JPS6313261B2 - - Google Patents
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- JPS6313261B2 JPS6313261B2 JP53087998A JP8799878A JPS6313261B2 JP S6313261 B2 JPS6313261 B2 JP S6313261B2 JP 53087998 A JP53087998 A JP 53087998A JP 8799878 A JP8799878 A JP 8799878A JP S6313261 B2 JPS6313261 B2 JP S6313261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus
- signal
- output
- lens
- amplifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光学式ビデオデイスクプレーヤ等にお
いて読出装置(フオーカスレンズ)をデイスクと
所定の距離に保持するためのフオーカスサーボ装
置に関し、特にサーボの起動に関するものであ
る。
いて読出装置(フオーカスレンズ)をデイスクと
所定の距離に保持するためのフオーカスサーボ装
置に関し、特にサーボの起動に関するものであ
る。
従来の斯る装置においては、デイスク上に記録
されている映像搬送波信号を読み出し、該信号の
出力レベルが所定の値に達したことが検知された
ときにフオーカスサーボを起動していた。しかし
ながら斯る装置においては、映像搬送波信号の出
力レベルがデイスク、光源、受光素子等の状態に
より変化するところから、また該出力レベルが読
出装置のフオーカス状態と必ずしも正確に対応一
致しないところから、フオーカスサーボ装置が正
しく起動しない場合がある等の欠点を有してい
た。
されている映像搬送波信号を読み出し、該信号の
出力レベルが所定の値に達したことが検知された
ときにフオーカスサーボを起動していた。しかし
ながら斯る装置においては、映像搬送波信号の出
力レベルがデイスク、光源、受光素子等の状態に
より変化するところから、また該出力レベルが読
出装置のフオーカス状態と必ずしも正確に対応一
致しないところから、フオーカスサーボ装置が正
しく起動しない場合がある等の欠点を有してい
た。
また、特開昭51−89444号公報記載の如く、フ
オーカスサーボを起動する時期を電子時計により
定める装置もあるが、機械系の摩擦のバラツキ、
温度変化に応じた電気系の特性の変化、及び両者
の経時変化等の要因により、適正なフオーカスサ
ーボの起動時期を安定して得る事が困難であつ
た。フオーカスサーボを起動する時期が適正な時
期から逸脱すると、フオーカスサーボの引き込み
が不能となつたり、アクチユエータの発振が生じ
たりするという欠点を有していた。
オーカスサーボを起動する時期を電子時計により
定める装置もあるが、機械系の摩擦のバラツキ、
温度変化に応じた電気系の特性の変化、及び両者
の経時変化等の要因により、適正なフオーカスサ
ーボの起動時期を安定して得る事が困難であつ
た。フオーカスサーボを起動する時期が適正な時
期から逸脱すると、フオーカスサーボの引き込み
が不能となつたり、アクチユエータの発振が生じ
たりするという欠点を有していた。
本発明は斯る欠点を除去し、正確に起動し得る
フオーカスサーボ装置を提供することを目的とす
る。
フオーカスサーボ装置を提供することを目的とす
る。
以下本発明の実施例を説明する。端子1および
2には、例えば4分割された受光素子上に形成さ
れるビームスポツトの形状の変化に伴い発生する
信号が加えられる。例えば非点収差法によるビー
ムスポツトの形状は特開昭50−104539号公報に示
されるように、フオーカスがとれている状態(合
焦状態)では円形のビームスポツトが、合焦状態
からはずれると横長あるいは縦長の楕円状のビー
ムスポツトが形成されることが知られている。こ
の非点収差法によビームスポツトを第3図に示す
4分割受光素子に入射させ、各対角線上の受光素
子の和信号を夫々比較することによりフオーカス
エラー信号を得ることができる。
2には、例えば4分割された受光素子上に形成さ
れるビームスポツトの形状の変化に伴い発生する
信号が加えられる。例えば非点収差法によるビー
ムスポツトの形状は特開昭50−104539号公報に示
されるように、フオーカスがとれている状態(合
焦状態)では円形のビームスポツトが、合焦状態
からはずれると横長あるいは縦長の楕円状のビー
ムスポツトが形成されることが知られている。こ
の非点収差法によビームスポツトを第3図に示す
4分割受光素子に入射させ、各対角線上の受光素
子の和信号を夫々比較することによりフオーカス
エラー信号を得ることができる。
第4図aはレンズ位置が合焦点位置よりも遠い
時に受光素子に入射するビームスポツトの形状を
示し、同図bは合焦位置、同図cは近い時のビー
ムスポツトの形状を示している。同図によればレ
ンズが合焦点位置よりも遠い時には4分割受光素
子の上下に位置する受光素子からの和信号(第1
の和信号)が左右に位置する受光素子からの和信
号(第2の和信号)よりも大となり、合焦点位置
よりも近いときには第2の和信号出力が第1の和
信号出力よりも大となる。
時に受光素子に入射するビームスポツトの形状を
示し、同図bは合焦位置、同図cは近い時のビー
ムスポツトの形状を示している。同図によればレ
ンズが合焦点位置よりも遠い時には4分割受光素
子の上下に位置する受光素子からの和信号(第1
の和信号)が左右に位置する受光素子からの和信
号(第2の和信号)よりも大となり、合焦点位置
よりも近いときには第2の和信号出力が第1の和
信号出力よりも大となる。
この第1の和信号を第1図に示す差動増幅器3
の非反転入力端子1に、第2の和信号を反転入力
端子2にそれぞれ入力することにより、差動増幅
器3による出力は第2図Aに示すように所謂S字
特性を有することになる。なお同図において1対
のピークを有するのは、レンズ位置がある程度合
焦点位置から離れると焦点ボケが生じ、各受光素
子から得られる出力信号が低下するために、ピー
ク値を頂点として再びゼロ付近に接近するためで
ある。
の非反転入力端子1に、第2の和信号を反転入力
端子2にそれぞれ入力することにより、差動増幅
器3による出力は第2図Aに示すように所謂S字
特性を有することになる。なお同図において1対
のピークを有するのは、レンズ位置がある程度合
焦点位置から離れると焦点ボケが生じ、各受光素
子から得られる出力信号が低下するために、ピー
ク値を頂点として再びゼロ付近に接近するためで
ある。
このように4分割受光素子の各対角線上の受光
素子の和信号をそれぞれ入力とする差動増幅器3
により、レンズ位置が合焦点位置でゼロとなり、
その前後で夫々極性の異なる信号を発生し、かつ
前記合焦点から離れるにつれて極値を経てゼロに
接近するフオーカスエラー信号を得ることができ
るのである。
素子の和信号をそれぞれ入力とする差動増幅器3
により、レンズ位置が合焦点位置でゼロとなり、
その前後で夫々極性の異なる信号を発生し、かつ
前記合焦点から離れるにつれて極値を経てゼロに
接近するフオーカスエラー信号を得ることができ
るのである。
また第1の和信号を差動増幅器3の反転入力端
子2に、第2の和信号を非反転入力端子1に入力
させるようにすれば、第2図Aの極性が反転する
ことは言うまでもないが、以下の実施例の説明で
は、第1の和信号を非反転入力端子1に、第2の
和信号を反転入力端子2に入力した場合について
説明する。端子1および2は差動増幅器3の非反
転端子および反転端子に各々接続され、差動増幅
器3の出力は増幅器19と比較器4の反転端子に
各々加えられる。増幅器19の出力は微分回路2
0、ダイオード21およびスイツチ16Aを介す
るか、またはスイツチ15Aを介してフオーカス
制御増幅器22の非反転端子に供給される。フオ
ーカス制御増幅器22の反転端子は、スイツチ1
6Bおよび14Aを介して負の定電位線18と接
続している。スイツチ14Aの一端はコンデンサ
17を介して接地されている。一方スピードアツ
プコンデンサ5を含む正帰環ループによりヒステ
リシス特性を有する比較器4の出力は微分回路
6、ダイオード7および8、インバータ9を介し
てフリツプフロツプスイツチ13のNAND回路
13Aの入力端子に供給される。NAND回路1
3Aの出力は、増幅器15の非反転端子の他の
NAND回路13Bの入力端子に供給されている。
NAND回路13Bの他の入力端子には、端子1
0からインバータ12を介して増幅器14の反転
端子に供給される信号の一部が供給されるように
なつている。端子10はダイオード11を介して
比較器4の非反転端子にも接続されている。増幅
器14乃至16の出力端は、スイツチ14A,1
5Aおよび16Aと16Bを各々オン、オフする
よう接続されている。
子2に、第2の和信号を非反転入力端子1に入力
させるようにすれば、第2図Aの極性が反転する
ことは言うまでもないが、以下の実施例の説明で
は、第1の和信号を非反転入力端子1に、第2の
和信号を反転入力端子2に入力した場合について
説明する。端子1および2は差動増幅器3の非反
転端子および反転端子に各々接続され、差動増幅
器3の出力は増幅器19と比較器4の反転端子に
各々加えられる。増幅器19の出力は微分回路2
0、ダイオード21およびスイツチ16Aを介す
るか、またはスイツチ15Aを介してフオーカス
制御増幅器22の非反転端子に供給される。フオ
ーカス制御増幅器22の反転端子は、スイツチ1
6Bおよび14Aを介して負の定電位線18と接
続している。スイツチ14Aの一端はコンデンサ
17を介して接地されている。一方スピードアツ
プコンデンサ5を含む正帰環ループによりヒステ
リシス特性を有する比較器4の出力は微分回路
6、ダイオード7および8、インバータ9を介し
てフリツプフロツプスイツチ13のNAND回路
13Aの入力端子に供給される。NAND回路1
3Aの出力は、増幅器15の非反転端子の他の
NAND回路13Bの入力端子に供給されている。
NAND回路13Bの他の入力端子には、端子1
0からインバータ12を介して増幅器14の反転
端子に供給される信号の一部が供給されるように
なつている。端子10はダイオード11を介して
比較器4の非反転端子にも接続されている。増幅
器14乃至16の出力端は、スイツチ14A,1
5Aおよび16Aと16Bを各々オン、オフする
よう接続されている。
フオーカス制御増幅器22の出力端子23はコ
ンデンサ25、ダイオード26、抵抗29を介し
てトランジスタQ1およびQ2のベースに接続され
ている。ダイオード26の陽極とトランジスタ
Q1およびQ2のベースはコンデンサ27とダイオ
ード28を各々介して接地されている。トランジ
スタQ2のコレクタYは、増幅器19の反転端子
と接続されている端子Yと接続されている。
ンデンサ25、ダイオード26、抵抗29を介し
てトランジスタQ1およびQ2のベースに接続され
ている。ダイオード26の陽極とトランジスタ
Q1およびQ2のベースはコンデンサ27とダイオ
ード28を各々介して接地されている。トランジ
スタQ2のコレクタYは、増幅器19の反転端子
と接続されている端子Yと接続されている。
次に動作を説明する。電源がオンされると端子
10にハイレベルの信号(以下H信号という)が
供給されインバータ12の出力はローレベルの信
号(以下L信号という)となり、それが増幅器1
4の反転端子に加えられるから増幅器14の出力
端子はH信号を供給しスイツチ14Aをオンにす
る。一方NAND回路13BはこのときH信号を
出力するから増幅器16はH信号を供給し、スイ
ツチ16Aと16Bとをオンさせる。これに対し
差動増幅器3にはまだ出力が表われず、レンズ位
置が合焦点位置よりも離れた所に位置するときに
発生するフオーカスエラー信号と同極性でかつフ
オーカスエラー信号の極値の絶対値よりも小さい
絶対値を有する基準電圧Vが非反転入力端子に印
加された比較器4の出力はH信号であるが、微分
回路6が介在するのでインバータ9の入力はL信
号であり、その出力はH信号となる。従つて
NAND回路13Aの入力は共にH信号であり、
その出力はL信号となる。従つて増幅器15はL
信号を出力し、スイツチ15Aはオフになる。尚
端子10にH信号が供給された場合にダイオード
11を介して比較器4の基準電圧が高くなるの
で、比較器4の反転端子にノイズが供給されて比
較器4が誤動作するおそれがない。線18は所定
の負電位に接続されているので、スイツチ14A
と16Bを介してフオーカス制御増幅器22の反
転端子に負の電位が供給され、その出力には正電
位の直流電圧が発生する。従つて端子23に接続
されているフオーカスレンズはアツプ状態とな
り、デイスクから遠ざかる。
10にハイレベルの信号(以下H信号という)が
供給されインバータ12の出力はローレベルの信
号(以下L信号という)となり、それが増幅器1
4の反転端子に加えられるから増幅器14の出力
端子はH信号を供給しスイツチ14Aをオンにす
る。一方NAND回路13BはこのときH信号を
出力するから増幅器16はH信号を供給し、スイ
ツチ16Aと16Bとをオンさせる。これに対し
差動増幅器3にはまだ出力が表われず、レンズ位
置が合焦点位置よりも離れた所に位置するときに
発生するフオーカスエラー信号と同極性でかつフ
オーカスエラー信号の極値の絶対値よりも小さい
絶対値を有する基準電圧Vが非反転入力端子に印
加された比較器4の出力はH信号であるが、微分
回路6が介在するのでインバータ9の入力はL信
号であり、その出力はH信号となる。従つて
NAND回路13Aの入力は共にH信号であり、
その出力はL信号となる。従つて増幅器15はL
信号を出力し、スイツチ15Aはオフになる。尚
端子10にH信号が供給された場合にダイオード
11を介して比較器4の基準電圧が高くなるの
で、比較器4の反転端子にノイズが供給されて比
較器4が誤動作するおそれがない。線18は所定
の負電位に接続されているので、スイツチ14A
と16Bを介してフオーカス制御増幅器22の反
転端子に負の電位が供給され、その出力には正電
位の直流電圧が発生する。従つて端子23に接続
されているフオーカスレンズはアツプ状態とな
り、デイスクから遠ざかる。
次にデイスクが移動し、フオーカスレンズの下
に位置し、フオーカスレンズをデイスクに近ずけ
る(下降する)べく信号が送出されると、端子1
0にはL信号が供給される。従つてインバータ1
2を介して増幅器14の出力がL信号となりスイ
ツチ14Aがオフとなる。すると今までコンデン
サ17に充電されていた電荷が放電し始め、その
放電電位がスイツチ16Bを介してフオーカス制
御増幅器22を駆動する。従つてフオーカスレン
ズは次第に下降しデイスクに近ずいてくる。
に位置し、フオーカスレンズをデイスクに近ずけ
る(下降する)べく信号が送出されると、端子1
0にはL信号が供給される。従つてインバータ1
2を介して増幅器14の出力がL信号となりスイ
ツチ14Aがオフとなる。すると今までコンデン
サ17に充電されていた電荷が放電し始め、その
放電電位がスイツチ16Bを介してフオーカス制
御増幅器22を駆動する。従つてフオーカスレン
ズは次第に下降しデイスクに近ずいてくる。
第1および第2の和信号は差動増幅器3の非反
転端子および反転端子に各々供給されるから、フ
オーカスレンズが下降しデイスクに近ずくにつれ
て差動増幅器3の出力には次第に正の電位が増大
し始め1つの極値を経た後減少し、フオーカスが
とれた状態で零となる。さらにフオーカスレンズ
が下がると、第2の和信号レベルの方が第1の和
信号レベルよりも大きくなるので、差動増幅器3
の出力には負の電位が現われ次第に負の方向に大
きくなり、1つの極値を経た後減少し、さらにフ
オーカスレンズがデイスクに近ずくと零になる。
そしてそのまま下がり続ければフオーカスレンズ
はデイスクと接触するおそれがある。すなわち差
動増幅器3の出力端には、所謂Sカーブ特性を有
する信号が現われる。
転端子および反転端子に各々供給されるから、フ
オーカスレンズが下降しデイスクに近ずくにつれ
て差動増幅器3の出力には次第に正の電位が増大
し始め1つの極値を経た後減少し、フオーカスが
とれた状態で零となる。さらにフオーカスレンズ
が下がると、第2の和信号レベルの方が第1の和
信号レベルよりも大きくなるので、差動増幅器3
の出力には負の電位が現われ次第に負の方向に大
きくなり、1つの極値を経た後減少し、さらにフ
オーカスレンズがデイスクに近ずくと零になる。
そしてそのまま下がり続ければフオーカスレンズ
はデイスクと接触するおそれがある。すなわち差
動増幅器3の出力端には、所謂Sカーブ特性を有
する信号が現われる。
フオーカスレンズがアツプ位置から下降しデイ
スクに近ずくにつれて、差動増幅器3の出力端子
には次第に正の電位が現われその値が大きくなつ
ていく。その出力は増幅器19により増幅され、
微分回路20、ダイオード21、スイツチ16A
を介して正の交流成分がフオーカス制御増幅器2
2に供給されるので、フオーカスレンズはわずか
に上方向(デイスクと遠ざかる方向)の駆動力を
受けながら下方向(デイクスに近ずく方向)に下
降する。この逆方向の力によりフオーカスレンズ
のフオーカスサーボがかかり易くなる。一方差動
増幅器3の出力は比較器4にも加えられているの
で、比較器4は基準電圧より大きい電圧が供給さ
れるとH信号からL信号を出力するようになる。
その変化は微分回路6により微分されるが、ダイ
オード8がオンしてインバータ9の入力端子は実
質的にL信号のままであり変化しない。しかしフ
オーカスレンズがさらに下降し、比較器4の入力
がある極値を経て今度は次第に減少し、比較器4
の出力がH信号からL信号に反転したときの値よ
りさらに低い所定の値(比較器4はヒステリシス
特性を有する)に達すると、比較器4は再びL信
号からH信号を出力するようになる。この変化は
微分回路6により微分されインバータ9に加えら
れるのでインバータ9はその変化に対応したL信
号を出力する。従つてフリツプフロツプを形成す
るNAND回路13Aと13Bは反転し、NAND
回路13AはH信号を、NAND回路13BはL
信号を出力する。この様子を示したものが第2図
B〜Eであり、第1図に付した符号と対応して波
形図が示されている。
スクに近ずくにつれて、差動増幅器3の出力端子
には次第に正の電位が現われその値が大きくなつ
ていく。その出力は増幅器19により増幅され、
微分回路20、ダイオード21、スイツチ16A
を介して正の交流成分がフオーカス制御増幅器2
2に供給されるので、フオーカスレンズはわずか
に上方向(デイスクと遠ざかる方向)の駆動力を
受けながら下方向(デイクスに近ずく方向)に下
降する。この逆方向の力によりフオーカスレンズ
のフオーカスサーボがかかり易くなる。一方差動
増幅器3の出力は比較器4にも加えられているの
で、比較器4は基準電圧より大きい電圧が供給さ
れるとH信号からL信号を出力するようになる。
その変化は微分回路6により微分されるが、ダイ
オード8がオンしてインバータ9の入力端子は実
質的にL信号のままであり変化しない。しかしフ
オーカスレンズがさらに下降し、比較器4の入力
がある極値を経て今度は次第に減少し、比較器4
の出力がH信号からL信号に反転したときの値よ
りさらに低い所定の値(比較器4はヒステリシス
特性を有する)に達すると、比較器4は再びL信
号からH信号を出力するようになる。この変化は
微分回路6により微分されインバータ9に加えら
れるのでインバータ9はその変化に対応したL信
号を出力する。従つてフリツプフロツプを形成す
るNAND回路13Aと13Bは反転し、NAND
回路13AはH信号を、NAND回路13BはL
信号を出力する。この様子を示したものが第2図
B〜Eであり、第1図に付した符号と対応して波
形図が示されている。
すなわち、第2図Aに示すフオーカスエラー信
号と、レンズ位置が合焦点位置よりもデイスクか
ら離れた点に位置した時に発生するフオーカスエ
ラー信号と同極性でかつフオーカスエラー信号の
極値の絶対値よりも小さい絶対値の基準電圧Vと
を比較器4によつて比較することにより、比較器
4の出力は第2図Bのように、前記フオーカスエ
ラー信号と基準電圧との大小関係に応じて一の状
態と他の状態に、又は前記他の状態から一の状態
に変化する出力信号を得ることができる。この出
力を微分回路6で微分した出力が第2図Cで示す
波形である。第2図BのH信号からL信号への変
化点(立下がり点)で発生する微分出力はダイオ
ード8がオンするためにインバータ9の入力端子
は実質的にLのままであり、インバータ9にはL
信号からH信号への変化点(立上がり点)で発生
する微分出力のみが印加されることになる。すな
わち微分回路6及びダイオード8により、フオー
カスエラー信号の極値よりも合焦点位置に近い位
置における前記出力信号の変化する点を検出でき
ることになる。この結果インバータ9の出力は第
2図Dのようにフオーカスエラー信号が極値を示
すレンズ位置よりも合焦点位置に近い位置でL信
号を出力することになる。このL信号出力がフリ
ツプフロツプ13を構成するNAND回路13A
に入力され、NAND回路13AはH信号の制御
信号を出力することになるのである。従つて増幅
器15を介してスイツチ15Aはオンし、増幅器
16を介してスイツチ16Aと16Bはオフとな
る。その結果増幅器19の出力はスイツチ15A
を介してそのまま増幅器22に供給され、フオー
カスレンズのフオーカスサーボが起動される。比
較器4はフオーカスエラー信号と基準電圧Vとを
比較し、微分回路6、ダイオード8及びインバー
タ9によつて前記比較出力がフオーカスエラー信
号の極値よりも合焦点位置に近いときの変化点を
検出するので、合焦点の近傍(合焦点よりもわず
かにデイスクから離れた位置)でフオーカスサー
ボがかけられることになる。従つてフオーカスレ
ンズが基準位置よりデイスクに近ずくと、端子2
3にはH信号(フオーカスレンズアツプの信号)
が、また遠ざかるとL信号(フオーカスレンズダ
ウンの信号)が各々供給され、フオーカスレンズ
は基準位置を中心として上下に振動する。
号と、レンズ位置が合焦点位置よりもデイスクか
ら離れた点に位置した時に発生するフオーカスエ
ラー信号と同極性でかつフオーカスエラー信号の
極値の絶対値よりも小さい絶対値の基準電圧Vと
を比較器4によつて比較することにより、比較器
4の出力は第2図Bのように、前記フオーカスエ
ラー信号と基準電圧との大小関係に応じて一の状
態と他の状態に、又は前記他の状態から一の状態
に変化する出力信号を得ることができる。この出
力を微分回路6で微分した出力が第2図Cで示す
波形である。第2図BのH信号からL信号への変
化点(立下がり点)で発生する微分出力はダイオ
ード8がオンするためにインバータ9の入力端子
は実質的にLのままであり、インバータ9にはL
信号からH信号への変化点(立上がり点)で発生
する微分出力のみが印加されることになる。すな
わち微分回路6及びダイオード8により、フオー
カスエラー信号の極値よりも合焦点位置に近い位
置における前記出力信号の変化する点を検出でき
ることになる。この結果インバータ9の出力は第
2図Dのようにフオーカスエラー信号が極値を示
すレンズ位置よりも合焦点位置に近い位置でL信
号を出力することになる。このL信号出力がフリ
ツプフロツプ13を構成するNAND回路13A
に入力され、NAND回路13AはH信号の制御
信号を出力することになるのである。従つて増幅
器15を介してスイツチ15Aはオンし、増幅器
16を介してスイツチ16Aと16Bはオフとな
る。その結果増幅器19の出力はスイツチ15A
を介してそのまま増幅器22に供給され、フオー
カスレンズのフオーカスサーボが起動される。比
較器4はフオーカスエラー信号と基準電圧Vとを
比較し、微分回路6、ダイオード8及びインバー
タ9によつて前記比較出力がフオーカスエラー信
号の極値よりも合焦点位置に近いときの変化点を
検出するので、合焦点の近傍(合焦点よりもわず
かにデイスクから離れた位置)でフオーカスサー
ボがかけられることになる。従つてフオーカスレ
ンズが基準位置よりデイスクに近ずくと、端子2
3にはH信号(フオーカスレンズアツプの信号)
が、また遠ざかるとL信号(フオーカスレンズダ
ウンの信号)が各々供給され、フオーカスレンズ
は基準位置を中心として上下に振動する。
通常トランジスタQ1はオンしているからその
コレクタ端子24にはL信号が供給されている
が、読出レンズが基準位置を中心として振動し始
めると、端子23からの出力はその負の交流成分
がコンデンサ25、ダイオード26を介してコン
デンサ27に充電され、抵抗29を介してトラン
ジスタQ1に負の電圧が付加されるのでトランジ
スタQ1はオフとなり端子24にはH信号(イン
フオーカス信号)が供給される。もしフオーカス
レンズがデイスクに近ずき過ぎたり遠ざかり過ぎ
たりして端子23に交流出力が現われなくなる
と、コンデンサ27に充電されていた電荷は抵抗
29とダイオード28を介して速やかに放電しト
ランジスタQ1はオンとなり、端子24にはL信
号(アウトフオーカス信号)が得られる。従つて
端子24からフオーカスレンズとデイスクとの距
離関係を表わすフオーカス信号を得ることができ
る。該フオーカス信号は例えばマイクロコンピユ
ータ(図示せず)等に供給され、ビデオデイスク
プレーヤ等の次の所定の動作を開始させる信号等
として利用される。
コレクタ端子24にはL信号が供給されている
が、読出レンズが基準位置を中心として振動し始
めると、端子23からの出力はその負の交流成分
がコンデンサ25、ダイオード26を介してコン
デンサ27に充電され、抵抗29を介してトラン
ジスタQ1に負の電圧が付加されるのでトランジ
スタQ1はオフとなり端子24にはH信号(イン
フオーカス信号)が供給される。もしフオーカス
レンズがデイスクに近ずき過ぎたり遠ざかり過ぎ
たりして端子23に交流出力が現われなくなる
と、コンデンサ27に充電されていた電荷は抵抗
29とダイオード28を介して速やかに放電しト
ランジスタQ1はオンとなり、端子24にはL信
号(アウトフオーカス信号)が得られる。従つて
端子24からフオーカスレンズとデイスクとの距
離関係を表わすフオーカス信号を得ることができ
る。該フオーカス信号は例えばマイクロコンピユ
ータ(図示せず)等に供給され、ビデオデイスク
プレーヤ等の次の所定の動作を開始させる信号等
として利用される。
トランジスタQ2はトランジスタQ1と同時にオ
ンオフ動作とし、そのコレクタYは増幅器19の
反転端子と接続されている端子Yと接続している
から、アウトフオーカス(トランジスタQ2オン)
になると、増幅器19の反転端子の電位が負の方
向に増大し、従つて増幅器19およびフオーカス
制御増幅器22の出力が正の方向に増大し、フオ
ーカスレンズが上方向(デイスクと遠ざかる方
向)に駆動される。従つてフオーカスレンズとデ
イスクとが極端に近ずきすぎた場合は、フオーカ
スレンズが強制的に上方向に駆動され、デイスク
と接触することがない。
ンオフ動作とし、そのコレクタYは増幅器19の
反転端子と接続されている端子Yと接続している
から、アウトフオーカス(トランジスタQ2オン)
になると、増幅器19の反転端子の電位が負の方
向に増大し、従つて増幅器19およびフオーカス
制御増幅器22の出力が正の方向に増大し、フオ
ーカスレンズが上方向(デイスクと遠ざかる方
向)に駆動される。従つてフオーカスレンズとデ
イスクとが極端に近ずきすぎた場合は、フオーカ
スレンズが強制的に上方向に駆動され、デイスク
と接触することがない。
以上の如く本発明においてはフオーカスサーボ
ループを起動する時期を、S字特性を有するフオ
ーカスエラー信号そのものと1つの比較器によつ
て正確に合焦点位置近傍(合焦点位置よりもわず
かにデイスクから離れた点)を検出して決定して
いるので、デイスク、光源受光素子等の状態によ
る影響を受けずに確実にフオーカスサーボの引込
みを行うことができる。
ループを起動する時期を、S字特性を有するフオ
ーカスエラー信号そのものと1つの比較器によつ
て正確に合焦点位置近傍(合焦点位置よりもわず
かにデイスクから離れた点)を検出して決定して
いるので、デイスク、光源受光素子等の状態によ
る影響を受けずに確実にフオーカスサーボの引込
みを行うことができる。
第1図は本発明の実施例の回路図を表わし、第
2図A〜Eは第1図の主要接続点における波形
図、第3図は本発明に用いるフオーカスエラー信
号を発生させるための受光素子の接続図、第4図
a〜cは受光素子に入射されるビームスポツトの
形状を示す図である。 1,2……端子、3……差動増幅器、4……比
較器、9,12……インバータ、13……フリツ
プフロツプスイツチ、14,15,16,19…
…増幅器、22……フオーカス制御増幅器、Q1,
Q2……トランジスタ。
2図A〜Eは第1図の主要接続点における波形
図、第3図は本発明に用いるフオーカスエラー信
号を発生させるための受光素子の接続図、第4図
a〜cは受光素子に入射されるビームスポツトの
形状を示す図である。 1,2……端子、3……差動増幅器、4……比
較器、9,12……インバータ、13……フリツ
プフロツプスイツチ、14,15,16,19…
…増幅器、22……フオーカス制御増幅器、Q1,
Q2……トランジスタ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 光源から照射された光をフオーカスレンズを
介してデイスクに収束させるためのフオーカスサ
ーボ装置であつて、 前記レンズが合焦点位置にあるときにゼロとな
り、前記レンズが前記合焦点位置の前後に位置す
る時に夫々極性の異なる信号が発生するととも
に、前記極性の異なる夫々の信号が1つの極値を
経て前記合焦点位置から離れるにつれてゼロに接
近する特性を有するフオーカスエラー信号を発生
する手段と、 前記合焦点位置よりもデイスクから離れた点に
前記レンズが位置した時に発生するフオーカスエ
ラー信号と同極性でかつ前記1つの極値の絶対値
よりも小さい絶対値の基準電圧と前記フオーカス
エラー信号とを比較し、一つの状態から他の状態
に又は前記他の状態から前記一の状態に変化する
出力信号を発生する比較手段と、 前記レンズが前記フオーカスエラー信号が前記
一つの極値を示す時の位置よりも前記合焦点位置
に近づいた位置における前記出力信号の変化する
点を検出する検出手段と、 前記検出手段の出力に応じて制御信号を発生す
る制御信号発生手段と、 前記制御信号に応じてフオーカスサーボループ
をクローズするスイツチ手段とを備えたことを特
徴とするフオーカスサーボ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8799878A JPS5514580A (en) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | Focus servo unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8799878A JPS5514580A (en) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | Focus servo unit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5514580A JPS5514580A (en) | 1980-02-01 |
JPS6313261B2 true JPS6313261B2 (ja) | 1988-03-24 |
Family
ID=13930453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8799878A Granted JPS5514580A (en) | 1978-07-19 | 1978-07-19 | Focus servo unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5514580A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4446546A (en) * | 1981-12-31 | 1984-05-01 | Magnetic Peripherals Inc. | Focus initialization system for optical recording |
JPH0668442B2 (ja) * | 1985-12-18 | 1994-08-31 | 株式会社日立製作所 | 印刷回路板のパタ−ン検査装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830263A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-22 | Aihon Kk | 伝送路搬送式同時通話インタ−ホン |
-
1978
- 1978-07-19 JP JP8799878A patent/JPS5514580A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5514580A (en) | 1980-02-01 |
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