JPS626991A - 蒸気／液体相によるセルロ−ズ・パルプの蒸解方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば木材チップ、鋸屑等の、繊維物質が超
大気圧力および高温度における蒸解液による蒸解により
蒸解される連続蒸解がまを含むセルローズ蒸解プラント
に関するものである。蒸解は蒸解がま内において行われ
、蒸解がまには繊維物質がおそらくまず含浸容器を通っ
た後到達し、含浸容器においては繊維物質はそれが蒸解
がまに装入される前に低温でしかし実質的に蒸解がま内
と同じ圧力で蒸解液を含浸される。

本発明の目的はかかるプラント、好ましくはカミャ式プ
ラント、により蒸解がま頂部における繊維物質の加熱中
一層よい熱経済を得ることにある。

本発明の本質的特徴部分は蒸解がま頂部が含浸容器にま
たは、もしかかる容器が存在ｔ７ないならば、循環ルー
プにより、供給装置、例えば、いわゆる高圧フィーダに
連結され、循環ループは蒸解液中の繊維物質の浮遊物用
供給管であって、その管が蒸解がま頂部において繊維物
質および蒸解液が分離されるように終わるものと、繊維
物質から分離された蒸解液の戻り管とを含んでいる。

繊維物質は、蒸解がま頂部において蒸気の雰囲気にさら
されほぼ蒸解に必要な温度まで加熱される。蒸解がまの
いく分下方で繊維物質の下方運動中蒸解液の制御された
水位において、繊維物質は蒸解液抽出区域を通過し、そ
こで蒸解液の一部ば蒸解がまから抽出され蒸解に必要な
正確な温度に間接温度調節する熱交換器を通って導かれ
、その後蒸解液はそれが抽出された蒸解がまの前記場所
よりいく分上方に終わる管系を通って蒸解がまに戻され
る。蒸解がま頂部における繊維物質の加熱が主として付
加された高圧蒸気によって行われるため、蒸解がま内の
蒸解液が復水によって希釈される欠点が生じ、それは後
にプロセス中において蒸解液が蒸発され化学物質の回収
のため焼却されるときエネルギの必要性の増大をもたら
す。さらに、対応する新鮮な蒸気の復水が失われ、それ
は給水の準備における負荷の増大をもたらす。

しかして、本発明は上記温度調節循環からまたはとくに
蒸気発生用にのみ配置された一層小さい循環から蒸気を
発生しかつそれを蒸解がま頂部における加熱のため使用
することによって上記欠点を除去するものである。さら
に、新鮮な蒸気は蒸気発生器に流れ、そこで復水は排出
される。

本発明は添付図面を参照して下記に一層詳細に記載され
るであろう。

図面に示されたものは蒸解がま１０の上部、熱交換器２
０および蒸気発生器３０である。繊維物質は液体中に浮
遊して、図示されない予備含浸容器または供給用高圧フ
ィーダとすることのできる、前方の装置から矢印１４で
示されたように、蒸解がま頂部に到達する。蒸解がま頂
部には分離袋ｆｆ１ｌが配置され、そこで繊維物質は液
体から分離され蒸解がま内を高さ１８まで落下する。液
体は矢印１５で示されたように前方の装置に戻る。蒸解
がまにおいて液体水位１３が維持され、その上方で分離
装置１１から落下する繊維物質は蒸気雰囲気に露出され
る。

蒸気は矢印１６で示されたように蒸解がま頂部に添加さ
れる。液体水位１３の小さい距離下方には蒸解がまの壁
にスクリーン１２が設けられ、液体は蒸解がまから管１
７を通して抽出される。抽出された液体は適当な割合で
一部は矢印２】で示されたように熱交換器２０に、一部
は矢印２２で示されたように蒸気発生器３０に分配され
る。高圧蒸気が熱交換器２０にそして蒸気発生器３０に
、矢印３１で示されたように添加され、そしてその蒸気
は管３２および３３を通って前記各装置に矢印３４およ
び３５で示されたように分配される。装置２０および３
０からの復水は矢印３６および３７によって示されたよ
うに収集され共通の排出流３８となる。蒸気発生器３０
において発生した蒸気は管３９を通って排出し、矢印１
６で示されたように、蒸解がま頂部に添加される。蒸気
発生器３０において蒸気に変化しなかった、液体２２の
一部は管４０を通って排出し、管２３内で熱交換器２０
内の加熱された液体と混合して管４１に流れ、その管４
１は蒸解がままで続きそして前記蒸解がまの中央に矢印
４２で示されたようにスクリーン１２のいく分上方に終
り、そこで液体は最初に蒸解がまに吸い込まれる。

さもなければ管４０内の過剰な液体は、管１７内の抽出
された液体の一部２１を熱交換器２０に流す代わりに管
４１をｉｌって蒸解がまに導入するため、適当な温度に
熱交換される。

成る場合に有利である第２の変型として、管４１内の液
体は全部をまたは一部を頂部供給循環管１５に導くこと
ができ、その場合管１４を通して蒸解がま頂部に装入さ
れる浮遊物の温度を調節することが可能である。上記第
２の変型による方式によって、管２１および管４０内の
液体の混合物は全部または一部を管１５に戻すことがで
きる。第３の変型として管２１および管４０の液体の混
合物は加熱されることなく全部または一部が管１５に戻
される。

本発明は下記のように作用する。通常、スクリーン部分
１２を通して液体を抽出することにより温度を再調節す
ることを望まれる蒸解がまにおいては、熱交換器２０の
みが作用し、その中で適当な量の蒸解液が加熱されかつ
矢印４２において蒸解がまの中央に還流され、そこで蒸
解がまの外周に向かって外方に分配されるとともに全体
として繊維物質の蒸解がま内容物は蒸解がま底部に向か
ってゆっくりと連続的に下降し、そこで排出される。つ
いで矢印１４において蒸解がまに到達する繊維物質の加
熱は矢印１６において高圧蒸気の添加により行われる。

ここで蒸解液は例示として下記に示されるように、復水
によって希釈される。

本発明によれば、管１７を通って蒸解がまから排出する
蒸解液の一部は蒸気発生器３０に達しそこで十分の蒸気
を発生し管３９を通り矢印１６に沿って流れ、上記のよ
うに、工場の蒸気管からの新鮮な蒸気を使用する代わり
に、到着する繊維物質の必要な加熱を行う。このように
して、復水３７は、通常の方式におけるように、蒸解が
ま自体の中の蒸解液を希釈する代わりに、給水製造にお
いてもっとも適当な方法で処理される。

讃１−一」− 蒸解がま頂部に約１６５℃の標準温度を得るため、普通
の場合システムの形式により、製造されるバルブの風乾
トン当り０．２〜０．４５　トンの蒸気が直接蒸気とし
て、例えば８００ｔｏｎ／２４ｈの標準型プラントに対
して、添加されなければならず、蒸気消費量は３５０ｔ
ｏｎ／２４ｈにまで達する。蒸解がま頂部の圧力はそこ
で６００〜８００ｋＰａとすることができる。

温度を約１６５℃の標準蒸解温度に調節するため、蒸解
がま頂部のいくらか低い位置の液体水位下方で、成る場
合には約４８００　Ｒ／ｍｉｎの量の液体が抽出され、
その液体は間接熱交換により加熱され抽出位置より幾ら
か高い位置で蒸解がまに戻され、そこで温度は所望の約
１６７℃まで」１方に調節される。

−例−２− 例１におけるような対応する場合に蒸気は本発明により
引き出された約４８００１　／ｍｉｎの量の液体から蒸
気発生器において発生され、到達する液体の温度を約１
４７℃から主として約１６５℃に上昇するのに十分であ
る。例１において述べたような０．２〜０．４５　ｔｏ
ｎ／ＡＤＭＴの蒸気消費量によって、復水回収量は３５
０ｔｏｎ／２４ｈまで増加するであろう。蒸解がまに入
ることのない、かかる多量の復水は適当な方法でこの工
場内で利用可能であり、それは回収部分においてまた給
水製造においてかなりの経済的利益を意味するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の方法を実施する装置を示す線図である。 １０−−ｍ−蒸解がま、　　１４−　　供給管、　　１
５−　　戻り管。 １６−−−−蒸気供給管、　１７−抽出管、　２０−　
　熱交換器。 ３０−一−−一蒸気発生器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続蒸解がまであって、例えば木材チップ、鋸屑等
   の、繊維物質が蒸解がま頂部の蒸気雰囲気を通過した後
   蒸解液によって超大気圧および高温度で蒸解され、その
   蒸解がまには繊維物質および蒸解液が蒸解がま頂部に終
   わる管（１４）を通って実質的に連続流として到達し、
   そこで蒸解液および繊維物質が分離され蒸解液が戻り管
   （１５）を通って前方の機械に還流され繊維物質が維持
   された高さに落下するものを含む、セルローズ蒸解プラ
   ントにおける蒸解方法において、蒸解液の一部（２２）
   が蒸解がまから蒸気発生器に抽出され蒸解がま供給端に
   添加されて装入された繊維物質を所望の温度に加熱する
   のに適当な圧力および温度の蒸気を発生することを特徴
   とするセルローズ蒸解方法。 ２、蒸解がまから抽出された蒸解液の一部（２１）が別
   の間接熱交換器（２０）に導かれて適当な温度に加熱さ
   れそこでその液は蒸気発生器（３０）からの過剰な蒸解
   液（４０）とともに蒸解がまに戻され（４２）蒸解がま
   内容物温度を僅かに再調節することを特徴とする、特許
   請求の範囲第１項に記載の方法。 ３、過剰な液体（４０）と加熱された液体（２３）の混
   合物、あるいは過剰な液体（４０）と加熱される前の液
   体（２３）（すなわち液体２１）の混合物の全部または
   一部が頂部供給循環管（１５）に導かれることを特徴と
   する、特許請求の範囲第２項に記載の方法。 ４、蒸気発生および加熱が他の蒸気源からの高圧高温の
   利用可能な蒸気（３５）により蒸解がまから抽出された
   蒸解液の間接加熱により行われることを特徴とする、特
   許請求の範囲第２項に記載の方法。 ５、蒸解がまに戻される前の蒸気発生器からの過剰な蒸
   解液が間接熱交換により蒸解がま内容物温度を再調節す
   るのに適した温度に加熱されることを特徴とする、特許
   請求の範囲第１項に記載の方法。 ６、蒸気発生中におよび熱交換中に生じた復水（３６、
   ３７）は蒸解液と混合されることなく、別の方式におい
   て給水製造用に処理されることを特徴とする、前記特許
   請求の範囲のいずれかに記載の方法。