JPS63135333A - プロスタグランジン類含有貼付剤 - Google Patents
プロスタグランジン類含有貼付剤Info
- Publication number
- JPS63135333A JPS63135333A JP28277086A JP28277086A JPS63135333A JP S63135333 A JPS63135333 A JP S63135333A JP 28277086 A JP28277086 A JP 28277086A JP 28277086 A JP28277086 A JP 28277086A JP S63135333 A JPS63135333 A JP S63135333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prostaglandin
- acrylic
- group
- base layer
- meth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(a)産業上の利用分野
本発明はプロスタグランジン類を薬効成分として含有す
る、プロスタグランジン類含有貼付剤に関する。詳しく
は、熱などに対して非常に不安定なプロスタグランジン
類を特定のアクリル系基剤層内に含有させることにより
プロスタグランジン類の安定性を向上させた、プロスタ
グランジン類含有貼付剤に関する。
る、プロスタグランジン類含有貼付剤に関する。詳しく
は、熱などに対して非常に不安定なプロスタグランジン
類を特定のアクリル系基剤層内に含有させることにより
プロスタグランジン類の安定性を向上させた、プロスタ
グランジン類含有貼付剤に関する。
(b)従来の技術
プロスタグランジン類(以下、PG類と略す)は下記栢
造式 で表されるブロスタン酸の誘導体であり、種々のタイプ
のP(itが知られている。そのタイプは基本骨格であ
るブロスタン酸の5貝環の枯造と置換基に依存しており
、例えばPGA、PGEおよびPGFは下記の如き5貝
環情造を有するものである。
造式 で表されるブロスタン酸の誘導体であり、種々のタイプ
のP(itが知られている。そのタイプは基本骨格であ
るブロスタン酸の5貝環の枯造と置換基に依存しており
、例えばPGA、PGEおよびPGFは下記の如き5貝
環情造を有するものである。
OH0H
(PGA) (PGE) (PGF)
また、PG類は5貝環の8位と12位に結合している側
鎖の二重結合の位置によっても11分類され、r’G−
1タイプはC1コーC目間にトランス−二重結合を有し
、PC−2タイプはCs Cs間にシス−二重結合と
C13C14間にトランス−二重結合を有する。例えば
PGE、お上びPGF2αはそれぞれ下記構造式で表わ
される。
また、PG類は5貝環の8位と12位に結合している側
鎖の二重結合の位置によっても11分類され、r’G−
1タイプはC1コーC目間にトランス−二重結合を有し
、PC−2タイプはCs Cs間にシス−二重結合と
C13C14間にトランス−二重結合を有する。例えば
PGE、お上びPGF2αはそれぞれ下記構造式で表わ
される。
0xIOI−1
OH
ところで、上記PGMは一般に平滑筋の収縮を刺激する
作用、血圧降下作用、利尿作用、気管支拡張作用、脂肪
分解阻害作用、血小板凝集抑制作用、胃酸分泌抑制作用
、抗腫瘍作用などの薬理効果を有するので、高血圧症、
血栓症、末梢循環障害、喘息及び胃腸の潰瘍に対する治
療、妊娠哺乳動物の分娩誘発及び中絶、動脈硬化の予防
、利尿剤や抗潰瘍剤として有効に作用するものである。
作用、血圧降下作用、利尿作用、気管支拡張作用、脂肪
分解阻害作用、血小板凝集抑制作用、胃酸分泌抑制作用
、抗腫瘍作用などの薬理効果を有するので、高血圧症、
血栓症、末梢循環障害、喘息及び胃腸の潰瘍に対する治
療、妊娠哺乳動物の分娩誘発及び中絶、動脈硬化の予防
、利尿剤や抗潰瘍剤として有効に作用するものである。
このようにPG[は非常に有用な薬効成分であるために
、生体内への投与に際して経口、靜脈内、膣内などに種
々の投与形態にて投Ij、されており、近年、PG類の
薬理作用の持続化と副作用の軽減を口約とした経皮投与
型製剤が提案されている(特開昭55−36494号公
報、特開昭59 128327号公報)。
、生体内への投与に際して経口、靜脈内、膣内などに種
々の投与形態にて投Ij、されており、近年、PG類の
薬理作用の持続化と副作用の軽減を口約とした経皮投与
型製剤が提案されている(特開昭55−36494号公
報、特開昭59 128327号公報)。
上記提案においてはPG類の局所適用によって降圧効果
が持続すること、およびI:11作用を(’!’わずに
局所的血管拡張作用が得られることが確認され、PG類
の経皮投与型製剤の可能性が、示唆されている。
が持続すること、およびI:11作用を(’!’わずに
局所的血管拡張作用が得られることが確認され、PG類
の経皮投与型製剤の可能性が、示唆されている。
(e)発明が解決しようとする問題点
しかしながら、PG類は上記の如き優れた薬理作用を有
する反面、その構造中に二重結合や水酸基を含むので、
一般の医薬品に比べて非常に不安定な物質である。例え
ば、P(類は熱に対して非常に不安定であるために、保
存状態が悪いと即座に分解反応を起こし、1、デにPG
E、やPGE2では温度が37℃で30日間保存した場
合、その約85〜90%が分角イされることが知られて
いる(特公昭Go−54933号公報)。
する反面、その構造中に二重結合や水酸基を含むので、
一般の医薬品に比べて非常に不安定な物質である。例え
ば、P(類は熱に対して非常に不安定であるために、保
存状態が悪いと即座に分解反応を起こし、1、デにPG
E、やPGE2では温度が37℃で30日間保存した場
合、その約85〜90%が分角イされることが知られて
いる(特公昭Go−54933号公報)。
PGMのうち、特に不安定なものはI’OEMであり、
5貝環の11位に存在する水酸基が9位のカルボニル基
の影響を受けて脱離反応を起こし、二重結合を形成して
容易にPGA類に変化する。
5貝環の11位に存在する水酸基が9位のカルボニル基
の影響を受けて脱離反応を起こし、二重結合を形成して
容易にPGA類に変化する。
従って、PGjltの安定化のために種々の提案がされ
ている。例えばPGMをシクロデキストリンにて包接す
る方法(特公昭50−3362号公報、特公昭52−3
1404号公報)、PG類のシクロデキストリン包接化
合物力水溶液にクエン酸又はビタミンCを添加して凍結
乾燥しだらのを注射剤とする方法(特公昭54−425
70号公報)、PGE類を植物油に溶解する方法(特開
昭50−105815号公報)、 PG類をグリセリル
アセテートに溶解し、経ロ■カプセル剤とする方法(特
開昭51−112508号公報)、PGE類とアルカリ
金属のサルフェート又はサルファイドからなるエアゾー
ル剤(米国特許Pt53851052号明細書)、PG
類のシクロデキストリン包接化合物にクエン酸水溶液お
よび糖鼠を加えて凍結乾燥する方法(特開昭54−10
3844号公報)などが提案されており、相応の安定化
効果を奏している。
ている。例えばPGMをシクロデキストリンにて包接す
る方法(特公昭50−3362号公報、特公昭52−3
1404号公報)、PG類のシクロデキストリン包接化
合物力水溶液にクエン酸又はビタミンCを添加して凍結
乾燥しだらのを注射剤とする方法(特公昭54−425
70号公報)、PGE類を植物油に溶解する方法(特開
昭50−105815号公報)、 PG類をグリセリル
アセテートに溶解し、経ロ■カプセル剤とする方法(特
開昭51−112508号公報)、PGE類とアルカリ
金属のサルフェート又はサルファイドからなるエアゾー
ル剤(米国特許Pt53851052号明細書)、PG
類のシクロデキストリン包接化合物にクエン酸水溶液お
よび糖鼠を加えて凍結乾燥する方法(特開昭54−10
3844号公報)などが提案されており、相応の安定化
効果を奏している。
ところで、経皮投与型製剤のうち、特に薬理作用の持続
化や副作■の軽減に加えて使用の簡便さなどの点から皮
膚貼付型の製剤、即ち貼付剤が注口されている。
化や副作■の軽減に加えて使用の簡便さなどの点から皮
膚貼付型の製剤、即ち貼付剤が注口されている。
このような貼付剤は患者自身が手軽に使用できるという
利点を有することから、煩雑な保存管理を患者に委ねる
ことなく室温下で長期間安定に薬効成分を保存すること
が特に重要である。
利点を有することから、煩雑な保存管理を患者に委ねる
ことなく室温下で長期間安定に薬効成分を保存すること
が特に重要である。
かかる要請下、特開昭55−36494号公報およびV
f開昭59−128327号公報で開示されているPG
類の経皮投与塑製JIilにおいてはPG類の安定化の
ため、PGMを含有させる基剤に酸化防止剤や保存剤を
添加したり、或いはPCIをシクロデキストリンで包接
することが検討されているが、PGMを含有する貼付剤
において、非常に不安定なPG類の分解を抑制するには
、このような方法を用いても不充分であり、しかも、こ
れらの中には、PGMの安定化を積櫃的に促進する基剤
については何等提案されておらず、また充分な検討もさ
れていないため、充分な効果が得られていないのが実情
である。
f開昭59−128327号公報で開示されているPG
類の経皮投与塑製JIilにおいてはPG類の安定化の
ため、PGMを含有させる基剤に酸化防止剤や保存剤を
添加したり、或いはPCIをシクロデキストリンで包接
することが検討されているが、PGMを含有する貼付剤
において、非常に不安定なPG類の分解を抑制するには
、このような方法を用いても不充分であり、しかも、こ
れらの中には、PGMの安定化を積櫃的に促進する基剤
については何等提案されておらず、また充分な検討もさ
れていないため、充分な効果が得られていないのが実情
である。
(d)間m点を解決するための手段
本発明者らは、上記問題点を解決すべく、PG類を薬効
成分として含有する貼付剤の開発において、PG類の安
定性、特に熱安定性と、PGXIを含有・保持する基剤
との関係について多年に亘り鋭意検討を重ねた結果、P
G類を含有・保持する基剤層において、フリーのカルボ
ン酸を含有する基剤がPGJを不安定にし、且つ基剤層
の種類がPG類の熱安定性に大きな影響を及ぼすことが
f1明した。
成分として含有する貼付剤の開発において、PG類の安
定性、特に熱安定性と、PGXIを含有・保持する基剤
との関係について多年に亘り鋭意検討を重ねた結果、P
G類を含有・保持する基剤層において、フリーのカルボ
ン酸を含有する基剤がPGJを不安定にし、且つ基剤層
の種類がPG類の熱安定性に大きな影響を及ぼすことが
f1明した。
即ち、特定のアクリル系重合体からなるアクリル系基剤
にr(Jを含有させた貼付剤においては、PGMの室温
下での安定性が著しく向上し、充分に実用に供すことが
できることを見い出し、本発明を完成するに至ったもの
である。
にr(Jを含有させた貼付剤においては、PGMの室温
下での安定性が著しく向上し、充分に実用に供すことが
できることを見い出し、本発明を完成するに至ったもの
である。
即ち、本願の第1の発明は、支持体上に薬効成分として
のプロスタグランジン類を含有するアクリル系基剤層を
設けてなる貼付剤であって、該アクリル系基剤層が(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単独重合体、(メタ)
アクリル酸アルキルエステルとカチオン性電解基を有す
る単量体及び/又は非イオン性単量体との共重合体、も
しくはこれらの重合体の混合物から成る群より選ばれた
一種で形成されていることを特徴とするものである。
のプロスタグランジン類を含有するアクリル系基剤層を
設けてなる貼付剤であって、該アクリル系基剤層が(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル単独重合体、(メタ)
アクリル酸アルキルエステルとカチオン性電解基を有す
る単量体及び/又は非イオン性単量体との共重合体、も
しくはこれらの重合体の混合物から成る群より選ばれた
一種で形成されていることを特徴とするものである。
又、本願のm2の発明は、支持体上に薬効成分としての
プロスタグランジン類を含有するアクリル系基剤層を設
けてなる貼付剤であって、該アクリル系基剤層が(メタ
)アクリル酸アルキルエステル単独重合体、(メタ)ア
クリル酸フルキルエステルとカチオン性電解基を有する
単量体及び/又は非イオン性単量体との共重合体、もし
くはこれらの重合体の混合物から成る群より選ばれた一
種で形成され、訊プロスタグランジン顕含有アクリル系
基剤ノ(りの露出部にアクリル系粘着剤JCを積層して
なるものである。
プロスタグランジン類を含有するアクリル系基剤層を設
けてなる貼付剤であって、該アクリル系基剤層が(メタ
)アクリル酸アルキルエステル単独重合体、(メタ)ア
クリル酸フルキルエステルとカチオン性電解基を有する
単量体及び/又は非イオン性単量体との共重合体、もし
くはこれらの重合体の混合物から成る群より選ばれた一
種で形成され、訊プロスタグランジン顕含有アクリル系
基剤ノ(りの露出部にアクリル系粘着剤JCを積層して
なるものである。
以下、先ず、本願の@1の発明について詳細に説明する
。
。
本発明において薬効成分として用いられるプロスタグラ
ンジン類と1土、上述のよう(こブロスタン酸を基本骨
格とするPGA、PGD、PGE、PGF、PGI又は
それらの誘導体を包括するものであり、好ましくは下記
一般式で表されるものが使用される。
ンジン類と1土、上述のよう(こブロスタン酸を基本骨
格とするPGA、PGD、PGE、PGF、PGI又は
それらの誘導体を包括するものであり、好ましくは下記
一般式で表されるものが使用される。
11L L、A = CC= 0又1.t ;C−N−
一−011−X = C112CI+2− 、シスC
II= ell −又ハY= C112CII2 1
ハ) 7ンX Cll=Cll−91’? 、=II
又J、tC,−C,ノ直m マタ1.1−分枝Er(フ
ルキル基、 R2=単結合又はC,−C,の直鎖または分枝鎖アルキ
レン基、 R3= (i)C+〜c8の直鎖または分枝鎖アルキル
基、 (ii)C,=C1の直鎖または分枝鎖のアルキル基で
rIl換されている か、または置換されていない04 =C7のシクロアルキル基又は (iii)ハロゲン原子、トリフルオロメチル基または
C1〜C1の直鎖 または分枝鎖のアルキル基で置 換されているか、または置換さ れでいないフェニル基または7エ /キシ基、を示す。
一−011−X = C112CI+2− 、シスC
II= ell −又ハY= C112CII2 1
ハ) 7ンX Cll=Cll−91’? 、=II
又J、tC,−C,ノ直m マタ1.1−分枝Er(フ
ルキル基、 R2=単結合又はC,−C,の直鎖または分枝鎖アルキ
レン基、 R3= (i)C+〜c8の直鎖または分枝鎖アルキル
基、 (ii)C,=C1の直鎖または分枝鎖のアルキル基で
rIl換されている か、または置換されていない04 =C7のシクロアルキル基又は (iii)ハロゲン原子、トリフルオロメチル基または
C1〜C1の直鎖 または分枝鎖のアルキル基で置 換されているか、または置換さ れでいないフェニル基または7エ /キシ基、を示す。
又、本発明においては上記PGMの有用な薬理上許容さ
れる金属陽イオン、アンモニウムイオン、アミン陽イオ
ン又は第四級アンモニウム陽イオンなどの塩類ら好適に
用いられる。
れる金属陽イオン、アンモニウムイオン、アミン陽イオ
ン又は第四級アンモニウム陽イオンなどの塩類ら好適に
用いられる。
そして、本発明において、好ましい実施態様としては、
PGlf[がシクロデキストリン1こよって包接され、
これによりPGjJ[が安定化された化合物も薬効成分
として有用である。このシクロデキストリンとしては、
α−シシステ°キス(リン、β−シシステ゛キストリン
、γ−シスロテ゛キストリン、a−メチル化シクロデキ
ストリン、β−メチル化シクロデキストリンなどが挙げ
られる。
PGlf[がシクロデキストリン1こよって包接され、
これによりPGjJ[が安定化された化合物も薬効成分
として有用である。このシクロデキストリンとしては、
α−シシステ°キス(リン、β−シシステ゛キストリン
、γ−シスロテ゛キストリン、a−メチル化シクロデキ
ストリン、β−メチル化シクロデキストリンなどが挙げ
られる。
本発明においてPG類を含有するアクリル系基剤層とし
ては、含有するPG類を分解させずに負期間に亘って安
定に保持できるもの、つまり基剤中にフリーのカルボン
酸を有しないものであり、具体的には、■(メタ)アク
リル酸アルキルエステル単独重合体、■(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルとカチオン性電解基を有する単量
体との共重合体、■(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルと非イオン性単量体との共重合体、■(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルとカチオン性電解基を有する単量
体と非イオン性単量体との共重合体、■上記■ないし■
の重合体の2種以上の混合物、から成る群より選ばれた
一種が挙げられる。
ては、含有するPG類を分解させずに負期間に亘って安
定に保持できるもの、つまり基剤中にフリーのカルボン
酸を有しないものであり、具体的には、■(メタ)アク
リル酸アルキルエステル単独重合体、■(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルとカチオン性電解基を有する単量
体との共重合体、■(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルと非イオン性単量体との共重合体、■(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルとカチオン性電解基を有する単量
体と非イオン性単量体との共重合体、■上記■ないし■
の重合体の2種以上の混合物、から成る群より選ばれた
一種が挙げられる。
上記の■ないし■の各共重合体において、該容共重合体
を構成する成分(単量体)の配合比は、貼付剤の皮膚接
着力との関連で決定されるが、PG類の安定性に影響を
与えるものではなく、従って、この配合比は任意の割合
で定めることができる。
を構成する成分(単量体)の配合比は、貼付剤の皮膚接
着力との関連で決定されるが、PG類の安定性に影響を
与えるものではなく、従って、この配合比は任意の割合
で定めることができる。
又、上記■の重合体の混合物において、該混合物を構成
する成分(重合体)の配合比は、上記と同様に、任意の
割合で定めることができる。
する成分(重合体)の配合比は、上記と同様に、任意の
割合で定めることができる。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル単独重合体を
形成するための単量体としては、例えば(メタ)アクリ
ル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデ
シルの如き炭素数が1から12のアルキルエステルが挙
げられるが、これらのフルキル基は直鎖状でも分校状で
も使用できる。
形成するための単量体としては、例えば(メタ)アクリ
ル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ドデ
シルの如き炭素数が1から12のアルキルエステルが挙
げられるが、これらのフルキル基は直鎖状でも分校状で
も使用できる。
上記(メタ)アクリル酸フルキルエステルと共重合させ
るカチオン性電解基を有する単量体としては、分子内に
窒素原子を含有する重合性化合物であれば特に限定され
るものではなく、具体的には、例えば(メタ)アクリル
アミド、ツメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル
(メタ)アクリルアミド、テトラノチルブチル(メタ)
アクリル7ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ドの如きアミド基含有アクリル系単量体、(メタ)アク
リル酸アミ/エチルエステルの如きアミノアルキル基含
有アクリル系単量体、(メタ)アクリル酸ジメチルアミ
ノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジエチル7ミノ
エチルエステル、(メタ)アクリルfiLerL−ブチ
ルアミ/エチルエステルの如きフルキル7ミノアルキル
基含有アクリル系単呈体、ビニルピロリドン、ビニルピ
リノン、ビニルピペリドンの如き窒素原子含有複素環を
有する単量体が挙げられる。
るカチオン性電解基を有する単量体としては、分子内に
窒素原子を含有する重合性化合物であれば特に限定され
るものではなく、具体的には、例えば(メタ)アクリル
アミド、ツメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル
(メタ)アクリルアミド、テトラノチルブチル(メタ)
アクリル7ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ドの如きアミド基含有アクリル系単量体、(メタ)アク
リル酸アミ/エチルエステルの如きアミノアルキル基含
有アクリル系単量体、(メタ)アクリル酸ジメチルアミ
ノエチルエステル、(メタ)アクリル酸ジエチル7ミノ
エチルエステル、(メタ)アクリルfiLerL−ブチ
ルアミ/エチルエステルの如きフルキル7ミノアルキル
基含有アクリル系単呈体、ビニルピロリドン、ビニルピ
リノン、ビニルピペリドンの如き窒素原子含有複素環を
有する単量体が挙げられる。
又、上記非イオン性単量体としては、具体的には、例え
ば(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエステルの如きヒド
ロキシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸メトキシエ
チルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエス
テル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチルエステル、(
メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリルエステル、(
メタ)アクリル酸メトギシノエチレングリコールエステ
ル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコー
ルエステル、(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレ
ングリコールエステル、(メタ)アクリル酸ポリエチレ
ングリコールエステルの如きアルコキシ基(又は(tl
LITにエーテル結合)含有単量体、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニルの如きビニルエステル単量体などが挙げ
られる。
ば(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシプロピルエステルの如きヒド
ロキシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸メトキシエ
チルエステル、(メタ)アクリル酸エトキシエチルエス
テル、(メタ)アクリル酸ブトキシエチルエステル、(
メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリルエステル、(
メタ)アクリル酸メトギシノエチレングリコールエステ
ル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコー
ルエステル、(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレ
ングリコールエステル、(メタ)アクリル酸ポリエチレ
ングリコールエステルの如きアルコキシ基(又は(tl
LITにエーテル結合)含有単量体、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニルの如きビニルエステル単量体などが挙げ
られる。
本発明においでは、上記(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル単量体、カチオン性電解基を有する単量体及ゾ非
イオン性単量体はそれぞれ各単量体群から2 f!If
以上を組み合わせて用いることもできる。
ステル単量体、カチオン性電解基を有する単量体及ゾ非
イオン性単量体はそれぞれ各単量体群から2 f!If
以上を組み合わせて用いることもできる。
そして、上記アクリル系基剤としては、室温下で粘着性
を有するように重合体の組成を調節したものが、外皮に
適用する際、外科用テープ等の如き皮膚面固定用の補助
手段を用いずとも容易に皮膚面に貼着固定できるから好
ましいのである。
を有するように重合体の組成を調節したものが、外皮に
適用する際、外科用テープ等の如き皮膚面固定用の補助
手段を用いずとも容易に皮膚面に貼着固定できるから好
ましいのである。
本発明に用いられる支持体としては、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン
−ポリ酢酸ビニル積層体、ポリエチレン−(エチレン−
酢酸ビニル共重合体)積層体、ポリエチレンテレ7タレ
ートーボリ酢酸ビニルfffJM体、ポリエチレンテレ
フタレート−(エチレン−酢酸ビニル共重合体)積層体
、ポリカーボネート、ポリアセテート、ポリアクリル酸
エステル、ポリスルホン、セルロースエステル形成した
フィルム又はシートやこれらにアルミニウムを蒸着成い
はラミネートしたフィルムやシート、或いは布、不繊布
、紙などが挙げられる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン
−ポリ酢酸ビニル積層体、ポリエチレン−(エチレン−
酢酸ビニル共重合体)積層体、ポリエチレンテレ7タレ
ートーボリ酢酸ビニルfffJM体、ポリエチレンテレ
フタレート−(エチレン−酢酸ビニル共重合体)積層体
、ポリカーボネート、ポリアセテート、ポリアクリル酸
エステル、ポリスルホン、セルロースエステル形成した
フィルム又はシートやこれらにアルミニウムを蒸着成い
はラミネートしたフィルムやシート、或いは布、不繊布
、紙などが挙げられる。
そして、この支持体上に、上記のPGMを含有するアク
リル系基剤層が設けられるが、このPG類の含有量は0
.1〜400μg/am2、好ましくは0.5〜100
μg/c鎗2、更に好ましくは5〜80μg/e1m2
とするのが望ましい。
リル系基剤層が設けられるが、このPG類の含有量は0
.1〜400μg/am2、好ましくは0.5〜100
μg/c鎗2、更に好ましくは5〜80μg/e1m2
とするのが望ましい。
本願のtjSlの発明のブロスタグランソン類合有貼付
剤は、公知の方法で製造されるが、この場合、プロスタ
グランジン類を含有するアクリル系基剤溶液を、上記支
持体上に塗布したのちの乾燥工程、或いは離型ライナー
上に塗布したのちの乾燥工程(この場合には、この乾燥
の後、支持体上に転着される)、においでは高温での艮
時間の乾燥、つまりプロスタグランジン類の分解が生じ
るような乾燥条件は避けることを要する。
剤は、公知の方法で製造されるが、この場合、プロスタ
グランジン類を含有するアクリル系基剤溶液を、上記支
持体上に塗布したのちの乾燥工程、或いは離型ライナー
上に塗布したのちの乾燥工程(この場合には、この乾燥
の後、支持体上に転着される)、においでは高温での艮
時間の乾燥、つまりプロスタグランジン類の分解が生じ
るような乾燥条件は避けることを要する。
次に、本願の第2の発明について詳細に説明する。
本願の12の発明は上記第1の発明の改良にかかるもの
である。
である。
即ち、支持体に薬効成分としてのプロスタグランジン類
を含有するアクリル系基剤層を設けてなる貼f・1削で
あって、訊アクリル系基剤層が(メタ)アクリル酸アル
キルエステル単独重合体、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとカチオン性電解基を有する単量体及び/又は
非イオン性単量体との共重合体、もしくはこれらの重合
体の混合物から成る群より選ばれた一種で形成され、該
プロスタグランソン類含有アクリル系基剤層の露出面に
アクリル系粘着剤層を積層してなることを特徴とするも
のである。
を含有するアクリル系基剤層を設けてなる貼f・1削で
あって、訊アクリル系基剤層が(メタ)アクリル酸アル
キルエステル単独重合体、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルとカチオン性電解基を有する単量体及び/又は
非イオン性単量体との共重合体、もしくはこれらの重合
体の混合物から成る群より選ばれた一種で形成され、該
プロスタグランソン類含有アクリル系基剤層の露出面に
アクリル系粘着剤層を積層してなることを特徴とするも
のである。
本発明は、上記第1の発明において、そのPG類含有ア
クリル系基剤屡の露出面側に、アクリル系粘着剤層、特
にPGjjiの放出性を制御するアクリル系粘着斉lI
WI、を積層した構造、つまりPG類金含有アクリル系
基剤層支持体とアクリル系粘着剤層で挟んだサンドイッ
チ構造のものであり、この場合にはPGMG有アクリル
系基剤層を非粘着性のものにすることも可能である。
クリル系基剤屡の露出面側に、アクリル系粘着剤層、特
にPGjjiの放出性を制御するアクリル系粘着斉lI
WI、を積層した構造、つまりPG類金含有アクリル系
基剤層支持体とアクリル系粘着剤層で挟んだサンドイッ
チ構造のものであり、この場合にはPGMG有アクリル
系基剤層を非粘着性のものにすることも可能である。
このように構成することによっで、PGMの放出を制御
し、PG類を一層艮期間に亘って持続的に放出するよう
に構成することが可能なのである。
し、PG類を一層艮期間に亘って持続的に放出するよう
に構成することが可能なのである。
従って、上記アクリル系粘着剤層はPGMG有アクリル
系基剤層よりP G Mの分配率が低いものを用いるの
が特に好ましいのであり、又PG類がこのアクリル系粘
着剤層を経て皮膚面に放出されるので上記の各種アクリ
ル系重合体の中から粘着性を有するものを選択して使用
するか、もしくは主成分重合体として使用することが好
ましい。
系基剤層よりP G Mの分配率が低いものを用いるの
が特に好ましいのであり、又PG類がこのアクリル系粘
着剤層を経て皮膚面に放出されるので上記の各種アクリ
ル系重合体の中から粘着性を有するものを選択して使用
するか、もしくは主成分重合体として使用することが好
ましい。
このように、このアクリル系粘着剤層は皮膚面へ貼付剤
を蜜着固定させる目的の他に、PG類金含有アクリル系
基剤層ら拡散移動によって移行して(るI’G類の皮膚
面への放出量、放出速度を制御して長期間に亘る持続的
放出を達成するために有用な層であるので、該層は上記
アクリル系重合体にPGMに対する分配係数の低い物質
を配合して形成することができる。
を蜜着固定させる目的の他に、PG類金含有アクリル系
基剤層ら拡散移動によって移行して(るI’G類の皮膚
面への放出量、放出速度を制御して長期間に亘る持続的
放出を達成するために有用な層であるので、該層は上記
アクリル系重合体にPGMに対する分配係数の低い物質
を配合して形成することができる。
即ち、本発明におけるアクリル系粘着剤層とは、アクリ
ル系重合体のみだけでなく、アクリル系重合体を主成分
とし、副成分として下記の如きPG類に対する分配係数
の低い物質を配合した粘着剤層をも包含するものである
。
ル系重合体のみだけでなく、アクリル系重合体を主成分
とし、副成分として下記の如きPG類に対する分配係数
の低い物質を配合した粘着剤層をも包含するものである
。
PG類に対する分配係数の低い物質としては、例i−ぼ
シリコーンゴム、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、ポリブタジェン、スチレン−ブタジェン(又は
イソプレン)−スチレンブロック共重合体ゴム、天然ゴ
ムの如きゴム系物質を用いることができ、特にポリイソ
ブチレンゴムを用いることが好ましいが、上記アクリル
系重合体にこのゴム系物質を混合したものであって、そ
の混合物が粘着性を発現するものが好ましい。
シリコーンゴム、ポリイソプレンゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、ポリブタジェン、スチレン−ブタジェン(又は
イソプレン)−スチレンブロック共重合体ゴム、天然ゴ
ムの如きゴム系物質を用いることができ、特にポリイソ
ブチレンゴムを用いることが好ましいが、上記アクリル
系重合体にこのゴム系物質を混合したものであって、そ
の混合物が粘着性を発現するものが好ましい。
上記ゴム系物質を配合したアクリル系粘着剤層は皮膚面
への接着性の低下を招かないようにすることが貼付剤と
しては好ましく、従って一般に使用されている粘着性付
与uI脂や軟化剤を上記ゴム系物質と混合して接着性を
維持するように調整することが好ましい。
への接着性の低下を招かないようにすることが貼付剤と
しては好ましく、従って一般に使用されている粘着性付
与uI脂や軟化剤を上記ゴム系物質と混合して接着性を
維持するように調整することが好ましい。
上記粘着性付与成分としてはロノン及び変性ロノン、石
油系?JJ財、クマロンインデン樹脂、メチルインデン
樹脂、ポリテルペン樹層、ポリスチレンUlfra、ポ
リブテン、液状ポリイソブチレン等が挙げられ、又、上
記軟化剤としてはマシン油、トランス油、ロノン油、各
種の流動パラフィンなどが挙げられる。
油系?JJ財、クマロンインデン樹脂、メチルインデン
樹脂、ポリテルペン樹層、ポリスチレンUlfra、ポ
リブテン、液状ポリイソブチレン等が挙げられ、又、上
記軟化剤としてはマシン油、トランス油、ロノン油、各
種の流動パラフィンなどが挙げられる。
又、本発明においで、アクリル系粘着剤層としては、上
記各種重合体を使用することができるが、この場合、P
GMの分配率を低くしてPG類の移行速度を遅くするた
めに、皮膚接着性を損なわない程度の適度な化学的架橋
処理や物理的架橋処理を施すのが好ましい。
記各種重合体を使用することができるが、この場合、P
GMの分配率を低くしてPG類の移行速度を遅くするた
めに、皮膚接着性を損なわない程度の適度な化学的架橋
処理や物理的架橋処理を施すのが好ましい。
このような化学的架橋処理としては、例えばノビニルベ
ンゼン、エチレングリコールノ(メタ)アクリレート、
トリノチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ボリブロビ
レングリフールノ(メタ)アクリレート、グリシツル(
メタ)アクリレートなどのビニル基、アクリロイル基、
又はグリシツル基の如き反応性基を分子内に2個以上を
有する単量体を共重合する処理方法や、過酸化ベンゾイ
ルの如き有磯過酸化物、イソシアネート系架橋剤、メラ
ミン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属化合物などの外
部架橋剤の添加による処理方法などが挙げられる。
ンゼン、エチレングリコールノ(メタ)アクリレート、
トリノチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ボリブロビ
レングリフールノ(メタ)アクリレート、グリシツル(
メタ)アクリレートなどのビニル基、アクリロイル基、
又はグリシツル基の如き反応性基を分子内に2個以上を
有する単量体を共重合する処理方法や、過酸化ベンゾイ
ルの如き有磯過酸化物、イソシアネート系架橋剤、メラ
ミン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属化合物などの外
部架橋剤の添加による処理方法などが挙げられる。
上記物理的架橋処理としては、例えば電子線、β線、γ
線、エックス線の如き電離性放射線の照射、紫外線吸収
剤添加後の紫外線の照射などの方法が挙げられる。
線、エックス線の如き電離性放射線の照射、紫外線吸収
剤添加後の紫外線の照射などの方法が挙げられる。
ところで、本願の第2の発明は、本願の第1の発明の改
良にかかるものであり、したがって、プロスタグランク
ン類、アクリル系基剤層、プロスタグランジン類の含有
1vの他の条件は、本願の第1の発明と同様である。
良にかかるものであり、したがって、プロスタグランク
ン類、アクリル系基剤層、プロスタグランジン類の含有
1vの他の条件は、本願の第1の発明と同様である。
本願のPJJ2の発明のプロスタグランジン顕含有貼付
剤は、上記の方法で得られた貼付剤におけるプロスタグ
ランソンM含有アクリル系基剤層の露出面に、例えば、
公知の方法で得た上記アクリル系粘着剤の層を転着する
ことにより、つまりプロスタグランジン類含有アクリル
系基剤層を、上記す特休と1・記アクリル系粘着剤層と
で挟んだサントイフチ構造とすることにより得られる。
剤は、上記の方法で得られた貼付剤におけるプロスタグ
ランソンM含有アクリル系基剤層の露出面に、例えば、
公知の方法で得た上記アクリル系粘着剤の層を転着する
ことにより、つまりプロスタグランジン類含有アクリル
系基剤層を、上記す特休と1・記アクリル系粘着剤層と
で挟んだサントイフチ構造とすることにより得られる。
(e)作用
本発明において、プロスタグランクン類を特定のアクリ
ル系基六1層に含有させると、プロスタグランジン類の
安定性が至極向上する理由は明確ではないが、本発明者
らの実験結果によると、アクリル系基剤層においてフリ
ーのカルボン酸を有するものはプロスタグランクン類の
加水分解を著しく促進し、その結果熱安定性をも至極悪
化させることが認められており、従って、アクリル系基
剤層においてフリーのカルボン酸を含有しないものは、
プロスタグランクン類の安定性を至極向上させる作用を
有するものと解される。
ル系基六1層に含有させると、プロスタグランジン類の
安定性が至極向上する理由は明確ではないが、本発明者
らの実験結果によると、アクリル系基剤層においてフリ
ーのカルボン酸を有するものはプロスタグランクン類の
加水分解を著しく促進し、その結果熱安定性をも至極悪
化させることが認められており、従って、アクリル系基
剤層においてフリーのカルボン酸を含有しないものは、
プロスタグランクン類の安定性を至極向上させる作用を
有するものと解される。
また、プロスタグランクン類を特定のアクリル系基剤層
中に含有させて貼付剤の形態とすることにより、プロス
タグランクン類への外界からの水分の接触および、pl
+の変動等も防止できるので、従来の製剤と比べて、プ
ロスタグランクン類の加水分解反応も抑制でき、優れた
安定性を有する1ヤ用を有するのである。
中に含有させて貼付剤の形態とすることにより、プロス
タグランクン類への外界からの水分の接触および、pl
+の変動等も防止できるので、従来の製剤と比べて、プ
ロスタグランクン類の加水分解反応も抑制でき、優れた
安定性を有する1ヤ用を有するのである。
(f)実施例
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
明はこれに限定されるものではない。
以下にすjいて「部」、「%」とあるのは重量基準で表
したものである。
したものである。
実施例1
アクリル酸2−エチルヘキシルエステル100部お上び
アゾビスインブチロニトリル0.3部を四つロフラスコ
に仕込み、不活性〃ス雰囲気下にて温度60〜63°C
に昇温しで重合反応を開始させ、これに125部の酢酸
エチルを滴下しながら反応温度を制御して10時間反応
を続け、更に温度75〜80°Cで2時間熟成してアク
リル系共重合体溶液を得た。
アゾビスインブチロニトリル0.3部を四つロフラスコ
に仕込み、不活性〃ス雰囲気下にて温度60〜63°C
に昇温しで重合反応を開始させ、これに125部の酢酸
エチルを滴下しながら反応温度を制御して10時間反応
を続け、更に温度75〜80°Cで2時間熟成してアク
リル系共重合体溶液を得た。
得られたアクリル系共重合体溶液に、ブロスタグ2ンノ
ンE1を乾燥後の含有率が196となるように添加混合
し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE、の含有量が40部g/ctm2となるよう
に塗布乾燥してプロスタグランジンE、含有アクリル系
基剤層を形成した。
ンE1を乾燥後の含有率が196となるように添加混合
し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE、の含有量が40部g/ctm2となるよう
に塗布乾燥してプロスタグランジンE、含有アクリル系
基剤層を形成した。
次に、上記ブロスタグランソンE1含有アクリル系基剤
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニルf f
fi 18%)製フィルム(厚さ70μ髄)に転着して
本発明の貼付剤を得た。
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニルf f
fi 18%)製フィルム(厚さ70μ髄)に転着して
本発明の貼付剤を得た。
実施例2
アクリル酸2−エチルヘキシル65部、酢酸ビニル35
部お上びアゾビスイソブチロニトリル0゜3部を、実施
例1と同様に反応させて、アクリル系共重合体溶液を得
た。
部お上びアゾビスイソブチロニトリル0゜3部を、実施
例1と同様に反応させて、アクリル系共重合体溶液を得
た。
得られたアクリル系共重合体溶液に、プロスタグランジ
ンE、 を乾燥後の含有率が1%となるように添加混合
し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE1の含有量が80部g/ell12となるよ
うに塗布乾燥しプロスタグランジンE1含有アクリル系
基剤層を形成した。
ンE、 を乾燥後の含有率が1%となるように添加混合
し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE1の含有量が80部g/ell12となるよ
うに塗布乾燥しプロスタグランジンE1含有アクリル系
基剤層を形成した。
次に、上記プロスタグランジンE、含有アクリル系基剤
層をエチレン−m′酸ビニル共重合本(酢酸ビニル含量
18%)製フィルム(厚さ70μ+6)に転着して本発
明の貼付剤を得た。
層をエチレン−m′酸ビニル共重合本(酢酸ビニル含量
18%)製フィルム(厚さ70μ+6)に転着して本発
明の貼付剤を得た。
実施例3
アクリル酸2−エチルヘキシルエステル50部、アクリ
ル酸メトキシエチルエステル2511S、酢酸ビニル2
5部す3よび7ゾビスインプチロニトリル0.3部を、
′A施例1と同様に反応させて、アクリル系共重合体溶
液を得た。
ル酸メトキシエチルエステル2511S、酢酸ビニル2
5部す3よび7ゾビスインプチロニトリル0.3部を、
′A施例1と同様に反応させて、アクリル系共重合体溶
液を得た。
得られたアクリル系共重合本溶液に、プロスタグランジ
ンE1を乾燥後の含有率が1%となるように添加混合し
、これをポリエステルS2離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE1の含有量が40μlT1011+2となる
ように塗布乾燥してプロスタグランジンE1含有アクリ
ル系基剤層を形成した。
ンE1を乾燥後の含有率が1%となるように添加混合し
、これをポリエステルS2離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE1の含有量が40μlT1011+2となる
ように塗布乾燥してプロスタグランジンE1含有アクリ
ル系基剤層を形成した。
次に、上記プロスタグランソンE、含有アクリル系基剤
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量1
8%)製フィルム(厚さ70μ■)に転着して本発明の
貼付剤を得た。
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量1
8%)製フィルム(厚さ70μ■)に転着して本発明の
貼付剤を得た。
実施例4
アクリル酸2−エチルヘキシルエステル55部、N−ビ
ニルピロリドン15部、酢酸ビニル30gおより7ゾビ
スイソプチロニトリル0.39を、実施例1と同様に反
応させてアクリル系共重合体溶液を得た。
ニルピロリドン15部、酢酸ビニル30gおより7ゾビ
スイソプチロニトリル0.39を、実施例1と同様に反
応させてアクリル系共重合体溶液を得た。
得られたアクリル系共重合体溶液に、プロスタグランジ
ンE1 を乾燥後の含有率が196となるように添加混
合し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタ
グランジンElの含有量が・10部g/cI112とな
るように塗布乾燥してプロスタグランジンE1含有アク
リル系基;’、qWjを形成した。
ンE1 を乾燥後の含有率が196となるように添加混
合し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタ
グランジンElの含有量が・10部g/cI112とな
るように塗布乾燥してプロスタグランジンE1含有アク
リル系基;’、qWjを形成した。
次に、上記プロスタグランソンE、含有アクリル系基剤
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量1
8%)製フィルム(厚さ70.lJ+n)に転着して本
発明の貼付剤を得た。
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量1
8%)製フィルム(厚さ70.lJ+n)に転着して本
発明の貼付剤を得た。
実施例5
上記の実施例3および実施例4で各々得られたアクリル
系重合体溶液を等量混合し、得られたアクリル系共重合
体溶液にプロスタグランジンE1を乾燥後の含有率が1
%となるように添加混合し1、:、 レヲポリエステル
製離型うイナー上にプロスタグランジンE、の含有量が
40μs/c鎗2となるように塗布乾燥してプロスタグ
ランジンE lf KT 7グリル系基剤層を得た。
系重合体溶液を等量混合し、得られたアクリル系共重合
体溶液にプロスタグランジンE1を乾燥後の含有率が1
%となるように添加混合し1、:、 レヲポリエステル
製離型うイナー上にプロスタグランジンE、の含有量が
40μs/c鎗2となるように塗布乾燥してプロスタグ
ランジンE lf KT 7グリル系基剤層を得た。
次いで、上記プロスタグランジンE1含有アクリル系基
剤層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含i
18%)製フィルム(厚さ70μ線)に転着して本発明
の貼付剤を得た。
剤層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含i
18%)製フィルム(厚さ70μ線)に転着して本発明
の貼付剤を得た。
実施例6
実施例3の共重合体溶液に、プロスタグランジンE、の
誘導体である17(S)−メチル−ω−ホモ−トランス
−Δ2−プロスタグランソンE、を乾燥後の含有率が0
.25%となるように添加混合し、これをポリエステル
製離型ライナー上にプロスタグランジンE、の誘導体の
含有量が10部g/ el11’ となるように塗布乾
燥してプロスタグランジンE、の誘導体含有アクリル系
基剤層を形成した。
誘導体である17(S)−メチル−ω−ホモ−トランス
−Δ2−プロスタグランソンE、を乾燥後の含有率が0
.25%となるように添加混合し、これをポリエステル
製離型ライナー上にプロスタグランジンE、の誘導体の
含有量が10部g/ el11’ となるように塗布乾
燥してプロスタグランジンE、の誘導体含有アクリル系
基剤層を形成した。
次に、上記プロスタグランジンE、の誘導体含有アクリ
ル系基剤層を、アルミニウムを片面に蒸着したポリエチ
レンフィルム(厚さ30μIfi)の蒸着していない方
の面に転着して本発明の貼付剤を得た。
ル系基剤層を、アルミニウムを片面に蒸着したポリエチ
レンフィルム(厚さ30μIfi)の蒸着していない方
の面に転着して本発明の貼付剤を得た。
実施例7
プロスタグランジン類としてプロスタグランジンE1に
代えてプロスタグランジンF2(2を用いた以外は、実
施例3と同様にして本発明の貼付剤を得た。
代えてプロスタグランジンF2(2を用いた以外は、実
施例3と同様にして本発明の貼付剤を得た。
実施例8
プロスタグランジン類としてプロスタグランジンE1の
誘導体である17(S)−メチル−ω−ホモ−トランス
−Δ2−プロスタグランジンC+をα−シクロデキスト
リンで包接したものを用い、実施例6における共重合体
溶液を実施例2で得られた共重合体溶液に代えた以外は
実施例6と同様にして本発明の貼付剤を得た。
誘導体である17(S)−メチル−ω−ホモ−トランス
−Δ2−プロスタグランジンC+をα−シクロデキスト
リンで包接したものを用い、実施例6における共重合体
溶液を実施例2で得られた共重合体溶液に代えた以外は
実施例6と同様にして本発明の貼付剤を得た。
実施例9
プロスタグランジン類としてプロスタグランジンE1の
誘導体である17(S)−メチル−ω−ホモ−トランス
−Δ2−プロスタグランジンE1 をa−シクロデキス
トリンで包接したものを用い、乾燥後の含有率(プロス
タグランジンE、の誘導体として)が0.5%、含有量
が20部g/cra2であること以外は実施例6と同様
にして本発明の貼付剤を得た。
誘導体である17(S)−メチル−ω−ホモ−トランス
−Δ2−プロスタグランジンE1 をa−シクロデキス
トリンで包接したものを用い、乾燥後の含有率(プロス
タグランジンE、の誘導体として)が0.5%、含有量
が20部g/cra2であること以外は実施例6と同様
にして本発明の貼付剤を得た。
実施例10
実施例3のアクリル系共重合体溶液に、その固形分10
0部に対し1部の過酸化ベンゾイル(架橋剤)を添加混
合し、これをポリエステル製離型ライナー上に塗布乾燥
してアクリル系粘着剤層(厚さ20μm)を得た。
0部に対し1部の過酸化ベンゾイル(架橋剤)を添加混
合し、これをポリエステル製離型ライナー上に塗布乾燥
してアクリル系粘着剤層(厚さ20μm)を得た。
このアクリル系粘着剤層を実施例9で得られた貼付剤の
露出面上に積層して本発明の貼付剤を得た。但し、包接
されたプロスタグランジンE、の誘導体の含有率及び含
有量はそれぞれ0.25%及1/’10μg/cm2と
した。
露出面上に積層して本発明の貼付剤を得た。但し、包接
されたプロスタグランジンE、の誘導体の含有率及び含
有量はそれぞれ0.25%及1/’10μg/cm2と
した。
実施例11
ポリイソブチレンゴム(粘度平均分子量120万)20
部、ポリイソブチレンゴム(粘度平均分子量3,5万)
30部、ポリブテン20?!IS、石油系樹脂(Wt環
式飽和炭化水素υf脂)30部をトルエンに溶解混合し
、得られた粘着剤溶液と、実施例3で得られたアクリル
系共重合体をトルエンに溶解1 ?−7々 II
n−ス入 會h ′# 古6 端 シ嘗 し
t、 ベジ (3;け ノヘ l づP 丹
られたアクリル系粘着剤溶液をポリエステル製離型ライ
ナー上に塗布乾燥してアクリル系粘着剤層(厚さ20μ
論)を得た。
部、ポリイソブチレンゴム(粘度平均分子量3,5万)
30部、ポリブテン20?!IS、石油系樹脂(Wt環
式飽和炭化水素υf脂)30部をトルエンに溶解混合し
、得られた粘着剤溶液と、実施例3で得られたアクリル
系共重合体をトルエンに溶解1 ?−7々 II
n−ス入 會h ′# 古6 端 シ嘗 し
t、 ベジ (3;け ノヘ l づP 丹
られたアクリル系粘着剤溶液をポリエステル製離型ライ
ナー上に塗布乾燥してアクリル系粘着剤層(厚さ20μ
論)を得た。
得られたアクリル系粘着剤層を実施例10のアクリル系
粘着剤ICJに代えて積層した以外は実施例10と同様
にして本発明の貼付剤を得た。
粘着剤ICJに代えて積層した以外は実施例10と同様
にして本発明の貼付剤を得た。
比較例1
アクリル酸2−エチルヘキシルエステル50部、アクリ
ル酸50部および7ゾビスインブチロニトリル0.3部
を、実施例1と同様に反応させて、アクリル系共重合体
溶液を得た。
ル酸50部および7ゾビスインブチロニトリル0.3部
を、実施例1と同様に反応させて、アクリル系共重合体
溶液を得た。
得られたアクリル系共重合体溶液に、プロスタグランジ
ンE1 を乾燥後の含有率が1%となるように添加混合
し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE1の含有量が40部g/Cm”となるように
塗布乾燥してプロスタグランジンE1含有アクリル系基
剤層を形成した。
ンE1 を乾燥後の含有率が1%となるように添加混合
し、これをポリエステル製離型ライナー上にプロスタグ
ランジンE1の含有量が40部g/Cm”となるように
塗布乾燥してプロスタグランジンE1含有アクリル系基
剤層を形成した。
次に、上記プロスタグランジンE、f有アクリル系基剤
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量1
8%)g1フィルム(厚さ70μm−)に転着したもの
を用いた。
層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量1
8%)g1フィルム(厚さ70μm−)に転着したもの
を用いた。
比較例2
白色ワセリン100gに、プロスタグランジンE140
++gを添加した後、十分に播潰して白色ワセリン軟膏
を製造した。
++gを添加した後、十分に播潰して白色ワセリン軟膏
を製造した。
比較例3
常法に従い、以下の処方の親木軟膏を調製し、該軟膏1
00gにプロスタグランジンE、40−gを添加した後
、十分に儒潰して親木軟膏製剤を製造した。
00gにプロスタグランジンE、40−gを添加した後
、十分に儒潰して親木軟膏製剤を製造した。
[処方]
白色ワセリン 25 gステ7
リルアルコール 22 gプロピレングリ
フール 12 gラウリル硫酸ナトリウム
1.5 gパラオキシ安息香酸エチル 0
.025gパラオキシ安息舌酸プ0ピル 0.015
g1製 39.46全 f
IL 100g上記
の各実施例および各比較例を用い、プロスタグランジン
類の安定性(保存性)を調べた結果をf51表に示す。
リルアルコール 22 gプロピレングリ
フール 12 gラウリル硫酸ナトリウム
1.5 gパラオキシ安息香酸エチル 0
.025gパラオキシ安息舌酸プ0ピル 0.015
g1製 39.46全 f
IL 100g上記
の各実施例および各比較例を用い、プロスタグランジン
類の安定性(保存性)を調べた結果をf51表に示す。
尚、第1表中の数値は各実施例および各比較例を温度4
0℃の条件下で3ケ月間密封保存し、3ケ月間保存後の
プロスタグランジン類の分解率を製造直後に対する重量
%で示したものである。
0℃の条件下で3ケ月間密封保存し、3ケ月間保存後の
プロスタグランジン類の分解率を製造直後に対する重量
%で示したものである。
又、上記の実施例6、実施例9および実施例11にて得
られた貼付剤を、自然高血圧発症ラット(雄、体重的3
00g)の除毛した腹側部に貼f、F L、一定時間経
過後、非観血式血圧測定器を用いてラット尾動脈圧を測
定した(投与量200μg/kg)。
られた貼付剤を、自然高血圧発症ラット(雄、体重的3
00g)の除毛した腹側部に貼f、F L、一定時間経
過後、非観血式血圧測定器を用いてラット尾動脈圧を測
定した(投与量200μg/kg)。
降圧値を第1表に示した。
(以下余白)
PtS1表
第1表より実施例は比較例に比べて、プロスタグランジ
ン類の安定性が良好であることが認められる。
ン類の安定性が良好であることが認められる。
又、ラット尾動脈圧試験の結果によると、実施例6およ
び実施r9a9では約2時間後(表中の値)、実施例1
1では約4時間後(表中の値)に最も降圧値が大きくな
り、実施例11ではプロスタグランジン類の放出性が制
御されていることが認められる。
び実施r9a9では約2時間後(表中の値)、実施例1
1では約4時間後(表中の値)に最も降圧値が大きくな
り、実施例11ではプロスタグランジン類の放出性が制
御されていることが認められる。
更に、プロスタグランジンM含有アクリル系基剤層を支
持体とアクリル系粘着剤層の間に介在させたサンドイッ
チ構造の貼付剤は、ブロスタグ2ンジン類の放出性がコ
ントロールされ、長時間に亘って薬効の持続性を維持で
さることが認められる。
持体とアクリル系粘着剤層の間に介在させたサンドイッ
チ構造の貼付剤は、ブロスタグ2ンジン類の放出性がコ
ントロールされ、長時間に亘って薬効の持続性を維持で
さることが認められる。
上記実施例では、プロスタグランジン類として、不安定
なプロスタグランジンE、やその誘導体と、比較的安定
なプロスタグランジンF2αを用いたばあいについて述
べたが、他のプロスタグランジン類についても同様の結
果が得られており、本発明で用いられる特定のアクリル
系基剤層中ではプロスタグランジン類が安定化すること
が認められた。
なプロスタグランジンE、やその誘導体と、比較的安定
なプロスタグランジンF2αを用いたばあいについて述
べたが、他のプロスタグランジン類についても同様の結
果が得られており、本発明で用いられる特定のアクリル
系基剤層中ではプロスタグランジン類が安定化すること
が認められた。
(g)発明の効果
本発明の貼付剤は、プロスタグランジン類を特定のアク
リル系基剤層に含有させたものであり、このアクリル系
基剤中ではプロスタグランジン類が安定化し、保存性が
著しく向上する効果が得られるのである。
リル系基剤層に含有させたものであり、このアクリル系
基剤中ではプロスタグランジン類が安定化し、保存性が
著しく向上する効果が得られるのである。
又、特に、本願の第2の発明の貼付剤、つまりプロスタ
グランソン類含有アクリル系基剤層を支持体とアクリル
系粘着剤層の間に介在させたサンドイッチ構造の貼付剤
は、プロスタグランジン類の放出性がコントロールされ
、長時間に亘って薬効の持続性が維持され、優れた薬理
効果を奏するのである。
グランソン類含有アクリル系基剤層を支持体とアクリル
系粘着剤層の間に介在させたサンドイッチ構造の貼付剤
は、プロスタグランジン類の放出性がコントロールされ
、長時間に亘って薬効の持続性が維持され、優れた薬理
効果を奏するのである。
Claims (7)
- (1)支持体上に薬効成分としてのプロスタグランジン
類を含有するアクリル系基剤層を設けてなる貼付剤であ
って、該アクリル系基剤層が(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル単独重合体、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとカチオン性電解基を有する単量体及び/又は非
イオン性単量体との共重合体、もしくはこれらの重合体
の混合物から成る群より選ばれた一種で形成されている
ことを特徴とするプロスタグランジン類含有貼付剤。 - (2)アクリル系基剤層が室温下で粘着性を有する重合
体である特許請求の範囲第1項に記載のプロスタグラン
ジン類含有貼付剤。 - (3)プロスタグランジン類が下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、A=>C=O又は>C■OH、 X=−CH_2CH_2−、シス−CH=CH−又は▲
数式、化学式、表等があります▼、 Y=−CH_2CH_2−又はトランス−CH=CH−
、R_1=H又はC_1〜C_4の直鎖または分枝鎖ア
ルキル基、 R_2=単結合又はC_1〜C_4の直鎖または分枝鎖
アルキレン基、 R_3=(i)C_1〜C_8の直鎖または分枝鎖アル
キル基、 (ii)C_1〜C_4の直鎖または分枝鎖のアルキル
基で置換されている か、または置換されていないC_4 〜C_7のシクロアルキル基又は (iii)ハロゲン原子、トリフルオロ メチル基またはC_1〜C_4の直鎖 または分枝鎖のアルキル基で置 換されているか、または置換さ れていないフェニル基またはフェ ノキシ基、を示す。 で示されるものである特許請求の範囲第1項又は第2項
に記載のプロスタグランジン類含有貼付剤。 - (4)プロスタグランジン類がシクロデキストリンで包
接されている特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
れかに記載のプロスタグランジン類含有貼付剤。 - (5)支持体上に薬効成分としてのプロスタグランジン
類を含有するアクリル系基剤層を設けてなる貼付剤であ
って、該アクリル系基剤層が(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル単独重合体、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルとカチオン性電解基を有する単量体及び/又は非
イオン性単量体との共重合体、もしくはこれらの重合体
の混合物から成る群より選ばれた一種で形成され、該プ
ロスタグランジン類含有アクリル系基剤層の露出面にア
クリル系粘着剤層を積層してなるプロスタグランジン類
含有貼付剤。 - (6)プロスタグランジン類が下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、A=>C=O又は>C■OH、 X=−CH_2CH_2−、シス−CH=CH−又は▲
数式、化学式、表等があります▼、 Y=−CH_2CH_2−又はトランス−CH=CH−
、R_1=H又はC_1〜C_4の直鎖または分枝鎖ア
ルキル基、 R_2=単結合又はC_1〜C_4の直鎖または分枝鎖
アルキレン基、 R_3=(i)C_1〜C_8の直鎖または分枝鎖アル
キル基、 (ii)C_1〜C_4の直鎖または分枝鎖のアルキル
基で置換されている か、または置換されていないC_4 〜C_7のシクロアルキル基又は (iii)ハロゲン原子、トリフルオロ メチル基またはC_1〜C_4の直鎖 または分枝鎖のアルキル基で置 換されているか、または置換さ れていないフェニル基またはフェ ノキシ基、を示す。 で示されるものである特許請求の範囲第5項に記載のプ
ロスタグランジン類含有貼付剤。 - (7)プロスタグランジン類がシクロデキストリンで包
接されている特許請求の範囲第5項又は第6項に記載の
プロスタグランジン類含有貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28277086A JPS63135333A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | プロスタグランジン類含有貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28277086A JPS63135333A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | プロスタグランジン類含有貼付剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63135333A true JPS63135333A (ja) | 1988-06-07 |
Family
ID=17656846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28277086A Pending JPS63135333A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | プロスタグランジン類含有貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63135333A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0276811A (ja) * | 1988-06-10 | 1990-03-16 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 貼付製剤及びその製造方法 |
JPH0383926A (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-09 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 軟膏組成物 |
JPH0383925A (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-09 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | プロスタグランジンe1含有の軟膏剤 |
US5380760A (en) * | 1993-11-19 | 1995-01-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Transdermal prostaglandin composition |
WO1995020391A1 (fr) * | 1994-01-28 | 1995-08-03 | Teijin Limited | Onguent oleagineux a base de prostacycline |
US6486207B2 (en) | 1998-12-10 | 2002-11-26 | Nexmed (Holdings), Inc. | Compositions and methods for amelioration of human female sexual dysfunction |
US6825234B2 (en) | 1998-12-10 | 2004-11-30 | Nexmed (Holdings) , Inc. | Compositions and methods for amelioration of human female sexual dysfunction |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP28277086A patent/JPS63135333A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0276811A (ja) * | 1988-06-10 | 1990-03-16 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 貼付製剤及びその製造方法 |
JPH0383926A (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-09 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | 軟膏組成物 |
JPH0383925A (ja) * | 1989-08-29 | 1991-04-09 | Hisamitsu Pharmaceut Co Inc | プロスタグランジンe1含有の軟膏剤 |
US5380760A (en) * | 1993-11-19 | 1995-01-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Transdermal prostaglandin composition |
US5480648A (en) * | 1993-11-19 | 1996-01-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Transdermal prostaglandin composition |
WO1995020391A1 (fr) * | 1994-01-28 | 1995-08-03 | Teijin Limited | Onguent oleagineux a base de prostacycline |
US6486207B2 (en) | 1998-12-10 | 2002-11-26 | Nexmed (Holdings), Inc. | Compositions and methods for amelioration of human female sexual dysfunction |
US6825234B2 (en) | 1998-12-10 | 2004-11-30 | Nexmed (Holdings) , Inc. | Compositions and methods for amelioration of human female sexual dysfunction |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4533540A (en) | Nitroglycerin-containing polymeric matrix for sustained release on topical application | |
CA1134270A (en) | Prostaglandin vasodilators and hypotensive agents for administration topically or by injection | |
CA2033113C (en) | Estrogen-containing gel preparation | |
US5232703A (en) | Estradiol compositions and methods for topical application | |
KR950015057B1 (ko) | 활성 성분으로서 피소스티그민을 포함하는 경피 치료계 및 이의 제조방법 | |
JPS6059207B2 (ja) | 複合製剤の製法 | |
EP0062682A1 (en) | Adhesive preparation for heart disease and process for its preparation | |
FI101854B (fi) | Menetelmä nitroglyseriinilaastarin valmistamiseksi | |
JPS61155321A (ja) | 経皮貼剤及びその製造方法 | |
EP0409383A2 (en) | Estradiol compositions and methods for topical applications | |
JPS61280426A (ja) | 消炎鎮痛用貼付剤 | |
JP2910857B2 (ja) | プロスタグランジンe1経皮吸収製剤 | |
KR20130042520A (ko) | 니코틴 경피 전달 시스템 | |
JP2753800B2 (ja) | 経皮吸収型製剤 | |
JPH0725669B2 (ja) | 経皮投与用医薬製剤 | |
JPS63135333A (ja) | プロスタグランジン類含有貼付剤 | |
JP4466977B2 (ja) | 経皮的治療システム | |
JPS62106020A (ja) | 消化性潰瘍疾患の処置方法 | |
JPS61129140A (ja) | 医薬組成物 | |
WO2009113504A1 (ja) | 貼付剤 | |
JP4988080B2 (ja) | 経皮吸収型製剤 | |
CN1043731C (zh) | 治疗高血压的尼群地平贴片及其制备方法 | |
JP4988078B2 (ja) | 経皮吸収型製剤 | |
JPH046163B2 (ja) | ||
CN1069522C (zh) | 用于防止不希望的宫缩的硝化甘油经皮给药 |