JPS63282367A - 補強織物 - Google Patents
補強織物Info
- Publication number
- JPS63282367A JPS63282367A JP62112535A JP11253587A JPS63282367A JP S63282367 A JPS63282367 A JP S63282367A JP 62112535 A JP62112535 A JP 62112535A JP 11253587 A JP11253587 A JP 11253587A JP S63282367 A JPS63282367 A JP S63282367A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- metal
- frp
- reinforcing
- fabrics
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、繊維強化プラスチック(以下、FRPとい
う)の釣竿やゴルフシャフト等を成形する際に好適な補
強織物に関する。
う)の釣竿やゴルフシャフト等を成形する際に好適な補
強織物に関する。
従来の技術
FRPの成形に、補強繊維からなる織物を使用すること
は周知である。しかして、そのような織物を使用して、
たとえば釣竿やゴルフシャフト等を成形する場合、それ
らに意匠効果を付与する目的で、金属メッキを施した織
物(以下、メッキ織物という)を使用することもよく知
られている゛。
は周知である。しかして、そのような織物を使用して、
たとえば釣竿やゴルフシャフト等を成形する場合、それ
らに意匠効果を付与する目的で、金属メッキを施した織
物(以下、メッキ織物という)を使用することもよく知
られている゛。
しかして、メッキ織物は、あらかじめ金属メッキを施し
た補強繊維束を用いて織成するか、または織成後に金属
メッキを施すことによって製造されている。ところが、
これらのメッキ織物は、FRPの、いわゆるマトリクス
樹脂との接着性が悪い金属メッキが、織物の表面のみな
らず裏面にも施されているため、そのようなメッキ織物
を使用して成形したFRPは、金属メッキを施していな
い織物を使用して成形したものにくらべて機械的強度、
たとえば層間剪断強度、曲げ強度、圧縮強度等が大きく
下がるという問題がある。特に、前者の場合は、織物の
面のみならず、補強繊維束を構成している各単糸にまで
金属メッキが施されているため、そのようなメッキ織物
を使用したFRPの機械的強度は、はなはだ低いものと
なっている。
た補強繊維束を用いて織成するか、または織成後に金属
メッキを施すことによって製造されている。ところが、
これらのメッキ織物は、FRPの、いわゆるマトリクス
樹脂との接着性が悪い金属メッキが、織物の表面のみな
らず裏面にも施されているため、そのようなメッキ織物
を使用して成形したFRPは、金属メッキを施していな
い織物を使用して成形したものにくらべて機械的強度、
たとえば層間剪断強度、曲げ強度、圧縮強度等が大きく
下がるという問題がある。特に、前者の場合は、織物の
面のみならず、補強繊維束を構成している各単糸にまで
金属メッキが施されているため、そのようなメッキ織物
を使用したFRPの機械的強度は、はなはだ低いものと
なっている。
発明が解決しようとする問題11、
この発明の目的は、従来のメッキ織物の上述した問題点
を解決し、機械的強度に優れ、しかも意匠効果に優れた
FRPを成形することができる補強織物を提供するにあ
る。
を解決し、機械的強度に優れ、しかも意匠効果に優れた
FRPを成形することができる補強織物を提供するにあ
る。
問題点を解決するための手段
この発明の上記目的は、片面のみに金属被覆が施されて
いることを特徴とする補強織物によって達成される。
いることを特徴とする補強織物によって達成される。
この発明で使用する織物は、たとえば炭素繊維、ガラス
繊維、アラミド繊維、シリコンカーバイド繊維、アルミ
ナ繊維などの高強度、高弾性率補強繊維の繊維束を使用
し、それを平織、朱子織、綾織などしたものである。織
物の織密度や目付等は、用途等に応じて適宜選定するこ
とができる。
繊維、アラミド繊維、シリコンカーバイド繊維、アルミ
ナ繊維などの高強度、高弾性率補強繊維の繊維束を使用
し、それを平織、朱子織、綾織などしたものである。織
物の織密度や目付等は、用途等に応じて適宜選定するこ
とができる。
この発明におりては、上述した織物の片面のみに金属被
覆を施し、もう一方の面は補強繊維がそのまま現われる
ようにしておく。
覆を施し、もう一方の面は補強繊維がそのまま現われる
ようにしておく。
金属被覆は、いろいろな方法によって施すことができる
。たとえば、メッキ、溶射、スパッタリング等によるこ
とができる。、最も好ましいのは、コストが比較的安く
、しかも金属被覆を片面のみに良好に施すことができる
という理由で、スパッタリングによることである。
。たとえば、メッキ、溶射、スパッタリング等によるこ
とができる。、最も好ましいのは、コストが比較的安く
、しかも金属被覆を片面のみに良好に施すことができる
という理由で、スパッタリングによることである。
金属被覆を構成する金属は、FRPに良好な意匠効果を
与えることができる、たとえば金、銀、ニッケル、アル
ミニウム、錫、亜鉛、銅などの単体金属や、それら単体
金属の少なくとも一種を主成分とする、たとえば真鍮な
どの合金である。これらの金属のなかから、補強繊維の
種類や、発現させたい色調等に応じて選択、使用する。
与えることができる、たとえば金、銀、ニッケル、アル
ミニウム、錫、亜鉛、銅などの単体金属や、それら単体
金属の少なくとも一種を主成分とする、たとえば真鍮な
どの合金である。これらの金属のなかから、補強繊維の
種類や、発現させたい色調等に応じて選択、使用する。
被覆の厚みは、補強繊維が所望の色調を呈する最低限の
厚みでよい。
厚みでよい。
この発明の補強織物を使用したFRPの成形は、通常、
プリプレグ法による。すなわち、補強織物にエポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイ
ミド樹脂などの熱硬化性樹脂を含°浸、Bステージ化し
たプリプレグを用い、それを所望の大きさ、形に裁断し
、マンドレルに巻き付けたり、積層してFRPを成形す
る。その場合、最も外側のみに、この発明の織物を、そ
の金属被覆を有する面が外側になるようにして使用し、
FRPが意匠効果を発現するようにする。最も外側以外
の部分には、通常の織物や連続繊維束などを使用する。
プリプレグ法による。すなわち、補強織物にエポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイ
ミド樹脂などの熱硬化性樹脂を含°浸、Bステージ化し
たプリプレグを用い、それを所望の大きさ、形に裁断し
、マンドレルに巻き付けたり、積層してFRPを成形す
る。その場合、最も外側のみに、この発明の織物を、そ
の金属被覆を有する面が外側になるようにして使用し、
FRPが意匠効果を発現するようにする。最も外側以外
の部分には、通常の織物や連続繊維束などを使用する。
以下、実施例に基いてこの発明をさらに詳細に説明する
。
。
叉豊湾
東し株式会社製゛トレカ”Ta2O(平均単糸径ニアμ
m、単糸数: 1000本)を使用し、経糸密度および
緯糸密度がともに25.4mmあたり4本で、目付が5
2g/m2である平織物(以下、通常織物という)を得
た。
m、単糸数: 1000本)を使用し、経糸密度および
緯糸密度がともに25.4mmあたり4本で、目付が5
2g/m2である平織物(以下、通常織物という)を得
た。
次に、上記通常織物の片面にニッケルをスパッタリング
し、片面のみにニッケル被覆を有するこの発明の織物(
以下、発明織物という)を得た。
し、片面のみにニッケル被覆を有するこの発明の織物(
以下、発明織物という)を得た。
次に、上記通常織物および発明織物に、それぞれ、東し
株式会社製プリプレグ用エポキシ樹脂#2500をその
量が38重量%になるように含浸し、2種類のプリプレ
グを得た。
株式会社製プリプレグ用エポキシ樹脂#2500をその
量が38重量%になるように含浸し、2種類のプリプレ
グを得た。
次に、上記各プリプレグを30X30Cmの大きさに裁
断し、通常織物のプリプレグを18枚、さらにその上に
発明織物のプリプレグをそのニッケル被覆が外側になる
ように1枚重ね合わせ、3Kc+/cm2の圧力下に1
30℃で150分加熱してエポキシ樹脂を硬化させ、厚
みが2mll1で、炭素繊維の含有率が約55体積%で
あるFRP板を得た。
断し、通常織物のプリプレグを18枚、さらにその上に
発明織物のプリプレグをそのニッケル被覆が外側になる
ように1枚重ね合わせ、3Kc+/cm2の圧力下に1
30℃で150分加熱してエポキシ樹脂を硬化させ、厚
みが2mll1で、炭素繊維の含有率が約55体積%で
あるFRP板を得た。
このFRP板は、その片面においてニッケル被覆による
銀色を呈していた。
銀色を呈していた。
次に、上記FRP板について、層間剪断強度と、曲げ強
度と、圧縮強度とを測定した。比較のため、両面にニッ
ケル被覆を形成してなる補強織物(以下、従来織物とい
う)を発明織物と同様に使用して成形したものと、上記
通常織物のみを使用して成形したものについても上記各
強度を測定した。
度と、圧縮強度とを測定した。比較のため、両面にニッ
ケル被覆を形成してなる補強織物(以下、従来織物とい
う)を発明織物と同様に使用して成形したものと、上記
通常織物のみを使用して成形したものについても上記各
強度を測定した。
測定結果を次表に示す。
上表から、この発明の補強織物を使用して成形したFR
P板は、金属被覆を一切有しない、通常の補強織物を使
用したものにくらべて総合的にみた強度特性がわずかに
下がるものの、両面に金属被覆を有する従来の補強織物
を使用したものにくらべて、層間剪断強度において約1
.57倍、曲げ強度において約1.35倍、圧縮強度に
おいて約1.27倍も優れていて、高い機械的強度を有
することがわかる。しかも、上述したように、ニッケル
による良好な意匠効果を発現する。
P板は、金属被覆を一切有しない、通常の補強織物を使
用したものにくらべて総合的にみた強度特性がわずかに
下がるものの、両面に金属被覆を有する従来の補強織物
を使用したものにくらべて、層間剪断強度において約1
.57倍、曲げ強度において約1.35倍、圧縮強度に
おいて約1.27倍も優れていて、高い機械的強度を有
することがわかる。しかも、上述したように、ニッケル
による良好な意匠効果を発現する。
発明の効果
この発明の補強織物は、片面のみに金属被覆を形成して
なるものであるからして、実施例にも示したように、機
械的強度に優れ、しかも金属被覆を形成している金属に
特有の意匠効果をもっFRPを成形することができるよ
うになる。
なるものであるからして、実施例にも示したように、機
械的強度に優れ、しかも金属被覆を形成している金属に
特有の意匠効果をもっFRPを成形することができるよ
うになる。
Claims (1)
- 片面のみに金属被覆が施されていることを特徴とする補
強織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62112535A JPS63282367A (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 補強織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62112535A JPS63282367A (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 補強織物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63282367A true JPS63282367A (ja) | 1988-11-18 |
Family
ID=14589077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62112535A Pending JPS63282367A (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 補強織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63282367A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5275861A (en) * | 1989-12-21 | 1994-01-04 | Monsanto Company | Radiation shielding fabric |
WO2019031589A1 (ja) * | 2017-08-09 | 2019-02-14 | 積水化学工業株式会社 | 積層シート、コーティング繊維、コーティング繊維束及び繊維強化プラスチック |
JP2019031081A (ja) * | 2017-08-09 | 2019-02-28 | 積水化学工業株式会社 | 積層シート、コーティング繊維、コーティング繊維束及び複合材料 |
WO2019230798A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 積水化学工業株式会社 | 積層シート |
EP3756881A4 (en) * | 2018-02-22 | 2021-12-29 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Laminate sheet |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60224863A (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-09 | カネボウ株式会社 | アルミニウム蒸着ガラスクロス |
JPS61146870A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-04 | 平岡織染株式会社 | 繊維性基布の表面金属化方法 |
JPS61146869A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-04 | 平岡織染株式会社 | 繊維性基布の表面金属化方法 |
-
1987
- 1987-05-11 JP JP62112535A patent/JPS63282367A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60224863A (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-09 | カネボウ株式会社 | アルミニウム蒸着ガラスクロス |
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WO2019031589A1 (ja) * | 2017-08-09 | 2019-02-14 | 積水化学工業株式会社 | 積層シート、コーティング繊維、コーティング繊維束及び繊維強化プラスチック |
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CN110997311A (zh) * | 2017-08-09 | 2020-04-10 | 积水化学工业株式会社 | 叠层片、涂层纤维、涂层纤维束以及纤维强化塑料 |
EP3756881A4 (en) * | 2018-02-22 | 2021-12-29 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Laminate sheet |
US11613102B2 (en) | 2018-02-22 | 2023-03-28 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Laminate sheet |
WO2019230798A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 積水化学工業株式会社 | 積層シート |
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