JPS627270Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、全自動洗濯機の洗剤、石鹸投入装置
に関するものであり、特に、石鹸、洗剤を溶かし
ながら洗たく槽内へ投入する装置に関する。

従来、石鹸又は洗剤は、別容器で良く溶かし、
洗たく時、容器より洗濯槽内へ投入していた。ま
た、洗濯機の衣類投入口部にあるフタに投入装置
を設け、この部分に、石鹸又は洗剤を投入し、給
水時、給水される水により石鹸又は、洗剤を押し
流し、洗濯槽内へ投入していた。

しかし、従来の方法によれば、石鹸又は洗剤を
水で押し流すだけであり、水に溶かしながら投入
する方法でないため、特に石鹸使用時、石鹸の化
学的効果を発揮することができず、良い洗たく性
能を得ることができない欠点があつた。

本考案の目的は、石鹸並びに洗剤を、洗濯給水
時、給水される水により、溶かしながら洗濯槽内
へ投入できる装置を提供するにある。

本考案は、洗濯給水時、水の流れにより、洗剤
又は、石鹸投入口の中央部にある羽根車を回転さ
せ、水と良く混合して洗濯槽内へ投入する様にし
たものである。

以下、本考案の一実施例を図を基に説明する。
第１図は、本考案を採用するところの洗濯機外観
図であり、外枠１の上部にトツプカバー２があり
トツプカバー２の中央部に衣類を投入する、衣類
投入口３が設けられている。

この衣類投入口３に、着脱自在なる内ブタ７が
内ぶた枠５と、ともに、フツク８により挿入され
衣類投入時、フタ４を開け、その次に内ブタ７を
開けて洗濯槽内へ投入するものである。

内ブタ７には、洗剤を投入する、洗剤投入口６
が設けられており、この洗剤投入口６は、第２図
の拡大外観図からもわかる様に、投入ケース１１
の中央部に羽根車１０が設けられている、この投
入ケース１１内に洗剤を投入し、給水すると、給
水される水は、通水路９部を矢印方向に流れ、羽
根車１０を矢印Ｆ方向に水流で回転させ、水と、
洗剤を良く混合して、出水口１２より、洗濯槽内
へ投入するものである。

第３図は、従来技術の例を示した部分断面図で
あり、洗濯時、給水弁１７の操作により給水され
た水１６は、投入ケース１３内にある洗剤１４を
溶かし、出水口１２より内槽内へ投入するもので
あるが、従来の方式であると、洗剤が水１６に充
分溶けず、投入ケース１３の底部に残つてしまう
という欠点があつた。

これら第３図の欠点をなくすため、第４図に示
す部分断面図によりわかる様に、給水弁１７より
給水される水１６は、軸１５で支えられている羽
根車１０をＦ方向に回転させ、洗剤１４と水１６
とを充分混合させて、出水口１２より、洗濯槽内
へ投入するものである。

本考案によれば、給水される水と洗剤を充分混
合して、洗濯槽内へ投入するため、洗剤の化学的
効果が充分発揮でき、洗濯性能の大幅な向上を計
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は全自動洗濯機の外観図、第２図は本考
案の洗剤投入装置の外観図、第３図は従来の洗剤
投入装置の断面図、第４図は本考案の洗剤投入装
置の断面図である。 １０……羽根車、１４……石鹸、洗剤。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 全自動洗濯機の投入装置中央部に羽根車を設
   け、洗たく給水時、給水される水流により、羽根
   車を回転させ、石鹸又は、洗剤を水に溶かし洗濯
   槽内へ投入するものにおいて、 トツプカバー２の衣類投入口３に内ぶた枠５を
   着脱自在に支持し、内ぶた枠５に開閉自在なる内
   ぶたを設け、内ぶた５には投入口１３を設け、投
   入口１３の底部に直立する軸１５を設け、この軸
   １３に羽根車を回転自在に支持しするとともに投
   入口１３に連通する通水路９を形成したことを特
   徴とする全自動洗濯機の石鹸、洗剤投入装置。