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JPS6284423A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS6284423A
JPS6284423A JP22517985A JP22517985A JPS6284423A JP S6284423 A JPS6284423 A JP S6284423A JP 22517985 A JP22517985 A JP 22517985A JP 22517985 A JP22517985 A JP 22517985A JP S6284423 A JPS6284423 A JP S6284423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
group
magnetic recording
magnetic
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22517985A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Okita
務 沖田
Masashi Aonuma
政志 青沼
Hiroshi Hashimoto
博司 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP22517985A priority Critical patent/JPS6284423A/ja
Publication of JPS6284423A publication Critical patent/JPS6284423A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープ、オーディオテープ、コンピュー
ターテープ等の磁気記録媒体に関する。
〔従来技術〕
現在、一般に広く使用されている磁気記録媒体は、結合
剤として塩ビー酢ビ系樹脂、塩ビー塩化ビニリデン系樹
脂、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂、ウレタン樹
脂、アクリロニトリルブタジェン樹脂などの熱可塑性樹
脂を単独あるいは混合して用いる方法があるが、この方
法では、磁性層の耐摩耗性が劣り磁気テープの走行経路
を汚してしまうという欠点を有していた。
またメラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂を用いる
方法あるいは上記熱可塑性樹脂に化学反応による架橋性
の結合剤、たとえばイソシアネート化合物、エポキシ環
を有する化合物などを添加する方法が知られている。し
かし、上記の架橋性の結合剤を用いると、l)磁性粒子
を分散させた液の貯蔵安定性に難があり、磁性塗液物性
の均一性、ひいては磁気記録媒体の均質性を保持できな
い、2)塗布乾燥後塗膜の硬化のために熱処理工程が不
可欠であり、しかも長時間を要する、などの欠点を有し
ている。
これらの欠点を防止する為、アクリル酸エステル系のオ
リゴマーとモノマーを結合剤として用い、乾燥後に放射
線照射によって硬化せしめる磁気記録媒体の製造方法が
特公昭≠7−7.24(,27号、特開昭≠7−136
32号、特開昭≠7−/j10μ号、特開昭jQ−77
4t3.3号、特開昭!t−−23’23/号等の各公
報に開示されている。しかしながら、上記特許公報に開
示された製造方法では高度な電磁変換特性と耐久性を有
する磁気記録媒体は得られなかった。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
近年磁気記録媒体の高画質化が要求されている。
このためには磁性層表面とビデオヘッド及びオーディオ
ヘッドとの間により密に接触させることが必要であり、
磁気記録媒体の表面の平滑性を向上させるとともに、強
磁性微粉末の分散性を更に飛躍的に向上させることが重
要である。−1磁性層表面が平滑になればなるほどビデ
オテープレコーダー内の走行系での摩擦は大きくなり、
走行テンションが高くなって、磁気記録媒体にはますま
す苛酷な走行耐久性が要求されるのである。このため、
従来の磁気記録媒体での製造方法では磁性層の表面の平
滑性、強磁性微粉末の分散性、および走行耐久性をかね
そなえた磁気記録媒体は得られていなかった。
本発明者等は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を用いる方法
、及び化学反応による架橋性の結合剤を添加する方法、
更に放射線架橋による硬化性結合剤を用いる方法、など
の従来技術の欠点を改良するため鋭意研究を重ねた結果
本発明に到達したものである。
従って、本発明の目的は、従来の磁気記録媒体では達成
しえなかった特性、即ちl)電磁変換特性に優れ、コ)
強磁性微粉末の分散性に優れ、3)磁性塗液の貯蔵安定
性が良好で、均質な性能を有し、4)走行耐久性に優れ
、り塗膜の硬化のための熱処理工程が不要な磁気記録媒
体を提供することにある。
発明の構成 〔問題点を解決する手段〕 前記問題点は以下に述べる方法によって解決される。
即ち本発明は、(1)非磁性支持体上に磁性層を設けて
なる磁気記録媒体において、該磁性層が下記(A)およ
び(B)で示される群からそれぞれ選ばれる1種以上の
化合物を結合剤として含有し、放射線照射されているこ
とを特徴とする磁気記録媒体に関する。
(A)極性基を含むポリ塩化ビニル系(メタ)アクリレ
ート (B)OH基を含むポリウレタン(メタ)アクリレート 本発明において用いられる極性基を含むポリ塩化ビニル
系(メタ)アクリレート(A)としては(以下アクリロ
イル基、メタアクリロイル基を総称して(メタ)アクリ
ロイル基、アクリレート、メタアクリレートを総称して
(メタ)アクリレートとする)、極性基としてCO2H
,OH。
So B H,S O3N a、 OP O3H,OP
 03Naなどの基を含む塩化ビニル−酢酸ビニル系共
重合体、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル系共重合体、
塩化ビニリデン−酢酸ビニル系共重合体などの共重合体
の(メタ)アクリレートである。極性基として好ましい
ものは、Co2H,OH基であり、最も好ましくはC0
2H基である。極性基がCO2H基のとき、CO2H含
有量として酸価で/〜30含むものが好ましく、更に好
ましくは3〜20である。極性基がOH基のときは水酸
基価7〜30.好ましくは10〜30がよい。この範囲
を外れると強磁性微粉末の分散性が不良となり、また電
磁変換特性も大幅に低下する。(メタ)アクリロイル基
の平均含有量としては、1分子あたり/、!r%20で
あり好ましくは2〜10である。
この範囲を外れると硬化性が不良になったりあるいは耐
久性が悪(なったりする。
これらの化合物は、ベースとなるポリ塩化ビニル系重合
体としては、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−マレイン酸−ビニルアルコール共重
合体、塩化ビニルー−Paピオン酸ビニル−マレイン酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル−ビ
ニルアルコール共重合体、塩化ビニリデン−酢酸ビニル
−マレイン酸共重合体、塩化ビニリデン−プロピオン酸
ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸
ビニル−アクリル酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
−アクリル酸−ビニルアルコール共重合体などの塩化ビ
ニル系共重合体、およびこれらの共重合体を鹸化して用
いてもよい。
(メタ)アクリレート基の導入方法としては、これらの
共重合体のOH基もしくはCO2H基の一部を、あるい
はケン化することによって生じたヒドロキシル基の一部
を多官能イソシアネート(例えば、2.ぴ−トリレンジ
イソシアネート、2゜4−)リレンジイソシアネート、
l、3−キシリレンジイソシアネート、19μmキシリ
レンジイソシアネート、i、s−ナフタレンジイソシア
ネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニ
レンジイソシアネート、3,3−ジメチルフェニレンジ
イソシアネート、μ、4C−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、3,3−ジメチル−μ。
ダージフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリメチロー
ルプロパンのトリレンジイソシアネート3付加物等)の
1個のNCO基と反応させ、残るNGO基を(メタ)ア
クリロイル基をもつ活性水素化合物(例えば(メタ)ア
クリル酸、コーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、コー
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートなどのヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリル
アミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなと)
と反応させる方法によって得ることができる。
また極性基を導入する方法としては、例えば次のような
方法を挙げることができる。上記のベースとなる共重合
体のOH基もしくはC02H基の一部を、あるいは鹸化
することによって生じたOH基の一部を多官能イソシア
ネートの1個のNCO基と反応させ、残るNCO基をC
O2H基、803 N a基、OP Oa N a基等
を含有するヒドロキシル化合物を反応させることによっ
て得ることができる。極性基の導入は(メタ)アクリロ
イル基と同時に行うことも可能である。あるいは極性基
と(メタ)アクリロイル基を両方有する化合物を用いて
もよい。これらの基の導入方法は前述の方法に限定され
るものではない。
本発明で用いられるOH基を含むウレタン(メタ)アク
リレート類(B)としては、主鎖の骨格−ター がポリエステル、ポリエーテル、ポリエステルエーテル
いずれでも良く、これらに用いられる二塩基酸の具体例
としてはしゆう酸、マpン酸、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、セパシン酸、ドデカンλ酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、トリメチルアジピン酸、ヘキサ
ヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、ナフタリンジカルボン酸な
どが使用できる。二価のアルコールとしては、エチレン
グリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレン
クリコール、−メタメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、オクタメチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、コ1.2−ジメチルプロノモンー/、:I
−ジオール、2.−一ジエチルプロパンー/、J−ジオ
ール、シフ日ヘキサンー7,3−ジオール、シクロヘキ
サン−l。
l−ジオール、シクロヘキサン−I、ダージメタノール
、シクロヘキサン−/、J−ジメタツール、2.2−ビ
ス(4A−ヒト四キシエトキシーシクロヘキシル)プロ
パン、2Iコ−ビス(≠−ヒドロキシエトキシーフェニ
ル)プロパン、λ、2−ビス(藝−ヒドロキシエトキシ
エトキシ−フェニル)プロパンなどが使用できる。また
、γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、C−カプ
ロラクトンなどによるラクトン系のポリエステル骨格を
用いることも可能である。ウレタン結合を形成するイソ
シアナートとしては、コ、μ−トリレンジイソシアネー
ト、2.6−トリレンジイソシアネート、l、3−キシ
リレンジイソシアネート、’1≠−キシリレンジイソシ
アネート、’l’lチータレンジイソシアネート、m−
フェニレンジインシアネート、p−フェニレンジインシ
アネート、J、!−ジメチルフェニレンジイソシアネー
ト、μ、ダージフェニルメタンジイソシアネート、3゜
3−ジメチル−4,4−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、インホロンジ
イソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ートなどの多価インシアネートを使用できる。OH基及
び(メタ)アクリロイル基はポリウレタンの末端にあっ
ても側鎖にあってもよい。これらの基の導入の方法とし
ては、3価以上アルコールで前記2価アルコールの一部
を置き換え、多価ポリエステルポリオールを用いてウレ
タンオリゴマーを形成したのち、側鎖およびもしくは末
端のOH基の一部をジイソシアネート類と反応させたN
CO基を有する化合物にヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト類を反応させたりすることなどによって得られる。
本発明で用いるウレタン(メタ)アクリレートの好まし
い水酸基価としては/ −j Oであり、より好ましく
は夕〜4cOであり更に好ましくは/θ〜30である。
分子量としては/、000%10o、oooであり、好
ま1.<ハ2.00OA−10゜ooo特に好ましくは
3,000〜3θ、oo。
である。水酸基価がこの範囲を外れると強磁性微粉末の
分散性が悪く、電磁変換特性の低下を招いたり、耐久性
が悪化したりする。また(メタ)アクリロイル基の平均
含有量としては7分子あたり1、t〜ioであり好まし
くは一〜tである。
分子量がlOθO未溝の場合、得られた磁気記録媒体の
磁性層が強(なりすぎ、折曲げたときに割れがはいった
り、また放射線照射後硬化収縮により磁気記録媒体がカ
ールするという問題が発生しやすい。一方分子量が10
0,00θを越えるとウレタン(メタ)アクリレートの
溶剤への溶解性が不良となりやすく、取扱に不便となる
のみでな(、磁性体の分散性が悪化したり硬化に多大な
エネルギーを必要とするので好ましくない。
更に本発明にはビニル系モノマーを添加することができ
る。ビニル系モノマーとしては、放射線照射により重合
可能な化合物であって、炭素−炭素不飽和結合を分子中
に1個以上有する化合物であり、(メタ)アクリル酸エ
ステル類、(メタ)アクリルアミド類、アリル化合物、
ビニルエーテル類、ビニルエステル類、ビニル異部環化
合物、N−ビニル化合物、スチレン類、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸類、イタコン酸類、オレフィン
類等が例としてあげられる。これらのうち好ましいもの
として(メタ)アクリロイル基を2個以上含む下記の化
合物があげられる。具体的には、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(
メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレートなどのポリエチレングリコールの(メ
タ)アクリレート類、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ
)アクリレート、ジペンタエリスリトールはメタ(メタ
)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ
)アクリレート、トリス(β−(メタ)アクリロイロキ
シエチル)イソシアヌレート、ビス(β−(メタ)アク
リロイロキシエチル)イソシアヌレート、あるいはポリ
イソシアネート(2,ダートリレンジイソシアネート1
.2.4−)リレンジイソシアネート、l、3−キシリ
レンジイソシアネート、/、g−キシリレンジイソシア
ネート、1.!−ナフタレンジイソシアネート、m−フ
ェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシア
ネート、3.3−ジメチルフェニレンジイソシアネート
、μ、l−ジフエia− ニルメタンジイソシアネート、3.3−ジメチル−≠、
ダージフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、インホロンジイソシアネート、ジ
シクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリメチロー
ルプロノξンのトリレンジイソシアネート3付加物)と
、ヒドロキシ(メタ)アクリレート化合物(2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、λ−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレートなど)との反応化合物、ある
いはその他の2官能以上のポリ(メタ)アクリレート類
などがある。これらのモノマーは1種でもよく、また2
種以上用いてもよい。
前記(A)で示される化合物と前記(B)で示される化
合物との組成比の好ましい範囲は20〜りO重量部/ 
If O−70重量部、特に好ましくはj O〜lrO
部/70〜20部である。(A)で示される化合物がこ
の比率以下であったり(B)で示される化合物がこの比
率以下であると耐久性が得られない。また、前記ビニル
モノマーの添加量は前記(A)および(B)で示される
化合物の総−7!− 和重量部に対して10重量部以下が好ましい。この比率
よりも多いと重合に必要な放射線量が大きくなって好ま
しくないし、磁気記録媒体がカールしたり、あるいは十
分な耐久性かえられない。
本発明に用いられる強磁性微粉末としては、強磁性酸化
鉄微粉末、COドープの強磁性酸化鉄微粉末、強磁性二
酸化り四ム微粉末、強磁性合金粉末、バリウムフェライ
トなどが使用できる。強磁性酸化鉄、二酸化クロムの針
状比は1.2 / / −Jo / 1種度、好ましく
はz / i以上平均長は0゜2〜J、0μm程度の範
囲が有効である。強磁性合金粉末は金属分が7jwt%
以上であり、金属分のI Ow t%以上が強磁性金属
(即ち、Fe。
Co、Ni、Fe−Ni、Co−N1.Fe−Co−N
1)で長径が約2.2μm以下の粒子である。本発明に
於て特に効果的なのは強磁性微粉末の分散が困難なりE
T比表面積がJO1好ましくはuom/I1以上の微粒
子の強磁性合金粉末である。
分散、磁性塗液の塗布に用いる有機溶剤として−/j− は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン系;酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコール
モノエチルエーテル等のエステル系;エチルエーテル、
りI7コールシメチルエーテル、グリコールモノエチル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエー
テル系;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素;メチレンクロライド、エチレンクロライド、四
塩化Jj[、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、
ジクロルベンゼンなどの塩素化炭化水素等が選択し【使
用できる。
また、本発明の磁性塗液には、潤滑剤、研磨剤、分散剤
、帯電防止剤、防錆剤等の添加剤を加えても鼻1゜特に
潤滑剤は、炭素数72以上の飽和及び不飽和の高級脂肪
酸、脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、高級アルコー
ルおよび、シリコーンオイル、鉱油、植物油、フッソ系
化合物等があり、これらは磁性塗液調製時に添加しても
よく、また乾燥後あるいは放射線照射後に有機溶剤に溶
解し−lり− て、あるいはそのまま磁性層表面に塗布あるいは、噴霧
してもよい。
磁性塗液を塗布する支持体の素材としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン2. を−ナフタレー
トなどのポリエステル類;ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン類、セルローストリアセテート
などのセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリイミ
ド、ポリアミドイミドなどプラスチック、その他に用途
に応じてアルミニウム、銅、錫、亜鉛又はこれらを含む
非磁性合金などの非磁性金属類、アルミニウムなどの金
属を蒸着したプラスチック類も使用できる。
また非磁性支持体の形態はフィルム、テープ、シート、
ディスク、カード、ドラムなどいずれでもよ(、形態に
応じて種々の材料が必要に応じて選択される。
また本発明の支持体は帯電防止、転写防止、ワウフラッ
タ−防止、磁気記録媒体の強度向上、バック面のマット
化等の目的で、磁性層を設けた側の反対の面(パック面
)にいわゆるバックコート−/lf− がなされていてもよい。
本発明では放射線を、磁性塗料を塗布し、カレンダー処
理を施した後に照射することが好ましいが、照射した後
カレンダー処理することも可能である。あるいは更にも
う一度放射線照射することも可能である。
本発明の磁性層に照射する放射線としては、電子線、r
線、β線、紫外線などを使用できるが、好ましくは電子
線である。電子線加速器としてはスキャニング方式、ダ
ブルスキャニング方式あるいはカーテンビーム方式、ブ
ロードビームカーテン方式などが採用できる。
電子線としては、加速電圧が100−1000KV、好
ましくは/ t O〜J 00KVテア’)、吸収線量
としてt−−20M r a d s好ましくは3から
/1Mradである。加速電圧が100Kv以下の場合
は、エネルギーの透過量が不足し、i。
0QKvを越えると重合に使われるエネルギー効率が低
下し経済的で無い。吸収線量として、/Mrad以下で
は硬化反応が不充分で磁性層強度が得られず、20Mr
ad以上になると、硬化に使用されるエネルギー効率が
低下したり、被照射体が発熱し、特にプラスティック支
持体が変形するので好ましくない。
以下に本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説
明する。以下の実施例及び比較例において「部」はすべ
て「重量部」を示す。
実施例1 下記組成の磁性塗液をボールミルで10時間混練した。
Fe合金粉末(/j000e。
BET比表面積44/m”/77)    lDO部結
合組成 C0OH基含有塩化ビニル共 重合体系アクリレート      60部(酸化10、
分子量20,000、 アクリロイル基平均含有量 コ、を個/分子) OH基含有ウレタンアクリレ ート                4LO部(水酸
基価20  分子量to。
000 アクリロイル基平均 含有量3個/分子) ステアリン酸             参部ブチルス
テアレート           q部A1□03  
          参部カーボンブラック     
     19部メチルエチルケトン        
100部分散後、厚さ10μmのポリエチレンテレフタ
レート支持体に、ドクターブレードを用いて乾燥膜が3
μmになるように塗布しコバルト磁石を用いて配向させ
たのち、溶剤を乾燥(too’cI分間)後カレンダー
処理を施した。次いで加速電圧/4jKV、ビーム電流
A m Aで7Mradの吸収線量になるように電子線
を照射した後、172インチ幅にスリットしてビデオ用
の磁気テープサンプル崖lを得た。
以下実施例Iの結合剤組成を第1表のように代えて、実
施例Iと同様にし【磁気テープサンプルを得た。評価結
果は第2表にまとめた。
−J/− 評価方法は下記のように行なった。
水酸基価の測定;試料19をテトラヒドロフランに溶解
し無水酢酸/ピリジンでアセチル化したのちフェノール
フタレンを指示薬とし水酸化カリウムのエチルアルコー
ル水(り!/NIF積%)溶液で逆滴定した。
酸化の測定;試料/l/をテトラヒドロフランに溶解し
フェノールフタレンを指示薬として、水酸化カリウムの
エチルアルコール/水(り!/夕体積%)溶液で滴定し
、要した水酸化カリウムの■数を酸価とした。
スチル耐久時間;VHSビデオテープレコーダー(松下
電器産業■製、NVr200)を用いてビデオテープ(
各サンプル)に一定のビデオ信号を記録し、再生した制
止画像が鮮明さを失うまでの時間を示す(実験はz o
cro%RHで行った)。
ビデオS/N ;上記ビデオテープレコーダーを使用し
、10%セットアツプの灰色信号を録画し、シバツク■
製りJzC型S/Nメーターでノイズを測定し、サンプ
ルA/をOdBとしたときの相対値で示した。
貯蔵安定性;磁性塗液を21時間室温で静置保存した後
、10分間攪はん後に実施例1に記載した方法で磁気テ
ープを作成し、ビデオS/Nを測定した。塗液分散后た
だちに磁気テープを作成したときの各サンプルのビデオ
S/NをOdBとして、貯蔵安定性を評価した。
〔発明の効果〕
本発明の磁気記録媒体は、良好な電磁変換特性を示し、
また優れたスチル耐久性を示すことがわかる。さらに本
発明の磁気記録媒体の磁性層組成液は、優れた貯蔵安定
性を有することが確かめられた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に磁性層を設けてなる磁気記録媒
    体において、該磁性層が下記(A)および(B)で示さ
    れる群からそれぞれ選ばれる1種以上の化合物を結合剤
    として含有し、放射線照射されていることを特徴とする
    磁気記録媒体。 (A)極性基を含むポリ塩化ビニル系(メタ)アクリレ
    ート (B)OH基を含むポリウレタン(メタ)アクリレート
  2. (2)化合物(A)が極性基として酸価1〜30のCO
    _2H基または水酸基価1〜50のOH基、あるいはま
    たその両方を含むポリ塩化ビニル系(メタ)アクリレー
    トであることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
    載の磁気記録媒体。
  3. (3)化合物(B)が水酸基価5〜50のOH基を含む
    ポリウレタン(メタ)アクリレートであることを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の磁気記録媒体。
  4. (4)磁性層に使用される強磁性微粉末が、BET比表
    面積30m^2/g以上の強磁性合金粉末であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁気記録媒
    体。
JP22517985A 1985-10-09 1985-10-09 磁気記録媒体 Pending JPS6284423A (ja)

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