JPS63200631A - 光ヘテロダイン検波光通信方法 - Google Patents
光ヘテロダイン検波光通信方法Info
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- JPS63200631A JPS63200631A JP62032408A JP3240887A JPS63200631A JP S63200631 A JPS63200631 A JP S63200631A JP 62032408 A JP62032408 A JP 62032408A JP 3240887 A JP3240887 A JP 3240887A JP S63200631 A JPS63200631 A JP S63200631A
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- signal
- optical
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光通信方法、特に受信した信号光を光ヘテロ
ダイン検波して復調信号を取り出す光ヘテロダイン検波
光通信方法に関する。
ダイン検波して復調信号を取り出す光ヘテロダイン検波
光通信方法に関する。
従来、光信号の受信側で光ヘテロダイン検波を用いる光
通信方法は、光直接検波を用いる光通信方法に比べて、
光受信感度を10〜100倍以上に高めることができる
という大きな特長があるため、長距離光通信幹線システ
ム等に有効な通信方法として期待されている。
通信方法は、光直接検波を用いる光通信方法に比べて、
光受信感度を10〜100倍以上に高めることができる
という大きな特長があるため、長距離光通信幹線システ
ム等に有効な通信方法として期待されている。
この光ヘテロダイン検波を用いる光通信方法において、
例えば周波数情報を用いる周波数偏移変調(FSX)、
すなわち光送信側での情報信号がマーク、スペースの2
値の場合、マークがマーク信号に、スペースがスペース
信号に周波数偏移変調された信号光を、受信側で光ヘテ
ロダイン検波して復調信号を取り出すFSX光ヘテロダ
イン検波光通信方法の場合、送信側の送信光源として半
導体レーザを用いれば直接周波数変調が可能になる。こ
の場合送信側では、外部変調器を用いる必要がないので
、その挿入損失を回避することができ、長距離伝送シス
テムを構成することができる。
例えば周波数情報を用いる周波数偏移変調(FSX)、
すなわち光送信側での情報信号がマーク、スペースの2
値の場合、マークがマーク信号に、スペースがスペース
信号に周波数偏移変調された信号光を、受信側で光ヘテ
ロダイン検波して復調信号を取り出すFSX光ヘテロダ
イン検波光通信方法の場合、送信側の送信光源として半
導体レーザを用いれば直接周波数変調が可能になる。こ
の場合送信側では、外部変調器を用いる必要がないので
、その挿入損失を回避することができ、長距離伝送シス
テムを構成することができる。
上述した従来の光ヘテロダイン検波光通信方法において
、送信側の送信光源として半導体レーザを用いる場合に
は、そのスペクトル拡がりのためマーク・スペース信号
間の符号量干渉がおこり、伝送特性が劣化するという問
題がある。通常、このスペクトル拡がりの影響を回避す
るために送信側でFSK変調時の周波数偏移を大きくと
るということが行われている。例えば、昭和59年度電
子通信学会総合全国大会2612の江村らによる文献”
DFB−LDを用いたFSK光ヘテロダイン単一フィル
タ検波方式の特性”に記載されている方法の場合、受信
側における中間周波信号の高周波成分はかなり高い周波
数を持つようになる。通常、光受信回路の雑音特性は周
波数が高くなるほど劣化する。従って送信側で周波数偏
移量を大きく取った場合、受信側では、光受信回路の高
周波域での雑音のため光受信感度の劣化が生じる。また
そのため、高速化に問題がある。
、送信側の送信光源として半導体レーザを用いる場合に
は、そのスペクトル拡がりのためマーク・スペース信号
間の符号量干渉がおこり、伝送特性が劣化するという問
題がある。通常、このスペクトル拡がりの影響を回避す
るために送信側でFSK変調時の周波数偏移を大きくと
るということが行われている。例えば、昭和59年度電
子通信学会総合全国大会2612の江村らによる文献”
DFB−LDを用いたFSK光ヘテロダイン単一フィル
タ検波方式の特性”に記載されている方法の場合、受信
側における中間周波信号の高周波成分はかなり高い周波
数を持つようになる。通常、光受信回路の雑音特性は周
波数が高くなるほど劣化する。従って送信側で周波数偏
移量を大きく取った場合、受信側では、光受信回路の高
周波域での雑音のため光受信感度の劣化が生じる。また
そのため、高速化に問題がある。
本発明の目的は、このような欠点を除去し、FSX光ヘ
テロダイン検波光通信方式において、送信側の送信光源
に半導体レーザを用いてFSX変調時の周波数偏移量を
大きくとった場合でも、受信側において低い中間周波数
を用いて信号を受信でき、高い光受信感度や高速化が容
易な光ヘテロダイン検波光通信方法を提供することにあ
る。
テロダイン検波光通信方式において、送信側の送信光源
に半導体レーザを用いてFSX変調時の周波数偏移量を
大きくとった場合でも、受信側において低い中間周波数
を用いて信号を受信でき、高い光受信感度や高速化が容
易な光ヘテロダイン検波光通信方法を提供することにあ
る。
本発明は、光送信側で情報信号により周波数偏移変調さ
れた信号光を送信し、光受信側で受信した信号光より復
調信号を得る光ヘテロダイン検波光通信方法において、 局部発振光の発振周波数を前記信号光の周波数帯域内に
設定し、前記信号光および前記局部発振光の偏光状態を
調整し、これら偏光状態を調整した信号光と局部発振光
とを合波し、この合波により得られる合波光を直交する
2つの直線偏光成分に分け、この2つの直線偏光成分を
それぞれ光ヘテロダイン検波して互いに90°の位相差
を持つ2つの中間周波信号を形成し、これら2つの中間
周波信号を結合し、結合された前記中間周波信号を前記
信号光と前記局部発振光の周波数配置に基づいて2つの
信号に分け、これら2つの信号をそれぞれ復調し、この
復調された2つの信号を合成することにより復調信号を
得ることを特徴としている。
れた信号光を送信し、光受信側で受信した信号光より復
調信号を得る光ヘテロダイン検波光通信方法において、 局部発振光の発振周波数を前記信号光の周波数帯域内に
設定し、前記信号光および前記局部発振光の偏光状態を
調整し、これら偏光状態を調整した信号光と局部発振光
とを合波し、この合波により得られる合波光を直交する
2つの直線偏光成分に分け、この2つの直線偏光成分を
それぞれ光ヘテロダイン検波して互いに90°の位相差
を持つ2つの中間周波信号を形成し、これら2つの中間
周波信号を結合し、結合された前記中間周波信号を前記
信号光と前記局部発振光の周波数配置に基づいて2つの
信号に分け、これら2つの信号をそれぞれ復調し、この
復調された2つの信号を合成することにより復調信号を
得ることを特徴としている。
本発明による光ヘテロダイン検波方法は、受信した信号
光より復調信号を得る過程の中で、信号光と局部発振光
との偏光状態を調整し、この偏光状態の調整された信号
光と局部発振光とを合波し、この合波された合波光を直
交する2つの直線偏光成分に分け、これら2つの直線偏
光成分をそれぞれ光ヘテロダイン検波し、この光ヘテロ
ダイン検波により得られる互いに90°の位相差を持つ
2つの中間周波信号を結合し、結合された中間周波信号
を、信号光と局部発振光の周波数配置に基づいて2つの
信号に分けているが、これらの方法を実現するための手
段として、例えば、イメージリジェクション・ミクサを
用いている。
光より復調信号を得る過程の中で、信号光と局部発振光
との偏光状態を調整し、この偏光状態の調整された信号
光と局部発振光とを合波し、この合波された合波光を直
交する2つの直線偏光成分に分け、これら2つの直線偏
光成分をそれぞれ光ヘテロダイン検波し、この光ヘテロ
ダイン検波により得られる互いに90°の位相差を持つ
2つの中間周波信号を結合し、結合された中間周波信号
を、信号光と局部発振光の周波数配置に基づいて2つの
信号に分けているが、これらの方法を実現するための手
段として、例えば、イメージリジェクション・ミクサを
用いている。
イメージリジェクション・ミクサについては、1986
年のエレクトロニクス・レターズ(Electroni
cs Letters)、22巻、15号825〜82
6ページのダーシー(T、E、DARCIF) とグラ
ンス(B、GLANCE)による文献“オプチカル・ヘ
テロダイン・イメージリジェクション・ミクサ(OPT
ICAL HETERODYNE IM八へE−REJ
ECTION MIXER) ”に詳しく説明されて
いる。
年のエレクトロニクス・レターズ(Electroni
cs Letters)、22巻、15号825〜82
6ページのダーシー(T、E、DARCIF) とグラ
ンス(B、GLANCE)による文献“オプチカル・ヘ
テロダイン・イメージリジェクション・ミクサ(OPT
ICAL HETERODYNE IM八へE−REJ
ECTION MIXER) ”に詳しく説明されて
いる。
第2図はそのイメージリジェクション・ミクサの構成を
示した図である。イメージリジェクション・ミクサでは
、まず信号光31局部発振光6のうちの一方が直線偏光
に他方が円偏光になるように、第1.第2の偏光制御器
4,7で偏光状態を調整する。この偏光状態が調整され
た光を、光合波器8で合波する。この合波光を、偏光ビ
ームスプリンタ9で直交する2つの直線偏光成分に分け
る。
示した図である。イメージリジェクション・ミクサでは
、まず信号光31局部発振光6のうちの一方が直線偏光
に他方が円偏光になるように、第1.第2の偏光制御器
4,7で偏光状態を調整する。この偏光状態が調整され
た光を、光合波器8で合波する。この合波光を、偏光ビ
ームスプリンタ9で直交する2つの直線偏光成分に分け
る。
このとき両方の偏光成分の光強度は、等しくなるように
調整しておく。ここで得られた2つの直交成分をそれぞ
れ第1.第2の光受信器10.11で光ヘテロダイン検
波すると、そこで得られる第1゜第2の中間周波信号2
L22は、互いに90°の位相差を持つようになる。
調整しておく。ここで得られた2つの直交成分をそれぞ
れ第1.第2の光受信器10.11で光ヘテロダイン検
波すると、そこで得られる第1゜第2の中間周波信号2
L22は、互いに90°の位相差を持つようになる。
このときどちらの中間周波信号が90°進むかは、信号
光3と局部発振光6の周波数配置に依存する。
光3と局部発振光6の周波数配置に依存する。
例えば、信号光3の発振周波数が局部発振光6の発振周
波数より高いときに第1の中間周波信号21のほうが第
2の中間周波信号22より90°進むようになっている
場合、信号光3を局部発振光6より低周波側にもってく
ると、逆に第2の中間周波信号22のほうが第1の中間
周波信号21に比べ90°進むようになる。
波数より高いときに第1の中間周波信号21のほうが第
2の中間周波信号22より90°進むようになっている
場合、信号光3を局部発振光6より低周波側にもってく
ると、逆に第2の中間周波信号22のほうが第1の中間
周波信号21に比べ90°進むようになる。
さてここで、互いに位相が90°異なる大きさが等しい
2つの中間周波信号を、90°ハイブリツドの特性をも
つ3dBカツプラ12に入射した場合、3dBカツプラ
12から出力される出力信号は、2つある出力ポート2
3.24のうちの一方のみから出力される。このとき2
つの出力ポート23.24のうちどちらの端子から信号
が出力されるかは、2つの入力された中間周波信号の位
相関係に依存している。
2つの中間周波信号を、90°ハイブリツドの特性をも
つ3dBカツプラ12に入射した場合、3dBカツプラ
12から出力される出力信号は、2つある出力ポート2
3.24のうちの一方のみから出力される。このとき2
つの出力ポート23.24のうちどちらの端子から信号
が出力されるかは、2つの入力された中間周波信号の位
相関係に依存している。
以上によりイメージリジェクション・ミクサでは、信号
光3と局部発振光6の周波数配置により、復調系の3d
Bカツプラ12のどちらの出力端子から信号が出力され
るかが変化することがわかる。
光3と局部発振光6の周波数配置により、復調系の3d
Bカツプラ12のどちらの出力端子から信号が出力され
るかが変化することがわかる。
次に図面を参照して本発明の実施例について説明する。
第1図は、本発明の一実施例を実現するための光通信装
置を示すブロック図である。本実施例で使用しているイ
メージリジェクション・ミクサは、第2図に示したイメ
ージリジェクション・ミクサを使用している。第1図に
おいて、送信側では単一軸モードで発振する信号光源1
の出力は、信号源20からの信号で2値周波数変調され
る。周波数変調された信号光3は光ファイバ2を伝搬し
た後、受信側のイメージリジェクション・ミクサ19に
印加される。
置を示すブロック図である。本実施例で使用しているイ
メージリジェクション・ミクサは、第2図に示したイメ
ージリジェクション・ミクサを使用している。第1図に
おいて、送信側では単一軸モードで発振する信号光源1
の出力は、信号源20からの信号で2値周波数変調され
る。周波数変調された信号光3は光ファイバ2を伝搬し
た後、受信側のイメージリジェクション・ミクサ19に
印加される。
一方、受信側の局部発振光源5の発振周波数は、第3図
に示されているように、信号光の周波数帯域内であって
、マーク信号の発振周波数とスペース信号の発振周波数
の中間に設定されている。従って、マーク信号とスペー
ス信号は、局部発振光に対し対称に配置されている。ま
た、マーク信号とスペース信号の周波数偏移量は、IG
Hzであるものとする。
に示されているように、信号光の周波数帯域内であって
、マーク信号の発振周波数とスペース信号の発振周波数
の中間に設定されている。従って、マーク信号とスペー
ス信号は、局部発振光に対し対称に配置されている。ま
た、マーク信号とスペース信号の周波数偏移量は、IG
Hzであるものとする。
イメージリジェクション・ミクサ19内で、信号光3は
第1の偏光制御器4で偏光状態が制御され、局部発振光
源5からの出力である局部発振光6は、第2の偏光制御
器7で偏光状態が調整される。すなわち、信号光39局
部発振光6のうちの一方が直線偏光に他方が円偏光にな
るように第1.第2の偏光制御器4.7で偏光状態が調
整されている。
第1の偏光制御器4で偏光状態が制御され、局部発振光
源5からの出力である局部発振光6は、第2の偏光制御
器7で偏光状態が調整される。すなわち、信号光39局
部発振光6のうちの一方が直線偏光に他方が円偏光にな
るように第1.第2の偏光制御器4.7で偏光状態が調
整されている。
この偏光状態を調整された光が、光合波器8で合波され
る。この合波光が、偏光ビームスプリッタ9で直交する
2つの直線偏光成分に分けられる。
る。この合波光が、偏光ビームスプリッタ9で直交する
2つの直線偏光成分に分けられる。
このとき両方の偏光成分の光強度は等しくなるように調
整しておく。
整しておく。
以上のように、第1.第2の偏光制御器4,7によって
偏光状態を調整して、光合波器8と偏光ビームスプリン
タ9を合わせたものがオプティカル90°ハイブリツド
の動作をするようにした。
偏光状態を調整して、光合波器8と偏光ビームスプリン
タ9を合わせたものがオプティカル90°ハイブリツド
の動作をするようにした。
直交する2つの直線偏光成分は、第1.第2の光受信器
10.11で別々に受信される。2つの直交成分がそれ
ぞれ第1.第2の光受信器10.11で光ヘテロダイン
検波されると、そこで得られる第1゜第2の中間周波信
号21.22は互いに90°の位相差をもつようになる
。
10.11で別々に受信される。2つの直交成分がそれ
ぞれ第1.第2の光受信器10.11で光ヘテロダイン
検波されると、そこで得られる第1゜第2の中間周波信
号21.22は互いに90°の位相差をもつようになる
。
さてここで、互いに位相が90°異なる大きさが等しい
2つの中間周波信号21.22を、90°ハイブリツド
の特性を持つ3dBカツプラ12に入力する。
2つの中間周波信号21.22を、90°ハイブリツド
の特性を持つ3dBカツプラ12に入力する。
ここで送信信号がマーク信号の場合には、3dBカンプ
ラ12から出力される出力信号は、第1の出力ポート2
3から出力され第1の増幅回路13で増幅された後、第
1の検波回路15で復調される。これに対し、送信信号
がスペース信号の場合には、3dBカツプラ12から出
力される出力信号は、第2の出力ポート24から出力さ
れ第2の増幅回路14で増幅された後、第2の検波回路
16で復調される。
ラ12から出力される出力信号は、第1の出力ポート2
3から出力され第1の増幅回路13で増幅された後、第
1の検波回路15で復調される。これに対し、送信信号
がスペース信号の場合には、3dBカツプラ12から出
力される出力信号は、第2の出力ポート24から出力さ
れ第2の増幅回路14で増幅された後、第2の検波回路
16で復調される。
第1.第2の復調信号25.26を差動増幅器17で差
動合成して最終的な復調信号1Bが得られる。
動合成して最終的な復調信号1Bが得られる。
本実施例に用いられる光通信装置において、信号光源1
および局部発振光源5としては波長1.55μmの分布
帰還形半導体レーザを用いた。送信信号のビットレイト
は100Mb/s、2値周波数変調時の周波数偏移量は
IGH2とした。光合波器8には2×2光フアイバカツ
プラを用いた。
および局部発振光源5としては波長1.55μmの分布
帰還形半導体レーザを用いた。送信信号のビットレイト
は100Mb/s、2値周波数変調時の周波数偏移量は
IGH2とした。光合波器8には2×2光フアイバカツ
プラを用いた。
受信側においては第1.第2の増幅回路13.14の帯
域は300MH2〜700MH2とし、マーク、スペー
ス両中間周波信号とも、それぞれの帯域の中心にくるよ
うに局部発振光源5の発振周波数を制御した。また第1
.第2の検波回路15.16には包絡線検波回路を用い
た。
域は300MH2〜700MH2とし、マーク、スペー
ス両中間周波信号とも、それぞれの帯域の中心にくるよ
うに局部発振光源5の発振周波数を制御した。また第1
.第2の検波回路15.16には包絡線検波回路を用い
た。
本実施例では信号光源1および局部発振光源5両方を合
わせたスペクトル拡がりは、その半値幅で約50MH2
と広かったが、送信側でI G Hzと大きな周波数偏
移を採用したので、スペクトル拡がりの影響は全くあら
れれなかった。また、IGH2と大きな周波数偏移量に
もかかわらず、受信側にイメージリジェクション・ミク
サを用いたために受信帯域を低周波に設定することがで
き、誤り率10−qで一56dBmと高い光受信感度が
得られた。この受信感度は通常のヘテロダイン検波系で
高周波領域を使用して受信した場合に比べ1dB以上高
い値であり、また直接検波系に対しては10dB以上の
改善となっている。
わせたスペクトル拡がりは、その半値幅で約50MH2
と広かったが、送信側でI G Hzと大きな周波数偏
移を採用したので、スペクトル拡がりの影響は全くあら
れれなかった。また、IGH2と大きな周波数偏移量に
もかかわらず、受信側にイメージリジェクション・ミク
サを用いたために受信帯域を低周波に設定することがで
き、誤り率10−qで一56dBmと高い光受信感度が
得られた。この受信感度は通常のヘテロダイン検波系で
高周波領域を使用して受信した場合に比べ1dB以上高
い値であり、また直接検波系に対しては10dB以上の
改善となっている。
次に、本発明の他の実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第4図は、本実施例に用いられる光通信装置のブロック
図である。本実施例で使用しているイメージリジェクシ
ョン・ミクサ19は、第2図に示しているイメージリジ
ェクション・ミクサを使用している。第4図において、
送信側の信号源20からの信号は4つの信号レベルをも
っており、信号光源1は100Mb/sの情報で4値周
波数変調されている。周波数変調された信号光3は、光
ファイバ2を伝搬した後、受信側のイメージリジェクシ
ョン・ミクサ19に印加される。
図である。本実施例で使用しているイメージリジェクシ
ョン・ミクサ19は、第2図に示しているイメージリジ
ェクション・ミクサを使用している。第4図において、
送信側の信号源20からの信号は4つの信号レベルをも
っており、信号光源1は100Mb/sの情報で4値周
波数変調されている。周波数変調された信号光3は、光
ファイバ2を伝搬した後、受信側のイメージリジェクシ
ョン・ミクサ19に印加される。
一方、受信側の局部発振光源5の発振周波数は、第5図
に示されているように信号光3の信号レベルl、2,3
.4に対して信号レベル2と信号レベル3との中間に配
置されている。信号レベル1と信号レベル2とは、局部
発振光に対して低周波側に配置され、信号レベル3と信
号レベル4とは、局部発振光に対して高周波側に配置さ
れている。
に示されているように信号光3の信号レベルl、2,3
.4に対して信号レベル2と信号レベル3との中間に配
置されている。信号レベル1と信号レベル2とは、局部
発振光に対して低周波側に配置され、信号レベル3と信
号レベル4とは、局部発振光に対して高周波側に配置さ
れている。
信号レベル1と信号レベル2の周波数偏移量は500M
H2)信号レベル2と信号レベル3の周波数偏移量はI
GH2)信号レベル3と信号レベル4の周波数偏移量は
500MH,である。そして、これら信号レベル1〜4
は、局部発振光に対して対称に配置されている。
H2)信号レベル2と信号レベル3の周波数偏移量はI
GH2)信号レベル3と信号レベル4の周波数偏移量は
500MH,である。そして、これら信号レベル1〜4
は、局部発振光に対して対称に配置されている。
イメージリジェクション・ミクサ19内で、信号光3は
第1の偏光制御器4で偏光状態が制御されたのち光合波
器8に入射される。この光合波器8には、局部発振光源
5からの出力である局部発振光6を第2の偏光制御器7
で偏光状態を調整した光も入射され、信号光3および局
部発振光6が合波される。この合波光は偏光ビームスプ
リンタ9で直交する2つの直線偏光成分に分けられ、第
1゜第2の光受信器10.11で別々に受信されヘテロ
ダイン検波される。ここでは上述したように第1゜第2
の偏光制御器4,7によって偏光状態を調整して、光合
波器8と偏光ビームスプリッタ9を合わせたものがオプ
ティカル90°ハイブリツドの動作をするようにしてい
る。第1.第2の光受信器10.11の出力は3dBカ
ツプラ12に入力される。
第1の偏光制御器4で偏光状態が制御されたのち光合波
器8に入射される。この光合波器8には、局部発振光源
5からの出力である局部発振光6を第2の偏光制御器7
で偏光状態を調整した光も入射され、信号光3および局
部発振光6が合波される。この合波光は偏光ビームスプ
リンタ9で直交する2つの直線偏光成分に分けられ、第
1゜第2の光受信器10.11で別々に受信されヘテロ
ダイン検波される。ここでは上述したように第1゜第2
の偏光制御器4,7によって偏光状態を調整して、光合
波器8と偏光ビームスプリッタ9を合わせたものがオプ
ティカル90°ハイブリツドの動作をするようにしてい
る。第1.第2の光受信器10.11の出力は3dBカ
ツプラ12に入力される。
3dBカツプラ12から出力される出力信号は、信号光
3に対し局部発振光6が第5図のように配置されている
ので、信号レベル■および信号レベル2は3dEカツプ
ラ12の第1の出力ポート23から出力され、その中間
周波中心周波数は、信号レベル1がICl3、信号レベ
ル2が500MH2となり、また、信号レベル3および
信号レベル4は3dBカツプラ12の第2の出力ポート
24から出力され、その中間周波中心周波数は、信号レ
ベル3が500MH2)信号レベル4がICl3となる
。これら信号レベル1〜4は、第1および第2の増幅回
路13および14で増幅された後、それぞれの帯域に対
応した第1.第2.第3.第4の復調系31,32゜3
3.34で個別に復調される。これらの復調系31,3
2゜33、34は、帯域フィルタ、増幅回路、検波回路
により構成されており、それぞれの復調系3] 、32
.33゜34からの出力は、デコーダ35に入力され最
終的な復調信号18が得られる。
3に対し局部発振光6が第5図のように配置されている
ので、信号レベル■および信号レベル2は3dEカツプ
ラ12の第1の出力ポート23から出力され、その中間
周波中心周波数は、信号レベル1がICl3、信号レベ
ル2が500MH2となり、また、信号レベル3および
信号レベル4は3dBカツプラ12の第2の出力ポート
24から出力され、その中間周波中心周波数は、信号レ
ベル3が500MH2)信号レベル4がICl3となる
。これら信号レベル1〜4は、第1および第2の増幅回
路13および14で増幅された後、それぞれの帯域に対
応した第1.第2.第3.第4の復調系31,32゜3
3.34で個別に復調される。これらの復調系31,3
2゜33、34は、帯域フィルタ、増幅回路、検波回路
により構成されており、それぞれの復調系3] 、32
.33゜34からの出力は、デコーダ35に入力され最
終的な復調信号18が得られる。
本実施例においては4値の周波数変調を行っているので
信号の占める帯域が第5図に示したように2 G Hz
以上に拡がっているが、イメージリジェクション・ミク
サを用いることにより、受信側で必要とされる帯域を1
.2GH’Zにおさえることができる。4値で信号を伝
送する場合、100Mb/sの情報を伝送するためには
、信号光源1は50Mb/sで変調すればよい。従って
受信帯域を狭くすることができ、受信感度を改善するこ
とができる。このため、−58dBmという非常に微弱
な光で100Mb/sの情報を復調することができた。
信号の占める帯域が第5図に示したように2 G Hz
以上に拡がっているが、イメージリジェクション・ミク
サを用いることにより、受信側で必要とされる帯域を1
.2GH’Zにおさえることができる。4値で信号を伝
送する場合、100Mb/sの情報を伝送するためには
、信号光源1は50Mb/sで変調すればよい。従って
受信帯域を狭くすることができ、受信感度を改善するこ
とができる。このため、−58dBmという非常に微弱
な光で100Mb/sの情報を復調することができた。
ここでは送信レベル一定のFSK変調を用いているので
、この受信感度の改善骨を伝送路に割りあてることが可
能であり、長距離伝送が実現できる。
、この受信感度の改善骨を伝送路に割りあてることが可
能であり、長距離伝送が実現できる。
本発明には以上の実施例の他にも様々な変形例が考えら
れる。たとえば第6図に示されるように局部発振光に対
し、信号光が非対称に配置されるように2つの光の周波
数を設定することも可能である。この場合、3dBカツ
プラの第1の出力ポートから出力される信号の周波数域
と第2の出力ボートから出力される信号の周波数域が異
なるので、イメージバンドのもれごみの影響を小さくお
さえることができる。
れる。たとえば第6図に示されるように局部発振光に対
し、信号光が非対称に配置されるように2つの光の周波
数を設定することも可能である。この場合、3dBカツ
プラの第1の出力ポートから出力される信号の周波数域
と第2の出力ボートから出力される信号の周波数域が異
なるので、イメージバンドのもれごみの影響を小さくお
さえることができる。
また多値FSK変調の場合、3dBカツプラの第1.第
2の出力ポートからの出力を復調するのに周波数弁別検
波器を用いることも可能である。
2の出力ポートからの出力を復調するのに周波数弁別検
波器を用いることも可能である。
以上説明したように、本発明によればFSK光ヘテロダ
イン検波光通信方式で、送信側の光源に半導体レーザを
用い、FSK変調時の周波数偏移量を大きくとった場合
でも受信側に必要とされる帯域を狭くおさえることがで
きる。この結果受信側で低雑音で高い光受信感度を実現
することができ、また高速化が容易になる効果がある。
イン検波光通信方式で、送信側の光源に半導体レーザを
用い、FSK変調時の周波数偏移量を大きくとった場合
でも受信側に必要とされる帯域を狭くおさえることがで
きる。この結果受信側で低雑音で高い光受信感度を実現
することができ、また高速化が容易になる効果がある。
第1図は、本発明の一実施例を実現するための光通信装
置を示すブロック図、 第2図は、イメージリジェクション・ミクサのブロック
図、 第3図は、信号光と局部発振光との周波数配置を示す図
、 第4図は、本発明の他の実施例を実現するための光通信
装置を示すブロック図、 第5図、第6図は信号光と局部発振光との周波数配置を
示す図である。 l・・・・・信号光源 2・・・・・光ファイバ 3・・・・・信号光 4・・・・・第1の偏光制御器 5・・・・・局部発振光源 6・・・・・局部発振光 7・・・・・第2の偏光制御器 8・・・・・光合波器 9・・・・・偏光ビームスプリッタ 10・・・・・第1の光受信器 11・・・・・第2の光受信器 12・・・・・3dBカンプラ 13・・・・・第1の増幅回路 14・・・・・第2の増幅回路 15・・・・・第1の検波回路 16・・・・・第2の検波回路 17・・・・・差動増幅器 18・・・・・復調信号 19・・・・・イメージリジェクション・ミクサ20・
・・・・信号源 23・・・・・第1の出力ボート 24・・・・・第2の出力ボート 25・・・・・第1の復調信号 26・・・・・第2の復調信号 31.32,33.34 ・・復調系35・・・・・
デコーダ
置を示すブロック図、 第2図は、イメージリジェクション・ミクサのブロック
図、 第3図は、信号光と局部発振光との周波数配置を示す図
、 第4図は、本発明の他の実施例を実現するための光通信
装置を示すブロック図、 第5図、第6図は信号光と局部発振光との周波数配置を
示す図である。 l・・・・・信号光源 2・・・・・光ファイバ 3・・・・・信号光 4・・・・・第1の偏光制御器 5・・・・・局部発振光源 6・・・・・局部発振光 7・・・・・第2の偏光制御器 8・・・・・光合波器 9・・・・・偏光ビームスプリッタ 10・・・・・第1の光受信器 11・・・・・第2の光受信器 12・・・・・3dBカンプラ 13・・・・・第1の増幅回路 14・・・・・第2の増幅回路 15・・・・・第1の検波回路 16・・・・・第2の検波回路 17・・・・・差動増幅器 18・・・・・復調信号 19・・・・・イメージリジェクション・ミクサ20・
・・・・信号源 23・・・・・第1の出力ボート 24・・・・・第2の出力ボート 25・・・・・第1の復調信号 26・・・・・第2の復調信号 31.32,33.34 ・・復調系35・・・・・
デコーダ
Claims (2)
- (1)光送信側で情報信号により周波数偏移変調された
信号光を送信し、光受信側で受信した信号光より復調信
号を得る光ヘテロダイン検波光通信方法において、 局部発振光の発振周波数を前記信号光の周波数帯域内に
設定し、前記信号光および前記局部発振光の偏光状態を
調整し、これら偏光状態を調整した信号光と局部発振光
とを合波し、この合波により得られる合波光を直交する
2つの直線偏光成分に分け、この2つの直線偏光成分を
それぞれ光ヘテロダイン検波して互いに90°の位相差
を持つ2つの中間周波信号を形成し、これら2つの中間
周波信号を結合し、結合された前記中間周波信号を前記
信号光と前記局部発振光の周波数配置に基づいて2つの
信号に分け、これら2つの信号をそれぞれ復調し、この
復調された2つの信号を合成することにより復調信号を
得ることを特徴とする光ヘテロダイン検波光通信方法。 - (2)特許請求の範囲第1項に記載の光ヘテロダイン検
波光通信方法において、イメージリジェクション・ミク
サを用い、前記信号光および前記局部発振光の偏光状態
を調整し、これら偏光状態を調整した信号光と局部発振
光とを合波し、この合波により得られる合波光を直交す
る2つの直線偏光成分に分け、この2つの直線偏光成分
をそれぞれ光ヘテロダイン検波して互いに90°の位相
差を持つ2つの中間周波信号を形成し、これら2つの中
間周波信号を結合し、結合された前記中間周波信号を前
記信号光と前記局部発振光の周波数配置に基づいて2つ
の信号に分けることを特徴とする光ヘテロダイン検波光
通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62032408A JPH0622348B2 (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | 光ヘテロダイン検波光通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62032408A JPH0622348B2 (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | 光ヘテロダイン検波光通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63200631A true JPS63200631A (ja) | 1988-08-18 |
JPH0622348B2 JPH0622348B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=12358124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62032408A Expired - Lifetime JPH0622348B2 (ja) | 1987-02-17 | 1987-02-17 | 光ヘテロダイン検波光通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622348B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0521494A2 (en) * | 1991-07-04 | 1993-01-07 | CSELT Centro Studi e Laboratori Telecomunicazioni S.p.A. | A coherent optical-fibre communications system using polarisation modulation |
JP2020516136A (ja) * | 2017-03-21 | 2020-05-28 | ビフレスト コミュニケーションズ アぺーエス | 高性能光受信機を含む光通信システム、デバイス、および方法 |
-
1987
- 1987-02-17 JP JP62032408A patent/JPH0622348B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0521494A2 (en) * | 1991-07-04 | 1993-01-07 | CSELT Centro Studi e Laboratori Telecomunicazioni S.p.A. | A coherent optical-fibre communications system using polarisation modulation |
JP2020516136A (ja) * | 2017-03-21 | 2020-05-28 | ビフレスト コミュニケーションズ アぺーエス | 高性能光受信機を含む光通信システム、デバイス、および方法 |
JP2021100283A (ja) * | 2017-03-21 | 2021-07-01 | ビフレスト コミュニケーションズ アぺーエス | 高性能光受信機を含む光通信システム、デバイス、および方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622348B2 (ja) | 1994-03-23 |
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