【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、有用なメーキャップ化粧料、特に粉体系メー
キャップ化粧料に関し、更に詳しくは多孔質球状炭酸マ
グネシウムを配合してなる、塗布時の肌への延び拡がり
等の使用性や化粧膜の仕上り状態がよく、化粧持続性に
優れたメーキャップ化粧料に関する。
［従来の技術］
一般に、ファンデーション、白粉、アイシャドウ、頬紅
等のメーキャップ化粧料には、白色顔料、着色顔料、体
質顔料、パール剤、粘土鉱物、金属石けん類の各種粉体
原料が使用されており、これらはメーキャップ効果、使
用感、使用性を考慮し、粉体特性や性質を利用して目的
に応じて使いわけられている。
従来、こうした化粧品用粉体原料として炭酸マグネシウ
ムが粉体成分を必要とする化粧料、例えば白粉、頬紅、
アイシャドウ、パックへ使用されることは周知とすると
ころである。すなわち従来から使用されてきた炭酸マグ
ネシウムは吸油量が高く、皮脂や汗の吸収性に優れ、類
似特性を有するカオリン、炭酸カルシウム、デンプンに
も増して吸油量が高いので化粧くずれ防ＩＦ効果を有し
、そして軽質炭酸マグネシウムの場合には粉体系のソフ
ト感を付グ・する効果が期待されるからであり、またそ
の吸収能を活かし、香料を吸着、保留させるキャリヤー
として用いられてきた。
ところでメーキャップ化粧料におけ色粉体成分の有効活
用については従来より種々の而から検討されてきた０例
えば塗布時の延びやソフトな感触を得るために従来粉体
を球状化して配合すること、また化粧持続性の向上のた
めに、皮脂や汗の吸収能が高い粉体や多孔質粉体を配合
すること等の技術が報告されている。
［発明が解決しようとする問題点］
従来の炭酸マグネシウムは、鱗片状結晶で粒径が０．５
〜３ｇｍ程度の白色微粉体であり。
前記したように汗や皮脂の吸収能や付着力が大きく、化
粧持続性向−ヒに有用と目される。しかし、その粉体自
身、肌すべりが悪く、粉体系のメーキャップ化粧料に配
合した場合には使用時の肌での延びが重く、止まりや帆
み感が強くあられれ、この傾向は使用量を増すと一層顕
著となり、感触や使用性の面で好ましくないとの欠点が
あった。このことからｊ＆ Ｍｔマグネシウムの特性を
もって十分な有効活用が期待し難く、実用上、他の粉体
原料と比較して、メリットが少なく、あまり使用されて
いないのが実情であった。
また一方では、メーキャップ化粧料の使用感、使用性の
向上や重要な品質項目である化粧効果の持続性向上が従
来より研究され、望まれているところであった。
〔問題点を解決するための手段］
本発明者等は、前記した４を情に鑑み、炭酸マグネシウ
ムの応用について鋭意検討を重ねた結果、炭酸マグネシ
ウムを多孔質球状物となし、それをメーキャップ化粧料
用粉体成分として配合することにより、配合効果が充分
発揮され、塗布時の展延性等の使用感、使用性が改善さ
れると同時に化粧持続性等の化粧効果にとってきわめて
有用であることを見い出し、この知見をもって本発明を
完成させたのである・
すなわち、本発明は多孔質球状炭酸マグネシウムを含有
することを特徴としたメーキャップ化粧料に関する。
以下１本発明の構成について説明する。
本発明に於いて使用される多孔質球状炭酸マグネシウム
は、特に限定されるものでないが、例えば既に出願され
ている特願昭８１−２３５２４０の製造方法に基づいて
行なえば、容易に得ることができる。すなわち水酸化マ
グネシウム懸濁液に炭酸ガスを吹き込んで製造するに際
し、水酸化マグネシウムを添加して濃度を一定に保ちつ
つ攪拌しながら炭酸ガスを吹き込んで炭酸化反応を続行
する。そして攪拌時間と攪拌速度をコントロールするこ
とで粒子の均一な球状の塩基性炭酸マグネシウムが得ら
れる。
斯くして得られる多孔質球状炭酸マグネシウムは、第１
図に示した如く鱗片状の一次粒子が凝集した多孔質の、
また形状が球状体としてとらえられるものである。
多孔質球状炭酸マグネシウムの粒径は、条件を設定する
ことによって任意にコントロール可能であるが、モ均粒
径約５ＪＬｍ〜３０ｇｍ（７）範囲のものであれば、製
造が容易であり１本発明にとっては好適に用いることが
できる。このことは、従来より化粧品用の体質顔料等と
して知られる炭酸マグネシウムは鱗片状結晶で粒径がせ
いぜい０．５〜３ＩＬｍ程度の微粒子のものであり、展
延性に劣るものであったが１本発明で用いる多孔質球状
炭酸マグネシウムは、粒径が比較的大きく、流動性があ
って展延性がよいとの粉体特性を有するからであり、ま
た粒径が大きすぎると粒子感、違和感を感じるようにな
るためである。
また前記多孔質球状Ｉｋ酸マグネシウムは、例えばその
吸油量が約１７０ｍ１／１００ｇ−Ｑあり、従来の）５
酸マグネシウムでの吸油量が５０〜１５０ｍ１／１００
ｇの範囲が一般的であるのに対して一層大きいとの性質
を有する。すなわち吸油量が大きいことは、油分の吸着
効果からあぶらっぽさやべたつきを減少させ、さっばり
とした感触を与え、また皮脂や汗を効果的に吸収し、化
粧くずれ防ＩＦ効果が従来にも増して期待できることに
なる。
このように多孔質球状炭酸マグネシウムは、その粒子形
状による展延性と多孔質であることによる吸収性が良く
、また付着性、密着性や適度な白さを有する等の粉体特
性を有し、これをメーキャップ化粧料に応用することで
皮膚への延び拡がり、化粧の仕上り、化粧の持続性等の
点で従来品を使用した場合に比較して改みしうる。
本発明に於けるメーキャップ化粧料への多孔質球状炭酸
マグネシウムの配合量は、製品種や使用目的によって異
なり、特に制限を受けるものでないが、化粧料全量あた
り１〜７０重量％の範囲であれば充分である。
そして、多孔質球状炭酸マグネシウムの配合利用に際し
ては、必要に応じてシリコーン化合物、油剤、金属石け
ん、脂肪酸、界面活性剤等で粉体表面処理を行っても何
ら差支えない。
本発明のメーキャップ化粧料には、前記必須成分に加え
てタルク、マイカ、カオリン等の体質顔料をはじめ、白
色顔料、着色顔料、粘土鉱物、有機粉末、パール剤、金
属石けん等の粉体原料、各種植物油、動物油、合成油で
ある油剤原料、界面活性剤、防腐剤、香料、色素、多価
アルコール、高分子化合物、紫外線吸収剤、酸化防止剤
等を適宜選択して配合できるものである。
なお、本発明のメーキャップ化粧料としては、粉体成分
を構成要素とするものであれば何れを問うものでないが
、多孔質球状炭酸マグネシウムの添加効果を充分期待す
る関係から粉体系メーキャップ化粧料に好適であり、例
えば白粉、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ等の
粉末状・プレス状−スティック状・油性のタイプのもの
である。
［実施例］
以下、本発明について実施例を挙げてさらに説明する。
これらは本発明を何ら限定するものでない。
実施例 ［１１パウダーファンデーション１分）
（屯ｔ：％）（１）多孔質球状炭
酸マグネシウム ８．０（モ均粒径約１２終ｍ）
（２）ナイロンパウダー ２．０（３
）タルク １８．０（４）
シリカ １．０（５）酸化チ
タン １５．０（６）着色顔料
２，０（７）マイカ
４３．２（８）イソプロピルミリステ
ート ４．０（８）スクワラン
４．０（１０）グリセリン脂肪酸エステル
０．５（ｉｔ） ワセリン
０．５（１２）ラノリン
０．５（１３）七ノオレイン酸ソルビタン
０．８（１４）防腐剤
０．３（１５）香料 ０
．２（製法）
Ａ 成分（１）〜 （７）をブレンダーで攪拌混合する
。
Ｂ 成分（２）〜 （１５）を混合し、加熱溶解する。
ＣＡにＢを加えて混合、粉砕して均質にし、次いでこれ
を容塁にプレス充填して製品とする。
比較Ｍ ［１１パウダーファンデーション実施例【１
１の処方中、成分（１）の多孔質球状）ＲＭマグネシウ
ムを従来通常の炭酸マグネシウムに舅Ｊｌ！Ｉｌｌ！−
ロ外し±Ｔ施例目１と同様に１−て製品とする。
以にの如くして得られた本発明品である実施例［１１の
プレス状パウダーファンデーションは、パフへの取れが
よく、塗布時の肌への延び拡がりが滑らかでソフトな感
触を有し、また化粧後に均一でｃ＃：着感のある化粧膜
を形成し、化粧持続性に優れ、極めて有用なものであっ
た。
これに対し、比較例【１］のプレス状パウダーファンデ
ーションは、パフへの取れが悪く、塗ｌＨ５時での肌へ
の延びが重く、止まりがきつい等から使用性に劣るもの
であった。
実施例 【２】 油性ファンデーション（成分）
（重；龜％）（１）多孔質球状
炭酸マグネシウム ５．０（モ均粒径約１５＃Ｌｍ
）
（２）ナイロンパウダー ４．０（３
）酸化チタン １５．０（４）雲
ｒｌチタン ７．０（５）着色顔
料 ５．０（６）マイカ
５．８（７）カルナウバワックス
２．０（８）キャンデリラワックス
３．５（８）パラフィンワックス
０．２（ｌＯ）マイクロクリスタリンワックス
７．０（１１）ジグリセリンジイソステアレート
ｔｏ、。
（１２）スクワラン ２０．０（
１３）シリコーンオイル １．０（１
４）流動パラフィン １４．０（１５
）香料 ０．５（製法）
Ａ 成分（２）〜 （６）をブレンダーで攪拌混合する
。
Ｂ 成分（７）〜 （＋５）を混合し、加熱溶解する。
ＣＡにＢを加えて混合、充分混練した後、成分（１）を
添加して混合、均一分散し１次いでこれを容器に流し込
み充填して製品とする。
比較例 【２】 油性ファンデーション実施例［２］
の処方中、成分（１）の多孔質球状炭酸マグネシウムを
従来通常の炭酸マグネシウムに置換した以外は実施例【
１１ と同様にして製品とする。
以１−の如くして得られた本発明品である実施例【２】
の油性ファンデーションは、比較例【２１の油性ファン
デーションに比較して塗布時の延び拡がりがよく、また
べたつきが少なく、密着感があって仕Ｊ−り状態のよい
化粧膜を形成し、化粧持続性に優れ、極めて有用なもの
であった。
実施例 ［３］ パウダーアイシャドウ（成分）
（型開０％）（１）多孔質球状
）に酸マグネシウム ３．５（平均粒径約２５終
ｍ）
（２）酸化鉄処理雲母チタン ２１．０（３
）タルク ６・０（４）
着色顔料 １．０（５）マイ
カ ５４．０（６）ピースワッ
クス ０．２（７）ワセリン
４．０（８）スクワラン
７−０（９）流動パラフィン
３．０（ｌＯ）香料
０．３（製法）
実施例［１１と同様にして製品とする。
実施例 ［４１油性アイシャドウ
（成分） （重量％）（１）
多孔質球状炭酸マグネシウム ７．０（ＩＴｉ均
粒径約１２ｇｍ）
（２）コンジヨウ処理雲母チタン ３５．０（３
）雲ｆでＩチタン １Ｏ１０（４
）酸化チタン ０・２（５）着
色顔ネ１１．２
（６）マイカ Ｌｌ（７）マイ
クロクリスタリンワックス ３．０（８）キャンデ
リラワックス １．５（９）ラノリン
６．５（ｌＯ）イソプロピルミ
リステート １４．０（１１）グリセリン脂肪
酸エステル １２．０（１２）香料
０．５（製法）
実施例［２］ と同様にして製品とする。
実施例 ［５］ プレス状頬紅
（成分） （重量％）（１）
多孔質球状）に酸マグネシウム １５．０（平均粒
径約２５終ｍ）
（２）マイカ ３４．０（３）
雲１ｉ１チタン ６．０（４）着
色顔料 ０．５（５）タルク
３７．８（６）スクワラ
ン ３．５（７）流動パラフィ
ン ２．０（８）ワセリン
１．０（９）香料
０．２（製法）
実施例［１１と同様にして製品とする。
実施例 ［８１スティック状頬紅
（成分） （重量％）（１）
多孔質球状炭酸マグネシウム ２０．０（平均粒径
約１５＃Ｌｍ）
（２）酸化チタン １０・０（３
）オキシ塩化ビスマス ２．０（４）雲
母チタン ５．０（５）着色顔料
２．２（６）ジステアリン
酸エチレングリ ３．０コール
（７）流動パラフィン ４１・３（８
）メチルフェニルポリシロキサン １０．０（３）キ
ャンデリラワックス ８．０（ｌＯ）パラ
フィンワックス ０．４（１１）香料
０．１（製法）
Ａ 成分（２）〜 （５）をブレンダーで攪拌混合する
。
Ｂ 成分（６）〜 （１１）を混合し、加熱溶解する。
ＣＡにＢを加えて混合、充分混練した後、成分（１）を
添加混合、均一分散し、次いでこれを容器に流し込み充
填し、冷却成型して製品とする。
実施例 ［７］ 粉白粉
（成分） （重量％）（１）
多孔質球状炭酸マグネシウム ５０．０（モ均粒径
約１２ルｍ）
（２）ポリエチレンパウダー ２２．０（３
）ラウリン醜亜鉛 １．５（４）マ
イカ １Ｏ００（５）タルク
１４．４（８）シリコーン
オイル ２．０（７）香料
０．１（製法）
Ａ 成分（１）〜 （５）をブレンダーで攪拌混合する
。
Ｂ 成分（８）〜 （７）を混合する。
ＣＡにＢを加えて混合し、均一分散した後。
容器に充填して製品とする。
以上の如くして得られた実施例 ［３］〜【７１の製品
は、塗布時の延び拡がりが良好で密着性のある化粧膜を
形成し、化粧持続性に優れる等、使用感、使用性がよく
、化粧効果の高い極めて有用なものであった。
［発明の効果］
前述した如く、本発明の特徴は、多孔質球状炭酸マグネ
シウムを配合することで、その粉体特有の配合効果が発
揮され、良好な使用感、使用性並びに化粧効果を有する
メーキャップ化粧料が得られたことにある。
本発明に使用される多孔質球状炭酸マグネシウムは、従
来の炭酸マグネシウムに対して、粒径が比較的大きく、
粒子形状が球状で流動性があり、展延性がよいとの特徴
と多孔質で吸油量が大きいとの性質を持ち、また付着性
、白さが適度である等の良好な粉体特性を有する。
従って多孔質球状炭酸マグネシウムを含有した本発明の
メーキャップ化粧料に於いては、従来品を用いた場合に
認められた皮膚への展延性や感触等の低下や悪影響が改
善され、使用時の皮膚への延び拡がりがよく、感触も良
好となる。また肌へのなじみもよく、使用後には良好な
化粧膜を形成し、仕上り状態がよく、さらには化粧膜に
密着性があって、皮脂や汗等による化粧くずれが効果的
に抑制された、化粧持続性の向上したものである。
すなわち１本発明により、従来にも増して品質のよい、
有用なメーキャップ化粧料の提供をなし得たと共に製品
域の拡大をも同時に可能としたのである。Detailed Description of the Invention [Industrial Field of Application] The present invention relates to a useful makeup cosmetic, particularly a powder makeup cosmetic, and more specifically to a powder makeup cosmetic containing porous spherical magnesium carbonate. The present invention relates to a makeup cosmetic that has good usability such as spreading, a good cosmetic film finish, and excellent makeup persistence. [Prior Art] Generally, makeup cosmetics such as foundations, white powders, eye shadows, and blushers use various powder raw materials such as white pigments, colored pigments, extender pigments, pearl agents, clay minerals, and metallic soaps. These powders are used depending on the purpose, taking into account the makeup effect, feel, and usability, and taking advantage of the powder characteristics and properties. Conventionally, magnesium carbonate has been used as a powder raw material for cosmetics, such as cosmetics that require powder components, such as white powder, blusher,
It is well known that it is used in eye shadows and packs. In other words, magnesium carbonate, which has been used for a long time, has a high oil absorption capacity and is excellent in absorbing sebum and sweat, and has a higher oil absorption capacity than kaolin, calcium carbonate, and starch, which have similar properties, so it has an IF effect that prevents makeup from fading. In the case of light magnesium carbonate, it is expected to have the effect of adding a soft feel to powder systems, and it has also been used as a carrier to adsorb and retain fragrances by taking advantage of its absorption ability. By the way, the effective use of color powder components in makeup cosmetics has been studied from various viewpoints.For example, in order to achieve long application and a soft feel, conventional powders have been spheroidized and blended; In addition, in order to improve the longevity of makeup, techniques have been reported such as blending powders with high sebum and sweat absorbing ability or porous powders. [Problems to be solved by the invention] Conventional magnesium carbonate has scaly crystals with a particle size of 0.5
It is a white fine powder of about ~3gm. As mentioned above, it has a high ability to absorb sweat and sebum and has a high adhesive strength, and is considered useful for improving the longevity of makeup. However, the powder itself has poor skin slippage, and when added to powder-based makeup cosmetics, it spreads heavily on the skin when used, resulting in a strong lingering or flaky feeling. This becomes more noticeable as the amount increases, and has the drawback of being unfavorable in terms of feel and usability. For this reason, it is difficult to expect that the characteristics of J&Mt magnesium can be fully utilized effectively, and in reality, it has few practical advantages compared to other powder raw materials, so it has not been used much. On the other hand, improvements in the feel and usability of makeup cosmetics, as well as improvements in the sustainability of cosmetic effects, which are important quality items, have been studied and desired. [Means for Solving the Problems] In view of the above-mentioned 4, the inventors of the present invention have conducted intensive studies on the application of magnesium carbonate, and have made magnesium carbonate into a porous spherical material and applied it to makeup. By blending it as a powder component for cosmetics, the blending effect is fully exhibited, and the feel and usability such as spreadability during application are improved, and at the same time, it is extremely useful for cosmetic effects such as makeup longevity. The present invention was completed based on this finding. That is, the present invention relates to a makeup cosmetic characterized by containing porous spherical magnesium carbonate. The configuration of the present invention will be explained below. The porous spherical magnesium carbonate used in the present invention is not particularly limited, but can be easily obtained, for example, by using the manufacturing method disclosed in Japanese Patent Application No. 81-235240, which has already been filed. . That is, when manufacturing by blowing carbon dioxide gas into a magnesium hydroxide suspension, magnesium hydroxide is added, and the carbonation reaction is continued by blowing carbon dioxide gas while stirring while keeping the concentration constant. By controlling the stirring time and stirring speed, basic magnesium carbonate with uniform spherical particles can be obtained. The porous spherical magnesium carbonate thus obtained is
As shown in the figure, it is a porous structure in which scale-like primary particles aggregate.
Moreover, the shape can be regarded as a spherical body. The particle size of the porous spherical magnesium carbonate can be arbitrarily controlled by setting conditions, but if the average particle size is in the range of about 5 JLm to 30 gm (7), it is easy to manufacture and can be used according to the present invention. It can be suitably used for. This means that magnesium carbonate, which has traditionally been known as an extender pigment for cosmetics, has scaly crystals with a particle size of approximately 0.5 to 3 ILm, and has poor spreadability. This is because the porous spherical magnesium carbonate used in the invention has a relatively large particle size, and has powder characteristics such as fluidity and good spreadability, and if the particle size is too large, it will feel grainy and uncomfortable. This is so that you may become like this. In addition, the porous spherical magnesium Ikate has an oil absorption amount of, for example, about 170 m1/100 g-Q, which is compared to the conventional) 5
Oil absorption amount with magnesium acid is 50-150m1/100
Although the range of g is generally large, it has the property of being larger. In other words, the large oil absorption effect reduces greasiness and stickiness due to the oil adsorption effect, giving a light feel, and also effectively absorbs sebum and sweat, making the IF effect of preventing makeup from fading even higher than before. We can look forward to more. In this way, porous spherical magnesium carbonate has good spreadability due to its particle shape and good absorption due to its porous nature, and has powder properties such as adhesion, adhesion, and appropriate whiteness. By applying this to makeup cosmetics, improvements can be made in terms of spread on the skin, makeup finish, makeup durability, etc. compared to when conventional products are used. The amount of porous spherical magnesium carbonate added to the makeup cosmetic according to the present invention varies depending on the product type and purpose of use and is not particularly limited, but as long as it is in the range of 1 to 70% by weight based on the total amount of the cosmetic. That's enough. When blending and utilizing porous spherical magnesium carbonate, there is no problem if the powder surface is treated with a silicone compound, an oil agent, a metal soap, a fatty acid, a surfactant, etc., if necessary. In addition to the above-mentioned essential ingredients, the makeup cosmetic of the present invention includes extender pigments such as talc, mica, and kaolin, as well as powder raw materials such as white pigments, colored pigments, clay minerals, organic powders, pearl agents, and metallic soaps. Oil raw materials such as various vegetable oils, animal oils, and synthetic oils, surfactants, preservatives, fragrances, pigments, polyhydric alcohols, polymer compounds, ultraviolet absorbers, antioxidants, and the like can be appropriately selected and blended. The makeup cosmetic of the present invention is not limited to any powder component as long as it has a powder component as a component; Suitable examples include powder, pressed, stick, and oily types such as white powder, foundation, blusher, and eye shadow. [Example] Hereinafter, the present invention will be further explained by giving examples. These do not limit the invention in any way. Example [11 powder foundation 1 minute]
(ton: %) (1) Porous spherical magnesium carbonate 8.0 (average particle size approximately 12 m) (2) Nylon powder 2.0 (3
) Talc 18.0 (4)
Silica 1.0(5) Titanium oxide 15.0(6) Color pigment
2,0(7) mica
43.2(8) Isopropyl myristate 4.0(8) Squalane
4.0(10) Glycerin fatty acid ester
0.5 (it) Vaseline
0.5 (12) Lanolin
0.5(13) Sorbitan heptanooleate
0.8 (14) Preservative
0.3 (15) Fragrance 0
．． 2 (Production method) A Components (1) to (7) are stirred and mixed using a blender. B Components (2) to (15) are mixed and heated and dissolved. B is added to CA, mixed and pulverized to make it homogeneous, and then press-filled into a container to form a product. Comparison M [11 Powder Foundation Example [1]
In the recipe of 1, component (1) porous spherical) RM magnesium is replaced with conventional magnesium carbonate! Ill! −
B.Remove ±T as in Example 1 and make a product. The pressed powder foundation of Example [11], which is the product of the present invention obtained as described above, easily removes from the puff, spreads smoothly on the skin when applied, and has a soft feel. In addition, it formed a uniform cosmetic film with c#: feel after makeup, had excellent makeup persistence, and was extremely useful. On the other hand, the pressed powder foundation of Comparative Example [1] had poor usability because it was difficult to apply to the puff, spread hard on the skin at 5 hours of application, and had a hard staying power. Example [2] Oil-based foundation (ingredients)
(Weight; %) (1) Porous spherical magnesium carbonate 5.0 (average particle size approximately 15#Lm)
) (2) Nylon powder 4.0 (3
) Titanium oxide 15.0 (4) Cloud rl titanium 7.0 (5) Colored pigment 5.0 (6) Mica
5.8 (7) Carnauba wax 2.0 (8) Candelilla wax
3.5 (8) Paraffin wax
0.2 (lO) microcrystalline wax 7.0 (11) diglycerine diisostearate to. (12) Squalane 20.0 (
13) Silicone oil 1.0 (1
4) Liquid paraffin 14.0 (15
) Fragrance 0.5 (Production method) A Components (2) to (6) are stirred and mixed in a blender. B Components (7) to (+5) are mixed and heated and dissolved. After adding B to CA and thoroughly kneading, component (1) is added, mixed and uniformly dispersed, and then poured into a container and filled to form a product. Comparative example [2] Oil-based foundation example [2]
In the formulation of Example [
Prepare the product in the same manner as in 11. Example [2], which is a product of the present invention obtained as described in 1- below.
Compared to the oil-based foundation of Comparative Example [21], the oil-based foundation spreads better when applied, is less sticky, has a feeling of adhesion, forms a makeup film with a good fit, and has long-lasting makeup. It was excellent and extremely useful. Example [3] Powder eyeshadow (ingredients)
(Mold opening 0%) (1) Porous spherical) magnesium oxide 3.5 (average particle size approximately 25 m) (2) Iron oxide treated mica titanium 21.0 (3
) Talc 6.0 (4)
Colored pigments 1.0 (5) Mica 54.0 (6) Peace wax 0.2 (7) Vaseline
4.0(8) Squalane
7-0(9) Liquid paraffin
3.0 (lO) fragrance
0.3 (Manufacturing method) A product was prepared in the same manner as in Example [11]. Example [41 Oil-based eyeshadow (ingredients) (wt%) (1)
Porous spherical magnesium carbonate 7.0 (ITi average particle size approximately 12 gm) (2) Condiment treated mica titanium 35.0 (3
) cloud f I titanium 1O10(4
) Titanium oxide 0.2 (5) Colored face 11.2 (6) Mica Ll (7) Microcrystalline wax 3.0 (8) Candelilla wax 1.5 (9) Lanolin
6.5 (lO) Isopropyl myristate 14.0 (11) Glycerin fatty acid ester 12.0 (12) Fragrance
0.5 (Manufacturing method) A product was prepared in the same manner as in Example [2]. Example [5] Pressed blusher (ingredients) (% by weight) (1)
Magnesium oxide (porous spherical) 15.0 (average particle size approximately 25 m) (2) Mica 34.0 (3)
Cloud 1i1 Titanium 6.0 (4) Colored pigment 0.5 (5) Talc 37.8 (6) Squalane 3.5 (7) Liquid paraffin 2.0 (8) Vaseline
1.0 (9) Fragrance
0.2 (Manufacturing method) A product was prepared in the same manner as in Example [11]. Example [81 Stick-shaped blusher (ingredients) (wt%) (1)
Porous spherical magnesium carbonate 20.0 (average particle size approximately 15#Lm) (2) Titanium oxide 10.0 (3
) Bismuth oxychloride 2.0 (4) Titanium mica 5.0 (5) Color pigment 2.2 (6) Ethylene glycol distearate 3.0 Cole (7) Liquid paraffin 41.3 (8)
) Methylphenylpolysiloxane 10.0 (3) Candelilla wax 8.0 (lO) Paraffin wax 0.4 (11) Fragrance
0.1 (Production method) A Components (2) to (5) are stirred and mixed using a blender. B Components (6) to (11) are mixed and heated and dissolved. After adding B to CA and thoroughly kneading, component (1) is added and mixed, uniformly dispersed, and then poured into a container, filled, and cooled to form a product. Example [7] White powder (ingredients) (wt%) (1)
Porous spherical magnesium carbonate 50.0 (average particle size approximately 12 m) (2) Polyethylene powder 22.0 (3
) Laurin Ugly Zinc 1.5 (4) Mica 1000 (5) Talc
14.4 (8) Silicone oil 2.0 (7) Fragrance
0.1 (Production method) A Components (1) to (5) are stirred and mixed in a blender. B Mix components (8) to (7). After adding B to CA and mixing to uniformly disperse. Fill it into a container and use it as a product. The products of Examples [3] to [71] obtained as described above spread well when applied, form a cosmetic film with good adhesion, and have excellent makeup durability, etc., and are easy to use and easy to use. It was extremely useful and had a good cosmetic effect. [Effects of the Invention] As mentioned above, the feature of the present invention is that by blending porous spherical magnesium carbonate, the blending effect unique to the powder is exhibited, and a makeup product that has a good feeling of use, usability, and cosmetic effect is produced. The reason is that cosmetics were obtained. The porous spherical magnesium carbonate used in the present invention has a relatively large particle size compared to conventional magnesium carbonate.
The particle shape is spherical, fluid, and spreadable, and porous and has high oil absorption. It also has good powder properties such as moderate adhesion and whiteness. . Therefore, in the makeup cosmetics of the present invention containing porous spherical magnesium carbonate, the decrease in spreadability and feel on the skin and other adverse effects observed when using conventional products are improved, and the skin irritation during use is improved. It spreads well and has a good feel. In addition, it blends well with the skin, forms a good cosmetic film after use, has a good finish, and has good adhesion to the cosmetic film, effectively suppressing makeup fading due to sebum, sweat, etc. It has improved makeup durability. In other words, the present invention provides products with better quality than ever before.
This not only made it possible to provide useful makeup cosmetics, but also made it possible to expand the range of products.
【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]
第１図は本発明に於いて使用した多孔質球状塩基性１５
酸マグネシウムの粒子構造を示す走査型電子ＷＪ微鏡写
真（倍率ｔｏｏｏ倍）で、第２図は従来通常の塩基性炭
酸マグネシウムの粒子構造を示す走査型電子顕微写真（
倍率１０００倍）である。
以−■−Figure 1 shows the porous spherical basic 15 used in the present invention.
Fig. 2 is a scanning electron micrograph (magnification: too much) showing the particle structure of magnesium oxide.
(1000x magnification). I-■-