JPS6323993A - 膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材とその製造方法 - Google Patents
膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材とその製造方法Info
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- JPS6323993A JPS6323993A JP16563086A JP16563086A JPS6323993A JP S6323993 A JPS6323993 A JP S6323993A JP 16563086 A JP16563086 A JP 16563086A JP 16563086 A JP16563086 A JP 16563086A JP S6323993 A JPS6323993 A JP S6323993A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高い表面強度を持たせて所望形状に成形でき
る膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材及びその製造
方法に関するものである。すなわち、強度に優れ、しか
も保液性に優れた膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部
材及びその製造方法に関するものである。
る膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材及びその製造
方法に関するものである。すなわち、強度に優れ、しか
も保液性に優れた膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部
材及びその製造方法に関するものである。
従来の、この種の黒鉛粉末入り潤滑油添加複合材料は、
配合すべき充填材に潤滑油を予め浸漬させ、これをバン
バリー、三本ロール等によって樹脂に練り込み製造して
いる。この方法に依るものは、黒鉛粉末と、樹脂と間に
必ず潤滑油が存在するようになり、黒鉛−樹脂間の結合
を阻害し、更に潤滑油が樹脂を侵食し、樹脂に塑性を与
え、強度、特に表面の硬度を失わせることになる。
配合すべき充填材に潤滑油を予め浸漬させ、これをバン
バリー、三本ロール等によって樹脂に練り込み製造して
いる。この方法に依るものは、黒鉛粉末と、樹脂と間に
必ず潤滑油が存在するようになり、黒鉛−樹脂間の結合
を阻害し、更に潤滑油が樹脂を侵食し、樹脂に塑性を与
え、強度、特に表面の硬度を失わせることになる。
本発明は、以上の欠点をなくす為になされたもので、強
度、特に表面硬度を維持したままで、従来の通常の黒鉛
入り潤滑性複合部材に比べ、多量の潤滑油を吸収し、よ
り優れた潤滑性を与える膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性
複合部材と、その製造方法を提供しようとするものであ
る。
度、特に表面硬度を維持したままで、従来の通常の黒鉛
入り潤滑性複合部材に比べ、多量の潤滑油を吸収し、よ
り優れた潤滑性を与える膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性
複合部材と、その製造方法を提供しようとするものであ
る。
本発明の潤滑性複合部材は、天然黒鉛、キッシュ黒鉛、
人造黒鉛を湿式酸化し、高温熱処理して膨脹させ、解砕
して得られる(a)嵩比重0.01〜0.50の膨脹黒
鉛粉末5〜99.5重量%を、タービン油、マシン油、
スピンドル油、軸受油の(b)潤滑油0.5〜95.0
重量%にて表面処理して得た(a + t))表面処理
膨脹黒鉛粉砕品0.5〜90.0重量%を、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂の
熱硬化性樹脂、又はポリフェニレンサルファイド、ポリ
アセタール、ポリ4フッ化エチレン、ナイロン6、ナイ
ロン11、ポリウレタンの熱可塑性樹脂の(c1有機結
合剤lO〜99.5重量%と配合して成る高い表面強度
を持たせて所望の形状に成形できる膨脹黒鉛粉末を利用
したことを特徴とする。
人造黒鉛を湿式酸化し、高温熱処理して膨脹させ、解砕
して得られる(a)嵩比重0.01〜0.50の膨脹黒
鉛粉末5〜99.5重量%を、タービン油、マシン油、
スピンドル油、軸受油の(b)潤滑油0.5〜95.0
重量%にて表面処理して得た(a + t))表面処理
膨脹黒鉛粉砕品0.5〜90.0重量%を、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂の
熱硬化性樹脂、又はポリフェニレンサルファイド、ポリ
アセタール、ポリ4フッ化エチレン、ナイロン6、ナイ
ロン11、ポリウレタンの熱可塑性樹脂の(c1有機結
合剤lO〜99.5重量%と配合して成る高い表面強度
を持たせて所望の形状に成形できる膨脹黒鉛粉末を利用
したことを特徴とする。
又、本発明は、高い表面強度を持たせて所望の形状に成
形できる膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材の製造
方法において、天然黒鉛、キッシュ黒鉛、人造黒鉛を湿
式酸化し、高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる
(al嵩比重0.01−0.50の膨脹黒鉛粉末5〜9
9.5重量%を、タービン油、マシン油、スピンドル油
、軸受油のTo)潤滑油0.5〜95.0重量%に浸漬
して表面処理を行う工程と、該工程にて得られた表面処
理膨脹黒鉛粉砕品(a+b)0.5〜90.0重量%を
、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
イミド樹脂の熱硬化性樹脂、又はポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリアセタール、ポリ4フフ化エチレン、ナイ
ロン6、ナイロン11、ポリウレタンの熱可塑性樹脂の
(c)有機結合剤10〜99.5重量%と配合して均一
に混合する工程とから成ることを特徴とする膨脹黒鉛粉
末を利用した潤滑性複合部材の製造方法である。
形できる膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材の製造
方法において、天然黒鉛、キッシュ黒鉛、人造黒鉛を湿
式酸化し、高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる
(al嵩比重0.01−0.50の膨脹黒鉛粉末5〜9
9.5重量%を、タービン油、マシン油、スピンドル油
、軸受油のTo)潤滑油0.5〜95.0重量%に浸漬
して表面処理を行う工程と、該工程にて得られた表面処
理膨脹黒鉛粉砕品(a+b)0.5〜90.0重量%を
、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
イミド樹脂の熱硬化性樹脂、又はポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリアセタール、ポリ4フフ化エチレン、ナイ
ロン6、ナイロン11、ポリウレタンの熱可塑性樹脂の
(c)有機結合剤10〜99.5重量%と配合して均一
に混合する工程とから成ることを特徴とする膨脹黒鉛粉
末を利用した潤滑性複合部材の製造方法である。
ここで、前記の天然黒鉛、キッシュ黒鉛、人造黒鉛等に
ついては、普通高温熱処理に依る高度の゛膨脹の期待で
きる比較的大きな16〜80メツシユの粒子を多く含む
黒鉛粉末を用いる。これを濃硫酸−硝酸或いはその他の
酸化剤、塩素酸カリウム、クロム酸カリウム、重クロム
酸カリウム、過マンガン酸カリウム、過塩素酸、過硫酸
アンモニウム等の酸化剤を添加して、湿式酸化して得ら
れる酸化処理黒鉛は、850℃以上で熱処理する事に依
り硫酸根を気化し、200倍以上に膨脹する事が知られ
ている。こうして得られる膨脹黒鉛は、0.0022以
上の嵩比重を示すため、このまま、有機結合剤、溶剤、
油、水等に混入するのは困難である。このため膨脹黒鉛
の粒子の層間を適宜切断することに依って嵩比重を0.
01〜0.50に落とし、粒径0.5〜5000μmと
し、混合し易くする処理が必要になってくる。こうして
得られた膨脹黒鉛粉末(a)の各粒子界面にfb)潤滑
油を浸漬、塗布することにより、潤滑油処理膨脹黒鉛粉
末(a+b)を得る。この潤滑油処理膨脹黒鉛粉末(a
+b)は、有機結合剤、溶剤、油等に対して非常に濡れ
易く、又(c1有機結合剤と混練した場合、従来の天然
黒鉛、キッシュ黒鉛、人造黒鉛を同率添加して比較した
場合、著しく強度が高い。これは、一般黒鉛粉末が含油
性に欠けることから、fc)潤滑油が、黒鉛と有機結合
剤との界面の間に、多量に介在することから、結合力が
弱く、加えて、潤滑剤が、可塑剤的に有機結合剤を犯し
、強度低下を招くためである。更に、膨脹黒鉛粉末は、
気孔率が高く、表面積が大きいため、吸油量が同等粒度
の一般黒鉛粉末に比べ、5〜100倍の値を示すことか
ら、含油量の割りに、その表面が粘つかず、同等粒度の
一般黒鉛粉末に等量の潤滑油を与えた場合、練物のよう
になるのに対し、膨脹黒鉛粉末は、未だ、粉末の体裁を
残していることも、強度低下が少な(て済む一因である
。
ついては、普通高温熱処理に依る高度の゛膨脹の期待で
きる比較的大きな16〜80メツシユの粒子を多く含む
黒鉛粉末を用いる。これを濃硫酸−硝酸或いはその他の
酸化剤、塩素酸カリウム、クロム酸カリウム、重クロム
酸カリウム、過マンガン酸カリウム、過塩素酸、過硫酸
アンモニウム等の酸化剤を添加して、湿式酸化して得ら
れる酸化処理黒鉛は、850℃以上で熱処理する事に依
り硫酸根を気化し、200倍以上に膨脹する事が知られ
ている。こうして得られる膨脹黒鉛は、0.0022以
上の嵩比重を示すため、このまま、有機結合剤、溶剤、
油、水等に混入するのは困難である。このため膨脹黒鉛
の粒子の層間を適宜切断することに依って嵩比重を0.
01〜0.50に落とし、粒径0.5〜5000μmと
し、混合し易くする処理が必要になってくる。こうして
得られた膨脹黒鉛粉末(a)の各粒子界面にfb)潤滑
油を浸漬、塗布することにより、潤滑油処理膨脹黒鉛粉
末(a+b)を得る。この潤滑油処理膨脹黒鉛粉末(a
+b)は、有機結合剤、溶剤、油等に対して非常に濡れ
易く、又(c1有機結合剤と混練した場合、従来の天然
黒鉛、キッシュ黒鉛、人造黒鉛を同率添加して比較した
場合、著しく強度が高い。これは、一般黒鉛粉末が含油
性に欠けることから、fc)潤滑油が、黒鉛と有機結合
剤との界面の間に、多量に介在することから、結合力が
弱く、加えて、潤滑剤が、可塑剤的に有機結合剤を犯し
、強度低下を招くためである。更に、膨脹黒鉛粉末は、
気孔率が高く、表面積が大きいため、吸油量が同等粒度
の一般黒鉛粉末に比べ、5〜100倍の値を示すことか
ら、含油量の割りに、その表面が粘つかず、同等粒度の
一般黒鉛粉末に等量の潤滑油を与えた場合、練物のよう
になるのに対し、膨脹黒鉛粉末は、未だ、粉末の体裁を
残していることも、強度低下が少な(て済む一因である
。
この(al膨脹黒鉛粉末に、(b)潤滑油を表面処理す
る時に、嵩比重が0.01未満では、潤滑油に濡れにく
く不可である。又、0.50を越えると、含油性が極端
に失われ、一般黒鉛粉末と何らかわるところなく、不可
である。又、その添加量であるが(a)膨脹黒鉛粉末が
5.0重量%未満では、含油率が高過ぎ、次工程での樹
脂(c)への練り込みが充分にできなくて不可である。
る時に、嵩比重が0.01未満では、潤滑油に濡れにく
く不可である。又、0.50を越えると、含油性が極端
に失われ、一般黒鉛粉末と何らかわるところなく、不可
である。又、その添加量であるが(a)膨脹黒鉛粉末が
5.0重量%未満では、含油率が高過ぎ、次工程での樹
脂(c)への練り込みが充分にできなくて不可である。
又、99.5重量%を越えると、含油率が低過ぎ、所期
の潤滑特性が得られず不可である。次に、(a+b)表
面処理膨脹黒鉛粉末0.5〜90.0重量%を、フェノ
ール、メラミン、エポキシ、ポリイミド等の熱硬化性樹
脂、或いは、ポリフェニレンサルファイド、ポリアセタ
ール、ポリ4フッ化エチレン、ナイロン6、ナイロン1
1、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂等の(c)有機結合
剤10〜99.5重量%と共に混練する工程に於いて、
(a+b)膨脹黒鉛粉末が0.5重量%未満では、所期
の潤滑性を、成形品に与えられず、不可である。又、9
0.0重量%を越えると、成形が困難になり不可である
。
の潤滑特性が得られず不可である。次に、(a+b)表
面処理膨脹黒鉛粉末0.5〜90.0重量%を、フェノ
ール、メラミン、エポキシ、ポリイミド等の熱硬化性樹
脂、或いは、ポリフェニレンサルファイド、ポリアセタ
ール、ポリ4フッ化エチレン、ナイロン6、ナイロン1
1、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂等の(c)有機結合
剤10〜99.5重量%と共に混練する工程に於いて、
(a+b)膨脹黒鉛粉末が0.5重量%未満では、所期
の潤滑性を、成形品に与えられず、不可である。又、9
0.0重量%を越えると、成形が困難になり不可である
。
本発明により製造された膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性
複合部材の摩擦係数を調べた結果、摩擦係数は0.01
〜0.16であった。更にこの部材の圧環強度を測り0
.4 kg/m2以上の値を得て、従来の潤滑性部材に
比して優れていると判断した。以下に本発明の実施例に
ついて詳しく説明する。
複合部材の摩擦係数を調べた結果、摩擦係数は0.01
〜0.16であった。更にこの部材の圧環強度を測り0
.4 kg/m2以上の値を得て、従来の潤滑性部材に
比して優れていると判断した。以下に本発明の実施例に
ついて詳しく説明する。
尖施且上
平均粒径300μnlF#12の天然黒鉛粉末を湿式酸
化高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩
比重0.01の膨脹黒鉛粉末50重量%を、(′b)タ
ービン油50重量%に浸漬させて、表面処理を行った(
a+b)表面処理膨脹黒鉛粉末20重重景、(c1有機
結合剤である熱硬化性フェノール樹脂(住人ベークライ
ト)−社製商品名PR−217) 80重量%と混合し
て得られた複合部材(a+b+c)を、温度150°C
1圧力100 kg/ciにて加熱加圧圧縮成形し、外
径241璽φ、内径15 mlφ、厚み20酊のリング
状成形品を得た。
化高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩
比重0.01の膨脹黒鉛粉末50重量%を、(′b)タ
ービン油50重量%に浸漬させて、表面処理を行った(
a+b)表面処理膨脹黒鉛粉末20重重景、(c1有機
結合剤である熱硬化性フェノール樹脂(住人ベークライ
ト)−社製商品名PR−217) 80重量%と混合し
て得られた複合部材(a+b+c)を、温度150°C
1圧力100 kg/ciにて加熱加圧圧縮成形し、外
径241璽φ、内径15 mlφ、厚み20酊のリング
状成形品を得た。
この成形品は摩擦係数0.07の潤滑性と、圧環強度0
.51kg/mu”の強度を有し、しかも表面硬度が大
であり、優れた潤滑部材である。
.51kg/mu”の強度を有し、しかも表面硬度が大
であり、優れた潤滑部材である。
因に、この場合、膨脹黒鉛粉末の代わりに、平均粒径3
00μmF#12の天然黒鉛を用いてみたら、タービン
油の吸収が悪く、成形性が悪く、又強度も悪(使用に不
向きなものであった。これから本発明の十分な効果がう
かがわれる。
00μmF#12の天然黒鉛を用いてみたら、タービン
油の吸収が悪く、成形性が悪く、又強度も悪(使用に不
向きなものであった。これから本発明の十分な効果がう
かがわれる。
大施炭主
平均粒径300μmF#12の天然黒鉛粉末を湿式酸化
高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる(al嵩比
重0.01の膨脹黒鉛粉末65重量%を、(′b)スピ
ンドル油35重量%に浸漬させて、表面処理を行った(
a+b)表面処理膨脹黒鉛粉末23重量%を、(c)エ
ポキシ樹脂(ソマール工業■会社製商品名エビフオーム
MC−902) 77重量%と配合して得られた複合部
材(a+b+c)を、温度150℃、圧力80 kg
/ caにて加熱加圧圧縮成形し、外径24■■φ、
内径15窮重φ、厚み20mのリング状成形品を得た。
高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる(al嵩比
重0.01の膨脹黒鉛粉末65重量%を、(′b)スピ
ンドル油35重量%に浸漬させて、表面処理を行った(
a+b)表面処理膨脹黒鉛粉末23重量%を、(c)エ
ポキシ樹脂(ソマール工業■会社製商品名エビフオーム
MC−902) 77重量%と配合して得られた複合部
材(a+b+c)を、温度150℃、圧力80 kg
/ caにて加熱加圧圧縮成形し、外径24■■φ、
内径15窮重φ、厚み20mのリング状成形品を得た。
この成形品は摩擦係数0.04の潤滑性と、圧環強度0
.75kg/11”の強度を有し、しかも表面硬度が大
であり、優れた潤滑部材である。
.75kg/11”の強度を有し、しかも表面硬度が大
であり、優れた潤滑部材である。
1塁斑主
平均粒径50μmの人造黒鉛粉末を湿式酸化し高温熱処
理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.1
0の膨脹黒鉛粉末26重量%を、(b)スピンドル油7
4重量%に浸漬させて、表面処理を行った(a+b)表
面処理膨脹黒鉛粉末37重重景を、有機結合剤であるフ
ェノール樹脂(三井東圧化学■会社製商品名シレノクス
XL−225’) 63重量%と配合して得られた複合
部材(a+b+c)を、温度150℃、圧力100 k
g/cJにて加熱加圧圧縮成形し、幅10酊、長さ15
0 +n、厚さ4關の摺動部材成形品を得た。
理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.1
0の膨脹黒鉛粉末26重量%を、(b)スピンドル油7
4重量%に浸漬させて、表面処理を行った(a+b)表
面処理膨脹黒鉛粉末37重重景を、有機結合剤であるフ
ェノール樹脂(三井東圧化学■会社製商品名シレノクス
XL−225’) 63重量%と配合して得られた複合
部材(a+b+c)を、温度150℃、圧力100 k
g/cJにて加熱加圧圧縮成形し、幅10酊、長さ15
0 +n、厚さ4關の摺動部材成形品を得た。
この摺動部材成形品は、ビッカース硬度25.6で大き
く、又、摩擦係数0.02と小さく、強度と潤滑性とが
大きく、しかも表面硬度が大きい優れた潤滑部材である
。
く、又、摩擦係数0.02と小さく、強度と潤滑性とが
大きく、しかも表面硬度が大きい優れた潤滑部材である
。
天皇■↓
平均粒径300μmの天然黒鉛粉末を湿式酸化し高温熱
処理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.
10の膨脹黒鉛粉末45重量%を、(′b)マシン油5
5重量%に浸漬させて、表面処理を行った(a+b)表
面処理膨脹黒鉛粉末29.3重量%を、有機結合剤であ
るポリアセクール樹脂(ポリプラスチック社製商品名デ
ュラコン) 70.7重量%と配合して得られる複合部
材(a+b+c)を、熱ロールで混合し、押出し成形し
て、外径25龍φ、内径16mmφ、高さ50nのパイ
プ状の潤滑試験片を得た。
処理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.
10の膨脹黒鉛粉末45重量%を、(′b)マシン油5
5重量%に浸漬させて、表面処理を行った(a+b)表
面処理膨脹黒鉛粉末29.3重量%を、有機結合剤であ
るポリアセクール樹脂(ポリプラスチック社製商品名デ
ュラコン) 70.7重量%と配合して得られる複合部
材(a+b+c)を、熱ロールで混合し、押出し成形し
て、外径25龍φ、内径16mmφ、高さ50nのパイ
プ状の潤滑試験片を得た。
この試験片は、摩擦係@0.03、ビッカース硬度18
.9という値を有し、しかも強度も大きく、優れた潤滑
部材である。
.9という値を有し、しかも強度も大きく、優れた潤滑
部材である。
因に、この場合、前記膨脹黒鉛粉末の代わりに、天然黒
鉛粉末そのままを用いると、マシン油の吸収が悪く、成
形性が悪く、試験片の硬度及び強度が得られなかった。
鉛粉末そのままを用いると、マシン油の吸収が悪く、成
形性が悪く、試験片の硬度及び強度が得られなかった。
ス】d鉗i
平均粒径500μmのキッシュ黒鉛を湿式酸化し高温熱
処理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.
06の膨脹黒鉛粉末47重量%を、(b)スピンドル油
53重量%に浸漬させて、表面処理を行った(a +
b)表面処理膨脹黒鉛粉末37.6重量%を、(c)有
機結合剤であるポリアセクール樹脂(デュポン社製商品
名デルリン) 62.4重量%と配合して得られる複合
部材(a+b+c)を、熱ロールで混合し、押出し成形
して、外径25酊φ、内径16龍φ、高さ50■lのパ
イプ状の潤滑試験片を得た。
処理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.
06の膨脹黒鉛粉末47重量%を、(b)スピンドル油
53重量%に浸漬させて、表面処理を行った(a +
b)表面処理膨脹黒鉛粉末37.6重量%を、(c)有
機結合剤であるポリアセクール樹脂(デュポン社製商品
名デルリン) 62.4重量%と配合して得られる複合
部材(a+b+c)を、熱ロールで混合し、押出し成形
して、外径25酊φ、内径16龍φ、高さ50■lのパ
イプ状の潤滑試験片を得た。
この試験片は、摩擦係数0.03、ビッカース硬度19
.6を有し、潤滑性複合部材として、充分な潤滑性と強
度とを有し、優れた潤滑用途に向けることができる。
.6を有し、潤滑性複合部材として、充分な潤滑性と強
度とを有し、優れた潤滑用途に向けることができる。
ス溝1汁i
平均粒径300μmのキッシュ黒鉛を湿式酸化し高温熱
処理して膨脹させ、解砕して得られる(al嵩比重0.
06の膨脹黒鉛粉末27.2重量%を、(blミネラル
スピリット72.8重量%に浸漬させて、表面処理を行
った(a+b)表面処理膨脹黒鉛粉末23.2重量%を
、(c)有機結合剤であるポリ4フッ化エチレン(三片
フロロケミカル会社製商品名テフロンK)76.8重量
%と配合して得られる複合部材(a+b+c)を、温度
250°Cにて加圧加熱成形し、外径2511φ、内径
16鶴φ、高さ50婁1のパイプ状の潤滑試験片を得た
。
処理して膨脹させ、解砕して得られる(al嵩比重0.
06の膨脹黒鉛粉末27.2重量%を、(blミネラル
スピリット72.8重量%に浸漬させて、表面処理を行
った(a+b)表面処理膨脹黒鉛粉末23.2重量%を
、(c)有機結合剤であるポリ4フッ化エチレン(三片
フロロケミカル会社製商品名テフロンK)76.8重量
%と配合して得られる複合部材(a+b+c)を、温度
250°Cにて加圧加熱成形し、外径2511φ、内径
16鶴φ、高さ50婁1のパイプ状の潤滑試験片を得た
。
この試験片は、摩擦係数0.05、ビッカース硬度20
.7であり、潤滑部材としての潤滑性並びに強度を有し
ており、潤滑部材として優れていることを示している。
.7であり、潤滑部材としての潤滑性並びに強度を有し
ており、潤滑部材として優れていることを示している。
実施例7
平均粒径50μmの人造黒鉛粉末を湿式酸化し高温熱処
理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.2
0の膨脹黒鉛粉末33重量%を、fbl軸受油67重量
%に浸漬させて、表面処理を行った(a + b)表面
処理膨脹黒鉛粉砕品50重量%を、tc+を機結合剤で
あるナイロン6(東し一社製商品名C1II1031)
50重量%と共に、熱ロールで充分混合(a+b+c)
し、押出し成形して、外径24龍φ、内径15龍φ、
厚さ20龍の潤滑試験片を得た。これは摩擦係数 0.
02、圧環強度0.58kg f /1m2を示し、優
れた潤滑部材である。又、前記ナイロン6の代わりに、
ダイセル−社製ダイアミド1642 (商品名)を使用
しても略々同様の結果が得られた。
理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比重0.2
0の膨脹黒鉛粉末33重量%を、fbl軸受油67重量
%に浸漬させて、表面処理を行った(a + b)表面
処理膨脹黒鉛粉砕品50重量%を、tc+を機結合剤で
あるナイロン6(東し一社製商品名C1II1031)
50重量%と共に、熱ロールで充分混合(a+b+c)
し、押出し成形して、外径24龍φ、内径15龍φ、
厚さ20龍の潤滑試験片を得た。これは摩擦係数 0.
02、圧環強度0.58kg f /1m2を示し、優
れた潤滑部材である。又、前記ナイロン6の代わりに、
ダイセル−社製ダイアミド1642 (商品名)を使用
しても略々同様の結果が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、天然黒鉛、キッシュ黒鉛、人造黒鉛を湿式酸化し、
高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる(a)嵩比
重0.01〜0.50の膨脹黒鉛粉末5〜99.5重量
%を、タービン油、マシン油、スピンドル油、軸受油の
(b)潤滑油0.5〜95.0重量%にて表面処理して
得た(a+b)表面処理膨脹黒鉛粉砕品0.5〜90.
0重量%を、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ
樹脂、ポリイミド樹脂の熱硬化性樹脂、又はポリフェニ
レンサルファイド、ポリアセタール、ポリ4フッ化エチ
レン、ナイロン6、ナイロン11、ポリウレタンの熱可
塑性樹脂の(c)有機結合剤10〜99.5重量%と配
合して成る高い表面強度を持たせて所望の形状に成形で
きる膨脹黒鉛粉末を利用したことを特徴とする潤滑性複
合部材。 2、高い表面強度を持たせて所望の形状に成形できる膨
脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材の製造方法におい
て、 天然黒鉛、キッシュ黒鉛、人造黒鉛を湿式 酸化し、高温熱処理して膨脹させ、解砕して得られる(
a)嵩比重0.01〜0.50の膨脹黒鉛粉末5〜99
.5重量%を、タービン油、マシン油、スピンドル油、
軸受油の(b)潤滑油0.5〜95.0重量%に浸漬し
て表面処理を行う工程と、 該工程にて得られた表面処理膨脹黒鉛粉砕 品(a+b)0.5〜90.0重量%を、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂の熱
硬化性樹脂、又はポリフェニレンサルファイド、ポリア
セタール、ポリ4フッ化エチレン、ナイロン6、ナイロ
ン11、ポリウレタンの熱可塑性樹脂の(c)有機結合
剤10〜99.5重量%と配合して均一に混合する工程
とから成ることを特徴とする膨脹黒鉛粉末を利用した潤
滑性複合部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563086A JPS6323993A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16563086A JPS6323993A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6323993A true JPS6323993A (ja) | 1988-02-01 |
Family
ID=15816011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16563086A Pending JPS6323993A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 膨脹黒鉛粉末を利用した潤滑性複合部材とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6323993A (ja) |
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- 1986-07-16 JP JP16563086A patent/JPS6323993A/ja active Pending
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