JPS63177800A - 糖液の清浄方法 - Google Patents
糖液の清浄方法Info
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- JPS63177800A JPS63177800A JP863087A JP863087A JPS63177800A JP S63177800 A JPS63177800 A JP S63177800A JP 863087 A JP863087 A JP 863087A JP 863087 A JP863087 A JP 863087A JP S63177800 A JPS63177800 A JP S63177800A
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- JP
- Japan
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- filtration
- sugar solution
- cristobalite
- sugar
- molasses
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- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
C産業上の利用分野〕
本発明は、糖液中の「オリ状成分」及び「ろ過阻害成分
」等の不純物質を効率良く除去する糖液の清浄方法に関
するものである。
」等の不純物質を効率良く除去する糖液の清浄方法に関
するものである。
本発明は、クリストバル石と糖液を接触反応させること
により、糖液中のオリ状成分、ろ過阻害前駆成分、ろ過
阻害成分等の不純物質を当該クリストバル石に吸着させ
、 従来技術ではろ過処理が不可能とされていたような糖液
及び糖蜜の加工特性を改善し、清浄操作の円滑化や糖密
製品の付加価値の向上等を図ろうとするものである。
により、糖液中のオリ状成分、ろ過阻害前駆成分、ろ過
阻害成分等の不純物質を当該クリストバル石に吸着させ
、 従来技術ではろ過処理が不可能とされていたような糖液
及び糖蜜の加工特性を改善し、清浄操作の円滑化や糖密
製品の付加価値の向上等を図ろうとするものである。
甘しょ糖、ビート糖、ブドウ糖等を中心とする植物成分
由来の甘味成分を含有する糖液には、その特徴として植
物又は土壌由来の各種成分が不純物質として含有されて
おり、したがって精製糖技術の分野においては、糖分以
外の有機・無機成分を効率良く分離させる技術が根幹を
なしている。
由来の甘味成分を含有する糖液には、その特徴として植
物又は土壌由来の各種成分が不純物質として含有されて
おり、したがって精製糖技術の分野においては、糖分以
外の有機・無機成分を効率良く分離させる技術が根幹を
なしている。
これらの技術とは、石灰清浄法、炭酸飽充法、リン酸清
浄法、亜硫酸清浄法、骨炭法、活性炭法。
浄法、亜硫酸清浄法、骨炭法、活性炭法。
イオン交換樹脂法等であり、何れの方法も単位操作とし
てはほぼ完成された感がある。
てはほぼ完成された感がある。
ところで、上述の清浄方法では、各清浄工程を補完する
単位操作として各種のろ過機が採用されており、従って
糖液のろ過性は工程能力を律速する重要な因子となって
いる。
単位操作として各種のろ過機が採用されており、従って
糖液のろ過性は工程能力を律速する重要な因子となって
いる。
かかる観点から、糖液中に含まれているろ過阻害成分に
ついての研究が旧くから行われており、当該ろ過阻害成
分を分離させる方法が検討されているが、効率良く分離
させる方法は未だ見出されていないのが現状である。
ついての研究が旧くから行われており、当該ろ過阻害成
分を分離させる方法が検討されているが、効率良く分離
させる方法は未だ見出されていないのが現状である。
あるいは、例えば裾物糖蜜を精製する場合には、ろ過阻
害物質のみならず糖蜜中のオリ状成分を効率良く除去す
ることが重要であり、これにより糖蜜製品としての付加
価値を向上させる必要がある。
害物質のみならず糖蜜中のオリ状成分を効率良く除去す
ることが重要であり、これにより糖蜜製品としての付加
価値を向上させる必要がある。
ところが、糖蜜中のオリ状成分を除去する方法としては
、糖蜜を希釈しBx、50 (ブリックス50)以下
に調製後、煮沸し、長時間静置して発生したオリ状沈降
物質と上層部分糖液とを分別する方法が一般的であり、
オリ状成分を多量に含有する裾物糖蜜からろ過方式(例
えばろ布ろ過板)によりオリ状成分を除去させることは
ほとんど不可能であった。
、糖蜜を希釈しBx、50 (ブリックス50)以下
に調製後、煮沸し、長時間静置して発生したオリ状沈降
物質と上層部分糖液とを分別する方法が一般的であり、
オリ状成分を多量に含有する裾物糖蜜からろ過方式(例
えばろ布ろ過板)によりオリ状成分を除去させることは
ほとんど不可能であった。
オリ状成分をろ過方式で分別する方法としては、僅かに
特殊なろ過操作1例えば超精密ろ過性や自己排除膜法、
限外ろ過膜法等でのみ分離除去が可能であったが、これ
らの方法は何れの場合でもろ過動率が悪く、コスト面に
問題が多い。その他、糖蜜の清浄方法として糖液と同様
リン酸清浄法。
特殊なろ過操作1例えば超精密ろ過性や自己排除膜法、
限外ろ過膜法等でのみ分離除去が可能であったが、これ
らの方法は何れの場合でもろ過動率が悪く、コスト面に
問題が多い。その他、糖蜜の清浄方法として糖液と同様
リン酸清浄法。
炭酸飽充法等も検討されているが、何れの方法でもスラ
ッジ物質と清澄液との分離操作に難点があり、工業規模
で実施するには問題点が多い。
ッジ物質と清澄液との分離操作に難点があり、工業規模
で実施するには問題点が多い。
上述のように、糖液の清浄操作の円滑化や糖蜜の付加価
値向上を図るには、ろ過阻害成分やオリ状成分の効率的
な除去が大きな課題となっている。
値向上を図るには、ろ過阻害成分やオリ状成分の効率的
な除去が大きな課題となっている。
本発明は、当該技術分野におげろ前記の実情に鑑みて提
案されたものであって、ろ過阻害成分やオリ状成分の効
率的な除去が可能な糖液の清浄方法を提供することを目
的とし、従来技術ではろ過処理が不可能とされていたよ
うな糖液及び糖蜜の加工特性を改善することを目的とす
るものである。
案されたものであって、ろ過阻害成分やオリ状成分の効
率的な除去が可能な糖液の清浄方法を提供することを目
的とし、従来技術ではろ過処理が不可能とされていたよ
うな糖液及び糖蜜の加工特性を改善することを目的とす
るものである。
本発明者等は、かかる技術的課題を解決せんものと天然
の各種鉱物の吸着現象について基礎的研究を実施してき
たが、その結果、例えばシリカ化合物と粉末強塩基性陰
イオン交換樹脂との吸着作用を比べると、クリストバル
化したケイ酸化合物の方が優れていることを知見した。
の各種鉱物の吸着現象について基礎的研究を実施してき
たが、その結果、例えばシリカ化合物と粉末強塩基性陰
イオン交換樹脂との吸着作用を比べると、クリストバル
化したケイ酸化合物の方が優れていることを知見した。
さらには、これら一連の基礎実験結果を通じてクリスト
バル化されたケイ酸化合物は糖蜜中のオリ状物質と相互
に吸着反応することを知見し、したがって例えば当該ケ
イ酸化合物(クリストバル石)で前処理した糖液を粉末
強塩基性陰イオン交換樹脂清浄法の被処理液として適用
した場合、粉末イオン交換樹脂の汚染が極度に低減され
ること及び粉末イオン交換樹脂の分離ろ過操作が著しく
改善されることを知見するに至った。
バル化されたケイ酸化合物は糖蜜中のオリ状物質と相互
に吸着反応することを知見し、したがって例えば当該ケ
イ酸化合物(クリストバル石)で前処理した糖液を粉末
強塩基性陰イオン交換樹脂清浄法の被処理液として適用
した場合、粉末イオン交換樹脂の汚染が極度に低減され
ること及び粉末イオン交換樹脂の分離ろ過操作が著しく
改善されることを知見するに至った。
本発明は、かかる知見に基づいて完成されたものであっ
て、糖液をクリストバル石に接触させた後、不純物質を
吸着したクリストバル石を分別することを特徴とするも
のである。
て、糖液をクリストバル石に接触させた後、不純物質を
吸着したクリストバル石を分別することを特徴とするも
のである。
クリストバル石は石英と同じ組成(SiO□)を持つ鉱
物である。結晶中の分子配列の違いによって石英と異な
り、1470℃から融点1700°Cまで安定であり、
以下230°C〜250℃付近までは準安定である。天
然に産するものは正八面体の結晶をなすが、これは低温
形(正方品系)で、180°C〜270°Cで高温形(
等軸品系)に変わる。安山岩の隙間に微細な結晶をなし
て産するが、岩石の石基中にも見出される。我が国で天
然に産するクリストバル石としては、青森県産(例えば
日鉄鉱業社製)のものがある。
物である。結晶中の分子配列の違いによって石英と異な
り、1470℃から融点1700°Cまで安定であり、
以下230°C〜250℃付近までは準安定である。天
然に産するものは正八面体の結晶をなすが、これは低温
形(正方品系)で、180°C〜270°Cで高温形(
等軸品系)に変わる。安山岩の隙間に微細な結晶をなし
て産するが、岩石の石基中にも見出される。我が国で天
然に産するクリストバル石としては、青森県産(例えば
日鉄鉱業社製)のものがある。
上述のクリストバル石により糖液を清浄する方法として
は、粒状クリストバル石よりなるろ週末に糖液を通流さ
せる方法や、粉末状クリストバル石と糖液とを接触反応
させる方法、あるいはこれらを併用する方法等が挙げら
れる。
は、粒状クリストバル石よりなるろ週末に糖液を通流さ
せる方法や、粉末状クリストバル石と糖液とを接触反応
させる方法、あるいはこれらを併用する方法等が挙げら
れる。
この場合、例えば糖液中のオリ状物質を除去するだめの
操作条件としては、被処理糖液を90°C以上に加熱し
てオリ状物質を生成させた後、クリストバル石と接触反
応させる方が吸着除去効果が大きいが、加熱処理しない
場合でもオリ成分を相当量除去できることもわかった。
操作条件としては、被処理糖液を90°C以上に加熱し
てオリ状物質を生成させた後、クリストバル石と接触反
応させる方が吸着除去効果が大きいが、加熱処理しない
場合でもオリ成分を相当量除去できることもわかった。
しかしながら、被処理I!i液を90°C以上に加熱す
ることは殺菌効果もあるので実施した方が望ましい。
ることは殺菌効果もあるので実施した方が望ましい。
甘しょ糖汁やビート糖汁のような希薄な糖液(Bx、2
0以下)の場合には、粉末状クリストバル石を糖汁中に
直接添加反応させるか、石灰清浄法(デフィケション)
と同時に添加接触反応させても良く、何れの場合でもろ
過阻害成分を効果的に除去することができる。ろ過阻害
物質やオリ状物質とクリストバル石との反応性は、クリ
ストバル石の粒度が細かい程大きいが、微粒子の場合糖
液からの分別が難しい。しかしながら、希薄糖液の場合
は、粉末状クリストバル石(比重2)は糖汁中のオリ状
物質やろ過阻害物質を吸着して沈降するので、デフィケ
ション操作と同時に適用させることができるばかりでな
く、寧ろデフィケション操作をより効果的に実施させる
ことが可能となるまた、精製糖システムの各工程に使用
されている各種ろ過板には、ろ過動率を上昇させるため
にケイ藻土がろ過助剤として使用されているが、このけ
い藻土と粉末クリストバル石とを代替させる方法は、「
ろ過阻害前駆物質及びろ過阻害物質」を除去させる優れ
た方法である。
0以下)の場合には、粉末状クリストバル石を糖汁中に
直接添加反応させるか、石灰清浄法(デフィケション)
と同時に添加接触反応させても良く、何れの場合でもろ
過阻害成分を効果的に除去することができる。ろ過阻害
物質やオリ状物質とクリストバル石との反応性は、クリ
ストバル石の粒度が細かい程大きいが、微粒子の場合糖
液からの分別が難しい。しかしながら、希薄糖液の場合
は、粉末状クリストバル石(比重2)は糖汁中のオリ状
物質やろ過阻害物質を吸着して沈降するので、デフィケ
ション操作と同時に適用させることができるばかりでな
く、寧ろデフィケション操作をより効果的に実施させる
ことが可能となるまた、精製糖システムの各工程に使用
されている各種ろ過板には、ろ過動率を上昇させるため
にケイ藻土がろ過助剤として使用されているが、このけ
い藻土と粉末クリストバル石とを代替させる方法は、「
ろ過阻害前駆物質及びろ過阻害物質」を除去させる優れ
た方法である。
クリストバル石を糖液に適用して最も効果的な方法は、
粒状クリストバル石により・ろ退座を構成し、これにろ
過阻害物質を多量に含んだ裾物糖蜜を通流させることで
ある。この方法により、従来技術では精製操作の不可能
な高密度糖蜜中の「オリ状成分」や「ろ過阻害物質」の
除去が可能となり、裾物糖蜜の付加価値が飛躍的に向上
する。このことによる経済的効果は甚大である。
粒状クリストバル石により・ろ退座を構成し、これにろ
過阻害物質を多量に含んだ裾物糖蜜を通流させることで
ある。この方法により、従来技術では精製操作の不可能
な高密度糖蜜中の「オリ状成分」や「ろ過阻害物質」の
除去が可能となり、裾物糖蜜の付加価値が飛躍的に向上
する。このことによる経済的効果は甚大である。
上述の操作により不純物質を吸着したクリストバル石は
、分別操作により糖液から分別する必要があるが、この
分別操作としてはろ過や沈降による方法によれば良い。
、分別操作により糖液から分別する必要があるが、この
分別操作としてはろ過や沈降による方法によれば良い。
何れの方法でも容易に分別することが可能である。ろ退
座として構成した場合には、特別な分別操作を行わなく
とも糖液とクリストバル石とは分別される。
座として構成した場合には、特別な分別操作を行わなく
とも糖液とクリストバル石とは分別される。
また、上述のように糖液、糖蜜の清浄に使用したクリス
トバル石は、洗浄操作等によって再生することが可能で
ある。例えば粒状クリストバル石からなるろ退座は、温
水や希薄酸溶液により逆洗することにより容易に元の状
態に戻り、再び吸着作用を発揮する。したがって、繰り
返し使用が可能であり、工業的規模での使用を考えた場
合には非常に有利である。
トバル石は、洗浄操作等によって再生することが可能で
ある。例えば粒状クリストバル石からなるろ退座は、温
水や希薄酸溶液により逆洗することにより容易に元の状
態に戻り、再び吸着作用を発揮する。したがって、繰り
返し使用が可能であり、工業的規模での使用を考えた場
合には非常に有利である。
粒状クリストバル石や粉末状クリストバル石は、天然の
鉱物の中で非常に優れた吸着作用を発揮し、糖液中のオ
リ状成分やろ過阻害前駆物質、ろ過阻害物質等の不純物
質と相互に吸着反応し、これらを効率的に除去する。
鉱物の中で非常に優れた吸着作用を発揮し、糖液中のオ
リ状成分やろ過阻害前駆物質、ろ過阻害物質等の不純物
質と相互に吸着反応し、これらを効率的に除去する。
また、この不純物質を吸着したクリストバル石は分別が
容易で、ろ過や沈降等によって糖液から速やかに分離さ
れる。
容易で、ろ過や沈降等によって糖液から速やかに分離さ
れる。
以下、本発明を具体的な実施例により説明するが、本発
明がこれら実施例に限定解釈されるものでないことは言
うまでもない。
明がこれら実施例に限定解釈されるものでないことは言
うまでもない。
次屓l津Y
先ず、本実施例で使用したろ退座の構成を説明する。
本実施例で使用したろ退座は、第1図に示すように、粒
状クリストバル石(粒径2〜5mm)が充填される第1
のろ退座(1)と、これよりも粒径の小さな粒状クリス
トバル石(粒径約0.33m11)が充填される第2の
ろ退座(2)とを基本構成とするものである。なお、本
実施例においては、第1のろ退座(1)に充填される粒
状クリストバル石として日鉄鉱業社製、商品名クリスバ
ールG 700を、第2のろ退座(2)に充填される粒
状クリストバル石として日鉄鉱業社製、商品名クリスバ
ールG300をそれぞれ使用した。
状クリストバル石(粒径2〜5mm)が充填される第1
のろ退座(1)と、これよりも粒径の小さな粒状クリス
トバル石(粒径約0.33m11)が充填される第2の
ろ退座(2)とを基本構成とするものである。なお、本
実施例においては、第1のろ退座(1)に充填される粒
状クリストバル石として日鉄鉱業社製、商品名クリスバ
ールG 700を、第2のろ退座(2)に充填される粒
状クリストバル石として日鉄鉱業社製、商品名クリスバ
ールG300をそれぞれ使用した。
上記各ろ退座(1) 、 (2)の周囲には、ウォータ
ージャケソ) (3) 、 (4)が設けられ、加温用
温水を通すことにより、これらろ退座(1) 、 (2
)内を所定温度に加温し得るようになっている。
ージャケソ) (3) 、 (4)が設けられ、加温用
温水を通すことにより、これらろ退座(1) 、 (2
)内を所定温度に加温し得るようになっている。
そして、被処理糖液は、ポンプ(5)を介して第1のろ
過圧(1)に供給され、ある程度処理された後、さらに
第2のろ過圧(2)に通液され、この第2のろ過圧(2
)の底部から処理糖液として取り出されるように構成さ
れている。
過圧(1)に供給され、ある程度処理された後、さらに
第2のろ過圧(2)に通液され、この第2のろ過圧(2
)の底部から処理糖液として取り出されるように構成さ
れている。
以上の構成のろ過圧を使用して、次のような実験を行っ
た。
た。
精製糖工場より産出した廃糖蜜をBx、58に調製し、
水酸化ナトリウムを添加しr+ H6,4にした後、9
0℃まで加熱した。
水酸化ナトリウムを添加しr+ H6,4にした後、9
0℃まで加熱した。
次いで、60℃迄糖液温度を低下させ、先の第1図に示
する過圧のクリストバル石層に60°C,S、Vlの条
件で下向流にて通液させた。
する過圧のクリストバル石層に60°C,S、Vlの条
件で下向流にて通液させた。
クリストバル石に対し約30倍量の糖蜜を処理させるこ
とにより、ろ過圧(差圧)が2 kg / ct以上と
なったので、通流を中止し、温水にて脱糖した。
とにより、ろ過圧(差圧)が2 kg / ct以上と
なったので、通流を中止し、温水にて脱糖した。
クリストバル石処理糖液について、ろ過性能及びオリ生
成量を中心に測定した。分析方法は下記の通りである。
成量を中心に測定した。分析方法は下記の通りである。
ろ過性能:被検糖液をBx、50に調製した後、定圧ろ
過試験機(東洋科学社製、ろ過面積IQcJ)にろ祇(
No、2)を装填し、25℃、1kg/cJにて加圧ろ
過をし、200rdをろ過させるのに要する時間を求め
た。
過試験機(東洋科学社製、ろ過面積IQcJ)にろ祇(
No、2)を装填し、25℃、1kg/cJにて加圧ろ
過をし、200rdをろ過させるのに要する時間を求め
た。
オリ成分量:被検糖液をBx、50に調製し、1分間煮
沸させた後、100m1のメスシリンダに1!液を移し
、38℃の恒温槽に15時間静置した。この時のオリ含
有糖液の下層部の割合をオリ発生量として百分率で示し
た。
沸させた後、100m1のメスシリンダに1!液を移し
、38℃の恒温槽に15時間静置した。この時のオリ含
有糖液の下層部の割合をオリ発生量として百分率で示し
た。
また、Bx、pH,見掛純糖率2色価については、製糖
便覧(朝倉書店)法に準じて常法により測定した。結果
を第1表に示す。
便覧(朝倉書店)法に準じて常法により測定した。結果
を第1表に示す。
第1表
天尤遵日。
精製糖工場法糖蜜(Bx、60)をクリストバル石ろ過
圧〔底面積(15Cnl) X層高(20cm) 、充
填クリストパル石:日鉄鉱業社製、商品名クリスバール
G 300)に70℃に加温しなから300mf/時間
の流速度で上昇流にて6000mNを通液させた。実施
例1と同様にして処理糖液の分析を実施した。結果を第
2表に示す。
圧〔底面積(15Cnl) X層高(20cm) 、充
填クリストパル石:日鉄鉱業社製、商品名クリスバール
G 300)に70℃に加温しなから300mf/時間
の流速度で上昇流にて6000mNを通液させた。実施
例1と同様にして処理糖液の分析を実施した。結果を第
2表に示す。
第2表
去薯順し−
ヌソチェ式試験用ろ過器(有効ろ過面積10cJ)に粉
末状クリストバル石(粒度10〜100μm)をl c
mの厚さにプレコートさせた。そして、これにBX、5
0に溶解した沖縄産原糖を70℃で500mA!通液さ
せた。実施例1及び実施例2と同様にして処理糖液の性
状を測定した。結果を第3表に示す。
末状クリストバル石(粒度10〜100μm)をl c
mの厚さにプレコートさせた。そして、これにBX、5
0に溶解した沖縄産原糖を70℃で500mA!通液さ
せた。実施例1及び実施例2と同様にして処理糖液の性
状を測定した。結果を第3表に示す。
第3表
低品質な甘しょ汁を500+++f)−ルビー力に採取
し、石灰乳を加えてpH7に調整した。
し、石灰乳を加えてpH7に調整した。
一方、同様にして調整した甘しょ汁に粉末状クリストバ
ル石(日鉄鉱業社製、製品名クリスバールPW−300
,粒径100μm以下)を1g添加した糖汁を調製した
。
ル石(日鉄鉱業社製、製品名クリスバールPW−300
,粒径100μm以下)を1g添加した糖汁を調製した
。
これら2種類の糖汁を電熱器により沸騰寸前まで加熱さ
せた後、静置して上層部の清澄液とスラッジの沈降性の
差を確認した。
せた後、静置して上層部の清澄液とスラッジの沈降性の
差を確認した。
その結果、クリストバル石を添加した糖汁ばスラッジ部
分の沈降速度が速く僅か20分で」二澄液と沈降部分が
明確に分離した。一方、通常のデフィケション操作を行
った糖汁は1時間経過後も両者の分離が不完全であった
。
分の沈降速度が速く僅か20分で」二澄液と沈降部分が
明確に分離した。一方、通常のデフィケション操作を行
った糖汁は1時間経過後も両者の分離が不完全であった
。
以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
クリストバル石と糖液とを接触反応させることにより糖
液中のろ過阻害前駆成分、ろ過阻害成分等の不純物質を
当該クリストバル石に吸着させており、これら不純物質
を効率良く分離することが可能である。したがって、従
来技術ではろ過処理が不可能とされていたような糖液及
び糖蜜の加工特性を改善することが可能である。
クリストバル石と糖液とを接触反応させることにより糖
液中のろ過阻害前駆成分、ろ過阻害成分等の不純物質を
当該クリストバル石に吸着させており、これら不純物質
を効率良く分離することが可能である。したがって、従
来技術ではろ過処理が不可能とされていたような糖液及
び糖蜜の加工特性を改善することが可能である。
本発明方法は、イオン交換樹脂による糖液清浄法、電気
透析法、イオンクロマト法、各種膜分離法による糖液精
製方法の前処理法として特に有効であり、例えばイオン
交換樹脂の汚染が極度に低減され分離ろ過操作が著しく
改善される等、一連の清浄操作の円滑化を図ることが可
能である。
透析法、イオンクロマト法、各種膜分離法による糖液精
製方法の前処理法として特に有効であり、例えばイオン
交換樹脂の汚染が極度に低減され分離ろ過操作が著しく
改善される等、一連の清浄操作の円滑化を図ることが可
能である。
また、特に裾物糖蜜に適用した場合、ろ過阻害成分のみ
ならずオリ状物質を効率良く除去することが可能となり
、糖蜜製品としての付加価値を著しく向上させることが
可能である。
ならずオリ状物質を効率良く除去することが可能となり
、糖蜜製品としての付加価値を著しく向上させることが
可能である。
さらに、不純物質を吸着したクリストバル石は再生も可
能であることから、工業的規模での実施を考えた場合、
その価値は大きいと言える。
能であることから、工業的規模での実施を考えた場合、
その価値は大きいと言える。
第1図は本発明の一実施例で使用したろ退座の構成例を
示す模式図である。
示す模式図である。
Claims (1)
- 糖液をクリストバル石に接触させた後、不純物質を吸着
したクリストバル石を分別することを特徴とする糖液の
清浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP863087A JPS63177800A (ja) | 1987-01-17 | 1987-01-17 | 糖液の清浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP863087A JPS63177800A (ja) | 1987-01-17 | 1987-01-17 | 糖液の清浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63177800A true JPS63177800A (ja) | 1988-07-21 |
JPH0518560B2 JPH0518560B2 (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=11698271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP863087A Granted JPS63177800A (ja) | 1987-01-17 | 1987-01-17 | 糖液の清浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63177800A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2221696A (en) * | 1988-07-15 | 1990-02-14 | Itoh Sugar Co Ltd C | Method for refining sugar liquor |
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- 1987-01-17 JP JP863087A patent/JPS63177800A/ja active Granted
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