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JPS6264372A - 膜型人工肺 - Google Patents

膜型人工肺

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Publication number
JPS6264372A
JPS6264372A JP20179085A JP20179085A JPS6264372A JP S6264372 A JPS6264372 A JP S6264372A JP 20179085 A JP20179085 A JP 20179085A JP 20179085 A JP20179085 A JP 20179085A JP S6264372 A JPS6264372 A JP S6264372A
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JP
Japan
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membrane
gas exchange
membrane oxygenator
side chain
oxygenator
Prior art date
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Application number
JP20179085A
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English (en)
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JPH0548135B2 (ja
Inventor
深沢 弘道
和彦 萩原
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP20179085A priority Critical patent/JPS6264372A/ja
Priority to CA000517979A priority patent/CA1299033C/en
Priority to EP86401992A priority patent/EP0225811B1/en
Priority to DE8686401992T priority patent/DE3677349D1/de
Priority to CN86106947A priority patent/CN86106947A/zh
Publication of JPS6264372A publication Critical patent/JPS6264372A/ja
Priority to US07/589,020 priority patent/US5106579A/en
Publication of JPH0548135B2 publication Critical patent/JPH0548135B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 10発明の背景 (技術分野) 本発明は、[人工肺に関するものでおる。詳しく)ボベ
ると本発明は、体外血液循環において、血液中の炭酸ガ
スを除去し、かつ血液中に酸素を添加する人工肺におい
て、生体適合性が高く血小板損失が少なく、かつガス交
換能の優れた膜型人工肺に関するものである。
(先行技術) 従来、開心術の補助手段等として、良好なガス透過性を
有するガス交換膜を介して、血液と酸素含有ガスとを接
触させてガス交換を行なう膜型人工肺が用いられている
。またこのような膜型人工肺に用いられるガス交換膜と
しては、均質膜と多孔質膜の2種類があり、均質膜とし
ては、主にシリコーン膜が用いられており、一方、多孔
質膜としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテ
トラフルオロエチレン、ポリスルホン、ポリアクリロニ
1〜リル、ポリウレタン、ポリアミド等の種々の材質の
ものが知られている。このようなガス交換膜には、02
やCO2に対する透過係数が大きいこと、長期間血液を
循環させても血漿の漏洩が起こらないこと、ざらに、血
液に触れても血液に対する損傷、すなわち血液凝固、微
小血栓生成、血小板損失、血漿タンパクの変性、溶血な
どを起こさないこと等の性能が要求される。しかしなが
ら未だにこれらすべての要望を満たすガス交換膜は開発
されておらず、特に血液に対する損傷の面、すなわち生
体適合性の面は、最も優れているといわれているシリコ
ーン膜においても不充分である。
このため、人工肺等の体外循環においては、通常、薬物
による抗血栓療法が併用され、血液中にヘパリン等を添
加していた。しかしながらヘパリンは抗凝固性作用は期
待できるものの、血小板の粘着、凝集に対してはほとん
ど影響を与えないものであった。
TI 、発明の目的 従って本発明は、新規な膜型人工肺を提供することを目
的とする。本発明はまた、体外血液循環において血液中
の炭酸ガスを除去し、かつ血液中に酸素を添加する人工
肺において、生体適合性が高く血小板損失が少なく、か
つガス交換能の優れた膜型人工肺を提供することを目的
とする。
これらの開目的は、膜を人工肺において、ガス交換膜の
少なくとも白液接触面に、パーフルオロアルキル側鎖を
有するビニルモノマーを1成分とするビニル系共重合体
をコーティングしたことを特徴とする膜型人工肺により
達成される。
本発明は、前記ビニル系共重合体がパーフルオロアルギ
ル側鎖を有する(メタ)アクリレートモノマーを1成分
とする(メタ)アクリレート系共重合体でおる膜型人工
肺を示すものでおる。本発明はまた、前記ビニル系共重
合体がブロック共重合体でおる膜型人工肺を示すもので
おる。本発明はざらに、ブロック共重合体におけるパー
フルオロアルキル側鎖を有するビニルモノマーよりなる
ポリマー分と共重合体を構成する他のモノマーよりなる
ポリマー分との重量比が0.25〜1.5である膜型人
工肺を示すものである。本発明はざらにパーフルオロア
ルキル側鎖が−CH2CH2(CF2 )7 CF3で
ある膜型人工肺を示すものである。本発明はまたガス交
換膜が、多孔質膜である膜型人工肺を示すものである。
本発明はさらに多孔質膜が、オレフィン系樹脂製のもの
である膜型人工肺を示すものである。本発明はさらに、
多孔質膜が、ポリプロピレン製のものである膜型人工肺
を示すものである。本発明はざらにガス交換膜が均質膜
である膜型人工肺を示すものでおる。
本発明はまた、均質膜が、シリコーンゴム製のものでめ
る膜型人工肺を示すものでめる。本発明はまた、ガス交
換膜が中空糸状でおる膜型人工肺を示すものである。本
発明はさらにパーフルオロアルキル側鎖を有するビニル
モノマーを1成分とするビニル系共重合体は、0.00
1〜10μmの膜厚にコーティングされているものであ
る膜型人工肺を示すものである。
IH,発明の具体的構成 以下、本発明を図面に基づきより詳細に説明する。
第1図および第2図はそれぞれ本発明の脱型人工肺の一
実施態様に(+3&プる細部構造を示す拡大断面図でお
る。
本発明の膜を人工肺1のガス交換膜2は、第1図に示す
ように多孔質膜である、または第2図に示すように均質
膜でおる。ガス交換膜2が多孔質膜である場合、その材
質としてポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリスルホン、ポリアクリロニトリル
、セルロースアセデート等の疎水性高分子が用いられ得
るが、好ましくはオレフィン系樹脂であり、特に好まし
くはポリプロピレンであり、延伸法または固液層分離法
により微細孔を形成されたポリプロピレンが望ましい。
また、この多孔質膜は、例えばその肉厚は5〜800m
、好ましくは10〜60μm、空孔率20〜80%、好
ましくは30〜60%、また細孔3の径は0.01〜5
.0μm、好ましくは0.01へ−1,OA1m程度の
ものである。なお本実施態様においては、ガス交換膜2
は内径100〜1000μm1好ましくは100〜30
0μmの中空糸状のものとされている。一方、ガス交換
膜が均質膜である場合、その材質としてシリコーンゴム
、好ましくはシリカを含有しないシリコーンゴムが用い
られる。この均質膜は、例えばその肉厚は50〜300
μm1好ましくは80〜150μmのものである。なお
本実施態様においては、ガス交換膜2は内径100〜1
000μm、好ましくは100〜300μmの中空糸状
のものとされている。
しかして、該ガス交換膜2の少なくとも血液接触面には
、パーフルオロアルキル側鎖を有するビニルモノマーを
1成分とするビニル系共重合体の被膜が形成されている
パーフルオロアルキル側鎖を有するビニルモノマーを1
成分とするビニル系ブロック共重合体とは、任意のビニ
ル糸上ツマ−とパーフルオロアルキル側鎖をイ1するビ
ニルモノマーよりなる共重合体であり、好ましくは任意
のビニル系ポリマー(すなわちホモポリマー、ブロック
コポリマー、ランダムコポリマー等のいずれであっても
よい。)よりなる母体ブロックに、パーフルオロアルキ
ル側鎖を有するビニルモノマーのホモポリマーよりなる
ブロックが結合したいわゆるA−B型ブロック共重合体
である。パーフルオロアルキル側鎖を有するビニルモノ
マーとしては、−CH2(CF2 )2 H,−CH2
(CF2 >4 H,−CH2CF3、−CH2C)−
12(CF2 )7 C)−3等のパーフルオロアルキ
ル基、好ましくは−CH2CH2(CF2 )7 CF
3を側鎖として有するパーフルオロアクリレート、パー
フルオロメタクリレート等がある。一方、母体ブロック
を構成するビニルモノマーとしては、例えばメチルメタ
クリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、2−エチルへキシルメタクリレート等のアルキル
メタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレ
−1〜、ブチルアクリレート等のアルキルアクリレート
などがある。また、パーフルオロアルキル側鎖を有する
ビニルモノマーを1成分とするビニル系ブロック共重合
体において、パーフルオロアルキル側鎖を有するビニル
モノマーよりなるポリマー分と共重合体を構成するその
他のビニルモノマーよりなるポリマー分との重量比は、
0.25〜1.5、好ましくは0.25〜1.2とされ
る。すなわち、重量比が0.25以下であると、血小板
の粘着抑制に必要なミクロ相分離構造があられれない虞
れがあり、一方、重量比が1゜5を超えると、溶媒での
溶解が困鼎となり加工性が低下する虞れがあるためであ
る。該ブロック共重合体は、主鎖内にペルオキシ結合を
有する母体ブロックとなるビニル系ポリマーを得、次い
でこのポリマーを重合開始剤として、分散重合によりパ
ーフルオロアクリレートを重合させることによって得ら
れ得る。
このパーフルオロアルキル側鎖を有するビニルモノマー
を1成分とするビニル系ブロック共重合体は、アセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン類、メタノール、エタノール、
n−ブタノール、5ec−ブタノール等のアルコール類
、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、ジメチルホ
ルムアミド、テ1〜ラヒドロフラン、ジエチルエーテル
、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ等のエーテル類
、クロロホルムなどの有機溶媒に可溶である。
−に記カス交換膜2の少なくとも血液接触面に、パーフ
ルオロアルキル側鎖を有するビニルモノマーを1成分と
するビニル系共重合体の被膜4を形成するには、例えば
以下のようにして簡単に行なうことができる。すなわち
、ガス交換膜2の少なくとも血液接触面を該ビニル系共
重合体の例えば1〜10重量%、好ましくは3〜5重最
%の溶解溶液に浸漬等により接触させた後、溶媒を蒸発
させることにより形成される。用いられる溶媒としては
、上記溶媒のいずれを使用することも可能でおるが、好
ましくは、ケトン類の単独あるいは混合溶媒、およびこ
れらのケトン類とアルコール類との混合溶媒である。し
かしながら、製膜上の溶媒の蒸発のコントロールは必要
であり、例えば4/6(容量比)のメチルエチルケトン
/メチルイソブチルケトン、(4/6)/10 (容量
比〉の(メチルエチルケトン/メチルイソブチルケトン
)/エタノール等の混合溶媒が適当である。なおこのよ
うなガス交換膜2の該ビニル系共重合体によるコーティ
ングは、膜型人工肺1の組立前にも実施可能であるが、
モジュール組立後に行なうことが、膜型人工肺1のガス
交換膜以外の血液接触面を同時にコーティングできるた
めにより好ましい。
また、該ビニル系共重合体の被膜4の厚さは、0゜01
〜10μm、より好ましくは0.1〜5μmでおる。す
なわち5μmを超えると、ガス交換膜のガス交換能を低
下させるおそれおよびガス交換膜が中空糸状である場合
には、中空糸内に血液を通した場合、血液流路が縮小さ
れてしまう虞れがあるためでおる。
このようにガス交換膜にパーフルオロアルキル側鎖を有
するビニルモノマーを1成分とするビニル系共重合体を
コーティングすることによって接触する血液の血小板成
分等の損傷は極めて低くおざえられる一方、該ビニル系
共重合体は、非常に良好なガス透過性を有しているため
、膜型人工肺の02添加能およびCO2除去能を実質的
に低下させることはない。
第3図は、本発明の膜型人工肺の一実施態様でおる中空
糸膜型人工肺の組立状態を示すものでおる。すなわち、
該中空糸膜型人工肺1は、ハウジング5を具備してなり
、このハウジング5は筒状本体6の両端部にそれぞれ環
状の雄ネジ付き取付カバー7.8が設けられ、ハウジン
グ5内には、仝休が広がって多数の、例えば10,00
0〜6o、ooo本の上記したように少なくとも血液接
触面がパーフルオロアルギル側鎖を有するビニルモノマ
ーを1成分とするビニル系共重合体によりコーティング
された多孔質または均質の中空糸状のガス交換膜2がハ
ウジング5の長手方向に沿って並列的に相nにだ1間配
置されている。そして、このガス交換膜2の両端部は、
取付カバー7.8内においてそれぞれの開口が閉塞され
ない状態で隔壁9,10により液密に支持されている。
また、上記各隔至9,10は、ガス交換膜2外周而と上
記ハウジング5の内面とともに第1の物質移動室である
酸素室11を構成し、これを閉塞し、かつ上記ガス交換
膜2の内部に形成される第2の物質移動流体用空間であ
る血液流通用空間(図示しない)と酸素室11を隔離す
るものでおる。
一方の取付カバー7には、第1の物質移動流体でおる酸
素を供給する導入口12が設けられている。他方の取付
カバー8には酸素を排出する導出口13が設けられてい
る。
上記ハウジング5の筒状本体6の内面には、軸方向の中
央に位置して突出する絞り用拘束部14を設けることが
好ましい。すなわち、拘束部14は上記筒状本体6の内
面に筒状本体と一体に形成されていて、筒状本体6内に
挿通される多数のガス交換膜2からなる中空糸束15の
外周を締め付けるようになっている。こうして、上記中
空糸束15は、第1図で示すように軸方向の中央におい
て絞り込まれ、絞り部16を形成している。したがって
、ガス交換膜2充填率は、軸方向に沿う各部において異
なり、中央部分において最も高くなっている。なあ、後
述する理由により望ましい各部の充填率は次の通りであ
る。まず、中央の絞り部16における充填率は、約60
〜80%、その細筒状本体6内では約30〜60%でお
り、中空糸束15の両端、つまり隔壁9,10の外面に
おける充填率では、約20〜40%である。
次に、上記隔壁9,10の形成について述べる。
前述したように隔壁9,10は、ガス交換膜2の内部と
外部を隔離するという重要な機能を果たすものである。
通常、この隔壁9,10は、極性の高い高分子ポツティ
ング材、たとえばポリウレタン、シリコーン、エポキシ
樹脂等をハウジング5の両端内壁面に遠心注入法を利用
して流し込み、硬化させることにより作られる。ざらに
詳3xすれば、まず、ハウジング5の長さより長い多数
の中空糸膜2を用意し、この両開口端を粘度の高い樹脂
によって目止めをした後、ハウジング5の筒状本体6内
に並べて位置せしめる。この後、取付はカバー7.8の
径以上の大きさの型カバーで、ガス交換膜2の各両端を
完全に蕾って、ハウジング5の中心軸を中心にそのハウ
ジング5を回転させながら両″端部側から高分子ボッデ
ィング材を流入する。流し終って樹脂が硬化すれば、上
記型カバーを外して樹脂の外側面部を鋭利な刃物で切断
してカス交換11!2の両開口端を表面に露出させる。
かくして隔壁9,10は形成されることになる。
上記隔壁9,10の外面は、環状凸部を有する流路形成
部材17.18でそれぞれ覆われている。
この流路形成部材17.18はそれぞれ液分配部材19
.20およびネジリング21.22よりなり、この液分
配部材19.20の周縁部付近に設けられた環状凸部と
して突条23.24の端面を前記隔壁9,10にそれぞ
れ当接させ、ネジリング21.2.2を取付はカバー7
.8にそれぞれ螺合することにより固定することにより
第2の物質移動流体である血液の流入至25および流出
室26がそれぞれ形成されている。この流路形成部材1
7.18にはそれぞれ第2の物質移動流体である血液人
口27および出口28が形成されている。
この隔壁9,10と、流路形成部材17.18とにより
形成される隔壁9,10の周縁部の空隙部には、該空隙
部に連通する少なくとも2個の孔31.32の一方より
充填剤33.34を充填することにより前記隔壁9,1
0と接触するようにシールされる。あるいはまた、Oリ
ング(図示せず)を介してシールされる。
なお、前記中空糸膜型人工肺において、第1の物質移動
流体としては空気等の酸素含有ガスまたは血液であり、
第2の物質移動流体としては血液または酸素含有ガスで
おる。したがって、第1の物質移動流体がガスの場合に
は第2の物質移動流体は血液であり、一方、第1の物質
移動流体が血液の場合には第2の物質移動流体はガスで
ある。
以上は、中空糸膜型人工肺の場合について説明したが、
積層式、1枚の膜をコイル状に巻いたもの、ジグザグ状
に折込んだもの等の平膜型人工肺についても、用いられ
るガス交換膜の少なくとも血液と接触する而にパーフル
オロアルキル側鎖を有するビニルモノマーを1成分とす
るビニル系共重合体をコーティングしたものであれば、
生体適合性が高く接触する血液の血小板等の損傷が極め
て小さく、かつガス交換能の優れた膜型人工肺が得られ
る。
以下、実施例を挙げて本発明をざらに詳細に説明する。
実施例1およσ比較例1 内径200μ空、肉厚100μmのシリコーンゴム製中
空糸膜を用いて、膜面積1.6尻の第3図に示すような
中空糸膜型人工肺を作成した。
一方(メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート)
−パーフルオロプロピルアクリレートブロック共重合体
く分子量比(25:25):50)をメチルエチルケト
ン/メチルインブチルケトンの476混合溶媒に溶解し
て3重量%溶液とした。
この(メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート)
−パーフルオロプロピルアクリレート共重合体溶液を上
記中空糸膜型人工肺の血液流通面に1分間充填した後、
液を排出しエアーを吹通して、溶媒を除去し、被膜を形
成した。被膜を形成した膜Jvjへ][肺(実施例1お
よびコーティング処理をfl ’tわなかった膜型人工
肺(比較例1)について/Jス交換能を評価するために
、新鮮ヘパリン加生血を用い、M素ガス分圧35 mm
t+g、炭酸ガス分圧45mmt(gとなる静脈血を作
製し、これを人工肺の血液流路に流通させて性能評価を
行なった。なお用いられた生血のヘモグロビン含量は1
2g/旧で、温度は37°Cであった。
酸素流量と血液流♀の比が1のときの血液流量と酸素ガ
ス添加能および炭酸ガス除去能との関係は、第1表に示
すとおりである。第1表から明らかなように実施例1の
膜型人工肺と比較例1の膜型人工肺において、ガス交換
能の実質的相違は認められなかった。
さらに、これらの膜型人工肺を、犬を用いて6時間の静
脈−動脈部分体外循環にかけたところ、実施例1の膜型
人工肺においては、血小板の減少が5%でおるのに対し
比較例1の膜を人工肺においては15%でめった。
実施例2および比較例2 内径200μm、肉厚25μ771s’jE孔率45%
、平均孔径700への多孔性ポリプロピレン製中空糸膜
を用−いて膜面積1.671iの第3図に示すような中
空糸膜型人工肺を作成した。
一方(メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート)
−パーフルオロプロピルアクリレート共重合体(分子量
比(25:25):50)をメチルエチルケトン/メチ
ルイソブチルケトンの4/6混合溶媒に溶解して30重
量%溶液を調装した後、エタノールで3重量%にまで希
釈した。この希釈溶液を用いて実施例1と同様にして中
空糸膜型人工肺の血液流通面に被膜を形成した。被膜を
形成膜型人工肺(実施例2)およびコーティング処理を
行なわなかった膜型人工肺(比較例2)について、実施
例1および比較例1と同様にしてガス交換能を評価した
。結果を第1表に示す。第1表から明らかなように実施
例2の膜型人工肺と比較例2の膜型人工肺において、ガ
ス交換能の実質的相違は認められなかった。
ざらに、これらの膜型人工肺を、雑犬を用いた30時間
の静脈−動脈部分体外循環にかけたところ、実施例2の
膜型人工肺においては、血小板減少が10%であるのに
対し比較例2の膜型人工肺においては25%でおった。
(以下余白) %    =    5    = IV、発明の具体的効果 以上述べたように、本発明は、膜型人工肺において、ガ
ス交換膜の少なくとも血液接触面に、パーフルオロアル
キル側鎖を有するビニルモノマーを1成分とするビニル
系共重合体をコーティングしたことを特徴とする膜型人
工肺であるから、該模型人]に肺に血液を循環させても
、該膜型人工肺との接触による血液凝固、微小血栓の生
成、血小板損失、血漿タンパクの変性、溶血等の血液成
分の損傷が極めて少なく、いわゆる生体適合性の高いも
のであり、またそのガス交換能も、パーフルオロアルキ
ル側鎖を有するビニルモノマーを1成分とするビニル系
共重合体の被膜は極めてガス透過性が高く、ガス交換膜
の本来有するガス交換能を何ら阻害するものではないた
めに十分なものであり、極めて優れた膜型人工肺である
本発明の膜型人工肺は、ざらに前記ビニル系共重合体が
パーフルオロフルキル側鎖を有する(メタ〉アクリレー
トモノマーを1成分とする(メタ)アクリレート系共重
合体である場合、また前記ビニル系共重合体がブロック
共重合体である場合、さらに前記ブロック共重合体にお
けるパーフルオロアルキル側鎖を有するビニルモノマー
よりなるポリマー分と共重合体を構成する他のモノマー
よりなるポリマー分との重量比が0.25〜1.5であ
る場合、さらにはパー”ノルオロアルキル側鎖が−CH
2CH2(CF2>v CF3である場合にはさらに生
体適合性の高いものとなり、またガス交換膜がオレフィ
ン系樹脂、より好ましくはポリプロピレン製の多孔質膜
またはシリコーンゴム型の均質膜である場合には、その
カス交換能のより優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の膜型人工肺の一実施態
様におけるそれぞれのガス交換膜の拡大断面図であり、
また第3図は、本発明の膜型人工肺の一実施態様である
中空糸膜型人工肺の部分断面図を示す−bのである。 1・・・膜型人工肺、2・・・ガス交換膜、3・・・細
孔、4・・・被膜、 5・・・ハウジング、 6・・・
筒状本体、9.10・・・隔壁、 11・・・第1の物
質移動至、12.13・・・第1の物質移動流体導入出
口、15・・・中空糸束、 27.28・・・第2の物質移動流体導入出口。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)膜型人工肺において、ガス交換膜の少なくとも血
    液接触面に、パーフルオロアルキル側鎖を有するビニル
    モノマーを1成分とするビニル系共重合体をコーティン
    グしたことを特徴とする膜型人工肺。
  2. (2)前記ビニル系共重合体がパーフルオロアルキル側
    鎖を有する(メタ)アクリレートモノマーを1成分とす
    る(メタ)アクリレート系共重合体である特許請求の範
    囲第1項に記載の膜型人工肺。
  3. (3)前記ビニル系共重合体がブロック共重合体である
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の膜型人工肺
  4. (4)前記ブロック共重合体におけるパーフルオロアル
    キル側鎖を有するビニルモノマーよりなるポリマー分と
    共重合体を構成する他のモノマーよりなるポリマー分と
    の重量比が0.25〜1.5である特許請求の範囲第3
    項に記載の膜型人工肺。
  5. (5)パーフルオロアルキル側鎖が−CH_2CH_2
    (CF_2)_7CF_3である特許請求の範囲第1項
    〜第4項のいずれかに記載の膜型人工肺。
  6. (6)ガス交換膜が、多孔質膜である特許請求の範囲第
    1項〜第5項のいずれかに記載の膜型人工肺。
  7. (7)多孔質膜が、オレフィン系樹脂製のものである特
    許請求の範囲第6項に記載の膜型人工肺。
  8. (8)多孔質膜が、ポリプロピレン製のものである特許
    請求の範囲第7項に記載の膜型人工肺。
  9. (9)ガス交換膜が均質膜である特許請求の範囲第1項
    〜第5項のいずれかに記載の膜型人工肺。
  10. (10)均質膜が、シリコーンゴム製のものである特許
    請求の範囲第9項に記載の膜型人工肺。
  11. (11)ガス交換膜が中空糸状である特許請求の範囲第
    1項〜第10項のいずれかに記載の膜型人工肺。
  12. (12)パーフルオロアルキル側鎖を有するビニルモノ
    マーを1成分とするビニル系共重合体は、0.001〜
    10μmの膜厚にコーティングされているものである特
    許請求の範囲第1項〜第11項のいずれかに記載の膜型
    人工肺。
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