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JPS63207726A - 車両のトラクシヨンコントロ−ル装置 - Google Patents

車両のトラクシヨンコントロ−ル装置

Info

Publication number
JPS63207726A
JPS63207726A JP3924087A JP3924087A JPS63207726A JP S63207726 A JPS63207726 A JP S63207726A JP 3924087 A JP3924087 A JP 3924087A JP 3924087 A JP3924087 A JP 3924087A JP S63207726 A JPS63207726 A JP S63207726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
value
vehicle speed
output
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3924087A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Akiyama
秋山 毅夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3924087A priority Critical patent/JPS63207726A/ja
Publication of JPS63207726A publication Critical patent/JPS63207726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数車輪を差動制限下にエンジン駆動される
車両の加速中におけるホイールスピンを防止するトラク
ションコントロール装置に関するものである。
(従来の技術) この種トラクションコントロール装置としては従来、エ
ンジン駆動されている駆動輪の車輪速(周速)やその加
速度等の回転情報を設定値と比較してホイールスピンの
有無を判別し、ホイールスピンの発生時エンジンの動力
を減じてホイールスピンを防止するようにしたものがあ
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記型式のトラクションコントロール装置は1
輪のホイールスピンにも応答してトラクションコントロ
ールを実行し、エンジン動力を減する。このため、大き
くエンジン動力を減じなければならないようなホイール
スピン発生時は、エンジン動力が小さくされて最早、上
記性の駆動輪を駆動し得なくなり、1輪のホイールスピ
ンのみで発進不能の事態を惹起する。
この問題解決のためには、1輪のホイールスピン程度で
はトラクションコントロールを実行しないようにし、こ
の間に未だ低減されていないエンジン動力で上記他の駆
動輪を駆動し得るようになすのが良い。
しかしこの場合酸る車輪のホイールスピンを許容するこ
とになり、高車速で当該ホイールスピンが後輪において
生ずる時尻振現象を発生させ、当該ホイールスピンが前
輪において生ずる時操縦不安定を発生させ、いずれにし
ても危険である。
この観点から、高車速域では1輪のホイールスピンも許
容しないようなトラクションコントロー/しであるのが
好ましい。
他方、好適なトラクションコントロール感度は上述した
ように車速のみによって決まらず、路面摩擦係数によっ
ても異なる。つまり、同じ車速のもとでも低摩擦路では
ホイールスピンを許容しないようにしないと走行安定性
が頗る悪くなって危険である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、車輪の駆動トルクが高車速域で小さく、低車
速域で大きくなり、又高摩擦路で大きく、低摩擦路で小
さくなる事実に鑑み、車輪駆動トルクから車速及び路面
摩擦係数の双方を検知し得るとの観点から、車輪駆動ト
ルクに応じトラクションコントロール感度を左右する前
記設定値を変更可能としたもので、 駆動車輪の駆動トルクを検出する駆動トルクセンサと、 このセンサにより検出した車輪駆動トルクの増設定値を
大きくする設定値変更手段と を具備した構成に特徴づけられる。
(作 用) かかる構成においては、エンジン駆動されている車輪の
回転情報を基に設定値との比較からホイールスピンを判
別し、エンジン動力を減じてホイールスピンを防止する
に際し、上記の設定値を以下の如くに変更する。
つまり、駆動トルクセンサは車輪の駆動トルクを検出し
、この車輪駆動トルクの増大特設定値変更手段は設定値
を大きくする。
かくて、車輪駆動トルクの減少時、つまり高車速域にお
いて、又同じ車速でも摩擦係数が小さい路面において、
設定値は小さくされる。この小さな設定値は、1輪でも
ホイールスピンするとこれを防止すべくエンジン動力を
減するが如き高感度なトラクションコントロールを実行
させることとなり、1輪のホイールスピンも許容しない
。従って、高車速域や低摩擦路でホイールスピンにとも
なう操縦安定性の悪化を回避することができる。
他方、車輪駆動トルクの増大時、つまり低車速域におい
て、又同じ車速でも摩擦係数が大きい路面において、設
定値は大きくされる。この大きな設定値は、1輪のホイ
ールスピン程度ではエンジン動力を未だ減じないような
低感度のトラクションコントロールを実行させることと
なり、成る車輪のホイールスピンを許容する。従って、
この間にホイールスピンしていない車輪を、未だ低減さ
れていないエンジン動力により差動制限機能を介し駆動
することで発進が可能であり、発進性能の向上を図り得
ると共に、1輪のホイールスピン程度では操縦不安定に
ならない高摩擦路において、エンジン動力の不要な低減
により走行性能が悪化するのを防止し得る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図はパートタイム4輪駆動車に適用した本発明トラ
クションコントロール装置の一実施例で、図中IL、 
IRは左右前輪、2L、 2Rは左右後輪、4はこれら
全舎利に共通な動力を提供する車載エンジン、5は変速
機、7は2輪−4輪駆動切換用のトランスファ装置、8
は前輪用ディファレンシャルギヤ、9は後輪用ディファ
レンシャルギヤを夫々示す。エンジン4からの動力は変
速機5を介しトランスファ装置7(以後、全て4輪駆動
状態として説明する)に人力され、その後これにより分
配されてディファレンシャルギヤ8,9に人力され、デ
ィファレンシャルギヤ8が人力されてきた動力を左右前
輪IL、 IRに、又ディファレンシャルギヤ9が人力
されてきた動力を左右後輪2L、2Rに夫々分配するこ
とで、車両は4輪駆動走行する。
エンジン4は、図中便宜上エンジン4から分けて示した
スロットルバルブ42により動力を加減されるが、該動
力の低下(この例ではスロットルバルブ420開度低下
)により後述の如くトラクションコントロールを行うよ
うにするため、スロットルバルブ42を従来のようにア
クセルペダル43に機械的に連動させず、以下の構成に
より電子制御するようになす。
即ち、スロットルバルブシャフト42aに減速機44を
介してモータ45を駆動結合し、該モータはその正転量
に比例してスロットル開度を第3図の如くに増大させ、
逆転時スロットル開度を同じ傾向で減少させるものとす
る。
モータ45の両端子は連動リレー46およびリレー47
を介して電源+1ご接続し、リレー47がソレノイド4
7aの減勢により開いている間モータ45は停止し、リ
レー47がソレノイド47aの附勢により閉じている間
リレー46の接点が実線位置であればモータ45は正転
、リレー46の接点が点線位置であればモータ45は逆
転するものとする。なお、リレー46の接点はソレノイ
ド46aの減勢時実線位置、ソレノイド46aの附勢時
点線位置になるものとする。
リレーソレノイド46a、 47aは夫々一端を電源子
Eに接続し、他端をトランジスタ48.49のコレクタ
ーエミッタ通路を経てアースする。トランジスタ48ノ
ベースはトランジスタ50のコレクターエミッタ通路を
経て電源+Bに接続すると共に、比較器51の出力に接
続する。トランジスタ49のベースバ一方でトランジス
タ52のコレクターエミッタ通路を経て電p+f3に接
続すると共にトランジスタ53のコレクターエミッタ通
路を経てアースし、他方で貼NOゲート54の出力に接
続する。NANDゲート54の2人力にそれぞれ比較器
51.55の出力を接続し、これら比較器に以下の如く
スロットルバルブ42の開度(スロットル開度)に関す
る信号、およびアクセルペダル43の踏込量に関する信
号を夫々人力する。
スロットルバルブシャフト42aにその回転位置を検出
するロークリエンコーダ56を設け、これからの信号を
基にスロットル開度検出回路57でシャツ)42aの回
転位置くスロットル開度)に比例して高くなる電圧T1
1を発生させる。この電圧は抵抗R1,R2により分圧
すると共に、これら抵抗間に設けたダイオードD1によ
りその前後d、e点に発生する電圧にダイオードD1の
電圧降下分相当の差を生ぜしめ、両電圧間に第4図中ハ
ツチングを付して示す不感帯を設定する。又、アクセル
ペダル43に連動し、その踏込量に比例して高くなる電
圧ACCを発するアクセル開度センサ58を設け、電圧
屁Cは抵抗R,,R,により分圧する。これら抵抗間に
おけるf点の電圧を比較器51.55の一方の入力に印
加し、比較器51.55の他方の入力に夫々前記d点、
e点の電圧を印加する。
なお、トランジスタ50.52.53はトラクションコ
ントロールに当たりスロットル開度(エンジン動力)を
アクセルペダル踏込量に関係なく現在値に保ったり、強
制的に低下させるためのもので、そのための該トランジ
スタ50.52.53の適宜導通を夫々のベースに接続
したORゲート15及びへNDゲート16により制御す
る。トランジスタ53のベースにはORゲート15の出
力を、又、トランジスタ50.52のベースにはAND
ゲート16の出力を接続し、これらゲートの人力は後で
詳述することとし、先ず上記スロットル開度制御系の動
作を説明する。
後述するようにホイールスピンが発生していない間、ゲ
ート15.16の出力はLレベルであり、トランジスタ
50.52.53が全てOFFとなってトランジスタ4
8.49のON、 OFFは比較器51及びNへNOゲ
ート54の出力により制御され、この間以下の如くに通
常のスロットル開度制御が実行されて、スロットルバル
ブ42の開度をアクセルペダル43の踏込量に対応した
ものとなす。即ち、今電圧ACCが第4図に示す如くに
変化するよう運転者がアクセルペダル43を操作したと
すると、これに応じてf点の電圧は同図に示す如(に変
化する。かかるアクセル操作中スロットル開度に応じた
d点の電圧が第4図中瞬時t。−t1間の如くf点の電
圧より低い間(スロットル開度がアクセルペダル踏込量
相当値未満の間)は、比較器51の出力がLレベルで、
比較器55の出力がHレベルになるため、トランジスタ
48は非導通、トランジスタ49は導通となる。この時
リレー47が閉じ、リレー46の接点が実線位置である
ため、モータ45は正転し、スロットル開度を電圧Tl
+の変化具合から明らかなようにアクセルペダル踏込量
相当値に向は増大させる。
これにより、d点の電圧がf点の電圧に一致する第4図
中間時1.から、f点の電圧がe点の電圧に低下する第
4図中間時t2迄の間、つまりスロットル開度がアクセ
ルペダル踏込量相当値におちついている間は、比較器5
1が出力をHレベルに転すると共に比較器55が出力を
Hレベルのままに保つため、NへNOゲート54は出力
をLレベルに転じてトランジスタ49の非導通によりリ
レー47を開く。この時、モータ45は停止し、スロッ
トル開度を電圧THの変化具合から明らかなように現在
値に保持する。
アクセルペダル43の踏込量減少により、f点の電圧が
e点の電圧以下となる第4図中間時t2〜t3の間つま
りスロットル開度がアクセルペダル踏込量相当値以上の
間は、比較器51が出力をHレベルのままに保つも、比
較器55が出力をLレベルに転するため、NANOゲー
ト54はトランジスタ49の導通によりリレー47を閉
じ、比較器51はリレー46の接点を点線位置となす。
この時モータ45は逆転し、スロットル開度を電圧TH
の変化具合から明らかなようにアクセルペダル踏込量相
当値に向は低下させる。
これによりe点の電圧がf点の電圧に一致する第4図中
瞬時[3から、f点の電圧がd点の電圧に納まっている
瞬時t4迄の間、つまりスロットル開度がアクセルペダ
ル踏込量相当値におちついている間は、瞬時t1〜t2
間につき前述したと同様にしてモータ45は停止され、
スロットル開度を現在値に保つ。
以上の作用によりスロットル開度はアクセルペダル踏込
量相当値に持ち来され、エンジンを通常通りアクセルペ
ダル43により出力制御することができる。
ところで第4図中間時t、以後アクセルペグル43の踏
込みにより電圧ACC及びf点の電圧が同図に示す如く
上昇するような加速を行なって、ホイールスピンが発生
し、後述の如く瞬時t4〜t3間においてゲート15の
出力がHレベル、ゲー)16の出力がLレベルとなり、
瞬時t5以後ゲート15の出力がLレベル、ゲート16
の出力がHレベルとなるトラクションコントロール実行
中スロットル開度制御は以下の如くに行なわれる。
即ち、瞬時t4〜t、においては、ORアゲ−15の出
力がHレベルであることによってトランジスタ53を導
通し、トランジスタ49を非導通にしてリレー47をO
FFする。従って、f点の電圧が第4図に示すようにd
点の電圧を越えてもモータ45は停止状態を保たれ、ス
ロットル開度を電圧Tllの変化具合から明らかなよう
に現在値に保つ。これがため、エンジン動力は要求通り
、アクセルペダル43の踏込みにもかかわらず、現在値
に保たれる。その後瞬時り、以後においては、口Rゲー
ト15の出力がLレベル、ANDゲート16の出力がH
レベルであることにより、トランジスタ53は非導通に
され、トランジスタ50.52は導通される。トランジ
スタ52のON1トランジス々53の叶Fによりトラン
ジスタ49はNANDゲート54.7−出力に関係なく
ONされ、リレー47を閉じる。トランジスタ50のO
Nによりトランジスタ48は比較器ら1の出力に関係な
くONされ、リレー46を点線状態にする。かくて、モ
ータ45は逆転され、スロットル開度を第4図中の電圧
T11の変化具合から明らかなように、アクセルペダル
の踏込みにもかかわらず減じて、エンジン動力を低下さ
せ、ホイールスピンを防止することができる。
次に、ORゲート15及びANDゲート16の入力を説
明するに、ORゲート15の1人力にはANDゲート1
7の出力を接続し、ORゲート15の他人力には比較器
18の出力を接続する。ANDゲート17はへNOゲー
ト16のLレベル出力と比較器19のHレベル出力との
論理積をとり、ANDゲー目6は比較器18のLレベル
出力と比較器20のHレベル出力との論理積をとるもの
とする。
右前輪IR及び左前輪ILの回転数を検出する車輪回転
センサ21a、21bと、右後輪2R及び左後輪2Lの
回転数を検出する車輪回転センサ21C,21dとを設
け、これらからの車輪回転数に対応した周波数のパルス
信号を夫々車輪速演算回路22a−22dに入力する。
これら回路は夫々、入力されてくるパルス信号の周波数
及び対応車輪の回転半径より対応車輪の周速(車輪速)
VWI−V−4を演算する。
これら車輪速をセレクトロースイッチ10に入力し、こ
のセレクトロースイッチ10は車輪速VWI〜vw4の
うち最も低い値を車輪速最低値vwとして選択し、これ
を車速に最も近い車輪速であるから車速を表わす値とし
て擬似車速発生回路25、車輪加速度演算回路23及び
減算器24に入力する。
回路23は車輪速最低値Vwよりその車輪加速度Vwを
演算し、結果を比較器18.19に入力する。
比較器18は車輪減速度Vwが減速度基準値(設定値)
−bを上まわる時Hレベルを出力し、比較器19は車輪
加速度Q、が加速度基準値(設定値)+aを上まわる時
Hレベルを出力するものとする。
擬似車速発生回路25は、車輪速最低値Vwがホイール
スピンを示すようなもとで車速を模した車輪速でなくな
ることから、ホイールスピン後予想される車速を擬似車
速V1 として後述の如くに造り出し、これをセレクト
ロースイッチ12に供給する。セレクトロースイッチ1
2は、後述する所から明らかなように車輪速最低値V、
及び擬似車速vlのうち低い方が車速に近いことから、
この低い方を車速相当値Vtwとして選択し、比較器2
0に人力する。
減算器24は車輪速最低値九から許容スピン量Δ九を減
算し、その結果vw−ΔVwを比較器20に人力する。
比較器20は減算器24の演算値ν1−ΔV、及び車速
相当値V1wを比較し、九−Δ九≧V、いつまりVw≧
V1w+ΔVw(Vt−+ΔVwが設定値)の時出力を
Hレベルにするものとする。
本発明においては、設定値−b 、 + a 、 V1
w+ΔVwを変更可能とするため、比較器11の出力に
応動する切換スイッチ13を設定値変更手段として設け
るこの切換スイッチは3組のスイッチ13a−13Cを
組合せた連動スイッチとし、これらスイッチは比較器1
1がHレベルを出力する時、実線図示の切換状態となり
、比較2g11が出力をLレベルにする時、点線図示の
切換状態になるものとする。
ところで比較器11には、全車輪の駆動トルク、即ちト
ランスファ装置7への入力トルクFを検出する駆動トル
クセンサ61の出力を供給する。比較器11はセンサ6
1により検出した車輪駆動トルクFを設定駆動トイレフ
λと比較し、F≧λの時Hレベル信号を出力し、Fくλ
の時出力をLレベルに転するものとする。
なお、車輪駆動トルクFは前述した如く車速及び路面摩
擦係数の判別に資することができ、低車速域、高摩擦路
で車輪駆動トルクFは大きく、高車速域、低摩擦路で車
輪駆動トルクFは小さくなる。比較器11は車輪駆動ト
ルクFが基準値λ(例えば150kg  −m>以上の
時低車速域、高摩擦路として出力をHレベルにし、スイ
ッチ13a〜13cを実線位置にする。又車輪駆動トル
クFが基準値λ未満の時比較器11は高車速域、低摩擦
路として出力をLレベルにし、スイッチ13a〜13c
を点線位置にする。
なお第5図にも示すように、F≧λの低車速域、高摩擦
路でスイッチ13aは減速度基準値−bを高車速域、低
摩擦路での−b′より−γだけ大きくし、スイッチ13
bは加速度基準値+aを高車速域、低摩擦路での+a′
より+βだけ大きくし、スイッチ13Cは許容スリップ
量Δvwを高車速域、低摩擦路でのΔVw/よりαだけ
大きくするものとする。
ちなみに本例では、−b ’ =−0,5g、 −b 
’−r =−1,0g、 十a ’ =+1.0g、 
+a ’+β=+3.0g。
ΔVw ’ =Vi xQ、I X 7 km/h、 
 ΔVw ’ + α=Vi Xo、2+15km/h
とする。
第2図は擬似車速発生回路25の具体例を示し、この回
路はサンプルホールド回路26と、車輪加速度演算回路
27と、比較器28と、微分回路29と、単安定マルチ
バイブレーク30と、定数設定器31と、積分回路32
と、加算回路33と、ORアゲ−34,35と、反転器
36.37とを図示の如くに結線して構成する。
サンフルホールド回路26はセレクトロースイッチ10
により選択した車輪速最低値Vwを人力され、スイッチ
ングトランジスタ26aがショットパルスによりONさ
れた時の車輪速vw (0)をサンプルホ−ルドし、こ
れを加算回路33に人力する。車輪加速度演算回路27
は車輪速最低値−より車輪加速度Vwを演算し、比較器
28はこれを前記加速度基準値+aと比較してV、 >
+aの時Hレベル信号を出力する。該信号の立上がりに
同期して微分回路29はショットパルスを発し、単安定
マルチバイブレーク30は設定時間だけHレベル信号を
出力する。
積分回路32はスイッチングトランジスタ32aがHレ
ベル信号の入力によりONされる時クリアされ、それ以
外で定数設定器31からの一定値−mを積分し、その積
分値n+1dtを加算回路33に入力する。加算回路3
3は車輪速サンプリング値Vw (0)  に積分値m
1dtを加算して擬似車速V、を求める。
かかる構成において、車輪速最低値V、が第6図(車速
Vc も参考までに示した)の如くである場合、擬似車
速Vi は以下の如くに求められる。
即ち、この場合回路27が演算して求めた車輪加速度G
wは同図に示す如くである。この車輪加速度V。
が基準値+a以上となる瞬時t、〜t2間及びし。〜t
1間おいて比較器28は出力をHレベルにする。該出力
の立上がりに同期して単安定マルチバイブレーク30は
第6図に示すように設定時間ΔTだけ1(レベル信号を
出力し、この設定時間Δτ中に比較器28の出力が立上
がる瞬時t、より再び61時間だけ単安定マルチバイブ
レータ30はHレベル信号を出力し、この61時間後の
瞬時t5で単安定マルチバイブレーク30は出力をLレ
ベルに転する。かかる単安定マルチバイブレーク30の
出力は反転器36.37により第6図の如くに反転され
、ORゲート34.35に人力される。
車輪加速度Vwが基準値+aを越えて比較器28の出力
が立上がる瞬時1..13に、微分回路29は第6図に
示すようにショットパルスを出力し、これをORゲート
34.35に人力する。ORゲート34.35は他人力
に前記の反転出力を供給されているため、上記のショッ
トパルスによってスイッチングトランジスタ26a、 
32aを一時的にONシ、瞬時j+、j*でサンプル・
ホールド回路26に、この時の車輪速最低値−をVw 
(0)  として抽出保持させると共に、積分回路32
をリセットして積分を再開させる。Vw(0)は第6図
に示すように瞬時1.、13の車輪速サンプリング値で
あり、積分回路の積分値m、/’dtは瞬時1.、13
からの時間勾配をmとした予想車速の擬似車速v1 と
して第6図の如くに定めることができる。なお、時間勾
配mは定数設定器31により任意に設定することができ
る。そして、61時間中に比較器28の次の出力の立上
がりがなければ、第6図中間時t5以後にける如く反転
器36.37の出力がHレベルを保つためVw (0)
n−、m f dt=Qにより擬似車速v1 は車輪速
最低値vwと同じになる。
ここで、各車輪速Vwl〜VW4が第7図の上部に示す
如く変化する場合につき(但し、Vw2・VW4で、V
cは参考までに示した車速)、特に述べると、第1図中
セレクトロースイッチ10は車輪速最低値Vwを車速V
cに最も近いものとして同図中央部に示す如く選択し、
これを基に擬似車速発生回路25は第2図及び第6図に
つき上述した如くに擬似車速viを発生する(但し擬似
車速V+を発生しない間は上述の如<vi・vwとなる
)。第1図中セレクトロースイッチ12は擬似車速v1
及び車輪速最低値vwの低い方を、車速vcに相当する
車速相当値V1wとして第7図の下部に示す如く選択し
、これを比較器20に供給する。
上記実施例の作用を、車輪速最低値vw及び車輪加速度
vwが第8図の如(である場合につき次に説明する。擬
似車速発生回路25は車輪加速度vwが加速度基準値+
aを越える瞬時t11 ”!+1 ”−1+ t1G毎
に61時間だけ擬似車速vIを造り出し、セレクトロー
スイッチ12はこの擬似車速Vi及び車輪速最低値vw
の低い方を車速相当値V、Wとして比較器20に供給す
る。比較器20は前述した如く、車輪速最低値Vwが第
8図に示すV1w″ΔvW以上となる瞬時t4〜t3間
、t8〜t9間、tll〜t13間で出力を同図に示す
如くHレベルにする。
一方、比較器18は車輪減速度O0が減速度基準値−す
を越える瞬時t5〜t6間、t12以後において出力を
Hレベルにし、比較器19は車輪加速度voが加速度基
準値+aを越える瞬時t1〜t2間、t3〜t4′間、
t、〜t、’間、tlo−tll′間で出力をHレベル
となす。又、比較器18−20の出力に応じORゲート
15及びANDゲート16の出力は夫々第8図に示す如
くにレベル変化する。
最初に車輪加速度vwが基準値+aを越える第8図中間
時1.迄は、ORゲート15及びへNDゲート16の出
力が共にLレベルであるため、トランジスタ50゜52
、53は全てOFFのままである。従って、スロットル
開度は前記したようにしてトランジスタ48.49のO
N、 OFFを介しアクセルペダル43に連動するよう
通常通りに制御され、エンジン動力は第8図の如くにア
クセル操作に追従するよう増大する。
ところで、瞬時t、において九≧+aになると、ORゲ
ート15の出力がHレベルに転じるため、スロットル開
度(エンジン動力)は前述したようにこの時の値に保持
され、この間にホイールスピンが確かなものかどうかを
確君忍する。
しかし、瞬時t2においてvw〈+aに戻ると、ホイー
ルスピンは確かなものでないことから、次に0w≧+a
となる瞬時t3迄はORゲート15の出力をLレベルに
戻シ、スロットル開度(エンジン動力)をアクセルペダ
ル踏込量に対応するよう増大させる。vw≧+aとなる
瞬時t3以後は再び前記と同様ORゲート15のHレベ
ル出力によりスロットル開度(エンジン動力)を保持し
てホイールスピンが確かなものかどうかを確S忍する。
そして、瞬時t、にふいてvw≧V1w+Δvwになる
と、ホイールスピンが確かなものであるから、この状態
が収まる瞬時L5迄、ORゲート15の出力をLレベル
に、又ANDゲート16の出力をHレベルにする。これ
によりスロットル開度(エンジン動力)は前記したよう
にしてアクセルペダルの踏込みにもかかわらず減少され
、ホイールスピンを防止することができる。
これによる車輪速最低値vwの低下で車輪減速度九が基
準値−bを上まわる瞬時L5でホイールスピンがなくな
ったと見做せ、ORゲート15の出力がHレベルに転じ
ると共にANDゲート16の出力がLレベルに転するこ
とから、スロットル開度(エンジン動力)は現在値に保
持される。その後車輪減速度VWが基準値−b以下にな
る瞬時t6以後、ORゲート15の出力がLレベルに転
じるため、へNOゲート16のLレベル出力保持と相俟
ってスロットル開度(エンジン動力)は増大される。
車輪加速度vwが基準値+aを上まわる瞬時t、以後も
上記のサイクルが繰返され、エンジン動力は結局第8図
にT、で示すトラクション限界との゛関連において最大
となるよう保たれ、車両をホイールスピンなしに、かと
云ってエンジン動力を必要以上制限することなしに走行
させることができる。
ところで上記のトラクションコントロールに当たり、ホ
イールスピンの判断基準である設定値+a。
b、Vt、+Δ九を前記したように切換スイッチ13で
、Fくλとなる第8図中間時t8以後の高車速走行中、
又は低摩擦路走行中点線で示す通常値より小さくするこ
とから、結局高車速又は低摩擦路ではトラクションコン
トロール感度が鋭くなり、ホイールスピンをいささかも
許容せず、ホイールスピンにともなう操縦安定性の悪化
を回避することができる。これがため、相対的に瞬時t
8以前の低車速域、又は高摩擦路ではトラクションコン
トロール感度が鈍くなり、これによりトラクションコン
トロール(エンジン4の出力の低減)を遅らせることが
でき、この間にホイールスピンしていない車輪のエンジ
ン駆動により発進を可能として発進性能を高めることが
できると共に、ホイールスピンにともなう操縦不安定を
生じにくい高摩擦路で不要なエンジン動力の低減により
走行性能が悪化するのを防止し得る。
なお上述の例では、駆動トルクFが基準値2以上か未満
かに応じて2種の設定値を切換える構成としたが、第9
図に示す構成にすれば各設定値を車輪駆動トルクFに応
じて連続変化させることができ、よりきめ細かな設定値
変更制御が可能である。つまり第9図の例では、設定値
変更手段62を加速度基準値演算回路63、減速度基準
値演算回路64及び許容スピン量演算回路65により構
成し、これら回路にトルク変化割合演算回路66の出力
を供給するようになす。回路66はセンサ61により検
出した車輪駆動トルクFの変化割合iを演算してその絶
対値IF+を回路63〜65に入力する。
回路63は+1.0g+ l F l x2により加速
度基準値+aを演算し、これを車輪駆動トルクの増大時
大きくするものとし、回路64は−0,5g−l F 
lにより減速度基準値〜bを演算し、これを車輪駆動ト
ルクの増大時大きくするものとし、回路65はVi(0
,1スピン量ΔVwを演算し、これを車輪駆動トルクの
増大時大きくするものとする。
(発明の効果) カ<シて本発明トラクションコントロール装置は上述の
如く、ホイールスピンの判別に当り駆動輪回転情報の比
較対象たる設定値を、車輪駆動トルクに応じトルク増大
時大きくする構成としたから、以下の如く車速及び路面
摩擦係数の双方に応じた好適なトラクションコントロー
ルを行うことができる。
つまり駆動トルクの減少時、換言すれば低車速域におい
て、又同じ車速でも低摩擦路において、設定値が小さく
され、この小さな設定値は、1輪でもホイールスピンす
るとこれを防止すべくエンジン動力を減するが如き高感
度なトラクションコントロールを実行させ、1輪のホイ
ールスピンも許容しない。従って、高車速域や低摩擦路
でホイールスピンにともなう操縦安定性の悪化を回避す
ることができる。
他方、車輪駆動トルクの増大時、つまり低車速域におい
て、又同じ車速でも高摩擦路において、設定値が大きく
され、この大きな設定値は、1輪のホイールスピン程度
ではエンジン動力を未だ減じないような低感度のトラク
ションコントロールを実行させ、成る車輪のホイールス
ピンを許容する。従って、この間にホイールスピンして
いない車輪を、未だ低減していないエンジン動力により
差動制限機能を介し駆動することで発進が可能であり、
発進性能を向上させ得ると共に、1輪のホイールスピン
程度では接縦不安定にならない高摩擦路において、エン
ジン動力の不要な低減により走行性能が悪化するのを防
止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明トラクションコントロール装置の一実施
例を示す全体システム図、 第2図は同装置における擬似車速発生回路の電子回路図
、 第3図は同装置におけるモータの正転量に対するスロッ
トル開度の変化特性図、 第4図は同装置におけるスロットル開度制御系の各都電
圧変化を示すタイムチャート、第5図は第1図の装置に
おける設定値変化特性図、第6図は第2図に示す擬似車
速発生回路の動作タイムチャート、 第7図及び第8図は夫々第1図に示す装置の動作タイム
チャート、 第9図は本発明の他の例を示す要部システム図、である
。 IL、 IR,2L、 2R・・・駆動輪 4・・・エ
ンジン5・・・変速機      7・・・トランスフ
ァ装置8、 9・・・ディファレンシャルギヤ10、1
2・・・セレクトロースイッチ11・・・比較器 13・・・設定値変更手段(切換スイッチ)15・・・
ORゲート      16.17・・・ANDゲート
18〜20・・・比較器 21a〜21d・・・車輪回転センサ 22a〜22d・・・車輪速演算回路 23・・・車輪加速度演算回路 24・・・減算器      25・・・擬似車速発生
回路42・・・スロットルバルブ 43・・・アクセル
ペダル44・・・減速機      45・・・モータ
46、47 ・・・リレー 48〜50.52.53・・・トランジスタ51.55
・・・比較器    54・・・NへNOゲート56・
・・ロークリエンコーダ 57・・・スロットル開度検出回路 58・・・アクセル開度センサ 61・・・駆動トルクセンサ 62・・・設定値変更手
段63・・・加速度基準値演算回路 64・・・減速度基準値演算回路 65・・・許容スピン蛍演算回路 66・・・トルク変化割合演算回路 間   弁理士   杉   村   興   作第3
図 モータI款量 第4図 第6図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数車輪を差動制限下にエンジン駆動する加速中、
    これら駆動輪の回転情報を設定値と比較してホイールス
    ピンを判別し、ホイールスピンの発生時前記エンジンの
    動力を減じてホイールスピンを防止するようにした車両
    のトラクションコントロール装置において、 前記複数車輪の駆動トルクを検出する駆動トルクセンサ
    と、 このセンサにより検出した車輪駆動トルクの増大時、前
    記設定値を大きくする設定値変更手段とを具備してなる
    ことを特徴とする車両のトラクションコントロール装置
JP3924087A 1987-02-24 1987-02-24 車両のトラクシヨンコントロ−ル装置 Pending JPS63207726A (ja)

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