JPS6321790Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6321790Y2 JPS6321790Y2 JP11272083U JP11272083U JPS6321790Y2 JP S6321790 Y2 JPS6321790 Y2 JP S6321790Y2 JP 11272083 U JP11272083 U JP 11272083U JP 11272083 U JP11272083 U JP 11272083U JP S6321790 Y2 JPS6321790 Y2 JP S6321790Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- oil
- pressure
- passage
- damping valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 28
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 23
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 6
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 7
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は二輪車等に用いられる圧力感知型油圧
緩衝器に関する。
緩衝器に関する。
従来、油圧緩衝器のストロークに応じて発生す
る内圧を感知して減衰力を可変とするようにした
ものが、本出願人により実願昭55−107293号、55
−107294号として提案されている。
る内圧を感知して減衰力を可変とするようにした
ものが、本出願人により実願昭55−107293号、55
−107294号として提案されている。
これはリリーフ弁のイニシアル荷重を内圧に応
じて可変とするようにしたものである。しかしこ
れはピストン速度の高速域でバルブ装置の消費エ
ネルギが不足してボトミングが生じたり、またピ
ストン速度が高いときにそなえて十分な消費エネ
ルギを得るようバルブ装置の減衰力を設定する
と、ピストン速度が低いときにはたらく減衰力が
過大になつたりするという問題点があつた。
じて可変とするようにしたものである。しかしこ
れはピストン速度の高速域でバルブ装置の消費エ
ネルギが不足してボトミングが生じたり、またピ
ストン速度が高いときにそなえて十分な消費エネ
ルギを得るようバルブ装置の減衰力を設定する
と、ピストン速度が低いときにはたらく減衰力が
過大になつたりするという問題点があつた。
本考案はこの問題点に着目してなされたもの
で、内圧を感知する減衰バルブと油溜室とを連通
する通路途中に絞りを設けることにより、内圧と
ピストン速度に応じて消費エネルギを高めるよう
にして、要求に応じて最適な減衰特性を付与でき
るようにした油圧緩衝器を提供することを目的と
する。
で、内圧を感知する減衰バルブと油溜室とを連通
する通路途中に絞りを設けることにより、内圧と
ピストン速度に応じて消費エネルギを高めるよう
にして、要求に応じて最適な減衰特性を付与でき
るようにした油圧緩衝器を提供することを目的と
する。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
する。
2は圧側減衰力を可変とする減衰バルブであ
り、3はアウターチユーブ1の外周に固設された
この減衰バルブ2のボデイである。ボデイ3内に
は同心的に軸受5,6が配設され、軸受5がベー
ス部4を介して固定され、軸受6がスプリング7
を介して係止されている。上記両軸受5,6内に
はスプール8が軸方向に摺動自在に挿入されてい
る。この場合下部軸受6に形成されたポート9は
上流室10と下流室11とを連通している。その
上流室10はインナーチユーブ34の圧側作動時
に収縮するアウターチユーブ1の内側の油室12
と連通し、また下流室11はアウターチユーブ基
端部13に設けられた油通路14を通つて中空パ
イプ15上方の油溜室16と連通している。
り、3はアウターチユーブ1の外周に固設された
この減衰バルブ2のボデイである。ボデイ3内に
は同心的に軸受5,6が配設され、軸受5がベー
ス部4を介して固定され、軸受6がスプリング7
を介して係止されている。上記両軸受5,6内に
はスプール8が軸方向に摺動自在に挿入されてい
る。この場合下部軸受6に形成されたポート9は
上流室10と下流室11とを連通している。その
上流室10はインナーチユーブ34の圧側作動時
に収縮するアウターチユーブ1の内側の油室12
と連通し、また下流室11はアウターチユーブ基
端部13に設けられた油通路14を通つて中空パ
イプ15上方の油溜室16と連通している。
そして、ベース部4に螺合する中空ボルト17
の先端部にはスプリング受け18が固定され、こ
のスプリング受18とスプール8間にはリターン
スプリング19が介装されている。このスプリン
グ19は作動油圧に対抗してスプール8を軸受6
に段部8aが当接するように下流室11側に付勢
している。なお、このスプール8の上端面は大気
また密封された圧力気体の圧力を受ける気体受圧
面となつている。
の先端部にはスプリング受け18が固定され、こ
のスプリング受18とスプール8間にはリターン
スプリング19が介装されている。このスプリン
グ19は作動油圧に対抗してスプール8を軸受6
に段部8aが当接するように下流室11側に付勢
している。なお、このスプール8の上端面は大気
また密封された圧力気体の圧力を受ける気体受圧
面となつている。
スプール8の下端には弁板21がねじはめされ
るナツト22を介して取付けられ、軸受6に取付
けられたシート23に着座してポート9を開閉す
る。
るナツト22を介して取付けられ、軸受6に取付
けられたシート23に着座してポート9を開閉す
る。
スプール8に軸方向に穿孔された流路24と周
面に形成されたオリフイス25とにより上流室1
0と下流室11とは常時連通する。
面に形成されたオリフイス25とにより上流室1
0と下流室11とは常時連通する。
そして油通路14と下流室11を連通する油通
路は、通路直径dを油通路14のそれより小さく
形成して絞り通路26とする。すなわちこの絞り
通路26は下流室11と油溜室16を連通する減
衰バルブ2より下流側流路において、流れの断面
積を減少し、その絞り抵抗により上流側圧力を上
昇させる。
路は、通路直径dを油通路14のそれより小さく
形成して絞り通路26とする。すなわちこの絞り
通路26は下流室11と油溜室16を連通する減
衰バルブ2より下流側流路において、流れの断面
積を減少し、その絞り抵抗により上流側圧力を上
昇させる。
次に作用について説明する。
静止状態ではそれぞれの受圧面に作用する作動
油の圧力と気体の圧力の差圧およびリターンスプ
リング19の付勢力の釣合いにより減衰バルブ2
の開度が決まる。
油の圧力と気体の圧力の差圧およびリターンスプ
リング19の付勢力の釣合いにより減衰バルブ2
の開度が決まる。
インナーチユーブ34が圧縮作動すると油室1
2が収縮し、インナーチユーブ34の突入体積分
の増加により作動油が油室12から減衰バルブ2
の上流室10からオリフイス25、油通路24並
びにポート9を分流して下流室11、絞り通路2
6を通つて油通路14から油溜室16へ流れ、こ
れと同時に油溜室16の圧力が気体室(図示せ
ず)の圧縮圧力、換言するとストローク位置に応
じて上昇する。
2が収縮し、インナーチユーブ34の突入体積分
の増加により作動油が油室12から減衰バルブ2
の上流室10からオリフイス25、油通路24並
びにポート9を分流して下流室11、絞り通路2
6を通つて油通路14から油溜室16へ流れ、こ
れと同時に油溜室16の圧力が気体室(図示せ
ず)の圧縮圧力、換言するとストローク位置に応
じて上昇する。
そしてこの油溜室16の圧力上昇はスプール8
の油圧受圧面に伝わり、気体受圧面に作用する圧
力とリターンスプリング19の付勢力とがバラン
スするまでスプール8を上方(図面左方)へ付勢
する。このときスプール8は弁板21をシート2
3に押付ける方向に付勢し、したがつて減衰バル
ブ2の開弁荷重がその内圧に応じて増加する。
の油圧受圧面に伝わり、気体受圧面に作用する圧
力とリターンスプリング19の付勢力とがバラン
スするまでスプール8を上方(図面左方)へ付勢
する。このときスプール8は弁板21をシート2
3に押付ける方向に付勢し、したがつて減衰バル
ブ2の開弁荷重がその内圧に応じて増加する。
一方、絞り通路26が付与する絞り抵抗はピス
トン(インナーチユーブ34)速度変化に対して
二次的に増加し、絞り通路26より上流側にあた
る下流室11の圧力をこれに応じて高める。この
圧力上昇分によりスプール8は上方向へ付勢さ
れ、減衰バルブ2の開弁荷重がさらに増加する。
したがつて同じストローク位置であつても、ピス
トン速度が高いほど減衰バルブ2の付与する減衰
力は増加する。例えば従来の油圧緩衝器において
ボトミングが発生するようなピストン速度の高速
域では、油溜室16の圧力上昇に加えて絞り通路
26の付与する圧力が急激に上昇し、スプール8
は気体圧力とリターンスプリング19とにバラン
スして、減衰バルブ2のイニシアル荷重を大幅に
増加させ、上記ボトミングを有効に防止する。
トン(インナーチユーブ34)速度変化に対して
二次的に増加し、絞り通路26より上流側にあた
る下流室11の圧力をこれに応じて高める。この
圧力上昇分によりスプール8は上方向へ付勢さ
れ、減衰バルブ2の開弁荷重がさらに増加する。
したがつて同じストローク位置であつても、ピス
トン速度が高いほど減衰バルブ2の付与する減衰
力は増加する。例えば従来の油圧緩衝器において
ボトミングが発生するようなピストン速度の高速
域では、油溜室16の圧力上昇に加えて絞り通路
26の付与する圧力が急激に上昇し、スプール8
は気体圧力とリターンスプリング19とにバラン
スして、減衰バルブ2のイニシアル荷重を大幅に
増加させ、上記ボトミングを有効に防止する。
これに対して、ピストン速度が緩やかなとき
は、絞り通路26による圧力上昇分は極くわずか
なため、ほぼストローク位置にのみ依存した減衰
特性となり、やわらかな乗り心地が確保される。
は、絞り通路26による圧力上昇分は極くわずか
なため、ほぼストローク位置にのみ依存した減衰
特性となり、やわらかな乗り心地が確保される。
またインナーチユーブが伸側に作動するとき、
中空パイプ15の下部に取付けられたチエツクバ
ルブ29はスプリング30に抗して開き、作動油
は油溜室16からポート31を通つて油室12へ
流れるようになつている。
中空パイプ15の下部に取付けられたチエツクバ
ルブ29はスプリング30に抗して開き、作動油
は油溜室16からポート31を通つて油室12へ
流れるようになつている。
以上要するに、本考案は内圧を感知する減衰バ
ルブより下流の油溜室に連通する通路途中に絞り
を設けるようにしたため、内圧変化に加えてピス
トン速度に応じて減衰バルブの開弁荷重を変化さ
せることができ、ピストン低速域での乗心地を悪
化することなくピストン高速域でのボトミングな
どを防止して操安性を向上できるという効果が生
じる。
ルブより下流の油溜室に連通する通路途中に絞り
を設けるようにしたため、内圧変化に加えてピス
トン速度に応じて減衰バルブの開弁荷重を変化さ
せることができ、ピストン低速域での乗心地を悪
化することなくピストン高速域でのボトミングな
どを防止して操安性を向上できるという効果が生
じる。
図面は本考案の実施例を示す要部縦断面図であ
る。 1……アウターチユーブ、2……減衰バルブ、
8……スプール、10……上流室、11……下流
室、12……油室、16……油溜室、19……リ
ターンスプリング、21……弁板、26……絞り
通路。
る。 1……アウターチユーブ、2……減衰バルブ、
8……スプール、10……上流室、11……下流
室、12……油室、16……油溜室、19……リ
ターンスプリング、21……弁板、26……絞り
通路。
Claims (1)
- 内部に密閉状の空気室と油溜室とを有し、かつ
ストローク位置に応じて内部容積が変化する油室
と、この油室から油溜室への作動油の流通する通
路に介装され発生油圧に応じて開弁荷重が変化す
る減衰バルブとを備えた油圧緩衝器において、上
記油室と油溜室を連通する通路の途中でかつ減衰
バルブの下流に絞りを設けたことを特徴とする二
輪車の油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11272083U JPS6020493U (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 二輪車の油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11272083U JPS6020493U (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 二輪車の油圧緩衝器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6020493U JPS6020493U (ja) | 1985-02-13 |
JPS6321790Y2 true JPS6321790Y2 (ja) | 1988-06-15 |
Family
ID=30261209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11272083U Granted JPS6020493U (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 二輪車の油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020493U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58110310A (ja) * | 1981-12-24 | 1983-06-30 | Toyota Motor Corp | 車高調整装置 |
JPS58110316A (ja) * | 1981-12-24 | 1983-06-30 | Toyota Motor Corp | 車高調整装置 |
-
1983
- 1983-07-20 JP JP11272083U patent/JPS6020493U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6020493U (ja) | 1985-02-13 |
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