JPS63144007A - スラグ流出制限球の製造方法 - Google Patents
スラグ流出制限球の製造方法Info
- Publication number
- JPS63144007A JPS63144007A JP29128686A JP29128686A JPS63144007A JP S63144007 A JPS63144007 A JP S63144007A JP 29128686 A JP29128686 A JP 29128686A JP 29128686 A JP29128686 A JP 29128686A JP S63144007 A JPS63144007 A JP S63144007A
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- JP
- Japan
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- lower inner
- slag outflow
- core body
- outer frame
- inner frame
- Prior art date
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- Pending
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はスラグ流出制限球、通称スラグカットボールの
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
〈従来の技術及びその問題点〉
スラグ流出制限球とは、転炉からの出鋼に際し転炉内の
スラグが鋼と共に流出しない様に出鋼口に炉内から当接
せしめて用いる為の物であり、スラグと鋼とをよく分離
するが為にその表面形状に工夫がなされ、例えば実公昭
55−40185号公報にて示される様な表面凹凸状を
呈しているのが一般的である。ところでこの実公昭55
−40185号公報に示されるスラグ流出制限球は、芯
体の周囲に不定形耐火物を塗布し、次いで予め成形した
2つ割の外殻内へ嵌込むという工程を経て造ると説明さ
れているが、表面が特殊な形状をしており、かつ全体の
比重調整の為に芯体は外層部を構成する耐火物よりは大
きな比重を有する素材、一般に金属材料製としなければ
ならないが為にその製造工程は煩雑である。上記実公昭
55−40185号公報に示される様に予め別成形した
外殻を用いる方法ではその製造工程が多くなる為に、現
在は一般に芯体を型枠内へ装入しておき、キャスタブル
耐火物を注入する鋳込み成形が用い9られている。しか
るにその際に用いる型枠の形状が複雑であり、かつ又直
径の異なるスラグ流出制限球毎に型枠を準備しなければ
ならず型枠の製作に多くの手間を要するという問題があ
り、しかもキャスクプル耐火物鋳込み後長時間の養生−
乾燥が必要であるのが現状である。
スラグが鋼と共に流出しない様に出鋼口に炉内から当接
せしめて用いる為の物であり、スラグと鋼とをよく分離
するが為にその表面形状に工夫がなされ、例えば実公昭
55−40185号公報にて示される様な表面凹凸状を
呈しているのが一般的である。ところでこの実公昭55
−40185号公報に示されるスラグ流出制限球は、芯
体の周囲に不定形耐火物を塗布し、次いで予め成形した
2つ割の外殻内へ嵌込むという工程を経て造ると説明さ
れているが、表面が特殊な形状をしており、かつ全体の
比重調整の為に芯体は外層部を構成する耐火物よりは大
きな比重を有する素材、一般に金属材料製としなければ
ならないが為にその製造工程は煩雑である。上記実公昭
55−40185号公報に示される様に予め別成形した
外殻を用いる方法ではその製造工程が多くなる為に、現
在は一般に芯体を型枠内へ装入しておき、キャスタブル
耐火物を注入する鋳込み成形が用い9られている。しか
るにその際に用いる型枠の形状が複雑であり、かつ又直
径の異なるスラグ流出制限球毎に型枠を準備しなければ
ならず型枠の製作に多くの手間を要するという問題があ
り、しかもキャスクプル耐火物鋳込み後長時間の養生−
乾燥が必要であるのが現状である。
〈問題点を解決する為の手段〉
本発明では上述の諸問題を解決し、型枠の製作を容易化
すると共にその後の養生時間の短縮化も可能ならしめる
方法を提供せんとするものであり、その要旨は上、下2
分割可能で組合わされた際にその内部に球状空洞部を形
成する空間部を有する吸水性樹脂製の下内枠及び下内枠
内の両枠間に比重調整用芯体を収納し、上、下内枠の外
周から外枠を取付けた後、上記芯体周囲にキャスタブル
耐火物を鋳込むことを特徴とするスラグ流出制限球の製
造方法である。
すると共にその後の養生時間の短縮化も可能ならしめる
方法を提供せんとするものであり、その要旨は上、下2
分割可能で組合わされた際にその内部に球状空洞部を形
成する空間部を有する吸水性樹脂製の下内枠及び下内枠
内の両枠間に比重調整用芯体を収納し、上、下内枠の外
周から外枠を取付けた後、上記芯体周囲にキャスタブル
耐火物を鋳込むことを特徴とするスラグ流出制限球の製
造方法である。
なお上記上、下内枠はそれぞれの内部に形成される空間
部が互いに組合わされた際に球状空洞部を形成するが如
き形状であれば、その外周は半球面状でも角状でもいず
れでもよく、その上、下内枠の外周形状に合わせて外枠
の内部形状を選定する。
部が互いに組合わされた際に球状空洞部を形成するが如
き形状であれば、その外周は半球面状でも角状でもいず
れでもよく、その上、下内枠の外周形状に合わせて外枠
の内部形状を選定する。
この上、下内枠の素材として用いる樹脂は鋳込み直後の
キャスタブル耐火物の水分を吸収し、その後の養生、乾
燥時間を可及的に短縮化出来る物が望ましくその吸水率
が約10〜12%程度のナイロン等を用いるものとする
。外枠は通常鉄製で上。
キャスタブル耐火物の水分を吸収し、その後の養生、乾
燥時間を可及的に短縮化出来る物が望ましくその吸水率
が約10〜12%程度のナイロン等を用いるものとする
。外枠は通常鉄製で上。
下2分割式のパイブレーク付を用いる。
〈実施例及び作用〉
以下本発明を、その実施例を示す図面を参酌し乍ら詳述
する。
する。
この実施例は第1図に示す様に半球状空間部(1)が2
×3個形成された鉄製の下外枠(2)と、同形状の上外
枠(3)とを用いた。上外枠(2)にはニーラスモータ
ーから成るバイブレータ(4)を装備した。
×3個形成された鉄製の下外枠(2)と、同形状の上外
枠(3)とを用いた。上外枠(2)にはニーラスモータ
ーから成るバイブレータ(4)を装備した。
この様な外枠に対して第2図に示す様な市販のナイロン
(吸水率11.5%)製の下内枠(5)及び下内枠(6
)を準備した。これらの外枠、内枠を用い第3図に示す
様にまず下外枠(2)の内部空間部(1)に下内枠(6
)を嵌込み、次いで第4図に示す如き比重調整用芯体(
7)を収納した。この比重調整用芯体(7)は、略立方
体形状のSS材の角隅部を欠落し、かつ各辺中央部に切
溝を設け、該切溝部に巻付けたスプリングにより鉤状ス
タッド材を固定せしめた如き形状で、この芯体(7)全
体の比重を7.85となしたものである。次いで芯体(
7)の上部から下内枠(5)を被せ、上外枠(2)をセ
ットして第5図に示す如くバイブレータ(4)を作動さ
せ乍らキャスタブル耐火物(8)を流し込んだ。用いた
キャスタブル耐火物はその組成が5i0245重量%、
CaO3,0重量%、 Fe2O31,5重量%、
Ig−Loss 0.1重量%、残部A 1t03で比
重2.13、含水率は約12重量%であった。キャスタ
ブル耐火物(8)の鋳込み終了後、5時間そのま−の状
態で養生し、上外枠(2)及び下内枠(5)を離し、吊
下用金具(9)を取付け(第6図参照)、次いで枠から
取離し、24時間自然乾燥を行なった後、乾燥炉へ装入
し300℃で4時間加熱乾燥をなし第7図に示す様な製
品を得た。
(吸水率11.5%)製の下内枠(5)及び下内枠(6
)を準備した。これらの外枠、内枠を用い第3図に示す
様にまず下外枠(2)の内部空間部(1)に下内枠(6
)を嵌込み、次いで第4図に示す如き比重調整用芯体(
7)を収納した。この比重調整用芯体(7)は、略立方
体形状のSS材の角隅部を欠落し、かつ各辺中央部に切
溝を設け、該切溝部に巻付けたスプリングにより鉤状ス
タッド材を固定せしめた如き形状で、この芯体(7)全
体の比重を7.85となしたものである。次いで芯体(
7)の上部から下内枠(5)を被せ、上外枠(2)をセ
ットして第5図に示す如くバイブレータ(4)を作動さ
せ乍らキャスタブル耐火物(8)を流し込んだ。用いた
キャスタブル耐火物はその組成が5i0245重量%、
CaO3,0重量%、 Fe2O31,5重量%、
Ig−Loss 0.1重量%、残部A 1t03で比
重2.13、含水率は約12重量%であった。キャスタ
ブル耐火物(8)の鋳込み終了後、5時間そのま−の状
態で養生し、上外枠(2)及び下内枠(5)を離し、吊
下用金具(9)を取付け(第6図参照)、次いで枠から
取離し、24時間自然乾燥を行なった後、乾燥炉へ装入
し300℃で4時間加熱乾燥をなし第7図に示す様な製
品を得た。
なお得られるスラグ流出制限球は、その比重を4.15
〜4.25となる様にすべきで、その為に芯体(7)の
比重、大きさ、及び鋳込む耐火物の比重。
〜4.25となる様にすべきで、その為に芯体(7)の
比重、大きさ、及び鋳込む耐火物の比重。
容量を適宜¥A整する様にする。
上記した様に、この実施例ではキャスタブル耐火物を鋳
込み後に5時間という短い養生時間で、上外枠及び下内
枠を離す事が出来たが、それは上。
込み後に5時間という短い養生時間で、上外枠及び下内
枠を離す事が出来たが、それは上。
下内枠が吸水性に富む樹脂から成り、該樹脂がキャスタ
ブル耐火物の水分を吸収するが為であり、この様な吸水
性樹脂を用いずに、鉄製型枠に直接キャスタブル耐火物
を鋳込/しでいた従来法では、この間の養生は少なくと
も17時間は要していたのである。
ブル耐火物の水分を吸収するが為であり、この様な吸水
性樹脂を用いずに、鉄製型枠に直接キャスタブル耐火物
を鋳込/しでいた従来法では、この間の養生は少なくと
も17時間は要していたのである。
〈発明の効果〉
以上述べて来た如く本発明方法によれば、下記の効果を
有する。
有する。
(1)強度を必要とし通常大型となる外枠の大きさは変
える事なく、つまり1個の外枠に対してその外形の大き
さは変える事な(、内部空間部の径のみを変化させた内
枠を種々用いる事で異なる大きさの製品を得る事が出来
る。
える事なく、つまり1個の外枠に対してその外形の大き
さは変える事な(、内部空間部の径のみを変化させた内
枠を種々用いる事で異なる大きさの製品を得る事が出来
る。
(2)、内枠に吸水性樹脂を用いている為に、その後の
養生、乾燥時間の短縮化が図れると共に、キャスタブル
耐火物の型離れが良いので得られる製品の表面が滑らか
となる。
養生、乾燥時間の短縮化が図れると共に、キャスタブル
耐火物の型離れが良いので得られる製品の表面が滑らか
となる。
第1図〜第6図はそれぞれ本発明方法の各工程を示す説
明図、第7図は本発明方法によって得られるスラグ流出
制限球の斜視図。 図中、 (2)°下外枠 (3)=上外枠 (5)2上内枠 (6)゛下内枠 特許出願人 新日本製鐵株式會社(他1名)代 理 人
有吉 教晴
明図、第7図は本発明方法によって得られるスラグ流出
制限球の斜視図。 図中、 (2)°下外枠 (3)=上外枠 (5)2上内枠 (6)゛下内枠 特許出願人 新日本製鐵株式會社(他1名)代 理 人
有吉 教晴
Claims (1)
- 1、上、下2分割可能で組合わされた際にその内部に球
状空洞部を形成する空間部を有する吸水性樹脂製の上内
枠及び下内枠内の両枠間に比重調整用芯体を収納し、上
、下内枠の外周から外枠を取付けた後、上記芯体周囲に
キャスタブル耐火物を鋳込むことを特徴とするスラグ流
出制限球の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29128686A JPS63144007A (ja) | 1986-12-06 | 1986-12-06 | スラグ流出制限球の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29128686A JPS63144007A (ja) | 1986-12-06 | 1986-12-06 | スラグ流出制限球の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63144007A true JPS63144007A (ja) | 1988-06-16 |
Family
ID=17766910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29128686A Pending JPS63144007A (ja) | 1986-12-06 | 1986-12-06 | スラグ流出制限球の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63144007A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103691924A (zh) * | 2013-12-17 | 2014-04-02 | 谢驰中 | 不会造成铸件夹渣的挡渣体及其制作方法 |
-
1986
- 1986-12-06 JP JP29128686A patent/JPS63144007A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103691924A (zh) * | 2013-12-17 | 2014-04-02 | 谢驰中 | 不会造成铸件夹渣的挡渣体及其制作方法 |
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