JPS63212199A - 船舶推進機の排気構造 - Google Patents
船舶推進機の排気構造Info
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- JPS63212199A JPS63212199A JP10990687A JP10990687A JPS63212199A JP S63212199 A JPS63212199 A JP S63212199A JP 10990687 A JP10990687 A JP 10990687A JP 10990687 A JP10990687 A JP 10990687A JP S63212199 A JPS63212199 A JP S63212199A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、船内機、船内外機等の船舶推1ffi機の排
気構造に関する。
気構造に関する。
[従来の技術]
船体内にエンジンを備える水ジェツト推進装置等には、
エンジン本体の排気出口部に連通しエンジン本体に取付
けられる排気膨張室と、排気膨張室に連通し、排気を船
外に向けて放出する排気通路と、排気膨張室の周囲に設
けられるとともに。
エンジン本体の排気出口部に連通しエンジン本体に取付
けられる排気膨張室と、排気膨張室に連通し、排気を船
外に向けて放出する排気通路と、排気膨張室の周囲に設
けられるとともに。
排気通路に連通して該排気通路に冷却水を排水する木ジ
ャケットとを有してなる排気構造が採用されている。
ャケットとを有してなる排気構造が採用されている。
この排気構造によれば、排気膨張室を通過する排気を水
冷し、これにより、排気の冷却効果によって燃焼室に対
する背圧を小として燃焼室への排気の吸入効率を高め、
かつ、排気膨張室を形成する排気箱の過熱を抑制し、排
気箱の高温化にともなう材質劣化、表面塗装面の劣化、
排気箱に接続されるゴム製排気配管の劣化等を防止でき
る。
冷し、これにより、排気の冷却効果によって燃焼室に対
する背圧を小として燃焼室への排気の吸入効率を高め、
かつ、排気膨張室を形成する排気箱の過熱を抑制し、排
気箱の高温化にともなう材質劣化、表面塗装面の劣化、
排気箱に接続されるゴム製排気配管の劣化等を防止でき
る。
また、排気膨張室による排気消音効果を得ることもでき
る。
る。
ここで、L記排気構造にあっては、水ジャケットを排気
膨張室内に向けて開口するとともに、排気通路の排気管
導入部を排気膨張室の内部の最下レベル面部に聞1」シ
、これにより、水ジャケットから排出される冷却水を、
格別な排水通路を設けることなく、抽気通路を水冷しな
がら流下させ、ひいては船外に排出させるものとしてい
る。
膨張室内に向けて開口するとともに、排気通路の排気管
導入部を排気膨張室の内部の最下レベル面部に聞1」シ
、これにより、水ジャケットから排出される冷却水を、
格別な排水通路を設けることなく、抽気通路を水冷しな
がら流下させ、ひいては船外に排出させるものとしてい
る。
[発明が解決しよとする問題点]
しかしながら、上記従来の排気構造にあっては、水ジャ
ケットから排出される冷却水が排気膨張室の最下レベル
面部にたまり、そのたまり水が排気圧力波、もしくは船
体の姿勢変化等によりエンジン本体の燃焼室内に浸入す
るおそれがある。
ケットから排出される冷却水が排気膨張室の最下レベル
面部にたまり、そのたまり水が排気圧力波、もしくは船
体の姿勢変化等によりエンジン本体の燃焼室内に浸入す
るおそれがある。
この侵入水は、燃焼室内面、ピストン等にさびを生じさ
せる等により、エンジンの作動不良を招く原因となる。
せる等により、エンジンの作動不良を招く原因となる。
本発明は、排気膨張室を形成する排気箱を水冷し、上記
水冷に供した冷却水を排気通路を介して排水する状IE
下で、該冷却水の燃焼室内への浸入を防I卜することを
目的とする。
水冷に供した冷却水を排気通路を介して排水する状IE
下で、該冷却水の燃焼室内への浸入を防I卜することを
目的とする。
さらには、排気箱をコンパクトにエンジン本体に設置可
能とすることを目的とする。
能とすることを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、エンジン本体の排気出口部に連通しエンジン
本体に取付けられる排気膨張室と、排気膨張室に連通し
、排気を船外に向けて放出する排気通路と、排気膨張室
の周囲に設けられるとともに、排気通路に連通して該排
気通路に冷却水を排水する水ジャケットとを有してなる
船舶推進機の排気構造において、水ジャケットを排気通
路における排気導入部より排気下流側部位に連通ずると
ともに、排気通路の排気導入部を上記木ジャケットの連
通部位より上方に配置してなるようにしたものである。
本体に取付けられる排気膨張室と、排気膨張室に連通し
、排気を船外に向けて放出する排気通路と、排気膨張室
の周囲に設けられるとともに、排気通路に連通して該排
気通路に冷却水を排水する水ジャケットとを有してなる
船舶推進機の排気構造において、水ジャケットを排気通
路における排気導入部より排気下流側部位に連通ずると
ともに、排気通路の排気導入部を上記木ジャケットの連
通部位より上方に配置してなるようにしたものである。
[作用]
本発明によれば、排気箱を水冷した冷却水は、排気膨張
室を経由することなく、排気通路における排気導入部よ
り排気下流側の中間部位に排水され、ひいては船外に排
出される。ここで、排気通路の排気膨張室に連なる排気
導入部は、水ジャケットに連なる部位より上方に設定さ
れているから、排気通路に排出された冷却水が排気圧力
波。
室を経由することなく、排気通路における排気導入部よ
り排気下流側の中間部位に排水され、ひいては船外に排
出される。ここで、排気通路の排気膨張室に連なる排気
導入部は、水ジャケットに連なる部位より上方に設定さ
れているから、排気通路に排出された冷却水が排気圧力
波。
もしくは船体の姿勢変化等により、排気膨張室、ひいて
はエンジン本体の燃焼室内に引き込まれたり、流れ込む
ことがない。
はエンジン本体の燃焼室内に引き込まれたり、流れ込む
ことがない。
すなわち、排気膨張室を形成する排気箱を水冷し、上記
水冷に供した冷却水を排気通路を介して排水する状fE
′、下で、該冷却水の燃焼室内への浸入を防l二するこ
とができる。
水冷に供した冷却水を排気通路を介して排水する状fE
′、下で、該冷却水の燃焼室内への浸入を防l二するこ
とができる。
なお、排気膨張室に連通ずる排気通路を、排気膨張室を
形成する排気箱の下面側から下方に延設することにより
、排気箱の前方部分を電装箱等の他部品設置スペースと
して有効利用できる。
形成する排気箱の下面側から下方に延設することにより
、排気箱の前方部分を電装箱等の他部品設置スペースと
して有効利用できる。
ところで、長手方向に長くかつ水密構造の船体を有する
小型水ジェツト推進船等においては、航行中転倒あるい
は回転することがある。この時。
小型水ジェツト推進船等においては、航行中転倒あるい
は回転することがある。この時。
上記本発明にあっては、冷却水が排気通路の排気導入部
から排気膨張室の下部に浸入して溜まってしまうおそれ
がある。このことは、−ヒ記浸入水滞溜部の腐食、ある
いは転倒回数が過大となる時には排気膨張室からエンジ
ン側に浸入する可能性を生ずる。
から排気膨張室の下部に浸入して溜まってしまうおそれ
がある。このことは、−ヒ記浸入水滞溜部の腐食、ある
いは転倒回数が過大となる時には排気膨張室からエンジ
ン側に浸入する可能性を生ずる。
そこで、本発明の実施において、排気膨張室の下部と水
ジャケットとを小孔で連通ずるものとすれば、上記排気
膨張室下部への滞溜水ぼ、排気膨張室内の排気ガスの圧
力あるいは水ジャケットを流れる水の、連通小孔での吸
出し作用、のいずれかにより排気膨張室の外へ流出する
こととなる。
ジャケットとを小孔で連通ずるものとすれば、上記排気
膨張室下部への滞溜水ぼ、排気膨張室内の排気ガスの圧
力あるいは水ジャケットを流れる水の、連通小孔での吸
出し作用、のいずれかにより排気膨張室の外へ流出する
こととなる。
この時、小孔の水ジャケット側開口を水ジャケットの下
流側に向けるものとすれば、上記連通小孔での水の吸出
し作用をより有効に利用できる。また、小孔の水ジャケ
ット側開口に逆止弁を配設するものとすれば、水ジャケ
ットを流れる水が排気膨張室内に逆流する可能性を確実
に防止できる。
流側に向けるものとすれば、上記連通小孔での水の吸出
し作用をより有効に利用できる。また、小孔の水ジャケ
ット側開口に逆止弁を配設するものとすれば、水ジャケ
ットを流れる水が排気膨張室内に逆流する可能性を確実
に防止できる。
また、本発明の実施において、排気膨張室の下部と排気
通路とを小孔で連通ずる場合にも、上記排気膨張室下部
への滞溜水は、排気膨張室内の排気ガスの圧力あるいは
排気通路を流れる排気ガスの、連通小孔での吸出し作用
、のいずれかにより排気膨張室の外へ流出させることが
できる。
通路とを小孔で連通ずる場合にも、上記排気膨張室下部
への滞溜水は、排気膨張室内の排気ガスの圧力あるいは
排気通路を流れる排気ガスの、連通小孔での吸出し作用
、のいずれかにより排気膨張室の外へ流出させることが
できる。
[実施例]
第1図は本発明が適用される水ジェツト推進装置を搭載
する水ジェツト推進船を示す断面図、第2図は第1図の
要部平面図、第3図は第1図のm−m線に沿う矢視図、
第4図は第3図の17−rV線に沿う一部破断の矢視図
、第5図は排気箱の一部を取出して示す断面図、第6図
は第5図の端面図である。
する水ジェツト推進船を示す断面図、第2図は第1図の
要部平面図、第3図は第1図のm−m線に沿う矢視図、
第4図は第3図の17−rV線に沿う一部破断の矢視図
、第5図は排気箱の一部を取出して示す断面図、第6図
は第5図の端面図である。
水ジェツト推進船10は、第1図、第2図に示すように
、船体11の内部に2気筒を有するエンジン12を配置
し、船体11の外部の後方下部に水噴射ユニー)13を
配置し、エンジン12と水噴1)tユニッ)13のイン
ペラ14とを伝動軸15によって連結している。すなわ
ち、エンジン12と水噴射ユニット13とで船舶推進機
である水ジェツト推進装置を形成する。16は座席、1
7はハンドル装置である。
、船体11の内部に2気筒を有するエンジン12を配置
し、船体11の外部の後方下部に水噴射ユニー)13を
配置し、エンジン12と水噴1)tユニッ)13のイン
ペラ14とを伝動軸15によって連結している。すなわ
ち、エンジン12と水噴射ユニット13とで船舶推進機
である水ジェツト推進装置を形成する。16は座席、1
7はハンドル装置である。
エンジン12は、第3図に示すように、防振ゴム18を
介して、船体11のベッド19に据付けられる。エンジ
ン12は、クーランクケース2o、シリンダブロック2
1、シリンダヘッド22によってエンジン本体を構成し
、クランク軸23の一端にフライホイールマグネト装2
124を備え、他端に継手25を介して伝動軸15のエ
ンジン側端部を結合している。エンジン12には、気化
器26を備える吸気系配管が接続されるとともに、後述
する排気系配管が接続される。
介して、船体11のベッド19に据付けられる。エンジ
ン12は、クーランクケース2o、シリンダブロック2
1、シリンダヘッド22によってエンジン本体を構成し
、クランク軸23の一端にフライホイールマグネト装2
124を備え、他端に継手25を介して伝動軸15のエ
ンジン側端部を結合している。エンジン12には、気化
器26を備える吸気系配管が接続されるとともに、後述
する排気系配管が接続される。
水噴射ユニット13は、船体11の船底後側外面部に設
けられる凹部11Aに装着され、伝動軸15に固定され
て推力を発生する前記インペラ14、インペラ14の周
囲に設けられるケーシング27、ケーシング27に後続
する操舵ノズル28からなっている。ケーシング27の
内部におけるインペラ14の下流側には固定翼29が設
けられている。30は船底板、31はスクリーン板であ
る。
けられる凹部11Aに装着され、伝動軸15に固定され
て推力を発生する前記インペラ14、インペラ14の周
囲に設けられるケーシング27、ケーシング27に後続
する操舵ノズル28からなっている。ケーシング27の
内部におけるインペラ14の下流側には固定翼29が設
けられている。30は船底板、31はスクリーン板であ
る。
水噴射ユニー/ ト13はケーシング27の固定翼29
に臨む部分に冷却水導入管32の一端を開口している(
第2図)、冷却水導入管32は水噴射ユニツ)13が生
成する噴流の一部を冷却水として取込み、この冷却水を
エンジン12の水ジャケット33に導くことを可能とし
ている(第4図)。
に臨む部分に冷却水導入管32の一端を開口している(
第2図)、冷却水導入管32は水噴射ユニツ)13が生
成する噴流の一部を冷却水として取込み、この冷却水を
エンジン12の水ジャケット33に導くことを可能とし
ている(第4図)。
以下、エンジン12の排気構造について説明する。
エンジン12には、第4図に示すように、排気カバー3
4.排気箱35が接続されている。排気カバー34は相
互に一体化される第1カバ一部36、第2カバ一部37
および第3カバ一部38からなっている。また、排気箱
35は、相互に一体形成されている本体部39および筒
状の排気管部40.ならびに本体部39に一体化される
内箱部41および外箱部42からなっている。上記本体
部39、内箱部41、外箱部42は一体結合された状態
でエンジン12に固定される。排気箱35はクランク軸
の前後方向に長い形状であり、エンジン12の上方に配
置される。なお、排気箱35は、本体部39と排気管部
40の間に補強リブ39Aを設けている。
4.排気箱35が接続されている。排気カバー34は相
互に一体化される第1カバ一部36、第2カバ一部37
および第3カバ一部38からなっている。また、排気箱
35は、相互に一体形成されている本体部39および筒
状の排気管部40.ならびに本体部39に一体化される
内箱部41および外箱部42からなっている。上記本体
部39、内箱部41、外箱部42は一体結合された状態
でエンジン12に固定される。排気箱35はクランク軸
の前後方向に長い形状であり、エンジン12の上方に配
置される。なお、排気箱35は、本体部39と排気管部
40の間に補強リブ39Aを設けている。
すなわち、第1図〜第4図に示すように、エンジン12
の燃焼室に開口する排気出口部43(第3図)には、排
気カバー34と排気箱35の排気管部40が形成する排
気の連通路44A、44Bを介して、順次、排気箱35
の本体部39および内箱部41が形成する排気膨張室4
5、排気箱35の内箱部41および外箱部42が形成す
る排気通路46A、46B、ゴム製排気ホース47、排
気膨張室48.ゴム製排気ホース49のそれぞれが接続
されている。排気膨張室48は前後方向に長いため十分
な容積が確保可能であるとともに、横方向には小さく形
成され、エンジン全体としての大きさをコンパクトにす
ることに寄与している。排気ホース49は排気膨張室4
8よりまっすぐ下方に伸び、その後後方に向い、船体1
1の排気箱35より下方の後側内側壁を貫通して前記四
部11Aに開口している。なお、排気管部40が形成す
る排気の連通路44Bは、排気膨張室45の内部に一定
の長さだけ突出して開口している。この排気構造によれ
ば、−上記排気の連通路44A、44Bの長さを適度に
設定することにょリエンジン12の燃焼室に適度なタイ
ミングで排気圧力波を与え、吸気充填効率を向とし、ま
た、排気膨張室45.48による排気消音効果を得るこ
とができる。
の燃焼室に開口する排気出口部43(第3図)には、排
気カバー34と排気箱35の排気管部40が形成する排
気の連通路44A、44Bを介して、順次、排気箱35
の本体部39および内箱部41が形成する排気膨張室4
5、排気箱35の内箱部41および外箱部42が形成す
る排気通路46A、46B、ゴム製排気ホース47、排
気膨張室48.ゴム製排気ホース49のそれぞれが接続
されている。排気膨張室48は前後方向に長いため十分
な容積が確保可能であるとともに、横方向には小さく形
成され、エンジン全体としての大きさをコンパクトにす
ることに寄与している。排気ホース49は排気膨張室4
8よりまっすぐ下方に伸び、その後後方に向い、船体1
1の排気箱35より下方の後側内側壁を貫通して前記四
部11Aに開口している。なお、排気管部40が形成す
る排気の連通路44Bは、排気膨張室45の内部に一定
の長さだけ突出して開口している。この排気構造によれ
ば、−上記排気の連通路44A、44Bの長さを適度に
設定することにょリエンジン12の燃焼室に適度なタイ
ミングで排気圧力波を与え、吸気充填効率を向とし、ま
た、排気膨張室45.48による排気消音効果を得るこ
とができる。
また、排気カバー34の各カバ一部36〜38は水ジャ
ケラ)50を形成し、排気箱35の本体部39は水ジャ
ケット51を形成し、排気箱35の排気管部40は水シ
ャケ−、ト52を形成し、排気箱35の内箱v&41と
外箱部42は水ジャケット53を形成している。各水ジ
ャケラ)50〜53は相互に連通し、エンジン12の水
ジャケット33を通過した冷却水は水ジャケラ)50〜
52を経て、木ジャケット53から排水される。
ケラ)50を形成し、排気箱35の本体部39は水ジャ
ケット51を形成し、排気箱35の排気管部40は水シ
ャケ−、ト52を形成し、排気箱35の内箱v&41と
外箱部42は水ジャケット53を形成している。各水ジ
ャケラ)50〜53は相互に連通し、エンジン12の水
ジャケット33を通過した冷却水は水ジャケラ)50〜
52を経て、木ジャケット53から排水される。
水ジャケット53は、排気膨張室45に開口している排
気通路46Aの排気導入部54より排気下流側、すなわ
ち前記排気通路46A、46Bの中間部に連通して、冷
却水をその連通部位55から排気中に放出可能としてい
る。すなわち、上記排気通路46Aの排気導入部54は
、上記水ジャケット53の連通部位55より鉛直上方に
配置される。
気通路46Aの排気導入部54より排気下流側、すなわ
ち前記排気通路46A、46Bの中間部に連通して、冷
却水をその連通部位55から排気中に放出可能としてい
る。すなわち、上記排気通路46Aの排気導入部54は
、上記水ジャケット53の連通部位55より鉛直上方に
配置される。
なお、排′Al膨張室45に連通ずる排気通路46Bは
、排気箱35の外箱部42の下面側から下方に延設され
、この延設部分に排気ホース47を接続されている。こ
れにより、船体11の内部の排気箱35に対する前方部
分には1点火コイルが内蔵される電装箱56を設置する
ためのスペースが確保される。57は点火プラグである
。
、排気箱35の外箱部42の下面側から下方に延設され
、この延設部分に排気ホース47を接続されている。こ
れにより、船体11の内部の排気箱35に対する前方部
分には1点火コイルが内蔵される電装箱56を設置する
ためのスペースが確保される。57は点火プラグである
。
なお、船体11は、エンジン12の上方部に、エンジン
ルームカバー58を着脱自在に備えている。− 次に上記実施例の作用について説明する。
ルームカバー58を着脱自在に備えている。− 次に上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、排気箱35を水冷した冷却水は、
排気膨張室45を経由することなく、排気通路46Aに
おける排気導入部54より排気下流側の中間部位に排水
され、ひいては船外に排出される。ここで、排気通路4
6Aの排気膨張室45に連なる排気溝、入部54は、水
ジャケット53に連なる部位より上方に設定されている
から、排気通1146Bに排出された冷却水が排気圧力
波、もしくは船体11の姿勢変化等により、排気膨張室
45、ひいてはエンジン12の燃焼室内に引き込まれた
り、流れ込むことがない。
排気膨張室45を経由することなく、排気通路46Aに
おける排気導入部54より排気下流側の中間部位に排水
され、ひいては船外に排出される。ここで、排気通路4
6Aの排気膨張室45に連なる排気溝、入部54は、水
ジャケット53に連なる部位より上方に設定されている
から、排気通1146Bに排出された冷却水が排気圧力
波、もしくは船体11の姿勢変化等により、排気膨張室
45、ひいてはエンジン12の燃焼室内に引き込まれた
り、流れ込むことがない。
すなわち、排気膨張室45を形成する排気箱35を水冷
し、上記水冷に供した冷却水を排気通路468以下の排
気配管を介して排水する状態下で、該冷却水の燃焼室内
への浸入を防止することができる。
し、上記水冷に供した冷却水を排気通路468以下の排
気配管を介して排水する状態下で、該冷却水の燃焼室内
への浸入を防止することができる。
なお、排気膨張室45に連通ずる排気通路46Bを、排
気膨張室45を形成する排気箱35の下面側から下方に
延設することにより、排気箱35の前方部分を電装箱5
6の設置スペースとして有効利用できる。排気通路はエ
ンジン本体の側方には突出せず、排気箱よりまっすぐ下
方に伸びるので、エンジン本体の幅は小さくなる。この
ことは水ジャケット推進船の横断面積を小さくすること
となり、船体抵抗を軽減することが可能となることを意
味する。また、排気膨張室は十分な容積が与えられるの
で騒音低減に効果的である。
気膨張室45を形成する排気箱35の下面側から下方に
延設することにより、排気箱35の前方部分を電装箱5
6の設置スペースとして有効利用できる。排気通路はエ
ンジン本体の側方には突出せず、排気箱よりまっすぐ下
方に伸びるので、エンジン本体の幅は小さくなる。この
ことは水ジャケット推進船の横断面積を小さくすること
となり、船体抵抗を軽減することが可能となることを意
味する。また、排気膨張室は十分な容積が与えられるの
で騒音低減に効果的である。
ところで、長手方向に長くかつ水密構造の船体を有する
水ジェツト推進船10においては、航行中転倒あるいは
回転することがある。この時、上記実施例にあっては、
冷却水が排気通路46Aの排気導入部54から排気膨張
室45の下部に浸入して溜まってしまうおそれがある。
水ジェツト推進船10においては、航行中転倒あるいは
回転することがある。この時、上記実施例にあっては、
冷却水が排気通路46Aの排気導入部54から排気膨張
室45の下部に浸入して溜まってしまうおそれがある。
このことは、−上記浸入水掃溜部の腐食、あるいは転倒
回数が過大となる時には排気管44Bよりエンジン側へ
浸入する可能性を生ずる。
回数が過大となる時には排気管44Bよりエンジン側へ
浸入する可能性を生ずる。
そこで1本発明の実施において、第7図、第9図に示す
ように、排気膨張室45の下部と水ジャケット53とを
小孔101.102で連通するものとすれば、上記排気
膨張室45の下部への滞溜水は、排気膨張室45の内部
の排気ガスの圧力あるいは水ジャケット53を流れる水
の、i!1通小孔101,102での吸出し作用、のい
ずれかにより排気膨張室45の外へ流出することとなる
。この時、第9図に示すように、小孔102の水ジャケ
ット側開口を水ジャケット53の下流側に向けるものと
すれば、上記連通小孔102での水の吸出し作用をより
有効に利用できる。また、第7図に示すように、小孔1
01の水ジャケット側開口に逆止弁103を配設するも
のとすれば、水ジャケット53を流れる水が排気膨張室
45の内部に逆流する可能性を確実に防止できる。
ように、排気膨張室45の下部と水ジャケット53とを
小孔101.102で連通するものとすれば、上記排気
膨張室45の下部への滞溜水は、排気膨張室45の内部
の排気ガスの圧力あるいは水ジャケット53を流れる水
の、i!1通小孔101,102での吸出し作用、のい
ずれかにより排気膨張室45の外へ流出することとなる
。この時、第9図に示すように、小孔102の水ジャケ
ット側開口を水ジャケット53の下流側に向けるものと
すれば、上記連通小孔102での水の吸出し作用をより
有効に利用できる。また、第7図に示すように、小孔1
01の水ジャケット側開口に逆止弁103を配設するも
のとすれば、水ジャケット53を流れる水が排気膨張室
45の内部に逆流する可能性を確実に防止できる。
また、本発明の実施において、第8図に示すように、排
気膨張室45の下部と排気通路46Aとを小孔104で
連通する場合にも、上記排気膨張室下部への滞溜水は、
排気膨張室45の内部の排気ガスの圧力あるいは排気通
路46Aを流れる排気ガスの、i!fi通小孔104で
の吸出し作用、のいずれかにより排気膨張室45の外へ
流出させることができる。
気膨張室45の下部と排気通路46Aとを小孔104で
連通する場合にも、上記排気膨張室下部への滞溜水は、
排気膨張室45の内部の排気ガスの圧力あるいは排気通
路46Aを流れる排気ガスの、i!fi通小孔104で
の吸出し作用、のいずれかにより排気膨張室45の外へ
流出させることができる。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、排気箱を水冷した冷却
水は、排気膨張室を経由することなく、排気通路におけ
る排気導入部より排気下流側の中間部位に排水され、ひ
いては船外に排出される。
水は、排気膨張室を経由することなく、排気通路におけ
る排気導入部より排気下流側の中間部位に排水され、ひ
いては船外に排出される。
ここで、排気通路の排気膨張室に連なる排気導入部は、
水ジャケットに連なる部位より上方に設定されているか
ら、排気通路に排出された冷却水が排気圧力波、もしく
は船体の姿勢変化等により、排気膨張室、ひいてはエン
ジン本体の燃焼室内に引き込まれたり、流れ込むことが
ない。
水ジャケットに連なる部位より上方に設定されているか
ら、排気通路に排出された冷却水が排気圧力波、もしく
は船体の姿勢変化等により、排気膨張室、ひいてはエン
ジン本体の燃焼室内に引き込まれたり、流れ込むことが
ない。
すなわち、排気膨張室を形成する排気箱を水冷し、L記
水冷に供した冷却水を排気通路を介して排水する状態下
で、該冷却水の燃焼室内への浸入を防+hすることがで
きる。
水冷に供した冷却水を排気通路を介して排水する状態下
で、該冷却水の燃焼室内への浸入を防+hすることがで
きる。
第1図は本発明が適用される水ジェツト推進装置を搭載
する水ジェツト推進船を示す断面図、第2図は第1図の
要部平面図、第3図は第1図の■−■線に沿う矢視図、
第4図は第3図のIT−1’V線に沿う一部破断の矢視
図、第5図は排気箱の一部を取出して示す断面図、第6
図は第5図の端面図、第7図は本発明の変形例を示す要
部断面図。 第8図は本発明の他の変形例を示す要部断面図、第9図
は本発明の他の変形例を示す要部断面図である。 10・・・水ジェツト推進船、 12・・・エンジン、35・・・排気箱、43・・・排
気出口部、45・・・排気膨張室、46A、46B・・
・第2排気通路、 51〜53・・・水ジャケット、54・・・排気導入部
、55・・・連通部位、56・・・電装箱、101.1
02.104・・・小孔、 103・・・逆止弁。 代理人 弁理士 塩 川 修 治 第2 図 第 3rXJ −■ 第 5図 第6図 !J7WJ 第 8 口
する水ジェツト推進船を示す断面図、第2図は第1図の
要部平面図、第3図は第1図の■−■線に沿う矢視図、
第4図は第3図のIT−1’V線に沿う一部破断の矢視
図、第5図は排気箱の一部を取出して示す断面図、第6
図は第5図の端面図、第7図は本発明の変形例を示す要
部断面図。 第8図は本発明の他の変形例を示す要部断面図、第9図
は本発明の他の変形例を示す要部断面図である。 10・・・水ジェツト推進船、 12・・・エンジン、35・・・排気箱、43・・・排
気出口部、45・・・排気膨張室、46A、46B・・
・第2排気通路、 51〜53・・・水ジャケット、54・・・排気導入部
、55・・・連通部位、56・・・電装箱、101.1
02.104・・・小孔、 103・・・逆止弁。 代理人 弁理士 塩 川 修 治 第2 図 第 3rXJ −■ 第 5図 第6図 !J7WJ 第 8 口
Claims (6)
- (1)エンジン本体の排気出口部に連通しエンジン本体
に取付けられる排気膨張室と、排気膨張室に連通し、排
気を船外に向けて放出する排気通路と、排気膨張室の周
囲に設けられるとともに、排気通路に連通して該排気通
路に冷却水を排水する水ジャケットとを有してなる船舶
推進機の排気構造において、水ジャケットを排気通路に
おける排気導入部より排気下流側部位に連通するととも
に、排気通路の排気導入部を上記水ジャケットの連通部
位より上方に配置してなることを特徴とする船舶推進機
の排気構造。 - (2)複数気筒を有するエンジン本体の略上方に排気箱
を配置し、クランク軸の前後方向の一方側エンジン本体
端面に排気出口部を配置するとともに、該一方側におい
て排気出口部と排気箱を連通し、排気箱の他方側エンジ
ン本体端面の上部に、排気膨張室に連通する排気通路の
排気導入部を配置するとともに、該排気通路が、排気膨
張室を形成する排気箱の下面側から下方に延設されてな
る特許請求の範囲第1項に記載の船舶推進機の排気構造
。 - (3)排気膨張室の下部と水ジャケットとを小孔で連通
した特許請求の範囲第1項に記載の船舶推進機の排気構
造。 - (4)小孔の水ジャケット側開口を水ジャケットの下流
側に向けた特許請求の範囲第3項に記載の船舶推進機の
排気構造。 - (5)小孔の水ジャケット側開口に逆止弁を配設した特
許請求の範囲第3項に記載の船舶推進機の排気構造。 - (6)排気膨張室の下部と排気通路とを小孔で連通した
特許請求の範囲第1項に記載の船舶推進機の排気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/096,593 US4811560A (en) | 1986-09-16 | 1987-09-11 | Exhaust system for marine propulsion |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21570086 | 1986-09-16 | ||
JP61-215700 | 1986-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63212199A true JPS63212199A (ja) | 1988-09-05 |
JPH0698956B2 JPH0698956B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=16676711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10990687A Expired - Fee Related JPH0698956B2 (ja) | 1986-09-16 | 1987-05-07 | 船舶推進機の排気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0698956B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02146216A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-05 | Suzuki Motor Co Ltd | エンジンの排気装置 |
US5234364A (en) * | 1990-04-12 | 1993-08-10 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust system for small planing boat |
WO2001021943A1 (fr) * | 1999-09-24 | 2001-03-29 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Structure de passage pour les gaz d'echappement d'un moteur hors-bord |
JP2015217796A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 三菱重工業株式会社 | ウォータージェット推進アシスト型プロペラ推進船 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776220U (ja) * | 1980-10-29 | 1982-05-11 | ||
JPS5822411U (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-12 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 舶用内燃機関の冷却形排気管装置 |
-
1987
- 1987-05-07 JP JP10990687A patent/JPH0698956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776220U (ja) * | 1980-10-29 | 1982-05-11 | ||
JPS5822411U (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-12 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 舶用内燃機関の冷却形排気管装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02146216A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-05 | Suzuki Motor Co Ltd | エンジンの排気装置 |
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WO2001021943A1 (fr) * | 1999-09-24 | 2001-03-29 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Structure de passage pour les gaz d'echappement d'un moteur hors-bord |
US6851257B1 (en) | 1999-09-24 | 2005-02-08 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Exhaust gas passage structure of outboard engine |
JP2015217796A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | 三菱重工業株式会社 | ウォータージェット推進アシスト型プロペラ推進船 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0698956B2 (ja) | 1994-12-07 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |