JPS63186847A - 熱交換器用アルミニウム合金 - Google Patents
熱交換器用アルミニウム合金Info
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- JPS63186847A JPS63186847A JP13175387A JP13175387A JPS63186847A JP S63186847 A JPS63186847 A JP S63186847A JP 13175387 A JP13175387 A JP 13175387A JP 13175387 A JP13175387 A JP 13175387A JP S63186847 A JPS63186847 A JP S63186847A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ろう付けにより組立てられるアルミニウム合
金製ラジェータのコアプレート材に用いられるアルミニ
ウム合金の心材並びにラミネート型熱交換器の芯材とし
て用いられる強度、加工性および耐食性に優れた合金に
関する。
金製ラジェータのコアプレート材に用いられるアルミニ
ウム合金の心材並びにラミネート型熱交換器の芯材とし
て用いられる強度、加工性および耐食性に優れた合金に
関する。
[従来の技術]
アルミニウム合金製のラジェータの製造方法には機械組
立とろう付は組立とがおる。前者の場合のコアプレート
材には亜鉛鉄板が用いられ、後者の場合のコアプレート
材の心材には、6951合金などのM9を比較的多く含
み、強度が比較的高いアルミニウム合金が用いられてい
る。この場合のプレート材の板厚は1.2〜1.4mm
で比較的薄い。
立とろう付は組立とがおる。前者の場合のコアプレート
材には亜鉛鉄板が用いられ、後者の場合のコアプレート
材の心材には、6951合金などのM9を比較的多く含
み、強度が比較的高いアルミニウム合金が用いられてい
る。この場合のプレート材の板厚は1.2〜1.4mm
で比較的薄い。
一方最近脚光を浴びているフッ化物フラックスろう付け
の場合にはコアプレートの心材の添加元素としてのMC
Iが材料のろう付は性を低下させるので、MCI量が限
定される。このため3003合金が代って用いられてい
る。
の場合にはコアプレートの心材の添加元素としてのMC
Iが材料のろう付は性を低下させるので、MCI量が限
定される。このため3003合金が代って用いられてい
る。
また、従来からラミネート型熱交換器用のブレージング
シートの芯材には3003合金が用いられている。しか
し、この合金を用いた材料、例えばJIS BA8P
C13003−4004両面クラツド材では、真空ろう
付の強度がt2kg/mm2に達しないので、軽量化の
ための薄肉化が困難である。
シートの芯材には3003合金が用いられている。しか
し、この合金を用いた材料、例えばJIS BA8P
C13003−4004両面クラツド材では、真空ろう
付の強度がt2kg/mm2に達しないので、軽量化の
ための薄肉化が困難である。
一方、上記3003合金より強度の大きい熱交換器用材
料としては、例えば3004.3005.6951など
が必るが、これらの合金は加工性、耐食性などの性質に
ついて一長一短があり、熱交換器用材料として目的を充
分達成できなかった。
料としては、例えば3004.3005.6951など
が必るが、これらの合金は加工性、耐食性などの性質に
ついて一長一短があり、熱交換器用材料として目的を充
分達成できなかった。
[発明が解決しようとする問題点]
現在、ラジェータの製造に際して、コアプレートとプラ
スチック製タンクとを機械的にかしめて接合するに当た
って、かしめ部を調整することがあり、このとき手直し
等でかしめ作業を繰返している。第1図は、コアプレー
ト1の端部とプラスチック製タンク2の取付は部とがか
しめによって接合されている状態を示すものであって、
かしめ部を修理するときに、かしめられたつめ3を矢印
方向に引き起こし、所定の修理した後回びかしめを行な
う。このとき、比較的強度の高い合金(例えば6951
など)をその心材に用いたコア・プレートでは、つめ3
の曲げ部4に亀裂等が生じて製品として使用できない。
スチック製タンクとを機械的にかしめて接合するに当た
って、かしめ部を調整することがあり、このとき手直し
等でかしめ作業を繰返している。第1図は、コアプレー
ト1の端部とプラスチック製タンク2の取付は部とがか
しめによって接合されている状態を示すものであって、
かしめ部を修理するときに、かしめられたつめ3を矢印
方向に引き起こし、所定の修理した後回びかしめを行な
う。このとき、比較的強度の高い合金(例えば6951
など)をその心材に用いたコア・プレートでは、つめ3
の曲げ部4に亀裂等が生じて製品として使用できない。
一方、心材に比較的曲げ加工性の良好な合金(例えば3
003など)を用いたコア・プレート材では、合金自体
の強度が低くてプレート材の薄肉化ができない(板厚1
.4〜1.8mmになる)ため、ラジェータの軽量化が
得られない。
003など)を用いたコア・プレート材では、合金自体
の強度が低くてプレート材の薄肉化ができない(板厚1
.4〜1.8mmになる)ため、ラジェータの軽量化が
得られない。
そこで、前記問題点を解決するために、本発明は、30
03合金などの曲げ加工性の良好な合金に比して強度が
高く、かつ耐食性もより良好であり、他方繰返し曲げ加
工性も同等ないしより向上しているアルミニウム合金を
ラジェータ・コアプレート用心材として提供することを
目的とするものである。
03合金などの曲げ加工性の良好な合金に比して強度が
高く、かつ耐食性もより良好であり、他方繰返し曲げ加
工性も同等ないしより向上しているアルミニウム合金を
ラジェータ・コアプレート用心材として提供することを
目的とするものである。
ざらに、この発明は従来技術の上記問題点を解決し、強
度が大で、かつ、成形加工性および耐食性に優れたアル
ミニウム合金を提供しようとするもので必る。
度が大で、かつ、成形加工性および耐食性に優れたアル
ミニウム合金を提供しようとするもので必る。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するためにこの発明の構成は、その組
成を下記のように限定した熱交換器用Al合金であり、
およびそれを用いたプレージングシートに関する。
成を下記のように限定した熱交換器用Al合金であり、
およびそれを用いたプレージングシートに関する。
すなわち本発明は、(1) Mn : 1.0〜1.
5%、Cu : 0.30〜0.60%、M C1:
0.10〜0.50%、C:、 r : 0.05〜0
.35%及びZ r : 0.05〜0.35%を含み
、残りが実質上Alで、あり、不純物中、特にFe及び
Siをそれぞれ0.5%以下としたアルミニウム合金か
らなる熱交換器用アルミニウム合金並びに(2)Mn
: 1.0〜1.5%、Cu:0.30−0.60%
、M に] : 0.10〜0.50%、Cr:0.0
5〜0.35%及びZ r : 0,05〜0.35%
を含み、更ニT ! : 0.05〜0.35%及ヒV
: 0.05〜0.35%の1種あるいは2種を含み
、残りが実質上Alであり、不純物中、特にFe及びS
iをそれぞれ0.5%以下としたアルミニウム合金から
なる熱交換器用アルミニウム合金でおる。
5%、Cu : 0.30〜0.60%、M C1:
0.10〜0.50%、C:、 r : 0.05〜0
.35%及びZ r : 0.05〜0.35%を含み
、残りが実質上Alで、あり、不純物中、特にFe及び
Siをそれぞれ0.5%以下としたアルミニウム合金か
らなる熱交換器用アルミニウム合金並びに(2)Mn
: 1.0〜1.5%、Cu:0.30−0.60%
、M に] : 0.10〜0.50%、Cr:0.0
5〜0.35%及びZ r : 0,05〜0.35%
を含み、更ニT ! : 0.05〜0.35%及ヒV
: 0.05〜0.35%の1種あるいは2種を含み
、残りが実質上Alであり、不純物中、特にFe及びS
iをそれぞれ0.5%以下としたアルミニウム合金から
なる熱交換器用アルミニウム合金でおる。
次に、前掲アルミニウム合金における添加元素の添加の
意義について述べる。
意義について述べる。
Mn、Cu
心材の強度を高める効果がおって、共に添加するMgの
強度向上効果を補強するために添加する。両元素共に上
限値を越えて添加すると、心材の耐食性と繰返し曲げ加
工性が劣化する。
強度向上効果を補強するために添加する。両元素共に上
限値を越えて添加すると、心材の耐食性と繰返し曲げ加
工性が劣化する。
一方共に下限値より少ない添加は上記効果が少ない。
Mg
心材の主な強度向上元素でめり、強化の程度は添加口が
増えるにしたがって大きくなる。しかし0.50%を超
える添加量では、フッ化物フラックスによるろう付けに
対し、ろう付【ブ性が低下するとともに、心材の繰返し
曲げ加工性が劣化する。一方0.10%より低い添加で
は、強化効果が少なく、Mnその他の元素の補強効果は
生かされない。
増えるにしたがって大きくなる。しかし0.50%を超
える添加量では、フッ化物フラックスによるろう付けに
対し、ろう付【ブ性が低下するとともに、心材の繰返し
曲げ加工性が劣化する。一方0.10%より低い添加で
は、強化効果が少なく、Mnその他の元素の補強効果は
生かされない。
Cr、 Zr
繰返し曲げ加工性を損なわずに材料強度を高める効果が
あるので、MQによる強化効果を補強するために添加す
る。しかし両元素共0.35%を超えると、巨大金属間
化合物が生成して、曲げ加工性が低下するほか、板材の
成形が困難となり、かつ耐食性が劣化する。他方0.0
5%より少ない添加では、上記の効果が少ない。
あるので、MQによる強化効果を補強するために添加す
る。しかし両元素共0.35%を超えると、巨大金属間
化合物が生成して、曲げ加工性が低下するほか、板材の
成形が困難となり、かつ耐食性が劣化する。他方0.0
5%より少ない添加では、上記の効果が少ない。
Ti、v
材料の繰返し曲げ加工性を損なわずに、その強度を高め
る効果があるので、MQの添加量を上記範囲内で低くし
てろう付は性と加工性をより良好にする場合に、更に強
度を高める必要があるときに、1種又は2種添加する。
る効果があるので、MQの添加量を上記範囲内で低くし
てろう付は性と加工性をより良好にする場合に、更に強
度を高める必要があるときに、1種又は2種添加する。
しかし、共に0.35%を超えて添加すると、耐食性が
劣化し、0.05%より少ないと上記効果は少ない。
劣化し、0.05%より少ないと上記効果は少ない。
3i、Fe
共に不純物であって、0.5%より多く含有すると、心
材の耐食性が劣化する。
材の耐食性が劣化する。
以下、本発明の実施例を、比較例と対比して挙げる。
[実施例]
実施例1
表1に本発明によるラジェータのコアプレート用心材に
使用するアルミニウム合金の例を示す。また比較例とし
て同心材に使用するアルミニウム合金を併せて挙げる。
使用するアルミニウム合金の例を示す。また比較例とし
て同心材に使用するアルミニウム合金を併せて挙げる。
表1 心材合金組成 (wt%)
表1の各例合金の鋳塊片それぞれに対して、500’C
X ahrの均質化処理を行なった後、これを心材とし
て一方の片面にアルミニウム合金ろうとして4343合
金片を、他の片面に犠牲陽極として7072合金片を最
終製品の板で各クラツド率が10%となるように重合し
て、熱間加工と冷間加工を加えて厚さ1.2mmの軟質
板のコアプレート材を製作した。
X ahrの均質化処理を行なった後、これを心材とし
て一方の片面にアルミニウム合金ろうとして4343合
金片を、他の片面に犠牲陽極として7072合金片を最
終製品の板で各クラツド率が10%となるように重合し
て、熱間加工と冷間加工を加えて厚さ1.2mmの軟質
板のコアプレート材を製作した。
このようにして得た各コアプレート材に対して、そのろ
う面にフッ化物フラックスを塗布して、窒素ガス雰囲気
中にて600℃で5分間加熱を行なった後の各コアプレ
ート材の機械的性質と繰返し曲げ試験による繰返し曲げ
回数とを表2に示す。この表のコアプレート材No、は
表1の合金No、に対応している。
う面にフッ化物フラックスを塗布して、窒素ガス雰囲気
中にて600℃で5分間加熱を行なった後の各コアプレ
ート材の機械的性質と繰返し曲げ試験による繰返し曲げ
回数とを表2に示す。この表のコアプレート材No、は
表1の合金No、に対応している。
前記繰返し曲げ試験方法は、第2図に示すように、コア
プレート材の試料5の上下を上側治具6、下側治具7で
把持し、交互に90°に曲げ、この曲げを繰返して試料
が破断するまでの曲げ回数を求めるものである。
プレート材の試料5の上下を上側治具6、下側治具7で
把持し、交互に90°に曲げ、この曲げを繰返して試料
が破断するまでの曲げ回数を求めるものである。
表2
東 破断までの繰返し曲げ回数
更に、各コアプレート材から作成した逆T字型試験片を
用いて、フッ化物フラックスを塗布して、ろう付は性試
験を行なった際のろう付け性の評価を表3に示す。
用いて、フッ化物フラックスを塗布して、ろう付は性試
験を行なった際のろう付け性の評価を表3に示す。
逆T字型ろう付は性試験方法は、第3図に示すように、
4343合金ろう8側の面を上に向けて水平に置いたコ
アプレート材1上に、3003合金板9を直立してその
下辺の一端を載せ、その他端を、プレート材1との間に
2mmφの棒10を介して載せてプレート材1との間に
すき間をつくり、この状態で加熱して、ろう付けを行な
い、ろう付は後のろうのす谷間充填長X乙をはかるもの
でおる。
4343合金ろう8側の面を上に向けて水平に置いたコ
アプレート材1上に、3003合金板9を直立してその
下辺の一端を載せ、その他端を、プレート材1との間に
2mmφの棒10を介して載せてプレート材1との間に
すき間をつくり、この状態で加熱して、ろう付けを行な
い、ろう付は後のろうのす谷間充填長X乙をはかるもの
でおる。
また、更にコアプレート材としての耐食性を確認するた
めに、600℃で5分間加熱した後の各プレート材の4
343合金ろう面側と7072合金面側を別々にシリコ
ンゴムでシールして、それぞれの面について、腐食試験
を行なった。7072合金面に対しては、(ASTMX
1o+1oppm cu >水溶液を用いて、交互に8
0’CX ahr←→至温X16hrのサイクルで1ケ
月浸漬による試験とし、4343合金面に対しては、1
ケ月のCASS試験(JIS D−0201)とした。
めに、600℃で5分間加熱した後の各プレート材の4
343合金ろう面側と7072合金面側を別々にシリコ
ンゴムでシールして、それぞれの面について、腐食試験
を行なった。7072合金面に対しては、(ASTMX
1o+1oppm cu >水溶液を用いて、交互に8
0’CX ahr←→至温X16hrのサイクルで1ケ
月浸漬による試験とし、4343合金面に対しては、1
ケ月のCASS試験(JIS D−0201)とした。
これら試験による各面側からの腐食状態を表3に併せて
示ず。表3のコアプレート材No、も表1の合金No、
に対応している。
示ず。表3のコアプレート材No、も表1の合金No、
に対応している。
表3
鬼 粒界腐食発生
表1〜表3によって、本発明により、心材に用いるアル
ミニウム合金は適当な強度と耐食性を兼ね備え、かつ繰
返し曲げ加工性に優れていることが明らかでおり、した
がって、本合金は機械的かしめ方法による接合部をもつ
ラジェータのコアプレート用の心材として最適でおる。
ミニウム合金は適当な強度と耐食性を兼ね備え、かつ繰
返し曲げ加工性に優れていることが明らかでおり、した
がって、本合金は機械的かしめ方法による接合部をもつ
ラジェータのコアプレート用の心材として最適でおる。
実施例2
表1に示す合金及び比較合金として表4に示すようにN
o、 19(3004)、N o、 20(3005
)の2種合金を追加した20種の合金の鋳塊について、
540’Cx 3hrの均質加熱(Soaking)後
、コレラ心材としてAA4104合金を皮材として両面
に板厚の各10%の厚さで組合せ、熱間及び冷間圧延に
より厚さ0.5mmtの板を製作した。
o、 19(3004)、N o、 20(3005
)の2種合金を追加した20種の合金の鋳塊について、
540’Cx 3hrの均質加熱(Soaking)後
、コレラ心材としてAA4104合金を皮材として両面
に板厚の各10%の厚さで組合せ、熱間及び冷間圧延に
より厚さ0.5mmtの板を製作した。
表 4 追加比較用心材合金組成(wt%)この板材
を2X 10’ Torrの真空中で600°Cに10
分間加熱後、急冷した場合の引張り強さを下記表5に示
す。
を2X 10’ Torrの真空中で600°Cに10
分間加熱後、急冷した場合の引張り強さを下記表5に示
す。
表 5 真空加熱後の引張強さ
また、この板材を380 ’Cに1時間軟化処理し、軟
質状態での限界絞り比とエリクセン値を測定した結果を
表6に示す。
質状態での限界絞り比とエリクセン値を測定した結果を
表6に示す。
表 6 成形性試験結果
電 限界絞り比 L、D、R−D/d
ただし、d:ポンチ径
D:絞り得る鏝大ブランク径、
上記第3表の純粋深絞りの試験をした円筒の寸法は添付
図面第4図に示したとおりであり、張出し絞りの試験を
した円筒の寸法は第5図に示したとありである。
図面第4図に示したとおりであり、張出し絞りの試験を
した円筒の寸法は第5図に示したとありである。
さらに、上記真空加熱した板材の1か月間の腐食試験結
果を下記の表7に示す。
果を下記の表7に示す。
ただし、腐食試験条件は下記のとおりでめった。
CASS試験:JIS H−8681乾湿交互浸漬試
験:NaCl 3%含有、温度40℃、pH3(酢酸
で調整)の水溶液に30分浸漬後、乾燥雰囲気に50’
Cで30分おき、再び前記NaCl水溶液に浸漬する操
作を繰り返す。
験:NaCl 3%含有、温度40℃、pH3(酢酸
で調整)の水溶液に30分浸漬後、乾燥雰囲気に50’
Cで30分おき、再び前記NaCl水溶液に浸漬する操
作を繰り返す。
表 7 腐食黒結果
[発明の効果]
実施例No、1から判るように本発明によるラジェータ
のコアプレート用心材は、萌掲のアルミニウム合金から
なることによって、従来の3003合金からなる心材に
比して強度がより高く、かつ耐食性もより良好でおり、
他方繰返し曲げ性も同等ないしより向上している。した
がって、ラジェータのコアプレートの補修その他におい
て、本発明心材を使用したコアプレートは、繰返しかし
め作業が実施でき、またコアプレートの薄肉化にも対応
可能でおる。ざらに、実施例N0.2から明らかな如く
この発明の合金は、従来芯材として用いられていたAl
合金に比較して、強度は同等でおるが成形加工性および
耐食性が向上しており、特に耐孔食性は極めて優れてい
ることが明らかである。
のコアプレート用心材は、萌掲のアルミニウム合金から
なることによって、従来の3003合金からなる心材に
比して強度がより高く、かつ耐食性もより良好でおり、
他方繰返し曲げ性も同等ないしより向上している。した
がって、ラジェータのコアプレートの補修その他におい
て、本発明心材を使用したコアプレートは、繰返しかし
め作業が実施でき、またコアプレートの薄肉化にも対応
可能でおる。ざらに、実施例N0.2から明らかな如く
この発明の合金は、従来芯材として用いられていたAl
合金に比較して、強度は同等でおるが成形加工性および
耐食性が向上しており、特に耐孔食性は極めて優れてい
ることが明らかである。
第1図はラジェータのプラスチック製タンクのかしめ部
を示す縦断面図、第2図はコアプレート材の繰返し曲げ
試験方法を説明するための図、第3図は逆T字型ろう付
は性試験方法を説明するための図、その(a)はろう付
は前の、(b)はろう付は後の状態をそれぞれ横方向に
見た概念図でおる。 また第4図は純粋深絞りの試験をした円筒の寸法の説明
図、第5図は、張出しの試験をした円筒の寸法の説明図
でおる。 1・・・コアプレート材、 2・・・プラスチック製タンク、3・・・つめ、4・・
・曲げ部、5・・・試料、6・・・上側治具、7・・・
下側治具、8・・・ろう面、9・・・3003合金板。 特許出願人 住友軽金属工業株式会社 日本電装株式会社 代理人 弁理士 小 松 秀 岳 代理人 弁理士 旭 宏 オ1図
を示す縦断面図、第2図はコアプレート材の繰返し曲げ
試験方法を説明するための図、第3図は逆T字型ろう付
は性試験方法を説明するための図、その(a)はろう付
は前の、(b)はろう付は後の状態をそれぞれ横方向に
見た概念図でおる。 また第4図は純粋深絞りの試験をした円筒の寸法の説明
図、第5図は、張出しの試験をした円筒の寸法の説明図
でおる。 1・・・コアプレート材、 2・・・プラスチック製タンク、3・・・つめ、4・・
・曲げ部、5・・・試料、6・・・上側治具、7・・・
下側治具、8・・・ろう面、9・・・3003合金板。 特許出願人 住友軽金属工業株式会社 日本電装株式会社 代理人 弁理士 小 松 秀 岳 代理人 弁理士 旭 宏 オ1図
Claims (2)
- (1)Mn:1.0〜1.5%、Cu:0.30〜0.
60%、Mg:0.10〜0.50%、Cr:0.05
〜0.35%及びZr:0.05〜0.35%を含み、
残りが実質上Alであり、不純物中、特にFe及びSi
をそれぞれ0.5%以下としたアルミニウム合金からな
る熱交換器用アルミニウム合金。 - (2)Mn:1.0〜1.5%、Cu:0.30〜0.
60%、Mg:0.10〜0.50%、Cr:0.05
〜0.35%及びZr:0.05〜0.35%を含み、
更にTi:0.05〜0.35%及びV:0.05〜0
.35%の1種あるいは2種を含み、残りが実質上Al
であり、不純物中、特にFe及びSiをそれぞれ0.5
%以下としたアルミニウム合金からなる熱交換器用アル
ミニウム合金。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61-205166 | 1986-09-02 | ||
JP20516686 | 1986-09-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63186847A true JPS63186847A (ja) | 1988-08-02 |
Family
ID=16502515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13175387A Pending JPS63186847A (ja) | 1986-09-02 | 1987-05-29 | 熱交換器用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63186847A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0250934A (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-20 | Furukawa Alum Co Ltd | 熱交換器部材用アルミニウム製ブレージングシート |
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-
1987
- 1987-05-29 JP JP13175387A patent/JPS63186847A/ja active Pending
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