JPS6327796Y2 - - Google Patents
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- JPS6327796Y2 JPS6327796Y2 JP5114983U JP5114983U JPS6327796Y2 JP S6327796 Y2 JPS6327796 Y2 JP S6327796Y2 JP 5114983 U JP5114983 U JP 5114983U JP 5114983 U JP5114983 U JP 5114983U JP S6327796 Y2 JPS6327796 Y2 JP S6327796Y2
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- cylindrical
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- knob
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Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 37
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 24
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004062 sedimentation Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は試験管の装脱が容易に行なわれる遠
心分離機の回転体に関するものである。
心分離機の回転体に関するものである。
従来使用されているこの種の遠心分離機の回転
体においては、本体に対して蓋体をねじの締付け
により固定しているために高速回転中に本体と蓋
体との締付状態がゆるんで駆動中に振動騒音を発
生することがある。又本体と蓋体とが締付固定さ
れているために試験管の装着及び装脱に際しては
ねじの締付を解除して蓋体を本体から取りはず
し、その装脱を行なわねばならず操作が煩雑であ
るという難点も有している。
体においては、本体に対して蓋体をねじの締付け
により固定しているために高速回転中に本体と蓋
体との締付状態がゆるんで駆動中に振動騒音を発
生することがある。又本体と蓋体とが締付固定さ
れているために試験管の装着及び装脱に際しては
ねじの締付を解除して蓋体を本体から取りはず
し、その装脱を行なわねばならず操作が煩雑であ
るという難点も有している。
第1図は本体に対する蓋体の着脱を容易にする
ことを狙つて従来提案されているこの種の遠心分
離機の回転体の一例を示すもので、ロータの本体
11に対して取付金具12が取付けられる。この
取付金具12はフランジ部13で本体1に対して
固定され、フランジ部13に直角に延長される延
長部20が本体11を貫通して上方に突出配設さ
れる。本体11に対してこれを被うように蓋体1
4が取付けられ、この蓋体14に対して取付金具
12の延長部20の廻りに筒状金具15が固定配
設される。筒状金具15には蓋体14の上面側に
おいて環状突起体16が形成され、この環状突起
体16とにより蓋体14を挾むようにしてストツ
プリング17が蓋体14の下面側で筒状金具15
に固定され、筒状金具15が蓋体14に固定され
ている。
ことを狙つて従来提案されているこの種の遠心分
離機の回転体の一例を示すもので、ロータの本体
11に対して取付金具12が取付けられる。この
取付金具12はフランジ部13で本体1に対して
固定され、フランジ部13に直角に延長される延
長部20が本体11を貫通して上方に突出配設さ
れる。本体11に対してこれを被うように蓋体1
4が取付けられ、この蓋体14に対して取付金具
12の延長部20の廻りに筒状金具15が固定配
設される。筒状金具15には蓋体14の上面側に
おいて環状突起体16が形成され、この環状突起
体16とにより蓋体14を挾むようにしてストツ
プリング17が蓋体14の下面側で筒状金具15
に固定され、筒状金具15が蓋体14に固定され
ている。
取付金具12の延長部20の外周面にボール2
1と係合する溝部22が形成され、この溝部22
に対応して筒状金具15には複数個の孔部23が
形成され、この孔部23及び溝部22にわたつて
ボール21が収容可能な構成となつている。この
孔部23は筒状金具15の径方向にその径が拡大
するような形状に形成される。筒状金具15の突
出端板に対して押え金具25がねじ26により固
定される。
1と係合する溝部22が形成され、この溝部22
に対応して筒状金具15には複数個の孔部23が
形成され、この孔部23及び溝部22にわたつて
ボール21が収容可能な構成となつている。この
孔部23は筒状金具15の径方向にその径が拡大
するような形状に形成される。筒状金具15の突
出端板に対して押え金具25がねじ26により固
定される。
押え金具25には筒状金具15の外側に張り出
された端周面27が形成されている。この筒状金
具15及び押え金具25の外周面に接するように
金具28が配設される。この金具28の内周面の
ほぼ中央位置には全周にわたつて段部29が形成
され、金具28の段部29と押え金具25の端周
面27間にスプリング30を介在させて、筒状金
具15及び押え金具25の外周面に対して外側か
らその内周面を対接させるようにして金具28が
配設される。金具28の蓋体14側の内周面には
軸心から遠ざかるようにテーパ面31が形成され
る。
された端周面27が形成されている。この筒状金
具15及び押え金具25の外周面に接するように
金具28が配設される。この金具28の内周面の
ほぼ中央位置には全周にわたつて段部29が形成
され、金具28の段部29と押え金具25の端周
面27間にスプリング30を介在させて、筒状金
具15及び押え金具25の外周面に対して外側か
らその内周面を対接させるようにして金具28が
配設される。金具28の蓋体14側の内周面には
軸心から遠ざかるようにテーパ面31が形成され
る。
本体11に対して蓋体14を装着した状態では
スプリング30の付勢力によつて金具28は蓋体
14側に付勢された状態にある。この状態では金
具28の内周面の平面状部が、筒状金具15の孔
部23を塞ぐ位置をとる。従つて金具28の内周
面の平面状部によりボール21が押し込まれ、ボ
ール21は取付金具12の延長部20の溝部22
内に位置している。よつてこの状態では筒状金具
15と延長部20とがボール21によりロツクさ
れ延長部20から筒状金具15が抜け出ることは
ない。従つてこの状態では本体11から蓋体14
を抜き取ることはできない。
スプリング30の付勢力によつて金具28は蓋体
14側に付勢された状態にある。この状態では金
具28の内周面の平面状部が、筒状金具15の孔
部23を塞ぐ位置をとる。従つて金具28の内周
面の平面状部によりボール21が押し込まれ、ボ
ール21は取付金具12の延長部20の溝部22
内に位置している。よつてこの状態では筒状金具
15と延長部20とがボール21によりロツクさ
れ延長部20から筒状金具15が抜け出ることは
ない。従つてこの状態では本体11から蓋体14
を抜き取ることはできない。
本体11から蓋体14を抜き取るには金具28
の周縁部に指をかけてスプリング30の付勢力に
抗して金具28を上方に移動させる。然る時には
金具28の内周面のテーパ面31が筒状金具15
の孔部23に対向した位置をとる。
の周縁部に指をかけてスプリング30の付勢力に
抗して金具28を上方に移動させる。然る時には
金具28の内周面のテーパ面31が筒状金具15
の孔部23に対向した位置をとる。
従つてこの状態ではボール21は孔部23の内
周面に沿つて溝部22から離脱した位置に移動す
る。このために筒状金具15と延長部20とのボ
ール21によるロツクが解除された状態となる。
この状態ではそのまま金具28を上方に持ち上げ
ると蓋体14を本体11から抜き取ることができ
る。
周面に沿つて溝部22から離脱した位置に移動す
る。このために筒状金具15と延長部20とのボ
ール21によるロツクが解除された状態となる。
この状態ではそのまま金具28を上方に持ち上げ
ると蓋体14を本体11から抜き取ることができ
る。
しかしこの構成のものにおいては溝部22と孔
部23とが正確に一致しないことがある。従つて
溝部22と孔部23とが対応した時にひつかかり
なくボール21が移動可能なように、環状突起体
16と蓋体14間及びストツプリング17と蓋体
14間に多少の遊びを設定する必要がある。この
ように遊びを形成しておくとボール21の移動が
僅かの設定ずれによつては阻止されることはない
ので蓋体14は本体11に確実に装着され、高速
回転時の事故は発生しない。
部23とが正確に一致しないことがある。従つて
溝部22と孔部23とが対応した時にひつかかり
なくボール21が移動可能なように、環状突起体
16と蓋体14間及びストツプリング17と蓋体
14間に多少の遊びを設定する必要がある。この
ように遊びを形成しておくとボール21の移動が
僅かの設定ずれによつては阻止されることはない
ので蓋体14は本体11に確実に装着され、高速
回転時の事故は発生しない。
しかしこの遊びのために高速回転中において、
蓋体14と本体11との間に滑りが生じ、この滑
りの存在が高速回転中の騒音の原因となることが
ある。或は蓋体14と本体11との間に滑りが存
在することにより、高速運転中に蓋体14によつ
て本体11に装着されている毛細管を傷つけるこ
ともある。
蓋体14と本体11との間に滑りが生じ、この滑
りの存在が高速回転中の騒音の原因となることが
ある。或は蓋体14と本体11との間に滑りが存
在することにより、高速運転中に蓋体14によつ
て本体11に装着されている毛細管を傷つけるこ
ともある。
このような欠点を解決するために、第2図に示
すように第1図に示す構成において環状突起体1
6を蓋体14から僅かに浮かした配設とし、蓋体
14と環状突起体16間に板ばね35を取付けた
構造のものが提案されている。
すように第1図に示す構成において環状突起体1
6を蓋体14から僅かに浮かした配設とし、蓋体
14と環状突起体16間に板ばね35を取付けた
構造のものが提案されている。
この第2図に示す構造のものでは、板ばね35
とストツプリング17とが蓋体14を挾持する構
成となつている。このために板ばね35の弾性に
よつて高速回転中の蓋体14の移動が阻止され
る。又筒状金具15の孔部23に対向する取付金
具12の延長部20の溝部22にボール21が押
し込まれる場合、筒状金具15の孔部23と溝部
22との相互位置の多少のずれが板ばね35の弾
性変形により取り除かれる。従つて蓋体14は本
体11に対して確実に装着されることになる。
とストツプリング17とが蓋体14を挾持する構
成となつている。このために板ばね35の弾性に
よつて高速回転中の蓋体14の移動が阻止され
る。又筒状金具15の孔部23に対向する取付金
具12の延長部20の溝部22にボール21が押
し込まれる場合、筒状金具15の孔部23と溝部
22との相互位置の多少のずれが板ばね35の弾
性変形により取り除かれる。従つて蓋体14は本
体11に対して確実に装着されることになる。
しかし前述の従来提案されている構造のものは
いずれも本体11に対する蓋体14の取付けに多
数の部品が必要でその構造が複雑である。又ボー
ルを使用しているために円滑な動作を行なわせる
ためには高精度の加工技術が必要であつて小型形
状のものの製作が困難である。
いずれも本体11に対する蓋体14の取付けに多
数の部品が必要でその構造が複雑である。又ボー
ルを使用しているために円滑な動作を行なわせる
ためには高精度の加工技術が必要であつて小型形
状のものの製作が困難である。
この考案は従来提案されているこの種の回転体
における難点を解決し、構造が簡単で小型化も容
易であり、しかも本体に対する蓋体の着脱操作が
ワンタツチで容易に行なわれる遠心分離機の回転
体を提供するものである。
における難点を解決し、構造が簡単で小型化も容
易であり、しかも本体に対する蓋体の着脱操作が
ワンタツチで容易に行なわれる遠心分離機の回転
体を提供するものである。
この考案の遠心分離機の回転体は本体とこれを
被う蓋体を有し、蓋体の中心位置には中心孔が形
成されていて、この中心孔に筒状体が摺動自在に
挿通され、この筒状体の蓋体よりの突出端が操作
時のつまみを形成している。このつまみと蓋体間
にはつまみを蓋体から突出させる方向に付勢させ
るばねが配設されている。本体の中心には固定部
が取付けられ、この固定部はほゞ円筒状に形成さ
れて前記筒状体と内接され、その固定部の周面に
はピンが突出して配設されている。
被う蓋体を有し、蓋体の中心位置には中心孔が形
成されていて、この中心孔に筒状体が摺動自在に
挿通され、この筒状体の蓋体よりの突出端が操作
時のつまみを形成している。このつまみと蓋体間
にはつまみを蓋体から突出させる方向に付勢させ
るばねが配設されている。本体の中心には固定部
が取付けられ、この固定部はほゞ円筒状に形成さ
れて前記筒状体と内接され、その固定部の周面に
はピンが突出して配設されている。
一方筒状体の端面からはつまみ方向に周面に沿
つて斜めにピンと係合する案内溝が切り込み形成
されている。この案内溝の端部には端面側に案内
溝が折り曲げられて係止部が形成され、蓋体とつ
まみの開放端面との間には係止部の長さよりも長
い間隔が保持されている。従つてピンを案内溝に
係合させた状態で蓋体を回転させることにより、
本体に対しての蓋体の装脱が簡単且つ確実に行な
われる。
つて斜めにピンと係合する案内溝が切り込み形成
されている。この案内溝の端部には端面側に案内
溝が折り曲げられて係止部が形成され、蓋体とつ
まみの開放端面との間には係止部の長さよりも長
い間隔が保持されている。従つてピンを案内溝に
係合させた状態で蓋体を回転させることにより、
本体に対しての蓋体の装脱が簡単且つ確実に行な
われる。
以下この考案の遠心分離機の回転体をその実施
例に基づき図面を使用して詳細に説明する。
例に基づき図面を使用して詳細に説明する。
第3図はこの考案の遠心分離機の回転体の実施
例の構成を示す図で、回転体10は本体11に対
してこれを上面側で被うように蓋体14が取付け
られて構成され、本体11には下面側に軸心から
遠ざかるように沈澱管用の取付孔36が形成され
ている。沈澱管の装着或は毛細管の装着に対応し
てこの取付孔36を開口させたり或は閉塞させた
りするように、本体11に対して回動自在な回転
板37が本体11の下面側に取付けられる。
例の構成を示す図で、回転体10は本体11に対
してこれを上面側で被うように蓋体14が取付け
られて構成され、本体11には下面側に軸心から
遠ざかるように沈澱管用の取付孔36が形成され
ている。沈澱管の装着或は毛細管の装着に対応し
てこの取付孔36を開口させたり或は閉塞させた
りするように、本体11に対して回動自在な回転
板37が本体11の下面側に取付けられる。
本体11にその下面側から形成された孔部38
にスプリング39が配されて回転板37の回動操
作を所定方向に安定に行なわせるような構成とさ
れる。本体11の周縁部は上方に直角に屈曲され
て屈曲部分に周縁壁40が形成される。
にスプリング39が配されて回転板37の回動操
作を所定方向に安定に行なわせるような構成とさ
れる。本体11の周縁部は上方に直角に屈曲され
て屈曲部分に周縁壁40が形成される。
蓋体14は例えばポリカーボネート材でほぼ円
板状に形成され、本体11上においてこの周縁壁
40内に嵌合装着可能に形成される。蓋体14の
中心位置には中心孔41が形成され、蓋体14は
この中心孔41部分において板面が他の板面より
も上方に平行に移動するように突出形成され、こ
の中心孔41に筒状体42が摺動自在に挿通され
る。
板状に形成され、本体11上においてこの周縁壁
40内に嵌合装着可能に形成される。蓋体14の
中心位置には中心孔41が形成され、蓋体14は
この中心孔41部分において板面が他の板面より
も上方に平行に移動するように突出形成され、こ
の中心孔41に筒状体42が摺動自在に挿通され
る。
筒状体42は一端側を開放面とする筒状部の開
放面に対向する端板43が半径方向に拡大され、
この端板43の周縁部は筒状部の周面に平行に開
放面側に屈曲され周縁部44が形成される。筒状
体42の端板43及び周縁部44によりつまみ4
5が形成されている。
放面に対向する端板43が半径方向に拡大され、
この端板43の周縁部は筒状部の周面に平行に開
放面側に屈曲され周縁部44が形成される。筒状
体42の端板43及び周縁部44によりつまみ4
5が形成されている。
筒状体42の筒状部の外径が蓋体14の中心孔
41の内径よりも僅かに小に形成され中心孔41
の廻りにスペースリング46を配設した状態で、
中心孔41内に筒状体42が回動自在に挿通され
る。この際筒状体42の開放面側の周面に形成さ
れている取付け溝42−Rに止め輪47が固定し
て取付けられる。
41の内径よりも僅かに小に形成され中心孔41
の廻りにスペースリング46を配設した状態で、
中心孔41内に筒状体42が回動自在に挿通され
る。この際筒状体42の開放面側の周面に形成さ
れている取付け溝42−Rに止め輪47が固定し
て取付けられる。
蓋体14に対する筒状体42の取付け状態にお
いて、筒状体42の周縁部44内にコイルばね5
1−1,51−2が配設される。実施例は2組の
コイルばね51−1,51−2を配設した例であ
り、それぞれのコイルばねはスペースリング46
と筒状体42の周縁部44の端板43側の内端部
面間に配設される。コイルばね51−1,51−
2の付勢力により筒状体42は蓋体14から突出
するようにして蓋体14に対して取付けられる。
いて、筒状体42の周縁部44内にコイルばね5
1−1,51−2が配設される。実施例は2組の
コイルばね51−1,51−2を配設した例であ
り、それぞれのコイルばねはスペースリング46
と筒状体42の周縁部44の端板43側の内端部
面間に配設される。コイルばね51−1,51−
2の付勢力により筒状体42は蓋体14から突出
するようにして蓋体14に対して取付けられる。
一方本体11の中心には固定部53が取付けら
れる。固定部53は全体がほぼ円筒状に形成され
て筒状体42と内接され円板状体56の中心軸の
廻りにモータ軸の取付孔54が形成され、この取
付孔54の廻りにおいて円筒状部57が円板状体
56に一体に突出形成される。この円筒状部57
の端板には締付ねじ取付用の開孔60が形成され
る。
れる。固定部53は全体がほぼ円筒状に形成され
て筒状体42と内接され円板状体56の中心軸の
廻りにモータ軸の取付孔54が形成され、この取
付孔54の廻りにおいて円筒状部57が円板状体
56に一体に突出形成される。この円筒状部57
の端板には締付ねじ取付用の開孔60が形成され
る。
円板状体56には同一円同上にねじ孔62−1
〜62−4が形成され、さらにこれらのねじ孔の
外側にピン孔63がその上面側に形成される。又
固定部53の周面、即ち円筒状部57において板
面に直角にピン65−1,65−2が突出して固
定される。なお第3図では第7図に対するA−A
断面に沿つて回転体の組立状態が断面的に表示さ
れている。本体11に対して固定部53をねじ孔
62−1〜62−4に対してねじを螺合し、ピン
孔63に対してピンを差し込んで固定する。
〜62−4が形成され、さらにこれらのねじ孔の
外側にピン孔63がその上面側に形成される。又
固定部53の周面、即ち円筒状部57において板
面に直角にピン65−1,65−2が突出して固
定される。なお第3図では第7図に対するA−A
断面に沿つて回転体の組立状態が断面的に表示さ
れている。本体11に対して固定部53をねじ孔
62−1〜62−4に対してねじを螺合し、ピン
孔63に対してピンを差し込んで固定する。
本体11に固定された固定部53に対して蓋体
14に取付けられた筒状体42の内周面を固定部
53の円筒状部57の外周面に対接させるように
して挿入する。筒状体42の周面にはその端面か
らつまみ45方向に第4図に示すように斜めに案内
溝65が切り込み形成されている。この案内溝6
5の端部は筒状体42の端面側に折り曲げられ
て、この部分に係止部66が形成されている。こ
の案内溝65は固定部53の周面から突出されて
いるピン65−1P,65−2Pの数に合せてそ
の突出位置に対応して形成されている。実施例で
は2個の案内溝が形成された例である。
14に取付けられた筒状体42の内周面を固定部
53の円筒状部57の外周面に対接させるように
して挿入する。筒状体42の周面にはその端面か
らつまみ45方向に第4図に示すように斜めに案内
溝65が切り込み形成されている。この案内溝6
5の端部は筒状体42の端面側に折り曲げられ
て、この部分に係止部66が形成されている。こ
の案内溝65は固定部53の周面から突出されて
いるピン65−1P,65−2Pの数に合せてそ
の突出位置に対応して形成されている。実施例で
は2個の案内溝が形成された例である。
固定部53の周面に突出されているピン65−
1P,65−2Pは固定部53に対する筒状体4
2の装着に際して筒状体42の一方向への回動に
よつて案内溝65に案内されてその端部に達す
る。この位置においてつまみ45の押し込みを解
除するとコイルばね51−1,51−2の付勢力
によつてつまみ45が上方に突出するためピン6
5−1P,65−2Pはそれぞれ係止部66の端
面に押しつけられた状態で配設される。
1P,65−2Pは固定部53に対する筒状体4
2の装着に際して筒状体42の一方向への回動に
よつて案内溝65に案内されてその端部に達す
る。この位置においてつまみ45の押し込みを解
除するとコイルばね51−1,51−2の付勢力
によつてつまみ45が上方に突出するためピン6
5−1P,65−2Pはそれぞれ係止部66の端
面に押しつけられた状態で配設される。
この状態で本体11に対して蓋体14が装着さ
れ、本体11の取付孔54に固定ねじ67で固定
して取付けられたモータ軸の回転によつて本体1
1が回転する。固定部53はピン65−1P,6
5−2Pによつて筒状体42と係合固定されてお
り、筒状体42に蓋体14が固定されているので
モータ軸の回転は本体11及び蓋体14に円滑に
伝達される。
れ、本体11の取付孔54に固定ねじ67で固定
して取付けられたモータ軸の回転によつて本体1
1が回転する。固定部53はピン65−1P,6
5−2Pによつて筒状体42と係合固定されてお
り、筒状体42に蓋体14が固定されているので
モータ軸の回転は本体11及び蓋体14に円滑に
伝達される。
従つてモータの回転によつて回転体は騒音を生
ずることなく、且つ図示していないが回転体に装
着される沈澱管或は毛細管を安全に保持し、これ
らを傷つけることなく回転駆動される。
ずることなく、且つ図示していないが回転体に装
着される沈澱管或は毛細管を安全に保持し、これ
らを傷つけることなく回転駆動される。
毛細管や沈澱管などの試験管の交換に際しては
つまみ45をコイルばね51−1,51−2の付
勢力に抗して押し込む。蓋体とつまみ45との間
には係止部66の長さよりも長い間隔が保持形成
されている。従つてこの押し込みにより案内溝6
5内に位置するピン65−1P,65−2Pが係
止部66の端面から案内溝65と係止部66の境
界部に移動する。この状態からつまみ45を装着
時と逆方向に回動させるとピン65−1,65−
2は案内溝65に沿つて筒状体42の端面側に移
動し、筒状体42の端面においてピン65−1
P,65−2Pと筒状体42との係合を解除させ
ることができる。
つまみ45をコイルばね51−1,51−2の付
勢力に抗して押し込む。蓋体とつまみ45との間
には係止部66の長さよりも長い間隔が保持形成
されている。従つてこの押し込みにより案内溝6
5内に位置するピン65−1P,65−2Pが係
止部66の端面から案内溝65と係止部66の境
界部に移動する。この状態からつまみ45を装着
時と逆方向に回動させるとピン65−1,65−
2は案内溝65に沿つて筒状体42の端面側に移
動し、筒状体42の端面においてピン65−1
P,65−2Pと筒状体42との係合を解除させ
ることができる。
この状態でつまみ45を上方に持ち上げると筒
状体42は固定部53の外周面に沿つて上方に移
動する。従つて筒状体42の移動に伴つて蓋体1
4は止め輪47に係合されて移動され、本体11
との嵌合を解除して本体11から蓋体14を取り
はずすことができる。
状体42は固定部53の外周面に沿つて上方に移
動する。従つて筒状体42の移動に伴つて蓋体1
4は止め輪47に係合されて移動され、本体11
との嵌合を解除して本体11から蓋体14を取り
はずすことができる。
この取りはずしはワンタツチで軽快に行なわれ
るので、試験管の交換が極めて簡単に行なわれ
る。構造もボール部分などの複雑な機構部品でな
くコイルばねを使用しているため組立時の調整作
業も不用で、例えば鋳物による製作が容易であり
小型化も簡単に行なわれる。
るので、試験管の交換が極めて簡単に行なわれ
る。構造もボール部分などの複雑な機構部品でな
くコイルばねを使用しているため組立時の調整作
業も不用で、例えば鋳物による製作が容易であり
小型化も簡単に行なわれる。
実施例においてはコイルばねを2組取付けた構
造のものを説明したが、これを所定の付勢力が得
られれば1組で構成することが可能である。
造のものを説明したが、これを所定の付勢力が得
られれば1組で構成することが可能である。
以上詳細に説明したように、この考案によると
複雑な部品を使用せず、その製作が容易に行なわ
れて全体の小型化も簡単に実現できる遠心分離機
の回転体を提供することが可能である。この考案
の遠心分離機の回転体はワンタツチの簡単な操作
で本体に対して蓋体を確実に装着し、又本体から
蓋体を簡単に取りはずすことが可能であり、試験
管の交換を迅速に行なうことができる。
複雑な部品を使用せず、その製作が容易に行なわ
れて全体の小型化も簡単に実現できる遠心分離機
の回転体を提供することが可能である。この考案
の遠心分離機の回転体はワンタツチの簡単な操作
で本体に対して蓋体を確実に装着し、又本体から
蓋体を簡単に取りはずすことが可能であり、試験
管の交換を迅速に行なうことができる。
第1図及び第2図は従来提案されている遠心分
離機の回転体の要部の構成を示す図、第3図はこ
の考案の遠心分離機の回転体の実施例の構成を示
す断面図、第4図乃至第6図はこの考案の遠心分
離機の回転体の実施例に使用する筒状体42の構
成を示すそれぞれ一部断面図、平面図及び底面
図、第7図はこの考案の遠心分離機の回転体の実
施例に使用する固定部の構成を示す平面図、第8
図は第7図のA−A断面図である。 11:本体、14:蓋体、15:筒状金具、1
6:環状突起体、17:ストツプリング、21:
ボール、22:溝部、23:孔部、28:金具、
30:スプリング、35:板ばね、41:中心
孔、42:筒状体、43:端板、44:周縁部、
45:つまみ、51−1,51−2:コイルば
ね、53:固定部、56:円板状体、57:円筒
状部、62−1〜62−4:ねじ孔、63:ピン
孔、65−1P,65−2P:ピン、65:案内
溝、66:係止部。
離機の回転体の要部の構成を示す図、第3図はこ
の考案の遠心分離機の回転体の実施例の構成を示
す断面図、第4図乃至第6図はこの考案の遠心分
離機の回転体の実施例に使用する筒状体42の構
成を示すそれぞれ一部断面図、平面図及び底面
図、第7図はこの考案の遠心分離機の回転体の実
施例に使用する固定部の構成を示す平面図、第8
図は第7図のA−A断面図である。 11:本体、14:蓋体、15:筒状金具、1
6:環状突起体、17:ストツプリング、21:
ボール、22:溝部、23:孔部、28:金具、
30:スプリング、35:板ばね、41:中心
孔、42:筒状体、43:端板、44:周縁部、
45:つまみ、51−1,51−2:コイルば
ね、53:固定部、56:円板状体、57:円筒
状部、62−1〜62−4:ねじ孔、63:ピン
孔、65−1P,65−2P:ピン、65:案内
溝、66:係止部。
Claims (1)
- 本体とこの本体を被う蓋体とよりなり、前記蓋
体の中心位置に中心孔が形成され、この中心孔に
筒条体が摺動自在に挿通され、前記筒状体の前記
蓋体よりの突出端と連結されてその突出端部の外
側にこれと同軸心をなす筒状つまみが設けられ、
このつまみと前記蓋体間に前記つまみを前記蓋体
から突出させる方向に付勢するばねが配設され、
前記本体の中心に固定部が取付けられ、この固定
部はほぼ円筒状に形成されて前記筒状体に内接さ
れ、その固定部の周面に突出してピンが固定配設
され、前記筒状体の端面から前記つまみ方向にそ
の周面に沿つて斜めに前記ピンと係合する案内溝
が切り込み形成され、この案内溝の端部には前記
端面側に前記案内溝が折り曲げられて係止部が形
成され、前記蓋体と前記つまみの開放下端面との
間には前記係止部の長さよりも長い間隔が保持さ
れてなることを特徴とする遠心分離機の回転体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114983U JPS59158446U (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 遠心分離機の回転体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114983U JPS59158446U (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 遠心分離機の回転体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59158446U JPS59158446U (ja) | 1984-10-24 |
JPS6327796Y2 true JPS6327796Y2 (ja) | 1988-07-27 |
Family
ID=30181572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5114983U Granted JPS59158446U (ja) | 1983-04-06 | 1983-04-06 | 遠心分離機の回転体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59158446U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007152209A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Kubota Seisakusho:Kk | 遠心分離機用ロータおよび遠心分離機 |
-
1983
- 1983-04-06 JP JP5114983U patent/JPS59158446U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59158446U (ja) | 1984-10-24 |
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