JPS626992A - パルプの加圧洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はパルプの加圧洗浄方法に関するものである。

（背景技術・発明の要約） 本発明に用いられる装置は槽内で回転する濾適用ドラム
をその中に含む圧力室からなっている０ パルプは濾過用ドラムの回りに供給され、その濾過液は
ドラム内から移送される。本発明の方法は漂白状態の木
材は言うに及ばず黒皮状態の木材を洗浄することもでき
る。

従来、使用されている加圧洗浄において、１ないし１．
５％の範囲以上の濃度を有するパルプを供給することは
、これまで不可能であった。

本発明の主たる目的は本質的により高濃度のパルプの洗
浄に使用し得る方法を達成することにある。

本発明の方法において、パルプは主枠（ｈｅａｄｂｏｘ
　）を介してドラムへと供給され、洗浄液は主枠より高
い水準の位置にある液体柱（ｌｉｇｕｉｄｃｏｌｕｍｎ
　）から導かれる。そしてパルプから生ずる水と洗浄液
からの水は、ドラムからドラムの切妻壁を通っていっし
ょに集められる。

加圧室のフード部はダイアフラムによってドラムの排出
側と分離されている。

空気はドラムの排出側から吸い込まれ、フード内へ吹き
出される。フードから空気はマットを介してドラムへと
通過する。空気がさらにドラムからその排出側へ供給さ
れると、空気はドラムからマットを吹き飛ばす。

（実　施　例） 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

本発明の好ましい実施例においては、２段階の洗浄が行
なわれる。

まず第１段階の洗浄液は主枠７の上方にあるじ中口１０
から直ちに供給される。パルプからの液と第１洗浄段階
の液はドラムからいっしょに集められる。この液は先行
する洗浄装置あるいは乾燥装置へと導かれる。

第２段階の洗浄液は上記したじ中口１０より高い水準に
位置する液体柱１２を通ってドラム１にまで導かれる。

この第２段階の洗浄液を分離して集めるために、ドラム
１内に１つの水槽２がある。この水槽内の液はさらに第
１洗浄段階における洗浄液として用いられる。

本発明を第１図および第２図を参照してより詳細に説明
する。第１図は本発明の方法に用いられる加圧洗浄装置
の断面図で、Ａは第１段階の洗浄を行なう範囲、Ｂは第
２段階の洗浄を行なう範囲、およびＣはすすぎ洗浄の範
囲を示している。

第１実施例の加圧洗浄装置は１つの種部２と１つの７−
ド３からなる加圧室内で、ここでは右回りに回転する濾
過用ドラム１から構成される。

パルプはパイプ４を通して分配ダクト５内に入り、そこ
から複数のバイブロを通りて摺部２上の主枠７内に供給
される。

主枠７からパルプの液の一部は濾過用ドラム１を通って
ドラム内部に入り゛、そこから液はドラムの切妻壁にあ
るパイプ８を通って第１の濾過液タンク９内に導かれる
。

主枠７を通った後、パルプはドラム１上にマットを形成
する。

第１洗浄段階において、洗浄液は主枠７の真上にあるパ
イプとじ中口１０を通りドラムのパルプマット上へと導
かれる。第１洗浄段階の洗浄液はドラムからパイプ８を
通って移送される。

第１洗浄段階の後、パルプマットは次の第２洗浄段階へ
と進む。この段階において、洗浄液はパイプ１１を通り
フード内へ導かれる。第２段階の洗浄液はじゃ口１０よ
りも上部の位置にある水準１２に液体柱を形成する。ド
ラム内には、第２洗浄段階から生じた洗浄液を集めるだ
めの水槽１３が設けられている。水槽１３から液体はパ
イプ１４を通り第２の濾過液タンク　。

１５内へ導かれる。もし望むなら、第２段階の洗浄液の
一部はパイプ１６を通して洗浄液の水準１２より上方の
パルプウェブ上に吹き付けられる。

水槽１５の前面はその開口部が調整で＾るように屈曲可
能となっている。

加圧室を保護するために、圧力を正常に保ったプロワ１
７が空気をパイプ１８を介してフード内に吹き込む。フ
ードから空気がドラム１の周上のバルブマット及びスト
レーナ−を通過し、ドラム内に入り込む。そのドラム内
から空気はドラムの排出側へと通過し、パイプ１９を介
してブロワ１７によってその空気が吸い込まれる。

フード３とドラム１の排出側間の圧力差を維持するため
に、それらの間にはダイアフラム２０が設けられている
。本実施例においては、ダイアフラム２０の下端部が液
体又は加圧された空気に満され九袋２１によってパルプ
マットに対してシールされている。この袋２１の代りに
ローラを用いてもよい。

空気がドラム１から袋２１の下方へと通過すると、空気
はまたドラムからパルプマットを吹き飛ばし、その結果
、バルブはスクリー２２に落ちて洗浄装置からパイプ２
５を通うて洗浄されたバルブとなる。

第２の濾過液はタンク１５からパイプ２４を通り、パイ
プ１０内に第１段階の洗浄液としてくみ上げられる。第
１の濾過液はタンクツからパイプ２５を通り、先行する
洗浄装置の第２段階における洗浄液として、あるいは乾
燥装置へ送られる洗浄液として、〈み上けられる。

バルブは、これまで従来の洗浄装置において、１ないし
１．５チの供給濃度に希薄されねばならなかりたものが
、本実施例では１．５ないし５％、好ましくは３ないし
４襲の濃度で洗浄装置内へポンプでくみ上げられる。そ
れ故、本実施例の洗浄装置は特筆すべき高能力を有して
おり、ポンプによるくみ上げコストもより低くなりてい
る。また、くみ上げられる液体の量をより少なくするこ
とによりバルブ内へのエアの侵入をカットでき、上記液
体が泡だっことを防ぐこともできる。

また特別の装備として、２段階の洗浄液は１つに集めら
れることも可能であり、かつさらに分離して用いること
も可能である。

もし望むなら、第１図に示す実施例は単に一段階のみの
洗浄装置として用いられるように単純化することができ
る。この単純化された洗浄装置を第２図に示す。

この第２実施例として洗浄液はパイプ１１を通るだけで
マット上に導かれ、そしてもし必要ならパイプ１６を通
過させてもよい。ドラムの中には水槽はないが、ドラム
からの洗浄液はパイプ８を通り、タンク？内へ集められ
るようになっている。

他の洗浄装置は第１図のものと同様である。

（発明の効果） 上記説明から明らかなように、本発明は高濃度における
バルブの加圧洗浄を行なうので、処理能力の増大が期待
でき、しかも少量の洗浄液の使用を可能としポンプのく
み上げコストも少なくできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る実施例を説明するだめの主要部断
面図、 第２図は他の実施例を説明する主要部断面図である。 １・・・濾過用ドラム　　　２・・・摺部５・・・フー
ド　　　　　　７・・・主枠８・・・切妻壁に設けたパ
イプ １２・・・液体柱の水準 特許　出　願人　　ラウマーレボラ　オイ手続補正書　
（方式） １．事ヂＩの表示 昭和６０年　特　許　願　第１４６４１９号２、発明の
名称 パルプの加圧洗浄方法 ３、補正する者 事件との関係　　特許出願人 名称　ラウマーレポラ　オイ ４、代理人 住所　東京都千代田区神田駿河台ｌの６７、補正の内容 明細書の浄書・別紙の通り（内容に変更なし）手続補正
書 昭和６１年　５　月　２日

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）パルプが１ないし５％、最適範囲を３ないし４％
   とする濃度で主枠内に供給され、該主枠下部の槽部と主
   枠上部に形成されるフードとからなる加圧室内で回転す
   る濾過用ドラムの回転面上部に前記主枠からのパルプを
   通過させ、洗浄液を主枠の上端部よりも高い水準に位置
   する液体柱の水準から前記ドラム上に導き、 さらに、加圧されたエアをフード内に吸い 込み、その圧力は前記ドラムの排出側とフードとを分離
   するダイアフラムの助けによってフード内で維持されて
   おり、 前記洗浄液はドラムの切妻壁に設けたパイ プを介してドラムから排出され、かつ、フード内に吸い
   込まれたエアは洗浄装置の排出側から吸い込まれること
   を特徴とするパルプの加圧洗浄方法。
2. （２）第１の洗浄液はじゃ口を介して濾過用ドラム上に
   導かれ、該ドラムの下端部が主枠の上端部に隣接し、 かつ主枠の上端部が液体柱の水準以下の高 さにあり、 前記第１の洗浄液は濾過用ドラムからドラ ムの切妻壁に設けた前記パイプを通って排出され、さら
   に、 前記液体柱を介して導かれた他の洗浄液は 第１の洗浄液から区別して１つの水槽内に集められ、濾
   過用ドラムの切妻壁を介して分離して排出されることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のパルプの加圧
   洗浄方法。