JPS63135246A - 軟質樹脂成形品 - Google Patents
軟質樹脂成形品Info
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- JPS63135246A JPS63135246A JP28259986A JP28259986A JPS63135246A JP S63135246 A JPS63135246 A JP S63135246A JP 28259986 A JP28259986 A JP 28259986A JP 28259986 A JP28259986 A JP 28259986A JP S63135246 A JPS63135246 A JP S63135246A
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Links
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
本発明は軟質樹脂成形品に関するもので、特に、センタ
ピラー、センタクラスタ、インス1〜ルメントパネル、
ステアリングカウル、ステアリングホイールパッド、コ
ンソールボックス、グローブボックス、アームレスト、
ドアトリム等の自動車内装品として好適な軟質樹脂成形
品に関するものである。
ピラー、センタクラスタ、インス1〜ルメントパネル、
ステアリングカウル、ステアリングホイールパッド、コ
ンソールボックス、グローブボックス、アームレスト、
ドアトリム等の自動車内装品として好適な軟質樹脂成形
品に関するものである。
(従来の技術)
自動車用内装品等に適用される軟質樹脂成形品のなかに
は第2図に示すようにat脂インサート51と、その表
面に被覆される被覆部52とからなる軟質樹脂成形品5
3がある。
は第2図に示すようにat脂インサート51と、その表
面に被覆される被覆部52とからなる軟質樹脂成形品5
3がある。
前記樹脂インサート51としては軽量化という観点から
ポリオレフィンが使用されるとともに前記被覆部52と
して軟質ポリ塩化ビニル樹脂等の軟質樹脂又は発泡ポリ
塩化ビニル樹脂若しくは発泡ポリウレタン樹脂等の発泡
樹脂が使用されている。
ポリオレフィンが使用されるとともに前記被覆部52と
して軟質ポリ塩化ビニル樹脂等の軟質樹脂又は発泡ポリ
塩化ビニル樹脂若しくは発泡ポリウレタン樹脂等の発泡
樹脂が使用されている。
そして、前記軟質樹脂成形品53は必要に応じてその表
面側に730飾部54が形成され、自動車内装品に使用
される。
面側に730飾部54が形成され、自動車内装品に使用
される。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、前記のように構成されている軟質樹脂成形品
53には次のような問題点があった。
53には次のような問題点があった。
く1)前記軟質樹脂成形品53において、被覆部52と
して軟質ポリ塩化ビニル樹脂を使用する場合は、樹脂イ
ンサート51と被覆部52との接着lが良好でないとい
う問題がおった。
して軟質ポリ塩化ビニル樹脂を使用する場合は、樹脂イ
ンサート51と被覆部52との接着lが良好でないとい
う問題がおった。
また、両者の剥離防止のために樹脂インサート51の裏
面側に被覆部52を回り込ませて回り込み部52aを形
成する必要があり、成形操作が繁雑になるとともに軟質
樹脂成形品の重量が増大するという問題があった。
面側に被覆部52を回り込ませて回り込み部52aを形
成する必要があり、成形操作が繁雑になるとともに軟質
樹脂成形品の重量が増大するという問題があった。
(2〉同様にして被覆部52として発泡樹脂を使用する
場合は、発泡樹脂の機能を発揮させるために該被覆部5
2の厚みを4mm以上にする必要があった。しかし、前
記被覆部52の厚みを4mm以上にすると軟質樹脂成形
品53の形状設計の自由度が制限された。
場合は、発泡樹脂の機能を発揮させるために該被覆部5
2の厚みを4mm以上にする必要があった。しかし、前
記被覆部52の厚みを4mm以上にすると軟質樹脂成形
品53の形状設計の自由度が制限された。
そこで、本出願人はポリオレフィンからなる樹脂インサ
ート51に対して特定のスチレン系熱可塑性エラストマ
ーを被覆部52とすることによって、両者の接着性を良
好にでき、かつ該被覆部52の厚みを薄くできる軟質樹
脂成形品(先行技術)を提案した。
ート51に対して特定のスチレン系熱可塑性エラストマ
ーを被覆部52とすることによって、両者の接着性を良
好にでき、かつ該被覆部52の厚みを薄くできる軟質樹
脂成形品(先行技術)を提案した。
(3)しかしながら、前記先行技術の被覆部52表面に
植毛等の加飾部54を形成しようとすると、前記スチレ
ン系熱可塑性エラストマーは余り極性基を有していない
ため加飾部54との接着性が必ずしも十分でないという
ことが判明した。
植毛等の加飾部54を形成しようとすると、前記スチレ
ン系熱可塑性エラストマーは余り極性基を有していない
ため加飾部54との接着性が必ずしも十分でないという
ことが判明した。
本発明は前記の各問題点を解消し得る構造の軟質樹脂成
形品を提供することを目的とする。
形品を提供することを目的とする。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
本発明は前記の問題点を解決するために、ポリオレフィ
ン製の基材にスチレン系熱可塑性エラストマーからなる
被覆部が積層形成されているとともに、該被覆部の表面
に密着性向上処理面が形成されており、さらに、その密
着性向上処理面には加飾部が形成されている軟質樹脂成
形品なる構成を採用する。
ン製の基材にスチレン系熱可塑性エラストマーからなる
被覆部が積層形成されているとともに、該被覆部の表面
に密着性向上処理面が形成されており、さらに、その密
着性向上処理面には加飾部が形成されている軟質樹脂成
形品なる構成を採用する。
(作用)
基材とその被覆部とはともにポリオレフィン分子鎖を含
むので、両者は親和し易く、従って、良好に接着する。
むので、両者は親和し易く、従って、良好に接着する。
また、被覆部はスチレン系熱可塑性エラストマーからで
きているので、厚みが薄くても軟質性を示す。
きているので、厚みが薄くても軟質性を示す。
さらに、前記被覆部には密着性向上処理面が形成されて
いるので、その上面に接着形成されている加飾部は該被
覆部においてラジカル化乃至は酸化されたポリオレフィ
ン系分子鎖と親和し、前記被覆部と加飾部とは良好に接
合する。
いるので、その上面に接着形成されている加飾部は該被
覆部においてラジカル化乃至は酸化されたポリオレフィ
ン系分子鎖と親和し、前記被覆部と加飾部とは良好に接
合する。
(実施例)
次に、本発明を自動車のセンタピラーに具体化した一実
施例を第1図に基づいて説明する。
施例を第1図に基づいて説明する。
この実施例の軟質樹脂成形品5においては横断面が通日
状に形成されているポリプロピレン樹脂製の基材1が使
用され、その基材1の表側面にスチレン系熱可塑性エラ
ストマーからなる被覆部2が積層されている。
状に形成されているポリプロピレン樹脂製の基材1が使
用され、その基材1の表側面にスチレン系熱可塑性エラ
ストマーからなる被覆部2が積層されている。
前記スチレン系熱可塑性エラストマーとしてはポリスチ
レンをハードセグメントとし、ポリブタジェン、ポリイ
ソプレン、又はエチレン・イソブチレン共重合体をソフ
トセグメントとするブロックポリマーであって、該ソフ
トセグメントが水素添加されてその分子鎖中の二重結合
が飽和したポリマーが使用されている。
レンをハードセグメントとし、ポリブタジェン、ポリイ
ソプレン、又はエチレン・イソブチレン共重合体をソフ
トセグメントとするブロックポリマーであって、該ソフ
トセグメントが水素添加されてその分子鎖中の二重結合
が飽和したポリマーが使用されている。
また、前記被覆部2においてスチレン系熱可塑性エラス
トマーは単独でも使用されるが、各種の樹脂、オイル、
不活性充填剤等が添110された配合物として使用され
る。
トマーは単独でも使用されるが、各種の樹脂、オイル、
不活性充填剤等が添110された配合物として使用され
る。
このようなスチレン系熱可塑性エラストマーの配合物と
して“′ラバロン5J4400” (三菱油化株式会
社製の商標名)を挙げることができる。
して“′ラバロン5J4400” (三菱油化株式会
社製の商標名)を挙げることができる。
この配合物は次のような物性を有している。
硬度Hs (J l5A) 45比重(
JISK7112) 1.1VFR(JI
SK7210*1) 0.4q/10分 300%応力(J l5K6301*2)12kQ/c
m2 注)*1:試験条件 230’Cx2.16kq*2:
試験条件 JIS3号のダンベルを使用して、引張り速
度 500mm/分で測定。
JISK7112) 1.1VFR(JI
SK7210*1) 0.4q/10分 300%応力(J l5K6301*2)12kQ/c
m2 注)*1:試験条件 230’Cx2.16kq*2:
試験条件 JIS3号のダンベルを使用して、引張り速
度 500mm/分で測定。
また、前記スチレン系熱可塑性エラストマーの配合物は
硬度Hs (J l5A)が30〜50になるように調
整されている。硬度H’Sが30未満では柔らか過ぎて
所定の弾力性がなく、50を越えると所定の軟質感が得
られない。
硬度Hs (J l5A)が30〜50になるように調
整されている。硬度H’Sが30未満では柔らか過ぎて
所定の弾力性がなく、50を越えると所定の軟質感が得
られない。
前記被覆部2の表面はコロナ放電処理、プラズマ処理等
の活性化処理面又はプライマー処理面のいずれかの密着
性向上処理面2aになっている。
の活性化処理面又はプライマー処理面のいずれかの密着
性向上処理面2aになっている。
ここで、密着性向上処理とはスチレン系熱可塑性エラス
トマーの炭化水素残基を酸化又はラジカル化して活性化
する活性化処理、又は前記表面にプライマーを塗布して
そのプライマー中に炭化水素残基以外の官能基を存在さ
せるプライマ処理をいう。
トマーの炭化水素残基を酸化又はラジカル化して活性化
する活性化処理、又は前記表面にプライマーを塗布して
そのプライマー中に炭化水素残基以外の官能基を存在さ
せるプライマ処理をいう。
ざらに、前記密着性向上処理面2aにポリウレタン系の
接着剤が塗布され、接着剤層3が形成されている。そし
て、該接着剤層3にはポリアミド短繊維等からなる植毛
4が植設され、加飾部6が形成されている。
接着剤が塗布され、接着剤層3が形成されている。そし
て、該接着剤層3にはポリアミド短繊維等からなる植毛
4が植設され、加飾部6が形成されている。
この実施例の軟質樹脂成形品5は次の工程を経て製造さ
れる。
れる。
まず、センタピラー形状の基材1がポリプロピレン樹脂
から成形される。成形法は前記形状を満足する限度にお
いて種々の成形法、例えば、射出成形法が採用される。
から成形される。成形法は前記形状を満足する限度にお
いて種々の成形法、例えば、射出成形法が採用される。
次に、前記基材1をインサート成形金型(図示なし)に
セットしてインサートとし、前記スチレン系熱可塑性エ
ラストマーを射出成形して厚みが4mm未満の被覆部2
を形成する。
セットしてインサートとし、前記スチレン系熱可塑性エ
ラストマーを射出成形して厚みが4mm未満の被覆部2
を形成する。
なお、射出成形はシリンダ温度190’C1金型温度3
0〜70°C1射出圧力400〜500kg/Cm2の
条件で行なわれる。
0〜70°C1射出圧力400〜500kg/Cm2の
条件で行なわれる。
そして、該被覆部2の表面にコロナ放電、プラズマ処理
等の活性化処理を施す。前記表面に活性化処理を施した
後又は施すことなくプライマー処理を施してもよい。コ
ロナ放電処理やプラズマ処理は公知の方法、条件、装置
によって行なわれ、プライマーはスチレン系熱可塑性エ
ラストマーに適した種々のプライマー、例えば、メタク
リレートをグラフト重合させたクロロプレン系プライマ
ー等が使用される。
等の活性化処理を施す。前記表面に活性化処理を施した
後又は施すことなくプライマー処理を施してもよい。コ
ロナ放電処理やプラズマ処理は公知の方法、条件、装置
によって行なわれ、プライマーはスチレン系熱可塑性エ
ラストマーに適した種々のプライマー、例えば、メタク
リレートをグラフト重合させたクロロプレン系プライマ
ー等が使用される。
このようにして本発明に係る軟質樹脂成形品5における
被覆部2の表面に密着性向上処理面2aが形成されたら
、その密着性向上処理面2aに接着剤を塗布する。該接
着剤としては次の工程で植毛4を接着する接着剤であれ
ば、いかなる接着剤でも使用できるが、好ましくはエマ
ルジョンタイプのポリウレタン系接着剤が使用される。
被覆部2の表面に密着性向上処理面2aが形成されたら
、その密着性向上処理面2aに接着剤を塗布する。該接
着剤としては次の工程で植毛4を接着する接着剤であれ
ば、いかなる接着剤でも使用できるが、好ましくはエマ
ルジョンタイプのポリウレタン系接着剤が使用される。
前記被覆部2の表面に接着剤が塗布されたら、それが接
着性を発揮している間に静電植毛を施して前記接着剤層
3上に植毛4を接合して、加飾部6を形成する。
着性を発揮している間に静電植毛を施して前記接着剤層
3上に植毛4を接合して、加飾部6を形成する。
このようにして密着性向上処理面2aに加飾部6が施さ
れた軟質樹脂成形品5が形成される。
れた軟質樹脂成形品5が形成される。
次に、この実施例の作用、効果について述べると、まず
、基材1と被覆部2はともにポリオレフィン分子鎖を含
有しているので、両者間の接着性が良好であり、必ずし
も後者を前者の裏側に回り込ませる必要がない。
、基材1と被覆部2はともにポリオレフィン分子鎖を含
有しているので、両者間の接着性が良好であり、必ずし
も後者を前者の裏側に回り込ませる必要がない。
次に、前記被覆部2にスチレン系熱可塑性エラストマー
が使用されているので、その厚みが4mm未満でも十分
軟質感が得られ、軟質樹脂成形品5の形状設計をする場
合、その自由度が増大する。
が使用されているので、その厚みが4mm未満でも十分
軟質感が得られ、軟質樹脂成形品5の形状設計をする場
合、その自由度が増大する。
さらに、被覆部2の表面に密着性向上処理面2aが形成
されているので、接着剤が接合され易く、その結果、被
覆部2と加飾部6との接合性が良好になる。
されているので、接着剤が接合され易く、その結果、被
覆部2と加飾部6との接合性が良好になる。
被覆部2は軟質樹脂成形品5の軟質層として作用し、植
毛4の上から該軟質樹脂成形品5を手で強く押してもそ
れは底つき感を与えない。従って、軟質樹脂成形品5は
良好な手触り感を示す。
毛4の上から該軟質樹脂成形品5を手で強く押してもそ
れは底つき感を与えない。従って、軟質樹脂成形品5は
良好な手触り感を示す。
また、前記被覆部2は従来技術のうち発泡樹脂を被覆部
52として使用する場合に比較して被覆部2は気泡を含
んでいないので、この実施例の軟質樹脂成形品5は所定
以上の耐ひつかき性を有し、従って、植毛4の上から前
記被覆部2に剛体の角等が当っても軟質樹脂成形品5が
傷ついてその外観的品質が損われることがない。
52として使用する場合に比較して被覆部2は気泡を含
んでいないので、この実施例の軟質樹脂成形品5は所定
以上の耐ひつかき性を有し、従って、植毛4の上から前
記被覆部2に剛体の角等が当っても軟質樹脂成形品5が
傷ついてその外観的品質が損われることがない。
植毛4は加飾効果の外に被覆部2表面のぬめり感を払拭
するという効果を発揮する。
するという効果を発揮する。
他方、軟質樹脂成形品5を製造する過程においては被覆
部2だけを別の工程で製造した後、それを基材1に接着
するような工程を経なくても製造することができる。そ
の結果、被覆部2を形成するための歩留りを低下させる
ことがなく、製造コストの上昇を抑えることができる。
部2だけを別の工程で製造した後、それを基材1に接着
するような工程を経なくても製造することができる。そ
の結果、被覆部2を形成するための歩留りを低下させる
ことがなく、製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに、被覆部2は成形法により基材1上に積層する工
程を経ているので、軟質樹脂成形品5を製造する過程に
おいて従来技術と異なり発泡樹脂を基材1の端末部に巻
き込むような工程を必ずしも設ける必要がない。
程を経ているので、軟質樹脂成形品5を製造する過程に
おいて従来技術と異なり発泡樹脂を基材1の端末部に巻
き込むような工程を必ずしも設ける必要がない。
本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想を踏襲する限度において種々の態様で実施する
ことができる。例えば、基材1をポリエチレン等のポリ
オレフィンから形成できるし、軟質樹脂成形品5の形状
そのものを種々変更することもできる。また、センタピ
ラーの外にセンタクラスタ、インストルメントパネル、
ステアリングカウル、ステアリングホイールパッド、コ
ンソールボックス、グローブボックス、アームレスト、
ドアトリム等の自動車内装品用の軟質樹脂成形品を製造
することができる。
術的思想を踏襲する限度において種々の態様で実施する
ことができる。例えば、基材1をポリエチレン等のポリ
オレフィンから形成できるし、軟質樹脂成形品5の形状
そのものを種々変更することもできる。また、センタピ
ラーの外にセンタクラスタ、インストルメントパネル、
ステアリングカウル、ステアリングホイールパッド、コ
ンソールボックス、グローブボックス、アームレスト、
ドアトリム等の自動車内装品用の軟質樹脂成形品を製造
することができる。
発明の効果
以上詳述したように、本発明は軟質樹脂成形品の基材と
被覆部はともにポリオレフィン系分子鎖を含有している
ので1両者間の接着性が良好であり、後者を前者の裏側
に回り込ませことを必ずしも必要としなくなり、また、
被覆部の厚みが薄くても十分軟質感が得られるという効
果を発揮し、ざらに、被覆部の表面に密着性向上処理面
が形成されているので、接着剤が接合され易く、その結
果、被覆部と加飾部との接合性を向上させることかでき
るという優れた効果を発揮する。
被覆部はともにポリオレフィン系分子鎖を含有している
ので1両者間の接着性が良好であり、後者を前者の裏側
に回り込ませことを必ずしも必要としなくなり、また、
被覆部の厚みが薄くても十分軟質感が得られるという効
果を発揮し、ざらに、被覆部の表面に密着性向上処理面
が形成されているので、接着剤が接合され易く、その結
果、被覆部と加飾部との接合性を向上させることかでき
るという優れた効果を発揮する。
第1図は実施例の部分斜視図、第2図は従来技術の部分
斜視図である。
斜視図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリオレフィン製の基材(1)にスチレン系熱可塑
性エラストマーからなる被覆部(2)が積層形成されて
いるとともに、該被覆部(2)の表面側に密着性向上処
理面(2a)が形成されており、さらに、その密着性向
上処理面(2a)に加飾部(6)が形成されていること
を特徴とする軟質樹脂成形品。 2、前記密着性向上処理面(2a)は前記被覆部(2)
をコロナ放電処理若しくはプラズマ処理することによっ
て得られたもの又はプライマである特許請求の範囲第1
項記載の軟質樹脂成形品。 3、前記スチレン系熱可塑性エラストマーは水素添加さ
れている特許請求の範囲第2項記載の軟質樹脂成形品。 4、前記スチレン系熱可塑性エラストマーは水素添加さ
れているとともに、30〜50の硬度Hs(JISA)
を有している特許請求の範囲第2項記載の軟質樹脂成形
品。 5、前記加飾部(6)は接着剤層(3)に植毛が施され
たものである特許請求の範囲第1項記載の軟質樹脂成形
品。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28259986A JPS63135246A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 軟質樹脂成形品 |
US07/097,446 US4816313A (en) | 1986-09-19 | 1987-09-16 | Resin product with main resin body and soft resin covering part |
DE19873731526 DE3731526A1 (de) | 1986-09-19 | 1987-09-18 | Weichharz-produkt |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28259986A JPS63135246A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 軟質樹脂成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63135246A true JPS63135246A (ja) | 1988-06-07 |
Family
ID=17654601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28259986A Pending JPS63135246A (ja) | 1986-09-19 | 1986-11-27 | 軟質樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63135246A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01186445A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-25 | Suzuki Motor Co Ltd | 車両荷室の荷物固定用装置 |
JPH02127140A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-15 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | トランクルーム材の製造方法 |
JPH05287093A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Kureha Rubber Kogyo Kk | ゴムパッキングおよびその製法 |
JP2008110311A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Inoac Corp | 植毛成形品 |
-
1986
- 1986-11-27 JP JP28259986A patent/JPS63135246A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01186445A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-25 | Suzuki Motor Co Ltd | 車両荷室の荷物固定用装置 |
JPH02127140A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-15 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | トランクルーム材の製造方法 |
JPH05287093A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Kureha Rubber Kogyo Kk | ゴムパッキングおよびその製法 |
JP2008110311A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Inoac Corp | 植毛成形品 |
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