の数が多いもの程大となり、
これが都会地またはその近傍において発生すると
きは騒音障害となる。そこで近年その対策につい
て種々の検討がなされ、例えば第1図に示す側面
図の如く電線1の周囲にスパイラル状に線2を巻
付け、これにより電線の周囲に発生する気流を乱
して風騒音の発生を防がんとする方法が提案され
ている。
この方法は風騒音の発生防止には有効である
が、その反面コロナ騒音特性の劣化を招いてコロ
ナ騒音による新たな障害源を作り、また送電損失
の増大を招くことになる。これはスパイラル状電
線2の表面の突起がその一因となるが、その多く
は降雨があつたとき第1図中における点線図示の
ように、スパイラル状の線2の下端に生ずる水滴
3、即ち電界の集中を招く形の水滴によつて生ず
るコロナ放電にもとづくものである。
が、その反面コロナ騒音特性の劣化を招いてコロ
ナ騒音による新たな障害源を作り、また送電損失
の増大を招くことになる。これはスパイラル状電
線2の表面の突起がその一因となるが、その多く
は降雨があつたとき第1図中における点線図示の
ように、スパイラル状の線2の下端に生ずる水滴
3、即ち電界の集中を招く形の水滴によつて生ず
るコロナ放電にもとづくものである。
例えば第2図に示す断面図のように、1相当り
4本の電線を正四角形配置とした複導体方式の
超々高圧送電線(500KV級以上のものをいう)
においては、水滴3は重力により必らず電線1の
下方に生ずることから、上部の2本の電線2の水
滴3は電界強度の弱い部分に位置するが、下部の
2本の電線2のそれは、電界強度の強い部分に突
出することになる。このためこれによつてコロナ
放電を生じてコロナ騒音を放射することになる。
4本の電線を正四角形配置とした複導体方式の
超々高圧送電線(500KV級以上のものをいう)
においては、水滴3は重力により必らず電線1の
下方に生ずることから、上部の2本の電線2の水
滴3は電界強度の弱い部分に位置するが、下部の
2本の電線2のそれは、電界強度の強い部分に突
出することになる。このためこれによつてコロナ
放電を生じてコロナ騒音を放射することになる。
本発明はコロナ騒音特性の劣化を招くことな
く、電線風騒音を有効に防止することができる方
法を提供して、送電線が騒音障害源となるのを防
ぐようにしたものである。次に図面を用いて本発
明の詳細を説明する。
く、電線風騒音を有効に防止することができる方
法を提供して、送電線が騒音障害源となるのを防
ぐようにしたものである。次に図面を用いて本発
明の詳細を説明する。
第3図a,bは本発明に使用される電線の一実
施例を示す部分側面図および断面正面図、第4
図、第5図は電線配置例を示す断面図であつて、
その特徴とするところは次の点にある。即ち第3
図に一例を示すように、撚線電線4例えば鋼芯ア
ルミ撚線、銅撚線の若干条の素線4a、例えば2
条を間隔lをおくように撤去した表面に、その中
心軸に平行に金属製ロツド5(以下平行ロツドと
称す)を沿わせ、これを素線の撤去溝4b(第3
図b参照)内に入るように、スパイラル状に巻か
れた例えば素線と同一の2本の固定線6により固
定して構成された電線Wを用いる。そしてこれを
例えば4導体方式を示す第4図a,b、10導体
方式を示す第5図a,bのように、それぞれの電
線Wの平行ロツド5が複導体が形成する電界の弱
い部分、即ち複導体が形成する円の内側部分に位
置し、固定線6が撚線内に収容されて表面形状が
通常の電線と変らない表面部分が、電界の強い外
側部分に位置するように、図示しないクランプに
より支持して配置することを特徴とするものであ
る。
施例を示す部分側面図および断面正面図、第4
図、第5図は電線配置例を示す断面図であつて、
その特徴とするところは次の点にある。即ち第3
図に一例を示すように、撚線電線4例えば鋼芯ア
ルミ撚線、銅撚線の若干条の素線4a、例えば2
条を間隔lをおくように撤去した表面に、その中
心軸に平行に金属製ロツド5(以下平行ロツドと
称す)を沿わせ、これを素線の撤去溝4b(第3
図b参照)内に入るように、スパイラル状に巻か
れた例えば素線と同一の2本の固定線6により固
定して構成された電線Wを用いる。そしてこれを
例えば4導体方式を示す第4図a,b、10導体
方式を示す第5図a,bのように、それぞれの電
線Wの平行ロツド5が複導体が形成する電界の弱
い部分、即ち複導体が形成する円の内側部分に位
置し、固定線6が撚線内に収容されて表面形状が
通常の電線と変らない表面部分が、電界の強い外
側部分に位置するように、図示しないクランプに
より支持して配置することを特徴とするものであ
る。
このようにすれば電線の表面に突出した平行ロ
ツド5と、電線表面から突出した固定線6が風を
受けて、これにより周期的な表面気流を乱して風
騒音の発生の防止を図る。またこのとき電界の集
中を招いてコロナ放電を発生させる平行ロツド5
などは、前記したように電界の弱い部分に位置
し、電界の強い部分には平滑な電線表面部分が位
置するのでコロナ放電を発生しにくゝ、コロナ騒
音特性を劣化させるおそれが少ない。即ち本発明
によればコロナ騒音特性を劣化させることなく、
風騒音防止効果をもたせることができ、従来技術
のように風騒音防止を行つたがために送電線が新
たな騒音障害源となるおそれがない。
ツド5と、電線表面から突出した固定線6が風を
受けて、これにより周期的な表面気流を乱して風
騒音の発生の防止を図る。またこのとき電界の集
中を招いてコロナ放電を発生させる平行ロツド5
などは、前記したように電界の弱い部分に位置
し、電界の強い部分には平滑な電線表面部分が位
置するのでコロナ放電を発生しにくゝ、コロナ騒
音特性を劣化させるおそれが少ない。即ち本発明
によればコロナ騒音特性を劣化させることなく、
風騒音防止効果をもたせることができ、従来技術
のように風騒音防止を行つたがために送電線が新
たな騒音障害源となるおそれがない。
以上本発明を断面円形の金属製平行ロツド5を
用いた場合について例示したが、金属の代りに合
成樹脂のような材料を用いてもよく、また例えば
第6図のように断面を形成して、電線4の表面に
座り易いようにして固定線6による固定が容易と
なるようにしてもよい。また平行ロツド5を風騒
音防止に適当な形状および大きさとすることがで
きるが、コロナ放電防止の上からは電界の集中し
易い角部をもたない形状とすることが望ましい。
また以上では平行ロツド5を1本、固定線6を2
本とした場合を例示したが、その数は平行ロツド
5の固定および風騒音防止に適当する1乃至複数
本とすることができ、またその直径断面形状など
は電線表面に突出部を作らないように選定され
る。
用いた場合について例示したが、金属の代りに合
成樹脂のような材料を用いてもよく、また例えば
第6図のように断面を形成して、電線4の表面に
座り易いようにして固定線6による固定が容易と
なるようにしてもよい。また平行ロツド5を風騒
音防止に適当な形状および大きさとすることがで
きるが、コロナ放電防止の上からは電界の集中し
易い角部をもたない形状とすることが望ましい。
また以上では平行ロツド5を1本、固定線6を2
本とした場合を例示したが、その数は平行ロツド
5の固定および風騒音防止に適当する1乃至複数
本とすることができ、またその直径断面形状など
は電線表面に突出部を作らないように選定され
る。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ばコロナ騒音特性を劣化させることなく、複導体
方式送電線の風騒音防止を図ることができる利点
が得られるもので、送電線の非騒音障害源化に大
きな効果を奏するものである。
ばコロナ騒音特性を劣化させることなく、複導体
方式送電線の風騒音防止を図ることができる利点
が得られるもので、送電線の非騒音障害源化に大
きな効果を奏するものである。
第1図、第2図は従来の風騒音防止電線の部分
側面図、およびこの電線によるコロナ騒音発生理
由を説明するための断面図、第3図a,bは本発
明に使用される電線の一実施例を示す部分側面図
および断面図、第4図a,b、第5図a,bは電
線の配置状況を示す断面図、第6図は平行ロツド
の他の例を示す断面図である。 4…撚線電線、4a…素線、4b…素線撤去
溝、5…平行ロツド、6…固定線。
側面図、およびこの電線によるコロナ騒音発生理
由を説明するための断面図、第3図a,bは本発
明に使用される電線の一実施例を示す部分側面図
および断面図、第4図a,b、第5図a,bは電
線の配置状況を示す断面図、第6図は平行ロツド
の他の例を示す断面図である。 4…撚線電線、4a…素線、4b…素線撤去
溝、5…平行ロツド、6…固定線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 素線の一部を撤去した撚線電線の表面に、そ
の中心軸と平行に平行ロツドを沿わせ、これを一
部が上記素線撤去溝中に入るように巻付けられる
固定線により固定した電線を、上記平行ロツド部
分が電界の弱い部分に位置するように複導体配置
して、コロナ騒音特性の劣化を招くことなく風騒
音を防止しうるようにしたことを特徴とする複導
体方式送電線の電線風騒音防止方法。 2 素線の一部を撤去した撚線電線の表面に、そ
の中心軸と平行に平行ロツドを沿わせ、これを一
部が上記素線撤去溝中に入るように巻付けられる
固定線により固定して構成されたことを特徴とす
る複導体方式送電線の電線風騒音防止電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55169069A JPS5795121A (en) | 1980-12-02 | 1980-12-02 | Method for preventing wind noise for wire of double conductor type transmission line and electric wire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55169069A JPS5795121A (en) | 1980-12-02 | 1980-12-02 | Method for preventing wind noise for wire of double conductor type transmission line and electric wire |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5795121A JPS5795121A (en) | 1982-06-12 |
JPS6329490B2 true JPS6329490B2 (ja) | 1988-06-14 |
Family
ID=15879747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55169069A Granted JPS5795121A (en) | 1980-12-02 | 1980-12-02 | Method for preventing wind noise for wire of double conductor type transmission line and electric wire |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5795121A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5875416U (ja) * | 1981-11-17 | 1983-05-21 | 古河電気工業株式会社 | 低コロナ架空電線路 |
JP6745971B2 (ja) | 2016-07-19 | 2020-08-26 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 垂直型熱回収蒸気発生器 |
-
1980
- 1980-12-02 JP JP55169069A patent/JPS5795121A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5795121A (en) | 1982-06-12 |
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