[go: up one dir, main page]

JPS63217719A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

Info

Publication number
JPS63217719A
JPS63217719A JP62050084A JP5008487A JPS63217719A JP S63217719 A JPS63217719 A JP S63217719A JP 62050084 A JP62050084 A JP 62050084A JP 5008487 A JP5008487 A JP 5008487A JP S63217719 A JPS63217719 A JP S63217719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
phase
circuit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62050084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2533518B2 (ja
Inventor
Hideo Sato
秀夫 佐藤
Kazuo Kato
和男 加藤
Takashi Sase
隆志 佐瀬
Kenichi Onda
謙一 恩田
Ichiro Ikushima
生島 一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP62050084A priority Critical patent/JP2533518B2/ja
Publication of JPS63217719A publication Critical patent/JPS63217719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2533518B2 publication Critical patent/JP2533518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は位相同期回路に関する。
〔従来の技術〕
位相同期回路(以後PLLと略すこともある。)は入力
パルス信号と電圧制御発振回路(以下vCOと呼ぶ)の
出力パルスとの位相を比較し、位相差を検出する位相比
較回路の出力電流をループフィルタに印加し、このルー
プフィルタに生じた電圧を上記電圧制御発振回路に入力
することにより帰還制御を行い、入力パルスと出力パル
スの同期をとるものである。
ループフィルタは応答特性を決定したり、雑音を除去す
る機能をもっている。
PLLを構成する発振回路はPLLへの入力信号と位相
同期するため、送信された周波数・位相変調信号を受信
側で再生できる。従って、どのような周波数・位相変調
が送信側でされたかを受信側で知ることができ、周波数
・位相復調器として利用できる。
また、フィードバックによる追随性があるためドプラー
効果を持つ信号等のトラッキングに用いられる。又、P
LLは同期した入力信号以外の信号や雑音はするどく抑
圧する狭帯域選択性がある。
そのため、最近では光通信等で用いられるPCM通信に
おけるタイミング信号の抽出にも用いられている。以上
述べた以外の分野においてもPLLに広く利用されてい
る。
PLLの出力信号は周波数リップルを含まないことが望
ましい。この周波数リップルは位相比較器の出力信号レ
ベルにリップル成分が含まれていることに起因する。
従来の位相同期回路で周波数リップルはループフィルタ
を構成する抵抗に並列コンデンサを追加した平滑フィル
タによって減少するようにしている。
このような位相同期回路の1例としては、例えばIEE
E J、on 5elected in Commun
ications、 S A C−1(1983)にお
けるKellerらによる“Transmissoin
 Design Cr1teria forSynch
ronous Token Ring”と題する文献に
開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような方法はループフィルタにコンデンサを追加
するだけで周波数リップルを減少できる簡単な方法であ
るが、コンデンサを大きくして周波数リップルの低減効
果を増そうとするとループ特性にピーキングが生じて入
力信号のジッタ成分を増幅する。このため、ジッタを抑
えたまま周波数リップルを低減することが困難であった
すなわちループフィルタは位相同期回路の個別の用途で
要求される条件例えば、周波数引込み時間を特に短かく
したい、周波数リップルを小さくしたい等でその時定数
を選択することが望ましい。
しかしこの選択された値がジッタの防止や応答性の向上
の点から望ましい値ではなく、結果として十分な特性が
得られなかった。
又、上述の並列コンデンサを用いずに、ループフィルタ
を構成するコンデンサと抵抗との時定数を大きくしても
位相比較回路の出力に含まれるリップルを除去すること
も可能である。しかしながら、この時定数を大きくする
と応答性は悪化する。
又、上述の文献に開示されたPLLにおいては、その発
振回路はduty比が50%のパルス信号を発生するよ
う構成されており、その位相比較回路はこの発振信号の
duty比が50%であることを利用して入力信号と発
振信号(即ち、出力信号)との位相差を検出し検出され
た位相差情報を持つパルス(p1)を発生している。従
って、位相差の検出精度はduty比に影響される。又
、上述の文献の位相比較回路では後で詳述するように2
つの位相検出信号(To、 Tu)との相互干渉が考慮
されておらず、従って検出した位相差はこの信号間の相
互干渉に影響される。以上のような問題のため、従来の
位相比較回路は高速化が困難であり、従って、高速性が
要求される光通信等の分野で使用されるとき必ずしも十
分なものではなかった。
光通信においては各々がPLLを含む複数個の光伝送モ
ジュールが用いられ、PCM変調されたディジタルの光
信号からタイミング信号を発生する。
光ケーブルを介して送伝されてくる信号は高速であり、
又、ジッタを伴っている。
このような用途に用いられる位相同期回路は、信号入力
時には応答を速くして高速に入力信号を引込み、引込後
はPLLの帯域(又は雑音帯域)を小さくして入カシツ
タを抑圧することが必要である。しかし、一般にPLL
の引込み特性とジッタ抑圧特性は相反する性質をもって
いる。すなわち、高速引込みのためにループフィルタの
時定数を小さくすると、PLL帯域は大きくなりジッタ
抑圧特性が劣化する。
この問題に対処するための従来のPLLとしては、特公
昭59−12049号に記載のように、2つの時定数回
路を設け、入力信号と電圧制御発振器(以下■Coと略
す)の周波数の差が一定値以上の場合にフィルタの時定
数を短縮するように時定数回路を切り換えるものがあっ
た。また、特開昭59−202736号に記載のもので
は、PLLが同期しているか否かを検出する検出器を位
相比較器の出力側に設け、非同期状態である時にはルー
プフィルタの時定数を小さくするようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した特公昭59−12049号に記載のものでは、
入力信号の周波数とvCOの自走周波数(入力制御電圧
0のときの発振周波数)とが大幅に異なっているときに
始めてループフィルタの時定数を切換えるものであり、
一方、JP−A−59−202736記載のものでは、
vCOの発振周波数が入力信号に同期していないときに
ループフィルタの時定数を切換えている。これらのいず
れによっても、同期はずれ状態に於る引込み時間は短縮
されるが、PLLの引込み過程は、PLLが人力信号の
周波数に同期した後の、入力信号とvCO出力信号の位
相差が所定値以下に減少する迄の過程をも含むものであ
って、このための所要時間も短いことが望まれる。しか
し、上記の2つの従来技術によると、前者では入力とv
COの周波数差が所定値以下となったときより後の、後
者ではPLLが入力と同期状態となったときより後の引
込み過程では、ジッタ抑圧に適した狭いループ帯域幅に
切換えられていてこのための引込み時間を十分小さくで
きないという問題があった。
本発明の目的は、出力信号に含まれる周波数リップルの
低減、良好な応答性及びジッタ伸性が全て可能な位相同
期回路の提供にある。
本発明の他の目的は、引込み時間を大幅に短縮でき、か
つジッタ抑圧特性のよい位相同期回路を提供するにある
本発明の他の目的は発振器の出力信号のデユーティ比や
2つの位相検出信号との相互干渉の影響を受けずに、安
定で、高速な位相比較回路を提供干ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の一側面に依れば、
位相同期回路において平滑フィルタをループフィルタか
ら分離して設はループフィルタにリップルのない電流を
供給するようにした。
〔作用〕
平滑フィルタをループフィルタから分離して設けること
により、平滑フィルタとループフィルタの時定数がそれ
ぞれ独自に設定できる。例えば平滑フィルタの時定数を
極めて小さく設定すると位相同期回路の時定数はループ
フィルタの時定数により決まることとなり、位相同期過
程の時定数をループフィルタの時定数の選択によっての
み設定することも可能となる。このことにより時定数の
設定が容易であるのみならず、その選択精度も向上する
以上の点から例えば位相同期回路のジッタの抑制と周波
数リップルの低減を応答性を犠牲にすることなく可能と
することができる。
又、本発明の別の側面に依ればPLLにおいて、周波数
引込みが終ったか否かを検出する周波数引込み検出回路
と、位相差が所定値以下か否かを検出する位相差検出器
と、これらによってPLLが入力信号に同期していてか
つ位相差が所定値以下になっていることが検出された時
にループフィルタの時定数の切り換え信号を出力するモ
ード制御回路を設けた。
上記の構成によると、モード制御回路は、PLLが同期
する迄の周波数引込み過程を終り、更に位相差が所定値
以下となる位相同期過程のほぼ終了時点までは高速引込
み状態となるようにループフィルタの時定数を小さい値
とするので、ジッタ抑圧状態に切り換わる時点の位相差
は十分小さく、引込みに要する時間を非常に短くできる
。しかも引込後はループフィルタの時定数を大きくし高
ジッタ抑圧が可能なのは従来と同じである。
本発明の更に他の側面に依れば、第1と第2の信号との
位相を比較し、得られた位相差を代表するパルス信号を
出力する位相比較回路は主にフリップフロップ回路で構
成される第1−第4の手段と、第1の信号のレベル変化
点t1と第2の信号の第1−第3のレベル変化点t2−
t4を検出し、論理回路で構成する第5.第6の手段で
該t1とt2の時間差と該t3とt4の時間差を検出す
る。
この構成により前記第1−第4の手段は信号の各レベル
変化点tt−t4で変化するよう動作する。それによっ
て、前記第5,6の手段は前記レベル変化点t1.t2
間のパルス信号と前記レベル変化点t3とt4間のパル
ス信号を出力するよう動作する。ここで、該第5,6で
発生する出力パルスは前記第2の信号が0′″又は1″
′のタイミングで出力されるので、前記第2の信号のデ
ニーテイ比や、出力パルスの相互干渉で検出した位相信
号は変化しない。
〔実施例〕
以下本発明に依る実施例を図面を参照して説明する。
本発明の平滑フイルタの実施例を第1図により説明する
。スイッチ5l−83の制御入力はパルス入力端子Tl
−I3にそれぞれ接続し、スイッチS1は基準電圧−V
refと抵抗R11間に、スイッチS2は演算増幅器A
2の出力と抵抗R21の間に接続している。スイッチS
3は一端を接地しているコンデンサC2と演算増幅器A
2の非反転入力端子に接続するとともに、他端を演算増
幅器A1の出力に接続している。演算増幅器A2は反転
入力端子と出力端子を接続しバッファアンプを構成して
いる。以上のスイッチS3、コンデンサC2、演算増幅
器A2の接続はサンプルホールド回路を構成している。
演算増幅器A1は非反転入力端子を接地するとともに、
出力端子と反転入力端子間にコンデンサC1を接続して
いる。更に、A1の反転入力端子には抵抗R11とR2
1の他端が接続されている。
以上の、演算増幅器A1、コンデンサC1、抵抗R11
,R21の接続はR1:L、R21に流れる電流を積分
する積分器を構成している。R11゜R21は積分器で
積分されるべき電流値を決める。
演算増幅器A3は非反転入力端子を接地するとともに、
出力端子と反転入力端子間に抵抗R3を接続している。
更に、A3の反転入力端子には一端を基準電圧−Vre
fに接続した抵抗R12と一端を演算増幅器A2の出力
に接続した抵抗R22を接続している。
次に、以上のように接続した本発明の実施例の動作を第
2図に示すタイムチャートを用いて説明する。
第2図に示すタイムチャートは入力パルスTl。
I2のパルス幅がT’ 1=T’ 2からT′1〉T’
 2に変化した時点から示しである。又、サンプリング
パルスT3はパルスT1とパルスT2にオーバーラツプ
しない条件で記述した。
ここで、積分器を構成している演算増幅器A1の出力電
圧VAIは入力パルスT1によりスイッチS1が閉じる
とR11に流れる電流工1を積分して増加する。一方、
入力パルスT2によりスイッチS2が閉じるとR21に
流れる電流工2を積分して、VAIは減少する。
この結果、入力パルスT1、I2の印加が終った後の積
分器の出力VAIの電圧は八■だけ増加し、八Vは次式
で示された。
この積分結果はスイッチ3、コンデンサC2゜演算増幅
器A2で構成されるサンプルホールド回路にサンプルパ
ルスT3のタイミングでサンプリングされる。このため
、このタイミングで電流■2はΔIだけ増加し、Δ■は
次式で示される。
(1)式より、12が増加するとΔ■は減少する。
したがって、以上の積分動作を繰り返すことにより(1
)式のΔ■が零になるように動作する。
すなわち、第1図に示す実施例の平衡条件は次式となる
I1・T’1=I2・T’ 2     ・・・(3)
次に、演算増幅器3と抵抗R12,R22゜R30の構
成は加算回路である。平衡条件における出力電圧Voは
R11=R12=R21=R22=Rとすると次式で示
される。
Vo= (I2  If)  1Ra。
T’  2       R (4)式から、出力Voは入力パルスT1、T2のパル
ス幅T’  1.T’ 2の差に比例した電圧が得られ
ることが分かる。
又、演算増幅器A1による積分結果をサンプルホールド
するので演算増幅器A2の出力電圧VA2は第2図に示
すようにリップルは発生しない。
次に、ステップ応答特性について説明する。第1図の閉
ループは式(1) 、 (2)で示されるように比較要
素で構成されるサンプル値制御系である。
したがって、ステップ応答はサンプル回数をnとすると
次式で示される。
Vo(n )”(1−(1−Gt)”) ・Vo   
 =・(5)ここで、Gtはループゲインであり、(1
)、 (2)式より次式で示される。
(5)式より、安定条件は 0 < G t < 2              
・・(7)であり、Gm=1のときは1サンプルで応答
する。
G、は(6)式で示されるようにC1とR21で調整で
きるので、高速応答が可能である。
以上のように、本発明の平滑フィルタの実施例によれば
、積分結果をサンプルホールドするので出力電圧にリッ
プルがない。又、積分器で入力パルスT1とT2どの時
間差検出を行うことにより。
時間差検出を遅れ要素を含まず比例要素のみを含む系で
実現できるのでループゲインを選ぶ(例えば1にする)
ことにより、平滑フィルタを高速応答にできる。更に、
ループの平衡条件を電流・時間積が等しくなるように閉
ループを構成しているので、サンプルホールド回路等の
特性の影響を直接受けずに高精度にできる利点がある。
第3図に本発明の平滑フィルタの実施例を制御する回路
の一例を示す。本回路はPLLの位相比較回路に用いら
れるものであり、入力データD1゜D2の立上りタイミ
ングの時間差を出力パルスT1、T2のパルス幅の差と
して検出するものである。本回路の出力端子Tl−T3
は本発明の実施例に示す回路の入力端子Tl−T3に接
続する。
本回路はクロックの立上りで動作するフリップフロップ
FFI、FF2とANDゲートAND 1 。
AND2とインバータINVから成る。FFIのセット
端子Sとデータ端子りは+5vに接続し、クロック入力
端子CKは入力データ端子D1に接続する。更に、FF
Iのリセット端子RはFF2の反転出力端子Qに接続し
、FFIの出力端子Qは出力パルス端子T1とFF2の
データ入力端子りに接続する。
一方、FF2のセット端子Sとリセット端子Rは+5■
に接続し、クロック入力端子GKはインバータINVを
介してデータ入力端子D2と接続する。ANDIの2つ
の入力端子はそれぞれ、FF2の出力端子QとFF2の
クロック入力端子GKと接続し、ANDlの出力はパル
ス出力端子T2に接続する。更に、AND2の2つの入
力端子はそれぞれ、FF2の出力端子Qとデータ入力端
子D2に接続し、AND2の出力端子はパルス出力端子
T3に接続する。
以上のように接続した第3図の回路の動作を第4図のタ
イムチャートを用いて説明する。
第4図で入力データD2は連続したクロック信号であり
、入力データD1の基本周波数はD2の約172である
。又、入力データD2のdutysatioは50%で
ある。
まず、FFIのQ出力は入力データD1の立上りのタイ
ミングでFFIのD入力データをセットするので、tz
 l ′Fに立上る。次にFF2のQ出力は入力データ
D2の立上りのタイミングでFFIのQ出力(“1″)
をセットするので、“1”に立上る。FF2のQ出力が
“1”にセットされると、FF2のQ出力は110”と
なり、FFIをリセットする。したがって、FF2のQ
出力が立上るタイミングでFFIのQ出力は立下る。次
に、FF2のQ出力は入力データD2の立上りでFFI
のQ出力(“0”)をセットするので“L”に立下る。
以上から、FFIのQ出力つまり、出力パルスT1のパ
ルス幅は入力データD1とD2の立上り時間の差ΔTと
、D2の周期の172との和となる。また、出力パルス
T2はFF2のQ出力とD2の反転信号との論理積であ
るので、T2のパルス幅はD2の周期の1/2となる。
したがって、T1とT2のパルス幅の差は入力データD
1とD2の立上り時間の差と等しい。
又、出力パルスT3はFF2のQ出力と入力データD2
との論理積をとることによって、第4図に示すように、
出力パルスT1とT2にオーバーラツプしない波形を得
ることができる。
次に、第5図に示す本発明に用いる平滑フィルタの他の
実施例について説明する。第5図において、第1図に示
す本発明の平滑フィルタの実施例と同様の回路要素は同
一の符号で記述した。第1図と異なる点は積分電流11
及び工2をカレントミラー回路で発生している点と出力
信号は電流としている点である。
すなわち、N形MOSトランジスタQ10゜Ql1、Q
12のゲートを共通に接続するとともに、QIOのゲー
トとドレインを接続してカレントミラー回路を構成して
いる。又、P形MOSトランジスタQ20.Q21.Q
22も同様にゲートを共通に接続するとともに、Q20
のゲートとドレインを接続してカレントミラー回路を構
成している。出力信号は前記Q12と022のドレイン
を接続した点から流れ出す電流である。負荷インピーダ
ンスZLはこの出力点に接続する。
又、基準電流源Iは第1図の基準電圧Vrefに相当す
るものであり、電源VccとMOSトランジスタQIO
のゲート、ドレインに接続している。
以上の様に接続した本発明に用いた平滑フィルタの本実
施例の動作を以下に説明する。
第5図において、カレントミラー回路を構成しているM
OSトランジスタQIO−012のゲート面積は等しく
し、各トランジスタのドレイン電流を等しくした。この
時の電流は基準電流源工によって決まり、11とした。
又、MOSトランジスタQ20−022もゲート面積を
等しくし、各トランジスタのドレイン電流を等しくした
。この時の電流はMOSトランジスタQ30のドレイン
電流で決定され、この電流をT2とする。
以上のバイアス状態は第1図に示す本発明の平滑フィル
タの実施例と同様である。したがって、第2図に示すタ
イムチャートのパルスを入力した時の動作は第1図の場
合とほぼ同じである。
積分器を構成している演算増幅器A1の出力電圧は入力
パルスT1、T2の印加が終った後、(1)式で示され
る電圧ΔVだけ増加する。
この電圧はスイッチS3、コンデンサC2゜MOSトラ
ンジスタQ30で構成されるサンプルホールド回路でサ
ンプリングされる。この結果、トランジスタQ30のド
レイン電流が変化し、トランジスタQ21の電流I2も
Δ■だけ増加する。
このΔIは抵抗R1に関係し、次式で示される。
(8)式はR1をR21と等しく選べば、(2)式と等
しくなり、第1図に示す実施例と等しい動作となる。し
たがって、第5図の実施例の平衡条件は(3)式となる
次に、出力電流工。はT2と11の差となり、次式で示
される。
l0=I2−11 これより、出力信号Ioは入力パルスTl。
T2のパルス幅T’ 1.T”2の差に比例した電流と
なる。
又、ステップ応答についても第1図に示す実施例と同様
のことが言える。
したがって、本発明に用いた平滑フィルタの他の実施例
においても、平滑フィルタの前の実施例と同様の効果が
ある。
次に、第6図に示す本発明に用いた平滑フィルタの第3
の実施例について説明する。第6図において、第1図及
び第5図に示す本発明の平滑フィルタの実施例と同様の
回路要素は同一符号で記述した。
第5図に示す実施例と異なるのは次の3点である。
(1)第5図の5L−83に相当するスイッチはN形M
OSトランジスタQ41−Q43で構成するとともに、
入力端子T1、T2に接続したインバータINVI、I
NV2で制御しテQ41 。
Q42と逆相で動作するN形MOSトランジスタQ51
.Q52を設けた。これらのトランジスタQ51.Q5
2は自己バイアスしたインバータバッファBF2とカレ
ントミラーの出力トランジスタQll及びQ21のドレ
インの間に接続した。
(2)第5図で積分器を構成した演算増幅器A1はCM
OSインバータバッファBFIで構成した。
(3)サンプルホールド回路の出力電圧を電流に変換す
る回路はN形MoSトランジスタQ31゜Q32から成
る差動対まで構成した。この差動対はN形MOSトラン
ジスタQIO−Q13から成るカレントミラー回路の0
13のドレン電流でバイアスした。差動対の一つの入力
であるQ31のゲートはサンプルホールド回路の出力点
であるコンデンサC2に接続し、他の入力であるQ31
のゲートは■CCとGND間に直列接続した抵抗R41
,R42の中点に接続した。
次に、以上に述べた構成の差によって生ずる動作の差に
ついて説明する。
まず、Q41.Q42と逆相で動作するトランジスタQ
51.Q52により、カレントミラー回路の出力トラン
ジスタQl1、Q12の電流はQ41とQ51.Q42
とQ52に交互に流れる。
従って、Ql1、Q12の電流は入力パルスTl。
T2によってスイッチングしないため、第5図に示す実
施例よりも高精度の■・T積が得られる。
積分器を構成する増幅器としてCMO3のインバータバ
ッファを使用しているため高速動作に適する。また、複
雑な演算増幅器を必要としないため、低電圧電源(例え
ば5V)で動作できる。
さらに、サンプルホールド回路の出力を差動回路によっ
てV/I変換したので、サンプルホールド回路の出力電
圧がΔVだけ変化したときのQ21の電流の変化Δ■は
次式となる。
ΔI ” g m・ΔV z K 1F]]−・A V       −(1o)
ここで、113はQ13のコレクタ電流、Kはトランジ
スタQ31.Q32の寸法によって決まる定数である。
又、g、はQ31とQ32とで構成される差動対の相互
コンダクタンス(電圧を電流に変換するときの係数)で
ある。
したがって、(6)式に相当するループゲインG。
は次式となる。
(11)式の特性は入力パルスの周波数の設定をかえ、
て入力パルスのパルス幅T’  lの範囲およびT’ 
2の幅(固定)が変化したときに有用となる。
つまり、高速応答、回路の安定性のためには、パルスT
1、T2のパルス幅の最大値が変化しても、ループゲイ
ンGt を約1に保つとともに、積分器の出力電圧の振
幅変化をほぼ一定に保つ必要がある。このため、Qll
の電流■1及びQ13の電流113が入力パルスT2の
時間に反比例の関係にある成る値(即ちに’/T2で決
まる値、但しに′は定数)に定電流源工の電流を設定す
る。
この結果、ループゲインGtの変化はパルス幅T’ 2
の平方に比例し、ループゲインGtの変化を抑えること
ができる。又、II、I2積を一定にできるので、積分
器の出力振幅もほぼ一定にできる。
なお、トランジスタQ31.Q32のバイポーラトラン
ジスタを用いれば、(11)式のループゲインG、はI
I3に比例するので、ループゲインGtは入力パルスT
2の変化に対して一定に制御することができる。
したがって、本発明を用いた平滑フィルタの第3の実施
例においても、第1図に示す本発明の平滑フィルタの実
施例と同様の効果があるとともに、入力パルス幅の最大
値を異なる値に設定しても、積分器で積分されるべき電
流値の設定を変えるだけで、高速で安定な平滑フィルタ
が得られる。又、演算増幅器等の複雑な回路を用いない
ので、低電圧電源動作に適するとともに、LSI化し易
い効果がある。
次に、平滑フィルタとループフィルタを分離した本発明
の実施例を第7図により説明する。第7図において、位
相比較器PDは例えば第3図に示す回路で構成し、入力
Di、D2の位相差を検出し、パルスT1、T2のパル
ス幅の差として出力する。このとき、パルスT1、T2
にオーバーラツプしないパルスT3も出力する。
平滑フィルタTIは例えば第6図に示す回路であり、T
l−T3のパルスを入力として動作し、T’ 1.T’
 2の時間差に比例した電流を出力する。
平滑フィルタTIの出力とグランド間に直列に接続した
コンデンサCFと抵抗RFはループフィルタを構成する
電圧制御発振器■COはループフィルタの電圧によって
制御される発振器である。vCOの出力ioは位相比較
器PDの入力D2に接続する。又、PDの他の入力D1
には入力信号fiに接続する。
以上の様に構成した位相同期回路は入力周波数fiと出
力周波数foの周波数及び位相が一致するように動作す
る。ここで、平滑フィルタTIは高速応答で、出力にリ
ップルがないため、出力周波数fOにもリップルがない
とともに、平滑フィルタによってループ特性が変化しな
いため、ジッタの増加はなく、高精度で安定したPLL
が実現される。
したがって、実施例によればジッタを増加しないので、
周波数リップルを低減できる効果がある。
尚上記実施例では電圧制御発振器vCOの出力foが直
接位相比較器PDに入力されている。しかしカウンタC
0UNを介して位相比較器PDに入力しても同様の効果
がある。カウンタC0UNは分周機能を有するものであ
り、分周機能を有する回路を入れることにより入力パル
スfiに対し出力パルスfOの周波数が分周した比に対
応して高くなる。
上述の実施例によれば勝れた特性の位相同期間路を提供
できる。具体的には例えば平滑フィルタをループフィル
タと分離して構成できるので、ジッタを抑えたまま周波
数リップルを低減できる効果がある。
第1図、第5図、第6図の回路は平滑フィルタであると
して説明してきたが、これらの回路を、第1のパルス信
号列に含まれる。第1のパルスと別のパルス信号列に含
まれる第2のパルスであって、互に時間的に重なりあう
ことなしに時系列的にあらゆる前記第1のパルスと第2
のパルスとのパルス幅の差を検出する時間差検出回路と
見なすことができる。上記第1のパルス信号列は例えば
第2図で示した入力パルスT1であり、上記第2のパル
ス信号列は同じく入力パルスT2である。
この時間差検出回路によれば、積分器の出力をサンプリ
ングするのでリップルのない出力電圧を得られる効果が
ある。又、積分器でパルスの平均化を行なうことにより
、平均化を比例要素の系で行うので高速応答に適する効
果がある。更に、第1゜5.6図の実施例ではループの
平衡条件を電流・時間積が等しくなるように構成してい
るので、サンプルホールド回路の特性の影響を受けずに
高精度で時間差検出できる効果がある。
第3図に示した位相比較回路はその取り扱う信号の周波
数が比較的低い場合には問題はないが高周波の信号を扱
う場合は問題が生ずる。第10゜12.14図に示した
本発明による位相比較回路は高周波動作に適したもので
ある。これらの図で示した本発明の詳細な説明の前に第
8,9図を参照して従来の位相比較回路について説明す
る。
なお、第8図に示した回路は第3図のそれと実質的に同
じものであり、最初に記したIEEE、 5AC−IN
n5 (1983)PP723−733に開示されたも
のと類似のものである。
従来の位相比較回路は第8図に示すように、フリップフ
ロップ回路150,250と2人力OR回路350から
成っており、第9図のように動作する。第1の信号10
0及び第2の信号200を第9図のように仮定すると、
第1の出力信号160は信号100の立上りで“1″と
なり、第2の出力信号260は信号160がIt I 
IIになっている間に信号200の立上りで“1”とな
る。信号260が“1”となるとフリップフロップ回路
150はクリヤされ、信号160はII OIIとなる
フリップフロップ回路250は信号160,200が共
に、l/ O#のときにクリヤされてIt OIIとな
る。
以上の結果、信号160のパルス幅Tuは信号200 
>< ” o ”となっている時間をTL、位相差をΔ
Tとすると次式で示される。
Tu=TL−ΔT          ・・・(1)一
方、信号260のパルス幅TDは信号200が1”とな
る時間Toと等しい。このため、パルス幅TDとTuの
差は次式となる。
To−Tυ=ΔT+TH−Tt、     ・・・(2
)(2)式から、パルス幅TDとTuの差は位相差式T
と時間差T H−T Lの和で示される。ここで、時間
差To−TLは信号200のデユーティ比で変化し、デ
ユーティ比が50%のとき零となる。このため、位相差
式Tはパルス幅To、Tuの差により求めることができ
るが、信号200のデユーティ比の影響を受ける。
また、図から、第1の出力信号160の立下りと該第2
の出力信号260の立上りのタイミングは等しい。この
ため、高速化すると信号160と260は相互に干渉し
、パルス幅TO,TDが変化する。
このように、従来技術の位相比較回路は第2の入力信号
のデユーティ比や、第1.第2の出力信号の相互干渉に
ついて配慮がされていないため、検出した位相差信号は
これらの影響を受ける問題があり、位相比較回路の高速
化は困難であった。
以下、本発明の一実施例を第10図、第11図により説
明する。
本実施例は第10図に示すように、第1の信号100の
レベル変化点tzを検出する手段10、第2の信号20
0の第1−第3の変化点t2−taを検出する回路20
,30,40、変化点t1とt2の時間差を検出する回
路50、該変化点t3とt4の時間差を検出する回路6
0から成り、手段10−60はフリップフロップ11,
21゜31.41、インバータ22,42.2人カAN
Dゲート51.61で構成し、第11図に示すように動
作する。ANDゲート51,61の出力51o。
610からの信号T1、T2は第1−7図に示した入力
パルスT1、T3として使用できるものであり、同じ符
号を用いた。又、第10図の710は回路20及び3o
に接続されてレベル変化点t2とt3どの時間差を検出
する回路であり、2人力ANDゲート71で構成される
。ANDゲート71の出ロア10からの信号は第1図−
第7図に示した制御パルスT3として用いることができ
るものであり、同じ名称を用いた。
なお、各フリップフロップ回路はT入力端子の立上りの
タイミングでD入力の状態をQ出力にセットするよう動
作する。また、CL入カ端子がII O77のときQ出
力は′0″となり、Q出力とて出力は常に反転状態とな
る。
フリップフロップ11のQ出力110は信号100の立
上りでIt I IIとなり、第1の信号のしく45) ベル変化点t1を検出する。
フリップフロップ21.41のT入力端子は、それぞれ
インバータ22.42を介して信号200と接続してい
る。このため、フリップフロップ21.41は信号20
0の立下りで動作する。
フリップフロップ21のD入力端子にはQ出力信号11
0が入力されるので、Q出力210はレベル変化点t1
の後の該信号200の立下りで1″′となり、第2の信
号の第1のレベル変化点t2を検出する。
フリップフロップ31のD入力端子にはQ出力210が
入力されるので、Q出力310は信号200の立上りで
“1”となり、第2の信号の第2のレベル変化点t3を
検出する。
さらに、フリップフロップ41のD入力端子にはQ出力
310が入力されるので、Q出力410は信号200の
立下りで“1″となり、第2の信号の第3のレベル変化
点t4を検出する。
一方、フリップフロップ11のQ出力110はフリップ
フロップ21の−φ−出力が1701+でリセットされ
るので、Q出力210が1′″のとき、Q出力110は
“O”となる。以後、信号200のレベル変化点でフリ
ップフロップ21,31゜41のQ出力210,310
,4.10は順に// OJ#となる。即ち、出力21
0は信号200の立ち下りt4で、出力310は信号2
00の立ち上りt5で、出力410は信号200の立ち
下りt6でそれぞれ“OI+となる。
2人力ANDゲート51の出力510はフリップフロッ
プ11のQ出力110が“1”でかつ、フリップフロッ
プ21のて出力が1のとき(即ち)Q出力210が“O
”のとき)111+1となり、2人力AND回路61の
出力610は該フリップフロップ31のQ出力310が
′1”でかつ、該フリップフロップ41のQ出力410
が0”のときに111”となる。
すなわち、出力510のパルス幅はレベル変化点t1と
t2の時間差となり、出力610のパルス幅はレベル変
化点t3とt4との時間差となる。
したがって、出力510のパルス幅Tuは信号200の
1”の期間THと位相差ΔTとの差となり、次式で示さ
れる。
T u = T R−ΔT           ・・
・(4)一方、出力610のパルス幅Toは期間THと
等しく、次式となる。
To=TH・・・(5) (4)、 (5)式から、位相差ΔTは次式となる。
ΔT=To−Tu            ・・・(6
)(6)式より、信号200のデユーティ比によってT
oが変化しても、位相差ΔTは信号510゜610のパ
ルス幅の差T n −T uで安定に検出することがで
きる。また、該出力510と610の変化点は同一タイ
ミングでないため、信号の相互干渉の影響がない。
さらに、信号100のレベル変化点tz及び信号200
の第1−第3のレベル変化点tx−taは同種類のフリ
ップフロップ回路11,21,31゜41で検出できる
ので、各変化点の検出タイミングは同一の遅れとなり、
信号510,610のパルス幅Toはフリップフロップ
の動作遅れの影響を受けない。
以上のように、本実施例によれば、第2の入力信号のデ
ユーティ比や出力信号の相互干渉によって、検出位相差
が変化しないため、誤差の小さな位相比較回路を実現で
きる。
更に、検出された位相差はフリップフロップ回路の動作
遅れに依存しないため、高速動作の位相比較回路を実現
できる効果がある。
2人力A、 N Dゲート71の出カフ10はフリップ
フロップ21のQ出力210が“1”でかつ、フリップ
フロップ31のQ出力が0′″ (即ち、Q−出力が1
)のときu 1 uとなる。即ち、出カフ10はレベル
変化点t2とt8との間″1”となり、第1.5−7図
の実施例のスイッチS3を駆動するのに用いられる。第
3図の位相比較回路を用いて平滑フィルタを駆動する場
合は各スイッチSL、S2.S3はパルスT1、T2.
T3でそれぞれ駆動されてS1→S2→S3の順に動作
し、積分回路への充電→積分回路からの放電→サンプル
ホールドという1サイクルを繰返した。第10図の位相
比較回路出力で駆動する場合は、各スイッチはS2→S
1→S3の順序で駆動され、従って平滑回路は積分回路
からの放電→積分回路への充電→サンプルホールドとい
う順序で1サイクルを終えると考えることができる。
次に、本発明の他の実施例を第12図、第13図により
説明する。
本実施例は第2の入力信号200の第1のレベル変化点
を検出する回路20′と信号200の第3のレベル変化
点を検出する回路40′の構成が第10図に示す本発明
の一実施例と異なる。なお、第10図と同一機能の要素
は同一符号で示した。
手段20’のフリップフロップ回路21のD入力240
はフリップフロップ回路11のQ出力110と第1の入
力信号100を2人力OR回路24を介して接続する。
更に、フリップフロップ21のCL入力260は入力信
号100をインバータ回路25を介した信号と、フリッ
プフロップ31のQ出力310を2人力NAND回路2
6を介して接続する。また、フリップフロップ21と4
1ので出力に相当する信号はフリップフロップ21と4
1のQ出力インバータ回路23.43を介してそれぞれ
出力する。
以上のように構成した本発明の他の実施例の動作を第1
3図の動作タイミング図で説明する。
第13図において、第1の入力信号100と第2の入力
信号200の位相差はΔTとし、フリップフロップ11
,21,31.41の遅延時間はtdとした。
手段20’のD入力240は第1の信号100とQ出力
110の論理和であり、第13図の条件では第1の信号
100と等しい信号となる。また、フリップフロップ2
1のτ■入力260は第1の信号100の反転信号とQ
出力310の論理積の反転信号である。このため、第1
の信号100が、111”のときCL入力260は“l
”となり、フリップフロップ21はクリアされない。
フリップフロップ21は第2の信号200の立下りのタ
イミングで動作するので、フリップフロツブ21のQ出
力210は第1の信号100が“1′″となり、かつ第
2の信号が立下がった時刻のtd後に“1″に反転する
。これより、回路20’は第2の信号200の第1のレ
ベル変化点を検出できる。
第1の信号100のレベル変化点を検出する回路10と
第2の信号200の第2,3のレベル変化点を検出する
回路30.40の動作は基本的に第12図に示す本発明
の実施例と等しい。
つまり、回路10のQ出力110は第1の信号100の
立上り時刻td後にLL I IIに反転し、フリップ
フロップ21のす出力が11011(即ちQ出力210
が“1”)になるとtd後にtl O11となる。
回路20’のQ出力210は第2の信号が立下がったt
d後に1”になった後、該U入力260が110”にな
るとtd後に“0”となる。
回路30のQ出力310はQ出力210が11”または
1′0”となり、かつ第2の信号200が立上った時刻
のtd後に“1″′または“O”に反転し、回路40’
(7)Q出力410はQ出力310が111”または“
0”となり、かつ第2の信号が立下がった時刻のtd後
に111”または“O”に反転する。
以上のように、回路10−40は第1の信号のレベル変
化点、第2の信号の第1−第3のレベル変化点をフリッ
プフロップ回路の動作遅延時間td後に検出できるので
、本実施例においても第12図に示す実施例と同様の効
果がある。
さらに、本実施例においては、第1の信号100の立上
りと第2の信号200の立下りタイミングをフリップフ
ロップで直接比較する方式なので、上記タイミングが等
しい位相の±πの近傍においても正しく位相差を検出で
きる効果がある。
なお、第12図の実施例で、第1の信号100が′1″
となる期間が短いと、この期間に第2の信号200の立
下りタイミングがない場合が生ずる。このとき、回路1
0は動作するが、他の回路は動作しないため、誤動作が
起きる。ORゲート24はこの誤動作を防止するもので
あり、回路10が動作したら必ず回路20が動作するよ
う、Q出力信号110をORゲート24を介して、フリ
ップフロップ21のD入力に供給した。
次に本発明の第3の実施例を第14図、第15図により
説明する。
本実施例の構成は第2の信号の第1のレベル変化点を検
出する回路20″が第3のレベル変化点を検出する回路
も兼ね備えている点が第10図の本発明の実施例と異な
る。なお、第10図と同一機能の要素は同一符号で示し
た。
本実施例の動作を第15図により説明する。第15図は
第10図の信号100が第2の信号200に対して八T
だけ遅れた条件で示した。
回路10のQ出力110は第1の信号100の立上りで
“1″に反転し、回路30のQ出力310がII 1 
jlになると、“O”に反転する。回路20″のQ出力
210はQ出力110が1”でかつ第2の信号の立下り
のとき“1″に反転し、第2の信号の次の立下りのとき
0″′に反転する。さらに、回路30のQ出力310は
Q出力210が11111でかつ第2の信号の立上りの
とき“1″に反転し、Q出力210が“O”のときクリ
アされ、“O”となる。
以上のように、回路10は第1の信号のレベル変化点を
検出し、回路20″は第1の信号のレベル変化点後の第
2の信号の第1及び第3のレベル変化点を検出し、回路
30は第2信号の第2のレベル変化点を検出できる。
このため、本発明の第2の実施例においても、第1図に
示す本発明の実施例と同様の効果がある。
上記の実施例によれば入力信号のデユーティ比や、出力
信号の相互干渉によって、検出位相が変化しないため、
誤差が小さく、安定な位相比較回路を実現できるととも
に、検出位相はフリップフロップ回路の動作遅れに影響
されないので高速動作の位相比較回路を実現できる効果
がある。
次に、本発明による、周波数引込検出回路、位相差検出
回路及びモード制御回路を備えたPLLの一実施例につ
いて、図面を参照して説明する。
第16図において、位相比較器80は入力信号flと出
力信号foを入力とし、位相差信号81゜82を出力す
る。位相差信号81は変換利得G 1 。
G 2  (G x > 02 )を持ち動作モード信
号601によって制御できる。即ち、引き込み時はG1
を選択し、引き込み完了後のジッタ抑制時にはG2を選
択する。位相差信号81は抵抗R4を介してループフィ
ルタ83へ入力される。ループフィルタ83はコンデン
サCと抵抗R2,R3で構成され、抵抗R3は動作モー
ド信号601で制御されるスイッチSWIでショートで
きる。vCO300はループフィルタの出力信号201
に応じた周波数信号ioを出力する。周波数引込み検出
回路400は位相差信号82がある一定値以下となる状
態がある一定期間経続したときに周波数を引込んだと判
定し、周波数引込み信号401を1にする。フィルタ電
流検出回路500は抵抗R4の両端電圧を入力として位
相差を検出するもので、この両端電圧の絶対値がある一
定値以下になったときにフィルタ電流検出信号501を
1にする。モード制御回路600は周波数引込み信号4
01とフィル夕電流検出信号501の論理積をアンドゲ
ート610でとり、モード切換信号601を出力する。
以上の各構成要素の詳細を次に説明する。第17図は位
相比較器80の実施例を示すもので、第18図はその動
作のタイミングチャートである。
第17図において、破線で囲まれた部分Aは第3図で説
明したものと同一の位相比較回路であり。
破線で囲まれて、パルスT1、T2のパルス幅の差を代
表する電流に変換する回路部Bを制御するものであるが
、その詳細な説明は省略する。
vCOの出力信号foは連続したクロック信号であり、
(デユーティ50%)、入力信号flの基本周波数の2
倍の周波数である。
入力信号f1と出力信号foの立上りタイミングの差Δ
Tは、パルス信号T1、T2のパルス幅の差(Δψ+π
)−τ=ΔTで与えられる。サンプルパルスT3はパル
ス信号T1、T2にオーバラップしない波形が得られる
第17図においては、部分Aの位相比較回路として第3
図の回路を用いて示したが、第10゜12or14図の
回路が使えることは云うまでもなく、又、これら第10
.12.14図の回路を用いることによりPLLの高速
化が達成できることは前述したとおりである。
次に、上記のパルス信号T1、T2のパルス幅の差を電
流に変換する破線で囲まれた部分B及びCについて述べ
る。
部分Bは第5図で示した平滑フィルタと、その積分器−
これは演算増幅器A1と、A1の非反転入力とグランド
間に接続された電源Vaと、A1の出力と反転入力との
間に接続されたコンデンサC1とで構成されているーを
除き同一である。第17図においてはこの積分器は反転
アンプAMPとその入出力間に接続されたコンデンサ0
1′で構成している。これ以上の詳細な部分Bの説明は
省略する。
部分Cは動作モード信号84で制御されて、位相差信号
81の変換利得を01と62との間で切り換えるための
回路である。PMOSトランジスタQ114.Q−11
5はそのゲートをPMoSトランジスタQ20のゲート
と共通に接続されている。NMOSトランジスタQ10
3.Q102のゲートはNMo5トランジスタQIOの
ゲートと共通に接続されている。Q114とQ103の
ドレイン同志は接続されており、Q115とQ102の
ドレイン同志も又接続されており、スイッチ104は動
作モード制御信号84で制御されるスイッチでQ114
とQ103のドレインの接続点とQ115とQ102の
ドレインの接続点との間に接続されている。Q115と
0102のドレインの接続点から位相差信号81が出力
される。
さて、カレントミラーを構成するトランジスタQIO−
Q12.Q102.Q103のゲート面積は、トランジ
スタQ103が他のに倍で、他は全て等しくし、一方カ
レントミラーを構成するトランジスタQ20−Q22.
Q114.Q115のゲート面積は、トランジスタQ1
14が他のに倍で、他は全て等しいとする。ここで、パ
ルスT1が1のときはアナログスイッチS1が閉じられ
、積分器を構成している反転アンプAMPの出力v1は
上昇し、パルスT2が1のときはスイッチS2が閉じる
ので出力v1は下がる。この結果、反転アンプBFIの
出力v1の変化公式v1は次式となる。
ここで、τ+ΔT、τは前述したパルス信号T1、T2
のパルス幅であり、It、I2は各カレントミラー回路
の電流、C1はコンデンサC1の容量である。このΔv
1はスイッチS3とコンデンサC2で構成されるサンプ
ルホールド回路に於て、サンプルパルスT3でサンプリ
ングされホールドされる。この結果、第18図v2に示
すようにリップルが除去される。サンプルホールド回路
の出力v2は、トランジスタQ30と抵抗R1で構成さ
れるV/I変換回路で電流■2に変換される。この結果
、Δv1が増加するとV2.従って工2が増加し、工2
が増加すると(1)式からΔv1は減少する。この結果
、パルス信号T1、T2による積分動作が繰り返される
と(1)式のΔ■1が零になるよう動作し、平衡条件は
次式となる。
T’ 1.T’ 2.I2         ・・・(
2)ここで、T’  1.T’ 2はパルスT1、T2
のパルス幅であり、それぞれτ十ΔT、τに等しい。
これより、スイッチ5104が開いているときの位相差
信号81の電流及び位相差信号82の電流I2  (O
FF)は次式で示される。
・・・(3) 又、スイッチ5104が閉じた時の位相差信号101の
電流Iz(ON)は次式となる。
(3) 、 (4)式より明らかなように、位相差信号
81.82はパルス信号T1、T2のパルス幅の差ΔT
に比例した電流となって信号f1とfoの位相を検出で
きる。更に、動作モード信号84によるスイッチ510
4のオンオフによって信号81のレベル、すなわちこの
信号の変換利得が変化する。
第19図は周波数引込み検出回路86の実施例を示すも
ので、第20図はその動作タイミングチャートである。
これらの図の於て、位相差信号82(電流)は信号ft
とfoの位相差ΔTに比例するので、抵抗421と42
2の接続点の電圧Vφもこの位相差に比例する。コンパ
レータ430の出力CMPIはVφが基準電圧V r 
1よりも大きい時に1となり、コンパレータ440の出
力CMP2はVφが基準電圧Vr2よりも小さい時に1
となる。
ノアゲート450の出力ττはCMPI又はCMP2が
1のときOとなり、カウンタ470をリセットする。カ
ウンタ470はτ[が1でnビットの出力Qnが0のと
き、出力信号foのパルスをカウントし、Qnが1にな
るとカウントを停止する。
したがって、カウンタ470の計数値NはCLが1のと
き時間とともに増加し、CLがOになると0となる。C
Lが1となる期間がカウンタの計数値が2nになるまで
継続するとQnは1となり、カウンタの計数を停止する
。ところで、周波数引込み過程では3τか1となるまで
の期間が短く、引込み後は1を継続する。したがって、
カウンタ470の計数値が2nになるまでの期間を、周
波数引込み過程でτ■が1となるまでの期間以上に選べ
ば、カウンタ470の出力Qnで周波数引込みを検出で
きる。
以上の様に構成した第16図の実施例の動作を第21図
に示す動作波形により説明する。同図は引き込み同期過
程における信号f+ と信号foの位相差Δでの変化及
びこの時の各信号を示したものである。PLLは位相差
が一π〜+πの間を繰り返し変化する周波数引込み過程
と、位相差が−πからほぼOに整定する位相同期過程を
経過して入力信号を取込む。この同期過程における周波
数引込み信号401は、位相差ΔTが周波数引込検出位
置以下になった状態が時間μの間経続した時刻t2に1
になる。ここで、時間μは入出力信号のビート周波数の
周期以上の値で第19図で説明したものである。
フィルタ電流検出信号501は、第21図の位相差Δで
(相当の電流)が同図のフィルタ電流検出等価位相以下
となったとき1となる。ここで検出するフィルタ電流の
値は安定に検出できる範囲で小さいほどよい。
モード制御信号601は、周波数引込信号401とフィ
ルタ電流検出信号501の論理積であり周波数を引込み
、かつフィルタ電流が十分小さい値になった時点で1と
なる。このモード制御信号601が1になると、位相比
較器8oの位相信号出力81の変換利得を下げるととも
に、ループフィルタ83のスイッチSW1を閉じ、高速
引込状態から高ジッタ抑圧状態に切り換える。
以上のように、動作モードはフィルタ電流が微小値の点
で切り換えられるので、位相比較器80の変換利得やル
ープフィルタの抵抗値を切り換えてもVC○300の入
力信号の変化がなく、これに大きな外乱を与えることが
ないから、引込状態を継続できる。
以上の実施例によれば、周波数を引込みかつフィルタの
電流値が十分小さくなったときに、PLLの動作を高速
引込み状態から高ジッタ抑圧状態に切り換えるので、引
込み時間が高速引込み状態の特性のみで決定でき、高速
引込み特性を確保したまま、ジッタ抑圧特性を更に向上
できる。
なお、第16図の実施例ではモード制御信号601で位
相比較器80の変換利得とループフィルタ200の抵抗
値の双方を制御しているが、これは、いずれか一方の制
御であっても本発明の効果を発揮できる。
第16図の実施例では、モード制御回路600はアンド
ゲート1個のみとしたが、第22図はこの回路の別の実
施例を示すものである。本実施例はRSフリップフロッ
プを構成するナントゲート631.632に周波数引込
み信号401と、フィルタ電流検出信号501をインバ
ータ621で反転した信号を入力し、インバータ622
でフリップフロップの出力を反転してモード制御信号6
01を出力するように構成している。第23図はこのモ
ード制御回路600の動作を示す真理値表であって、こ
の真理値表から分かるように、周波数引込み信号401
がOのときはフィルタ電流検出信号501に関係なく高
速引込み状態となり、周波数引込み信号401、フィル
タ電流検出信号501が共に1のときは高ジッタ抑圧状
態となる。
更に、周波数引込み信号401が1でフィルタ電流検出
信号501が00ときは前の状態を保持するので、−た
ん高ジッタ抑圧状態になるとフィルタ電流検出信号50
1に関係なく高ジッタ抑圧状態を保持できる。従って、
このモード制御回路によれば−たん高ジッタ抑圧状態に
なるとフィルタ電流検出信号501にかかわらず高ジッ
タ抑圧状態を保持できるので、入力信号ftのジッタ等
によるフィルタ電流の変動に対しても安定な位相同期回
路を提供できる効果がある。
次に第16図のフィルタ電流検出回路500の一具体例
につき図面を参照して説明する。このフィルタ電流検出
回路は入力信号f+と出力信号fOどの位相差を検出す
るものであるから、位相差検出回路と考えることもでき
る。
第25図はフィルタ電流検出回路500の具体的回路を
示す図であり、第26図はその動作を説明するため波形
図である。
フィルタ電流が第21図に示すように負から零に変化す
る場合、フィルタ電流検出のしきい値は一Δ工に設定す
ることが必要である。これは、この場合、もし±Δ■に
設定すると、フィルタ電流の零検出はできないからであ
る。一方、フィルタ電流が第6図の逆の正の方向から零
に変化する場合はしきい値を±ΔIに設定することが必
要である。このように、フィルタ電流検出回路は±ΔI
の電流を検出することが目的である。
第25図にフィルタ電流検出回路の構成を示す。
コンパレータ530,540のオフセット電圧は一方向
にシフトし、−ΔVにする。これはコンパレータを構成
する差動回路の電流密度をアンバランスに設計すること
で容易に実現できる。コンパレータ530,540の出
力532,542はANDゲート550の入力に接続さ
れる第25図を参照して、フィルタ電流IFに比例して
、抵抗R4の両端電圧VFは変化する。コンパレータ5
30の出力532はVFが−Δ■で反転し、“HItと
なる。また、コンパレータ540の入力は530と逆に
しているため、コンパレータ540の出力542はVF
が+ΔVで反転しILL”となる。フィルタ電流検出信
号501は532と542の論理積であり、VFが−Δ
Vから+ΔVの間で“H”となる。フィルタ電流IFは
IF=VF/R4で示されるので、電流検出範囲Δ■は
ΔI=ΔV/R4となる。Δ工はコンパレータ530゜
540のオフセット電圧と電流検出抵抗R4で決定でき
る。
また以上では電流検出は抵抗R4の両端電圧で行うとし
たが、フィルタ200に流れる電流の検出が目的である
故に、抵抗R2等に流れる電流を検出してもよい。
次に周波数引込み検出回路400の別の回路例について
図面を参照して説明する。
第26図は回路図である。図において破線Cで囲んだ部
分は第17図の部分Cである。第26図において、NM
OSトランジスタQ 108 、 Q109の電流は第
2図に示す位相比較回路80のバイアス電流工1にリン
クし、それぞれに1 + I 1+ K 2g■1であ
る。また、PMOSトランジスタQ118゜Q119の
電流は80の可変電流I2にリンクして動作し、いずれ
もI2である。
動作波形を第27図に示す。図において、I2は位相Δ
TがOのとき11と等しくなり、ΔTの増減に応じて変
化する。
Q108.Q118のドレイン出力402はI2がKl
・Itと等しい点で変化し、′1”となり、Q109.
Q119のドレイン出力403はI2かに2・Ifと等
しい点で変化し、“1″となる。
このため、カウンタ470のクリヤ信号τrは一’I’
1以下と+91以上で“0”となりカウンタをクリヤす
る。
第26図の450−470の構成は第19図と等しい。
第16図の実施例によれば、引込み時間を高速引込み状
態のみの特性で決定できるので、高速引込み特性を確保
し、更に引込んだ後に十分なジッタ抑圧特性を実現でき
るという効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、出力信号に含まれる周波数リップルの
低減、良好な応答性及びジッタ伸性が全て可能な位相同
期回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による平滑フィルタの実施例を示す図、
第2図は第1図の実施例を説明するに有用な図、第3図
は第1図の平滑フィルタを制御する回路例を示す図、第
4図は第3図の回路を説明するに有用な図、第5図は本
発明の平滑フィルタの別の実施例を示す図、第6図は本
発明の平滑フィルタの更に別の実施例を示す図、第7図
は本発明のPLLの一実施例を示す図、第8図は従来の
位相比較回路の1例を示す図、第9図は第8図の動作を
示すための図、第10図、第12図、第14図は本発明
の位相比較回路の実施例を示す図、第11図、第13図
、第15図は第10図、第12図、第14図の回路の動
作を示す図、第16図は本発明のPLLの一実施例を示
す図である。 第17図及び第18図はそれぞれ第16図中の位相比較
器の実施例を示す図及びその動作タイムチャート、第1
9図及び第20図はそれぞれ第16図中の周波数引込み
検出回路の例を示す図及びその動作タイムチャート、第
21図は第16図のP L Lの動作タイムチャート、
第22図及び第23図はそれぞれモード制御回路の別の
例を示す図及びその動作説明図、第24図及び第25図
はフィルタ電流検出回路の一例を示す図及びその動作を
説明するに有用な図、第26図及び第27図はそれぞれ
周波数引込み検出回路の別の例を示す図及びその動作を
説明するに有用な図である。 PD・・位相比較器、vCO・・・電圧制御発振器、T
I・・・平滑フィルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力信号に基づくパルス信号の位相と出力信号に基
    づくパルス信号との位相を比較し位相差を検出する位相
    比較手段と、 前記位相比較手段の出力を平滑する平滑フイルタ手段と
    、 上記平滑フイルタ手段の出力に接続されたループフイル
    タと、 前記ループフイルタに発生した電圧に応じた周波数の前
    記出力信号として発生する電圧制御発振手段と、から構
    成され、前記平滑手段は前記ループフイルタから分離し
    て設けられており、上記電圧制御発振手段の上記出力信
    号に基づくパルス信号と上記入力信号に基づくパルス信
    号との位相が上記位相比較手段で比較されることにより
    上記入力信号と上記入力信号との同期が維持構成されて
    いることを特徴とする位相同期回路。 2、特許請求の範囲第1項に記載のものにおいて上記位
    相比較手段は上記位相に応じてパルス幅の変わる第1(
    T1)および第2(T2)のパルスを発生し、上記平滑
    フイルタ手段は上記第1または第2のパルスの一方のパ
    ルス(T1、T2)に応じて充電動作をし、他方のパル
    スに応じて放電動作をする積分回路と、上記積分回路の
    出力をサンプルホールドするサンプルホールド手段と、
    上記サンプルホールド手段の出力に応じた直流信号を出
    力するとともに該サンプルホールド手段の出力に基づい
    て上記積分回路の充電電流または放電電流の少なくとも
    一方を負帰還的に制御する直流信号出力手段とから構成
    されることを特徴とする位相同期回路。 3、特許請求の範囲第2項に記載のものにおいて、上記
    平滑フイルタ手段を構成する上記積分回路は第1のカレ
    ントミラー回路と第2のカレントミラー回路を有し、上
    記第1または第2のパルス(T1、T2)の一方により
    上記第1または第2のカレントミラー回路の一方の回路
    による電流で充電動作を行い、上記第1または第2のパ
    ルス(T1、T2)の他方により上記第1または第2の
    カレントミラー回路の他方の回路による電流で放電動作
    を行い、さらに上記直流信号出力手段により上記第1ま
    たは第2のカレントミラー回路の少なくとも一方の電流
    を制御することを特徴とする位相同期回路。 4、入力信号から得られた入力パルスの位相と出力信号
    から得られた出力パルスの位相との位相差を検出し、前
    記位相差に相当するパルス幅差を持つ第1及び第2の制
    御パルスを順次出力する位相比較手段と、 前記第1及び第2の制御パルスで制御される信号源と、
    前記信号源の出力を積分する積分手段と、前記積分手段
    の積分が終了したときに前記積分手段の出力を保持する
    保持手段と、前記保持手段の出力に応じた電流を前記位
    相差を代表する電流として発生する電流発生手段と、を
    含み、前記位相差を代表する前記電流を発生する時間差
    検出手段と、 前記時間差検出手段の出力に接続されたループフイルタ
    と、及び 前記ループフイルタに接続されて、前記の位相差を代表
    する前記電流によつて前記ループフイルタに発生した電
    圧に応じた周波数を持つ信号を前記PLLからの出力信
    号として発生する電圧制御発振手段と、 を有することを特徴とする位相同期回路。 5、特許請求の範囲第4項において、前記信号源は、前
    記積分手段の入力に接続されて、前記積分手段で積分さ
    るべき充電電流および放電電流の一方を発生する第1の
    電流源手段と、前記積分手段に接続されて前記積分手段
    で積分さるべき充電電流および放電電流の他方を発生す
    る第2の電流源手段と、前記保持手段に応答し前記第1
    または第2の電流手段の電流を前記保持手段の出力で制
    御する電流制御手段と、前記第1および第2の電流源手
    段にそれぞれ直列に接続され、前記第1および第2の制
    御パルスに応答し前記充電電流および放電電流の流れを
    制御する第1および第2のスイツチ手段と、を含むこと
    を特徴とする位相同期回路。 6、特許請求の範囲第5項において、前記電流制御手段
    は前記保持手段に接続されて、前記保持手段に保持され
    た電圧に対応する電流を発生する第3の電流源手段を含
    み、 前記第2の電流源手段はカレントミラー接続された第1
    および第2のトランジスタを含み前記第1のトランジス
    タは前記第3の電流源手段に接続され、前記第2のトラ
    ンジスタは前記第2のスイツチ手段に直列に接続されて
    いる、前記第1の電流源手段は定電流源とカレントミラ
    ー接続された第3及び第4トランジスタを含み、前記定
    電流源と前記第3のトランジスタは直列に接続されてお
    り、前記第4のトランジスタは前記第1のスイツチ手段
    に直列に接続されていることを特徴とする位相同期回路
    。 7、特許請求の範囲第6項において、前記電流発生手段
    は前記第1のトランジスタにカレントミラー接続された
    第5のトランジスタと前記第3のトランジスタにカレン
    トミラー接続された第6のトランジスタと、を含み、前
    記第5及び第6のトランジスタは互に直列に接続されて
    おり、その接続点より前記位相差を代表する電流が出力
    されることを特徴とする位相同期回路。 8、特許請求の範囲第6項において、前記第1および第
    2のスイツチはそれぞれMOSトランジスタを含むこと
    を特徴とする位相同期回路。 9、特許請求の範囲第5項において、前記積分手段は所
    定電位に固定された非反転入力と、前記第1及び第2の
    電流源手段からの電流を受けるように接続された反転入
    力と、出力端子とを持つ演算増幅器と、前記反転入力と
    前記出力との間に接続されたキヤパシタと、を含むこと
    を特徴とする位相同期回路。 10、特許請求の範囲第5項において、前記積分手段は
    前記第1及び第2の電流源手段からの電流を受けるよう
    に接続された入力と、出力と、を持つ反転器と、前記入
    力と出力との間に接続されたキヤパシタを含む。 11、フレーム4において、前記位相比較手段は前記第
    2の制御パルスに引きつづき第3の制御パルスを発生す
    る手段を含み、 前記保持手段はキヤパシタと、前記積分手段の出力と前
    記キヤパシタとの間に接続されて前記第3の制御パルス
    でオンする第3のスイツチと、を含むことを特徴とする
    位相同期回路。 12、特許請求の範囲第11項において、前記位相比較
    手段は前記入力パルスの第1のレベル変化点を検出する
    第1の検出手段と、 前記第1のレベル変化点の後の前記出力パルスの第1の
    レベル変化点を検出する第2検出手段と、 前記出力パルスの前記第1のレベル変化点の後の第2の
    レベル変化点を検出する第3の検出手段と、 前記出力パルスの前記第2のレベル変化点の後の第3の
    レベル変化点を検出する第4の検出手段と、 前記第1及び第2の検出手段の出力に接続されて前記入
    力パルスの第1のレベル変化点と前記出力パルスの前記
    第1のレベル変化点との第1の時間差を検出する第5の
    検出手段と、 前記第3と第4の検出手段の出力に接続されて、前記出
    力パルスの前記第2のレベル変化点と前記第3のレベル
    変化点との第2の時間差を検出する第6の検出手段と、 前記第2と第3の検出手段に接続されて、前記出力パル
    スの前記第1のレベル変化点と前記第2のレベル変化点
    との時間差を検出する第7の検出手段と、有し、前記第
    5の検出手段の出力を前記第1及び第2の制御パルスの
    一方として用い、前記第6の検出手段の出力を前記第1
    及び第2の制御パルスの他方として用い、前記第7の検
    出手段の出力を前記第3の制御パルスとして用いること
    を特徴とする位相同期回路。 13、電圧制御発振器と、 入力信号の位相と前記電圧制御発振器の出力信号の位相
    とを比較して、位相差を検出する位相比較手段と、 前記位相比較手段の出力に含まれる低周波成分のみを通
    過させて前記電圧制御発振器の制御電圧を出力するルー
    プフイルタと、 前記位相比較手段に接続されて前記位相比較手段の出力
    が第1の所定位相差に対応する第1の値よりも小さい値
    を所定の時間をこえて出力したときに周波数引込信号を
    出力する引込み検出手段と、 前記位相比較手段の出力が前記第1の所定位相差よりも
    小さい第2の所定位相差に対応する第2の値より小さく
    なつたときに位相同期信号を出力する位相差検出手段と
    、及び 前記周波数引込信号と位相同期信号がともに出力された
    ときに前記ループフイルタの時定数を増大させる制御及
    び前記位相比較手段の利得を低下させる制御の少なくと
    も一方を行うための制御信号を出力するモード制御手段
    と、 を有することを特徴とする位相同期回路。 14、前記位相差検出手段は、前記ループフイルタへの
    流入電流を検出することにより前記位相比較手段の出力
    の大きさを検出する手段を有する特許請求の範囲第13
    項記載の位相同期回路。 15、前記モード制御手段は、前記周波数引込信号と前
    記位相同期信号とのアンドをとるアンドゲートを含む特
    許請求の範囲第13項記載の位相同期回路。 16、前記モード制御手段は、前記周波数引込信号が出
    力されていない状態の時は常に前記制御信号を出力せず
    、上記周波数引込信号が出力されておりかつ前記位相同
    期信号が出力されていない状態の時は該状態になる直前
    の状態での上記制御信号の有無をそのまま保持するよう
    な論理回路を含む特許請求の範囲第13項記載の位相同
    期回路。 17、特許請求の範囲第13頁において、前記位相比較
    手段は、 前記入力信号から得られた入力パルスの位相と前記電圧
    制御発振器の前記出力信号から得られた出力パルスの位
    相との位相差を検出し、前記位相差に相当するパルス幅
    差を持つ第1及び第2の制御パルスを順次出力する制御
    手段と、前記第1及び第2の制御パルスで制御される信
    号源と、前記信号源の出力を積分する積分手段と、前記
    積分手段による積分が終了したときに前記積分手段の出
    力を保持する保持手段と、前記保持手段の出力に応じた
    電流を前記位相差を代表する電流として発生する電流発
    生手段と、を含む位相差/電流変換手段と、を有するこ
    とを特徴とする位相同期回路。 18、1つのパルス信号列に含まれる第1のパルスと別
    のパルス信号列に含まれる第2のパルスであつて、互い
    に時間的に重なり合うことなしに時系列的にあらゆる前
    記第1のパルスと第2のパルスとのパルス幅の差を検出
    する時間差検出回路は、 前記第1及び第2のパルスで制御される第1及び第2の
    信号源と、 前記第1及び第2の信号源の出力を差動的に積分する積
    分回路と、 前記積分回路の出力を保持するサンプルホールド回路と
    、 前記サンプルホールド回路の出力で前記第1及び第2の
    信号源の少なくとも一方の出力信号レベルを負帰還的に
    制御する回路と、 前記サンプルホールド回路に接続されて前記サンプルホ
    ールド回路に保持された前記積分回路の出力を直流信号
    に変換する手段と、 を有することを特徴とする時間差検出回路。 19、特許請求の範囲第18項において、 前記第1の信号源は前記積分回路への充電電流を発生す
    る手段と、前記充電電流発生手段と前記積分回路との間
    に接続されて前記第1のパルスで制微される第1のスイ
    ツチと、を含み、前記第2の信号源は前記積分回路から
    の放電電流を発生する手段と、前記放電電流発生手段と
    前記積分回路との間に接続されて、前記第2のパルスで
    制御される第2のスイツチと、を含むことを特徴とする
    時間差検出回路。 20、第1の信号と第2の信号との位相を比較し位相差
    を検出する位相比較回路は、 前記第1の信号の第1のレベル変化点を検出する第1の
    手段と、 前記第1のレベル変化点の後の前記第2の信号の第1の
    レベル変化点を検出する第2の手段と、 前記第2の信号の前記第1のレベル変化点の次の第2の
    レベル変化点を検出する第3の手段と、 前記第2の信号の前記第2のレベル変化点の次の第3の
    レベル変化点を検出する第4の手段と、 前記第1の手段と第2の手段に接続されて前記第1の信
    号の前記第1のレベル変化点と前記第2の信号の前記第
    1のレベル変化点との第1の時間差を検出する第5の手
    段と、 前記第3の手段と前記第4の手段とに接続されて、前記
    第2の信号の前記第2のレベル変化点と前記第3のレベ
    ル変化点との第2の時間差を検出する第6の手段と、 を有し、前記第1の時間差と前記第2の時間差との差は
    前記第1の信号と第2の信号との位相差を代表すること
    を特徴とする位相比較回路。
JP62050084A 1987-03-06 1987-03-06 位相同期回路 Expired - Fee Related JP2533518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62050084A JP2533518B2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06 位相同期回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62050084A JP2533518B2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06 位相同期回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63217719A true JPS63217719A (ja) 1988-09-09
JP2533518B2 JP2533518B2 (ja) 1996-09-11

Family

ID=12849155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62050084A Expired - Fee Related JP2533518B2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06 位相同期回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2533518B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03143116A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Hitachi Ltd 位相同期回路およびデジタル信号処理装置
JPH0451717A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Hitachi Ltd 位相同期回路
US5633766A (en) * 1989-10-30 1997-05-27 Hitachi, Ltd. Magnetic disk storage apparatus with phase sync circuit having controllable response characteristics
CN109644001A (zh) * 2016-06-01 2019-04-16 赛灵思公司 具有采样相位检测器的锁相环

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56119520A (en) * 1980-02-26 1981-09-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Primary low-pass filter
JPS5941327A (ja) * 1982-09-01 1984-03-07 Teijin Ltd ポリエステル系電気絶縁材料
JPS604043U (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 横河電機株式会社 位相制御回路
JPS60223224A (ja) * 1984-04-18 1985-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位相同期回路
JPS62199119A (ja) * 1986-02-27 1987-09-02 Hitachi Ltd 位相同期回路

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56119520A (en) * 1980-02-26 1981-09-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Primary low-pass filter
JPS5941327A (ja) * 1982-09-01 1984-03-07 Teijin Ltd ポリエステル系電気絶縁材料
JPS604043U (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 横河電機株式会社 位相制御回路
JPS60223224A (ja) * 1984-04-18 1985-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 位相同期回路
JPS62199119A (ja) * 1986-02-27 1987-09-02 Hitachi Ltd 位相同期回路

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03143116A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Hitachi Ltd 位相同期回路およびデジタル信号処理装置
US5633766A (en) * 1989-10-30 1997-05-27 Hitachi, Ltd. Magnetic disk storage apparatus with phase sync circuit having controllable response characteristics
US5999353A (en) * 1989-10-30 1999-12-07 Hitachi, Ltd. Magnetic disk storage apparatus with phase sync circuit having controllable response characteristic
US6266200B1 (en) 1989-10-30 2001-07-24 Hitachi, Ltd Magnetic disk storage apparatus
JPH0451717A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Hitachi Ltd 位相同期回路
CN109644001A (zh) * 2016-06-01 2019-04-16 赛灵思公司 具有采样相位检测器的锁相环

Also Published As

Publication number Publication date
JP2533518B2 (ja) 1996-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4774480A (en) Phase-locked loop having separate smoothing and loop filters
US6456170B1 (en) Comparator and voltage controlled oscillator circuit
US5252865A (en) Integrating phase detector
EP1146643B1 (en) Phase shifter for use in a quadrature clock generator
JPH11163696A (ja) 周波数比較器及びこれを用いたクロック再生回路
US6229362B1 (en) Charge pump for adaptively controlling current offset
JPS62260408A (ja) 分離障壁に結合される信号のタイミングが精密な絶縁増幅器
KR100253667B1 (ko) 선형화 및 지연 보상된 전 씨모오스 전압제어발진기
US6498537B1 (en) Phase comparison circuit having a controlled delay of an input signal
KR100322292B1 (ko) 차지/디스차지량을제어하는차지펌프
JP4485526B2 (ja) コモンモード制御を備えた差動チャージポンプ
JP3327271B2 (ja) Pll回路及びデータ読み出し回路
JPH08330950A (ja) クロック再生回路
JPS63217719A (ja) 位相同期回路
JPS62199119A (ja) 位相同期回路
JPH0832425A (ja) データ読み取りタイミング可変回路
US20050195301A1 (en) Charge pump circuit and PLL circuit using the same
JPH09223965A (ja) クロック発生回路
JPH09148922A (ja) 高速同期型水晶発振回路
US6674309B1 (en) Differential time sampling circuit
JP3357792B2 (ja) 電圧電流変換回路およびこれを含むpll回路
JPS62262516A (ja) 位相同期回路
US6950482B2 (en) Phase detector circuit for a phase control loop
JPH0363249B2 (ja)
JP4141587B2 (ja) コンパレータ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees